JPH02278654A - 商品パッケージの収納ケースとこれを格納する外装ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はブリスターパッケージなど台紙部の下部に電池
などの商品を保持する商品パッケージを複数収納する収
納ケースと、これを格納する外装ケースに関するもので
ある。

従来の技術 乾電池などの商品を店頭において吊り下げた状態などで
展示することを目的とした商品パッケージとして、例え
ば実開昭６１−９０７５８号公報で知られているブリス
ターパッケージがある。

このブリスターパッケージは、第１１図（本図には横向
きで示している。）に示すように、台紙部５１と、この
台紙部５１の下部を被覆する透明合成樹脂製の被覆部５
２とからなり、被覆部５２は台紙部５１に接合される接
合部５３と商品を収容する収容部５４とを備えている。

従って商品はパッケージ５５の下部に保持され、台紙部
５１の上端部に吊り下げ用の孔５６が設けられると共に
、上部には商品名などのコピーが印刷されている。販売
店において、値札は通常この上部スペースに貼着される
。

このような商品パッケージ５５を販売店に出荷する際に
用いられるケースの第１従来例として、第１１図に示す
ように、例えば１ダースの商品パッケージ５５を互いに
上下逆向きにして重ね合わせ、コンパクトに収納するも
のが知られている。

しかし店頭でこれら商品パッケージ５５を展示する際に
このケース５７が展示ケースとして使用されることはな
く、店頭ではこのケース５７から商品パッケージ５５を
取り出し、フックに吊り下りるなど別の展示手段によっ
て展示される。

第１２図に示す第２従来例は、出荷時のケース５８を店
頭での展示ケースに利用することができるもので、ケー
ス５８はミシン目によって上部ケース５８ａと下部ケー
ス５８ｂとに分割可能である。従って上部ケース５８ａ
を切り離せば、下部ケース５８ｂが展示ケースとなり、
商品パッケージ５５を起立状態で保持して展示すること
ができる。この従来例では、展示効果を目的として、商
品パッケージ５５を予めその上下方向や向きを揃えて収
納したり、下部ケース５８ｂの上端縁の形状に工夫を凝
らしている。又商品パッケージ５５の前後間隔が略一定
となるよう、出荷時に商品パッケージ５５の動きを拘束
していた保護パノＩ・をスペーサ５９に利用できる工夫
もされている。

発明が解決しようとする課題 しかし第２従来例では、商品パッケージを上下同一方向
に揃えなければならないため、ケース内の上部空間が商
品パッケージの上部のみで占められる分、ケースが大型
化するという問題がある。

又ミシン目の部分でケースが出荷中に破損し易く、更に
販売店でばこのケースをミシン目に沿って綺麗に分割し
なければならないため、展示ケースの形成に手間がかか
るという問題がある。

又保護バットを利用したスペーサが別部材であり、商品
パッケージの出し入れの際は一々このスペーサを取外さ
なければならないため、販売店において商品パッケージ
に値付けなどを行うのに不便であり、且つ生産現場では
前記保護バットを装着しなければならないため、箱詰め
作業の自動化によるコストダウンが困難であるという問
題もある。

更に出荷時のケースから一つの展示ケースしか形成でき
ないため、ストックを多く持ちたくない販売店に対する
小口分割が困難であるとい・う問題もある。

本発明は上記問題点に鑑み、小スペースで商品パッケー
ジを収納することができると共に、商品パッケージの出
し入れが簡単で箱詰め作業の自動化を図ることができ、
且つ小口分割可能な展示ケースとして利用することがで
きる商品パッケージの収納ケースと、これを格納するの
に好適な外装ケースとを提供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 本発明の商品パッケージの収納ケースは、台紙部の下部
に商品を保持する商品パッケージの収納ケースであって
、複数の商品パッケージを上下方向に入出可能に支承す
る二つのパッケージ収納ボックスからなり、これらパッ
ケージ収納ボックスが商品パッケージの前後間隔を略一
定に保持する位置決め部を夫々備え、両パッケージ収納
ボックスの相隣接する側壁が上端水平部の折り筋で連続
しており、且つ両パッケージ収納ボックスを前記折り筋
を中心として互いに上下逆向きの位置に移動させた状態
で、一方のパッケージ収納ボックスに保持された商品パ
ッケージの上部と他方のパッケージ収納ボックスに保持
された商品パッケージの上部とが互いに重なるように構
成したことを特徴とする。

尚、上記構成において、二つのパッケージ収納ボックス
を上端水平部で二分割可能に構成したり、パッケージ収
納ボックスの前面壁をその周辺部を残して開放し、この
パッケージ収納ボックスの最前部に収納された商品パッ
ケージが保持する商品を前記前面壁から前方に突出させ
るように構成すると好適である。

本発明の外装ケースは、上記収納ケースを、両パッケー
ジ収納ボックスが互いに逆向きとなった姿勢で格納可能
な断面矩形状の筒体であって、この筒体の稜線部と交わ
る方向の切り込み部によって形成される凹陥可能な折返
し部を、格納状態にある前記収納ケースの抜け止め可能
な部位に設けたことを特徴とする。

作　　　用 本発明の商品パッケージの収納ケースによれば、上下逆
向きで互いに対向する二つのパッケージ収納ボックスを
、対応する夫々の側壁が互いに合わさるように折り筋を
中心に移動させ、同一の向きとすることによって、ワン
タンチで左右−組みの展示ケースを形成することができ
る。又展示ケース自身が複数の商品パッケージの前後間
隔を略一定に保持する位置決め部を備えているので、第
２従来例のような別部材のスペーサを−々動か−Ｊよう
な手間をかけずに商品パッケージの出し入れを行うこと
ができる。従って販売店におりる値伺しノなどの作業を
円滑に行うことができ、且つ生産現場における箱詰め作
業の自動化が可能となる。

この収納ケースは出荷時において、一方のパッケージ収
納ボックスに保持された商品パッケージの上部と他方の
パッケージ収納ボックスに保持された商品パッケージの
上部とが互いに重なるようにこれら商品パッケージを収
納することができるので、その骨収納スペースをコンパ
クトにすることができる。

尚、二つのパッケージ収納ボックスを上端水平部で二分
割可能に構成すれば、二つの展示ケースに分割すること
ができるので、小口分割が可能となる。又パッケージ収
納ボックスの前面壁を開放し、このパッケージ収納ボッ
クスの最前部に収納された商品パッケージが保持する商
品を前記前面壁から前方に突出させるように構成するこ
とにより、商品を顧客に対してより強くアピールさせる
ことでき、展示効果を一層高めることができる。

又本発明の外装ケースによれば、上記構成の収納ケース
を両パッケージ収納ボックスが互いに逆向きとなった姿
勢で格納することにより、両パッケージ収納ボックスに
夫々保持された商品パッケージの上部が互いに重ねた状
態に拘束することができるので、複数の商品パッケージ
をコンパクトに格納することができる結果、外装ケース
を小型化でき、出荷時の荷姿を小さくすることができる
。又外装ケースの折返し部を凹陥させて収納ケース又は
商品パッケージに当接させることにより、収納ケースの
抜け止めを行うことができる。尚、前記折返し部を起こ
して前記当接を解除すれば収納ケースの引出しが可能と
なる。更に本発明の外装ケースは、第２従来例のような
ミシン目がないので、このようなミシン目に起因する破
損を回避することができる。

実施例 第１図〜第６図は、本発明を電池を保持するフリスター
パッケージ１の収納ケース２とこれを出し入れ可能に格
納する外装ケース３とに適用した第１実施例を示してい
る。

収納ケース２は−組みのパッケージ収納ボックス４．４
からなり、これらパッケージ収納ボックス４を、第１図
に示すように折り筋５を介して折り合わせ、店頭での展
示ケースとすることができると共に、第３図に示す状態
で前記外装ケース３に格納することができる。

各パッケージ収納ボックス４は上面側に開口を有し、夫
々の一方の側壁６が上端水平縁で接続されている。この
上端縁には前記折り筋５が形成されている。各パッケー
ジ収納ボックス４の背面壁７は前記側壁６と同一高さで
、第３図実線で示す収納ケース２の状態では両背面壁７
．７の上端縁が当接する。各パッケージ収納ボックス４
の他方の側壁８及び前面壁９は共に同一高さで、前記側
壁６及び背面壁７よりも低く設定している。この側壁８
の上端縁には、ブリスターパッケージ１の厚さ寸法に応
じて複数のブリスターパッケージ１を前後間隔が略一定
となるように位置決めするだめのスペーサ１０が設けら
れている。前記前面壁９ば凹形状に形成され、ブリスタ
ーパッケージ１に保持されている電池を顧客にアピール
できるようにしている。

ここで前記ブリスターパッケージ１について、第５図を
参照しながら説明する。ブリスターパッケージｌは、台
紙部１１と、この台紙部１１の下部を被覆する透明合成
樹脂製の被覆部１２とからなり、被覆部１２は台紙部１
１に接合される接合部１３と電池を横向きで上下四段に
収容する収容部１４とを備えている。台紙部１１の上辺
部には吊り下げ展示用の孔１５を設けている。

前記外装ケース３は、第３回及び第４図に示すように、
断面矩形状の筒体からなり、その内周断面形状は、前記
収納ケース２（第３図実線）の外周断面形状よりも若干
大である。外装ケース３の四条の稜線部１６の内、上面
両側の二条の稜線部１６の中央部に、折返し部１７を夫
々設けているこの折返し部１７は、稜線部１６に略直交
する前後二つの切り込み１８．１８によって外装ケス３
の内方に凹陥可能である。両切り込み１８．１８間の寸
法Ｍは、収納ケース２の両パッケージ収納ボックス４に
夫々収納されたブリスターパ・７ケージ１、■の両゛収
容部１４．１４間の寸法Ｎと路間−である。両切り込み
１８．１８の夫々の両端を結ぶ線上には前記凹陥が容易
なように折り筋が形成されている。上面側に位置する折
り筋の中央部近傍に、略半円状の孔１９を設けている。

これにより折返し部１７が凹陥状態にあるとき第４図に
示すように、両孔１９．１９間に把手２０を形成するこ
とができる。

以上の構成において、収納ケース２を第１図に示すよう
にセントすることによって、二つのパッケージ収納ボッ
クス４．４が横に並んだ展示ケスをワンタンチで形成す
ることができる。

この展示ケースは、複数のブリスターパッケージ１が上
下同一方向で前向きに揃っており、顧客に対して左右両
側壁８．８及び前面壁９．９の高さが低く、しかもこの
前面壁９が凹形状に形成されブリスターパッケージ１の
下部に保持されている電池が良く見えるようにしている
ので、展示効果を高めることができる。又これらブリス
ターパッケージ１の前後間隔は各スペーサ１０によって
略一定に保持され、整然とした印象を与えることができ
る。尚、最前部のブリスターパッケージｌには、顧客が
抜き出し易いように、対応するスペーサを設けていない
。

ブリスターパッケージ１を小口に分割する場合は、収納
ケース２のパッケージ収納ボックス４．４を折り筋５で
二分割することにより、第６図に示すように、パッケー
ジ収納ボックス４を単位とする分割が可能である。しか
も、各パッケージ収納ボックス４がそのまま展示ケース
となるので、店頭での展示効果も維持するごとができる
。

生産現場における箱詰めは、収納ケース２が第１図に示
す姿勢で行われる。従って箱詰めは、所定数のブリスタ
ーパッケージ１を各パッケージ収納ボックス４に入れる
だけで各ブリスターパッケージ１はスペーサ１０により
正しい前後間隔で収納される。次に、収納ケース２を、
第３図仮想線で示す姿勢から同図実線で示す姿勢に開き
、外装ケース３内に差し込む。このとき、外装ケース３
の折返し部１７は未だ凹陥されていないので、収納ケー
ス２を円滑に差し込むことができる。その後、第４図に
示すように折返し部１７を外装ケース３の内方に凹陥す
る。これにより、折返し部１７が両パッケージ収納ボッ
クス４の最上段位置に収納されている夫々のブリスター
パッケージ１の再収容部１４．１４間に割り込む結果、
収納ケース２の抜け止めを行うことができる。又折返し
部１７を凹陥したことにより、外装ケース３上面の両孔
１９．１９間に把手２０を形成することができる。

第７図〜第１０図は、本発明を電池を保持するブリスタ
ーパッケージ１の収納ケース２とこれを出し入れ可能に
格納する外装ケース３とに適用した第２実施例を示して
いる。

本実施例では、第９図及び第１０図に示すように、収納
ケース２のパッケージ収納ボックス４の前面壁９を、そ
の周縁両側部及び周縁下部を残して大きく開放し、パッ
ケージ収納ボックス４の最前部に収納されたブリスター
パッケージ１の収容部１４を前面壁９から前方に突出さ
せ、電池を強力にアピールできるようにしている。前記
前面壁９は凹字状に形成され、前記ブリスターパッケー
ジ１の台紙部１２の両側縁下部、下端縁部に係合してこ
のブリスターパッケージ１の前方への動きを規制してい
る。

これに伴い、外装ケース３はその内周断面形状を、第７
図に示すように、前記収納ケース２の外周断面形状に前
記収容部１４が突出した分を付加した寸法としている。

又本実施例の折返し部１７は外装ケース３の両端部に設
ＬＪでいる。ずなわぢ−条の稜線部１６の両端近傍位置
に切り込み１８を夫々入れている。両切り込み１８．１
８間の寸法Ｐは、第８図に示すように、収納ケース２の
一方のパッケージ収納ボックス４に収納されたブリスタ
ーパッケージ１の収容部１４の下端部と、他方のパッケ
ージ収納ボックス４に収納されたブリスターパッケージ
１の収容部１４の下端部との間の寸法Ｑと路間−である
。尚、外装ケース３の長さ寸法を収納ケース２よりも大
きくし、折返し部１７が凹陥状態で収納ケース２の左右
両端面に当接するように構成してもよい。又外装ケース
３を上記収納ケース２以外の格納物を格納する格納ケー
スに適用する場合、全体形状や折返し部１７の位置など
は格納物の形状などに応じて適宜設計すると好適である
。

本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成するこ
とができる。

例えば本発明は上記実施例Ｑこ示ずブリスターパッケー
ジ以外の商品パッケージに適用することができるのは勿
論で、収納ケース、外装ケースの形状は商品パッケージ
の形状やその個数に応じて適宜設計することができる。

発明の効果 本発明の商品パッケージの収納ケースは、小スペースで
複数の商品パッケージを収納することができるのみなら
ず、商品パッケージの出し入れが簡単で値付は作業を容
易に行うことができると共に、箱詰め作業の自動化によ
るコストダウンを図ることができ、且つ小口分割可能な
展示ケースとし゛ζ利用することができる。

本発明の外装ケースは、格納された上記収納ケースの抜
け止めを容易に行うことができ、しかも構造簡単で製造
コストを安価に抑えることができると共に、小型化が可
能で且つ出荷時などの際に破損が生じにくい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例におけるブリスターパッケ
ージの収納ケースを展示ケースに利用した状態を示す斜
視図、第２回はその平面図、第３図は同実施例において
収納ケースを外装ケースに格納する状態を示す斜視図、
第４図はその出荷時の形状を示す斜視図、第５図はブリ
スターパッケージの斜視図、第６図は収納ケースの分割
使用状態を示す斜視図、第７図は本発明の第２実施例に
おいてブリスターパッケージの収納ケースが外装ケース
に格納された状態を示す斜視図、第８図は同実施例にお
いて収納ケースを外装ケースに格納する状態を示す斜視
図、第９図は同収納ケースを展示ケースに利用した状態
を示す斜視図、第１０図はその平面図、第１１図は第１
従来例においてブリスターパッケージの出荷に用いられ
るケースの斜視図、第１２図は第２従来例においてブリ
スターパッケージの出荷に用いられるケースを展示ケー
スに利用した状態を示す分解斜視図である。 １・・・ブリスターパッケージ、２・・・収納ケース、
３・・・外装ケース、４−・−パッケージ収納ボックス
、５・・・折り筋、６・・・側壁、９・・・前面壁、１
０・・スペーサ、１１・・・台紙部、１６・・・稜線部
、１７・・・折返し部、１８・・・切り込み。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）台紙部の下部に商品を保持する商品パッケージの
   収納ケースであって、複数の商品パッケージを上下方向
   に入出可能に支承する二つのパッケージ収納ボックスか
   らなり、これらパッケージ収納ボックスが商品パッケー
   ジの前後間隔を略一定に保持する位置決め部を夫々備え
   、両パッケージ収納ボックスの相隣接する側壁が上端水
   平部の折り筋で連続しており、且つ両パッケージ収納ボ
   ックスを前記折り筋を中心として互いに上下逆向きの位
   置に移動させた状態で、一方のパッケージ収納ボックス
   に保持された商品パッケージの上部と他方のパッケージ
   収納ボックスに保持された商品パッケージの上部とが互
   いに重なるように構成したことを特徴とする商品パッケ
   ージの収納ケース。
2. （２）二つのパッケージ収納ボックスを、上端水平部で
   二分割可能に構成した請求項１記載の商品パッケージの
   収納ケース。
3. （３）パッケージ収納ボックスの前面壁をその周辺部を
   残して開放し、このパッケージ収納ボックスの最前部に
   収納された商品パッケージが保持する商品を前記前面壁
   から前方に突出させるように構成した請求項１記載の商
   品パッケージの収納ケース。
4. （４）請求項１記載の商品パッケージの収納ケースを、
   両パッケージ収納ボックスが互いに逆向きとなった姿勢
   で格納可能な断面矩形状の筒体であって、この筒体の稜
   線部と交わる方向の切り込み部によって形成される凹陥
   可能な折返し部を、格納状態にある前記収納ケースの抜
   け止め可能な部位に設けたことを特徴とする外装ケース
   。