JPH02277673A - シリアルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、双方向印字機能を備えたシリアルプリンタ、
特に、キャリッジを移送させるステッピングモータの駆
動回路を制御する制御部に改良を加えたシリアルプリン
タに関するものである。

〔従来の技術〕

近年、シリアルプリンタは順方向の印字後、逆方向、す
なわち戻り行程においても印字できて、一方向のみしか
印字できないものに対して格段の高速印字が可能な、い
わゆる双方向印字機能を備えたものが普及し始めている
。

このような双方向印字が可能なシリアルプリンタは、従
来、例えば第３図に示すように、印字ヘッド（図示せず
）を搭載したキャリッジ（１）の走行方向の一端にステ
ッピングモータ（２）を配設シ、このモータ（２）の駆
動軸に駆動プーリ（３）を取付けると共に、前記キャリ
ッジ（１）の走行方向の他端にガイドプーリ（４）を設
け、このガイドプーリ（４）と前記駆動プーリ（３）間
に亙って掛は渡したエンドレスタイミングベルト（５）
の所定品位に前記キャリッジ（１）を取付ける一方、前
記ステッピングモータ（２）を駆動する駆動回路（６）
と、この駆動回路（６）ヘキャリッジ（＋）を制御する
ための駆動パルスを出力する制御部（７）を設けてなり
、前記キャリ・ｌジ（１）の駆動時には、制御部（７）
から駆動回路（６）へ駆動パルスを出力して、ステッピ
ングモータ（２）を必要分だけ正転または逆転駆動させ
ることにより、前記キャリッジ（１）をタイミングベル
ト（５）を介して順方向または逆方向へ必要量だけ移送
すると共に、キャリッジ（＋）を停止１−させるときに
は、前記制御部（７）から駆動回路（６）へ、ステッピ
ングモータ（２）を停止状態で固定ロックするための駆
動信号を出力するものが知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

第４図は上記従来構成のシリアルプリンタにおいて、順
方向および逆方向におけるキャリッジ（１）の停止位置
を模式的に示すものである。この図において、上記従来
のプリンタの制御部（７）は、順方向印字時においてキ
ャリッジ（１）を停止させようとする正規の停止ｌ−位
置におけるステッピングモータ（２）のロック角（ａ）
と、逆方向印字時においてキャリッジ（１）を停止ト、
させようとする正規の停止位置におけるステッピングモ
ータ（２）のロック角（ｅ）とが一致するように制御動
作を行う。

しかしながら、このような制御動作によると、キャリッ
ジ（１）は順・逆円方向共、進行方向に対してキャリッ
ジバックラッシュ（ｂ）の１７２相当量（Ｃ）または（
ｆ）だけずれた位置（ｄ）または（ｇ）で停止すること
になるため、順・逆いずれの方向の印字時においても、
前記キャリッジバックラッシュ（ｂ）の！／２相当量（
ｃ）（ｆ）だけ印字位置がずれ、印字された文字の縦の
列が、順方向印字された一つの行と、逆方向印字された
次の行との間でほぼキャリッジバックラッシュ相当量た
けずれを生じ、このため印字した各行のそれぞれの印字
位置が各列で縦方向に不揃いとなり、高品位な印字が実
現できないという問題点があった。

本発明は、Ｌ記問題点を解決するためになされたもので
、順方向印字位置と逆方向印字位置が同一となるシリア
ルプリンタのキャリンジ制御装置の提供を目的とするも
のである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、印字方向に対して
順・逆円方向への印字機能を備えたシリアルプリンタで
あって、キャリッジを順方向および逆方向に移送させる
ステッピングモータの駆動回路を制御するＶＪ御部を備
え、この制御部を前記ステッピングモータの順方向印字
時におけるロック角に対して、逆方向印字時に前記キャ
リッジのバックラッシュに相当する電気角だけ前記ステ
ッピングモータのロック角をずらす制御手順に従って前
記駆動回路を制御するように構成したことをことを特徴
とするものである。

〔作　　　用〕

本発明は上記構成により、順方向印字時においてロック
されたステッピングモータのロック角に対し、キャリッ
ジはそのバックラッシュの１／２相当分だけずれた位置
に停止する。これに対し、逆方向印字時におけるステッ
ピングモータのロック角はキャリッジのバックラッシュ
に相当する電気角だけずれた角度となるので、キャリッ
ジはそのバックラッシュの１／２相当分ずれた位置に停
止したときに、その停止位置が前記順方向印字時におけ
る停止ト位置と一致することになり、順、逆いずれの方
向においても、印字の縦の列の位置すれが解消される。

〔実　施　例〕

以下、本発明の実施例を第１図および第２図を参照しな
がら詳細に説明する。なお、第１図に示したこの実施例
に係るシリアルプリンタは、双方向印字機能を備えるも
のであって、前述の第３図に示した従来例と基本構成が
共通しているため、共通の構成並びに作用を仔する部分
には共通の符号を付して、重複を避けるためにその詳細
な説明を省略することとする。

第１図において、（１）はキャリッジ、（２）はステッ
ピングモータ、（３）は駆動プーリ、（４）はガイドプ
ーリ、（５）はエンドレスタイミングベルト、（６）は
駆動回路、そして、（８）は前記駆動回路（６）ヘキャ
リッジ（１）を制御するための駆動パルスを出力する制
御部である。

この実施例のシリアルプリンタにおける制御部（８）は
、ステッピングモータ（２）の順方向印字時におけるロ
ック角に対して、逆方向印字時にキャリッジ（１）のバ
ックラッシュに相当する電気角だけ前記ステッピングモ
ータ（２）のロック角をずらす制御手順に従って駆動回
路（６）を制御するように構成されている。

次に、上記構成のシリアルプリンタの制御部（８）にお
けるキャリッジ制御動作を第２図を参照しながら説明す
る。第２図において、（ｈ）はステッピングモータ（２
）の励磁層、矢印（ｘ）は順方向印字の進行方向、矢印
（Ｘ′）は逆方向印字の進行方向をそれぞれ示している
。

まず、プリンタの順方向印字時におけるキャリッジ（１
）の停止位置ＣＤ）は、ステッピングモータ（２）のロ
ック角（Ａ）に停止せず、キャリッジ（＋）のバックラ
ンシュ（Ｂ）の１７２相当惜（Ｃ）だけ進行方向（ｘ）
に対して遅れた位置に停止する。一方、逆方向印字時に
おいてもステッピングモータ（２）のロック角（Ｅ）に
停止せず、キャリッジバックラッ７ユの１／２相当ｆｆ
１（Ｆ）だけ遅れた位Ｕ（Ｇ）に停十、する。

この場合、逆方向印字時においては、キャリッジ（１）
のバックラッシュをＢとし、制御部（８）から出力され
る駆動信号の１パルス当たりのキャリッジ（１）の移動
量をＣとすると、Ｂ／Ｃの値から決定される電気角を予
めずらせた状態でキャリッジ（１）を制御することによ
り、ステッピングモータ（２）のロック角（Ｅ）の位置
からキャリッジバックラッシュ（Ｂ）の１／２相当量（
Ｆ）だけ進行方向（Ｘ゛）に対して遅れた位置がキャリ
ッジ（１）の停止位置（Ｇ）となるので、順方向印字時
におけるキャリッジ（１）停止位置（Ｄ）と同一の電気
角で停止することになる。

以上のようにこの実施例によるときは、逆方向印字時に
キャリッジバックラッシュ（Ｂ）相当分の電気角を予め
ずらしてキャリッジ（１）を制御することにより、双方
向印字機能を備えたシリアルプリンタにあって、順・逆
方向印字時おけるキャリッジ（＋）の停止位置（Ｄ）お
よび（Ｇ）が同一となる。したがって、印字された文字
の縦の列が、各列で整然と揃うことになり、高品位な印
字が実現できるものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のシリアルプリンタによると
きは、逆方向印字時にキャリッジのパックラッンユ相当
分の電気角を予めずらしてキャリツノを制御するという
比較的簡易な構成で安価に作製できるものでありながら
、順・通雨方向への印字時において、キャリッジの停止
位置が全く同一となって、キャリッジ停止位置のずれが
なくなり、高品位な印字精度が実現できるという優れた
効果を発揮するものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るシリアルプリンタのキャ
リッジ制御装置の構成図、第２図は動作説明図、第３図
は従来例の構成図、第４図はその動作説明図である。 （１）・・・キャリッジ、（２）・・・ステッピングモ
ータ、（６）・・・駆動回路、（８）・・・制御部。 第７図 ８　卿ｙｎ部 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印字方向に対して順・逆両方向への印字機能を備えたシ
   リアルプリンタであって、キャリッジを順方向および逆
   方向に移送させるステッピングモータの駆動回路を制御
   する制御部を備え、この制御部を前記ステッピングモー
   タの順方向印字時におけるロック角に対して、逆方向印
   字時に前記キャリッジのバックラッシュに相当する電気
   角だけ前記ステッピングモータのロック角をずらす制御
   手順に従って前記駆動回路を制御するように構成したこ
   とを特徴とするシリアルプリンタ。