JPH02269097A - 情報記録表示カード - Google Patents

情報記録表示カード

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JPH02269097A
JPH02269097A JP1087593A JP8759389A JPH02269097A JP H02269097 A JPH02269097 A JP H02269097A JP 1087593 A JP1087593 A JP 1087593A JP 8759389 A JP8759389 A JP 8759389A JP H02269097 A JPH02269097 A JP H02269097A
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透 永井
Keiichi Nito
仁藤 敬一
Yutaka Oki
裕 大木
Masato Yamamura
山村 真人
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光カード、ICカード、磁気カード等の情報
記録表示カードに関するものであり、特に目視可能な情
報表示部が設けられた情報記録表示カードに関するもの
である。
〔発明の概要〕
本発明は、光カード、ICカード、磁気カード等に記録
された内容、あるいはカードリードライタ内部又はこれ
に接続された記憶装置に記録された内容に基づく情報を
高分子材料の加熱による相転移モードを用いた可視情報
表示部に可逆的に表示・消去する情報記録表示カードに
おいて、上記可視情報表示部上に保護膜層たるアンダー
コート層とオーバーコート層を積層することにより、サ
ーマルヘッド等による書き込み時等に発生する可視情報
表示部の損傷を防止し、同時に高いコントラスト比を確
保しようとするものである。
〔従来の技術〕
カードの時代といわれる現在、磁気カードを中心にして
種々の情報記録カードが数多く使用されている0例えば
、上記磁気カード以外にICカードや光カード等も使用
され、これらは磁気カードに比べ記憶容量が遥かに多く
、より高度な機能を有する次世代カードとして期待が寄
せられている。
ところが、これら情報記録カードに記録された情報は、
磁気カード、ICカード、光カードのいずれをとってみ
ても、その記録内容を直接目視して確認することができ
ない。そこでカードに記録された情報あるいはその一部
の情報がカード上に直接目視できる状態で表示されれば
、利用者にとって非常に便利なものとなる0例えば、ク
レジットカードでは支払い期日や金額が、キャッシュカ
ードでは口座の残高が、プリペイドカードでは使用可能
な残額や有効期限が表示されれば、カードはより高度な
機能を果たし、利用者の便益となる。
この目的を達成するため、従来、プラスチックカード基
板に直接活字を押し当てて凹凸を形成するエンボス方式
や、カード基板表面に使用のたびにプリンタで印字する
方式等が提案されている。
ところがこれらの方式では、−度表示した情報は消去す
ることができないこと、表示領域に限界があること、等
の制約があり、所定行数だけ印字を行うとそのカードの
表示機能はなくなり、新しいカードと交換しなければな
らない欠点があった。
そこでさらに内蔵電源や駆動用電極あるいは偏光板等を
必要としない筒車な構造で、しかも信顛性の高い文字・
数字・図形等の可視情報を可逆的に表示・消去できる情
報記録表示カードが提案されている。
例えば、不可視情報記録部と、この不可視情報記録部に
記録された内容に基づく情報を目視可能な状態で表示す
るための等吉相転移温度(クリアリングポイント)がガ
ラス転移温度より高い高分子ネマチック液晶を主体とし
た書き換え可能な可視情報表示部とがカード基板上に配
設されて構成される情報記録表示カードが既に本願出願
人によって提案されてい名。
この情報記録表示カードでは、不可視情報記録部に記録
された内容に基づく情報が、カードリーダライタに内蔵
されるサーマルヘッドにより供給される熱により、ある
いは例えばネガ型マスクを介したフラッシ二光の光照射
により、カード基板上に配設された可視情報表示部に書
き込まれ、文字・数字・図形等目視可能な状態で表示さ
れる。
そして、書き込まれた文字等は熱また↓よ光照射による
アニールにより消去され、表示・消去は可逆的に何回で
も繰り返して行うことができるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このように加熱による相転移モードを用いる
可視情報表示部が設けられた情報記録表示カードにおい
ては、サーマルへ、ンドでの書き込み時及び消去時に当
該可視情報表示部に傷つき及びクラック等の損傷が発生
し、多数回繰り返して使用することができないという不
都合が生している。したがって、これらの欠点は早急に
改善されることが望まれている。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案された
ものであって、書き込み時及び消去時に発生する可視情
報表示部の損傷を防止し、同時に高いコントラスト比を
確保し、多数回繰り返して使用可能な情報記録表示カー
ドを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するために提案されたもの
であって、記録又は消去の少なくとも一方に高分子材料
の加熱による相転移モードを用いた可視情報表示部を有
する情報記録表示カードにおいて、上記可視情報表示部
上にエラストマー系材料よりなるアンダーコート層と耐
熱性に優れた材料よりなるオーバーコート層が順次積層
されたことを特徴とするものである。
上記オーバーコート層は、サーマルヘッド等による書き
込み時及び消去時に発生する可視情報表示部の損傷を防
止する保護膜たる役目をするものである。したがって、
耐熱性に優れた材料よりなる膜であることが望ましい、
かかる膜としては、紫外線硬化樹脂よりなる膜、シリカ
微粉末を含有する膜、またはゾルゲル法によりコーティ
ングしたシリカコーティング膜、さらにはパラキシリレ
ン系重合膜等が挙げられる。これらは、単独で使用して
もよく、あるいは複合して使用してもよい。
一方、アンダーコート層は、特に消去時に発生するクラ
ックを防止する応力緩和材としての役目をするものであ
り、さらにはコントラスト比も同時に向上させる機能を
有する。かかる要求を満たすものとして、例えばウレタ
ン等のエラストマー系材料よりなる膜が好適である。
これらオーバーコート層及びアンダーコート層はそれぞ
れ単独でも使用可能であるが、特に可視情報表示部側か
らサーマルヘッド等で消去する場合には、可視情報表示
部上にアンダーコート層。
オーバーコート層の順にaJiする形とすれば書き込み
時及び消去時での当該可視情報表示部の損傷が防止でき
、しかもコントラスト比も確保できる。
上記可視情報表示部には加熱による相転移により、例え
ば透過率9反射率等の光学的性質の変わる高分子材料が
適用できる。かかる高分子材料としては、例えば、等六
相転移温度がガラス転移温度より高い高分子ネマチック
液晶が挙げられる。
上記高分子ネマチック液晶は、等六相転移温度まで昇温
した後徐冷アニールすると微小な液晶ドメインが生成し
て白濁して見えるようになる。そして、この白濁した不
透明な状態をサーマルヘッドやレーザ光等を用いて昇温
すると、その部分はガラス転移温度を越えて透明な状態
となり、文字や図形等の情報表示の書き込みが可能とな
る。
また、上記高分子材料には、ポリメチルシロキサン側鎖
にシアノビフェニル系及びフェニルエステル系のメソゲ
ンを導入したスメクチック性高分子液晶も使用すること
ができ、さらには主鎖型のコレステリンク液晶やポリメ
チルシロキサン[にフェニルベンゾエート基及びコレス
テロール誘導体を導入したコレステリンク性高分子液晶
も使用可能である。
主鎖型のコレステリック液晶は、液晶形成温度領域で加
熱融解させることによってポリドメイン状態からモノド
メインあるいはモノドメインに近い積層構造に変化させ
る二七ができる。この状態から結晶化温度以下(結晶化
しない場合はガラス転移温度以下)に急冷することによ
ってモノドメイン化された状態を室温で保持することが
できる。
ここで、ポリドメインとは微結晶状態のコレステリ・ン
ク液晶が集合した状態であってコレステリック液晶の螺
旋軸の方向は一定しておらず、光は結晶界面で散乱して
不透明なフィルムを与える。これに対してモノドメイン
あるいはモノドメインに近い積層構造とは、微結晶状態
のコレステリック液晶が加熱融解状態で合致してゆきつ
いにはフィルム全面が単結晶に近い積層構造を有するよ
うになった状態をいい、螺旋軸はフィルム表面に垂直に
なり、透明で着色あるいは無色透明に見える。
一方、ポリメチルシロキサン側鎖にフェニルベンゾエー
ト基及びコレステロール誘導体を導入したコレステリッ
ク性高分子液晶は、先の主鎖型のコレステリック液晶と
同様、螺旋配列をなしコレステリック特有の前記光学特
性を示す、すなわち、コレステリック性高分子液晶にレ
ーザ光による照射により急激に加熱すると、螺旋ピッチ
長変化若しくは螺旋軸の回転等の変化に対応する選択反
射波長変化による色変化(i!l過率変化)が生じ、か
つレーザ光による照射の除去により急激に徐冷すると前
記色変化状態が保存される。一方、徐冷すると前記色変
化状態が消失し、もとの状態に戻る。
このようにかかる可視情報表示部に使用される高分子材
料には、ネマチック性、スメクチック性コレステリック
性のいずれを問わない。
また、これら液晶の他に、例えば相溶系となる温度領域
と相分離をする温度領域を有するいわゆる相図となるポ
リマー系を形成するように組み合わされた2種以上のポ
リマーの混合物、あるいは、かかる相図を形成するポリ
マー成分をその成分として含有するブロック、あるいは
グラフトコポリマーが使用されてもよい。
かかる材料を用いて記録・読み出しを行うには、例えば
、前記ポリマー系を用いて板状に形成し、下pHIF!
界共溶温度をもつポリマー系を使用したときは、曇点下
、好ましくは曇点と相溶系ポリマーのガラス転移点下5
℃の範囲の温度で処理して全体を相溶系とし、記録する
ときにはレーザ光、高周波等で局部的に加熱して相分離
を生じせしめた後急冷することにより相分離状態を固定
する。
また、上限臨界共溶温度をもつポリマー系では、曇点以
下、好ましくは曇点と連続相を形成するポリマーのガラ
ス転移点下5°Cの範囲の温度で処理して全体を相分離
状態とし、記録時には局部的に曇点以上の温度とするこ
とによって相溶系とした後急冷する。急冷は、相溶系ま
たは分離時の連続相を形成するポリマーのガラス転移温
度下5°C以下、好ましくは10°C以下に急速に冷却
することによって行われる。読み出しは、レーザ光等を
当てて透過光あるいは散乱光を測定することによって行
うことができる。
また、この他にフォトクロミック材料も使用可能である
。フォトクロミック材料は、光を照射すると発色し、サ
ーマルヘッド等を用いて加熱すると消色する。この原理
を用いて情報の記録消去を行うことができる。
〔作用〕
本発明の情報記録表示カードによれば、耐熱性に優れた
材料からなるオーバーコート層を可視情報表示部上に積
層しているので、サーマルへラド等で書き込み・消去を
行っても当該可視情報表示部には損傷が発生することは
ない。したがって、上記情報記録表示カードは何回でも
書き込み・消去を繰り返しても使用可能となる。
また、上記オーバーコート層と可視情報表示部との間に
、エラストマー系材料よりなるアンダーコート層を介在
せしめているので、書き込み時及び消去時でのコントラ
スト比が確保される。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した情報記録表示カードの具体的な
実施例について説明するが、本実施例では可視情報表示
部に高分子ネマチック液晶を使用した追記(DRAW)
型の光カードを例にとり図面を参照しながら説明する。
上記光カード(1)は、第1図(a)及び第1図(b)
に示すように、カード表面に不可視情報記録部(2)カ
ード裏面に可視情報表示部(3)が配設されて構成され
ている。
また、これら不可視情報記録部(2)と可視情報表示部
(3)とは、第2図に示すように、各々別々に作製され
た後に接着剤よりなる接着層(8)等によって接合一体
止されるものである。
上記不可視情報記録部(2)は、例えばポリカーボネー
ト板よりなる第1のカード基板(9)の−主面に配設さ
れた形となされている。その第1のカード基板(9)の
他方の面には、アクリル系ハードコート膜よりなる保護
層(10)が設けられている。
ここで、上記不可視情報記録部(2)としては、例えば
追記型光記録材料であるSb、Se、とBi、Te3と
を順次上記第1のカード基板(9)上に蒸着して構成し
たものである。なお、この他に5bzSex/BixT
e5/ 5blSes 3層系追記型光記録材料であっ
てもよく、さらにはTeC,TeOx等のテルル系化合
物、シアニン系、フタロシアニン系等の有機色素系追記
型光記録材料であってもよい、さらには、追記型光記録
材料だけでなく、書き換え可能型(E−DRAW型)光
記録材料であるTbFeCo系光磁気記録材料、カルコ
ゲナイド系相変化型記録材料等を不可視情報記録部とし
て用いてもよい。
他方、上記可視情報表示部(3)は、例えばポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルムよりなる第2のカ
ード基板(4)上にアルミニウム薫着膜よりなる光熱反
射層(5)を介して配設された形となされている。
上記可視情報表示部(3)には、光または熱により可逆
的に相転移を起こし、室温において透明状態と不透明状
態とを選択的にとる高分子ネマチック液晶を使用した。
上記高分子ネマチック液晶には、例えば次の(a)〜(
d)の分子構造をもつシアノビフェニル系、アゾメチン
系、フェニルベンツエート・アゾメチン系またはシアノ
フヱニルベンゾエートとメトキシビフェニルベンゾエー
トの共重合系等の側鎖型高分子ネマチック液晶が適して
いる。
(a) シアノビフェニル系 (以下余白) (b)アゾメチン系 (mは整数) (C)フェニルベンゾエート・アゾメチン系エニルベン
ゾエートの共重合系 これら(a)〜(d)による側鎖型高分子ネマチック液
晶は、側鎖のメソゲンの熱運動が、主鎖の炭素・炭素結
合部分の熱運動とメチレン結合によりデカップルされて
いるので、相転移挙動の高速化が達成される。
さらに、これら(a)〜(d)の例による側鎖型高分子
ネマチック液晶は、等労相転移温度Telがガラス転移
温度Tgより高温度側に存在する特徴がある。このため
、ガラス転移温度Tg以下の室温においては、相転移は
起こらず、表示情報は安定に保存される。
また、上記高分子ネマチック液晶の等労相転移温度Te
l及びガラス転移温度Tgを低下させるために赤外線吸
収剤又は低分子液晶を添加してもよい。
赤外線吸収剤としては、例えば、次の(e)及び(f)
の分子構造をもつ化合物等が挙げられる。
(e) (Rは水素又は低級アルキル基、Xはへキサフルオロ砒
酸イオン、ヘキサフルオロアンチモン酸イオン、フッ化
ホウ素酸イオン、過塩素酸イオンの何れか1種、mは0
〜2の整数をそれぞれ表す、) これらは、例えば商品名PA−1006(三井東圧製)
、商品名IRQ−003(日本化薬製)として市販され
ている。
例えば(e)で示される化合物(商品名PA−1006
)を前記高分子ネマチック液晶に所定量添加すれば、第
5図に示すように、任意に等労相転移温度Telを低下
させることができる0例えば、無添加では等労相転移温
度TC4は114℃であるが、1%の添加で等方相転移
温[Tclは108°Cとなり、2%の添加で等労相転
移温度Telは102℃となる。
この赤外線吸収剤の添加量は、20%まで添加が可能で
あるが、より好ましくは10%以下とすることが望まし
い。
また、上記赤外線吸収剤等の他に、例えば通常の可視光
に吸収を有する色素であってもよい。例えば、次の(g
)なる分子構造を有するスーダン■等が使用できる。
(g) スーダンI n 一方、低分子液晶としては、次の(h)〜(−)の分子
構造ヲもつシアノビフェニル系、シアノフェニルシクロ
ヘキサン系、シアノフェニルエステル系、安息香酸フェ
ニルエステル系、シクロへキシルカルボン酸フェニルエ
ステル系、フェニルピリミジン系等の液晶が挙げられる
(h) シアノビフェニル系 (YはCIIH!1141又はOC*Ht**++ n
は整数。
以下同じ、) (i) シアノフェニルシクロヘキサン系 (j) シアノフェニルエステル系 (k) 安息香酸フェニルエステル系 (Zは Cl1Hz、1.I 又はoc、luz*。1 (1)シクロへキシルカルボン酸フェニルエステル系 (QはC,1H1s*I+ 0CfiH111や、。
CN又は F) (m) フェニルピリミジン系 (mは整数) 前記低分子液晶は、 いずれも相の種類や相系列 はどんなものでもよく、 等方的となる等吉相転移 温度が高分子ネマチック液晶の等吉相転移温度よりも低
いことが重要である。
上記低分子液晶を高分子ネマチック液晶に所定量添加す
れば、第6図に示すように、任意に等吉相転移温度Te
lを低下させることができる。また、上記第6図に示す
ように、高分子ネマチック液晶の等吉相転移温度と低分
子液晶の等吉相転移温度の間で、その組成により任意な
等吉相転移温度にすることができるが、高分子ネマチッ
ク液晶のガラス転移温度Tgを降下させないためには等
吉相転移温度の低い液晶を少量用いたほうがよい。
ここで、上記高分子ネマチック液晶を主体とする可視情
報表示部(3)の初期化・書き込み・消去の動作原理を
第3図及び第4図に基づいて説明する。なお、これらの
図は高分子ネマチック液晶の相転移挙動を示しており、
横軸に温度を、縦軸に自由エネルギーを表している。
祈■化 先ず、初期化について第4図を参照しながら説明する。
コーティング、乾燥直後の高分子ネマチック液晶を主体
とする可視情報表示部(3)は、等方非晶ガラス相Fで
あり、光学的には透明でこのままでは情報の書き込みを
行うことはできない、そのため、先ず、等方非晶ガラス
相Fを等吉相転移温度Tel近傍あるいはTelを越え
る温度まで昇温し、この後に徐冷アニールすると微少な
液晶ドメインが生成し、600 nm以下の光を散乱す
るために白濁して見えるようになる。以下、この相を液
晶ガラス相Aと呼ぶ。この相は可視情報表示°部(3)
において表示される文字・数字・図形等の背景となる相
である。したがって、前記可視情報表示部(3)全体を
白濁した不透明な液晶ガラス相Aとすることにより、情
報表示の用意すなわち初期化ができたことになる。
1主込み 次に、書き込みについて第3図を参照しながら説明する
白濁した不透明な液晶ガラス相Aにある可視情報表示部
(3)にサーマルヘッドあるいは光線等を当てて昇温す
ると、その部分はガラス転移温度Tgを越えたところで
液晶相Bとなり、さらに等吉相転移温度Telを越える
と不安定液晶相Cの領域に入る。しかし、C相は自由エ
ネルギーの高い不安定状態であるので、すぐに低エネル
ギー相である等方液体相りに移行する。このD相を急冷
すると不安定等吉相Eとなるが、ここはごく短時間で通
過するためにより安定な液晶相Bへの移行は抑制され、
瞬時(数+m5ec以下)に透明な等方非晶ガラス相F
に移行し、表示情報は凍結され保存される。
■去 次に、消去について第4図を参照しながら説明する。
前記した透明な等方非晶ガラス相Fにある表示情報は、
サーマルヘッドあるいは光線等を当てて昇温するとガラ
ス転移温度Tgを越えたところで不安定等方相Eとなり
、さらに等吉相転移温度Telに到達する。この近傍の
温度より徐冷してアニールすると自由エネルギーの小さ
な液晶相Bを経て室温では液晶ガラス相Aに固定される
。このとき可視情報表示部(3′)は数秒以内に白濁し
た不通明な初期化状態に戻り、過去の表示情報は完全に
消去され、再び次の書き込みを行うことが可能となる。
なお、これら書き込み・消去は繰り返し反復することが
可能である。
また、特に本実施例の光カード(1)においては、前記
可視情報表示部(3)上に保護膜として順次アンダーコ
ート層(6)とオーバーコート層(7)が積層されてい
る。上記アンダーコート層(6)は、例えばウレタン等
のエラストマー系材料よりなる膜となされ、一方、上記
オーバーコートN(7)は、紫外線硬化樹脂等の耐熱性
に優れた材料よりなる膜となされている。
以上のように構成された情報記録表示カード(1)の可
視情報表示部(3)に情報を書き込み・消去させるには
、例えば、サーマルヘッドを用いて行うことができる。
すなわち、前記不可視情報記録部(2)には、使用する
毎に例えば支払い金額や口座の残高等をカードリーダラ
イタに内蔵されるレーザビーム装置によりドツト列とし
て記録する。一方、可視情報表示部(3)には、上記不
可視情報記録部(2)に記録された内容、あるいはカー
ドリーダライタ内部またはこれに接続された記憶装置に
記録された内容に基づく情報、例えば残高等が同じくカ
ードリーダライタに内蔵されるサーマルヘッドを有する
プリンタにより書き込まれる。
他方、上記書き込まれた情報を消去するには、サーマル
ヘッドの熱アニールにより消去できる。
なお、本実施例においては、可視情報表示部は不可視情
報記録部と反対側のカード面に配設したが、当該不可視
情報記録部の機能を損なわない場所ならば、両者をカー
ド基板の同じ面に配設してもよい。
また、本実施例では、情報記録表示カードの作製段階で
可視情報表示部を設けたが、これとは別にすでに完成さ
れた情報記録カードの基板表面に高分子ネマチック液晶
を主体する可視情報表示部を備えた接着フィルムを貼着
するようにしてもよい。
また、本発明は光カードに限らず、他の不可視情報記録
部をもつカード、例えば磁気カード、ICカード等のカ
ード基板上の情報記録機能を損なわない場所に可視情報
表示部を設け、磁気ストライブ、ICメモリ等に記録さ
れた内容に基づく内容、さらにはカードリーダライタ内
部又はこれに接続された記憶装置に記録された内容に基
づく情報を表示させることも可能である。
ここで、実際に以下の条件に基づいて6種類の情報記録
表示カードを作製した後、フラッシュ光及びサーマルヘ
ッドによる書き込み・消去を行った。なお、実験例1は
保護膜なし、実験例2及び実験例3では保護膜を一層、
実験例4ないし実験例6では保護膜を2層とした。
ス1111 ポリエチレンテレフタレートフィルム上にアルミニウム
を蒸着して光熱反射層を形成した。その後、前記した分
子構造を有するシアノビフェニル系高分子ネマチック液
晶と、赤外線吸収剤(三井東圧 商品名P A −10
06) ’2重置%とをシクロヘキサン等の溶媒にとか
し、この溶媒を上記光熱反射層上にコーティングして可
視情報表示部を形成した。
そして、可視情報表示部側からフラッシュ光による書き
込みを行い、その後フィルム側から熱をかけて消去を行
った。
この結果、書き込み時及び消去時のコントラスト比は可
視情報表示部の膜厚が5.0 a mで5.0゜9、0
 p mで5.0.16μmで4.0であった。
次いで、同一試料についてサーマルヘッドによる書き込
み・消去を行った。
この結果、コントラスト比は上記フラッシュ光による場
合とほとんど同じ値を得たが、書き込み時に可視情報表
示部に傷つきが見られた。
このため、可視情報表示部の傷つきを防止するのに高分
子ネマチック液晶にアエロジルを10重量%添加し、こ
れを先の光熱反射層上に9.0μmコーティングして情
報記録表示カードを作製した。
なお、上記アエロジルにはデグサ社製の300人径のも
のを使用した。
そして、この試料にフランシュ光によるδき込みを行っ
たところ、コントラスト比は3.4となり、アエロジル
のないものに比べて低下した。次に、この試料にサーマ
ルヘッドによる書き込みを行ったところ、書き込み時の
傷つきは減少したが完全に無くなるには至らなかった。
尖りfl 可視情報表示部上に紫外線硬化型のアクリル系ハードコ
ート剤を2μmコートし、紫外線硬化させた試料を作製
した。なお、紫外線硬化型のアクリル系ハードコート剤
には、商品名HO−7946(寝倉化成社製)を使用し
た。
この試料は、先の実験例1のものと同様、ポリエチレン
テレフタレートフィルム上にアルミニウムを蒸着して光
熱反射層を形成した後、シアノビフェニル系高分子ネマ
チック液晶と、赤外線吸収剤(三井東圧 商品名PA−
1006)  2重量%とをシクロヘキサン等の溶媒に
とかし、この溶媒を上記光熱反射層上にコーティングし
て可視情報表示部を形成したものである。
そして、この試料に可視情報表示部側からフラッシュ光
による書き込みを行い、その後フィルム側から熱をかけ
て消去を行った。
この結果、書き込み時及び消去時のコントラスト比は可
視情報表示部の膜厚が9.0μmで3.6゜16μmで
3.0であった。このように、紫外線硬化型のアクリル
系ハードコート剤による保護膜をつけることによりコン
トラスト比は保護膜を付けないものに比ベア0%程度ま
で低下した。
次いで、同一試料についてサーマルヘッドによる書き込
み・消去を行った。
この結果、書き込み時に可視情報表示部表面には傷つき
は見られなかったが、消去時にクラックが発生し、クラ
ンク発生部分付近では繰り返し書き込み・消去が出来な
くなった。また、液晶層がモノドメイン化することによ
り光散乱しなくなるために消え残しとなる部分も見出さ
れた。
次に、上記紫外線硬化型のアクリル系ハードコート剤に
アエロジルを10重量%添加して可視情報表示部を形成
した試料を作製し、同様に書き込み・消去を行ったとこ
ろ、コントラスト比が1.5と低下したものの、サーマ
ルヘッドによる書き込み時の可視情報表示部表面の傷つ
きもなく、さらには消去時のクランクの発生もなかった
これは、アエロジル添加により熱膨張、収縮が抑えられ
るためと考えられる。
皇狂斑主 可視情報表示部上に熱硬化型ウレタン系コート剤を2μ
mコートして80″Cで6時間熱硬化させて本実験例3
の試料を作製した。なお、熱硬化型ウレタン系コート剤
には、商品名E T −5406(ff倉化成社製)を
使用した。
この試料は、やはり先の実験例1のものと同様、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム上にアルミニウムを蒸着
して光熱反射層を形成した後、シアノビフェニル系高分
子ネマチック液晶と、赤外線吸収剤(三井東圧 商品名
PA−1006) 2重量%とをシクロヘキサン等の溶
媒にとかし、この溶媒を上記光熱反射層上にコーティン
グして可視情報表示部を形成したものである。
そして、この試料に可視情報表示部側からフラッシュ光
及びサーマルヘッドによる書き込み・消去を行った。
この結果、可視情報表示部の膜厚が9.0 p mの場
合、書き込み時及び消去時のコントラスト比は4.4と
高まった。また、サーマルヘッドでの書き込み時の可視
情報表示部表面の傷つきは少なく、消去時にクラックの
発生もなくなった。さらに、エラストマー的特性により
応力緩和が生じ、高分子ネマチック液晶の配向が生じな
いために、消去時の消え残しがなくなった。
しかし、サーマルヘッドによる書き込み時及び消去時の
傷つきは紫外線硬化型のハードコート剤による保護膜に
比べると多少見られることから、膜の耐性は紫外線硬化
型のハードコート剤よりは低い。
裏腋■土 実験例3で用いた試料の熱硬化型ウレタン系コート剤に
よる保護膜上にブライマーを介してシリカ微粉末を3μ
mコートした。その後、上記シリ力微粉末を90°Cで
90時間加熱して熱硬化させた。
なお、上記シリカ微粉末には商品名セラメートC−50
3(触媒化成工業社製)を用いた。このセラメートC−
503は100人径のシリカ微粉末であり、コート後加
熱することによりSi0gゲルが表面を被覆するもので
ある。
そして、この試料についてフラッシュ光及びサーマルヘ
ッドによる書き込み及び消去を行ったところ、コントラ
スト比は先の実験例3と変化がなく、且つ書き込み時及
び消去時の可視情報表示部表面の傷つきは全くなかった
また、このシリカ微粉末を直接可視情報表示部上にコー
トした場合には、コントラスト比が先の紫外線硬化型の
アクリル系ハードコート剤による保護膜(実験例2)を
設けた試料と同様の3.5程度にしかならなかった。
叉豆勇工 実験例3で用いた試料の熱硬化型ウレタン系コート剤に
よる保護膜上に商品名パリレンN、パリレンC,パリレ
ンDをそれぞれ2μm及び5μmコートして保護膜を形
成した。
上記パリレン(UCC社製)は、CVDにより基板上に
七ツマ−をラジカル重合し高分子化することができ、そ
の結果均一な膜厚で溶剤不溶で架橋密度の高い高分子薄
膜を形成することができるものである。このパリレンの
ガラス転移温度Tgは約100°Cであるが高温(例え
ば200°C)においても10 ”dyn/cd程度の
高弾性率を有している。
この試料について、フラッシュ光及びサーマルヘッドに
よる書き込み及び消去を行ったところ、コントラスト比
は実験例3と同じ値であった。また、保護膜の膜厚が2
μm又は5μmのいずれでも、書き込み時及び消去時に
可視情報表示部表面の傷つきは見られず、また、クラン
クの発生もなく、消え残しも見られなかった。
ただし、サーマルヘッドでの書き込み時の文字の鮮明さ
は、保護膜の膜厚が2μm厚のものの方が優れていた。
実1111 実験例3で用いた試料の熱硬化型ウレタン系コート剤に
よる保護膜上に前記実験例2で使用した紫外線硬化型の
アクリル系ハードコート剤をコートして試料を作製した
そして、この試料についてフラッシュ光及びサーマルヘ
ッドによる書き込み及び消去を行ったところ、コントラ
スト比は4.4と高(、書き込み時の可視情報表示部表
面の傷つきも見られなかった。
また、消去時のクラックの発生及び消え残しも見られな
かった。
以上の実験結果からも明らかなように、実験例4ないし
6においては、いずれも書き込み時及び消去時の可視情
報表示部の傷つきやクランクもなく、しかもコントラス
ト比も良好であることから、保護膜を2層構造とするこ
とが、より優れた特性を示す情報記録表示カードが得ら
れることがわかった。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の情報記録表
示カードによれば、可視情報表示部上に応力を緩和しコ
ントラスト比を確保するためのエラストマー系材料より
なるアンダーコート層と、可視情報表示部表面の傷つき
を防止するための耐熱性を有する材料よりなるオーバー
コート層を重ねて積層しているので、サーマルヘッド等
による書き込み時及び消去時に発生する可視情報表示部
の損傷を防止することができるとともに、コントラスト
比も確保され、多数回の繰り返し使用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び第1図(b)は本発明を適用した情報
記録表示カードの外観を示す平面図であり、第1図(a
)はカード表面を示す平面図、第1図(b)はカード裏
面を示す平面図である。 第2図は情報記録表示カードの要部拡大断面図である。 第3図及び第4図は高分子ネマチック液晶による可視情
報表示部への初期化・書き込み・消去の動作説明図であ
り、第3図は書き込みの動作説明図、第4図は初期化及
び消去の動作説明図である。 第5図は赤外線吸収剤の添加量と等吉相転移温度との関
係を示す特性図である。 第6図は低分子液晶の添加量と等吉相転移温度との関係
を示す特性図である。 光カード 不可視情報記録部 可視情報表示部 第2のカード基板 光熱反射層 アンダーコート層 オーバーコート層 第唇のカード基板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録又は消去の少なくとも一方に高分子材料の加熱によ
    る相転移モードを用いた可視情報表示部を有し、 上記可視情報表示部上にエラストマー系材料よりなるア
    ンダーコート層と耐熱性に優れた材料よりなるオーバー
    コート層が順次積層されたことを特徴とする情報記録表
    示カード。
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US5719850A (en) * 1991-10-03 1998-02-17 Olympus Optical Co., Ltd. Optical storage medium with first layer containing optically readable information overlying second layer containing visible information
EP0703545A3 (en) * 1994-09-21 1999-01-07 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Optical recording medium

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