JPH02270580A - サーマルプリンタのヘッド駆動装置 - Google Patents

サーマルプリンタのヘッド駆動装置

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Publication number
JPH02270580A
JPH02270580A JP1092061A JP9206189A JPH02270580A JP H02270580 A JPH02270580 A JP H02270580A JP 1092061 A JP1092061 A JP 1092061A JP 9206189 A JP9206189 A JP 9206189A JP H02270580 A JPH02270580 A JP H02270580A
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JP
Japan
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carriage
gear
platen
drive
thermal head
Prior art date
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Application number
JP1092061A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kurafuji
倉藤 紘
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US07/506,854 priority patent/US5008684A/en
Publication of JPH02270580A publication Critical patent/JPH02270580A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
    • B41J25/316Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with tilting motion mechanisms relative to paper surface

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  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はサーマルプリンタのヘッド駆動装置、特にヘッ
ドがプラテンに対し長手方向及び接離方向双方に駆動さ
れるサーマルプリンタのヘッド駆動装置に関する。
[従来の技術] プロセス制御の記録用やマイコンの文字情報出力手段と
して、感熱紙をサーマルヘッドによってプラテンに圧接
し印字を行うサーマルプリンタが周知であり、発色機構
を印字用紙が持つので装置を小型低価格に構成できると
いう利点がある。
サーマルプリンタの印字作用は、制御装置からの指令に
応答してサーマルヘッドがプラテン上に装着された感熱
紙に圧接し、該サーマルヘッドを担持するキャリッジが
プリンタ本体に配設されたガイドレール上をプラテンに
沿って水平移動する。
そして、印字が終了した時点で所定の駆動手段によって
サーマルヘッドは感熱紙から離され、この状態でキャリ
ッジは元の位置へ高速復帰し、以上の工程が繰り返され
ることとなる。
こうしたサーマルプリンタにおいて、サーマルヘッドは
直接にはキャリッジ内に組み込′まれだスライダにて担
持されており、このスライダがキャリッジ上でプラテン
に対して直角方向に敷設されており、プラテンに対して
離接する方向に摺動移動する。
また、前記キャリッジは前記ガイドレールと平行に配設
された支持軸上でプラテンの長手方向に摺動自在に保持
されており、印字時におけるキャリッジの往復移動スト
ロークの両端で行われる前記プラテン上の感熱紙に対す
るサーマルヘッドの接離はこの支持軸を所定角度往復回
動させることによって達成されている。
上記従来におけるサーマルプリンタのヘッド駆動装置に
おいて、前述した如く印字ヘッドは印字作用を行う往行
程では感熱紙が装着されたプラテンに対し当接状態で印
字作用を行いつつ摺動移動し、該往行程の終端部すなわ
ち当該行に係る印字作用終了時点で印字ヘッドをプラテ
ンから離して往行程よりも速い速度でキャリッジを元の
位置に戻す復行程を経過し、元の位置から再び次行の往
行程というように繰り返す。
これにより、実質的な印字作用の実行されない復行程の
キャリッジ復帰速度を増大させることができ、印字効率
の向上を図ることが可能である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来におけるこのような印字方法では、
サーマルヘッドをプラテンに沿った往復移動とプラテン
に対する接離動作との2種類の駆動制御を施す必要が生
じる。
このため、サーマルヘッド往復用の駆動モータと接離用
の駆動モータの双方を組み込む必要が生じ、ヘッド駆動
部の機構が大型化しまた製造コストの上昇を避けられな
いという問題があった。
また、キャリッジの往復移動ストローク終端部における
サーマルヘッドの接離動作は、往行程の開始地点でキャ
リッジの支持軸をプラテン側に所定角度回動させること
によってバネ付勢されているスライダをプラテンに向け
て逃すことによりサーマルヘッドを感熱紙に当接させ、
印字終了時には支持軸を逆方向に回動させることによっ
てスライダのバネ付勢力に抗してスライダをプラテンか
ら離れる方向に移動させることによってヘッドを感熱紙
から引き離している。
従って、この接離動作後のキャリッジ往復移動時には前
記バネ付勢力によってヘッドを担持するスライダと爪機
構とが互いに力を拮抗させたままの状態におかれていた
この結果、前記爪機構を介してキャリッジ往復移動時に
もその支持軸にスライダを付勢するバネの力が負荷とし
て不必要に加わり、消費電力の増大と構成部材の短寿命
化並びに騒音や故障の発生を引き起す原因となっなって
いた。
発明の目的 本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、そ
の目的は小型安価な構成でサーマルヘッドのプラテンに
対する往復及び接離駆動を行うことができ、かつ印字作
用中キャリッジの支持軸に不必要な負荷が加わることの
ないサーマルプリンタのヘッド駆動装置を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本願第1発明は、印字用紙が
装着されたプラテンに対向してサーマルヘッドを担持す
るキャリッジと、該キャリッジを前記プラテンの長手方
向に摺動自在に保持する支持軸と、を含み、印字作用を
行う送り時には前記サーマルヘッドをインクリボンを介
してプラテンに押し当てた状態でキャリッジを摺動移動
させ、戻り時にはサーマルヘッドをプラテンから離して
元の位置へ摺動復帰させるサーマルプリンタのヘッド駆
動装置において、前記キャリッジをプラテンに沿って往
復摺動させるためのキャリッジ往復駆動機構と、キャリ
ッジの往復移動ストロークの両終端部においてサーマル
ヘッドをプラテンに対して接離させるためのヘッドロー
ディング機構と、を備え、前記キャリッジ往復駆動機構
は、前記キャリッジの送り/戻りに対応して正/逆回転
する駆動モータと該駆動モータの駆動軸に噛合結合され
た減速輪列と、前記減速輪列と噛合してキャリッジの往
復駆動作用を果たす下歯車と、該下歯車と同軸状に軸支
され、下歯車に設けられた係合爪が係合する遊び溝を有
し、キャリッジ送り/戻り時には、係合爪が該遊び溝の
各終端に当接した状態で下歯車と一体回転する上歯車と
、を含むキャリッジ送り車と、から成り、前記ヘッドロ
ーディング機構は、前記キャリッジ駆動機構の支持軸を
ベルト駆動するプーリと、該プーリに同軸結合された下
欠歯車及び上欠歯車と、前記キャリッジ送り車の下歯車
と常時噛合するキャリッジ駆動アイドル歯車と、キャリ
ッジの送り/戻り時には前記下欠歯車及び上欠歯車の欠
歯部とそれぞれ対向して空転すると共に、キャリッジの
送り/戻りの切り替わり時に前記駆動モータが逆転して
下歯車の係合爪が上歯車の遊び溝を空走する間下欠歯車
及び上欠歯車の有歯部とそれぞれ噛合して該両欠歯車を
駆動する下アイドル歯車及び上アイドル歯車とを含むア
イドル機構と、から成り、前記下欠歯車及び上欠歯車に
よりキャリッジの支持軸を所定角度回転させてサーマル
ヘッドをプラテンに対し接離させ、キャリッジの往復動
作とサーマルヘッドのプラテンに対する接離動作とを単
一のモータで行うことを特徴とする。
また、本願第2発明は、サーマルヘッドを担持するキャ
リッジをプラテンの長手方向へ摺動自在に保持する支持
軸と、前記支持軸を所定角度往復回動させるカム機構と
、前記キャリッジと一体移動して、サーマルヘッドのプ
ラテンに対する接離制御を行うスライダと、該スライダ
をプラテンに向けて常時付勢するスライダ用バネと、前
記キャリッジに回動自在に担持され、前記スライダをス
ライダ用バネに抗してサーマルヘッドがプラテンから離
れた状態に保持するロック爪と、前記支持軸と一体回転
すると共に、該支持軸上をキャリッジと共に摺動可能に
嵌着され、ロック爪によるスライダのロック及びロック
解除を支持軸の回転により制御する駆動爪と、を備えた
ことを特徴とする。
[作用] 以上の如く構成される本願第1発明によれば、駆動モー
タによりキャリッジの往復移動が行われて往復移動スト
ロークの終端部に到達して駆動モータの回転方向が逆転
する際に一定期間キャリッジ送りを空転させて駆動モー
タの回転力をサーマルヘッドの接離駆動用に変換する。
すなわち、駆動モータの逆転時にキャリッジを駆動車の
下歯車の係合爪が上歯車の遊び溝内をその一端から他端
に向けて空走する。この期間、キャリッジ送り車の上歯
車は停止状態におかれるため、これに噛合しているキャ
リッジ往復移動用の歯車機構は作動しない。
そして、前記係合爪の空走時に下歯車に常時噛合してい
るキャリッジ駆動アイドル歯車を介して上または下アイ
ドル歯車が対応する上または下火歯車と噛合し、その有
歯部が対応するアイドル歯車と噛合して駆動されている
間プーリを介してキャリッジ駆動機構の支持軸が回動さ
れる。
従って、本発明によればキャリッジの往復移動時には実
質上ヘッドローディング機構は非機能状態におかれてキ
ャリッジ往復駆動機構のみが作動し、キャリッジ往復移
動ストロークの両端部での駆動モータの逆転の際にだけ
ヘッドローディング機構が機能して同一モータの回転力
からサーマルヘッドのプラテンに対する接離作用を果す
また、本願第2発明によれば、キャリッジ往復移動の終
端部において支持軸はカム機構により回動されると、該
支持軸と一体回転する駆動爪がスライダをスライダ用バ
ネに抗してプラテンから離れる方向に移動させ、これに
よりスライダに担持されたサーマルヘッドはプラテンか
ら離れることになる。
このスライダの移動と共に駆動爪とスライダとの間ヘキ
ャリッジに回動自在に担持されたロック爪が介入し、こ
のロック爪にスライダ用バネの付勢力が係ることになる
従って、駆動爪及びキャリッジの支持軸はプラテンから
サーマルヘッドが離隔された後スライダ用バネの付勢力
が加わることから解放され、不必要な負荷を受けること
なくその後の往復摺動作用に入ることができる。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を説明する。
第1図に本発明に係るサーマルプリンタのヘッド駆動装
置を平面図で示す。
図において、不図示のキャリッジの送り/戻りに対応し
て正/逆回転する駆動モータ10のモータピニオン10
aには第1減速輪12及び第2減速輪14からなる減速
輪列15が噛合結合され、該第2減速輪14に噛合する
キャリッジ送り車16を介してキャリッジ送すブーリ1
8が回転する。
そして、キャリッジ送すブーリ18に装着されたキャリ
ッジ送りベルト20を介して不図示のキャリッジがサー
マルプリンタ本体のプラテンに沿って敷設されたガイド
レール上を摺動することになる。
本発明において、以上の各要素がキャリッジ往復駆動機
構を構成し、印字時にはサーマルヘッドをプラテンに押
し当てた状態でそして印字終了後はサーマルヘッドをプ
ラテンから離した状態で復帰させる。
従来において、このようにキャリッジ往復ストロークの
両端部でサーマルヘッドのプラテンに対する接離を行う
装置では、サーマルヘッドの駆動部にキャリッジ往復駆
動用のモータとサーマルヘッドのプラテンに対する接離
用の駆動モータとを配設し、それぞれ独立した別個の駆
動系にて作動させることが必要である。
このため、装置の大型化と製造コストの上昇が避けられ
ないというのが実状であった。
本発明において特徴的なことは、従来キャリッジの往復
摺動のみに用いられていた駆動モータの回転力をサーマ
ルヘッドのプラテンに対する接離動作にも利用したこと
であり、このためのヘッドローディング機構が前記キャ
リッジ往復動機構に噛合連結されている。
図示例におけるヘッドローディング機構は、キャリッジ
送り車16に噛合するアイドル機構22と、該アイドル
機構22の上アイドル歯車22a及び下アイドル歯車2
2bとそれぞれ交互に噛合する上欠歯車24a及び下火
歯車24bと、からなり、該両欠歯車24a及び24b
はキャリッジの支持軸をベルト駆動するプーリ25に同
軸結合されている。
また、前記キャリッジ送り車16は、上歯車16aと上
歯車16bとが同軸に相互独立に回転可能に軸支されて
なり、第2減速輪14及びキャリッジ送りプーリ18の
プーリ駆動歯車18aと常時噛合する上歯車16bには
図のような遊び溝16b−が形成されている。
他方、上歯車16aには上歯車16bの遊び溝16b′
内を空走する係合爪16a−が形成されている。そして
、この上歯車16aは後述するサーマルヘッドのプラテ
ンに対する接離駆動作用を果し、前記アイドル機構22
のキャリッジ駆動アイドル歯車22cと常時噛合してい
る。
以下、以上の如く構成される本発明の動作について説明
する。
まず、サーマルヘッドがプラテンに対し当接状態で摺動
する印字時を例にとる。
このとき、モータビニオン10a及び減速輪列15は図
の実線矢印方向に回転し、キャリッジ送り車16は上歯
車16aの係合爪16a′が上歯車16bの遊び溝の1
6b−の終端部に当接した状態で時計方向に回転する。
これによりキャリッジ送りプーリ18が回転し、キャリ
ッジ送りベルト20に固定されている不図示のキャリッ
ジが印字方向に摺動移動することとなる。
もちろん、本発明において、このキャリッジの印字方向
は任意に設定可能である。
ここで、アイドル機構22のキャリッジ駆動アイドル歯
車22cはキャリッジ送り車16の上歯車16aと常時
噛合しているので、上歯車16aの時計方向への回動時
には該キャリッジ駆動アイドル歯車22cは反時計方向
に回転を続ける。
このとき、アイドル機構22のアイドル移動板22dは
摺動摩擦によって反時計方向への回動作用を受け、この
結果上アイドル歯車22aが上欠歯車24aと当接して
時計方向への回転を行う。
しかしながら、このとき上アイドル歯車22aが回転を
続けても上欠歯車24aの欠歯部に対向しているので、
上欠歯車24aはカデカチと上アイドル歯車22aとの
断続的な接離を繰り返すだけで実質的な回転駆動を受け
ることはなく、サーマルヘッドのプラテンに対する接離
方向における距離は変化なくそのまま印字作用が継続さ
れることが理解される。
この後、キャリッジが往行程の終端部に到達して印字作
用が終了すると、駆動モータlOはキャリッジの復行程
のために逆転する。従って、モータピニオン10a及び
減速輪列へは上記とは反対の点線矢印方向への回転を始
め、第2減速輪14に噛合するキャリッジ送り車16の
上歯車16aが図の反時計方向に回転する。
この際、上歯車16gの係合爪16a′は上歯車16b
の遊び溝16b゛を空走するため、両者はそれまでの一
体回転状態から外れて上歯車16bが静止したまま上歯
車16aだけが係合爪16a″が遊び溝16b′の下端
に到達するまで回転することになる。
従って、上歯車16bにより駆動されるプーリ駆動歯車
18aもこの係合爪の空走期間中は静止状態におかれ、
駆動モータ10が回転しているにもかかわらずキャリッ
ジは摺動しないことになる。
本発明は、キャリッジ送り車16の上歯車16aの係合
爪16a′が上歯車16bの遊び溝16b 内を空走す
る期間を利用してサーマルヘッドのプラテンに対する接
離作用を行わせるよう構成したものである。
サーマルヘッドのプラテンに対する離接する作用につ−
で説明すると、前記駆動モータ10の逆転によってキャ
リッジ送り車16の上歯車16aが反時計方向に回転し
てその係合爪16aが上歯車16bの遊び溝16b′を
空走すると、キャリッジ駆動アイドル歯車22cも逆転
して時計方向への回転に切り換わる。
すなわち、アイドル機#R22のアイドル板22dは摺
動摩擦によって今度は時計方向に所定量回動するため、
第2図に示すように下アイドル歯車22bが対応する下
火歯車24bに当接する。
°   このとき、第2図上欠歯車24aは図示省略に
示すように下アイドル歯車22bが反時計方向に回動す
ると、下火歯車24bの対向部分は欠歯部でなく有歯部
であるので、両名の噛合によって下火歯車24bは下ア
イドル歯車22bとの噛合部が有歯部の他端に至るまで
図の時計方向に回動されるので、これによってプーリ及
びベルトを介してキャリッジの支持軸が所定角度回動し
、サーマルヘッドがプラテンから離されることになる。
そして勿論、このときの下火歯車24bの回転量は前記
キャリッジ送り車16の上歯車16aの係合爪16a−
が上歯車16bの遊び溝16b゛を空走する間の回転量
に等しく設定されている。
係合爪16a゛が遊び溝16b′の他方の終端部にまで
到達した時点で再び上歯車16bが上歯車16aと一体
回転を開始し、キャリッジの摺動、この場合再び印字作
用を行うための元の位置への復行程が遂行されることに
なる。
そして、この復行程中においては前記往行程とは逆に、
ヘッドローディング機構の下アイドル歯車22bが上述
したと同様の原理によって下火歯車24bの欠歯部と対
向して両者は空転状態におかれることとなり、キャリッ
ジの支軸は回動作用を受けることはない。
以上説明した本発明によれば、キャリッジが往復ストロ
ークの終端部に到達した時点で一定期間キャリッジ送り
作用を停止させ、駆動モータ10の回転力をヘッドロー
ディング機構を介してキャリッジの支持軸回動力に変換
させる構成としたので、単一の駆動モータ10によりキ
ャリッジの摺動移動とプラテンに対するサーマルヘッド
の接離作用とを行わせることが実現され、装置の小型化
及び製造コストの低減並びに消費エネルギーの節約とを
、機能低下をもたらすことなく有効に実現可能である。
また、本発すは、サーマルヘッドをプラテンに押し当て
ていた付勢力に抗してキャリッジの支持軸を回動させて
サーマルヘッドをプラテンから8隔させると同時に、支
持軸をこの付勢力から解放し、キャリッジの印字開始地
点への復帰摺動時に支持軸へ無用な負荷が加わらないよ
うに構成したことを特徴とする。
第3図に本発明に係る装置を組み込んだサーマルプリン
タのキャリッジ部の構成を示す。
同図(A)は縦側断面を示し、プラテンホルダー30に
保持されたプラテン32へ印字用紙34及びインクリボ
ン36を介して対向するサーマルヘッド38はサーマル
ヘッドホルダー40に固定されている。サーマルヘッド
ホルダー40は、前記プラテン32に沿って不図示のプ
ラテン本体に敷設されたガイドレール40a上を摺動す
るキャリッジ44上に、後述する如くプラテン32に対
して接離方向に移動可能なスライダ42へ連結固定され
ている。そして、このスライダ42はキャリッジ44上
に固定されたスライダ用バネ46にて常時プラテン32
へ向けて付勢されている。
第3図(A)において、キャリッジ44上にはスライダ
42のスライダ用バネ46による図の左右方向における
摺動作用を規制するためのロック爪48が反時計方向に
不図示のバネにて付勢されている。
同図(B)はサーマルヘッド38がプラテン32上の印
字用紙に当接した状態を示し、スライダ用バネ46にて
付勢されるスライダ42により図の左方向へ移動する駆
動爪47は、前記ロック爪48先端部近傍の傾斜部48
a上に乗り上げており、付勢力によるロック爪48のス
ライダ42と駆動爪47との間への介入を遮ってスライ
ダ42はプラテン32へ向けて移動し、サーマルヘッド
38が印字のためのプラテン当接状態に保持されている
以下、以上の如く構成される本願第2発明の作用につい
て説明する。
まず、サーマルヘッド38をプラテン32へ当接させて
キャリッジ往復移動ストロークの往行程完了後のサーマ
ルヘッド38のプラテン32からの隔離作用時の動作に
ついて説明する。
前記往行程完了時点において、キャリッジ44の支持軸
43は所定のヘッドローディング機構により所定角度の
回動を受ける。
ここで、第3図(A)に示す如く、前記支持軸には該支
持軸43に対し摺動可能でありかつ一体回転する駆動爪
47が嵌着されており、この駆動爪47はスライダ42
と係合可能に構成されている。
一方、前記支持軸43に嵌着されたカムフォロワのピン
51は第4図に示すように不図示のヘッドローディング
機構にベルト23を介して連結されたカム円板49に対
し回動自在に固定されており、このカム円板49にはそ
の中心からの距離の異なる偏心カム満49aが形成され
ている。
従って、キャリッジの往行程が完了してサーマルヘッド
38の印字用紙に対する摺動動作が停止した時点でベル
ト23を介してカム円板49が第4図の反時計方向に回
転すると、その偏心カム溝49a内を摺動するカムフォ
ロワピン51が偏心カム溝49aの最大径Ra+axの
地点に至るまで支持軸43及び駆動爪47はこのカム円
板49とは逆の時計方向への回動作用を受ける。
この結果、駆動爪47がスライダ42と当接しこれをス
ライダ用バネ46の付勢力に抗してプラテン32から引
き離す方向へ押圧し、スライダ42は第3図の右方向に
所定量移動することとなる。
そして、このスライダ42の移動が進んでその係合部4
2aがロック爪48の先端48bを超えた時点で常時反
時計方向に付勢されているロック爪48が第5図に示す
ようにその先端がスライダ42の係合部42aと駆動爪
47との間に介入する。
従って、スライダ42と連動するサーマルヘッド38が
プラテン32上の印字用紙から所定2離れた時点でこの
位置が保持され、プラテン32に向けてスライダ用バネ
46により常時付勢されているスライダ42はこの介入
してきたロック爪48の先端48b上に休止し、これに
より駆動爪47はスライダ用バネ46の付勢力から解放
され、サーマルヘッド38がプラテン32上の印字用紙
から離れた後のスライダ用バネ46の付勢力が支持軸へ
負荷として加わることを有効に防止可能となることが理
解される。
従って、本発明によればす°−マルヘッド38.の接離
機構が組み込まれたキャリッジ14自身がこの支持軸4
3に対する負荷解放作用を果すので、サーマルヘッド3
8がプラテン32上の印字用紙から離れた後は支持軸4
3と駆動爪47との間に無用な摩擦を引き起すことなく
円滑で速やかに元の印字開始位置までキャリッジ44を
復帰させることが可能となる。
ところで、上述の如くしてスライダ用バネ46の支持軸
43に対する無駄な負荷の印加は回避されるわけである
が、駆動爪47が回動してスライダ42の係合部42a
を単に一方向に押しやるだけでは、支持軸43に対する
スライダ用バネ46の負荷は除去されるものの、この駆
動爪47自身とスライダ42との相互間における無用な
負荷の拮抗を避けることはできない。
すなわち、前述した如く駆動爪47によってスライダ4
2の係合部42aがロック爪48の先端48bを超えた
時点でロック爪48はスライダ42を所定位置に保持す
るわけであり、このロックが為された後はもはや駆動爪
47に対し時計方向への回動力を印加する必要はない。
ところが、スライダ42をプラテン32から離れる方向
へ移動させるために単純に駆動爪47を時計方向に回動
させるのみでは、ロック爪48によりスライダ42が保
持された後も移動作用は生じないものの駆動爪47のス
ライダ42に対する力は加わり続けることとなり、支持
軸43の表面と、駆動爪47の摺動穴の内面の摩耗並び
に損傷などを引き起す可能性を残してしまう。
本発明における他の特徴的事項は、ロック爪48が介入
する地点までスライダ42をプラテン32から離れる方
向へ押し進めた後、駆動爪47をごく僅かな量だけ逆方
向に回動させ、スライダ42から離隔させて駆動爪47
を完全にフリーな状態に戻し、不要な負荷の加わること
を防止可能に構成したことにある。
すなわち、前述した如く駆動爪が回動自在に連結された
ピン51が摺動するカム円板49の偏心カム溝49aは
最大径地点Rwaxから先は徐々に径が小さくなるよう
形成されている。
従って、第4図において不図示のヘッドローディング機
構によりカム円板49が反時計方向に回動し、ピン51
の偏心カム溝内の摺動地点がR■aX地点を超えた後は
それまでとは逆に駆動爪47は偏心カム溝49aのR■
aX地点から先の終端部に至る距離に対応する量だけ、
実質的にはごく若干量であるが反時計方向に戻ることが
理解される。
すなわち、偏心カム溝49aにより、カム円板を単一方
向である反時計方向のみに一周期回動させる期間中に駆
動爪47はいわばRlaX地点を境として時計方向及び
反時計方向の双方向回動作用を果すことになる。この結
果、第3図(B)に示す如く最終的には第4図のピン5
1が偏心カム溝498の終端部に到達した時点でスライ
ダ42から所定mMれた位置に戻されることとなり、こ
れにより駆動爪47には何ら物理的な力の加わらないフ
リーな状態となり、構成素子の力学的ロスを有効に解除
した状態でキャリッジ44上の往復摺動作用を行わせる
ことを実現できる。
その後、再び次回地点に戻ってサーマルヘッド38をプ
ラテン32上の印字用紙へ当接させる際には、各構成要
素が上記とは逆方向への作用を行い、スライダ42をロ
ック爪48のロック状態から解放してスライダ用バネ4
6の付勢力を利かせてサーマルヘッド38のプラテン上
の印字用紙に対する当接を許可する。
この際、方向が逆の前記ヘッド離隔作用時と逆の手順に
よって駆動爪47が図の左方向へ回転移動すると、その
角部がロック爪48の傾斜部48a上を摺動しながらこ
れを押しやるために該ロック爪48はその反時計方向へ
の付勢力に抗して時計方向に若干量の回動作用を受け、
先端48bは、スライダ42から外れ、解放されたスラ
イダ42はスライダ用バネ46の付勢力により左向へ押
される。続いて、駆動爪47の角部がこのロック爪48
の傾斜部48aを昇り切った時点で再び第3図(B)に
示す状態に設定されることとなり、サーマルヘッド38
は印字用紙34及びインクリボン36を介してプラテン
32へ当接状態におかれ、印字作用待機状態に再設定さ
れることとなる。
[発明の効果] 以上説明したように、本願第1発明によれば、第1の駆
動モータでキャリッジのプラテンに対する往復摺動作用
とサーマルヘッドのプラテンに対する接離作用とを行わ
せるよう構成したので、装置を簡単な構成で安価に製造
でき、小型で性能の優れたサーマルプリンタのヘッド駆
動装置を提供可能である。
また、本願第2発明によればキャリッジ上へのロック機
構搭載によりキャリッジ摺動作用時におけるサーマルヘ
ッドに連結されたスライダへの常時付勢力がキャリッジ
支持軸に加わる無用な負荷を有効に解除可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第1発明の原理構成図、 第2図は第1図の部分対応説明図、 第3図は本願第2発明の原理構成図、 第4図は第3図の部分拡大図、 第5図は本願第2発明の作用説明図である。 10 ・・・ 駆動モータ 13 ・・・ 減速輪列 16 ・・・ キャリッジ送り車 22 ・・・ アイドル機構 24 ・・・ 欠歯車 38 ・・・ サーマルヘッド 32 ・・・ プラテン 34 ・・・ 印字用紙 36 ・・・ インクリボン 42 ・・・ スライダ 44 ・・・ キャリッジ 43:iM軸 49:刀ム珂ネ又 49a:A+e′刀ムJ1 51:刀Aフオロフ 51aV7ムフイロフピン 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印字用紙が装着されたプラテンに対向してサーマ
    ルヘッドを担持するキャリッジと、 該キャリッジを前記プラテンの長手方向に摺動自在に保
    持する支持軸と、を含み、 印字作用を行う送り時には前記サーマルヘッドをインク
    リボンを介してプラテンに押し当てた状態でキャリッジ
    を摺動移動させ、戻り時にはサーマルヘッドをプラテン
    から離して元の位置へ摺動復帰させるサーマルプリンタ
    のヘッド駆動装置において、 前記キャリッジをプラテンに沿って往復摺動させるため
    のキャリッジ往復駆動機構と、キャリッジの往復移動ス
    トロークの両終端部においてサーマルヘッドをプラテン
    に対して接離させるためのヘッドローディング機構と、
    を備え、 前記キャリッジ往復駆動機構は、 前記キャリッジの送り/戻りに対応して正/逆回転する
    駆動モータと、 該駆動モータの駆動軸に噛合結合された減速輪列と、 前記減速輪列と噛合してキャリッジの往復駆動作用を果
    たす下歯車と、該下歯車と同軸状に軸支され、下歯車に
    設けられた係合爪が係合する遊び溝を有し、キャリッジ
    送り/戻り時には、係合爪が該遊び溝の各終端に当接し
    た状態で下歯車と一体回転する上歯車と、を含むキャリ
    ッジ送り車と、から成り、 前記ヘッドローディング機構は、 前記キャリッジ駆動機構の支持軸をベルト駆動するプー
    リと、該プーリに同軸結合された下欠歯車及び上欠歯車
    と、 前記キャリッジ送り車の下歯車と常時噛合するキャリッ
    ジ駆動アイドル歯車と、キャリッジの送り/戻り時には
    前記下欠歯車及び上欠歯車の欠歯部とそれぞれ対向して
    空転すると共に、キャリッジの送り/戻りの切り替わり
    時に前記駆動モータが逆転して下歯車の係合爪が上歯車
    の遊び溝を空走する間下欠歯車及び上欠歯車の有歯部と
    それぞれ噛合して該両欠歯車を駆動する下アイドル歯車
    及び上アイドル歯車とを含むアイドル機構と、から成り
    、 前記下欠歯車及び上欠歯車によりキャリッジの支持軸を
    所定角度回転させてサーマルヘッドをプラテンに対し接
    離させ、キャリッジの往復動作とサーマルヘッドのプラ
    テンに対する接離動作とを単一のモータで行うことを特
    徴とするサーマルプリンタのヘッド駆動装置。
  2. (2)サーマルヘッドを担持するキャリッジをプラテン
    の長手方向へ摺動自在に保持する支持軸と、前記支持軸
    を所定角度往復回動させるカム機構と、 前記キャリッジと一体移動して、サーマルヘッドのプラ
    テンに対する接離制御を行うスライダと、該スライダを
    プラテンに向けて常時付勢するスライダ用バネと、 前記キャリッジに回動自在に担持され、前記スライダを
    スライダ用バネに抗してサーマルヘッドがプラテンから
    離れた状態に保持するロック爪と、前記支持軸と一体回
    転すると共に、該支持軸上をキャリッジと共に摺動可能
    に嵌着され、ロック爪によるスライダのロック及びロッ
    ク解除を支持軸の回転により制御する駆動爪と、を備え
    たことを特徴とするサーマルプリンタのヘッド駆動装置
JP1092061A 1989-04-12 1989-04-12 サーマルプリンタのヘッド駆動装置 Pending JPH02270580A (ja)

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