JPH02274907A - 路面標識の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、交通上の安全を確保するための案内。

指示、補助などの路面標識を路面に形成する路面標識の
形成方法に関するものである。

（従来の技術） 近年、自動車による交通の発展に対応して、アスファル
トやコンクリートで舗装された道路の表面に、安全な交
通を目的として種々の案内、指示。

補助などの標識が描かれている。これらの路面標識の形
成は、路面用塗料の塗布あるいは樹脂製シートの貼付で
行われるのが普通である。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、路面用塗料を塗布する方法は、大形施工
機や塗料の乾燥のため爆発形火気が必要であり、施工に
危険が伴うばかりでなく多くの時間がかかり、長時間の
交通遮断が必要であるという問題があった。しかも、塗
膜の耐摩耗性が弱く、補修頻度が高く、標示の維持費が
高いという問題もあった。この対策として、樹脂製シー
１へを貼り付ける方法が採用されているが、大形施工機
や爆発形火気は必要ないが、貼付強度を確保するため路
面上の汚れを充分除去しなければならず、しかも連続し
た交通導線や大面積の横断帯標識を施工する場合は、貼
圧機を使用する必要があり、必ずしも施工が容易ではな
いという問題があった。しかも、その補修は古いｅ！識
の上に再度貼付することができないため、樹脂製シート
をはがす必要があり、施工時確保した接着力により樹脂
製シートとともに路面の剥離が発生するという問題もあ
った。また、樹脂製シートは夜間の反射性能を向上する
ための樹脂製ビーズや、摩擦抵抗値を向上するための鋼
玉が表面に添加されているが、タイヤとの摩擦により摩
耗し、長期間に亙りその性能を維持することが５１　Ｌ
、いという問題もあった。

本発明は」二記の問題を解決するもので、耐摩耗性に優
れ、施工が簡単な安価な路面標識の形成方法を提供する
ものである。

（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するため、アルミニウム、亜鉛、黄銅
あるいは銅などの金属、またはアルミナなどのセラミッ
クスを溶射して５０μｍないし８００７ｏｎの厚さの溶
射皮膜による路面標識を形成するものである。

（作　用） 金属粉末は低温金属溶射機により、セラミックス粉末は
プラズマ溶射機により施工するが、この施工には、路面
の汚れを除去する必要がなく、また、大形施工機や爆発
形火気の必要もない。また、溶射皮膜の表面は粗いので
摩擦抵抗値が高く、しかも、金属あるいはセラミックス
のため優れた耐摩耗性を発揮する。また、抜き型板の使
用により複雑な標識も容易に形成することができる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図および第２図により説明する
。

第１図（ａ）は交通導線１を標示したアスファルト舗装
道路の平面図、第１図（ｂ）はその断面図である。第１
図（ｂ）に示すように、アスファルト舗装道路は、アス
ファルト２．および石と砂、セメントを混合したコンク
リート３で路床を覆ったものである。なお、交通導線１
は、対向車線や複数車線を区分するとともに、通行車の
運行を案内するための線であり、白色や橙色の線で標示
されている。

このような断続する交通導線１を形成するには、アスフ
ァルト２の上に第２図に示す型板４を置き、低温金属溶
射機（図示せず）を用い、アルミニウｔ１粉末を溶射し
、厚さ５０μｍないし８００μｍの交通導線１の一破線
を形成し、順次、型板４を移動して同じ作業を繰り返す
。なお、溶射時の空気の噴射により路面−にの粉塵や汚
れは除去され、前処理を必要としない。また、金属の溶
射皮膜は耐摩耗性に優れ、摩擦抵抗が高く、長期間の使
用により摩耗しても、その上から同じように溶射を行え
ば元通りの交通導線１に復元できる。また、橙色あるい
は灰色の交通導線１を得たい時は、溶射材料をアルミニ
ウムから黄銅や亜鉛に変えることにより容易に得られる
。なお、溶射皮膜の厚さを５０μｍないし８００ｐｍに
限定したのは、５０μｍ未満では標識が路面に埋まり、
充分識別できないためであり、８００μｍを超えても標
示の効果が変わらないばかりか。

路面との段差によって自動車の車体に振動が発生するた
めである。

なお、本実施例では金属粉末を低温金属溶射機を用いて
溶射皮膜を形成したが、アルミナ等のセラミックスをプ
ラズマ溶射により行ってもよい。

また、第２図のような抜き型板の抜き部に種々の文字や
図形を用いれば、複雑な路面標識が得られる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、大形施工機や危
険な爆発形火気を使用することなく、安全に且つ簡単に
、優れた耐摩耗性を有する摩擦抵抗値の高い、且つ容易
に補修できる路面標識を得ることができる。

また、補修時に路面を破損することがないので、道路保
守費用が低減されるばかりでなく、横断歩道帯の標識に
用いれば、摩擦抵抗値が高いのでＩＴ故を防止する効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（、）および（ｂ）は交通導線を標示した路面標
識の平面図およびその断面図、第２図は抜き型板の斜視
図である。 １・・・交通導線、　２・・・アスファルト、３・・・
コンクリート、　　４・・・型板。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）アスファルトまたはコンクリートの路面に、金属
   またはセラミックスを溶射して５０μｍないし８００μ
   ｍの厚さの溶射皮膜を形成することを特徴とする路面標
   識の形成方法。
2. （２）種々の形状を切り抜いた型板を路面上に載せ、そ
   の上から溶射して切り抜いた部分のみに溶射皮膜を形成
   することを特徴とする請求項（１）記載の路面標識の形
   成方法。