JPH0227043Y2 - - Google Patents

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JPH0227043Y2
JPH0227043Y2 JP4746685U JP4746685U JPH0227043Y2 JP H0227043 Y2 JPH0227043 Y2 JP H0227043Y2 JP 4746685 U JP4746685 U JP 4746685U JP 4746685 U JP4746685 U JP 4746685U JP H0227043 Y2 JPH0227043 Y2 JP H0227043Y2
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height
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリート建築物のスラブ内に埋設
されるインサートに関し、特にインサートの高さ
を段階的に変更することができるインサートに関
する。更に詳細には本考案に係るインサートは断
熱材を敷設して、コンクリートを打設したスラブ
内(以下、単に断熱材を敷設したスラブ内とい
う)および、単にコンクリートを打設したスラブ
内(以下、単にコンクリートスラブ内という)の
両方に使用可能であり、断熱材を敷設したスラブ
内に使用するときは、インサートの高さを変更す
ることにより敷設する断熱材の厚いものに対応で
き、コンクリートスラブ内に使用するときは、イ
ンサートの高さを変更することにより、埋込み深
さを調整してインサートの引抜き強度を調節する
ことができるようにしたものである。
(従来の技術) 従来、インサートはスラブ内に第17,18,
19図に示すように埋設される。第17,18図
は断熱材21を敷設したスラブ内にインサートを
埋設したものであり、第19図はコンクリートス
ラブ内にインサートを埋設したものである。
断熱材21を敷設したスラブ内に埋設する場
合、第17図に示すように、インサートと一体に
台座23を有するものについては、インサートの
台座23以下の長さが決まつてしまうために、厚
さTの異なる種々の断熱材21に応じてインサー
トの台座23以下の長さの異なる種々のインサー
トを用意しなければならない。つまり高さHの異
なる種々のインサートを用意しなければならな
い。また、第18図に示すようにインサートとは
別体で上下にスライド可能な台座23を有するも
のについては、厚さTの異なる種々の断熱材21
に応じて高さHの異なる種々のインサートを用意
する必要はなくなるが、断熱材21の厚さTが厚
くなればコンクリート22内に埋設されるインサ
ートの埋込み深さXが浅くなり、インサートの引
抜き強度が弱くなる。このため厚さTの異なる
種々の断熱材21に応じて高さHの異なる種々の
インサートを用意しなければならない。
一方、第19図に示すようなコンクリートスラ
ブ内に埋設する場合には、例えばケーブルを配設
するための保持具を吊り下げケーブルを配設する
場合等、重量物を吊り下げる場合にインサートの
埋込み深さXを深くしてインサートの引抜き強度
を強くしておかなければならない場合がある。し
たがつて、種々の高さHのインサートを用意する
必要がある。
(考案が解決すべき問題点) 本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
で、同一のインサートについてインサートの高さ
を段階的に変更し得るようになし、断熱材を敷設
したスラブ内に使用する場合、あるいはコンクリ
ートスラブ内に使用する場合、高さの異なる他の
インサートを用意する手間を省こうとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案に係るインサートは、吊ボル
ト挿入孔を有するインサート本体と、このインサ
ート本体の吊ボルト挿入孔に着脱自在に装着さ
れ、型枠に打ち込まれる打込み部を有する固定具
とからなり、インサート本体と固定具とを段階的
に係合させる凹凸を、インサート本体の下端に開
口する吊ボルト挿入孔の周縁部及び固定具の外周
部に設けたことを特徴としている。
(作用) このように本考案に係るインサートにあつて
は、インサート本体の下端に開口する吊ボルト挿
入孔の周縁部及び固定具の外周部にインサート本
体と固定具とを段階的に係合させる凹凸が設けら
れているから、これを利用してインサート本体に
装着される固定具との係合状態を変え、段階的に
インサートの高さを変え得るようになつている。
(実施例) 以下、図面に示す実施例にしたがつて本考案を
説明する。
第1図は断熱材21を敷設したスラブ内に使用
するインサートを示したものである。図におい
て、1はインサート本体であり、8は径大に形成
された頭部である。頭部8の下の胴部9は筒状に
形成され、その中に吊ボルトが挿入される吊ボル
ト挿入孔6が形成されている。前記頭部8内には
吊ボルトの先端の雄ネジ部を螺着する雌ネジを有
する金属製のナツト7が埋込まれている。図は合
成樹脂により作製されたインサート本体1を示し
ているが、インサート本体1は金属製でもよく、
金属製の場合には吊ボルトの先端の雄ネジ部を螺
着する雌ネジが吊ボルト挿入孔6内に直接螺刻さ
れる。3はインサートを型枠に固定する際、イン
サートを安定させるための台座である。
2はインサートを型枠に固定するための固定具
であり、インサート本体1の吊ボルト挿入孔6に
挿入され、インサート本体1の吊ボルト挿入孔6
に着脱自在に装着されるようになつている。さら
に下部には下方に向かつて型枠に打ち込まれる打
込み部である釘10を突設させている。固定具2
は合成樹脂製により釘10と一体に成形してもよ
いし、また全体が金属製であつてもよい。
インサート本体1の下端である吊ボルト挿入孔
の周縁部は凹凸に形成され、その端縁4a,4b
どうしが上下に段差Lを有する形状となつてい
る。一方、固定具2上部の外周部には段部5a,
5bが設けられており、前記インサート本体1の
凹凸に係合するようになつている。
而して、インサート本体1と固定具2とは、前
記インサート本体1の下端上方の端縁4aと固定
具2上部の段部5aとを係合させた状態、および
インサート本体1の下端下方の端縁4bと固定具
2上部の段部5aとを係合させた状態とに段階的
に係合させることができ、これによつてインサー
トの高さを段階的に変え得るようになつている。
したがつて、これを断熱材21を敷設したスラ
ブ内に埋設するときは、第2,3図に示すように
断熱材21の厚さに応じてインサートの高さを調
節し、コンクリート22内に埋設することができ
る。すなわち、断熱材21の厚さTが比較的薄い
場合には、第2図に示すように、インサート本体
1の下端上方の端縁4aと固定具2上部の段部5
aとを係合させて、断熱材21に打ち込み、固定
具2の釘10を型枠20に打ち込むことによりイ
ンサートを型枠20に固定し、コンクリート22
を打設して埋設する。また、断熱材21の厚さT
が比較的厚い場合には、第3図に示すように、イ
ンサート本体1の下端下方の端縁4bと固定具2
上部の段部5aとを係合させて、インサートを高
くし、これを断熱材21に打ち込み、固定具2の
釘10を型枠20に打ち込むことによつてインサ
ートを型枠20に固定し、コンクリート22を打
設して埋設する。このとき、インサートの高さH
は前述の場合と比べ段差L分だけ高くなつている
から、断熱材21がこの段差L分厚くなつても、
インサートのコンクリート22内に埋設される部
分は変わりない。
このように断熱材21の厚さTが変わつても、
インサート本体1と固定具2との係合状態により
段階的にインサートの高さHを変え、インサート
の埋込み深さXを一定、あるいは深く保つことが
できる。
第4図はコンクリートスラブ内に使用するイン
サートを示したものである。このインサートの固
定具2は、その上部の段部5a,5bより下方に
向かつて末広がりに広がる略円錐台形状に形成さ
れている。このような構造であると固定具2上部
の底面が大きく形成されるのでインサートを型枠
20により安定させて固定することができる。
さてこのインサートをコンクリートスラブ内に
埋設するときは、第5図に示すように、インサー
ト本体1の下端上方の端縁4aと固定具2上部の
段部5aとを係合させる場合と、第6図に示すよ
うに、インサート本体1の下端下方の端縁4bと
固定具2上部の段部5aとを係合させる場合とに
よつて、インサートの高さHが段差L分だけ変わ
り、インサートのコンクリート22内への埋込み
深さXが変わる。これによつて、インサートに吊
り下げる物の重さによつてのインサートの引抜き
強度の調節をすることができる。
第1,4図に示すインサートは、その高さを二
段階に調節し得るものであるが、本考案にあつて
は、インサート本体1の下端に段差Lをいくつも
設けることによつて、インサートの高さHを何段
階にも変更することができるものである。
第7図はインサートの高さHを三段階に調節し
得るように形成した例を示すものである。この例
の場合、インサート本体1の下端には、上方の端
縁4a、中間の端縁4bおよび下方の端縁4cと
の間にそれぞれ段差Lが設けられ、第8,9,1
0図に示すように、固定具2上部の段部5aを前
記インサート本体1の下端の上方の端縁4a、中
間の端縁4b、下方の端縁4cと移行させること
によつて、インサートの高さHを段階的に変える
ことができるようになつている。
尚、段差Lを設ける構造としては、第1,4,
7図に示す実施例の他、第11,12図に示すよ
うな構造により、二段階あるいは三段階に調節し
得るように形成してもよい。またインサート本体
1と固定具2とを係合させる構造は、インサート
本体1の下端の端縁と固定具2上部の段部とが水
平に合わさる構造に限らず、例えばジグザグ状に
形成されて合わさる構造であつてもよい。尚、第
1,4,7図に示す実施例については、インサー
ト本体1の下端の端縁および固定具2上部の段部
をそれぞれ軸を中心にして対称に設けてなる構造
であるから、インサートを断熱材21あるいは型
枠20に打ち込む場合、特にインサートを高くし
た場合にはインサートの頭をハンマー等で打ち込
むときにインサートに対して力の偏りがない。
さらに本考案に係るインサートは、第1,4,
7図に示す実施例の他、次のような構造としても
よい。
第13図に示す例は、インサート本体1の端縁
4a,4bに切欠溝14を設け、固定具2の段部
5a,5bには前記切欠溝14に嵌め込むことの
できる突起15を設け、この突起15と切欠溝1
4とを係合させて固定具2がインサート本体1に
対して回り止めとなるようになつている。逆に第
14図に示す例はインサート本体1の端縁4a,
4bには突起16を設け、固定具2の段部5a,
5bには前記突起16を嵌め込むことのできる切
欠溝17を設け、この突起16と切欠溝17とを
係合させて固定具2がインサート本体1に対して
回り止めとなるようになつている。このような回
り止め構造とすれば、固定具2の釘10を螺子に
より構成し、インサートを型枠20にねじ込みな
がら固定するインサートに適用できる。
また、とくに断熱材21を敷設したスラブ内に
使用するインサートについては、第15図に示す
ように、固定具2上部の下方を円錐状に形成し、
インサートを断熱材21に打ち込むに際し、断熱
材21とのせん断面積を小さくすることにより、
小さな力で打ち込むことができるようにしてもよ
い。尚、この場合には、インサートの打ち込みに
よる断熱材21へのせん孔も円錐状にとがらせて
形成しないものに比べて小さくできるという効果
があり、通常、第2,3図に示すように固定具2
の底面の縁より末広がり状に割れる断熱材21に
対して、その下端にあく孔の面積を必要以上に大
きくあけなくて済み、また外観上も見ばえがよく
なる。
また、コンクリートスラブ内に使用するインサ
ートについては、第16図に示すように固定具2
上部の下方に日差し状に差し出た顎状部18を形
成してもよい。これによりインサートを型枠20
に安定させて固定することができる。
(考案の効果) このように本考案によれば、インサート本体の
下端に開口する吊ボルト挿入孔の周縁部及び固定
具の外周部にインサート本体と固定具とを段階的
に係合させる凹凸を設けたから、同一のインサー
トについて種々の高さのインサートをつくること
ができ、断熱材を敷設したスラブ内に使用する場
合、あるいはコンクリートスラブ内に使用する場
合、従来のように高さの異なる種々のインサート
をいくつも用意する手間を省くことができる。
さらに本考案に係るインサートは、階段状の凹
凸を設けることによつて、インサートの高さを何
段階にも変更することができ、したがつて断熱材
の厚さあるいはコンクリート内へのインサートの
埋込み深さの設定について幅広く対応させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2,3図は第1図に示す実施例を断熱材を敷設
したスラブ内に埋設した状態を示す各断面図、第
4図は本考案の別の実施例を示す分解斜視図、第
5,6図は第4図に示す実施例をコンクリートス
ラブ内に埋設した状態を示す各断面図、第7図は
本考案のさらに別の実施例を示す分解斜視図、第
8,9,10図は第7図に示す実施例のインサー
ト本体と固定具とのそれぞれ異なつた係合状態を
示す各側面図、第11図から第16図まではさら
に本考案の別の各実施例を示す各分解斜視図、第
17,18,19図は従来例を示し、第17,1
8図は断熱材を敷設したスラブ内に埋設した状態
の各断面図、第19図はコンクリートスラブ内に
埋設した状態の断面図である。 図中、1はインサート本体、2は固定具であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 吊ボルト挿入孔を有するインサート本体と、こ
    のインサート本体の吊ボルト挿入孔に着脱自在に
    装着され、型枠に打ち込まれる打込み部を有する
    固定具とからなり、 インサート本体と固定具とを段階的に係合させ
    る凹凸を、インサート本体の下端に開口する吊ボ
    ルト挿入孔の周縁部及び固定具の外周部に設けた
    ことを特徴とするインサート。
JP4746685U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0227043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4746685U JPH0227043Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4746685U JPH0227043Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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Publication Number Publication Date
JPS61163807U JPS61163807U (ja) 1986-10-11
JPH0227043Y2 true JPH0227043Y2 (ja) 1990-07-23

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