JPH02273767A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、非磁性のトナーにより画像を形成する現像装
置に関する。

［従来の技術］ 従来の現像装置は、特願昭６３−９１０００に示される
ような静電潜像を形成する潜像担持体に隣接して配設さ
れ、像形成体であるトナーを搬送する導電性支持体上に
絶縁層が形成してあるトナー搬送体を有し、前記トナー
搬送体に隣接して導電性のトナー搬送量規制部材が配設
され、前記導電性支持体と前記トナー搬送量規制部材と
の間には電圧印加手段により電界が印加され、前記トナ
ー搬送体上のトナーを静電的に前記潜像担持体に付着さ
せて前記静電潜像を顕像化するというものであった。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、前述の従来技術では、帯電量の小さいトナーも
トナー搬送体に供給され、そのトナーが現像に寄与した
結果、現像特性が不安定になるという問題点を有してい
た。

そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、安定で良好な画像品質で画像形
成が可能な、−成分非磁性現像法による現像装置を提供
するところにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の現像装置は、静電潜像を形成する潜像担持体に
隣接して配設され、像形成体であるトナーを搬送する導
電性支持体上に絶縁層が形成してあるトナー搬送体を有
し、前記トナー搬送体に隣接して導電性のトナー搬送量
規制部材が配設され、前記導電性支持体と前記トナー搬
送量規制部材との間には電圧印加手段により電界が印加
され、前記トナー搬送体上のトナーを静電的に前記潜像
担持体に付着させて前記静電潜像を顕像化する現像装置
において、前記トナー搬送体の周速を現像時と非現像時
で変化させることを特徴とする。

［作用］ 本発明の上記の構成によれば、非現像時のトナー搬送体
の周速を現像時のトナー搬送体の周速より大きくするこ
とにより、帯電量の小さなトナーがトナー搬送体上に付
着供給されるのを防ぐことができる。このため、トナー
搬送体上のトナーの帯電量を一定に保つことができる。

また、現像時のトナー搬送体の周速を非現像時のトナー
搬送体の周速より小さくすることにより、現像時のトナ
ーの飛散は防止される。この結果、安定した現像を行う
ことができる。第２図に現像時、非現像時のトナー搬送
体速度の関係を示した。

第３図にトナー搬送体上のトナーの量とトナー搬送体速
度の関係を示した。トナー搬送体速度の増加にともない
、トナー搬送体上のトナー量は減少していることがわか
る。また、この際トナー搬送体の速度が増加するにとも
ない、トナー搬送体上のトナーの飛散が多くなっている
。つまり、トナー搬送体の速度が増すに連れ、付着力の
弱い（帯電量の小さい）トナーがトナー搬送体から引き
離されていると考えられる。従って、帯電量の小さい、
現像に寄与しないトナーは、トナー搬送体速度を上げて
やることにより、トナー搬送体から引き離すことができ
る。しかし、トナーがトナー搬送体から引き離される際
、トナーの飛散現象をともなうため、現像時に行うと、
像の地汚れを生じてしまう、そこで、非現像時のトナー
搬送体の周速と現像する際のトナー搬送体の周速を変え
ることにより、トナー搬送体上から現像に寄与しない帯
電量の小さなトナーを除去し、かつ現像時にトナー搬送
体上のトナーを飛散させないことができる。つまり、非
現像時には、トナー搬送体の周速を大きくして、トナー
搬送体に対して付着力の弱いトナーを除去し、現像時に
は、トナー搬送体の周速を小さくして、トナー搬送体か
らトナーが飛散するのを防止するのである。

本発明の現像装置で、トナーはトナー搬送量規制部材と
トナー搬送体により構成される空隙に供給され、トナー
搬送量規制部材等により擦過されることにより帯電し、
導電性支持体とトナー搬送量規制部材との間に印加され
た電界によりトナー搬送体に供給される。その際、トナ
ー搬送体の周速をあげることにより、トナー搬送体への
トナーの供給量は低下し、また、トナー搬送体の回転速
度の増加にともなう、遠心力の増加により、トナー搬送
体に対して付着力の弱い（帯電量の小さい）トナーは、
トナー搬送体に付着していることが不可能となり、トナ
ー搬送体から離脱してしまう。

このため、トナー搬送体上に供給付着されたトナーは、
ある値以上の帯電量をもつようになり、また、トナー搬
送体上のトナーの搬送量が均一になる。トナー搬送体上
の現像に適した帯電量と搬送量を持つトナーが現像位置
まで来たときトナー搬送体の周速を現像に適した速度に
することにより、トナーの飛散等が生じることなく安定
した現像を行うことができる。

以下、実施例により本発明の詳細な説明する。

［実施例］ 実施例１ 第１図は本発明の実施例における現像装置の断面概観図
である。

潜像担持体１は導電性の支持部２の上に光導電性を有す
る感光層３を塗膜したものである。感光層３を帯電器４
により所定の電位になるように帯電させた後にレーザー
等の光源５から出射した光を回転多面鏡等（図示せず）
を用いて走査し結像光学系６により感光層３に結像させ
て電位コントラストを得て潜像担持体１上に静電潜像を
形成した。一方、現像器７は像形成体であるトナー８を
帯電させかつトナー搬送体９で搬送するものである。ト
ナー搬送体９は導電性支持体１０の上に絶縁層１１を薄
層形成したもので、トナー搬送体９に隣接してトナー搬
送量規制部材で導電性かつ円筒状のスリーブ１２及び同
様にトナー搬送量規制部材で導電性かつ平板状のブレー
ド１３が配設され、電圧印加手段１４をそれぞれ導電性
支持体１０とスリーブ１２との間および導電性支持体１
０とブレード１３との間に接続しそれぞれの空隙部に電
界を発生させて、トナー８をトナー搬送体９に供給させ
る。この際、トナー搬送体９の回転数は５００ｒｐｍと
した（非現像時）、スリーブ１２に付着したトナー８は
スクレーパー１５により剥離し空隙部にトナー８が凝集
したり空隙部を詰まらせたりすることを防止する。電荷
を付与されたトナー８はトナー搬送体９に静電的鏡像力
によって保持され搬送されて現像ギャップ（潜像担持体
１とトナー搬送体９が近接する部分）に接近した。この
際、トナー搬送体９の回転数は、１１００ｒｐとしたと
ころ、トナー搬送体９からトナー８が飛散するという現
象はみられなかった（現像時）、支持部２と導電性支持
体１０との間に現像バイアス印加手段１６により電圧を
印加して潜像担持体１の静電潜像の電位コントラストに
応じて現像電界を発生させ電荷を持ったトナー８を潜像
担持体１の静電潜像に向かって飛翔させ電位コントラス
トに応じたトナー付着量を得て潜像を顕像化して、さら
に転写器１７により潜像担持体１上に付着したトナー８
を静電的に記録紙１８に転写し加圧や加熱等の手段によ
りトナー８を記録紙１８に定着し所望の画像を得る。尚
、第１図において、各部の電位は潜像担持体１の支持部
２をＯｖとすると導電性支持体１０が一３００ｖ、スリ
ーブ１２が一９００ｖ、ブレード１３が一９００ｖに設
定され、各部の空隙を潜像担持体１とトナー搬送体９と
の間が０．２ｍｍ、トナー搬送体９とスリーブ１２との
間が０．３ｍｍ、トナー搬送体９とブレード１３との間
が０．１５ｍｍに設定された場合にコントラストの高い
濃度階調性の高いトナフ像を形成することができ、光源
５に半導体レーザーを用いると高解像で面積階調性に優
れたトナー像を形成することができた。

トナーホッパー２１に一成分非磁性トナーを入れ、上記
構成で記録紙に１０，０００枚画像形成を行ったところ
、記録温度・細線再現性ともに問題のない安定した画像
形成を行うことができた。

ところで、第１図において、矢印はそれぞれの部材の回
転方向を示すが本発明を限定するものではなく、また上
述の数値も本発明を限定するものでないのは同様であり
、潜像担持体１の感光層の構成方法等は本図に限定され
るものではない。

比較例１ トナー搬送体の周速を常に１１００ｒｐに保つことを除
いては、実施例１と同様に画像形成を行った。トナー搬
送体９上のトナー量が実施例１にくらべ多くなり、トナ
ーの帯電量は一定でなくなり、記録温度等の現像特性が
不安定となった。

トナーホッパー２１に一成分非磁性トナーを入れ、上記
構成で記録紙にｉｏ、ｏｏｏ枚画像画像形成ったところ
、記録温度・細線再現性が変化し安定した画像形成を行
うことができなかった。

比較例２ トナー搬送体の周速を常に５００ｒｐｍに保つことを除
いては、実施例１と同様に画像形成を行った。トナー搬
送体９上のトナー量が実施例１にくらべ少なくなり、ト
ナーの飛散が激しくなった。

また、記録濃度等の現像特性が不安定となった。

トナーホッパー２１に一成分非磁性トナーを入れ、上記
構成で記録紙に１０，０００枚画像形成を行ったところ
、記録濃度・細線再現性が変化し安定した画像形成を行
うことができなかった。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、静電潜像を形成する
潜像担持体に隣接して配設され、像形成体であるトナー
を搬送する導電性支持体上に絶縁層が形成してあるトナ
ー搬送体を有し、前記トナー搬送体に隣接して導電性の
トナー搬送量規制部材が配設され、前記導電性支持体と
前記トナー搬送量規制部材との間には電圧印加手段によ
り電界が印加され、前記トナー搬送体上のトナーを静電
的に前記潜像担持体に付着させて前記静電潜像を顕像化
する現像装置において、前記トナー搬送体の周速を現像
時と非現像時で変化させることにより、トナー搬送体上
のトナーの帯電量、搬送量を一定に保つことができ、そ
の結果、安定した画像形成を行うことができるという効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における現像装置の断面概観図
、第２図は本発明の現像装置における現像時、非現像時
とトナー搬送体の周速の関係図、第３図は本発明の現像
装置におけるトナー搬送体上のトナー量とトナー搬送体
の周速の関係図。 潜像担持体 導電性の支持部 感光層 帯電器 光源 結像光学系 現像器 トナー トナー搬送体 導電性支持体 絶縁層 スリーブ ブレード 電圧印加手段 スクレーパー 現像バイアス印加手段 転写器 記録紙 トナーホッパー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）静電潜像を形成する潜像担持体に隣接して配設さ
   れ、像形成体であるトナーを搬送する導電性支持体上に
   絶縁層が形成してあるトナー搬送体を有し、前記トナー
   搬送体に隣接して導電性のトナー搬送量規制部材が配設
   され、前記導電性支持体と前記トナー搬送量規制部材と
   の間には電圧印加手段により電界が印加され、前記トナ
   ー搬送体上のトナーを静電的に前記潜像担持体に付着さ
   せて前記静電潜像を顕像化する現像装置において、前記
   トナー搬送体の周速を現像時と非現像時で変化させるこ
   とを特徴とする現像装置。