JPH0227107Y2 - - Google Patents

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JPH0227107Y2
JPH0227107Y2 JP1982059899U JP5989982U JPH0227107Y2 JP H0227107 Y2 JPH0227107 Y2 JP H0227107Y2 JP 1982059899 U JP1982059899 U JP 1982059899U JP 5989982 U JP5989982 U JP 5989982U JP H0227107 Y2 JPH0227107 Y2 JP H0227107Y2
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arm
door
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frame
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JP1982059899U
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JPS58162961U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、扉の下端を中心として室外または
室内側に倒して開く、例えば排煙窓などに採用さ
れ、扉の開放角度を規制する装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の装置は、一般に窓枠と扉間にリンク機
構を介在して、扉を倒して開く角度を規制するも
のであつて、従来種々の手段のものが公知となつ
ており、また、扉を開放した時に、開放動作に伴
なう衝撃を吸収し、更に開放する角度を調節され
るように構成したものが提案されている。その一
つの例として、例えば実公昭52−34207号公報に
よる文献がある。当該公報の装置は、窓枠と扉と
にそれぞれ個々にステーを枢着し、両ステーの自
由端を互いに枢支し、更に両ステーにそれぞれ枢
着した各リンクを互いに枢支し、両ステーの枢支
部と両リンクの枢支部間にバネを介在したもので
ある。そして扉が閉鎖している時には、両ステー
及び両リンクは互いにほぼ平行状に折畳んだ状態
で、しかもバネは圧縮されることなく通常の状態
にある。この扉を開いた際、両ステー及び両リン
クが山形に開き、両ステー間の枢支部と両リンク
間の枢支部との距離が縮められてバネが圧縮さ
れ、該圧縮力と扉の重量が平衡した位置が即ち扉
の開き角度の限界となるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、扉が倒れて開く際には、扉に開く方向
の慣性が付くものであり、それを阻止する部材が
バネであるために、扉が前述の平衡して停止する
位置よりも更に深く倒れ、バネの強い圧縮に対す
る反発力で閉鎖される方向に戻される揺動を数回
繰返して所定位置に止まるものであり、まして扉
の開放時に風がある時には不安定であり、時とし
て扉が必要以上に開いたり、その反動で閉められ
てしまう欠点がある。更に、平衡して開いている
間に、風が吹き始めたり、あるいは火災時には風
が発生するが、こうした時にも扉は煽られるもの
であり、しかも風が弱くても扉が揺動される欠点
があつた。
この考案は上記の欠点を解消するために工夫さ
れたもので、簡単な構造で扉の開放角度を確実に
規制され、且つ開放時に扉が衝撃が加わることが
なく、安全性と耐久性を向上し得る窓の開放規制
装置を提供することにある。
〔課題を解決しようとする手段〕
本考案による解決手段は、窓枠とヒンジを介し
て開閉される扉とにそれぞれ個々に枢着する枠ア
ームと扉アームとの各自由端を互いに枢支し、両
アームの何れか一方のアームに蹴出スプリングで
双方のアーム枢支点に向かつて附勢されるスライ
ダーを設け、該スライダーを備えたアームの相手
のアームとの枢支点寄りにスライダーと係脱する
ストツパーを設けると共に、前記スライダーと相
手のアーム間に補助アームをスライダーと相手の
アームに枢支して介在し、ストツパーを設けたア
ームにストツパーよりスライダーに向かつて突出
する緩衝スプリングを嵌め込んで設けたものであ
る。
〔実施例〕
本考案を実施例によつて説明すると、第1図と
第2図は本考案の特徴となるリンク機構を略図的
に示すが、窓は、窓枠1内に扉2をその下端に備
えたヒンジ3で室外側に開くように取付けたもの
であつて、扉2は室内側に開くものであつても良
いが、図示の如く室外側へ開く形態のものには、
窓枠1の室内側上部に枠アーム4を枢着して垂下
し、扉2の同じく室内側上部に扉アーム5を枢着
して垂下し、枠アーム4と扉アーム5の下端の自
由端を互いにピンで枢支し、更に第1図図示の例
では、扉アーム5にスライダー6を嵌装すると共
に、枠アーム4との枢支点Pよりにストツパー7
を設け、スライダー6に枢着した補助アーム8の
他端を枠アーム4に枢着して介在したものであ
る。また第2図に示す例は、前記スライダー6と
ストツパー7とを枠アーム4の方に設けたもので
ある。その他の構造は前記例と同様である。
そこで、本考案の装置を更に具体的に詳説する
と、第3図図示の如く、窓枠1の竪枠1aにブラ
ケツト9を室内側に向けて突設し、該ブラケツト
9に帯板状の枠アーム4をピンで枢着する一方、
扉2の竪框2aにも室内側に向けて突設したブラ
ケツト10に、横断面円形の扉アーム5をピンで
枢着すると共に、扉アーム5の下端にブロツク体
11を取付けて、該ブロツク体11と前記枠アー
ム4とを互いにピンで枢支する。
また、扉アーム5に嵌装したスライダー6は、
第3図と第4図に示す如く、角形のブロツクに扉
アーム5を通す孔と補助アーム8が嵌る凹溝とを
平行に設け、補助アーム8をピン12で枢着する
と共に、そのピン12に角形のブロツクを包むコ
字形の揺動子13を枢着し、揺動子13の室内側
の下端部に爪14を形成し、爪14を設けた下端
部をスプリング15で室内側に向つて附勢してい
る。更に、揺動子13の室外側の上部にワイヤー
24を通す舌片16が突設してある。そして、こ
のスライダー6と扉アーム5の扉2との枢着点間
に蹴出スプリング17が嵌め込んである。
次に、扉アーム5に設けたストツパー7は第5
図図示の如く、細長い角ブロツクの上下部に凸部
を設け、扉アーム5の下端に固着した前記ブロツ
ク体11より螺合したネジ杆18を、ストツパー
7の下凸部に螺合し、該ネジ杆18の調節によつ
てストツパー7の固定位置を調整できるように成
し、更にストツパー7の上部を前記スライダー6
の揺動子13内に嵌まるように細く形成すると共
に、揺動子13の爪14が掛かる係止部19を突
設したもので、スライダー6が下降してストツパ
ー7に当接した時、揺動子13の爪14に形成し
た傾斜面と係止部19の傾斜面とのカム作用によ
り揺動子13が揺動して爪14がストツパー7の
係止部19に引つ掛かり、その係止関係を外さな
い以上、スライダー6の復動を阻止するもので、
これにより、扉2の煽りをより確実に阻止され
る。また、スライダー6がストツパー7に突き当
たる前にスライダー6の摺動にブレーキをかける
ように、扉アーム5に緩衝スプリング20をスト
ツパー7より突出した状態に嵌めてある。
補助アーム8は帯状板で形成してあり、前述の
如く、スライダー6の内部の角形ブロツクにピン
で枢着し、他端は枠アーム4の扉アーム5との枢
支点P寄りにピン連結してある。
尚、前記のスライダー6の爪14がストツパー
7の係止部19に引つ掛けた状態を解除する手段
は、窓が手の届く位置にあれば、スライダー6の
揺動子13を傾けて爪14を係止部19より外せ
ば良いが、窓が高所にあつて容易に手が届かない
場合には、窓に垂設したワイヤー24を窓枠1の
横枠1bに沿つて延長し、更に上下に揺動自在に
支承した滑車21より、扉2に固着した屈曲する
案内管22を通じて、前記揺動子13に有する舌
片16を通じて更にストツパー7に至る長さまで
延長し、末端に止具23を取付けて置く。従つて
ワイヤー24を引くことにより揺動子13が傾
き、爪14が係止部19より外れ、更にワイヤー
24を引けば扉2が閉鎖する。しかし、扉2を閉
鎖する際に、スライダー6に引き付け力を与える
よりも、扉2の上端に引き付ける力を与えた方が
有利であるから、ワイヤー24で爪14を係止部
19より外した後、ワイヤー24の中間に設けた
受具25を前記案内管22の下端に当接するよう
にしておけば、爪14を外した以後のワイヤー2
4の引き付け力が扉2の上端に加えられて閉鎖さ
れるものである。
尚、扉2の閉鎖した状態を維持する手段は、前
記ワイヤー24を引き付けたまま保持しても良
く、あるいはラツチによつても良い。
この考案は以上の構造であつて、扉2を閉鎖し
た状態から開放すると、枠アーム4と扉アーム5
との枢支点Pが第1図鎖線で示す如くに枠アーム
4の長さを半径とする円弧によつて移行し、該枢
支点Pの室外側への移行に従つて枠アーム4と扉
アーム5との交差角が順次開き、これに伴ない補
助アーム8と蹴出スプリング17の附勢力によつ
てスライダー6がストツパー7に向つて摺動し、
ストツパー7に突き当たる直前にスライダー6は
緩衝スプリング20によつてその摺動勢力が減衰
されながらストツパー7に当たつて停止すると共
に、スライダー6の爪14がストツパー7の係止
部19に係合して、扉2が規制された位置にまで
開放される。逆に扉2を閉鎖する時には、スライ
ダー6とストツパー7との係合を外してから扉2
を閉鎖すれば、スライダー6が復動し、これにつ
れて各アーム4,5,8が折り畳まれるものであ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案による窓の開放規制装
置は、窓枠と扉にそれぞれアームを枢着し、その
枠アームと扉アームの各自由端を互いに枢支し、
両アームの何れか一方のアームにスライダーと、
該スライダーと係合するストツパーとを設け、該
スライダーと相手のアーム間に補助アームを介在
し、ストツパーを設けたアームに緩衝スプリング
をストツパーよりスライダーに向けて嵌め込んで
設けたもので、扉を開放すると、スライダーが蹴
出スプリングの附勢力と補助アームによつてスト
ツパー側へ摺動するが、スライダーがストツパー
に当る直前に緩衝スプリングによつて摺動勢力が
減衰されるので、ストツパーに対して激突するこ
とがなく、スライダーとストツパーとの係合が確
実に行われ、しかも枠アームと扉アームとの枢支
点を保護し、扉を安全に開放すると共に耐久性を
向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの考案による窓の開放規制
装置を略図的に示す縦断面図、第3図は同じく本
考案の具体例を閉鎖した状態で示す縦断面図、第
4図は第3図A−A線矢視の拡大断面図、第5図
はストツパーを示す斜視図、第6図は扉を開放し
た時の状態を示す縦断面図である。 1……窓枠、2……扉、3……ヒンジ、4……
枠アーム、5……扉アーム、6……スライダー、
7……ストツパー、8……補助アーム、17……
蹴出スプリング、20……緩衝スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓枠1とヒンジ3を介して開閉される扉2とに
    それぞれ個々に枢着する枠アーム4と扉アーム5
    との各自由端を互いに枢支し、両アーム4,5の
    何れか一方のアームに蹴出スプリング17で双方
    のアーム枢支点に向かつて附勢されるスライダー
    6を設け、該スライダー6を備えたアームの相手
    のアームとの枢支点寄りにスライダー6と係脱す
    るストツパー7を設けると共に、前記スライダー
    6と相手のアーム間に補助アーム8をスライダー
    と相手のアームとに枢支して介在し、ストツパー
    7を設けたアームにストツパーよりスライダーに
    向かつて突出する緩衝スプリング20を嵌め込ん
    で設けていることを特徴とする窓の開放規制装
    置。
JP5989982U 1982-04-24 1982-04-24 窓の開放規制装置 Granted JPS58162961U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5989982U JPS58162961U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 窓の開放規制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5989982U JPS58162961U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 窓の開放規制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58162961U JPS58162961U (ja) 1983-10-29
JPH0227107Y2 true JPH0227107Y2 (ja) 1990-07-23

Family

ID=30070176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5989982U Granted JPS58162961U (ja) 1982-04-24 1982-04-24 窓の開放規制装置

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JP (1) JPS58162961U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214832A (en) * 1975-07-28 1977-02-04 Suwa Seikosha Kk Solid electrolyte battery

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487646U (ja) * 1977-12-03 1979-06-21
JPS5698969U (ja) * 1979-12-27 1981-08-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214832A (en) * 1975-07-28 1977-02-04 Suwa Seikosha Kk Solid electrolyte battery

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58162961U (ja) 1983-10-29

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