JPH02277626A - アルコール性物質に対して耐性且つ不活性な複合体をベースとする製品、その製造方法及びその製造に必要な複合体 - Google Patents

アルコール性物質に対して耐性且つ不活性な複合体をベースとする製品、その製造方法及びその製造に必要な複合体

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JPH02277626A
JPH02277626A JP2057837A JP5783790A JPH02277626A JP H02277626 A JPH02277626 A JP H02277626A JP 2057837 A JP2057837 A JP 2057837A JP 5783790 A JP5783790 A JP 5783790A JP H02277626 A JPH02277626 A JP H02277626A
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ミシエル・マンガール
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルコール性物質に対して耐性且つ不活性な複
合体をベースとする製品、その製造方法及びその製造に
必要な複合体に係る。
化粧品業界、特に香水業界では旧来より製品の広告用サ
ンプルの頒布が重視されている。例えばミニチュア瓶、
プラスチック又はガラスの小管等が使用されてきた。
しかしなから、このような容器は必ず配布しなければな
らず、従って、非常に多くの大衆には触れることができ
なかった。非常に多くの大衆に触れる手段は印刷物であ
り、例えば雑誌にサンプルを挿入する。この場合、サン
プルは外観を変えずに雑誌に挿入できるように必ず平坦
な形状を有していなけれけばならない。しかしなから、
このような挿入物は例えば雑誌の積み重ねにより非常に
大きな応力を受ける。一方、香水のようなアルコール性
物質の場合、包装が中身を変質させてはならず、逆に中
身が包装を変質させたり破壊することがあってはならな
い。
今日までの処、例えば液体形態のこのような製品を例え
ば織物に浸透することなく包装するために満足な解決方
法は提案されていない。
アルコール性物質のサンプルを収容することを目的とし
てこのような容器を製造するために種々の研究が為され
た。
例えば各層及び接着剤の性質を変化させた種々の複合体
から形成される容器の製造が検討されたが、満足な結果
は得られず、例えば層間の接着不良により複合体に気泡
が現れたり、複合体の外観は美しくても数百キログラム
の圧縮に耐えられずに破壊し、あるいは接着剤が製品を
変性させるという弊害があった。
長期にわたる研究の結果、本出願人らは、特定の複合体
から製造される気密性ケース、容器のような製品が完全
な満足を与えることを知見した。
従って、本発明の目的は、アルコール性物質に対して耐
性且つ不活性な複合体をベースとする製品を提供するこ
とであり、該複合体は、アルコール性物質と接触する層
から出発して外側に向かって順に、感熱１成分無溶剤接
着剤により金属シートに結合された可撓性且つ溶接可能
なシート、２成分無溶剤接着剤の層、及び伸長に対して
安定な寸法を有しており且つ必要に応じて印刷すること
が可能な気密性フィルムから構成される。
「複合体」なる用語は、異なる構造及び品質の複数の層
から形成される製品を意味する。
「アルコール性物質に対して耐性」なる用語は、これら
の複合体が耐性をさほど低下することなく、長期間且つ
多大な圧力下でアルコール性物質と接触できることを意
味する。
［アルコール性物質に対して不活性」なる用語は、アル
コール性物質が複合体を変質させず、逆に複合体がアル
コール性物質を変質も変性もさせないことを意味し、こ
れは例えば複合体をベースとする製品が香水を収容すべ
き場合に不可欠である。
可撓性且つ溶接可能なシートは例えば（予め伸長された
）キャストポリプロピレンから構成され、２つの結合剤
層を含む５Ｎポリプロピレン、好ましくはポリエチレン
、特に線状ポリエチレンから構成される。
可撓性且つ溶接可能なシートは、包装される製品の表面
積及び品質に応じて計算された厚さを有する。例えばア
ルコール含有量８０％のオーデコロン１．５ｚｌを２枚
の複合体シートの間に挟むとき、各複合体シートのポリ
エチレンの厚さは表面積的１００ｃｍ’当たり１００μ
ｍにすると有利である。好ましくは線状ポリエチレンを
使用する。
感熱１成分無溶剤接着剤は例えば、大気の湿気により特
に網状化する無溶剤ポリウレタン接着剤であり得る。該
接着剤を１．９１Ｆ／ＩＩ２の割合で溶接可能なシート
に付着すると有利である。
金属シートはあらゆる金属から製造することができるが
、好ましくは市販の軽金属、好ましくはアルミニウムか
ら製造するとよい。その厚さは約１２μｍである。
２成分無溶剤接着剤は例えば触媒を含むポリエステル／
ポリエーテルの混合ポリウレタン接着剤であり得る。
本発明で使用される接着剤は、感熱１成分接着剤及び２
成分接着剤のいずれも無溶剤型であり、収容物質との嗅
覚反応を避けることができる。
外側フィルムは例えば延伸ポリプロピレン、発。
泡延伸ポリプロピレン、延伸ポリアミド、好ましくはポ
リエステルから構成され得る。このようなフィルムは、
伸長に対して安定な寸法を有するように延伸又は二軸延
伸、即ち予め伸長しておくと有利である。
必要に応じて印刷することが可能なこのフィルムの厚さ
は有利には１２μｍである。好ましくは印刷及び対接着
性のために前処理されたポリエステルを使用する。
プラスチック層とアルミニウムとの良好な接着又はフィ
ルム上の印刷の良好な耐性を実現するために、溶接可能
なシート及びフィルムは高周波処理すると有利である。
本発明のより特定的な目的は、上記のような気密容器を
提供することである。このような容器は可撓性且つ溶接
可能なシートにより相互に溶接された２つの複合体から
構成される。高圧に耐えるように、複合°体の相互溶接
時に形成されるビードは、収容すべき液体の体積に対応
する容器の容積を構成するために２つの複合体を分離す
る高さにほぼ対応する厚さを有すると有利である。
本発明の目的は更に、上記のような複合体をベースとす
る製品の製造方法を提供することであり、°該方法は、
可撓性且つ溶接可能なシートに感熱１成分接着剤を付着
する段階と、該溶接可能なシートを小さい加圧下に金属
シートと結合する段階と、こうして得られた第１の複合
体の部分的網状化を得るように約３０℃にする段階と、
場合によって印刷される伸長に対して安定な寸法の気密
性フィルムに無溶剤２成分接着剤を塗布する段階と、フ
ィルムを第１の複合体と結合する段階と、水蒸気で処理
する段階と、所望の複合体を得、必要に応じて所望の製
品に加工する段階とを含むことを特徴とする。
溶接可能なシートと金属シートとを感熱１成分接着剤に
より結合するには、溶接可能なシートの表面を高周波処
理によりざらざらにした後に、約Ｉｋｇ／ｃｍ２の圧力
下で実施する。
乾燥は好ましくは２５〜３５℃、有利には約３０℃で実
施される。乾燥時間は例えば６〜２４時間であり得、好
ましくは、こうして得られた第１の複合体を部分的にの
み網状化できるように、３０℃の加圧時に１２゛時間で
ある。
印刷できるようにすると共に金属シートへの接着を改良
するために、外側シートは予め高周波により表面をざら
ざらにしておくと有利である。２成分接着剤は、場合に
よって印刷されたフィルムに有利には約３０℃の温度で
付着する。
金属シートが易酸化性のとき、例えばアルミニウムシー
トの場合、水蒸気処理は金属シートの酸化を避けなから
第１の複合体の完全な重合を助長する。
本発明の更に別の目的は、アルコール性物質と接触する
層から出発して外側に向かって順に、感熱１成分無溶剤
接着剤により金属シートに結合された可撓性且つ溶接可
能なシート、２成分無溶剤接着剤の層、及び伸長に対し
て安定な寸法を有しており且つ必要に応じて印刷するこ
とが可能な気密性フィルムから構成される、アルコール
性物質に対して耐性且つ不活性な複・合体、及び上記方
法により得られる複合体を提供することである。
このような複合体は特筆すべき品買を有しており、アル
コール及び天然エツセンスに対して完全な耐性を有して
おり、上記アルコール性物質に対して嗅覚的に不活性で
あり、収容される製品により変質することがなく、例え
ばこのような複合体から製造される袋は１５００７ｇの
荷重下で６秒間の圧縮試験及び１０００Ａ９の荷重下で
５時間のクリープ試験に耐えることができる。
このような複合体は完全に気密性であり、被収容製品を
良好な保存条件に保つことができる。
上記複合体は一般に水蒸気透過率が０．１ｇ７ｍ”７日
未満であり、酸素透過率が０．１ｃｍ’／ｚ”７日未満
である。
これらの複合体は更に、化学物質、アルコール性物質、
個別パックに分けられる大容量パックのフルーツジュー
ス、真空又はガス再注入下に包装される食料品、真空パ
ックコーヒー、イオン化物質、実験用物質等の多数の物
質に対して完全な耐性を有する。
一般に、これらの物質は、予備成形された袋に包装され
るか、又は竪型及び横型機械で４辺を溶接される。
更に、このような複合体は外側の印刷に使用されるイン
クに対して完全な耐性を実現することができ、例えば印
刷した複合体をアルコール性物質に１日間浸漬後、指で
こすっても印刷は変質しない。
印刷は藤消しでもよいし、光沢をつけてもよい。
光沢印刷が所望される場合は、好ましくは伸長に対して
安定な寸法の気密性フィルムの、無溶剤２成分接着剤に
接触する側に高周波処理後、塗料を塗布する。
艶消し印刷が所望される場合は、伸長に対して安定な寸
法の気密性フィルムの両面を高周波処理し、その後、外
側に印刷すると有利である。
最後に、インクを保護し且つ約２００°Ｃまでの温度に
対して良好な耐性を与えるように、この印刷をフェス例
えば網状化可能な高濃度フェスで被覆すると有利である
。
以下、本発明の方法の可能な実施態様を示す添付図面を
参考に、本発明を実施例により非限定的に説明する。
可撓性且つ溶接可能なシート・厚さ１００μｍの線状ポ
リエチレン、 感熱１成分無溶剤接着剤：水分網状化ポリウレタン型、 金属シート：厚さ１２１ｍのアルミニウム、＝２成分無
溶剤接着剤：ボリエステルーボリエーテル型、 伸長に対して安定な寸法の気密性フィルム：厚さ１２１
ＩＩ１１の前処理済みポリエステル。
ポリエチレンシートＰを１００ｚ／ｎ＋ｉｎの速度で繰
り出しく１）、高周波発生器５ＯＦＴＡＬにより連続に
高周波処理しく２）、１．８〜２ｇ／ｘ２の割合で感熱
１成分接着剤を塗布しく３）、５から繰り出したアルミ
ニウムシートと共に１ｋｇ／ｚ２で圧縮した（４）。第
１の複合体を巻き（６）、第２の複合体の製造を可能に
する低度の網状化のみが得られるように３０℃で１２時
間乾燥した。
ポリエステルフィルムを連続に高周波処理後、艷消し印
刷が得られるように写真製版機で印刷した。
こうして作製したフィルムを特殊なフェスを網状化させ
るように４８時間放置した。
７から繰り出した印刷済みポリエステルフィルムを次に
高周波処理した（８）。印刷済みポリエステルフィルム
に３０℃の温度で１．４ｙ／ｚ２の割合で２成分接着剤
を付着した（９）。
このフィルムを１１から繰り出した第１の複合体と共に
加圧下に接着しく１０）、水蒸気処理しく１２）、ａ後
に必要に応じて貯蔵のために巻いた（１３）。
こうして本発明の複合体を得た。
火」ｌ阻３工 正　　又は　　　　の 複合体の一部を幅方向に折り畳んだ。連続通りにより３
辺を溶接（０字）した。容器の上部を広げ、アルコール
分８５％の男性用オーデコロンを充填し、次に閉鎖のた
めに溶接し、その後、垂直に裁断した。ポリエチレンビ
ードは１１２ｃｍ２の容器で２５０μｍの厚さを有して
いた。
火１ヱ１Ｌ 作製した容器にアルコール性物質を充填し、３５０又は
４００個毎に箱詰めした。
これらの箱を手動又は自動折り込み工場に発送した。
前面及び後面を揃えた。ポリエチレン溶接ビードが２５
０μｍの厚さを有するように最終釣瓶の形状に溶接し、
底部と側部とをＵ字形に溶接し、次に、１．５ｘＮの物
質を充填し、最後に上部を溶接して閉鎖した。こうして
作製した容器を印刷位置を合わせて形状に切断した。容
器は１１２ｃｍ２の表面積を有する。
（作製すべき瓶が切断により製造可能である限り）瓶の
種類に応じて種々の接着器具及び切断工具を使用するこ
とができる。
１・・・・・・シート繰出し、２．８・・・・・・高周
波処理、３，９・・・・・・接着剤塗布、４，１０・・
・・・・圧着処理、５・・・・・・アルミニウムシート
繰出し、６・・・・・・第１の複合体、７・・・・・・
フィルム繰出し、１１・・・・・・水蒸気処理、１３・
・・・・・貯蔵巻き。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）アルコール性物質と接触する層から出発して外側
    に向かって順に、感熱１成分無溶剤接着剤により金属シ
    ートに結合された可撓性且つ溶接可能なシート、２成分
    無溶剤接着剤の層、及び伸長に対して安定な寸法を有し
    ており且つ必要に応じて印刷することが可能な気密性フ
    ィルムから構成される、アルコール性物質に対して耐性
    且つ不活性な複合体をベースとする製品。
  2. （２）可撓性且つ溶接可能なシートがポリエチレンから
    構成されることを特徴とする請求項１に記載の製品。
  3. （３）感熱１成分接着剤が無溶剤ポリウレタン接着剤で
    あることを特徴とする請求項１又は２に記載の製品。
  4. （４）金属シートがアルミニウムシートであることを特
    徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載の製品。
  5. （５）２成分無溶剤接着剤が触媒を含むポリエステル／
    ポリエーテルの混合ポリウレタン接着剤であることを特
    徴とする請求項１から４のいずかれ一項に記載の製品。
  6. （６）伸長に対して安定な寸法を有しており且つ印刷す
    ることが可能な気密性フィルムがポリエステルフィルム
    であることを特徴とする請求項１から５のいずれか一項
    に記載の製品。
  7. （７）可撓性且つ溶接可能なシートの厚さが約１００μ
    ｍであり、金属シートの厚さが約１２μｍ、伸長に対し
    て安定な寸法の気密性フィルムの厚さが約１２μｍであ
    り、１成分接着剤が約１．９ｇ／ｍ＾２、２成分接着剤
    が約１．４ｇ／ｍ＾２の割合で付着されることを特徴と
    する請求項１から６のいずれか一項に記載の製品。
  8. （８）気密性ケース又は容器から構成されることを特徴
    とする請求項１から７のいずれか一項に記載の製品。
  9. （９）請求項１から８のいずれか一項に記載の複合体を
    ベースとする製品の製造方法であつて、可撓性且つ溶接
    可能なシートに感熱１成分接着剤を付着する段階と、該
    可撓性且つ溶接可能なシートを小さい加圧下に金属シー
    トと結合する段階と、こうして得られた第１の複合体の
    部分的網状化が得られるように約３０℃にする段階と、
    伸長に対して安定な寸法の気密性フィルムに無溶剤２成
    分接着剤を塗布する段階と、フィルムを第１の複合体と
    結合する段階と、水蒸気で処理する段階と、所望の複合
    体を得、必要に応じて所望の製品に加工する段階とを含
    むことを特徴とする前記方法。
  10. （１０）可撓性且つ溶接可能なシートと金属シートとの
    結合を約１ｋｇ／ｃｍ＾２の加圧下で実施し、可撓性且
    つ溶接可能なシートを好ましくは高周波処理により予め
    ざらざらにしておき、乾燥時間が約１２時間であり、気
    密性フィルムを予め高周波処理しておき、約３０℃の温
    度で最終結合を実施することを特徴とする請求項９に記
    載の方法。
  11. （１１）アルコール性物質と接触する層から出発して外
    側に向かって順に、感熱１成分無溶剤接着剤により金属
    シートに結合された可撓性且つ溶接可能なシート、２成
    分無溶剤接着剤の層、及び伸長に対して安定な寸法を有
    しており且つ必要に応じて印刷することが可能な気密性
    フィルムから構成される、アルコール性物質に対して耐
    性且つ不活性な複合体。
JP2057837A 1989-03-16 1990-03-08 アルコール性物質に対して耐性且つ不活性な複合体をベースとする製品、その製造方法及びその製造に必要な複合体 Pending JPH02277626A (ja)

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