JPH02270176A - フレキシブルディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、フレキシブルディスク装置における組立て
性の向上に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は従来のフレキシブルディスク装置の構成を示す
斜視図である。図において、ｌはリード・ライト用の磁
気ヘッドを搭載し、その磁気ヘッドの位置決め及び記録
媒体への接触姿勢、接触圧力等のリード・ライトに関す
る緒特性を左右するキャリッジ構成体である。

第３図（ａ）及び（ｂ）は第２図のフレキシブルディス
ク装置におけるキャリッジ構成体を示す外観斜視図、及
びその分解斜視図である。図において、１はキャリッジ
構成体、２ａ、２ｂは記録媒体（図示しない）に電気信
号から成る情報信号を磁気信号にして記録するか、又は
記録媒体に記録された磁気信号から成る情報信号を電気
信号として再生するサイド「０」側の磁気ヘッド、及び
サイド「１」側の磁気ヘッドである。３ａは磁気ヘッド
２ａが所定位置に接着固定されている移動台であるキャ
リッジであり、このキャリッジ３ａは、主として精密な
射出成形加工等によってエンジニアリングプラスチック
材料から構成されている。また、キャリッジ３ａには、
磁気ヘッド２ａの接着塵と反対側にネジ穴が設けられて
おり、さらにホール３Ｃが形成されている。３ｂはキャ
リッジ３ａと同様に構成されており、磁気ヘッド２ｂが
所定位置に接着固定されているアーム（キャリッジに相
当する）である。４はシールドであり、このシールド４
は、各磁気ヘラＦ’　２　ａ及び２ｂの耐ノイズ、耐塵
のために、キャリッジ３ａ及びアーム３ｂにおける磁気
ヘッド２ａ及び２ｂの接着位置の裏側に接着されている
。また、シールド４には、主に磁性体金属をトーリング
しである。８はスチールボールであり、このスチールボ
ール８は各磁気ヘッド２ａ及び２ｂの位置決め精度に影
響する重要な部品である。

また、７ａはアーム３ｂ用の板バネであり、この板バネ
７ａは、アーム３ｂに接着固定される磁気ヘッド２ｂの
接着塵と反対側に挿入されており、またキャリッジ３ａ
にアーム３　ｔ）を取り付ける際の媒介部品である。７
ｂは板バネ７ａの端部に形成された加圧バネであり、こ
の加圧バネ７ｂはスチールボール８をある設定荷重にて
押し付けている。５はアーム３ｂを加圧するスプリング
であり、このスプリング５はアーム３１〕をキャリッジ
３ａに対しある加圧力にて押し付けており、また、スプ
リング５は板金加工されたホルダ６に取り付けられてい
る。９．ｌＯはキャリッジ３ａにアーム３ｂを取り付け
るための２個の取付はネジであり、両者共に右回りネジ
である。

次に、上記従来のフレキシブルディスク装置におけるキ
ャリッジ構成体１の組立て方法について説明する。まず
、キャリッジ３ａに磁気へラド２ａを接着固定する。同
様に、アーム３ｂに磁気ヘッド２ｂを接着固定する。次
に、キャリッジ３ａ及びアーム３ｂにおける各磁気へラ
ド２ａ及び２ｂの接着位置の裏側にシールド４を接着し
、それぞれキャリッジサブ構成体とアーム構成体に組み
立てる。また、スプリング５をホルダ６に取り付けてホ
ルダ構成体に組み立てる。

次に、スチールボール８をキャリッジ３ａのホール３ｃ
内に入れ、上記キャリッジサブ構成体とホルダ構成体と
でアーム構成体の板バネ７ａを挟み込むように組み立て
、これらの各部品を通して取付はネジ９，１０をキャリ
ッジ３ａに設けられているネジ穴に締め付ける。この際
における取付はネジ９．ｌＯの締付けは仮止め状態にし
ておく。

上記のようにしてキャリッジ構成体ｌの組立ては完了し
、その後は、各フレキシブルディスク装置の互換性を保
つための磁気ヘッド２ａ及び２ｂの位置調整を行う。こ
の位置調整は、大別して記録媒体の半径方向の磁気ヘッ
ド位置合わせ、記録媒体の円周方向の磁気ヘッド位置合
わせ、記録媒体の半径方向及び円周方向の磁気ヘッド角
度合わせ、磁気ヘッド２ａに対する磁気ヘッド２ｂの位
置決め合わせ、の４つの位置調整から成る。

とりわけ、磁気へラド２ａはキャリッジ３ａに接着固定
する際に、記録媒体の円周方向の位置合わせ及び角度合
わせの調整がされており、記録媒体の半径方向の位置調
整のみである。そのために、磁気ヘッド２ａに対し上記
の位置調整を行った後に、磁気ヘッド２ａを基準として
磁気ヘッド２ｂの位置調整を行う。磁気ヘッド２ｂをア
ーム３ｂに接着固定する精度は、通常、磁気ヘッド２ａ
をキャリッジ３ａに接着固定する場合よりもラフである
。そして、磁気へラド２ｂに対する位置調整方法は、上
記のようにして絹み立てられたアーム構成体を前後左右
に微小量ずつ動かし適当な位置に位置決めをする。この
ようにして磁気へラド２ｂの位置決めをした後に、アー
ム３ｂをキャリッジ３ａに取り付ける取付はネジ９．ｌ
Ｏを緊締状態に本締めする。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来のフレキシブルディスク装置におけろキャリッ
ジ構成体ｌは以上のように組立て構成されており、特に
、アーム３ｂをキャリッジ３ａに取り付けるための２個
の取付はネジ９，１０は共に右回りネジであるため、取
付はネジ９，１０を緊締状態に本締めした後に、磁気ヘ
ッド２ｂの位置は記録媒体の水平方向の右側へずれるこ
とがあり、そのために、磁気ヘッド２ｂの位置調整を再
調整しなければならず、さらにその頻度も多いので、磁
気ヘッド２ａ及び２ｂの位置調整は非常に困難であると
いう問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、磁気ヘッドの位置調整が容易にできるフレキ
シブルディスク装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るフレキシブルディスク装置は、第１のキ
ャリッジに第２のキャリッジを取り付けてキャリッジ構
成体を構成する際に使用する２個の取付はネジのうち、
いずれか一方の取付はネジを左回りネジとし、他方の取
付はネジを右回りネジとしたものである。

［作用］ この発明におけるフレキシブルディスク装置は、キャリ
ッジ構成体を構成するために、第１のキャリッジに第２
のキャリッジを取付ける２個の取付はネジのうち、一方
の取付はネジである左回りネジにより、そのネジ頭部と
このネジ頭部によって締め付けられる物体との接触面に
摩擦力を発生し、同様にして他方の取付はネジである右
回りネジにより摩擦力を発生する。この時、左回りネジ
により発生する摩擦力と右回りネジにより発生する摩擦
力とは方向が正反対である。その結果、上記の方向が正
反対な両摩擦力は互いに打ち消し合い、その摩擦力は０
となるので、磁気ヘッドの位置ずれを防止することがで
きる。

［実施例］ 第１図（ａ）及び（ｂ）はこの発明の実施例であるフレ
キシブルディスク装置におけるキャリッジ構成体を示す
外観斜視図、及びその分解斜視図である。図において、
１１はアーム３ａをキャリッジ３ａに取り付けるための
２個の取付はネジのうちの１個の取付はネジである。こ
の取付はネジ１１は左回りネジであり、上記第３図（ｂ
）に示す取付はネジ１０に対応している。この発明の実
施例によれば、第１図（ｂ）に示す上記取付はネジ１１
以外の各符号の部品は、上記第３図（ｂ）に示す同一符
号の部品と同一であるので、その詳細な説明は省略する
。

また、この発明の実施例であるフレキシブルディスク装
置におけるキャリッジ構成体ｌの組立て方法は、その行
程２位置調整共に上記従来例と同様である。

第３図（ｂ）に示すように、この発明の実施例であるキ
ャリッジ構成体１は、アーム３ｂをキャリッジ３ａに取
り付けるための２個の取付はネジ９．１１のうち、一方
の取付はネジ９は上記従来例と同様に右回りネジであり
、他方の取付はネジ１１は左回りネジである。そのため
に、取付はネジ１１（左回りネジ）により、そのネジ頭
部とこのネジ頭部によって締め付けられる物体との接触
面に発生する摩擦力と、同様にして他方の取付はネジ９
（右回りネジ）の締付けにより発生する摩擦力とは、そ
れぞれの摩擦力の方向が正反対である。その結果、上記
の正反対な両摩擦力は互いに打ち消し合い、その摩擦力
はＯとなるので、磁気ヘッド２ｂの位置ずれを防止する
ことができる。

しかして、２個の取付はネジ９．１１を緊締状態に本締
めする際には、両者を等しいトルクで、また同時に締め
付けることが条件である。

なお、上記実施例では２個の取付はネジ９，１１のうち
、取付はネジ９を右回りネジ仁し、取付はネジ１１を左
回りネジとした場合を示しているが、取付はネジ９を左
回りネジとし、取付はネジ１１を右回りネジとした場合
でも良い。

また、上記実施例では２個の取付はネジである左回りネ
ジ及び右回りネジを磁気ヘッドの位置調整に適用した場
合を示しているが、フレキシブルディスク装置における
ステッピングモータをフレームに取り付ける位置調整に
適用した場合でも良い。

［発明の効果］ 以上のように、この発明のフレキシブルディスク装置に
よれば、第１のキャリッジに第２のキャリッジを取り付
けてキャリッジ構成体を構成する際に使用する２個の取
付はネジのうち、いずれか一方の取付はネジを左回りネ
ジとし、他方の取付はネジを右回りネジとしたので、安
価な構成により、磁気ヘッドの位置調整が容易に、かつ
確実にできるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）及び（ｂ）はこの発明の実施例であるフレ
キシブルディスク装置におけるキャリッジ構成体を示す
外観斜視図、及びその分解斜視図、第２図は従来のフレ
キシブルディスク装置の構成を示す斜視図、第３図（ａ
）及び（ｂ）は第２図のフレキシブルディスク装置にお
けるキャリッジ構成体を示す外観斜視図、及びその分解
斜視図である。 図において、ｌ・・・キャリッジ構成体、２ａ、２ｂ・
・・磁気ヘッド、３ａ・・・キャリッジ、３ｂ・・・ア
ーム（キャリッジに相当する）、３Ｃ・・・ホール、４
・・・シールド、５・・・スプリング、６・・・ホルダ
、７ａ・・・板バネ、７ｂ・・・加圧バネ、８・・・ス
チールボール、９．１０．１１・・・取付はネジ　であ
る。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の磁気ヘッドを保持する第１のキャリッジに他方の
   磁気ヘッドを保持する第２のキャリッジを、２個の取付
   けネジにより締結して構成されるキャリッジ構成体を備
   えるフレキシブルディスク装置において、上記２個の取
   付けネジのうち、いずれか一方の取付けネジを左回りネ
   ジとし、他方の取付けネジを右回りネジとしたことを特
   徴とするフレキシブルディスク装置。