JPH0227336Y2 - - Google Patents

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JPH0227336Y2
JPH0227336Y2 JP6410285U JP6410285U JPH0227336Y2 JP H0227336 Y2 JPH0227336 Y2 JP H0227336Y2 JP 6410285 U JP6410285 U JP 6410285U JP 6410285 U JP6410285 U JP 6410285U JP H0227336 Y2 JPH0227336 Y2 JP H0227336Y2
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JP
Japan
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ignition
piezoelectric unit
gas
button
valve
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JP6410285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧電ユニツトを使用した押ボタン方
式によるガス機器の点火装置に関する。
〔従来技術〕
この種のガス機器の点火装置は、機体に対し往
復動可能に設けられた点火ボタンの押圧によりガ
ス弁を開くとと共に圧電ユニツトを作動させるよ
うにしたものであり、従来のものにおいては、ガ
ス弁の開弁装置と圧電ユニツトの作動装置は互に
並列に配置されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 このような従来技術においては、次のような各
問題がある。
(a) 点火ボタンにはガス弁の開弁に要する力と圧
電ユニツトの作動に要する力の和が加わるので
点火ボタンの操作に必要な押圧力が大となる。
また圧電ユニツトのハンマを作動させるのにレ
バーを用いているのでレバーの摩擦により力の
損失が生ずる。
(b) 部品の製作誤差などを考慮すれば、ガス弁が
全開となつて点火ボタンが停止する相当手前で
圧電ユニツトを作動させてガスに点火する必要
がある。このため、ガス弁が全開となつた後に
点火するという最善の放電タイミングが得られ
ない。
(c) ガス弁の開弁装置の他に圧電ユニツトの作動
装置を必要とするので構造が複雑となる。
本考案は、圧電ユニツトの配置を改良して、此
等の問題を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案によるガス機器の点火装置
は、第1図及び第2図に示す如く、機体11に対
し往復動可能に設けられた点火ボタン23の押圧
によりガス弁55,56,57を開くと共に圧電
ユニツト30を作動させるようにしたガス機器の
点火装置において、本体31とその一端から突出
する作動子32よりなる棒状の圧電ユニツト30
を機体11に前記点火ボタン23と同軸に長手方
向移動可能に支持し、この圧電ユニツト30の両
端をそれぞれ前記点火ボタン32及び前記ガス弁
55,56,57を作動させる作動ロツド26と
対向させて、同圧電ユニツト30を介して点火ボ
タン23の押圧力をガス弁55,56,57に伝
達するよう構成し、前記圧電ユニツト30の作動
力を前記ガス弁55,56,57の開弁に要する
力より大としたことを特徴とするものである。
〔作用〕
点火ボタン23を押圧すれば、先ず、圧電ユニ
ツト30は作動することなく点火ボタン23と共
に移動し、作動ロツド26を介してガス弁55,
56,57を開く。ガス弁55,56,57が全
開となつて作動ロツド26の移動が停止すれば、
圧電ユニツト30の作動子32が押され本体31
内に入り込んで圧電ユニツト30を作動させ、ガ
ス弁55,56,57を通過して放出されるガス
に点火を行なう。
〔考案の効果〕
本考案によれば、点火ボタンの操作に必要な押
圧力は、押圧力が大となる作動ストロークの後半
においても圧電ユニツトの作動に要する力のみで
あり、しかも圧電ユニツトを直接押圧しておりレ
バーの摩擦などによる力の損失がないので点火ボ
タンの押圧力を軽減することができる。また、ガ
ス弁が全開となつた直後に圧電ユニツトが作動す
るので最善の点火タイミングが得られ、更に圧電
ユニツトをガス弁の開弁装置の一部として利用し
ているので構造を簡略化することができる。
〔実施例〕
以下に、図示の実施例の説明をする。第1図に
示す如く、ガス機器の機枠10には本考案はによ
る点火装置を支持する取付具15が固定されてい
る。
第1図及び第2図に示す如く、弁本体等よりな
る機体11にはキヤツプ12,押え板13及びカ
バー14が重合してねじ止め固定され、押え板1
3及びカバー14の中央に設けた孔により管軸2
0が軸方向に往復動可能に支持され、管軸20の
先端の小径孔20bには点火ボタン23のステム
23aが同軸に往復動可能に嵌合支持されてい
る。止め環25によりステム23aに取り付けら
れたばね受25とカバー14の間には戻しばね2
4が介装されて点火ボタン23を上向に付勢し、
不作動状態では、第1図に示す如く管軸20外周
の段部20dをカバー14に当接すると共にステ
ム23a下端のフランジを小径孔20bの段部2
0eに係止して、管軸20及び点火ボタン23を
不作動位置に保持している。カバー14内には連
動軸21aと共に回動可能に爪21を設けてその
先端を管軸20に押圧し、管軸20が下方に移動
すればその外側に設けた切欠部20cに係合可能
とする。
圧電ユニツト30は本体31とその一端から突
出する作動子32を備え、全体として棒状をな
し、通常は内蔵するばねにより突出位置にある作
動子32に押圧力(例えば2Kg程度)を加えれば
作動子32は本体31内に入り込み、所定のスト
ロークに達すれば内蔵するハンマを作動させて圧
電素子に衝撃を与え、点火用高電圧を発生するも
のである。圧電ユニツト30の本体31は管軸2
0の大径孔20a内に挿入されて止め環22によ
り抜止保持され、かくして圧電ユニツト30は機
体11に対し点火ボタン23と同軸に長手方向移
動可能に支持されることになる。作動子32は小
径孔20内に位置してその先端は、通常は第1図
に示す如く、多少の隙間をおいてステム23aの
下端と対向している。管軸20bの一側には孔を
設けて圧電ユニツト30が発生する高電圧を点火
栓44に導く高圧導線33を接続する。
図示の如く、機体11には圧電ユニツト30と
同軸に往復動可能に作動ロツド26が設けられ、
その上端に止め環により取り付けられたばね受2
7と機体11の間には戻しばね28が介装されて
作動ロツド26を上向に付勢している。作動ロツ
ド26は直接又は連動装置を介してガス弁(電磁
弁55,点火パイロツト弁56及び常火パイロツ
ト弁57)と連動され、不作動状態では第1図に
示す如く、その上端が多少の隙間をおいて圧電ユ
ニツト30の下端と対向する最上位置に保持さ
れ、この状態では各ガス弁55,56,57は閉
じている。ガス弁55,56,57を開くために
作動ロツド26の上端に加える力は圧電ユニツト
30の作動に必要な力より小となるように設定す
る。
第1図に示す如く、メインバーナ40の一側に
は、機枠11に固定された取付具15を介して常
火パイロツトバーナ41、同バーナ41により加
熱される主熱電対46、補助熱電対47及び補助
熱電対加熱用バーナ43が支持されている。取付
具15には更に案内板45を介して支持された点
火パイロツトバーナ42及び案内板45との間に
火花問隙を形成する点火栓44が設けられてい
る。
第1図に示す如く、ガス源(図示せず)に接続
されたガス供給路50は電磁弁55を通過後3つ
の分岐路51,52,53に分岐され、第1分岐
路51は点火パイロツト弁56を介して点火パイ
ロツトバーナ42及び補助熱電対加熱用バーナ4
3に、第2分岐路52は常火パイロツト弁57を
介して常火パイロツトバーナ41に、第3分岐通
路53は主ガス弁58を介してメインバーナ40
にそれぞれガスを供給する。
点火栓44は高圧導線33を介して圧電ユニツ
ト30に接続され、また主熱電対46と補助熱電
対47とは互に直列接続されて電磁弁55の励磁
コイル55aに接続されている。なお、主熱電対
46は熱起電力の立上り特性は遅いが耐熱性にす
ぐれたものであり、一方補助熱電対47は耐熱性
は劣るが熱起電力の立上り特性が速いものであ
る。
次に本実施例の作動につき説明する。本ガス機
器の点火操作は主ガス弁58を閉じた状態で行な
う。点火ボタン23を押し下げれば、先ずステム
23aの下端が作動子32の先端に当接し、圧電
ユニツト30は作動することなく管軸20と共に
下降し、圧電ユニツト30の下端が作動ロツド2
6の上端に当接する。更に点火ボタン23を押せ
ば圧電ユニツト30は作動することなく引き続き
管軸20と共に下降して作動ロツド26を介して
ガス弁55,56,57を開き、各バーナ41,
42,43からはガスが放出され、ガス弁55,
56,57が全開となれば作動ロツド26の下降
は停止する。更に点火ボタン23を押せば、作動
子32が撓んで本体31内に入り込み、所定のス
トロークに達すれば圧電ユニツト30が作動し、
第2図に示す状態となる。圧電ユニツト30が作
動すれば点火栓44に火花が生じ、点火パイロツ
トバーナ42より放出されるガスに点火され、そ
の炎により常火パイロツトバーナ41及び補助熱
電対加熱用バーナ43より放出されるガスに点火
される。この状態においては、補助熱電対47は
バーナ43の炎により加熱されて急速に熱起電力
が上昇し、励磁コイル55aに印加される熱電流
は短時間で電磁弁55の保持レベルに達する。
次いで点火ボタン23より手を離せば、管軸2
0は戻しばね28により多少上昇して切欠部20
cに爪21が係合した状態で係止され、一方点火
ボタン23と管軸20の関係は第1図と同じ状態
となる。この状態では圧電ユニツト30の作動子
32は復帰してリセツトされ、電磁弁55の機械
的拘束は解除されるが励磁コイル55aにより保
持され、点火パイロツト弁56は閉となつて点火
パイロツトバーナ42及び補助熱電対加熱用バー
ナ43は消火するが、常火パイロツト弁57は開
状態にあり常火パイロツトバーナ41は消火しな
い。点火ボタンを離した直後の過渡状態において
は、補助熱電対47は次第に冷却するが、これに
よる熱起電力の低下は次第に加熱される主熱電対
46の熱起電力により補われ、電磁弁55は保持
されたまゝであり、外見上は何の変化もなく定常
態に移行する。
次いでメインボタン(図示せず)を押せば主ガ
ス弁58が開状態となつて係止され、メインバー
ナ40より放出されるガスは常火パイロツトバー
ナ41の炎により点火される。また停止ボタン
(図示せず)を押せば連動軸21aが回動し、切
欠部20cに対する爪21の係合が解除されて戻
しばね24により第1図の不作動状態に復帰し、
これと同時に主ガス弁58の係止も解除されて閉
じ、ガス機器は停止する。
なお、本実施例においては、点火操作により切
欠部20cと爪21が係合して管軸20は多少戻
つた状態で係止されるので、点火ミスの場合の再
点火操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案によるガス機器の点火装置の一実
施例を示し、第1図は不作動状態における要部の
縦断面図及び関連装置の接続状態を示す図、第2
図は作動状態における要部の縦断面図である。 符号の説明、11……機体、23……点火ボタ
ン、26……作動ロツド、30……圧電ユニツ
ト、31……本体、32……作動子、55,5
6,57……ガス弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体に対し往復動可能に設けられた点火ボタン
    の押圧によりガス弁を開くと共に圧電ユニツトを
    作動させるようにしたガス機器の点火装置におい
    て、本体とその一端から突出する作動子よりなる
    棒状の圧電ユニツトを前記機体に前記点火ボタン
    と同軸に長手方向移動可能に支持し、この圧電ユ
    ニツトの両端をそれぞれ前記点火ボタン及び前記
    ガス弁を作動させる作動ロツドと対向させて、同
    圧電ユニツトを介して前記点火ボタンの押圧力を
    前記ガス弁に伝達するよう構成し、前記圧電ユニ
    ツトの作動力を前記ガス弁の開弁に要する力より
    大としたことを特徴とするガス機器の点火装置。
JP6410285U 1985-04-26 1985-04-26 Expired JPH0227336Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6410285U JPH0227336Y2 (ja) 1985-04-26 1985-04-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6410285U JPH0227336Y2 (ja) 1985-04-26 1985-04-26

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JPS61181955U JPS61181955U (ja) 1986-11-13
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