JPH02268153A - 2,4―ジヒドロキシ―3,3―ジメチルブチリルアミン誘導体 - Google Patents

2,4―ジヒドロキシ―3,3―ジメチルブチリルアミン誘導体

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JPH02268153A
JPH02268153A JP9128089A JP9128089A JPH02268153A JP H02268153 A JPH02268153 A JP H02268153A JP 9128089 A JP9128089 A JP 9128089A JP 9128089 A JP9128089 A JP 9128089A JP H02268153 A JPH02268153 A JP H02268153A
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JP
Japan
Prior art keywords
dihydroxy
formula
derivative
acid
dimethylbutyrylamine
Prior art date
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Pending
Application number
JP9128089A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Tsuruoka
鶴岡 節雄
Youzou Fukuda
福田 容三
Shigekazu Takenaka
竹中 繁和
Masahiro Takatani
高谷 昌弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamari Chemicals Ltd
Original Assignee
Hamari Chemicals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化粧品素材として期待される新規な2.4−ジ
ヒドロキシ−3,3−ジメチルブチリルアミン誘導体に
関する。
(従来の技術) 化粧品素材としては従来、植物由来成分、動物由来成分
、菌代謝物、脂質類、アミノ酸類、生体高分子、多糖類
、ホルモン、酵素、ビタミン及び各種薬品類等数多くの
ものが知られている。特に近年、高台化現象が進むにし
たがい皮膚の老化(シミ、シワ、たるみ、乾燥等)に対
する老化予防化粧品素材の研究が盛んで、その主流とな
っているのはメラニン生成抑制作用やメラニン還元、脱
色作用によるシミの防止と、保湿作用によるシワ、たる
み、皮膚の乾燥の防止である。メラニン生成抑制剤やメ
ラニン還元、脱色剤としてはプラセンターエキス、コウ
ジ酸、パンテティン−S−スルホン酸カルシウムやビタ
ミンC1ハイドロキノン等が知られている。又、保湿剤
としてはビタミンF1ヒアルロン酸、水溶性コラーゲン
、グリセリン、糖類、ヘチマへキス、キチン、キトサン
等が良く知られている。
上記のパンテティン−8−スルホン酸カルシウムは、後
記する本発明の誘導体の式(1)において、nとmが共
に2である化合物のカルシウム塩であって、パンテチン
と同様に生体内のエネルギー代謝等に関係する補酵素A
の前駆物質として知られ(Japan、 J、 Mic
robiol、第16巻、第3号。
239〜242頁、1972年)、またチロシナーゼ活
性阻害作用(特開昭69−38606号、同Go−64
922号)、皮膚刺激低減作用(特開昭58−4721
号)、老人性皮膚掻痒症治療作用(特開昭11to−1
74717号)などを有することが開示されている。
しかしながら、従来知られている上記のメラニン生成抑
制剤(チロシナーゼ活性阻害剤)や保湿剤は、通常いず
れか一方の作用のみに優れた効果を示すことが多く、両
作用に優れた効果を有するものはほとんど無い。
(発明が解決しようとする課題) 従って実際の使用に際しては、これ等両割の混合物が用
いられている。しかしながら、混合物における安全性や
配合変化、経時変化並びに経済性等の点から単剤でこれ
等両作用に優れた効果を示す安全性の高い老化予防化粧
品素材が強く望まれる様になって来た。
現在使用されている老化予防化粧品素材では単剤でこれ
等両作用を満足させるには充分であるとは言い難い現状
である。
本発明はメラニン生成抑制作用と保湿作用の両作用に優
れた効果を示すことにより、これ等現状を改善した新規
化粧品素材を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは補酵素Aの前駆物質であるパンテティン−
8−スルホン酸に限定されず炭素数の多い新規化合物で
ある2、4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブチリル
アミン誘導体(I)を合成し、そのメラニン生成抑制作
用(チロシナーゼ活性阻害作用)及び吸湿、保湿作用を
試験したところ、その両作用を併有するのみならず、い
ずれの作用においてもパンテティン−8−スルホン酸カ
ルシウムよりも優れていることを知った。
本発明はこれらの新知見に基づくもので、次の式(I) H3 (式中、mとnはそれぞれりないし5の整数を表わす。
ただし、mとnのいずれか一方が2の場合、他方は3な
いし5を表わす。) で示される新規な2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメ
チルブチリルアミン誘導体またはその塩である。
本発明の化合物(1)は、たとえば、次の式([)%式
%(1) (式中、mは前記と同義) で示される2、4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブ
チリルアミノアルキルカルボン酸またはその塩と次の式
(II) HtNCCHt)n880sH(III)(式中、nは
前記と同義) で示されるアミノアルキルチオスルホン酸とを縮合剤の
存在下または不存在下に溶媒中または無溶媒で室温下ま
たは加熱下に反応させることにより一般に高収率で得る
ことができる。
上記の反応において縮合剤としては通常ジシクロへキシ
ルカルボジイミドや1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
等が、また溶媒としては水、ピリジン、ブタノール、キ
シレン等が好んで用いられる。しかし反応を妨げない限
り、いずれの縮合剤や溶媒を用いても良く、上記に限定
されない。
反応混合物から本発明化合物(1)の採取、精製は活性
炭による処理、再結晶、晶析、抽出、冷却、濾過、P取
、洗浄、カラムクロマト処理、樹脂処理等の通常の方法
により行なうことができる。
かくして、得られる本発明の誘導体(I)はチオスルホ
ン酸基を有するので、たとえば、アンモニウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩
、アルミニウム塩、亜鉛塩、トリエタノールアミン塩な
どの無機または有機塩基との塩として提供されうる。
これらの塩は遊離酸の形の誘導体(I)に相当する塩基
を水、水性溶媒などの中で作用させることにより容易に
得ることができる。
化粧品素材として用いる場合は、衛生上無害の塩を用い
るのがよく、好ましい塩の例はカルシウム塩である。
(実施例) 次(こ本発明を具体的に説明するために実施例を述べ効
果を示すが、これ等の実施例に本発明が限定されるもの
ではない。
実施例I D−(+)−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチ
ルブチラミド)醋酸カルシウム塩25.2f(0,05
モル)と2−アミノエチルチオスルホン酸15.79 
(0,1モ#)を水75rrV)こ溶解した溶液に、ピ
リジン2oom1!に1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル13.5g(0,1モル)を溶解させた溶液を加えた
のち、氷水中にて冷却し撹拌下に内温5℃にて、ジシク
ロへキシルカルボジイミド20.69をピリジン50r
Mに溶解した溶液を加える。添加後、反応混合液を5℃
にて2時間、次いで室温にて一晩撹拌すると反応は終了
する。
反応後、不溶物は戸別し、P液を減圧留去して残留物に
水150m1を加えて不溶物戸別する。p液はクロロホ
ルム50m1で2回洗浄したのち、活性炭1.4gで脱
色処理後、減圧留去し残留物をエタノール50m1に溶
かした後、撹拌下にイソプロピルアルコール300rM
を加えると油状物が析出してくる。少時室温放置すると
析出油状物は沈澱するので、上澄液を傾斜によって除き
、油状物は水100m1を加えて溶解したのち、H型イ
オン交換樹脂5KIB100rlVに通し水で溶出する
。次に溶出液をOH型イオン交換樹脂WA−21100
m1に通し、水で溶出すると未反応の原料が溶出してく
る。未反応の原料を水で充分溶出させたのち、2 r’
D水酸化ナトリウム水溶液を通し、このアルカリ溶出液
をHイオン交換樹脂100mA!に通してffり性情出
液を集め、炭酸カルシウムを加えて中和する。中和後、
不溶物を戸別し、p液を減圧濃縮し、途中析出する不溶
物をF別後、p液をさらに減圧留去すると、2−[4−
(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブチリルア
廻〕)ブチリルアミノコエチルチオスルホン酸カルシウ
ムの粘着状物質が得られる。水晶は約20%の水溶液と
したのち、棚温度50°で凍結乾燥すると吸湿性の強い
白色粉末状結晶28.61として得られる。尚、元素分
析値は粘着状物質をデシケータ−中、室温にて一晩減圧
乾燥したものについて測定した。他の測定はいずれも凍
結乾燥した結晶を用いた。
元素分析値(%)  C2+H45N40+4S4Ca
・8H20理論値 C,31,Q6  ;  H,6,
68:  N、6.04実測(直  C,3141; 
  H,6,48;   N、6.04IR(KBr 
、an’) : 3360 (br、)、295516
40.1555,1450,1365゜1190.10
25.64O NM几(D20.δ)  :1.08(6H,s。
(CH3)2)、  2.2−1.7(2H,m。
CH2CH2CH2)、  2.45 (2H、t 。
0H20H20H200)、4.1−3.2 (6H、
m 。
(2H,s、HOOH2)、  4.13[IH,S。
CH(OH)〕 26゜ 〔α]、5.3°(H2O,c=0.5 )水分(カー
ルフィシャー):4.43%実施例2 D(+)−N  (2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジ
メチル−1−オキソブチル)−β−アラニンカルシウム
塩23.8g(0,05モル)と3−アミノプロピルチ
オスルホン酸17.1 fl (0,1モル)を用いて
、実施例1と同様に反応及び後処理を行なうと、3−[
3−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブチリ
ルアミノ)プロピオニルアミノコプロピルチオスルホン
酸カルシウムの白色粉末状結晶32.1gを得る。
元素分析gM(%)  Cx4H4eN40H84C!
a・3HtO理論値 C,34,40;  H,6,2
1;  N、6.69実測値 C,34,i  ;  
H,6,21;  N、6.74I几(KBr、an−
’)  :3360(br、)、2955゜1640.
1555.1440,1565゜1195.1025.
640 NMR(D20.δ〕 薯、 OS (e H、s 、
 (CH3)2)。
2.4−1.9 (2H,m、CH2CH20Hz)。
2.60 (2H、t 、 0H200)、3.8−3
.15.55 (2H、S 、 HOCH2) 。
4、16 [I H。
S 、 (、!H(Off) ) 25 。
〔α]、s、r°(H2O,C=0.5)水分(カール
フィシャー):4.28%実施例3 吸湿性試験 次の各乾燥検体1gを50%硫酸アンモニウム溶液ID
0m1を入れた相対湿度85%、温度30℃のデシケー
タ−中に入れ、経時的に重量を秤量し、重量増%で吸湿
性を評価した。
検体1.実施例1で得られた本発明化合物#2.//2
        // 〃 3.パンテティン−8−スルホン酸カルシウム塩 検体4.ヒアルロン酸ナトリウム 結果を第1図に示す。
実施例4 保湿性試験 実施例3の吸湿性試験で飽和状態に達した各検体を水分
残存率100%とし、シリカゲル200fを入れた温度
25℃のデシケータ−中に入れ、経時的に重量を秤量し
、重量減%を水分残存率として評価した。
結果を第2図に示す。
実施例5 チロシナーゼ活性阻害試験 中1c!nの分光光度計セルにL−チロシン(1,66
HM/mlり、リン酸緩衝液(pH8,8)及び検体(
10μM/mll )  1 m#ずつ入れたのち、チ
ロシナーゼ溶液(1m9/m(1)を0.1 ml加え
て少時撹拌後、直ちに分光光度計で415nmの吸光度
を経時的に測定した。
以下、同様にして調整した検体2から5の吸光度を測定
した。結果は一括して第3図に示す。
検体1.実施例1で得られた本発明化合物//2.  
  #2        //        //〃
 3.パンテティン−8−スルホン酸カルシウム塩 検体4.パンテチン 〃 5.ブランク 以上の実施例3,4および5の試験結果から本発明の化
合物は吸湿、保湿試験及びチロシナーゼ活性阻害試験の
いずれの試論においてもバンプティン−8−スルホン酸
カルシウム塩より明らかに優れた効果を示した。特に吸
湿、保湿試験において現在最も良いとされているヒアル
ロン酸より優れた活性を示した。
すなわち、本発明新規化合物は吸湿、保湿作用及びチロ
シナーゼ活性阻害作用の両件用において優れた効果を示
し、高台化社会に対応する老化予防化粧品素材として優
れた性質を有していることが分った。
(発明の効果) 本発明によれば、保湿性およびチロシナーゼ活性阻害作
用にすぐれた新規化合物が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および@3図はそれぞれ実施例3、実施
例4および実施例5における試験の結果を示すグラフで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、mとnはそれぞれ2ないし5の整数を表わす。 ただし、mとnのいずれか一方が2の場合、他方は3な
    いし5を表わす。) で示される2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチルブ
    チリルアミン誘導体またはその塩。
JP9128089A 1989-04-10 1989-04-10 2,4―ジヒドロキシ―3,3―ジメチルブチリルアミン誘導体 Pending JPH02268153A (ja)

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JP9128089A JPH02268153A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 2,4―ジヒドロキシ―3,3―ジメチルブチリルアミン誘導体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010140704A1 (ja) * 2009-06-04 2010-12-09 住友化学株式会社 S-(3-アミノプロピル)チオ硫酸またはその金属塩の使用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010140704A1 (ja) * 2009-06-04 2010-12-09 住友化学株式会社 S-(3-アミノプロピル)チオ硫酸またはその金属塩の使用
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