JPH022701Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH022701Y2
JPH022701Y2 JP12049683U JP12049683U JPH022701Y2 JP H022701 Y2 JPH022701 Y2 JP H022701Y2 JP 12049683 U JP12049683 U JP 12049683U JP 12049683 U JP12049683 U JP 12049683U JP H022701 Y2 JPH022701 Y2 JP H022701Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
pinion shaft
input shaft
shaft
steering wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12049683U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6028573U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12049683U priority Critical patent/JPS6028573U/ja
Publication of JPS6028573U publication Critical patent/JPS6028573U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH022701Y2 publication Critical patent/JPH022701Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は油圧パワーステアリング装置の操舵力
可変装置に関するものである。
(従来技術) 据切り時又は低速直進走行時には油圧パワース
テアリング装置によりハンドル操作を軽くする操
舵装置に於て、速度が増加するのに応じてハンド
ル操作力を重くしハンドルの切過ぎをなくするた
め、従来実開昭57−144767号公報に示すように操
向輪に連結したピニオンと係合する外側弁部材半
径方向に通孔を設けてボールを嵌挿し、車速に応
じた油圧を該ボールに作用させてボールをハンド
ルに連結した内側弁部材凹部に押圧して入力軸と
出力軸の相対角変位を減少してパワーアシスト力
を減少しハンドル操作抵抗を増大させるようにす
ることは公知であるが、該ボールは外方へはフリ
ーに摺動し得るようになつているのでエンジン停
止時又は低速直進走行時には該ボールが外方へ移
動してバルブケース内面に接触して損傷を与える
ばかりでなくハンドル操作に異和感を与えハンド
ル操作を不円滑にするという欠点があつた。
(目的) 本考案は高速直進走行時ハンドル操作を重くし
て安全走行を行わせるためピニオン軸に設けたプ
ランジヤーが、エンジン停止時又は低速直進走行
時自重又は振動で外方に移動することを阻止し、
ハウジング内面に接触損傷したり、ハンドル操作
を不円滑にすることを防止することを目的として
いる。
(実施例) 次に添付図面に示した一実施例につき本考案の
構成を説明する。1はハンドルに連結した入力軸
でハウジング2上部の軸受3に回動自在に軸支さ
れ、中心孔1aに挿入されたトーシヨンバー4上
端は入力軸1に固定され、入力軸1先端より突出
したトーシヨンバー4先端のセレーシヨン加工部
4aは操向輪に連結した出力軸であるラツク5と
噛合し、入力軸1下方に同軸に配設され、ハウジ
ング2下部の軸受6に枢着されたピニオン7のピ
ニオン軸8上部穴8aに圧入固定されている。ピ
ニオン軸8半径方向には複数個の通孔8bが形成
され、夫々プランジヤー9が摺動自在に嵌挿さ
れ、プランジヤー9先端の球形頭部9aは入力軸
1先端外周に形成した縦溝1bに当接している。
プランジヤー9の上下には同一内径でできている
ハウジング部2aに接する様シールリング10,
11が設けられ、車速に応じた圧油を受入れる高
圧室12を形成し、シールリング10,11の間
には一部を切断され弾性を有するC型状のリテー
ナー13が組み込まれている。該リテーナー13
の外径はピニオン軸8の外径と同一かそれ以下に
なるようにしてあり、ハウジング2aに当らない
様になつている。又、リテーナー13とプランジ
ヤー9の隙間Sは制御バルブ14がバルブストツ
パーまで作動してプランジヤー9を縦溝1bに沿
つて外方に移動してもリテーナー13と接触しな
い様に充分とつてある。
14は制御バルブ、15はインポート、16は
アウトポートで高圧室12には車速に応じた圧油
が供給されるようになつている。
次に作用について説明する。ハンドル操作によ
り入力軸1の回転をトーシヨンバー4を介してピ
ニオン軸8、ピニオン7、ラツク5に伝達し操向
輪を駆動する。操向輪の路面抵抗に応じてトーシ
ヨンバー4に捩り作用を生じ入力軸1とピニオン
軸8間に相対角変位を生じ、図示しないポンプか
らの圧油はインポート15に供給され、制御バル
ブ14より図示されない右切り、左切りシリンダ
ーに選択的に供給され、アウトポート16よりタ
ンクに戻る。これは周知の油圧パワーステアリン
グの作用である。一方車速に応じた圧油が図示し
ない別回路により高圧室12に供給され、複数個
のプランジヤー9を内方へ押圧し、入力軸1とピ
ニオン軸8との相対角変位を阻止するように働
く。従つて高速直進走行時ハンドル操作を行うと
するとハンドルが重くなり、安易に回動できない
ので高速安全運転を行うことができる。
ところが低速直進走行時又はエンジン停止時等
にはプランジヤー9を押圧する力が極めて小さく
なるか発生しないためプランジヤーは自重又は振
動で外方に拡がろうとするが、リテーナー13が
プランジヤー外周に僅の間隙で配設されているの
で外方向への動きは阻止される。
(効果) 本考案によると、プランジヤー外周に弾力を有
するC型状のリテーナーを組み込み、該リテーナ
ーの外径がピニオン軸外径以下になる如くなして
いるので、高速直進走行時ハンドル操作を重くし
て安全走行でき、エンジン停止時又は低速直進走
行時でもプランジヤーがハウジングに接触損傷す
ることがなく、傷発生によるひつかゝりがなくハ
ンドル操作を円滑に行うことができ、又組み込み
時リテーナーの脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例正断面図、第2図は
第1図の−平断面図、第3図は第1図のリテ
ーナー斜視図である。 1……入力軸、1a……縦溝、2……ハウジン
グ、4……トーシヨンバー、5……ラツク、7…
…ピニオン、8……ピニオン軸、8b……通孔、
9……プランジヤー、10,11……シールリン
グ、12……高圧室、13……リテーナー、14
……制御バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルに連結した入力軸に一端を固定したト
    ーシヨンバー先端を操向輪に連結した出力軸に係
    合したピニオン軸に固定し、入力軸とピニオン軸
    の相対角変位により油圧を制御してパワーアシス
    ト力を制御する如くなしたピニオン軸半径方向に
    複数個の通孔を設けて夫々プランジヤーを摺動自
    在に嵌挿し、プランジヤー先端を入力軸外周縦溝
    に嵌合させ車速に応じた油圧でプランジヤーを内
    方に押圧する如くなした油圧パワーステアリング
    装置の操舵力可変装置に於て、プランジヤー外周
    に弾力を有するC型状のリテーナーを組み込み、
    該リテーナーの外径がピニオン軸外径以下になる
    如くなした油圧パワーステアリング装置の操舵力
    可変装置。
JP12049683U 1983-08-02 1983-08-02 油圧パワ−ステアリング装置の操舵力可変装置 Granted JPS6028573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12049683U JPS6028573U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 油圧パワ−ステアリング装置の操舵力可変装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12049683U JPS6028573U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 油圧パワ−ステアリング装置の操舵力可変装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028573U JPS6028573U (ja) 1985-02-26
JPH022701Y2 true JPH022701Y2 (ja) 1990-01-23

Family

ID=30276144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12049683U Granted JPS6028573U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 油圧パワ−ステアリング装置の操舵力可変装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6028573U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6028573U (ja) 1985-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06107218A (ja) 後輪操舵装置の中立復帰機構
JPS6139650Y2 (ja)
JPH022701Y2 (ja)
JPH0657532B2 (ja) 油圧動力補助操舵装置の自動直進復帰装置
US20090000855A1 (en) Power steering device
JPS624269B2 (ja)
JPH02120520A (ja) トルク伝達装置
JPH0223494Y2 (ja)
JPH022702Y2 (ja)
JPS633883Y2 (ja)
JPH031345Y2 (ja)
JPH0228146Y2 (ja)
JPH05262244A (ja) パワーステアリング装置
JPH02113573U (ja)
JPS61180874U (ja)
JPS6137574Y2 (ja)
JPH0221338Y2 (ja)
JPH0219344Y2 (ja)
JPH03130769U (ja)
JPH0230383Y2 (ja)
JPH0333264U (ja)
JPH02120541A (ja) 差動制限機構付差動装置
JPS61157062U (ja)
JPS61181774A (ja) パワ−ステアリング用コントロ−ルバルブ
JPH0249672U (ja)