JPH02274905A - 馬場クッション材 - Google Patents

馬場クッション材

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JPH02274905A
JPH02274905A JP9639589A JP9639589A JPH02274905A JP H02274905 A JPH02274905 A JP H02274905A JP 9639589 A JP9639589 A JP 9639589A JP 9639589 A JP9639589 A JP 9639589A JP H02274905 A JPH02274905 A JP H02274905A
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Yoshiteru Kato
義輝 加藤
Fumiaki Wada
文明 和田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、馬場クッション材に関し、特に競馬場ダート
コース等の運動施設に好適な馬場クッション材に関する
〈従来の技術〉 従来から、競馬場ダートコース等の各種馬場は、路壁上
にクッション材として天然砂を敷均し、使用に供してい
る。
天然砂を使用した馬場は、適度なりッション性と足掛り
が得られることから、馬の運動に適した馬場として好ま
れるとともK、日常の維持管理を十分に行えば、優れた
排水性を有する馬場である。
ところで、競馬場ダートコースは、通常やや湿った程度
の馬場状態が馬の運動に遺した状態とされ、この状態は
使用砂の最適含水比付近であるといわれているが、気温
が上昇する夏季等の乾燥期には、クッション砂の含水比
低下により、足掛りが悪くスムーズな走行を損うととも
に、粉塵が舞い上り、人馬の視界を妨げて事故発生の要
因となる等の不具合が生じることから、散水によシこれ
らの防止に努めなければならない。
また、寒冷期には、砂粒子間の重力水や吸着水が氷結し
、クッション砂が凍結することから、馬の運動に支障が
生じるばかりか、転倒等の危険を伴うため、運動や競技
を中止しなければならない。この凍結を防止するために
は、塩化カルシウム等の塩類の散布又は夜間を通しての
ノ・ロー掛は等、多大な労力と費用を要する防止対策を
行わなければならない。
一方、ソイルグランド等における発塵や凍結の防止方法
として、アスファルト乳剤、重油などの油類を土壌に散
布又は混合する方法が提案されている。しかしながら、
これらの方法は、締固めた土壌を対象としたものである
ため、天然砂からなるクッション砂に適用した場合、砂
の固結、排水性の低下、油類の流出等の問題が生じ、天
然砂の有するクッション性、排水性等の優れた諸特性を
維持させたうえで、発塵や凍結を防止することは困難で
ある。特に降雨等による油類の流出は、発塵や凍結の防
止効果を低減させるだけでなく、周辺環境に悪影響を与
えるとともに、人馬や建造物等に油類が付着する等の欠
点があり、いずれの方法も供用性に劣るっ 〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、従来の馬場クッション材の欠点を解消
することにあり、特に、天然砂の有する諸特性を維持し
たうえで、気象条件によって供用性が左右されることの
ない全天候型の馬場クッション材を提供することにある
っ〈課題を解決するための手段〉 本発明は、アスファルト、植物油及び比表面積3000
tyt?/f以上の微粉末からなる組成物で被覆した砂
からなることを特徴とする馬場クッション材にある。
砂としては、川砂、山砂、海砂等の天然砂、破砕砂等の
人工砂、シリカサンド、高炉水さい等の砂があり、所要
の規格を満足していればいずれの砂でもよいが、油分に
よる砂粒子の被覆を確実に行うためには、水分を除去し
た乾燥砂を用いることが好ましい。
アスファルトとしては、石油アスファルト、天然アスフ
ァルト等、いずれのアスファルトでもよく、°特に加熱
したストレートアスファルト、ブローンアスファルトが
好ましく用いられる。
植物油としては、食用植物油、工業用植物油等、いずれ
の植物油でもよく、工業用植物油のアマニ油、ヒマシ油
、トール油が特に好ましく用いられる。また、植物油の
流動点は0℃以下であることが好ましい。
微粉末は、比表面積3000 cW?/ 1以上であれ
ば、無機質又は有機質いずれの微粉末でもよく、例えば
、炭酸カルシウム、チタン、ベンガラ等が挙げられる。
馬場クッション材を着色する場合には、有機顔料又は無
機顔料を用いることが好ましい。
石油留出油は、流動点が0℃以下であることが必要条件
であり、望ましくは流動点−30℃以下、より好ましく
は流動点−50℃以下である。石油留出油としては、潤
滑油等を調合した調合油があり、例えば、軽成分で比重
0.85〜0590、引火点135℃以上、アロマチッ
ク成分10%以上の性状を有する油分が挙げられる。石
油留出油は光用等の温暖地の馬場のクッション材にあっ
ては省略しうるが、冷寒地や通常の地域の馬場のクッシ
ョン材に社その併用が望ましくまた必須ですらある。
本発明の馬場クッション材を構成する各成分は、各成分
の反応性及び安定性を考慮して、その使用最適量等が決
められる。各成分の配合比は、砂の乾燥重量に対して、
アスファルト0.5〜3.0wt%、石油留出油0〜2
.5vtチ、より好ましくは0.4〜2.5vtチ、植
物油0.1〜Q、6vtチ、微粉末0.5〜10wt%
が好ましい。
馬場クッション材は、砂と前記組成物からなる油分との
混合によって容易に製造することができる。混合方法と
してはプラント混合、現場混合等があるが、均質な馬場
クッション材を得るためにはプラント混合が好ましく、
特に混合温度を100〜120℃の範囲とすることが望
ましい。
なお、混合における各成分の投入順序は任意であり、ま
た、アスファルトとトール油、砂と微粉末等、2成分以
上を予め調合したものを使用しても差し支えない。
く本発明の作用効果〉 本発明による馬場クッション材は、特定の組成からなる
油分が適度な粘性及び優れた被膜形成性と耐水性を示す
ことから、砂粒子に強力な被膜を形成でき、降雨等によ
る油分の流出を防止しうるとともに、被覆された砂粒子
相互を適度に仮着拘束でき、天然砂の有する足掛りとク
ッション性を犠牲にすることなく、粉塵発生を抑制しう
る。さらに、本発明による馬場クッション材は、透水係
数が大きく、天然砂と同等以上の高い排水性を有すると
ともに、クッション材が疎水性を示すことから、砂粒子
間に重力水や吸着水をほとんど保持しないため、水分の
氷結現象を抑制でき、油分の不凍結性と相俟って馬場ク
ッション材の凍結を防止しうる。しかもこれらの効果は
、油分の揮発が抑制されていることにより、長期間に亘
り持続可能であるとともK、油分が低温流動性に富むこ
とにより、気温が変化しても効果の低減はなく、常に一
定の効果を発揮しうる。したがって、本発明による馬場
クッション材を用いた競馬場ダートコース等は、気象条
件に左右されることなく、常に良好な馬場状態を維持す
ることが可能である。
かかる作用効果は、アスファルト、石油留出油、植物油
又はトール油の反応性、及び微粉末を含めた各成分の固
結挙動と流動挙動とが適度にバランスしていること、及
び油分の砂粒子への強力な被膜形成によってもたらされ
るものであり、いずれの成分が欠けても本発明の効果を
得ることはできない。
〈実施例1〉 本発明による実施例および比較例を以下に示す。ただし
、本発明は下記実施例により限定されるものではない。
供試体作成に用いたクッション砂、ストレートアスファ
ルト、石油留出油、トール油及びチタンの性状を表−6
に示す。
試験項目及び試験結果は以下に示す通りである。
(1)耐水性試験(ビーカーに蒸留水ま喪は水道水を約
30〇−人れて沸騰させ、これに試料20Fを入れ60
秒間加熱する。加熱後、水の表面に浮遊する油分の状況
を観察する。)の配合および試験結果を表−1に示した
(2)透水試験(クッション砂に各種添加剤を混合し、
締固めた供試体をJIS  A  1200の変水位透
水試験に従い透水試験を行なう。)の結果を表−2に示
す。
(3)凍結試験■(クッション砂に各種添加剤を混合し
、締固めた供試体を、24時間水浸し、1時間水きりを
行ない、−20℃にて24時間静置後、ブロクターニー
ドル試験を行なう。)の結果を表−3に示す。
(4)凍結試験■(クッション砂に各種添加剤を混合し
、締固めた供試体の上面から散水後、1時間水きりを行
ない、−20℃にて24時間静置後、ブロクターニード
ル試験を行なう。)の結果を表−4に示す。
(5)粘性比較試験(フローコーンに試料をかるくつめ
て、フローコーンを取り去り、試料が崩れておちつくま
での時間を測定する。)を表−5に示す。
表−ま た状態の天然砂に和尚し、良好な表面固さを示す。
表−6 (6)表面固さ試験 天然砂にその他の成分を添加混合して得た試料について
、ブロクターニードル試験を行った。その結果を表−6
に示す。
従来のクッション砂は最適含水比で4,9、乾燥状態で
は測定不能であり、本発明の馬場クッション材は、やや
湿つ表−2より明らかなように、各種添加剤を混合した
混合物は、従来のクッション砂に比較し、透水係数に差
はなく、透水機能を損わないことが推察される。
表−2 表−3より明らかなように、各種添加剤を混合した混合
物は、従来のクッション砂に比較してブロクターニード
ル値で約15%と、はとんど凍結せず、また、指先でほ
ぐれるような固さである。
表−3 表−4より明らかなように、各種添加剤を混合した混合
物は、従来のクッション砂に比較してブロクターニード
ル値で約0.25%と、はとんど凍結せず、また、表面
は指先で簡単にほぐれる状態である。
表−4 表−5より明らかなように、チタンを添加した方の配合
■では、チタンを添加しない方の配合■より、試料が落
ち着くまでの時間が25秒間長く、エリ馬場クッション
材に適した粘性を持つ。
表−5 表−7 〈実施例2〉 本発明による馬場クッション材と天然砂からなる従来の
クッション砂との現場比較試験を行った。馬場クッショ
ン材は実施例1と同一の材料、配合割合にて製造した。
混合にはアスファルトプラントを使用し、110℃に加
熱乾燥した砂にチタンを添加し、15秒間ドライ混合し
た後、加熱ストレートアスファルト、石油留出油の順に
添加し、40秒間ウェット混合することにより馬場クッ
ション材を得た。
なお、チタンは予め砂と2=1に調整しておいたものを
用いた。
得られた馬場クッション材と乾燥状態及び湿潤状態の天
然砂をアスファルトフィニッシャを使用して馬場路盤上
に厚さ7−となるよう敷物した後、−寒冷期における供
用性について、以下の項目によって比較試験を行った。
その結果は表−8に示す通りである。
(1)走広性及び防塵性 馬場において、馬の駈歩運動を行い、走行性及び砂粒子
の飛散と発塵について目視観察を行った。湿った状態の
天然砂と本発明の馬場クッション材とでは、走行性及び
防塵性の差異はなく、良好な馬場状態を保っていた。
しかし、乾燥状態の天然砂では、足掛りがやや劣るとと
もに、粉塵の発生が認められた。
(2)排水性及び油分の流出 馬場に時間当り50■の散水を行い、排水性を試験した
ところ、いずれも表面での滞水等の不具合は発生せず良
好な排水性を維持していた。また、本発明の馬場クッシ
ョン材からは散水による油分の流出は見受けられなかつ
た。
(3)不凍結性 ℃となり、凍結状態を触指観察したところ、本発明の馬
場クッション材が指先で容易にほぐれる固さで良好な馬
場状態を維持しているのに対し、天然砂は完全に凍結し
氷状になっていた。
表−8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アスファルト、植物油及び比表面積3000cm^
    2/g以上の微粉末からなる組成物で被覆した砂からな
    ることを特徴とする馬場クッション材。 2、該組成物が流動点0℃以下の石油留分をも含有して
    なる請求項1記載の馬場のクッション材。 3、植物油がアマニ油、ヒマシ油またはトール油である
    請求項1又は2記載の馬場のクッション材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5262453A (en) * 1990-07-13 1993-11-16 Nippon Oil Company, Limited Cushion or trackbed material for use in riding-ground
KR100748156B1 (ko) * 2006-06-30 2007-08-10 주식회사 신승오앤에프 비산 방지용 천연 도포제의 조성물
JP2015034375A (ja) * 2013-08-07 2015-02-19 株式会社Nippo ブロック舗装用砂

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100748156B1 (ko) * 2006-06-30 2007-08-10 주식회사 신승오앤에프 비산 방지용 천연 도포제의 조성물
JP2015034375A (ja) * 2013-08-07 2015-02-19 株式会社Nippo ブロック舗装用砂

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