JPH0227487Y2 - - Google Patents

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JPH0227487Y2
JPH0227487Y2 JP17520982U JP17520982U JPH0227487Y2 JP H0227487 Y2 JPH0227487 Y2 JP H0227487Y2 JP 17520982 U JP17520982 U JP 17520982U JP 17520982 U JP17520982 U JP 17520982U JP H0227487 Y2 JPH0227487 Y2 JP H0227487Y2
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JP
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anode cylinder
rectangular waveguide
section
frame
shaped yoke
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JP17520982U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、例えば船舶用小型レーダに使用し
て好適なパルスマグネトロンの改良に関する。 〔考案の技術的背景とその問題点〕 近時、船舶用小型レーダはいわゆるレジヤーボ
ート等にも搭載されるようになつてきている。そ
のため、発振源として使用されるパルスマグネト
ロンは、より一層コンパクトで安定な動作特性を
維持できるものが求められている。従来のこの用
途のパルスマグネトロンには、直流磁界源として
馬蹄形の永久磁石が使用され、その磁極が陽極円
筒両端に設けられた磁極に結合された構造が採用
されてきた。この構造は、陽極円筒が磁極を介し
て馬蹄形磁石につながつているので、陽極円筒の
熱をこれらを通して外部に放散するのに都合がよ
い。しかしこの構造はいわゆる外磁型の磁気回路
構成であり、所要の作用空間磁束密度を得るため
には、磁石がかなり大型になる傾向があつた。な
お、マイクロ波出力は、例えばアルミニウム・ダ
イキヤスト型の取付板に一体的に設けられた矩形
導波管部に導かれたうえ外部回路であるレーダ・
アンテナに導出される。陽極円筒の熱の一部はこ
の矩形導波管部を有する取付板を通しても外部に
放散される。 さて近来は、永久磁石の性能が向上してきた結
果、比較的小型の永久磁石を使用し、この磁石を
枠状継鉄の内側に配置して磁束の外部漏洩を低減
できるいわゆる内磁型磁気回路の構成が可能にな
つてきている。これは、陽極円筒の両端に固着さ
れた一対の磁極の管軸方向の外側にそれぞれ環状
永久磁石を配置し、これら陽極円筒や磁石をとり
まいて磁束帰路を構成する枠状継鉄を配置して内
磁型となし、一方、マイクロ波出力部を陽極円筒
の側方に突出した構成のものが開発されている
(例えば特開昭58−40741号公報参照)。 このような構造の小型パルスマグネトロンは、
自然空冷で使用されるのが普通であり、前述のよ
うな構成によれば磁石の磁束利用効率が高く、比
較的コンパクトに構成できるが、陽極円筒からの
熱の放散性は、逆に永久磁石からの熱放散量が少
ないためむしろ低下してしまい、長時間の安定動
作に危惧が生じる。 〔考案の目的〕 この考案は、以上のような事情に鑑みてなされ
たもので、陽極円筒等から外部への熱放散性を改
善して安定動作を維持し、且つ小型で堅固なパル
スマグネトロンを提供することを目的とする。 〔考案の概要〕 この考案は、陽極円筒の側方に突出延長された
マイクロ波出力部を包囲して結合された矩形導波
管部のこの出力部が結合された壁と反対側の導波
管外壁面が、これらをとりまく枠状継鉄の一部の
内壁面に伝熱的に密接されてなるパルスマグネト
ロンである。 〔考案の実施例〕 この考案のパルスマグネトロンは、第1図乃至
第3図に示すように構成され、陽極円筒1の内側
には軸心に沿つて陰極2が設けられるとともに、
この陰極2を取囲んで複数のベイン3が放射状に
配設され、陽極円筒1の内壁に固着されている。
陽極円筒1の両端には、それぞれ磁極4,5が固
着されている。一方の磁極4には排気管6が、ま
た他方の磁極5には陰極ステム7が突設され、こ
の排気管6と陰極ステム7をそれぞれ同軸的に取
囲むように、各磁極4,5の管軸方向外側にそれ
ぞれシム板8,9を介して環状の例えば小判形の
フエライト永久磁石10,11が配設されてい
る。そしてこれら磁石10,11の外側磁極に磁
気的に結合され磁束帰路をつくる枠状継鉄15が
設けられている。 陽極円筒1には、管軸に直交する側方にマイク
ロ波出力部12が突設されている。この出力部
2は、陽極円筒壁に気密接合された金属円筒12
aと、ベイン3の1つに接続されこの金属円筒の
内側を貫通して導出されたアンテナ導体13とか
らなる同軸線路部、さらにアンテナ導体の先端が
誘電体円筒の先端に気密的に固定された先端部を
備えている。 さて、出力部12に結合されることにより同軸
導波管変換器を構成する矩形導波管部14は、取
付板7と一体形成され、その一部にマイクロ波出
力開口部18が穿設されている。そこで、矩形導
波管部14の壁の一部に形成された結合孔を通し
て出力部12の先端が導波管内部に所定長突出さ
せられ、金属円筒12aと矩形導波管部14とは
結合部19の位置で半田付け等により電気的、熱
的に十分接触するようにして接続されている。そ
してこの出力部が結合された導波管壁と対向する
反対側の導波管外壁面24は、これらをとりまく
ように配置されている枠状継鉄15の一部の内壁
面に伝熱的に密接されている。なお、これら枠状
継鉄15と矩形導波管部を有する取付板17と
は、止めネジ16等により機械的にも連結固定さ
れている。こうして、陽極円筒1と枠状継鉄15
とは、出力部12の金属円筒12a、および取付
板の矩形導波管部14を介して熱的に接続されて
いる。しかも陽極円筒1、磁石10,11及び矩
形導波管部14は、枠状継鉄15の内側領域にそ
れよりも外側にはみ出さない形で収容されてお
り、よりコンパクトで外部の機械的衝撃に対して
陽極部分や出力部が保護される構成になつてい
る。また、取付板17に枠状継鉄15の相対向す
る側壁面間を橋渡しする形で接合しているので、
機械的に安定に保持させることができる。 なお、矩形導波管部14を金属円筒12aの外
側を取囲むように延長して陽極円筒1の外周壁に
直接接触させてもよい。なおまた、図中の符号2
0は陰極支持体、21はセラミツク円筒、22は
入力端子、23はプロテクタをあらわしている。 さて、動作時には、陰極2から放出された熱電
子は、陰極2とベイン3との間に加えられた直流
電圧と、磁石10,11により陰極軸に平行に与
えられる直流磁界とにより回転集群し、ベイン等
からなる空胴共振器にマイクロ波を発生する。マ
イクロ波は、出力部12から矩形導波管部14へ
導かれ、さらにその出力開口部18から外部負荷
回路に供給される。一方、陽極損失は、入力の50
〜70%位あるが、これはベイン3から陽極円筒1
へ伝導され、矩形導波管部14を介して取付板及
び広い表面積の枠状継鉄15にも伝えられ、外部
に放散される。また陽極円筒、環状磁石及び矩形
導波管部はこれらをとりまくように配置された枠
状継鉄の内側領域に位置しているので、外部の機
械的衝撃に対して陽極部分や出力部が保護され
る。 〔考案の効果〕 この考案によれば、陽極損失による熱が出力部
12から矩形導波管部とともにこれに伝熱的に接
続された枠状継鉄にも伝導されて広い面積から外
部に放散されるため、陽極円筒の過熱を抑制して
動作の安定性を高めることができる。そして陽極
円筒、環状磁石及び矩形導波管部をとりまくよう
に枠状継鉄を密接配置しているので、コンパクト
で且つ機械的にも堅固なパルスマグネトロンが得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す平面図、第2
図は第1図のA−A′における横断面図、第3図
は同じく第1図のB−B′における縦断面図であ
る。 1……陽極円筒、2……陰極、3……ベイン、
4,5……磁極、10,11……磁石、12……
出力部、14……矩形導波管部、24……導波管
外壁面、15……枠状継鉄。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 陰極を取囲んで内壁に複数のベインが放射状に
    固着された陽極円筒と、該陽極円筒の両端にそれ
    ぞれ固着された一対の磁極と、該各磁極の管軸方
    向の外側にそれぞれ配置された環状永久磁石と、
    上記両磁石の外方磁極にそれぞれ磁気的に結合さ
    れて磁束帰路を構成する枠状継鉄と、上記陽極円
    筒の側方に突設されたマイクロ波出力部と、この
    出力部を包囲して結合された矩形導波管部と、こ
    の矩形導波管部を一体形成し一部にマイクロ波出
    力開口部を有する取付板とを具備するパルスマグ
    ネトロンにおいて、 上記矩形導波管部の上記出力部が結合された壁
    と反対側の導波管外壁面が、上記枠状継鉄の内壁
    面に伝熱的に密接されてなることを特徴とするパ
    ルスマグネトロン。
JP17520982U 1982-11-19 1982-11-19 パルスマグネトロン Granted JPS5979954U (ja)

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JP17520982U JPS5979954U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 パルスマグネトロン

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JP17520982U JPS5979954U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 パルスマグネトロン

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Publication Number Publication Date
JPS5979954U JPS5979954U (ja) 1984-05-30
JPH0227487Y2 true JPH0227487Y2 (ja) 1990-07-25

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ID=30381238

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