JPH0388888A - 人工雪及びその製造方法 - Google Patents

人工雪及びその製造方法

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JPH0388888A
JPH0388888A JP4064090A JP4064090A JPH0388888A JP H0388888 A JPH0388888 A JP H0388888A JP 4064090 A JP4064090 A JP 4064090A JP 4064090 A JP4064090 A JP 4064090A JP H0388888 A JPH0388888 A JP H0388888A
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JP
Japan
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wax
artificial snow
inorganic particles
solid
snow
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JP4064090A
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English (en)
Inventor
Teiko Miyata
宮田 汀子
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、降雪量の少ない地域や屋内でスキーを楽しむ
ときに使用する人工雪及びその製造方法に関するもので
ある。
【従来の技術】
従来より、人工雪としては、水を種々の手段で凍結させ
たものが使用されている。特に、この凍結手段として各
種のものが用いられ、天然の雪に類似したものを得よう
とする試みが盛んである。 そして、このようにして得られた人工雪を、スノーガン
等を用い芝生上等に散布して、スキーが楽しめるように
している。 しかしながら、水を凍結させた人工雪は、気温が上昇す
ると直ちに溶けてしまうということがあった。また、雨
が降った場合においても、直ちに溶けてしまうというこ
とがあった。これらの場合には、更に水を凍結して得ら
れた人工雪をスノーガン等で散布しつづけなければ、ス
キーを楽しむことができなくなる。 しかし、これらの方法は、人工雪を得るのに水を凍結さ
せなければならず、多大なエネルギーが必要である。ま
た、気温や気候によっては、人工雪を作りつづけなけれ
ばならず、多大なエネルギーが必要である。
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、水を凍結させて人工雪を得るのでは
なく、ある特殊な物質の組み合わせによって人工雪を得
ることにより、省エネルギーで人工雪を提供すると共に
、気温や気候によって簡単に溶けることのない人工雪を
提供しようというものである。
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、無機粒子と、該無機粒子を被覆するワ
ックスと、該ワックスの表面に固着された滑性微細粉末
群又は該ワックスの表面を被覆する離型性シリコーンと
よりなることを特徴とする人工雪、及びこの人工雪の製
造方法に関するものである。 本発明においては、まず人工雪の核として無機粒子を使
用する。この無機粒子は、人工雪の核とするのに適した
硬さや形態を持ったものであればどのようなものでも使
用しうる。また、無機粒子の粒径は、0.5〜2W程度
が好ましい。無機粒子の粒径が0.5++a未満である
と、人工雪の核として小さすぎ、取り扱いにくい傾向が
生じる。また、無機粒子の粒径が2mmを超えると、人
工雪自体が大きくなり、雪の如き感触が低下する傾向が
生じる。 無機粒子として、特に好適に使用しうるのは、その表面
に多数の微細孔を有する無機粒子である。 表面に多数の微細孔が存在すると、無機粒子の表面に被
覆されるワックスがこの微細孔に浸透し、いわゆるアン
カー効果によって、無機粒子とワックスとの密着力が向
上するからである。具体的には、大理石、寒水石、軽石
等が無機粒子として好適に使用しうる。 この無機粒子の表面はワックスで被覆されている。ワッ
クスとしては、従来公知の各種のワックスを使用するこ
とができる。具体的には、パラフィンワックスやマイク
ロクリスタリンワックス等が使用しうる。 そして、このワックスの表面には滑性微細粉末が固着さ
れている。滑性微細粉末としては、タルク、雑石、クレ
ー、カオリン等が単独で又は混合して用いられる。滑性
微細粉末の粒径は、0.1+am以下程度が好ましい。 滑性微細粉末の粒径が0.1鵬を超えると、ワックス表
面から脱落しやすくなると共に、滑り性が低下する傾向
が生じる。 また、本発明に係る人工雪は、このワックス表面に離型
性シリコーンが被覆されていてもよい。 ここで、離型性シリコーンとしては、従来公知のオルガ
ノポリシロキサンを使用することができ、特に直鎖状の
ジメチルポリシロキサンを使用するのが好ましい。 本発明に係る人工雪は、以下の如き方法で製造される。 即ち、まず固形ワックスを加熱溶融させてワックス液を
形成する。パラフィンワックスの場合は、融点が低いた
め、約50〜70℃程度以上に加熱すれば溶融し、ワッ
クス液を得ることができる。また、マイクロクリスタリ
ンワックスの場合は、融点が比較的高いため、約60〜
130℃程度以上に加熱すれば溶融する。更に、融点を
調整するため、融点の低いパラフィンワックスと融点の
高いマイクロクリスタリンワックスとを混合して使用し
てもよい。また、このように混合使用すれば、高価なマ
イクロクリスタリンワックスの量を減少させることがで
き、実用上効果的である。両者の混合割合としては、パ
ラフィンワックス100重量部に対して、マイクロクリ
スタリンワックス40〜400重量部程度である。 ワックス液を形成した後、この中に無機粒子群を投入す
る。ここで、無機粒子の投入量は、ワックス液100重
量部に対して、300〜1000重量部程度が好ましい
。無機粒子の投入量が300fi量部未満であると、人
工雪の収率が低下する傾向となる。 また、無機粒子の投入量が1000重量部を超えると、
無機粒子が十分にワックスで被覆されない傾向が生じる
。そして、攪拌混合し、ワックス液中に無機粒子群を均
一に分散する。 この後、請求項第(1)項記載の人工雪を製造するには
、更に攪拌を続けながら徐冷して、ワックス液を徐々に
固まらせ、液体と固体の中間状態、即ち軟化状態にする
。例えば、パラフィンワックスとマイクロクリスタリン
ワックスとの混合物を使用した場合には、200°C程
度の温度で加熱・溶融して、その後徐々に冷却していけ
ば、60℃程度の温度で軟化状態になる。このようにワ
ックス液を徐冷していくと、無機粒子は軟化状態のワッ
クスで被覆された状態になる。即ち、無機粒子を核とす
る半固形粒状物が生成するのである。このようにして、
半固形粒状物が生成したときに、滑性微細粉末群を投入
する。滑性微細粉末の投入量は、ワックス100重量部
に対して、50〜500重量部程度が好ましい。滑性微
細粉末の投入量が、50重量部未満であると、ワックス
の表面に固着する滑性微細粉末群の量が少なく、人工雪
の滑り性が低下する傾向が生じる。また、滑性微細粉末
の投入量が50帽1部を超えると、ワックスの表面に固
着しない余剰の滑性微細粉末が生じ、原料の有効利用が
図れない傾向が生じる。以上の後、更に常温まで冷却し
、軟化状態のワックスを固化させて、請求項第(1)項
記載の人工雪を製造することができる。 また、請求項第(2)項記載の人工雪を製造するには、
ワックス液中に無機粒子群を均一に分散した後、ワック
ス液を攪拌しながら常温まで冷却する。この冷却は、前
記の場合と異なり、徐冷しなくてもよく、また徐冷して
もよい。そして、この冷却により、ワックスを固形状態
にして、固形粒状物を生成させる。この固形粒状物群中
に、シリコーン油を投入しながら攪拌して、ワックス表
面にシリコーン油を塗布すればよい。また、固形粒状物
群中にシリコーン油をスプレー等の手段で吹きつけて、
ワックス表面にシリコーン油を塗布してもよい。シリコ
ーン油の塗布量は、ワックス100重量部に対して20
〜300重量部程度で良い。 シリコーン油の塗布量が20重量部未満であると、ワッ
クス表面が十分にシリコーンで被覆されない傾向が生じ
る。また、シリコーン油の塗布量が300重量部を超え
ると、ワックス表面のシリコーン膜が厚くなりすぎ、原
料の有効利用の観点から合理的ではない。シリコーン油
を塗布した後は、常法により乾燥させて、ワックス表面
をシリコーンで被覆させ、請求項第(2)項記載の人工
雪が得られるのである。
【実施例】
実施例1 固形のマイクロクリスタリンワックス(日本精蝋■製N
O重量部と固形のパラフィンワックス(日本精蝋■製)
10重量部とを混合し、200℃に加熱して溶融せしめ
、ワックス液を製造した。このワックス液中に、粒径1
.5mmの寒水石を130重量部投入して40分間混合
攪拌する。その後、混合攪拌を続けながら、60℃まで
徐冷し、半固形粒状物を生成させる。半固形粒状物が生
成した時点で、粒径0.1mmのタルクを50重量部投
入し、更に攪拌しながら常温まで冷却する。 以上のようにして得られた人工雪は、寒水石がワックス
で被覆され、且つこのワックス表面にタルクが固着され
てなるものであった。そして、滑り性も良好で、これを
人工芝等の上に敷き詰めればスキーを楽しむことができ
るものであった。 実施例2 固形のマイクロクリスタリンワックス(日本精蝋■製)
10重量部と固形のパラフィンワックス(日本精蝋■製
)10重量部とを混合し、200℃に加熱して溶融せし
め、ワックス液を製造した。このワックス液中に、粒径
1.5mn+の寒水石を130重量部投入して40分間
混合攪拌する。その後、混合攪拌を続けながら、常温ま
で冷却し、固形粒状物を生成させる。固形粒状物が生成
した時点で、攪拌しながらシリコーン油10重量部をス
プレーし、その後放置して乾燥した。 以上のようにして得られた人工雪は、寒水石がワックス
で被覆され、且つこのワックス表面にシリコーンが被覆
されてなるものであった。そして、滑り性も良好で、こ
れを人工芝等の上に敷き詰めればスキーを楽しむことが
できるものであった。
【作用及び発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る人工雪は、無機粒子
がワックスで被覆され、且つこのワックス表面に滑性微
細粉末が固着されるか又はこのワックス表面に離型性シ
リコーンが被覆されてなるものであるため、これを人工
芝等の上に敷き詰めて使用した場合には、気温が上昇し
ても或いは雨が降っても溶けることがない、従って、本
発明に係る人工雪を使用すれば、どのような気象条件で
あっても、スキーを楽しむことができるという効果を奏
する。 また、本発明に係る人工雪は、滑性微細粉末又はシリコ
ーンと無機粒子との間にワックスが存在するので、クッ
シタン性が良好で且つ手触り等が柔らかく、スキー中に
転倒しても擦過傷等の怪我をすることを防止しうるとい
う効果も奏する。 マタ、人工雪の核として無機粒子を使用したので、−個
一個の人工雪の重量も比較的重く、風が吹いても飛散し
にくい。従って、人工芝等の上に敷き詰めた人工雪が、
強風によって飛散するということを防止でき、強風下で
もスキーを楽しめるという効果を奏する。 更に、本発明に係る人工雪の製造方法は、水を凍結させ
るという方法ではないため、比較的エネルギー量が少な
くて済む。そして、−旦製造するれ、水の凍結品とは異
なり、比較的長期に亙って使用しうる。従って、本発明
に係る人工雪は省エネルギーに寄与するという効果も奏
する。 なお、更に請求項第(1)項に記載された人工雪の場合
、スキー板等の摩擦によって表面の滑性微細粉末が脱落
しワックスが露出することもあるが、ワックスも滑り性
が良好であるため、直ちにスキーを楽しむことができな
くなるということもない。 以上のように、本発明に係る人工雪は、気象条件に関係
なく好適に使用しうるので、降雪しない地域でも使用で
き、また将来の地球の温暖化によって降雪しなくなる地
域においても使用できるものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機粒子と、該無機粒子を被覆するワックスと、
    該ワックスの表面に固着された滑性微細粉末群とよりな
    ることを特徴とする人工雪。
  2. (2)無機粒子と、該無機粒子を被覆するワックスと、
    該ワックスの表面を被覆する離型性シリコーンとよりな
    ることを特徴とする人工雪。
  3. (3)固形ワックスを加熱溶融させてワックス液を形成
    し、該ワックス液中に無機粒子群を投入した後、該ワッ
    クス液を攪拌しながら徐冷して該ワックスを軟化状態に
    し、該無機粒子が軟化状態のワックスで被覆された半固
    形粒状物を生成せしめ、次いで半固形粒状物中に滑性微
    細粉末群を投入した後、更に撹拌しながら冷却して、滑
    性微細粉末群をワックス表面に固着させることを特徴と
    する人工雪の製造方法。
  4. (4)固形ワックスを加熱溶融させてワックス液を形成
    し、該ワックス液中に無機粒子群を投入した後、該ワッ
    クス液を攪拌しながら冷却し、該無機粒子が固形状態の
    ワックスで被覆された固形粒状物を生成せしめ、次いで
    固形粒状物の表面にシリコーン油を塗布することを特徴
    とする人工雪の製造方法。
  5. (5)無機粒子として、表面に多数の微細孔を有するも
    のを用いる、請求項第(1)若しくは(2)記載の人工
    雪、又は請求項(3)若しくは(4)記載の人工雪の製
    造方法。
JP4064090A 1989-05-18 1990-02-21 人工雪及びその製造方法 Pending JPH0388888A (ja)

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JP1-124790 1989-05-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149217A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Shoshin:Kk キャビン式スピードスプレーヤ
JP2015528559A (ja) * 2012-08-27 2015-09-28 サン,イングイ 人工常温雪
JP2017176834A (ja) * 2017-03-29 2017-10-05 サン,イングイ 人工常温雪

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