JPH02272004A - オレフィン性不飽和重合体の水素化方法 - Google Patents

オレフィン性不飽和重合体の水素化方法

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JPH02272004A
JPH02272004A JP9306689A JP9306689A JPH02272004A JP H02272004 A JPH02272004 A JP H02272004A JP 9306689 A JP9306689 A JP 9306689A JP 9306689 A JP9306689 A JP 9306689A JP H02272004 A JPH02272004 A JP H02272004A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、オレフィン性不飽和重合体の不飽和二重結合
を特定の触媒系を用いて選択的に水素化する方法に関す
る。
〔従来の技術〕
オレフィン性二重結合を有する重合体は、化学変性、架
橋反応を容易に行うことができるが、反面、耐オゾン性
、耐酸化性、耐熱性などの点で欠点を持っている。
一方、耐オゾン性、耐酸化性、耐熱性のよい重合体は、
ラジカルまたは配位重合触媒を用いてα−オレフィンを
重合させることによって飽和型の重合体として得ること
ができるが、重合可能なモノマーが限定される。
これに対し、共役ジエン化合物、環状オレフィンなどの
モノマーを重合して得られるオレフィン性二重結合を有
する重合体は、水素化することによって耐オゾン性、耐
酸化性、耐熱性が著しく改善されるばかりでなく、α−
オレフィンの重合から直接に得られる重合体とは異なる
飽和型の重合体が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、オレフィン性二重結合を有する重合体を
水素化する場合、水素化により反応系の粘度が増加し、
また重合体の立体障害などにより水素化し難く、従って
高圧下で多量の触媒を必要としている。また、反応系の
粘度を下げるため高温下で水素化を実施すると触媒の活
性寿命が短くなり、そのため高温下で水素化を行うため
には多量の触媒を必要とする。その結果として、水素化
触媒を重合体から除去するために、煩雑な触媒除去処理
工程が必要であったり、また触媒の除去が不充分である
と、重合体の耐熱性、耐候性、耐酸化性などの性能にお
いて低下をもたらしたり、色相の悪化をもたらすなどの
問題があり、高温で高活性な水素化触媒の開発が望まれ
ており、いくつかの方法が提案されている(例えば、特
公昭63−4841号公報、特公昭63−5401号公
報、特公昭63−5402号公報、特開昭61−285
07号公報など)。
本発明は、前記従来の技術的課題を背景になされたもの
で、オレフィン性不飽和重合体の不飽和二重結合を選択
的に高温下で高活性な状態で水素化する方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、オレフィン性不飽和重合体を炭化水素溶媒中
で下記(a)成分および(b)成分を含む触媒組成物の
存在下で水素と接触させて、該オレフィン性不飽和重合
体の不飽和二重結合を選択的に水素化することを特徴と
するオレフィン性不飽和重合体の水素化方法を提供する
ものである。
(a)一般式M’ AfRI R2R3R’  (式中
、Mはリチウム原子、ナトリウム原子またはカリウム原
子から選ばれたアルカリ金属原子、R1,R3は同一ま
たは異なり、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜
20のアリール基、R4は炭素数1〜20のアルキル基
、炭素数6〜20のアリール基、炭素数1〜20のアル
コキシ基、またはシリル基を示す)で表される有機アル
カリ土類金属ニウム化合物。
(′b)一般式(i)〜(iii)で表される有機金属
化合物から選ばれた少なくとも1種。
〔式中、M2はチタン原子またはジルコニウム原子から
選ばれた金属原子であり、x’−xiは同一または異な
る基であって、それぞれ \ \ R) (この場合に、R3,R?は、同一または異なり、それ
ぞれ水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す)
であり、X3〜X4は、同一または異なり、XI、X2
と同一、またはR1、塩素原子、臭素原子もしくはヨウ
素原子、Yは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子、n
はOまたはL Cpは炭素数5〜20のシクロペンタジ
ェニル誘導体、2′は炭素数がO〜3の2価の炭化水素
基、またはシリコン数が1〜3の2価のシリレン基もし
くはシロキサン基であり、ここでZlの炭素数がOの場
合は、2つのシクロペンタジェニル誘導体の橋かけが無
いことを示し、Z2は炭素数が2〜12の2価の炭化水
素基を示す。] また、本発明は、触媒組成物として、前記(a)成分お
よびb)成分のほかに下記(c)成分を含む触媒組成物
を使用するオレフィン性不飽和重合体の水素化方法を提
供するものである。
(c)一般式M’ OR@ C式中、Mlは前記に同じ
、R11は炭素数1〜20のアルキル基もしくは炭素数
6〜20のアリール基、または酸素原子および/または
窒素原子を有する炭化水素基を示す)で表されるアルカ
リ化合物。
さらに、本発明は、前記(a)成分および(b)成分、
あるいは(a)成分、(b)成分および(c)成分を含
む触媒組成物からなる水素化用触媒組成物を提供するも
のである。
本発明のオレフィン性不飽和重合体の水素化に使用され
る触媒系は、(a)有機アルカリ・アルミニウム化合物
(アート錯体、以下「(a)成分」という)、(b)有
機金属化合物(以下r(b)成分」という”) 、 (
c)アルカリ化合物(以下「(c)成分」という)を主
成分とする。
まず、(a)成分である有機アルカリ・アルミニウム化
合物は、有機アルカリ化合物とトリアルキルアルミニウ
ムとを反応させることによって合成されたものである。
ここで、有機アルカリ化合物としては、エチルリチウム
、プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、5ec−ブ
チルリチウム、t−ブチルリチウム、ヘキシルリチウム
、1.4−ジリチオブタン、ブチルリチウムとジビニル
ベンゼンとの反応物、アルキレンジリチウム、フェニル
リチウム、スチルベンジリチウム、イソプロペニルベン
ゼンジリチウム、リチウムナフタレン、トリメチルシリ
ルリチウム、(t−ブチルジメチルシリル)リチウム、
L−ブチルナトリウム、フェニルナI・リウム、ナトリ
ウムナフタレン、トリメチルシリルナトリウム、t−ブ
チルカリウム、カリウムナフタレンなどを挙げることが
できる。
また、トリアルキルアルミニウムの具体例としては、ト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
イソプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、トリへキシルアルミニウ
ム、トリシクロヘキシルアルミニウムなどが挙げられる
なお、有機アルカリ化合物とトリアルキルアルミニウム
との使用量は、有機アルカリ化合物1モルに対して0.
8〜2.0モル、好ましくは等モルのトリアルキルアル
ミニウムをシクロヘキサン、テトラヒドロフランなどの
有機溶媒中で反応させることよって、有機アルカリ・ア
ルミニウム化合物(アート錯体)を合成することができ
る。
また、この際の反応温度は、−80〜120°C好まし
くは一20〜100°Cで行うことができ、窒素ガスな
どの不活性雰囲気中で行うことが好ましい。
次に、(b)成分である有機金属化合物(i)、(ii
)および(in)は、チタンおよびジルコニウムの通常
のアルキル化合物とは異なり、熱的に安定であり、容易
に単離できることが知られている〔口、 G、  H,
Ba1jard、  P、  H,νan  Lien
den+Makromo1.  Chew。   15
4  177(1972h  D、  へ。
5traus、 R,H,Grubbs、 Organ
on+etallics l。
165B (1982); H,J、 Deliefd
e Metjer、 F。
Jellnek、 Inorg、 Chim、 Act
a、  4+ 651 (1970)] 。
水素化触媒の(b)成分である有機金属化合物(i)お
よび(ii )は、ベンジル基、ベンジル誘導体、フェ
ニル基、フェニル誘導体、ハロゲン原子などを含む化合
物である。
特に、熱的安定性および水素化能力に優れている点て、
ベンジル基またはベンジル誘導体を含む有機金属化合物
が好ましい。すなわち、このベンジル基またはベンジル
誘導体が、チタン原子またはジルコニウム原子にに対し
て−CH,−基によるσ結合と同時に、 s / \ 基によるπ結合の2座配位があるため、通常の1座配位
のアルキル基、アリール基とは異なる熱的安定性と高活
性な水素化触媒作用を有する。
また、(′b)成分の他の有機金属化合物(iii )
も、チタン原子またはジルコニウム原子に対して2座配
位しチタナシクロアルカンなどを形成しているので、熱
的に安定で高活性な水素化触媒作用を有する。
有機金属化合物(i)の中で有機チタン化合物の具体例
としては、テトラベンジルチタニウム、テトラ(4−メ
チルベンジル)チタニウム、テトラ(4−エチルベンジ
ル)チタニウム、テトラ(4−n−ブチルベンジル)チ
タニウム、トリベンジルチタニウムアイオダイド、トリ
ベンジルチタニウムクロライド、トリベンジルチタニウ
ムブロマイド、テトラ(3,5−ジメチルベンジル)チ
タニウム、テトラ(3,5−ジ−t−ブチルベンジル)
チタニウム、ビスベンジルビス(4−メチルベンジル)
チタニウム、ビスベンジルビス(3,5−ジメチルベン
ジル)チタニウム、ジフェニルベンジルチタニウム、ジ
フェニルジ(4−エチルベンジル)チタニウム、フエニ
ルジベンジルチタニウムクロライドなどが挙げられる。
また、有機金属化合物(ii)の中で有機チタン化合物
の具体例としては0、ビス(η−シクロペンタジェニル
)ビスベンジルチタニウム、ビス(η−シクロペンタジ
ェニル)ビス(4−メチルベンジル)チタニウム、ビス
(η−シクロペンタジェニル)ビス(3,5−ジメチル
ベンジル)チタニウム、ビス(η−シクロペンタジェニ
ル)ジフェニルチタニウム、ビス(η−シクロペンタジ
ェニル)フェニルチタニウムクロライド、ビス(ηシク
ロペンタジェニル)チタニウムジメチル、ビス(η−シ
クロペンタジェニル)チタニウムジエチル、ビス(η−
シクロペンタジェニル)チタニウムジ−n−ブチル、ビ
ス(η−シクロペンタジェニル)チタニウムジ−S−ブ
チル、ビス(η−シクロペンタジェニル)チタニウムジ
エチル、ビス(η−シクロペンタジェニル)チタニウム
ジオクチル、ジクロロ((ジメチルシリレン)−ビス(
η’−2,4−シクロペンタジェン−1−イリデン)チ
タニウム、 ジクロロ〔(ジメチルシリレン)−ビス(c4,5,6
17−テトラハイドロ−1−インデニル)〕チタンジク
ロライド、 ジフェニル〔(ジメチルシリレン)−ビス(η5−2.
4−シクロペンタジェン−1−イリデン)〕チタニウム
、 エタンジイルビス((c=、s、b、7−テトラ/)イ
ドロー1−インデニル)〕チタンジクロライド、などが
挙げられる。
さらに、有機金属化合物(ii)の中で、有機ジルコニ
ウム化合物の具体例としては、前記有機チタン化合物の
チタン原子をジルコニウム原子に置換した化合物などが
挙げられる。
さらに、有機金属化合物(iii )の中で有機チタン
化合物であるチタナシクロアルカン化合物は、ビス(η
−シクロペンタジェニル)チタンジクロライドとトリメ
チルアルミニウムとの反応で得られるチタンのカルベン
錯体に、3,3−ジメチルブテン−1,3−メチル−ブ
テン−1、イソブチレン、シクロペンテン、ノルボルネ
ン、スチレンなどを付加させることによって得られる。
この有機チタン化合物の具体例としては、ビス(η−シ
クロペンタジェニル)チタナーβ−t−ブチル−シクロ
ブタン、ビス(η−シクロペンタジェニル)チタナーβ
−1−プロピル−シクロブタン、ビス(η−シクロペン
タジェニル)チタナーβ−フェニルーシクロブタン、ビ
ス(η−シクロペンタジェニル)チタナーβ、β−ジメ
チルシクロブタン、3.3−ビス(η−シクロペンタジ
ェニル)−3−チタナトリシクロノナン、ビス(η−シ
クロペンタジェニル)チタナビシクロへブタンなどが挙
げられる。
さらに、有機金属化合物(iii)の中で、有機ジルコ
ニウム化合物の具体例としては、前記有機チタン化合物
のチタン原子をジルコニウム原子に置換した化合物など
が挙げられる。
これらの(b)有機金属化合物は、1種単独でもあるい
は2種以上を併用することもできる。
次に、水素化触媒である(c)アルカリ化合物の中のリ
チウム化合物としては、有機リチウム化合物、リチウム
金属もしくはりチウムハイドライドと、アルコールとの
反応によって合成することができ、好ましくは下記一般
式 (式中、R1,R3は前記に同じであり、mは1〜3の
整数を示す)、 (式中、R’−R’は前記に同じ、R9はR1−R4に
同じ、mは前記に同じ。)、 R’ Q N  ((cH2)*  OL t ]s、
(式中、R1およびmは前記に同じ、4は1または2の
整数を示す)、 (式中、R1G炭素数3〜10のアルキレン基、mは前
記に同じ) (式中、R11およびR1冨は炭素数2〜5のアルキレ
ン基であり、mは前記に同じ)、 (式中、R11,R1!およびmは前記に同じ)、(式
中、R口、RI!およびmは前記に同じ)、および 3、 (式中、R1、R1およびmは前記に同じ)で表される
化合物である。
なお、(c)アルカリ化金物中の前記リチウム化合物の
合成に使用される有機リチウム化合物としては、前記(
a)成分の合成で使用される有機リチウム化合物などを
挙げることができる。
他方、(c)アルカリ化合物中、ナトリウム化合物、あ
るいはカリウム化合物としては、前記リチウム化合物の
リチウム原子をナトリウム原子またはカリウム原子に置
換した化合物などを挙げることができる。
以上の(c)アルカリ化合物は、1種単独でも、あるい
は2種以上を併用することができる。
また、アルコールの具体例としては、L−ブタノール、
5ec−ブタノール、シクロヘキサノール、オクタツー
ル、2−エチルヘキサノール、p−クレゾール、m−ク
レゾール、ノニルフェノール、ヘキシルフェノール、テ
トラヒドロフルフリルアルコール、フルフリルアルコー
ル、3−メチル−テトラヒドルフルフリルアルコール、
4−エチル−テトラヒドロフルフリルアルコール、テト
ラヒドロフルフリルアルコールのオリゴマー、エチレン
グリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、N、N−ジメチルエタノールアミ
ン、N、N−ジエチルエタノールアミン、N、N−ジブ
チルエタノールアミン、N、N−ジフェニルエタノール
アミン、N−メチルジェタノールアミン、N−エチルジ
ェタノールアミン、N−ブチルジェタノールアミン、N
−フエニルジエタノールアミン、N、N−ジメチルプロ
パツールアミン、N、N−ジブチルプロパノールアミン
、N−メチルジブロバノールアミン、Nエチルジブロバ
ノールアミン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジ
ン、2−メチル−1(2−ヒドロキシエチル)ピロリジ
ン、2−メチル−1−(3−ヒドロキシプロピル)ピロ
リジン、1−ピペリジンエタノール、2−フェニル−l
ピペリジンエタノール、2−エチル−1−ピペリジンプ
ロパノール、N−β−ヒドロキシエチルモルホリン、2
−エチル−N−β−ヒドロキシエチルモルホリン、1−
ピペラジンエタノール、1−ピベラジンプロバノールー
1N、N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)ピペラジン
、N、N’ −ビス(T−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン、2−(β−ヒドロキシエチル)ピリジン、2−(
r−ヒドロキシプロピル)ピリジンなどを挙げることが
できる。
この有機アルカリ化合物、アルカリ金属もしくはアルカ
リハイドライドと、アルコールとの使用量は、アルカリ
原子に対しアルコールの水酸基が0.5〜1.5当量、
好ましくは当量使用し、シクロヘキサン、テトラヒドロ
フランなどの有機溶媒中で反応させることによっi (
c)アルカリ化合物を合成することができる。また、こ
の際の反応温度は、−80〜100°C1好ましくは一
20〜100°Cで行うことができ、窒素ガスなどの不
活性雰囲気中で行うことが好ましい。
なお、本発明に使用される触媒組成物の組成は1、(a
)成分/[有])成分のモル比が好ましくは1.0〜2
0.0、さらに好ましくは2.0〜10.0であり、1
.0未満では水素化反応が非常の遅く、一方20.0を
超えても水素化の活性作用が不充分になる。
また、(c)成分/(a)成分のモル比は、好ましくは
0.1〜2.0、さらに好ましくは0.2〜1.5であ
り、0.2未満では水素化反応が非常の遅くなり、一方
2.0を超えると実質上、水素化反応が進行しない。
さらに、本発明の触媒組成物の使用量は、通常、使用さ
れる重合体100gに対して、(b)有機金属化合物換
算で0.005〜50.0ミリモル、好ましくは0.0
5〜10.0ミリモル程度であり、0.005ミリモル
未満では水素化効率が劣り、一方50ミリモルを鰯える
場合には重合体から触媒残渣を除去することが必要とな
る。
さらに、触媒成分として、触媒調製時に、前記(a)、
(b)、(c)成分のほかに、必要に応じて共役ジエン
を、(5)成分1モルあたり、0.05〜20モルの割
合で用いてもよい。触媒調製に用いる共役ジエンは、イ
ソプレン、1,3−ブタジェン、L3−ペンタジェンな
どが用いられる。触媒成分としての共役ジエンは必須で
はないが、これを併用することにより触媒成分の触媒活
性が一段と向上する。
触媒を調製するには、例えば不活性の有機溶媒に溶解し
た(a)〜(b)成分、あるいは(a)〜(c)成分、
さらに必要に応じて共役ジエンを反応させることよりな
る。その際、各成分の添加順序は、任意でよい、これら
の各成分は、あらかじめ混合、反応させ、熟成させるこ
とが水素化活性の向上、反応開始誘導期間の短縮の意味
から好ましいが、水素化反応に際し溶液中に直接触媒各
成分を順次添加してもよい。
本発明によって水素化されるオレフィン性不飽和重合体
としては、シス1,4−ポリブタジェン、高トランスポ
リブタジェン、低シス1.4−ポリブタジェン、中高ビ
ニルポリブタジェンなどの種々のミクロ構造のポリブタ
ジェン;高シス1,4−ポリイソプレン、3.4−ポリ
イソプレン、高トランス1.4−ポリイソプレンなどの
種々のミクロ構造のポリイソプレン;ランダムタイプの
乳化重合あるいは溶液重合によって得られるスチレン−
ブタジェン共重合体;A−B−A、A−B、B−A−B
−A、A−B−A−B−A。
(A−B)、X (ただし、Aはスチレン、p−メチル
スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、
ビニルナフタレンなどから選ばれた芳香族ビニル化合物
の単独または共重合体、Bはブタジェン、イソプレン、
2.3−ジメチルブタジェン、1.3−ペンタジェンな
どから選ばれた共役ジエン化合物の単独または共重合体
、pは1〜6の整数、Xは多官能カップリング剤の残基
を示す)などの一般式で表されるブロック状の重合体;
ブタジェン−イソプレンランダム共重合体;ポリブタジ
ェン−ポリイソプレンブロック共重合体;ポリノルボル
ネンなどの、数平均分子量が1.000〜1,000,
0004(7)重合体が挙げられる。
本発明の水素化反応は、オレフィン性不飽和重合体を、
炭化水素溶媒中に溶解した状態で行うが、または炭化水
素溶媒中で重合によってオレフィン性不飽和重合体を生
成したのち、引き続いて水素化を行うこともできる。
ここで、炭化水素溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素;シクロペン
タン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサンなどの脂
環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼンなどの芳香族炭化水素を用いることができる。
これらの炭化水素溶媒は、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジブチルエーテルなどのエーテル類を20
重量%以下の範囲で含んでいてもよい。
本発明の水素化反応は、重合体濃度1〜30重量%、好
ましくは3〜20重量%で、窒素、アルゴンなどの不活
性気体または水素の雰囲気下で前記の水素化触媒を添加
し、次いで水素を1〜50Scg/cdの圧力で加圧装
入し、20〜150°C1好ましくは50〜120°C
の温度で実施される。
本発明の水素化反応時間は、1分〜IO時間であり、反
応時間は水素化触媒の量が多いほど、また水素圧が高い
ほど短時間となる。
本発明の水素化反応は、バッチ式、連続式のいずれの方
法でも実施できる。
本発明の水素化反応によって、オレフィン性不飽和二重
結合の80%以上、好ましくは90%以上が水素化され
た重合体が得られる。しかしながら、存在する場合の芳
香核の二重結合の水素化は5%以下であり、実質的には
ほとんど水素化されない。また、本発明の水素化反応に
おいては、重合体の分子切断をほとんど引き起こさない
本発明の方法により水素化された重合体は、必要に応じ
て重合体溶液から触媒残渣を除去し、老化防止剤を添加
し、その重合体溶液を水蒸気とともに熱水中に投入し、
溶媒を水蒸気蒸留により回収し、重合体をクラム状で回
収する方法;重合体溶液を加熱ロール上に流し、溶媒を
藤発させて、重合体を回収する方法、または重合体溶液
をアルコール、アセトンなどの極性溶媒中に投入し、重
合体を沈澱させて回収する方法などのより、重合体溶液
から単離することができる。
本発明の水素化方法においては、使用する触媒量が少な
いので、触媒残渣が少な(、さらにその触媒残渣は重合
体の耐候性、耐熱性に対して影響が小さいため、触媒の
除去工程を除くことができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中のビニル芳香族炭化水素を含む共重合体
の場合のビニル芳香族炭化水素含量は、100MHzの
核磁気共鳴法(NMR)によって求めた。
共役ジエン系重合体のビニル結合金量は、赤外線吸収ス
ペクトルを用い、モレロ法によって測定した。
オレフィン性不飽和重合体の不飽和二重結合の水素化率
は、例えばブタジェン系重合体の場合、4゜9ppmと
5.4ppm付近の側鎖の二重結合に基づく吸収ピーク
と、5.4ppm付近の主鎖の二重結合に基づく吸収ピ
ークの減少割合を、100MHzの核磁気共鳴法(NM
R)によって測定し、求めた。
実施例1 放嘉回裟分皇謹1 乾燥窒素雰囲気下で300dのナス型フラスコに100
dのシクロヘキサンを入れ、1.0モル/lのトリエチ
ルアルミニウムのシクロヘキサン溶液10成を添加した
次いで、水浴で冷却しながら、1.6モル/iのn−ブ
チルリチウムのn−へキサン溶液6.3mlを滴下し、
30分間放置した。生成した白色粉末をシクロヘキサン
で洗浄し乾燥した。
得られた粉末のリチウム原子とアルミニウム原子の比は
、はぼ1対1でアート錯体を形成していた。
加1遼幻又分 [b)有機金属化合物として、市販のチタノセンジクロ
ライドを使用した。
肚焦立Jむム1製 前記と同じ装置を用い、テトラヒドロフルフリルアルコ
ールの1.0モル/2のシクロヘキサン溶液に、水浴で
冷却しながら1.6モル/2のn−ブチルリチウム溶液
を滴下した。その後、濃度を調整して0.5モル/fl
のテトロヒドロフルフリロキシリチウムとした。
スチレンーブ ジエン丑ム  のA s2のオートクレーブに脱気、脱水したシクロヘキサン
2,500g、スチレン150g、1゜3−ブタジェン
350gを仕込んだのち、テトラヒドロフラン2.5g
、n−ブチルリチウム0.55g (8,6ミリモル)
を加えて昇温重合した。
重合転化率がほぼ100%となったのち、重合体溶液の
一部を取り出して脱溶、乾燥した。
このようにして得られたスチレン−ブタジェン共重合体
は、ビニル結合金量30%、結合スチレン含量30重量
%、ポリスチレン換算の数平均分子量が107,000
、重量平均分子量が119.000であった。
ス レンーブ ジエン仕 入 の 窒素置換した100−のガラス製耐圧ビンに、前記触媒
(a)成分を7.5ミリモル、触媒(b)成分を2.5
ミリモル、シクロヘキサンを30成、触媒(c)成分を
5.0ミリモル加えて、50′Cで15分間熟成した。
この溶液を、前記で得られた共重合体溶液に全量加えた
次いで、オートクレーブ内を水素ガスで2回置換したの
ち、80″C15,0kg/cdの水素圧力で水素化反
応を開始し、30分後に水素化率は99%に到達し、水
素化反応は終了した。
実施例2 実施例1と同様な装置を用い、シクロヘキサン2.50
0g、テトラヒドロフラン10.0g。
スチレン100gを仕込んだのち、n−ブチルリチウム
0.55gを加えて重合を行った。
重合転化率がほぼ100%となったのち、13−ブタジ
ェン300gを追加して重合を継続し、重合転化率がほ
ぼ100%となったのち、スチレン100gを追加して
さらに重合を行った。
このようにして得られたスチレン−ブタジェンブロック
共重合体は、ビニル結合金量45%、結合スチレン含量
40重量%、ポリスチレン部の数平均分子量がis、o
oo、ポリブタジェン部の数平均分子量が59,000
であった。
このブロック共重合体を、実施例1と同様にして水素化
反応を行ったところ、30分間で水素化率は98%に到
達した。
実施例3 実施例1と同様な装置を用い、シクロヘキサン2.50
0g、テトラヒドロフラン7.5g、スチレン150g
を仕込んだのち、n−ブチルリチウム0.60g (9
,4ミリモル)を加えて重合を行った。
重合転化率がほぼ100%となったのち、1゜3−ブタ
ジェン350gを追加して重合を行った。
このようにして得られたスチレン−ブタジェンブロック
共重合体は、ビニル結合金量40%、結合スチレン含量
35重量%、ポリスチレン部の数平均分子量が23,0
00.ポリブタジェン部の数平均分子量が46,600
であった。
このブロック共重合体を、実施例1の(ト))成分の代
わりに、テトラベンジルチタニウムを用いる以外、実施
例1と同様にして水素化反応を行ったところ、30分間
でオレフィン性不飽和二重結合の水素化率は99%に到
達した。
実施例4 実施例1と同様な装置を用い、シクロヘキサン2.50
0g、テトラヒドロフラン7.5gS l。
3−ブタジェン300gを仕込んだのち、n−ブチルリ
チウム0.60g (9,4ミリモル)を加えて重合を
行った。
重合転化率がほぼ100%となったのち、四塩化ケイ素
0.19g (1,2ミリモル)を添加した。
このようにして得られたポリブタジェンは、分子量分布
がバイモーダルで、ビニル結合金量40%、ポリスチレ
ン換算の数平均分子量が270.000であった。
このポリブタジェンを、実施例1の(c)成分の代わり
に、ジメチルアミノエタノールとn−ブチルリチウムか
ら合成したジメチルアミノエトキシリチウムを用いる以
外、実施例1と同様にして水素化反応を行ったところ、
30分間でオレフィン性不飽和二重結合の水素化率は1
00%に到達した。
実施例5 実施例1と同様な装置を用い、シクロヘキサン2.50
0g、、l、3−ブタジ、:cン350 gを仕込んだ
のち、n−ブチルリチウム0.55g(8,6ミリモル
)を加えて重合を開始した。
重合転化率がほぼ20%に達したとき、テトラヒドロフ
ラン10gを加え、さらに重合を継続し、重合転化率が
ほぼ100%に達したとき、スチレン150gを加えて
重合を行った。
このようにして得られたポリブタジェン(1)−ポリブ
タジェン(2)−ポリスチレンブロック共重合体は、ポ
リスチレン部の数平均分子量が 28.000、ポリブタジェン(1)部の数平均分子量
が15,000、ビニル結合金量が12%、ポリブタジ
ェン(2)部の数平均分子量が58,000、ビニル結
合金量が47%であった。
このブロック共重合体を、実施例1と同様にして水素化
したところ、30分間でオレフィン性不飽和二重結合の
水素化率は98%に到達した。
比較例1 実施例1で用いた(a)成分を用いない以外は、実施例
1と同様にして水素化を実施した。
その結果、重合体の水素化率は、25%であった。
比較例2 実施例1で用いた(a)成分の代わりに、トリエチルア
ルミニウム7.5ミリモルを用いる以外は、実施例1と
同様にして水素化を実施した。
その結果、重合体の水素化率は、65%であった。
比較例3 実施例1で用いた(a)成分の代わりに、n−ブチルリ
チウム7.5ミリモルを用いる以外は、実施例1と同様
にして水素化を実施した。
その結果、重合体の水素化率は、43%であった。
実施例6 実施例1で用いた(a)成分の代わりに、n−ブチルリ
チウム7.5ミリモルをオートクレーブに入れ、次にト
リエチルアルミニウム7.5ミリモルを添加してオート
クレーブ内でアート錯体を合成した。さらに、別容器で
シクロヘキサン10rn1とテトラヒドロフラン10!
d中で予備反応させた(b)チタノセンジクロライド2
.5ミリモルと、(c)テトラヒドロフルフリロキシリ
チウム5.0ミリモルとの溶液を、前記オートクレーブ
に入れ、実施例1と同様にして水素化反応を実施した。
その結果、重合体の水素化率は、96%であった。
実施例7 実施例3で用いた(b)テトラベンジルチタニウムの代
わりに、ビス(l−シクロペンタジェニル)ジベンジル
チタニウムを用いる以外は、実施例3と同様にして水素
化反応を実施した。
その結果、重合体の水素化率は、98%であった。
実施例8 実施例1と同様の装置を用い、シクロヘキサン2.50
0g、1.3−ブタジェン500 g、テトラヒドロフ
ラン10.0gをオートクレーブに仕込み、n−ブチル
リチウムを0.50g(7,8ミリモル)添加して、3
5゛Cから100°Cまでの昇温重合を行った。
得られたポリブタジェンは、数平均分子量が150.0
00、ビニル結合金量が44%であった。
この・重合溶液に、実施例1で使用した(a)成分を7
.0ミリモル、(b)成分としてビス(η−シクロペン
タジェニル)チタナビシクロへブタン3.5ミリモル、
(c)成分としてエチレングリコールモノフェニルエー
テルのリチウム塩を5.0ミリモル用いて、90°C1
水素化圧5.0kg/cdでポリブタジェンの水素化反
応を行った。
この結果ミル5分間で水素化率は、94%に到達した。
実施例9〜13 実施例8と同様に、ポリブタジェンの重合を行った。
水素化反応は、実施例1の(a)成分および(b)成分
を用い、また(c)成分として第1表に示すアルカリ化
合物を用いる以外は、実施例1と同様にしてポリブタジ
ェンの・水素化反応を実施した。
結果を第1表に示す。
第1表 実施例14〜18 実施例8と同様に、ポリブタジェンの重合を行った。
すなわち、水素化反応は、実施例1の(a)成分および
(c)成分を用い、偽)成分のチタノセンジクロライド
の代わりに、第2表に示す有機チタン化合物または有機
ジルコニウム化合物を用い、水素化反応を90分間行う
以外は、実施例1と同様にしてポリブタジェンの水素化
反応を実施した。
結果を第2表に示す。
(以下余白) 第2表 実施例19 実施例8と同様に、ポリブタジェンの重合を行った。水
素化反応は、実施例1の(a)成分を15.0ミリモル
、(b)成分を7.5ミリモル用い、90°Cで60分
間実施した。その結果、水素化率は、98%であった。
実施例20 実施例8と同様に、ポリブタジェンの重合を行った。引
き続いて、n−ブチルリチウム7.5ミリモルを添加し
、トリイソブチルアルミニウム15.0ミリモルを加え
、有機リチウム・アルミニウム化合物を重合直後の反応
器の中で合成した。
次に、ジルコノセンタロライド6.0ミリモルを加え、
水素圧10kg/c1!、95°Cで75分間水素化反
応を行った。その結果、水素化率は、95%であった。
〔発明の効果〕
本発明は、(a)有機アルカリ・アルミニウム化合物、
(b)有機金属化合物、あるいはこれにさらに(c)ア
ルカリ化合物を含む触媒組成物を用い、高温でオレフィ
ン性不飽和重合体の不飽和二重結合を選択的に水素化し
て耐候性、耐酸化性、耐熱性および色相の優れた重合体
を提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オレフィン性不飽和重合体を炭化水素溶媒中で下
    記(a)成分および(b)成分を含む触媒組成物の存在
    下で水素と接触させて、該オレフィン性不飽和重合体の
    不飽和二重結合を選択的に水素化することを特徴とする
    オレフィン性不飽和重合体の水素化方法。 (a)一般式M^1AlR^1R^2R^3R^4(式
    中、M^1はリチウム原子、ナトリウム原子またはカリ
    ウム原子から選ばれたアルカリ金属原子、R^1〜R^
    3は同一または異なり、炭素数1〜20のアルキル基、
    炭素数6〜20のアリール基、R^4は炭素数1〜20
    のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数1
    〜20のアルコキシ基、またはシリル基を示す)で表さ
    れる有機アルカリ・アルミニウム化合物。 (b)一般式(i)〜(iii)で表される有機金属化
    合物から選ばれた少なくとも1種。 (i)▲数式、化学式、表等があります▼ (ii)▲数式、化学式、表等があります▼ (iii)▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、M^2はチタン原子またはジルコニウム原子か
    ら選ばれた金属原子であり、X^1〜X^2は同一また
    は異なる基であって、それぞれ ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ (この場合に、R^5〜R^7は、同一または異なり、
    それぞれ水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示
    す)であり、X^3〜X^4は、同一または異なり、X
    ^1〜X^2と同一、またはR^1、塩素原子、臭素原
    子またはヨウ素原子、Yは塩素原子、臭素原子またはヨ
    ウ素原子、nは0または1、Cpは炭素数5〜20のシ
    クロペンタジエニル誘導体、Z^1は炭素数が0〜3の
    2価の炭化水素基、またはシリコン数が1〜3の2価の
    シリレン基もしくはシロキサン基であり、ここでZ^1
    の炭素数が0の場合は、2つのシクロペンタジエニル誘
    導体の橋かけが無いことを示し、Z^2は炭素数が2〜
    12の2価の炭化水素基を示す。〕
  2. (2)触媒組成物が、前記(a)成分、(b)成分およ
    び下記(c)成分を含む請求項1記載のオレフィン性不
    飽和重合体の水素化方法。 (c)一般式M^1OR^8(式中、M^1は前記に同
    じ、R^8は炭素数1〜20のアルキル基もしくは炭素
    数6〜20のアリール基、または酸素原子および/また
    は窒素原子を有する炭化水素基を示す)で表されるアル
    カリ化合物。
  3. (3)請求項1または2記載の水素化用触媒組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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