JPH02269126A - フィルムまたは繊維に有用なアリーレンスルフィド樹脂 - Google Patents

フィルムまたは繊維に有用なアリーレンスルフィド樹脂

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JPH02269126A
JPH02269126A JP1344975A JP34497589A JPH02269126A JP H02269126 A JPH02269126 A JP H02269126A JP 1344975 A JP1344975 A JP 1344975A JP 34497589 A JP34497589 A JP 34497589A JP H02269126 A JPH02269126 A JP H02269126A
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reaction mixture
mole percent
present
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JP1344975A
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Guy Senatore
ガイ・セネトレ
Yeon Fong Liang
イェン・フォン・リャン
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Phillips Petroleum Co
Original Assignee
Phillips Petroleum Co
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    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/02Polythioethers
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    • C08G75/0209Polyarylenethioethers derived from monomers containing one aromatic ring
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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    • C08G75/025Preparatory processes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアリーレンスルフィドポリマーに関する。更に
本発明はアリーレンスルフィドポリマーから作られた製
品に関する。特別の面では、発明はアリーレンスルフィ
ドポリマーから作られたフィルムとiamに関する。
種々の工業的並びに商業的用途の為のアリーレンスルフ
ィドポリマーの製造は周知のものである。
重合プロセス中に、ρ−ジハロ芳香族化合物(例えば、
p−ジクロロベンゼン)、アルカリ金属硫化物(例えば
、硫化ナトリウム)、水、及び有機アミド(例えば、N
−メチル−2−ピロリドン)を含有する反応混合物中で
アリーレンスルフィドポリマーを調製する商業的に成功
している方法が米国特許第3゜354.129号明細書
に開示されている。
フィルムや繊維と言った多くの異なる製品の製造にアリ
ーレンスルフィドポリマーを使用することへの関心は絶
えず高まりつつある。アリーレンスルフィド樹脂のフィ
ルム及び/又は繊維に関しては、それらの効率的な生産
には低い溶融結晶温度を持ったポリマー樹脂がしばしば
必要であり、またはそれによって利益を受けることが多
い。この特性はポリマーのフィルムと繊維の製造におい
て好ましい加工性時間を増加する。
従って、低い溶融結晶温度を持った新規なアリーレンス
ルフィド樹脂を提供するのが発明の一つの目的である。
本発明の他の目的は、低い溶融結晶温度を有する、上に
同定したような新規のアリーレンスルフィド樹脂から調
製した新規な製品、特にポリマーの繊維及び/又はポリ
マーのフィルムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、上に同定したような低い溶融
結晶温度を有する新規なアリーレンスルフィド倒脂と、
それから作った新規な生産物である商品の製造方法を提
供することである。
本発明の第一の面によれば、低い溶融結晶温度を持った
新規なアリーレン スルフィド樹脂は、重合プロセス時
lこ:(りP−ジハロ芳香族化合物からfするm−のモ
ノマー源、(b)少なくとも一種の0−ジハロ芳香族化
合物からなる第二のモノマー源、(e)有機アミド、及
び(d)アルカリ金属硫化物;からなる反応体を反応混
合物状態で接触させることによって調製される。重合プ
ロセスの開始以前に、この最初の具体例の反応混合物中
に存在する第一のモノマー源は約90から約99.9モ
ルパーセントまでの範囲の量であり;そして重合プロセ
スの開始以前に、この反応混合物中に存在する第二のモ
ノマー源は約0.1から約10モルパーセントまでの範
囲の量である。これらのモルパーセントは、(1)重合
プロセスの開始以前にこの反応混合物中に存在する第一
のモノマー源及び第二のモノマー源、と(2)重合プロ
セスの開始後に反応混金物中に導入された第二のモノマ
ー源のいかなる成分;とのモル和に基づくものである。
任意的ではあるが、第二のモノマー源には更に分子当た
り少なくとも二個のハロゲン置換基を有する少なくとも
一種のポリハロ芳香族化合物及び/又は少なくとも一種
の履−ジハロ芳香族化合物が加わっても良い。更には、
この最初の具体例を実施する時に反応混合物に、これ又
任意的ではあるが、下記の反応体:(1)苛性アルカリ
物質と(2)アルカリ金属カルボン酸塩の少なくとも一
つを存在させることもできる。第二のモノマー源の任意
成分及び/又は任意の反応体は重合プロセスの開始前、
又はその期間中に反応混合物に導入することができる。
本発明の新規なアリーレンスルフィド樹脂から作られる
製品には、成型されたポリマー物品、ポリマーのフィル
ム、及びポリマーの繊維があるが、これらに限定されな
い。
本発明の更に別の面によれば、下記の式を有する芳香族
構造からなる第一の反復単位の複数:と下記の式を有す
る芳香族構造の第二の反復単位の複数: からなるアリーレンスルフィド樹脂が提供される。
但し、上の両式中で各Rは同一、または異なることがで
き、モしてRは水素、炭素原子数が1から20までのア
ルキル基、炭素原子数が5から20までのシクロアルキ
ル基、炭素原子数が6から24までのアリール基、炭素
原子数が7から24までのアルキルアリール基、炭素原
子数が7から24までのアリールアルキル基から構成さ
れる群から選ばれ;この中でnは反復単位の数であり;
複数の第一の反復単位は約90から約99.9モルパー
セントまでの範囲の量存在し、複数の第二の反復単位は
約0.1から約10モルパーセントまでの範囲の量存在
し;但し、これらのモルパーセントの数字はアリーレン
スルフィド樹脂中に存在する複数の第一の反復単位と複
数の第二の反復単位のモル和に基づくものである。
随意的ではあるが、複数の第二の反復単位は更に次の式
を有する少なくとも一つの芳香族単位を含むことができ
る: 上の式でRとnは上に定義した通りで;烏≦3、t≧2
;そしてm+a−5である。その上、複数の第二の反復
単位は更に次の式を有する少なくとも一つの芳香族単位
を含むことさえできる。
式中のRとnは上に定義しt;のと同じである。
ここに使われている゛アリーレンスルフィド樹脂(ポリ
マー)nなる術語は下記の構造を有する少なくとも半結
晶性のポリマーを指す。
−←Ar−X−Ar’  −Y −モー但し、XとYは
、−5−1−0−1−S O、−1−〇〇−からなる群
から選ばれ;XとYは同一でも異なっても良く;少なく
ともXまたはYが−S−であり:ArとAr’は次のグ
ループから選ばれる:及び、それらのアルキル誘導体と
アリール誘導体;但し、ArとAr’は同一でも異なっ
ても良く:そして、nは反復単位の数であって、ポリマ
ーが役に立つフィルム及び/又は繊維の性質を持つのに
十分に大きい数である。
ここで用いられているような“溶融温度(T+*)”と
言う言葉は、温度を約20’O/分の割合で上げて行っ
た時に得られる差動走査熱量計(DSC)の吸熱のピー
クを指す。
同じくここで用いられているような“溶融結晶温度(T
 5ac)”と言う用語は、ポリマー試料を試料の融点
より約40℃高い温度から約り0℃/分の割合で冷却す
ることによって得られるDSCの発熱のピークを指して
いる。
本発明によれば、低い溶融結晶温度(Tmc)を持・た
新規なアリーレンスルフィド樹脂が、重合プロセス中に
反応混合物中で、(1)p−ジハロ芳香族化合物からな
る第一のモノマー源、(b)少なくとも一つの0−ジハ
ロ芳香族化合物からなる第二のモノマー源、(C)有機
アミド、及び(1)アルカリ金属硫化物:からなる反応
体を接触させることによって調製される。この第一の具
体像において重合プロセスの開始以前に反応混合物中に
存在する第一のモノマー源は約90から約99.9モル
パーセントまで、好ましくは約90から約97モルパー
セントまでの量である。他方、重合プロセスの開始以前
にこの反応混食物中に存在する第二のモノマー源の量は
約0.1から約10モルパーセントまで、好ましくは約
3から約10モルパーセントまでである。これら上述の
モルパーセントの数字は、(1)重合プロセスの開始前
にこの反応混合物中に存在する第一のモノマー源及び第
二のモノマー源、と(2)重合プロセスの開始後に反応
混合物中に導入された第二のモノマー源のいかなる任意
の成分;とのモル和に基づいている。
本発明に従って調製された新規なアリーレンスルフィド
樹脂は一般に約90から約99.9モルパーセントまで
の、好ましくは約90から約97モルパーセントまでの
次式を有する芳香族の反復単位: 及び、約0.1から約10モルパーセントまでの、好ま
しくは約3から約10モルパーセントまでの次式を有す
る芳香族の反復単位: からなる。
但し、式中の各Rは同一でも異なっても良く、そして水
素、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数5〜
20のシクロアルキル基、炭素原子数6〜24のアリニ
ル基、炭素原子数7〜24のアルキルアリール基、炭素
原子数7〜24のアリールアルキル基から構成される群
から選ばれ;−は反復単位の数であり:モルパーセント
の数字は得られるアリーレンスルフィド樹脂中に存在す
る総ての反復単位のモル和に基づく。
本発明の方法を実施する時、p−ジハロ芳香族化合物か
らなる第一のモノマー源は次の式によって表わすことが
できる。
式中の各Rはメンプレエフの元素の周期律表の71族か
ら選ばれる任意の適当な/10ゲン原子であり;そして
、各Rは前に定義したのと同様である。好ましくは、X
は塩素、臭素、および沃素から選ばれ;Rは水素である
この最初の具体像を実施する時、第一のモノマーtpt
としてはいかなる適当なp−ジノ10芳香族化合物も使
用できる。そのような適当なp−ジノ10芳香族化合物
の倒としては、1.4−ジクロロベンゼン、1.4−’
;ブロモベンゼン、1,4−ジヨードベンゼン、1−ク
ロロ−4−ブロモベンゼン等、及び/又はそれらの混合
物があるが、それらに限定されない。
好ましくは、この最初の具体像において第一のモノマー
源として用いられるp−ジハロ芳香族化合物は、1,4
−ジクロロベンゼン(p−D CB )である。
重合プロセスの開始前に反応混合物中に存在する、選ば
れたp−ジハロ芳香族化合物の量は一般には、約90か
ら約99.9モルパーセント間まで、好ましくは約90
から約97モルパーセントまでである。これらのモルパ
ーセントの数字は、(1)重合プロセスの開始前にこの
反応混合物中に存在する第一のモノマー源と第二のモノ
マー源、及び(2)重合プロセスの開始後に反応混合物
中に導入された第二のモノマー源のいかなる任意の成分
;のモル和に基づく。
このプロセスを実施する時に用いられる第二のモノマー
源は、次の式によって表わされる少なくとも一種の0−
ジハロ芳香族化合物からなる:式中のRとXは上に定義
した通りである。差し当たって好ましい具体例では、こ
の第二のモノマー源のハロゲン(即ち、X基)は、塩素
、臭素、および沃素からなる群から選ばれ:そしてRが
水素である。
この最初の具体例では、第二のモノマー源としていかな
る適当なO・ジハロ芳香族化合物でも使用できる。その
ような適当な0−ジハロ芳香族化合物の例としては、1
.2−ジクロロベンゼン%112−ジブロモベンゼン、
1,2−ジヨードベンゼン、1−クロロ−2−ブロモベ
ンゼン、l−クロロ−2−ヨードベンゼン、1−ブロモ
−2−ヨードベンゼン等、及び/又はそれらの混合物が
あるが、それらに限定されない。好ましくは、第二のモ
ノマー源として用いられる σ−ジハロ芳香族化合物は
1.2−ジクロロベンゼン(o−D CB )でアル。
重合プロセスの開始前に反応混合物中に存在する、選ば
れた6−ジハロ芳香族化合物の量は、約0.1から約1
0モルパーセントまで、好ましくは約3から約10モル
パーセントまでの範囲である。これらのモルパーセント
の数字は、(1)重合プロセスの開始前にこの反応混合
物中に存在する第一のモノマー源及び第二のモノマー源
、と(2)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入
された第二のモノマー源のいかなる任意の成分;とのモ
ル和に基づく。
第一と第二のモノマー源に加えて、反応混合物は更に有
機アミドを含む。この有機アミドは特定の反応温度と圧
力の下で常に液相状態に留まる性質を保持しなければな
らない。
この特性を持つ適当な有機アミドならいかなる物でも使
用できる。適当な有機アミドは、環式、非環式のいずれ
でも良く、分子当たり1から約10個までの炭素原子を
含むことができる。そのような適当な有機アミドの例と
しては、ホルムアミド、アセトアミド、N−メチルホル
ムアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、N、N−ジメ
チルホルムアミド、2−ピロリドン、N−シクロへキシ
ル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドン、C−カプロラクタム、1゜
3−ジメチル−2−イミタソールジノン、・ジメチルス
ルホキシド等、及びそれらの混合物があるが、それらに
限定されない。好ましく用いられる有機アミドはN−メ
チル−2−ピロリドン(N M P ’)である。
選ばれた有機アミドは一般に、重合プロセス中、反応混
合物の中に約100から約600モルパーセントまで、
好ましくは約250から約400モルパーセントまでの
範囲の量存在する。これらのモルパーセントの数字は、
(1)重合プロセスの開始前にこの反応混合物中に存在
する第一のモノマー源及び第二のモノマー源、と(2)
重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入された第二
のモノマー源のいかなる任意の成分:とのモル和に基づ
く。
重合プロセスの間中、反応混合物の中に存在するアルカ
リ金属硫化物は、(1)重合プロセスの開始前に反応混
合物中に導入されるアルカリ金属硫化物、または(2)
重合プロセスの前、及び/又はその間中に適当な硫黄源
と適当な塩基との間で行なわれる反応;のいずれに基づ
くものであっても良い。
本発明の最初の具体化を実施する時、重合プロセスの間
中に反応混合物の中に存在するアルカリ金属硫化物の量
は、一般に約90から約100モルパーセントまで、好
ましくは約96から約99モルパーセントまでの範囲で
ある。これらのモルパーセントの数字は、(1)重合プ
ロセスの開始前にこの反応混合物中に存在する第一のモ
ノマー源及び第二のモノマー源、と(2)重合プロセス
の開始後に反応混合物中に導入される第二のモノマー源
の任意のいかなる成分;とのモル和に基づく。
重合プロセスの前に重合反応混合物に加えることができ
るアルカリ金属硫化物の例としては、硫化ナトリウム、
硫化カリウム、硫化ルビジウム、硫化セシウム及びそれ
らの混合物があるが、それらに限定されない。アルカリ
金属硫化物は(1)無水物の形、(2)水和物として、
または(3)水性混合物若しくは水溶液として使用でき
る。差し当たり好ましいアルカリ金属硫化物は硫化ナト
リウムである。
上にも述べた如く、重合プロセスの期間中に存在するア
ルカリ金属硫化物は、重合プロセスの前、及び/又はそ
の期間中に適当な硫黄源と適当な塩基との間で行なわれ
る反応から生じたものであっても良い。そのような適当
な硫黄源の例としては、アルカリ金属の水硫化物、チオ
硫酸塩(これにはリチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、スト
ロンチウム、バリウムの相当する塩が含まれる)、硫化
水素、二硫化炭素、N・メチルピロリジン・2−チオン
、チオール酢酸、及びそれらの混合物があるが、それら
に限定されない。
これら前述の硫黄源は重合プロセスの前、及び/又はそ
の期間中に適当な塩基と反応して、重合プロセスの期間
中に存在するアルカリ金属硫化物を生み出すことができ
る。そのような適当な塩基の例としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジ
ウム、水酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セ
シウム、及びそれらの混合物があるが、それらに限定さ
れない。もしも望むならば、適当な塩基はその場法で(
in 5it11)作り出すことができる。
硫黄源と反応してアルカリ金属硫化物をもたらす前述の
塩基の量は、用いられる塩基および/または硫黄源の種
類によって異なるが、一般に塩基の使用量はお凡そ化学
量論的等量(理論量)からその約0,75モル過剰まで
の範囲にある。好ましくは、塩基の使用量はお凡そ理論
量からその約065モル過剰までの範囲、更に好ましく
はお凡そ理論量からその約0.25モル過剰までの範囲
にある。
重合プロセス中に反応混合物の中に存在するアルカリ金
属硫化物の量は、一般に約90から約100モルパーセ
ントまで、好ましくは約96から約99モルパーセント
までの範囲である。これらのモルパーセントの数字は、
(1)重合プロセスの開始以前にこの反応混合物中に存
在する第一のモノマー源と第二のモノマー源、及び(2
)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入される第
二のモノマー源の任意のいかなる成分;のモル和に基づ
く。
重合プロセスの開始前に反応混合物中に存在する0−ジ
ハロ芳香族化合物に加えて、第二のモノマー源は更に、
任意的ではあるが、分子当たり少なくとも二個のハロゲ
ン置換基を有するポリハロ芳香族化合物を含むことがで
きる。任意的ではあるが、第二のモノマー源の一つの成
分として用いることができるポリハロ芳香族化合物は次
式によって表わすことができる: 上の式中でXとRは上に定義した通りであり;y≧3、
厘≦3で;7+I−6である。差し当を二って好ましい
具体例では、このポリハロ芳香族化合物のハロゲン(即
ち、X基)は塩素、臭素、および沃素からなる群から選
ばれ:そしてRは水素である。
この最初の具体例では、任意的ではあるが、第二のモノ
マー源の一つの成分としていかなる適当なポリハロ芳香
族化合物も用い′ることができる。
そのような適当なポリハロ芳香族化合物の例としては、
x、2.3−トリクロロベンゼン、l 、2.4−トリ
クロロベンゼン、1,2,3.5−テトラブロモベンゼ
ン、ヘキサクロロベンゼン等、及びそれらの混合物があ
るが、それらに限定されない。第二のモノマー源の付加
的成分として用いる場合には、好ましいポリハロ芳香族
化合物は1.2.4−トリクロロベンゼンである(TC
B)。
第二のモノマー源の一つの成分としてポリハロ芳香族化
合物を用いれば、下記の式を有する芳香族の反復単位か
らなる新規なアリーレン スルフィド樹脂がもたらされ
る。
但し、式中のRとmは上に定義した通りであり;2≧2
、モしてm+z=5である。
第二のモノマー源の追加的成分として用いるならば、選
ばれたポリハロ芳香族化合物の使用量は、一般に約0.
O01から約1モルパーセントまで、好ましくは約0.
01から約1モルパーセントまでの範囲内である。これ
らのモルパーセントの数字は、(1)重合プロセスの開
始前にこの反応混合物中に存在する第一のモノマー源及
び第二のモノマー源、と(2)重合プロセスの開始後に
反応混合物中に導入された第二のモノマー源の任意のい
かなる成分;とのモル和に基づくものである。選ばれた
ポリハロ芳香族化合物は、重合プロセスの開始前、及び
/又はその期間中のいずれの時でも反応混合物に導入す
ることができる。
重合プロセスの開始前に反応混合物中に存在する0−ジ
ハロ芳香族化合物に加えるに、更にこの最初の具体例の
第二のモノマー源は、随意的ではあるが、m−ジハロ芳
香族化合物を含むこともできる。第二のモノマー源の一
成分として用いることができるm−ジハロ芳香族化合物
は次式によって表わすことができる: 上の式で、 RとXは前に定義した通りである。
差 し当たって好ましい具体例では、このm−ジハロ芳香族
化合物のハロゲン(即ち、X基)は塩素、臭素および沃
素からなる群から選ばれ;そしてRは水素である。
この最初の具体例では、いがなる適当なm−ジハロ芳香
族化合物でも第二のモノマー源の一成分として任意的に
用いることができる。そのような適当なm−ジハロ芳香
族化合物の例としては、1゜3−ジクロロベンゼン、1
,3−ジブロモベンゼン、1.3−ジヨードベンゼン、
1−クロロ−3−ブロモベンゼン、1−クロロ−3−ヨ
ードベンゼン、l−ブロモー3−ヨードベンゼン等、及
び/又はそれらの混合物があるが、それらに限定されな
い。第二のモノマー源の追加的な一成分として用いられ
る時には、好ましい1−ジハロ芳香族化合物は1,3−
ジクロロベンゼン(−−DCB)でアル。
第二ノモノマー源の一成分として鳳−ジハロ芳香族化合
物を用いれば、次の式を有する繰り返しの芳香族単位か
らなる新規なアリーレンスルフィド樹脂が得られること
になる: 上の式中でRとXは前に定義した通りである。
第二のモノマー源の付加的成分として用いるならば、選
ばれるm−ジハロ芳香族化合物の使用量は、一般に約0
.1から約8.9モルパーセントまで、好ましくは約3
から約8.9モルパーセントまでの範囲内である。これ
らのモルパーセントの数字は、(1)重合プロセスの開
始前にこの反応混合物中に存在する第一のモノマー源及
び第二のモノマー源、と(2)重合プロセスの開始後に
反応混合物中に導入される第二のモノマー源の任意の成
分;とのモル和に基づくものである。選ばれたm−ジハ
ロ芳香族化合物は、重合プロセスの開始前、及び/又は
その期間中の任意の時点で反応混合物に導入することが
できる。
第一と第二のモノマー源、有機アミド、アルカリ金属硫
化物に加入て、更に任意的ながら苛性アルカリ物質も又
、この発明の最初の具体例を実施する時に重合プロセス
の間、反応混合物中に存在させることができる。いかな
る適当な苛性アルカリ物質でも使用できる。そのような
適当な苛性アルカリ物質の例には、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、
水酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウム
等、及び/又はそれらの混合物があるが、それらに限定
されない。もしも使うとすれば、好ましい苛性アルカリ
物質は水酸化ナトリウム(N暑OH)である。
上に定義したような任意の苛性アルカリ物質は、そのま
まで使用するか又は適当な方法によって作り出すことが
できる。例えば、もしも望むなら水酸化物または他の苛
性アルカリ物質は、重合プロセスの前、及び/又はその
期間中にその場法で(例えば、相当する酸化物と水との
反応によって)作り出すことができる。
もしも使うとすれば、選ばれた苛性アルカリ物質の使用
量は、一般に約0.001から約15モルパーセントま
で、好ましくは約0,01から約5モルパーセントまで
の範囲内である。これらのモルパーセントの数字は、(
1)重合プロセスの開始以前にこの反応混合物中に存在
する第一のモノマー源及び第二のモノマー源、と(2)
重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入された第二
のモノマー源の成分;とのモル和に基づくものである。
選ばれた苛性アルカリ物質は、重合プロセスの前、及び
/又はその期間中のいかなる時点でも反応混合物に導入
することができる。
本発明の最初の具体例を実施する時は、第一と第二のモ
ノマー源、有機アミド、及びアルカリ金属硫化物に加え
て、更にアルカリ金属のカルボン酸塩も又、随意的では
あるが、重合プロセスの期間中、反応混合物中に存在さ
せることができる。
随意的に使用できる適当なアルカリ金属カルボン酸塩は
次の式によって表わすことができる:R’CO!M 但し、上の式でMはリチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジウム、及びセシウムからなる群から選ばれるアル
カリ金属であり;そしてR′はアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基など、及び/又はそれらの混合物か
らなる群から選ばれるヒドロカルビル基である。選ばれ
るヒドロカルビル基は一般に1から約20個までの炭素
原子を有する。好ましい具体例においては、R′は炭素
原子数が1から約6のアルキル基、またはフェニル基の
いずれかであり;そしてMはリチウムとナトリウムから
なる群から選ばれる。
この最初の具体例では、任意の適当なアルカリ金属カル
ボン酸塩が、随意ではあるが、使用できる。適当なアル
カリ金属カルボン酸塩の例には、七ノー、ジーまたはポ
リカルボン酸塩、または他の任意の適当な薬剤があるが
、それらに限定されない。好ましくは、随意的に用いら
れるアルカリ金属カルボン酸塩は、酢酸リチウム、酢酸
ナトリウム、蟻階ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオ
ン酸リチウム、プロピオン酸ナトリウム、2−メチルプ
ロピオン酸リチウム、酪酸ルビジウム、安息香酸カリウ
ム、安息香酸ナトリウム、フェニル酢酸リチウムなど、
及び/又はそれらの混合物から構成される群から選ばれ
る。更に好ましくは、随意的に用いられるアルカリ金属
カルボン酸塩は酢酸ナトリウム(N go A c)で
ある。
もしも使うならば、選ばれたアルカリ金属カルボン酸化
合物の使用量は、一般に約0.002から約100モル
パーセントまで、好ましくは約0゜01から約50モル
パーセントまでの範囲である。
これらのモルパーセントの数字は、(1)重合プロセス
の開始前に、この反応混合物中に存在する第一のモノマ
ー源及び第二のモノマー源、と(2)重合プロセスの開
始後に、反応混合物中に導入された第二のモノマー源の
任意の成分;とのモル和に基づいている。選ばれたアル
カリ金属カルボン酸塩は、重合プロセスの開始前、又は
その期間中のいかなる時点でも反応混合物に導入するこ
とができる。
本発明の最初の具体例に従って調製される新規なアリー
レンスルフィド樹脂の重合条件は一般に知られており変
動の幅が広い。一般には、その条件として反応温度は約
20000(392°F)から約343℃(650°F
)の範囲、好ましくは約215℃(419°F)から約
316℃(600°F)の範囲にある。最初の具体例で
新規なアリーレンスルフィド樹脂をもたらす重合プロセ
スの反応時間は広く変化し得るが、一般には約065時
間から約72時間、好ましくは約1時間から約16時間
の範囲内であろう。更に、反応が行なわれる圧力は自家
発生的なものである。自家発生的とは言っても、この圧
力は重合プロセスの期間中に有機アミドを液相に維持す
るのに足るものでなければならない。
本発明に従って調製されて得られる新規なアリーレンス
ルフィド樹脂は重合プロセスが完了した後に、適当な手
段によって反応混合物がら回収することができる。その
ような適当な手段の例としては、液体急冷法、水蒸気急
冷法、フラッシュ回収法、濾過方法、選別方法、および
遠心分離法があるが、それらに限定されない。
新規なアリーレンスルフィド樹脂から作られる製品には
、成型したポリマー物品、ポリマーの繊維、及びポリマ
ーのフィルムがあるが、それらに限定されない。そのよ
うな物品は、上述の如く樹脂の形成と回収の後に直接形
成するか、または樹脂をその形成の後、二次加工の前に
希望するいかなる後処理に掛けても良い。
発明に従って調製される新規なアリーレンスルフィド樹
脂の特徴は、樹脂固有の融点(Tm)を保持しながら著
しく低い溶融結晶温度(T me)を有することである
。この特性は樹脂の加工性時間を増加する。このように
加工性の時間が増加することは、特に樹脂から形成され
る生産物品がポリマーの繊維またはポリマーのフィルム
である時に望ましい特性である。具体的に述べると、本
発明の二番目の具体例に従ってポリマーの繊維を形成す
る時、ポリマーの繊維が増加した延伸性時間を経験し、
それはより薄い繊維の形成を可能にするからである。他
方では、本発明の二番目の具体例に従つてポリマーのフ
ィルムを作る時に、増加した加工性時間はフィルムの二
軸延伸を可能にする。二軸延伸されたフィルムの全般的
並びに好ましい特性と、それを作る方法はこの後の明細
書の中で論じることにする。
製品を作る為に有用なアリーレンスルフィド樹脂は重合
のプロセスが完了した後に反応混合物から回収され、洗
浄、乾燥される。回収されたアリーレンスルフィド樹脂
と少なくとも一つの強塩基性の金属化合物との間では、
その後の反応は樹脂から製品を形成する以前に行なわれ
ることはない。
アリーレンスルフィド樹脂の強塩基性の金属化合物以外
の反応体による、その後の処理は本発明の範囲内である
が、製品をアリーレンスルフィド樹脂の形成と回収の直
後にいかなる中間的な処理工程も実施することなく、直
ちに形成することも又本発明の範囲に属する。
本発明の樹脂から作られる製品は、それらの形成に用い
られる樹脂の高められた処理性時間の故に、いかなる形
態も取り得るが、最も形成され易い製品はポリマーのフ
ィルム及び/又はポリマーの繊維である。
もしも作られる製品がポリマーのフィルムである場合は
一般にフィルム製造方法は、アリーレンスルフィド樹脂
の融点と約330℃(632°F)の間の範囲の温度で
の溶融押出、または溶融圧搾である。この溶融押出また
は溶融圧搾段階の後には一般に急冷工程が続き、それに
よって実質的に非晶質のフィルムが形成される。その後
に続くアニーリング(焼きなまし)または二軸延伸の為
には、実質的に非晶質のフィルムが一般に望ましい。
般に、約15パーセント以下の結晶度を有する実質的に
非晶質で透明なフィルムを製造するには約20°C(3
6°F)/秒以上の冷却速度が必要である。
ここで用いられているような゛フィルム”と言う用語に
は°゛ンード′言う言葉も含む。但し、対象物の厚さを
基準として両者の間に区別を設ける場合もあるが。一般
に、ここで用いられているようなフィルムの厚さは、約
1から約15ミルの範囲である。
上に述べたように、フィルムまたはシートに形成された
アリーレンスルフィド樹脂は、もしも更に付加的な高い
温度安定性、引張り強さ、及び減少した熱線膨張が望ま
れるならば、更にアニーリング及び/又は二軸延伸を受
けることができる。
ポリマーのフィルムは適当ないかなる方法によっても二
軸延伸することができる。一般に、そのような適当な方
法は米国特許第4,286,018号明細書に開示され
ている。
フィルムまたはシートに形成されたアリーレンスルフィ
ド樹脂は、同じく又二次元伸張によってフィルムの元の
サイズの約4:1から約36:1倍、好ましくは約6:
.1から約25:1倍の範囲の面積比まで二軸延伸する
ことができる。この二軸延伸の方法は同時的な伸張、ブ
ローイング(吹き込み成型)、またはローリング(圧延
)のいかなる適当な方法によっても達成することができ
る。二軸延伸フィルムを作る為のそのような適当な伸張
方法とは、非晶質のフィルムを最初一方向に、普通は縦
方向に(即ち、マシン方向に)元のフィルムサイズの約
2=1倍から約6:1倍に、約80℃から約140°C
まで、好ましくは約100〜110℃の範囲内の温度で
伸張することである。縦方向の延伸の後、フィルムを次
に横方向に元のフィルムのサイズの約2:1倍から約6
:1倍までの範囲の比率に、約80℃から約140℃ま
で、又はもつと好ましくは約100〜110°Cの温度
範囲で延伸する。
二軸延伸したフィルムは張力下に保たれる一方、フィル
ムは約326°Fから該ポリマー樹脂の融点より約25
°F低い温度の範囲内で高められた温度多こ曝される。
この熱処理は適当ないかなる手段によっても行なうこと
ができる。一般に、この熱処理は通常のフィルムテンタ
ーを使用して行なわれる。
フィルムの密度はそのようなアニーリングの結果として
増加するものと期待される。更には、この新規な二軸延
伸フィルムの引張り強さは、一般に降伏点において60
MPiを超えるであろう。
実施例 1 本実施例では、1.4−ジクロロベンゼン(p−DCB
)、1,2−ジクロロベンゼン(o−D CB )及び
1.2.3−トリクロロベンゼン(TCB)の王者を接
触させることからなるアリーレンスルフィドターポリマ
、−(三元共重合体)の調製方法を示す。
攪拌機付きの2ガロン容オ一トクレーブ反応器に次のも
のを装入した: 570.0グラム(6,00モル)の水硫化ナトリウム
(NaSH)水溶液、250.0グラム(6,25モル
)の水酸化ナトリウム(N *OH)、147.6グラ
ムの酢酸ナトリウム(N so A c)及び1600
ミリリツトル(IL)のN−メチル−2−ピロリドン(
NMP)。反応容器をパージし、その内容物を約250
 r、p、m、で攪拌しながら335°Fに加熱した。
約350〜400mLの蒸留物(水とNMP)を集めた
次に約871.0グラム(5,92モル)のp−ジクロ
ロベンゼン(p−D CB )、33.1グラム(0,
23モル)の0−ジクロロベンゼン(o−D CB )
、2.71グラム(0,015モル)の1.2.4−ト
リクロロベンゼン(TCB)、及び約325mLのNM
Pをオートクレーブ反応器に装入した。p−DCBとo
−D CBの量はモル濃度で両者の合計が6.15モル
になるように選んだ。反応混合物を約2時間かけて約4
55°Fに、次いで約509°Fで約3時間加熱した。
最初の加熱期間中、反応器の内部圧力は約40から約5
0psrlの範囲にあった。
二番目の加熱期間中は内部圧力は約160 psi(か
ら約180 psigの範囲であった。
重合反応が実質的に完了した後、反応器の内容物を室温
になるまで自然冷却した。フェニレンスルフィドターポ
リマー樹脂を回収し、粉砕、洗浄してから強制対流式オ
ープンの中で約248’Fで乾燥した。これ以降、この
樹脂をレジン1と呼ぶことにする。
次ぎにレジン1を温度約350°Fで約16時間乾燥し
た。乾燥したターポリマー樹脂を次いで1/2インチの
デイビス標準押出機の上で約600’Fでペレントにし
tこ。それからペレ・ントを約320’ Fの温度で約
16時間真空乾燥した。乾燥ペレットの試料9グラムを
約569°F/20トン71分の割合で圧縮成型してフ
ィルムにした。
フィルムを氷水で急冷してから熱分析に掛けた。
レジン1に関する物理的性質を表工に掲げる。
レジン2〜14を含む追加の13個の樹脂のサンプルを
、レジンlを調製した時に述べたのと実質的に同じ手順
を用いて調製し、乾燥、圧縮成型した。レジン1と、こ
の実施例の残りのレジンのサンプルの調製の間の唯一の
大きな違いは、反応器に装入したN5OH,p−DCB
、o−DCB%TCBの量であった。具体的に言えば、
No、1.2゜4.13.14のレジンの調製では6.
35モルのNaOHを反応器に装入した。他方、No、
3.9〜12のレジンの調製では6.25モルのNaO
Hを反応器に装入した。残りのNo、の実験では、装入
されたNaOHのモル数は次の通りであった:5.6.
49.6.6.23.7.6.22.8.6.29゜1
5.6.17.p−DCB、o−DCB、TCBの各成
分の種々の添加量と得られたポリマー レジンの関連す
る物理的性質を表Iに一覧掲示する。
本発明の実用性を具体的に示す目的で、o−D CBを
含まない対照樹脂(以降、レジン18と呼ぶ)の関係す
る物理的性質を同じく表Iに掲示する。
表 ■ ポリマー の調製に  樹脂 の 5.92 0.22  0.0+5      H16
725725、N  O,300,015191552
5135,850,300,015H42544S、8
5 0.30   G。OH7g      −251
55、H0410,01201025065,660,
490,ON     213           
2417   5.14 0.31 0.012   
156   177    2548     5.8
4 0.31  0.012     46    1
82      2509     5、H041Q、
012    1+2    17+       2
52IJ      5.に5 0.30  0.00
fi     1351    196      2
531     6.0G  O,150,00127
G     170      2642     5
.85 0.30  0.008    240   
          ND3     5.7G  0
.45  0.015    1864       
      2394     5.92 0.22 
 0.015    976    168     
 260S      6.150    0.019
     66    207      05注) グラム/10分間の数字で表示:直径0.0125“、
長さ0.315“、有効重量5.0Kg (ピストンの
重量を含む)のオリフィスを用い、ASTM DI23
8手順Bの手順法にしたがって316℃で測定。
溶融結晶温度:ポリマー溶融物を初期の温度320℃か
ら20℃/1分の割合で冷却することによってバーキン
スーエルマーDSC−26の走査型熱量計を用いて決定
融点(Tm)は、そのままの物ではなく急冷したものに
就いて測定。急冷方法はDSC装置の中で320℃まで
加熱し、320℃で5分間保持し、それを液体窒素中に
投入した。
レジン5〜9は表示よりも大きな規模で調製されたが、
表中で使われたモルの数字は他のレジンとの比較を容易
にする為、比例的に減らしである。
“ND”は測定せず(not dsterminsd)
の意。
表Iのデータは本発明のレジン1〜14のftHm結晶
温度(Tmc)が総て対照レジン18のそれよりも低い
ことを明瞭に示している。先にも述べた如く、このよう
に溶融結晶温度(Tffie)が低いと言うことはフィ
ルムと繊維の製造のような多くの分野で有利である。何
故かならば、低い溶融結晶温度は伸張による延伸度を増
加する加工時間と圧伸時間を夫れ夫れ大きくするからで
ある。
ガラス転移温度(Tりと結晶温度(Tc)は表Iのすべ
ての樹脂に対して殆ど同じであった(即ち、TK:90
〜93℃モしてTe:150〜160℃)。
実施例■ この実施例は実施例■の本発明による樹脂の幾つかに就
いてその効能を示すものである。具体的に説明すると、
本発明のレジン1〜9と対照レジン15の圧縮成型した
フィルムを下記の条件で元のフィルムサイズの3〜3.
5倍に二軸延伸した:各試料を圧伸前に150秒間加熱
し、次いで空気ヒーターで210°Fとグレートヒータ
ーで215°Fに加熱しながらT、M−Longのフィ
ルム伸張機の上で圧伸した。
上に説明した手順に従って、同じく上に説明した条件の
下で調製された二軸延伸フィルムの関係する物理的性質
を表Hに掲示する。
この発明の効用を具体例で示す目的から、対照レジン1
5の関連する物理的性質も同じく表■に掲示する。
表■ 本発明の樹脂から作られた二軸延伸フィルムの物理的性
質No、  二軸 延伸 フィルム  破断  降伏 伸び  引き裂き厚さ  
 点で  点で  %    抵抗1.7 1.7 1.5 1.1/1.4 0.971.1 1.110.8 1.7/1.6 1.5/1.1 91/H 8+/l5 83/H 79/84 88/81 80/65 75/76 71/H 75/64 フ9/68 B       10 83      H,O H3,0 5!/89  4.9/8.6 56/40  3.8/4.8 60/62  10.0/3.1 54/IN 21.0/ls、6 5?/H6,3/6.0 定装置はElmeodorr(Model 6fl−2
)引き裂き強さ試験機。
MPJはメガパスカル標準圧力単位の略語。IMPI−
目Sp、s、i。
ASTM DH2−79に従って測定した引っ張り強さ
表■のデータは、p−DCBと o−DVBからXIl
製された本発明のレジン1〜9の二軸延伸フィルムが対
照レジン15の引裂き強さの性質と比較する時、鵠善さ
れた引裂き強さの性質を示すことを実証している。この
発明のターポリマーの低いTmcは二軸延伸フィルムを
作る場合に有利な要素であると信じられる。何故ならば
、このように低いTieは押し出されたシートの結晶化
を遅らせ、シートに実質的に非晶質の形にまで冷却する
ことを許すからである。
実施例■ この実施例では、1.4−ジクロロベンゼン(p−DC
B)、1.3−ジクロロベンゼン(m−D CB )及
び1,2.4−1−ジクロロベンゼン(TCB)を接触
させることからなるアリーレンスルフィドターポリマー
の′IA製に就いて述べる。
攪拌機付きの2ガロン容のオートクレーブ反応器に次の
ものを装入した: 575.4グラム(6,06モル)のNa5H水溶液、
254.0グラム(6,35モル)のNaOH% 14
7.6グラム(1,80モル)のNa0Ac、及び16
00IIILのNMP、反応器をパージングして、攪拌
機を約250 r、p、m、で回転させながらその内容
物を335°Fに加熱した。約350〜400aLの蒸
留物(水とNMP)を集めた。
次ぎに、約815.9グラム(5,55モル)のp−D
CB、88.2グラム(0,60モル)の膳−DCB、
2.71グラム(0,015モル)のTCB及び約32
5mLのNMPをオートクレーブ反応器に装入した。p
−D CBと m−DCBの量は、両者の合計で6.1
5モル濃度になるように選んだ。反応混合物を約455
°Fで約2時間、次いで509°Fで約3時間加熱した
。最初の加熱期間中、反応器の内部圧力は約40から約
50 psi(の範囲にあった。二番目の加熱期間中は
、反応器の内部圧力が約160から約180 psi(
の範囲にあっt;。
重合反応が実質的に完了した後、反応器の内容物を自然
放置して室温まで冷却させ、フェニレンスルフィドター
ポリマーを回収し、磨砕、洗浄し、強制対流式のオーブ
ン内で約248°Fで乾燥した。以降、この樹脂をレジ
ン16と呼ぶ。
次ぎに、レジン16を約350’Fで約16時間乾燥し
た。それから、乾燥したターポリマーの樹脂を172“
のデービス標準押出機の上で約600°Fの温度でペレ
ットにした。次ぎにペレットを320°Fで約16時間
真空乾燥した。乾燥したペレットから採った9グラムの
サンプルを、約569e′F720トン71分間で圧縮
成型してフィルムにした。フィルムを氷水で急冷し、熱
分析に掛けた。レジン16の関連する物理的性質を表■
に掲げる。
レジン17〜20を含む追加の四つの樹脂試料を調製し
、乾燥し、レジン16を作った時と実質的に同じ手順を
用いて圧縮成型した。レジン16と残り四つのレジンの
調製の間の唯一の違いは、反応器に装入されたp−D 
CB%鳳−DCB、TCBの量であった。レジン16〜
20の調製に使用したp−D CB 、■−DCB及び
TCBの各成分の個々の量は下記の表に掲げる。
この実施例で調製されたポリマーの効能を実証する為に
、本発明のレジン16〜20の関連する物理的性質をレ
ジン1 に示す。
5のそれらと比較して表■ 表■ ポリマーの調製に 樹脂 +5     6.15 16     5.55 17     5.85 N      5.70 +9     5.97 20     5.25 注) 表■の脚注 表Iの脚注 表Iの脚注 表Iの脚注 0.60 0.30 0.45 0.18 0.90 0.0+9 0.015 0.012 0.012 0.001 0、OH を参照のこと。
を参照のこと。
を参照のこと。
を参照のこと。
表■のデータは、本発明のレジン16〜20の溶融結晶
温度(Tmc)が総ての場合に対照レジン15のそれよ
りも低いことを示している。先にも述べた如く、溶融結
晶温度が低いと言うことは押出されたシートの結晶化を
遅らせ、それによってシートが自然に冷却して実質的に
非晶質の型になると言ったように多くの目的にとって有
益である。
ガラス転移温度(T g)と結晶温度(T c)は、表
■のすべての樹脂に就いて殆ど同じであった(即ち、T
g−78〜88°C,Tc=157−172°C)。
実施例■ この実施例は、二軸延伸フィルムに応用した場合の実施
例■の本発明のレジン16〜20の有用性を示す。対照
レジン15と本発明のレジン16〜20の圧縮成型した
フィルムを夫れ夫れ下記の条件で二軸方向に元のフィル
ムのサイズの3倍から約3.5倍に伸張した:T、M、
Lom!のフィルム伸張機を210’Fの空気ヒーター
と215°Fのプレートヒーターと一緒に使用した。
上述の手順に従って、上述の条件下に調製した二輪延伸
フィルムの関連する物理的性質を表■に一覧表示する。
本発明の効能を実証する目的で、 対照レジン1 5の関連する物理的性質を同じく表■に掲げる。
表■ 本発明の樹脂から調製された二軸延伸フィルムの物理的
性質性) 表■の脚注 を参照のこと。
表■のデータは、p−D CBと m−DCBから調製
した本発明のレジン16〜20の二軸延伸フィルムが対
照レジン15と比較した時に改善された引裂き強さの性
質を示すことを実証している。この発明のターポリマー
が低いTmcを持つと言うことは、押し出されたシート
の結晶化を遅らせ、それによって7−トが自然に冷却し
て実質的に非晶質の型になるのを可能とするので、二軸
延伸フィルムの調製に有益な要素となるものと信じられ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重合プロセス時に、 (a)パラ−ジハロ芳香族化合物よりなる第一のモノマ
    ー源、 (b)少なくとも一種のオルト−ジハロ芳香族化合物よ
    りなる第二のモノマー源、 (c)有機アミド、及び (d)アルカリ金属硫化物、 からなる反応体を反応混合物状態で接触させることから
    なり、 前記第一のモノマー源が重合プロセスの開始以前に反応
    混合物中に約90から約99.9モルパーセントまでの
    範囲の量存在し、そして前記第二のモノマー源が重合プ
    ロセスの開始以前に反応混合物中に約0.1から約10
    モルパーセントまでの範囲の量存在し、該モルパーセン
    トは (1)重合プロセスの開始以前に反応混合物中に存在す
    る前記第一のモノマー源と第二のモノマー源;と (2)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入され
    た前記第二のモノマー源の任意の成分;とのモル和に基
    づくものである、アリーレンスルフィド樹脂の調製方法
    。 2、前記パラ−ジハロ芳香族化合物が前記重合プロセス
    の開始以前に前記反応混合物中に約90から約97モル
    パーセントまでの範囲の量存在し、そして前記オルト−
    ジハロ芳香族化合物が前記重合プロセスの開始以前に前
    記反応混合物中に約3から約10モルパーセントまでの
    範囲の量存在する請求項1記載の方法。 3、前記パラ−ジハロ芳香族化合物と前記ジハロ芳香族
    化合物のハロゲン原子が塩素、臭素、または沃素である
    請求項1または2に記載の方法。 4、前記パラ−ジハロ芳香族化合物と前記ジハロ芳香族
    化合物のハロゲン原子が塩素である請求項3記載の方法
    。 5、前記パラ−ジハロ芳香族化合物がパラ−ジクロロベ
    ンゼン、パラ−ジブロモベンゼン、パラ−ジヨードベン
    ゼン、1−クロロ−4−ブロモベンゼン、又はそれらの
    混合物である請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。 6、前記オルト−ジハロ芳香族化合物が1,2−ジクロ
    ロベンゼン、1,2−ジブロモベンゼン、1,2−ジヨ
    ードベンゼン、1−クロロ−2−ブロモベンゼン、1−
    クロロ−2−ヨードベンゼン、1−ブロモ−2−ヨード
    ベンゼン、又はそれらの混合物である請求項1乃至5の
    いずれかに記載の方法。 7、前記有機アミドがホルムアミド、アセトアミド、N
    −メチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド
    、2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−
    メチル−2−ピロリドン、ε−カプロラクタム、又はそ
    れらの混合物である請求項1乃至6のいずれかに記載の
    方法。 8、前記重合プロセス時に存在する前記アルカリ金属硫
    化物が、重合プロセスの開始以前に反応混合物中に存在
    するアルカリ金属硫化物に由来する請求項1乃至7のい
    ずれかに記載の方法。 9、前記重合プロセスの開始以前に反応混合物中に存在
    する前記アルカリ金属硫化物が、硫化ナトリウム、硫化
    カリウム、硫化ルビジウム、硫化セシウム、又はそれら
    の混合物である請求項8記載の方法。 10、前記重合プロセス中に存在する前記アルカリ金属
    硫化物が硫黄源と塩基との間の反応から生ずる請求項1
    乃至7のいずれかに記載の方法。 11、前記硫黄源がアルカリ金属の水硫化物、チオ硫酸
    塩、硫化水素、二硫化炭素、N−メチルピロリジン−2
    −チオン、チオール酢酸、又はそれらの混合物であり、
    この中でチオ硫酸塩は、チオ硫酸リチウム、チオ硫酸ナ
    トリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸ルビジウム、チ
    オ硫酸セシウム、チオ硫酸マグネシウム、チオ硫酸カル
    シウム、チオ硫酸ストロンチウム、チオ硫酸バリウム、
    又はそれらの混合物であり、そして塩基が水酸化ナトリ
    ウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジ
    ウム、水酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カ
    ルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、炭
    酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セ
    シウム、又はそれらの混合物である請求項10記載の方
    法。 12、前記硫黄源が水硫化ナトリウムであり、前記塩基
    が水酸化ナトリウムである請求項11記載の方法。 13、前記反応混合物中の反応体が更に苛性アルカリ物
    質を含み、該苛性アルカリ物質が重合プロセス中に約0
    .001から約15モルパーセントまでの範囲の量で存
    在し、該モルパーセントは、(1)重合プロセスの開始
    以前に反応混合物中に存在する前記第一のモノマー源及
    び第二のモノマー源;と (2)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入され
    た前記第二のモノマー源の任意の成分;とのモル和に基
    づくものである請求項1乃至9のいずれかに記載の方法
    。 14、前記苛性アルカリ物質が重合プロセス中に約0.
    01から約5モルパーセントまでの範囲の量存在する請
    求項13記載の方法。 15、前記重合プロセス中に存在する苛性アルカリ物質
    が、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
    ム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化マグネ
    シウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水
    酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ル
    ビジウム、炭酸セシウム、又はそれらの混合物である請
    求項13または14に記載の方法。 16、前記第二のモノマー源が更に分子当たり二個以上
    のハロゲン置換基を有するポリハロ芳香族化合物を含み
    、該ポリハロ芳香族化合物は初めに前記反応混合物中に
    約0.001から約1モルパーセントまでの範囲の量で
    存在し、該モルパーセントは、 (1)重合プロセスの開始以前に反応混合物中に存在す
    る前記第一のモノマー源及び該第二のモノマー源;と (2)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入され
    た前記第二のモノマー源の成分; とのモル和に基づいている請求項1乃至15のいずれか
    に記載の方法。 17、前記ポリハロ芳香族化合物が、1,2,3−トリ
    クロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼン、1
    ,2,3,5−テトラブロモベンゼン、ヘキサクロロベ
    ンゼン、又はそれらの混合物である請求項16記載の方
    法。 18、前記第二のモノマー源が更にメタ−ジハロ芳香族
    化合物を含み、該メタ−ジハロ芳香族化合物は初めに約
    0.1から約8.9モルパーセントまでの範囲の量反応
    混合物中に存在し、該モルパーセントが (1)重合プロセスの開始以前に反応混合物中に存在す
    る前記該第一のモノマー源及び第二のモノマー源;と (2)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入され
    た前記第二のモノマー源の任意の成分;とのモル和に基
    づくものである請求項1乃至17のいずれかに記載の方
    法。 19、前記メタ−ジハロ芳香族化合物が、1,3−ジク
    ロロベンゼン、1,3−ジブロモベンゼン、1,3−ジ
    ヨードベンゼン、1−クロロ−3−ブロモベンゼン、1
    −クロロ−3−ヨードベンゼン、1−ブロモ−3−ヨー
    ドベンゼン、又はそれらの混合物である請求項18記載
    の方法。 20、前記反応混合物中の反応体が更にアルカリ金属カ
    ルボン酸塩を含み、該アルカリ金属カルボン酸塩が重合
    プロセス中に約0.01から約100モルパーセントま
    での範囲の量で存在し、該モルパーセントが、 (1)重合プロセスの開始以前に反応混合物中に存在す
    る前記第一のモノマー源及び第二のモノマー源;と (2)重合プロセスの開始後に反応混合物中に導入され
    た前記第二のモノマー源の任意の成分;とのモル和に基
    づいている請求項1乃至19のいずれかに記載の方法。 21、前記アルカリ金属カルボン酸塩が重合プロセス中
    に、約0.1から約50モルパーセントまでの範囲の量
    存在する請求項20記載の方法。 22、前記アルカリ金属カルボン酸塩が式 R′CO_2M によって表わされ:式中のR′はアルキル基、シクロア
    ルキル基、およびアリール基からなる群から選ばれるヒ
    ドロカルビル ラジカルであり;Mはリチウム、ナトリ
    ウム、カリウム、ルビジウム、又はセシウムである請求
    項20または21に記載の方法。 23、アルカリ金属カルボン酸塩が酢酸リチウム、酢酸
    ナトリウム、蟻酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオ
    ン酸リチウム、プロピオン酸ナトリウム、2−メチルプ
    ロピオン酸リチウム、酪酸ルビジウム、安息香酸カリウ
    ム、安息香酸ナトリウム、フェニル酢酸リチウム、又は
    それらの混合物である請求項22記載の方法。 24、次の式を有する第一の反復単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ 及び、次の式を有する第二の反復単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ 上の各式でRは同一または異なることができ、そしてR
    は水素、炭素原子数が1〜20のアルキル基、炭素原子
    数が5〜20のシクロアルキル基、炭素原子数が6〜2
    4のアリール基、炭素原子数が7〜24のアルキルアリ
    ール基および炭素原子数が7〜24のアリールアルキル
    基からなる群から選ばれ;nは繰り返し単位の数であり
    ;前記第一の反復単位は約90から約97モルパーセン
    トまでの範囲の量存在し、第二の反復単位は約3から約
    10モルパーセントまでの範囲の量存在し;該モルパー
    セントはポリマー組成物に組み込まれた二つの芳香族の
    反復単位の合計モル数に基づくものである: からなるアリーレンスルフィドポリマー。 25、Rが水素である請求項24記載のポリマー。 26、前記アリーレンスルフィドポリマーがポリ(フェ
    ニレンスルフィド)である請求項25記載のポリマー。 27、更に次の式を有する第三の反復単位:▲数式、化
    学式、表等があります▼ 上の式中でmは≦3、z≧2であり;m+n=5、そし
    てこの場合、第三の反復単位は約0.001から約1モ
    ルパーセントまでの量存在する、ここで、該モルパーセ
    ントの数字は前記ポリマー組成物中に組み込まれた芳香
    族の反復単位の合計モルに基づくものである: からなる請求項24乃至26のいずれかに記載のポリマ
    ー。 28、更に次の式を有する第三の反復単位:▲数式、化
    学式、表等があります▼ 但し、該第三の反復単位は、ポリマーに組み込まれた芳
    香族の反復単位の合計モル数を基準として約0.1から
    約8.9モルパーセントまでの範囲の量存在する; ことからなる請求項24乃至27のいずれかに記載のポ
    リマー。 29、フィルム、繊維または成型品に形成される請求項
    24乃至28のいずれかに記載のポリマー。
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