JPH0228146Y2 - - Google Patents

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JPH0228146Y2
JPH0228146Y2 JP14568884U JP14568884U JPH0228146Y2 JP H0228146 Y2 JPH0228146 Y2 JP H0228146Y2 JP 14568884 U JP14568884 U JP 14568884U JP 14568884 U JP14568884 U JP 14568884U JP H0228146 Y2 JPH0228146 Y2 JP H0228146Y2
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valve member
plunger
groove
rotary valve
engagement groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車速に応じた制御圧によりハンドル
トルクを車速に応じて変化させる反力機構を備え
た動力舵取装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、車の走行状態に応じて、運転者に対し低
速走行時には軽い操舵力を、高速時には重い操舵
力を与えるようパワーシリンダの左右のシリンダ
室への圧力流体を分配するサーボ機構のバルブに
反力を与える反力機構を備えた動力舵取装置があ
る。
この反力機構は、第4図で示すように、サーボ
機構を構成するロータリ弁部材に設けた突起部5
0にテーパ状の係合溝52を形成し、ロータリ弁
部材に相対回転可能に嵌合したスリーブ弁部材3
2に前記係合溝52に当接するプランジヤ54を
設け、車速に応じて制御されたポンプからの圧力
流体の制御圧を通路57より導入してプランジヤ
54に作用させ、高速の場合は高圧力によつてプ
ランジヤ54を係合溝52に強力に圧接してロー
タリ弁部材とスリーブ弁部材の相対回転を規制す
る力を大きくしてプランジヤ54を押し上げるの
にハンドルからの入力として大きな操舵力をし、
低速の場合は低圧力によつてプランジヤ54によ
るロータリ弁部材とスリーブ弁部材の相対回転を
規制する力を小さくしてプランジヤ54を押し上
げるのにハンドルからの入力として小さな操舵力
としている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前記従来の反力プランジヤ部の構造では、係合
溝のテーパ面に沿つてプランジヤの当接面が乗り
上つて行くには接触面は摺動するかたちとなり、
摺動による接触摩擦抵抗が大きいためにヒステリ
シスが増大し、操舵フイーリングに影響を及ぼし
ている。
本考案は、プランジヤと係合溝との接触抵抗を
減少させ、上記従来の問題点の改善を図つたもの
である。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、入力軸に設けられたロータリ弁部材
と、このスリーブ弁部材に相対回転可能に嵌合し
たスリーブ弁部材と、このスリーブ弁部材と一体
的に回転する出力軸とを有し、前記スリーブ弁部
材若しくは出力軸に車速に応じて制御されたポン
プからの圧油で押圧作動するプランジヤを設け、
前記ロータリ弁部材に前記プランジヤが当接する
テーパ状の係合溝を形成し、車速に応じてハンド
ルトルクを変化させる反力機構を備えた動力舵取
装置において、前記プランジヤの先端面にロータ
リ弁部材の係合溝のテーパ面と平行するテーパ状
の凹溝を設け、この凹溝と前記係合溝との間にボ
ールを介在したものである。
〈作用〉 上記本考案は、ロータリ弁部材の係合溝のテー
パ面とプランジヤ先端の凹溝のテーパ面との間に
介在されたボールによつて、ころがり摩擦とな
り、接触摩擦抵抗を減少するものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を第1図乃至第3図によつ
て説明する。動力舵取装置の本体をなすハウジン
グ本体11に弁ハウジング12が固着されてい
る。ハウジング本体11及び弁ハウジング12内
には一対の軸受13,14を介して出力軸である
ピニオン軸21が回転可能に軸支されており、こ
のピニオン軸21にはこれと交差する方向に摺動
可能なラツク軸22のラツク歯22aが噛合して
いる。このラツク軸22は、図示しないパワーシ
リンダのピストンと連結され、その両端は所要の
操縦リンク機構を介して操向車輪に連結されてい
る。
弁ハウジング12の穴内には、制御弁機構30
が収納されている。制御弁機構30は、操舵軸と
しての入力軸23と一体的に形成したロータリ弁
部材31と、このロータリ弁部材31の外周に同
心的かつ相対回転可能に嵌合したスリーブ弁部材
32を主要構成部材としている。ロータリ弁部材
31は、これと一体の入力軸23に一端を連結し
かつ他端をピニオン軸21に連結したトーシヨン
バー24を介して、ピニオン軸21に可撓的に連
結されている。また、ロータリ弁部材31の外周
には、図示しないがその軸方向に伸びる複数のラ
ンド部と溝部とが等間隔にて形成されており、こ
れの溝底部より内周部に連通する連通路37が穿
設されている。入力軸23に前記内周部と弁ハウ
ジング内の低圧室38とを連通する通路39が設
けられている。一方スリーブ弁部材32の内周に
も、その軸方向に延びる複数のランド部と溝部が
等間隔にて形成され、各溝部よりスリーブ弁部材
32の外周に開口する分配穴40,41が設けら
れている。供給ポート35より供給される圧力流
体は、制御弁が中立状態であればランド部両側の
溝部に均等に流れ、連通路37および通路39を
経て低圧室38より排出ポート36に流出する。
この場合両分配ポート33,34は低圧で等しい
圧力となつているためパワーシリンダは作動され
ない。
制御弁が中立状態から偏位すれば、一方の分配
穴40又は41に圧力流体が供給され、他方の分
配穴40又は41にはパワーシリンダから排出さ
れた流体が流入し、連通路37、通路39、低圧
室38を経て排出ポート36に放出されるように
なつている。
ロータリ弁部材31のピニオン軸21側の端部
には半径方向に両側に突起した突起部50が形成
されており、この突起部50と対応するピニオン
軸21には突起部50を入力軸23の軸線回りに
数角度旋回可能に遊嵌する嵌合溝51が形成され
ている。突起部50の外周面にはテーパ状の係合
溝52が形成されており、制御弁の中立状態で、
ピニオン軸21には係合溝52と対応する位置で
半径方向に挿通穴53が形成されている。挿通穴
53にプランジヤ54が半径方向に摺動可能に挿
入され、プランジヤ54の後部へ作動油を導くべ
く環状溝55が形成されている。挿通穴53と環
状溝55とで反力室56が構成されている。58
は車速に応じて制御されたポンプからの圧力流体
の制御圧を導入するポート、57は前記ポート5
8と環状溝55を連通する通路である。
本考案は、前記プランジヤ54の先端面に係合
溝52のテーパ面と平行するテーパ状の凹溝60
を設け、この凹溝60と係合溝52との間にボー
ル61を介在したものである。
このテーパ状の係合溝52と凹溝60は円錐面
若しくは山形傾斜面で形成され、その組合せとし
ては係合溝52と凹溝60が共に円錐面であつた
り、円錐面と山形傾斜面、山形傾斜面同志であつ
てもよい。但しプランジヤ54側を山形傾斜面と
する場合には、プランジヤ54の回り止めを必要
とする。
また、プランジヤ54はロータリ弁部材31に
配置してもよい。
高速走行時における圧力の高い制御圧がプラン
ジヤ54に付与されることにより、ロータリ弁部
材31とスリーブ弁部材32との相対回転がロツ
クされ、その間はパワーシリンダが働かないので
ハンドルの操作はマニアル操作となり、低速走行
時には制御圧が低くなりプランジヤ54を押し上
げてロータリ弁部材31とスリーブ弁部材32と
の相対回転がなされることによりパワーシリンダ
が作動しハンドルの操作力は軽くなる。
前記プランジヤ54を押し上げる際には第3図
で示すように、係合溝52のテーパ面と、このテ
ーパ面と平行に対面する凹溝60のテーパ面との
間でボール61が転動することによつて行われ、
抵抗の小さいころがり抵抗で作用されるのであ
る。
〈考案の効果〉 以上のように本考案においては、プランジヤと
係合溝との対接構造を、テーパ面間にボールを介
在した構成のころがり抵抗としたものであるか
ら、接触摩擦抵抗が著しく減少し、ヒステリシス
を軽減することができ良好な接舵フイーリングが
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は第1図−
線拡大断面図、第3図はプランジヤを押し上げ
た状態の断面図、第4図は従来構造を示す要部断
面図である。 11……ハウジング本体、21……ピニオン
軸、23……入力軸、31……ロータリ弁部材、
32……スリーブ弁部材、50……突起部、51
……嵌合溝、52……係合溝、53……挿通穴、
54……プランジヤ、55……環状溝、56……
反力室、60……凹溝、61……ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸に設けらたロータリ弁部材と、このロー
    タリ弁部材に相対回転可能に嵌合したスリーブ弁
    部材と、このスリーブ弁部材と一体的に回転する
    出力軸とを有し、前記スリーブ弁部材若しくは出
    力軸に車速に応じて制御されたポンプからの圧油
    で押圧作動するプランジヤを設け、前記ロータリ
    弁部材に前記プランジヤが当接するテーパ状の係
    合溝を形成し、車速に応じてハンドルトルクを変
    化させる反力機構を備えた動力舵取装置におい
    て、前記プランジヤの先端面にロータリ弁部材の
    係合溝のテーパ面と平行するテーパ状の凹溝を設
    け、この凹溝と前記係合溝との間にボールを介在
    したことを特徴とする動力舵取装置。
JP14568884U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH0228146Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14568884U JPH0228146Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14568884U JPH0228146Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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Publication Number Publication Date
JPS6161280U JPS6161280U (ja) 1986-04-24
JPH0228146Y2 true JPH0228146Y2 (ja) 1990-07-27

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JP14568884U Expired JPH0228146Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JP2559191Y2 (ja) * 1990-04-09 1998-01-14 自動車機器 株式会社 動力舵取装置

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JPS6161280U (ja) 1986-04-24

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