JP2947622B2 - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
- Publication number
- JP2947622B2 JP2947622B2 JP3005323A JP532391A JP2947622B2 JP 2947622 B2 JP2947622 B2 JP 2947622B2 JP 3005323 A JP3005323 A JP 3005323A JP 532391 A JP532391 A JP 532391A JP 2947622 B2 JP2947622 B2 JP 2947622B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mti
- moving target
- function
- radar apparatus
- received signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動目標のみを検出
指示するMTI(移動目標指示)機能を有するレーダ装
置に関する。
指示するMTI(移動目標指示)機能を有するレーダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来のMTI機能を有す
るレーダ装置は、図2に示すように、複数のアンテナ素
子11〜1nからなるアレイアンテナ1で得られた受信
ビームを方位方向合成器2でビーム合成し、受信機3に
て復調し、MTI装置4にて移動目標を検出指示する。
るレーダ装置は、図2に示すように、複数のアンテナ素
子11〜1nからなるアレイアンテナ1で得られた受信
ビームを方位方向合成器2でビーム合成し、受信機3に
て復調し、MTI装置4にて移動目標を検出指示する。
【0003】しかしながら、上記構成の従来のレーダ装
置では、方位方向合成器2のビーム合成後にMTIを実
行するようにしているため、MTI装置入力時のビーム
半値電力幅は非常に小さな値となっている。このため、
MTIにおいて、ビーム走査による受信信号の位相ある
いは振幅のゆらぎから、固定目標の消え残りが発生して
しまい、このことがMTI機能の精度低下を招いてい
る。
置では、方位方向合成器2のビーム合成後にMTIを実
行するようにしているため、MTI装置入力時のビーム
半値電力幅は非常に小さな値となっている。このため、
MTIにおいて、ビーム走査による受信信号の位相ある
いは振幅のゆらぎから、固定目標の消え残りが発生して
しまい、このことがMTI機能の精度低下を招いてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のレ
ーダ装置は、ビーム走査による受信信号の位相あるいは
振幅のゆらぎから、固定目標の消え残りが発生してしま
い、このことがMTI機能の精度低下を招いていた。
ーダ装置は、ビーム走査による受信信号の位相あるいは
振幅のゆらぎから、固定目標の消え残りが発生してしま
い、このことがMTI機能の精度低下を招いていた。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ビーム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆ
らぎを低減し、固定目標の消え残りを抑え、MTI機能
の精度向上を図ることのできるレーダ装置を提供するこ
とを目的とする。
で、ビーム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆ
らぎを低減し、固定目標の消え残りを抑え、MTI機能
の精度向上を図ることのできるレーダ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係るレーダ装置は、複数の受信ビームから
それぞれ移動目標を検出指示する複数個の移動目標指示
装置と、これらの移動目標指示装置でそれぞれ移動目標
を検出した後に各受信ビームについて方位方向のビーム
合成を行うビーム合成器とを具備して構成される。
にこの発明に係るレーダ装置は、複数の受信ビームから
それぞれ移動目標を検出指示する複数個の移動目標指示
装置と、これらの移動目標指示装置でそれぞれ移動目標
を検出した後に各受信ビームについて方位方向のビーム
合成を行うビーム合成器とを具備して構成される。
【0007】
【作用】上記の構成によるレーダ装置では、MTI機能
を方位方向ビーム合成前に実施することによって、MT
I装置入力時のビーム半値電力幅の値を大きくし、ビー
ム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆらぎを低
減し、固定目標の消え残りを抑え、MTI機能の精度向
上を図るようにしている。
を方位方向ビーム合成前に実施することによって、MT
I装置入力時のビーム半値電力幅の値を大きくし、ビー
ム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆらぎを低
減し、固定目標の消え残りを抑え、MTI機能の精度向
上を図るようにしている。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例を
説明する。
説明する。
【0009】図1はその構成を示すもので、複数のアン
テナ素子51〜5nからなるアレイアンテナ5で得られ
た受信ビームをそれぞれ受信機61〜6nにて復調し、
さらにMTI装置71〜7nにて移動目標を検出指示し
た後に、方位方向合成器8にてビーム合成を行うように
している。
テナ素子51〜5nからなるアレイアンテナ5で得られ
た受信ビームをそれぞれ受信機61〜6nにて復調し、
さらにMTI装置71〜7nにて移動目標を検出指示し
た後に、方位方向合成器8にてビーム合成を行うように
している。
【0010】上記構成によれば、MTI入力時のビーム
半値電力幅は従来の装置に比べて非常に大きな値とな
る。具体的に説明すると、ビーム走査による受信信号ス
ペクトラムの標準偏差σcは、 σc=ωa/3.78θa で表される。ここで、ωaはビーム角速度であり、θa
はMTI入力時のビーム半値電力幅である。単一消去器
であるMTI装置7の出力CRscは、 CRsc=2π・σc/fr で表される。ここで、frはパルス繰り返し周波数であ
る。さらに、MTIの総括的な性能を表すインプルーブ
メントファクタIscは、 Isc=2/(CRsc)2 で表され、上式は Isc=0.724θa2 ・fr2 /ωa2 で表される。この式より、IscはMTI入力時のビー
ム半値電力幅であるθaの2乗に比例して改善されるこ
とが容易に理解できる。
半値電力幅は従来の装置に比べて非常に大きな値とな
る。具体的に説明すると、ビーム走査による受信信号ス
ペクトラムの標準偏差σcは、 σc=ωa/3.78θa で表される。ここで、ωaはビーム角速度であり、θa
はMTI入力時のビーム半値電力幅である。単一消去器
であるMTI装置7の出力CRscは、 CRsc=2π・σc/fr で表される。ここで、frはパルス繰り返し周波数であ
る。さらに、MTIの総括的な性能を表すインプルーブ
メントファクタIscは、 Isc=2/(CRsc)2 で表され、上式は Isc=0.724θa2 ・fr2 /ωa2 で表される。この式より、IscはMTI入力時のビー
ム半値電力幅であるθaの2乗に比例して改善されるこ
とが容易に理解できる。
【0011】例えば、図2の従来装置のMTI入力時の
ビーム半値電力幅をθ1 とし、図1のこの発明に係るレ
ーダ装置のMTI入力時のビーム半値電力幅を10θ1
とすれば、この発明のレーダ装置は従来のレーダ装置に
比べて100倍の移動目標検出精度が得られることにな
る。
ビーム半値電力幅をθ1 とし、図1のこの発明に係るレ
ーダ装置のMTI入力時のビーム半値電力幅を10θ1
とすれば、この発明のレーダ装置は従来のレーダ装置に
比べて100倍の移動目標検出精度が得られることにな
る。
【0012】したがって、上記構成によるレーダ装置
は、MTI機能を方位方向ビーム合成前に実施するよう
にしているので、MTI装置入力時のビーム半値電力幅
の値を従来装置より大きくとることができ、これによっ
てビーム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆら
ぎを低減することができる。このため、固定目標の消え
残りを抑え、MTI機能の精度向上を図ることができ
る。
は、MTI機能を方位方向ビーム合成前に実施するよう
にしているので、MTI装置入力時のビーム半値電力幅
の値を従来装置より大きくとることができ、これによっ
てビーム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆら
ぎを低減することができる。このため、固定目標の消え
残りを抑え、MTI機能の精度向上を図ることができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上詳記したようにこの発明によれば、
ビーム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆらぎ
を低減し、固定目標の消え残りを抑え、MTI機能の精
度向上を図ることのできるレーダ装置を提供することが
できる。
ビーム走査による受信信号の位相あるいは振幅のゆらぎ
を低減し、固定目標の消え残りを抑え、MTI機能の精
度向上を図ることのできるレーダ装置を提供することが
できる。
【図1】この発明の一実施例に係るレーダ装置の構成を
示すブロック構成図。
示すブロック構成図。
【図2】従来のMTI機能を有するレーダ装置の構成を
示すブロック構成図。
示すブロック構成図。
1,5…アレイアンテナ、2,8…方位方向合成器、
3,6…受信機、4,7…MTI装置。
3,6…受信機、4,7…MTI装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の受信ビームからそれぞれ移動目標
を検出指示する複数個の移動目標指示装置と、これらの
移動目標指示装置でそれぞれ移動目標を検出した後に各
受信ビームについて方位方向のビーム合成を行うビーム
合成器とを具備するレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3005323A JP2947622B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3005323A JP2947622B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | レーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04237548A JPH04237548A (ja) | 1992-08-26 |
JP2947622B2 true JP2947622B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=11608044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3005323A Expired - Fee Related JP2947622B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2947622B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-21 JP JP3005323A patent/JP2947622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04237548A (ja) | 1992-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |