JPH0226847Y2 - - Google Patents

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JPH0226847Y2
JPH0226847Y2 JP1985176725U JP17672585U JPH0226847Y2 JP H0226847 Y2 JPH0226847 Y2 JP H0226847Y2 JP 1985176725 U JP1985176725 U JP 1985176725U JP 17672585 U JP17672585 U JP 17672585U JP H0226847 Y2 JPH0226847 Y2 JP H0226847Y2
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closed
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JP1985176725U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガラス製やプラスチツク製等の瓶に
使用される軟質合成樹脂製瓶蓋の改良に関するも
のである。
〔従来の技術・考案が解決しようとする課題〕
醤油や食用油、酢等のような小出しすることが
多い液体を詰める瓶に対する軟質合成樹脂性の瓶
蓋は、一般に、瓶の口部に嵌着する本体と、該本
体に係脱自在に被嵌する蓋体とを、ブリツジ状の
屈曲自在な蝶番部で一体的に連接した形態になつ
ている。
そして、この瓶蓋は、蓋体を180゜開いた状態に
して一体成形し、蝶番部をその弾性に抗して屈曲
させることにより、蓋体を本体に被嵌係合させる
ものであり、その蝶番部の形態としては、実公昭
54−18348号公報に開示され、且つ、第5図に示
すように、蝶番部20を本体21の一側部から水
平状に延出し、その中間部に折り目20aを形成
したものと、特公昭55−22348号公報に開示され、
且つ、第6図に示すように、蝶番部20を、本体
21の一側部から垂直上向きに延出したものとが
ある。
ところが、前者のように蝶番部20を本体から
水平状に延出したものでは、蓋体22の開閉に際
して折り目20a箇所に交番荷重が集中的に繰り
返して作用するため、該蝶番部20が折り目箇所
20aにおいて千切れやすくなるのであり、しか
も、閉蓋状態では蝶番部20は2つ折り状にな
り、蝶番部20の復元力が上向きに作用するた
め、蓋体22が本体から浮き上がりやすくなる点
にも問題があつた。
他方、後者のように蝶番部20を垂直上向きに
延出したものでは、蓋体22の開閉に際しての応
力を分散できるので、蝶番部20の耐久性を高く
することはできるが、その反面、蝶番部20の長
さが短いと、蓋体22は、蝶番部20の連接箇所
において下向きに引つ張られるため、第6図の一
点鎖線Aで示すような傾向を呈し、蓋体22と本
体21との係合が不完全になりやすくなる一方、
蝶番部20の長さ寸法が長いと、蓋体22は、蝶
番部20の連接箇所において上向きに押し上げら
れるため、第6図の二点鎖線Cで示すような傾向
を呈して、やはり、蓋体22と本体21との係合
が不完全になりやすくなるのであつた。
従つて、後者のように蝶番部20を本体21の
一側部から垂直上向きに延出したものでは、蝶番
部20の長さ寸法を正確に設定せねばならず、そ
れだけ金型も精密に加工せねばならないため、製
造コストが嵩むのであつた。
また、この種の瓶蓋では、内容物を注ぎ出すに
際して蓋体が本体に被さつてこないよう、蓋体を
半開き状態に保持することが必要であり、このた
め前記特公昭55−22348号公報は、第6図に示す
ように、本体21の上面又は蓋体22の上面に、
蓋体22が本体21に向けて倒れないようにした
突起23を設けることを提案している。
しかし、このものでは、閉蓋状態において突起
23によつて蓋体22が上向きに付勢されるた
め、閉蓋状態での蓋体22の浮き上がり現象が生
じ、蓋体22と本体21との係合が不完全になり
やすくなる問題があつた。また、前記したよう
に、蓋体22が180度開いた状態で一体成形され
ることにより、蓋体22は180度開かれた姿勢に
戻ろうとするため、このように、単に突起23に
て蓋体22の前倒れを防止するようにしたに過ぎ
ないものでは、内容物を注ぎ出してから瓶を垂直
に立てると、蓋体22は略180度開いた状態に戻
り勝手になるため、閉蓋するに際しては蓋体22
を大きく回動させねばならず、開封してからの閉
蓋作業が面倒であつた。
本考案は、これらの問題を解消することを目的
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、瓶の口部に嵌着する本体の一
側部と、該本体に被嵌係合する蓋体の一側部と
を、適宜間隔の隙間を挟んで略平行に延びる左右
一対の屈曲自在な蝶番部を介して一体的に連接し
て成る軟質合成樹脂製瓶蓋において、前記一対の
蝶番部を、前記蓋体を上向き開口した状態に開い
たとき、本体から水平突出した姿勢と本体から垂
直上向きに突出した姿勢との間の斜め上向きの姿
勢となるよう傾斜状に形成すると共に、該一対の
蝶番部の長手方向に沿つた中間部近傍を適宜範囲
にわたつて薄肉に形成する一方、前記蓋体の一側
部のうち前記左右蝶番部間の部位に、蓋体を閉じ
たとき下向きになるようにした舌片を一体的に突
設し、前記本体の一側部のうち左右蝶番部間の部
位には、蓋体が半開き状態のときのみ前記蓋体の
舌片が係合する係合凹所を凹み形成する構成にし
た。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、蓋体を閉じるに際して
は、蝶番部はその薄肉部において略く字状に屈曲
するのみであり、屈曲角度を小さくできて蝶番部
に作用する力を小さくすることができると共に、
蝶番部に作用する応力を分散させることができる
から、蝶番部が本体から水平状に延びている場合
に比べて、蝶番部の耐久性を向上することができ
ることになる。
また、前記したように、蝶番部を180゜折り返さ
なくとも略く状に屈曲させれば足りることによ
り、蝶番部の復元力自体を低減できるから、蝶番
部の弾性力のため、蓋体が閉じた状態で本体から
浮き上がる事態も、確実に防止又は低減すること
ができることになる。
そして、閉蓋状態では、両蝶番部は、本体の側
面から突出した状態で略く字状に緩く屈曲するも
ので、両蝶番部の長さ寸法に多少の誤差があつて
も、その誤差は、両蝶番部の屈曲角の変化として
吸収され、蝶番部の長さ寸法の誤差によつて蓋体
が引つ張られたり押し上げられたりすることはな
いから、蝶番部の長さ寸法の誤差に起因した蓋体
が浮き上がり現象を確実に防止することができる
のであり、それだけ金型の加工精度を高くする必
要がないから、瓶蓋加工コストも低減できるので
ある。
従つて、本考案によれば、蝶番部の耐久性を向
上することと、閉蓋状態での蓋体の浮き上がり現
象を防止することとを、製造コストを上昇させる
ことなく達成できる効果を有する。
更に、蓋体を半開き状態にした状態でのみ舌片
が係合凹所に係合するように構成したから、蓋体
を半開き状態に保持できるようにしたことによつ
て閉蓋状態で蓋体が浮き上がることを完全に防止
することができるのであり、しかも、内容物を注
ぎ出してから瓶を立てた状態でも蓋体は半開き状
態に保持され、蓋体が本体と反対方向に倒れるこ
とはないことにより、再度閉蓋するに際して蓋体
の回動角度を小さくできるから、一旦開けた蓋体
を閉じるに際して、その閉蓋作業を迅速に行うこ
とができるのである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面(第1〜4図)に
基づいて説明すると、図において符号1は軟質合
成樹脂製の瓶蓋を示し、該瓶蓋1は、瓶口部Aに
嵌着する本体2と、該本体2に被嵌する蓋体3と
から成り、本体2の一側部と蓋体3の一側部と
は、適宜間隔の隙間を挟んで平行に延びる左右一
対のブリツジ状の蝶番部4にて一体的に連接され
ている。
前記本体2は、瓶口部Aに内外から嵌まる外筒
部5と内筒部6とを備えており、これら内外両筒
部5,6に突設した環状突起5a,6aを、瓶の
口部A内外両面に形成した環状溝に係合させるこ
とにより、本体2を瓶の口部Aに嵌着するように
構成する一方、内筒部6の上部に形成した仕切板
7には薄肉状弱化線8を環状に刻設し、該弱化線
8の内部にプルリング9を一体的に連設すること
により、注ぎ出し口を切裂き開口するように構成
している。
更に、前記本体2の上部には環状の注ぎ出し案
内筒10を形成すると共に、該注ぎ出し案内筒1
0の基部と外筒部6の上面5bとの間には、環状
の係合突起11を半径外向きに突設している。
一方、前記蓋体3の内周面には、その円周方向
に沿つて等間隔隔てた4箇所の部位に、前記本体
2の係合突起11に係脱する係止片12を内向き
突設している。また、該蓋体3の外周面のうち前
記蝶番部4と反対側の部位には、蓋体3を本体2
から係合解除するための摘み部13を外向き突設
する。
前記両蝶番部4は、その一端を、外筒部5の上
面5bよりも適宜寸法下方において本体2に接続
する一方、その他端を、蓋体3の開口縁外周面に
接続しているが、このとき、両蝶番部4を、蓋体
3を180度開いた状態で、本体2から水平突出し
た姿勢と本体2から垂直上向きに突出した姿勢と
の間の適宜角度(θ)で斜め外向きに延びる傾斜
状の姿勢になるように形成し、更に、両蝶番部4
の中間部近傍に、適宜範囲にわたつて薄肉部4a
を形成する。
そして、蓋体3の一側部のうち両蝶番部4間の
隙間箇所には、蓋体3を180゜開いたとき上向きで
蓋体3を閉じたとき下向きになるうよにした舌片
14を一体的に造形する一方、前記本体2の外筒
部5外面のうち左右蝶番部4間の隙間箇所には、
蓋体3を半開き状態にしたときのみ前記舌片14
が係合する係合凹所15を凹み形成する。
以上の構成において、両蝶番部4の弾性に抗し
て蓋体3は本体2の上部に重ね合わせ、蓋体3の
係止片12を本体2の係合突起11に係合させる
ことにより、蓋体3が閉じられ、閉じた状態から
蓋体3の摘み部13に指を掛けて上方に押し上げ
ると、互いの係合が解除されて蓋体3は開かれ、
第3図に一点鎖線で示すように、舌片14が係合
凹所15に係合して、蓋体3は半開き状態に保持
される。
この場合、両蝶番部4が水平状に延びている
と、閉蓋に際して両蝶番部4を180度折り返さね
ばならないが、本考案のように蝶番部4を本体2
から斜め上向きに適宜角度(θ)で傾斜させる
と、蝶番部4は緩い曲率で略く字状に屈曲するに
過ぎず、屈曲させるための力が小さくて済むと共
に、両蝶番部4に作用する応力が分散するから、
両蝶番部4の耐久性を向上させることができるの
である。
また、蝶番部4は、本体2の側面から突出した
状態で略く字状に屈曲するものであるから、蝶番
部4の長さ寸法に誤差があつても、その長さ寸法
の誤差は、屈曲角度の変化として吸収されること
になり、蝶番部4の長さ寸法の誤差のために蓋体
3が下向きに引つ張られたり上向きに押し上げら
れたりすることはないから、蝶番部4の長さ寸法
の誤差に起因して、蓋体3が本体2から浮き上が
ると言う現象を確実に防止できるのである。
しかも、蝶番部4を、180゜折り返さなくとも略
く状に屈曲させれば足りることにより、蝶番部を
水平状に形成したものに比べて、閉蓋時における
蝶番部4の復元力を低減できるのみならず、閉蓋
状態で蝶番部4が略く字状に屈曲していると、蝶
番部4の復元力は第4図に矢印Fで示すように斜
め上方に向けて作用し、蓋体3を上方に押し上げ
るように上向きに作用する分力と、蓋体3を本体
2に対して引き付けるように水平方向に作用する
分力とに分割され、その復元力の一部のみが蓋体
3を押し上げる方向に作用するに過ぎないから、
蝶番部4の弾性によつて蓋体3が本体から浮き上
がると言う現象も、確実に防止又は低減できるの
である。
そして、舌片14が係合凹所15に係合するこ
とにより、蓋体3が半開き状態に保持され、内容
物の注ぎ出し作業を容易ならしめることができる
が、舌片14は、蓋体3を半開き状態にしたとき
のみ係合凹所15に係合するものであるから、前
記した特公昭55−22348号公報の考案のように、
蓋体が閉蓋方向に倒れるのを防止したことのため
に蓋体と本体との係合が不完全になる問題は全く
ないのであり、また、内容物を注ぎ終えてから瓶
を立てても蓋体3が本体と反対方向に倒れること
はないことにより、蓋体3を開いてから再度閉じ
るに際して、蓋体3の回動角度を小さくできるか
ら、蓋体3を閉じる作業も迅速に行うことができ
るのである。
なお、実施例はプルリングを引つ張つて開封す
る形態の瓶蓋に適用した場合であつたが、本考案
は、本体の上下両面を当初から連通させた形態の
瓶蓋にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は蓋体を
180゜開いた状態での平面図、第2図は第1図の
−視断面図、第3図は作用を示す拡大断面図、
第4図は蓋体を閉めた状態の要部拡大断面図、第
5図及び第6図は従来技術を示す図である。 1……瓶蓋、2……本体、3……蓋体、4……
蝶番部、4a……薄肉部、5……外筒部、6……
内筒部、9……プルリング、11……係合突起、
13……係止片、14……舌片、15……係合凹
所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瓶の口部に嵌着する本体の一側部と、該本体に
    被嵌係合する蓋体の一側部とを、適宜間隔の隙間
    を挟んで略平行に延びる左右一対の屈曲自在な蝶
    番部を介して一体的に連接して成る軟質合成樹脂
    製瓶蓋において、前記一対の蝶番部を、前記蓋体
    を上向き開口した状態に開いたとき、本体から水
    平突出した姿勢と本体から垂直上向きに突出した
    姿勢との間の斜め上向きの姿勢となるよう傾斜状
    に形成すると共に、該一対の蝶番部の長手方向に
    沿つた中間部近傍を適宜範囲にわたつて薄肉に形
    成する一方、前記蓋体の一側部のうち前記左右蝶
    番部間の部位に、蓋体を閉じたとき下向きになる
    ようにした舌片を一体的に突設し、前記本体の一
    側部のうち左右蝶番部間の部位には、蓋体が半開
    き状態のときのみ前記蓋体の舌片が係合する係合
    凹所を凹み形成したことを特徴とする軟質合成樹
    脂性瓶蓋。
JP1985176725U 1985-11-15 1985-11-15 Expired JPH0226847Y2 (ja)

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JP1985176725U JPH0226847Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JP1985176725U JPH0226847Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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Publication Number Publication Date
JPS6287052U JPS6287052U (ja) 1987-06-03
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JP1985176725U Expired JPH0226847Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522348A (en) * 1978-08-04 1980-02-18 Kyuichiro Kitahara Dust collector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522348A (en) * 1978-08-04 1980-02-18 Kyuichiro Kitahara Dust collector

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JPS6287052U (ja) 1987-06-03

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