JPH02268150A - スルホキシド類の製法 - Google Patents

スルホキシド類の製法

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JPH02268150A
JPH02268150A JP8706989A JP8706989A JPH02268150A JP H02268150 A JPH02268150 A JP H02268150A JP 8706989 A JP8706989 A JP 8706989A JP 8706989 A JP8706989 A JP 8706989A JP H02268150 A JPH02268150 A JP H02268150A
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sulfides
tetraalkylammonium
polyhalide
sulfoxides
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Shiyouji Kajisori
梶返 昭二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の医農薬またはその製造原料を得るため
に、スルフィド類から対応するスルホキシド類を製造す
る方法に関するものである。
〔従来の技術〕
スルフィド類からのスルホキシド類の製法としては、ハ
ロゲンまたは次亜ハロゲン酸塩を用いてスルフィド類を
酸化する方法が知られている。しかし、そのような方法
でスルフィド類を酸化する場合には、それらの酸化剤は
次亜塩素酸ナトリウム、次亜臭素酸ナトリウム、塩素ガ
ス、臭素などの取り扱い難いものであることから、スル
フィド類にそれらの酸化剤を化学量論的に作用させるの
は難しく、従来、それらの酸化剤を大量に用いる必要が
あった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、スルフィド類に取り扱い易いテトラア
ルキルアンモニウムポリハライドを化学量論的に作用さ
せることによって、それら化合物に対応したスルホキシ
ド類を高い収率で得る方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、0〜100 ’Cの溶媒中で、種々のスルフ
ィド類1モルに対して取り扱い易いテトラアルキルアン
モニウムポリハライドを0.5〜2モルの存在下に、ス
ルフィド類を反応させ、対応する種々のスルホキシド類
を高い収率で得ることができることを見出し、本発明を
完成させるに至った。
即ち、本発明は、0〜100℃の溶媒中で、スルフィド
類1モルに対してテトラアルキルアンモニウムポリハラ
イドを0.5〜2モルの存在下に、スルフィド類を反応
させ、スルフィド類から対応するスルホキシド類を生成
させることを特徴とするスルホキシド類の製法に関する
ものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のスルホキシド類の製法は、0〜100℃の溶媒
中で、スルフィド類に取り扱い易いテトラアルキルアン
モニウムポリハライドを酸化剤として化学量論的に作用
させることによって行うことができる。
本発明で用いる溶媒としては、本発明の目的を達成でき
る限り特に制限されず如何なるものを用いてもよいが、
例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素
、酢酸などの有機極性溶媒、または水などを挙げること
ができる。
そして、このとき用いる溶媒は、そのまま、またはアル
カリ性で用いることもできるが、スルフィド類とテトラ
アルキルアンモニウムポリハライドとの反応が容易に進
行するように、アルカリ性で用いた方が好ましい。
このアルカリ性溶媒を調製するときに用いるアルカリと
しては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どのアルカリ金属の水酸化物、または水酸化カルシウム
などのアルカリ土類金属の水酸化物などを挙げることが
できる。そして、これらのアルカリを加える量は、反応
が容易に進行するようにスルフィド類1モルに対して1
〜4モル、好ましくは1.5〜3モル、さらに好ましく
は2.1〜2.2モル程度の割合で加えておくのが好ま
しい。
本発明で用いることができるスルフィド類としては、例
えば、脂肪族スルフィド類、芳香族スルフィド類などの
化合物を挙げることができる。
そして、それら芳香環の置換基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、5ec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基な
どのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基;メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基;フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子など
を挙げることができる。
本発明のスルホキシド類の製法において、原料のスルフ
ィド類を有機極性溶媒に溶かし、これにテトラアルキル
アンモニウムポリハライドとアルカリ溶液を加えて反応
(0〜100℃で0.1〜10時間、好ましくは0〜8
0℃で0.2〜10時間、さらに好ましくは0〜50℃
10,5〜5時間)させることによって、スルホン酸ま
で酸化されずに、それらのスルフィド類に対応するスル
ホキシド類を高収率で得ることができる。
本発明でスルフィド類の酸化剤として用いるテトラアル
キルアンモニウムポリハライドは、次式(I); (式中、RIはベンジル基、フェニル基または低級アル
キル基を表し、Rz、RsおよびR4は、同一または相
異なる低級アルキル基を表し、Xは、同一または相異な
るハロゲン原子を表す。)で示される化合物であり、R
3はベンジル基、R2、R1およびR4は同一の低級ア
ルキル基であることが好ましい。
前記式(1)の定義において、低級アルキル基とは、炭
素数1〜6のアルキル基であり、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペン
チル基などを挙げることができる。
本発明のスルホキシド類の製法におけるテトラアルキル
アンモニウムポリハライドの使用量は、用いるスルフィ
ド類の使用量に対して大量に加える必要はなく、化学量
論的に作用させるために約0.1モル比過剰を加えれば
十分であるが、スルフィド類1モルに対して前記式(1
)の化合物0.5〜2モル、好ましくは1〜1.5モル
、さらに好ましくは1.05〜1.3モル程度の割合で
あるのがよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示す。
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
実施例1 ベンジルフェニルスルフィド(2g、10mmof)の
ジクロロエタン溶液(30mjりにベンジルトリメチル
アンモニウムトリプロミド(4,68g、12mmof
)、水酸化ナトリウム(1,1g、27.5mmoIl
)および水(15mjりを加えて、4時間加熱還流した
このようにして得られた反応液を放冷し、20%亜硫酸
水素す) IJウム水溶液(10mjりを加えて未反応
のベンジルトリメチルアンモニウムトリプロミドを分解
した後、ジクロロエタン溶液を分液し、それを水(10
m1)で洗浄後、水層をジクロロメタン(20mfx2
)で抽出した。
その集めた有機溶媒層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後
、溶媒を留去してベンジルフェニルスルフオキシドを得
た。
実施例2〜9 原料のベンジルフェニルスルフィドの代わりに、第1表
に示す反応条件下で各種スルフィドを用いて実施例1と
同様に酸化反応を行うことによって、各種スルフィドに
対応する各種スルホキシドを得た。
以上の結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スルフィド類に取り扱い易いテトラア
ルキルアンモニウムポリハライドを酸化剤として化学量
論的に反応させることによって、それらのスルフィド類
に対応したスルホキシド類を容易に、かつ高収率で得る
ことができる。
特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 0〜100℃の溶媒中で、スルフィド類1モルに対して
    テトラアルキルアンモニウムポリハライドを0.5〜2
    モルの存在下に、スルフィド類を反応させ、スルフィド
    類から対応するスルホキシド類を生成させることを特徴
    とするスルホキシド類の製法。
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