JPH02278178A - えい航式パッシブソーナー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はえい航式パッシブソーナー装置に関し、特に艦
船に装備するえい航式パッシブソーナー装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の艦船搭載用のえい航式パッシブソーナー
装置は、艦船からえい航されたえい航受波部が直線状に
えい航されるという仮定法こもとづいて、各受波器の出
力位相を合成し所望の受波ビームを形成する整相処理が
施されていた。

また、艦船とえい航受波部の方位差を修正する方位補正
は、艦船及び直線状であると仮定されたえい航受波部の
それぞれに配備されたジャイロを利用し、両ジャイロの
示す方位差を利用して方位補正方法がとられていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の艦船搭載用えい航式パッシブソーナー装
置は、えい航受波部がえい航状態で直線であると仮定し
ているので、艦船が変針を行なった場合にはえい航受波
部が変曲し、直線状であると仮定して設定している整相
が乱れることになる。

また、針路が一定となった後も、えい航受渡部が直線状
となり整相が安定するまでに時間がかかる。

従って、艦船が変針中の間及び変針後のしばらくの間は
、本来の性能が発揮できないという欠点がある。

本発明の目的は上述した欠点を除去し、艦船の変針中及
びその直後においても、えい航受波部が直線状態と同じ
ような整相を確保することができるえい航式パッシブソ
ーナー装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の装置は、えい航式受波部をえい航ケーブルによ
って水中えい航するえい航式パッシブソーナー装置にお
いて、前記えい航受波部を複数の受波器群に分けてそれ
ぞれの受波器群ごとにジャイロを配備し、前記複数の受
波器群のそれぞれの位相合成によって得られるえい航状
態の見かけの整相方位とえい航方向の真の整相方位との
差異を補正しつつえい航する手段を備えて構成される。

〔実施例〕

次に、図面を参照して本発明を説明する。

第１図は本発明のえい航式パッシブソーナー装置の水中
えい前部の一実施例の構成図である。

第１図に示す実施例の水中えい前部１２は、えい航ケー
ブル２とえい航受波部３から成り、えい航ケーブル２は
信号を送受信するとともにえい航受波部３をえい航する
。また、えい航受波部３は、えい航ケーブル２で発生す
る振動を減衰遮断する前部減衰器４と、それぞれが専用
のジャイロを配備した複数の受波器群８を縦列接続した
受渡器部５と、えい航中のえい航受波部３の整流状態を
確保する整流翼などを配設した整流索７と、整流索７の
振動を減衰遮断する後部減衰器６を備えて成り、全体が
艦船１によってえい航される。

第２図は第１図の水中えい前部の受波器群８の構成を示
す平面図である。

受波器群８は互いに必要な結線（図示せず）を施した複
数の円筒形の受渡器９と、受波器それぞれの方位を得る
ジャイロ１０を配備し、相互間はジヨイント１１で結合
される。

第３図は本発明のえい航式パッシブソーナー装置の全体
構成図である。

第１図に示す水中えい前部１２は、艦船１搭載の吊下揚
収部１３によって吊下、ならびに揚収される。第３図に
示す各構成のうち、水中えい前部１２以外はすべて艦船
１に装備される。

水中えい前部１２の各受波器群８において受信された信
・号及びジャイロ信号は、えい航ケーブル２を通して受
信処理部１４に供給される。

受信処理部１４は、入力される信号及びジャイロ信号か
ら各受波器群ごとに方位補正を行なった後、整相加算処
理を行ない、分析処理部１５及記録部１６に出力する。

分析処理部１５は、入力信号の周波数分析、自乗積分処
理等を行ない、処理情報を制御表示部１７に出力する。

記録部１６においては、入力された信号を磁気テープに
記録する。また制御表示部１７では入力された処理情報
から各種表示処理を行なう。

第４図は本発明における受信信号の方位補正を示す説明
図である。

えい航している艦船に対して直線状にえい航されている
と仮定した時の真の整相方位θに対して、えい航受波部
がわん曲した場合のｎ番目の受波器群ｎ及び受波器群ｎ
＋１のそれぞれの見かけの整相方位はθｎ、θｎ＋１と
なる。見かけの整相方位に対して各受波器群のジャイロ
より検出された受波器群方位から真の整相方位θと見か
けの整相方位θｎ、θｎ＋１との補正量Δθｎ、Δθｎ
十１を求め、方位補正を行なう。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、えい航受波部を複数個の
受波器群に分けて縦列接続し、かつ各受波器群にジャイ
ロを装着して整相方位の補正を行なうことにより、艦船
が変針してえい航受波部がわん曲した場合においても、
えい航受波部が直線状にえい航されているものと同じ状
態での整相を行ない、整相方位の乱れによる探知性能の
劣化を著しく抑圧することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のえい航式パッシブソーナー装置の水中
えい航部の一実施例の構成図、第２図は第１図の受波器
群８の構成を示す平面図、第３図は本発明のえい航式パ
ッシブソーナー装置の全体構成図、第４図は本発明にお
ける受信信号の整相方位補正を示す説明図である。 １・・・艦船、２・・・えい航ケーブル、３・・・えい
航受波部、４・・・前部減衰器、５・・・受渡器部、６
・・・後部減衰器、７・・・整流索、８・・・受波器群
、９・・・受渡器、１０・・・ジャイロ、１１・・・ジ
ヨイント、１２・・・水中えい航部、］３・・・吊下揚
収部、１４・・・受信処理部、１５・・・分析処理部、
１６・・・記録部、１７・・・制御表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. えい航受波部をえい航ケーブルによって水中えい航する
   えい航式パッシブソーナー装置において、前記えい航受
   波部を複数の受波器群に分けてそれぞれの受波器群ごと
   にジャイロを配備し、前記複数の受波器群のそれぞれの
   位相合成によって得られるえい航状態の見かけの整相方
   位とえい航方向の真の整相方位との差異を補正しつつえ
   い航する手段を備えて成ることを特徴とするえい航式パ
   ッケーシブソーナー装置。