JPH02267595A - 楽音合成装置 - Google Patents

楽音合成装置

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JPH02267595A
JPH02267595A JP1090135A JP9013589A JPH02267595A JP H02267595 A JPH02267595 A JP H02267595A JP 1090135 A JP1090135 A JP 1090135A JP 9013589 A JP9013589 A JP 9013589A JP H02267595 A JPH02267595 A JP H02267595A
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JP
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waveform
waveform data
output
generating means
musical tone
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Application number
JP1090135A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nakanishi
雅浩 中西
Daisuke Mori
大輔 森
Katsuyoshi Fujii
藤井 克芳
Masahiko Hatanaka
正彦 畠中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、楽器の発音メカニズムを近似したアルゴリズ
ムを、ディジタル電子回路を用いて実現した楽音合成装
置に関する。
従来の技術 従来より電子キーボードやシンセサイザの音源方式が種
々開発されており、近年のディジタル技術のめざましい
進歩ともあいまって、前記音源方式に基づく高品質な楽
音合成装置が数多く開発されてきている。その中におい
てアコースティック楽器の発音メカニズムを解析し、こ
れを種々の演算で近似した音源方式が提案されており(
例えば文献: 「Iクステンションス゛ オブ 9° 
■ルブラスーストロンク° ブラフクト°−訃すンケ゛
 アルコ°リス°五JExtens1ons  of 
 the  Karplug−Strong Pluc
ked−5tr1ng IL1gorIthm著者: 
DavIdム、Jaffe and Jullug O
,Sm1th  出典: CHputerMusic 
 Journsil、  vo17.2.  Sumi
ter  1983.  page  51i 〜B9
)、前記音源方式はハードウェアに近い形で紹介されて
いるので、ディジタル電子回路を用いて楽音合成装置と
して実現することは容易である。
以下図面を参照しながら、前述したような音源方式に基
づく楽音合成装置について説明する。
第10図は従来の楽音合成装置のブロック図を示すもの
である。
第10図において、101は波形データを一時記憶する
デイレイ部、102はデイレイ部101から出力された
波形データの加工を行い、加工結果をフィードバック波
形データとして出力するフィードバック部、103はフ
ィードバック部102から入力されたフィードバック波
形データと外部から入力された駆動波形データとの選択
或は加算を行い、その結果を入力波形データとしてデイ
レイ部101に入力する入力制御部、104はデイレイ
部101の語長となる語長データを、外部から入力され
た音高データに基づき算出し出力する語長制御部である
。尚、105は上記構成要素101〜104からなる波
形発生手段である。
第11図はデイレイ部101の回路図を示すものである
第11図において、111はシステムクロックSCK 
(サンプリング周期Tsに相当)に基づききその内部に
一時記憶された波形データX I””’ X *を一段
ずつ出力方向(右方向)にシフトさせるとともに、前記
シフト動作に同期して入力波形データを入力端(左端)
側に入力し、出力端(右端)側から波形データを出力さ
せるシフトレジスタ、112は加算器113から出力さ
れた波形データを1サンプリング周期(Ts)分遅延さ
せる遅延器、113はシフトレジスタ111から出力さ
れた波形データと乗算器116から出力された波形デー
タとの加算を行う加算器、114は遅延器112から出
力された波形データと乗算器115から出力された波形
データとの加算を行う加算器、115は加算器113か
ら出力された波形データと語長制御部104(第12図
)から出力された語長データの内のaとの乗算を行う乗
算器、118は遅延器112から出力された波形データ
と語長制御部104(第12図)から出力された語長デ
ータの内の−aとの乗算を行う乗算器である。
尚、シフトレジスタ111の代わりに波形データを一時
記憶できるメモリとこのメモリのアドレス管理を行うア
ドレス回路とを用いても同様の動作が実現できる回路が
構成できる。
また、第11図の回路の内、シフトレジスタ111を除
いた波線枠の部分は、一般に1次のオールパスフィルタ
として知られている。
第12図は語長制御部104の回路図を示すものである
第12図において、121は外部から入力された音高デ
ータをアドレスとし音高変換データlを出力する変換テ
ーブル、122は変換テーブル121から出力された音
高変換データlの小数部FRAC(1)をアドレスとし
、デイレイ部101のオールパスフィルタ(第11図)
のフィルタ係数aを出力する変換テーブルである。尚、
変換テーブル121から出力された音高変換データlの
整数部n (=INT (1))と前記オールパスフィ
ルタのフィルタ係数aをまとめて語長データとする。ま
たnは、第11図において、シフトレジスタ111の段
数を決定するものである。
ここでオールパスフィルタのフィルタ係数aはオールパ
スフィルタのシステム関数をH,(z)とした場合、第
1〜3式から算出される。
Ha(z)=(a+z−’)バ1 + a z−’) 
 ”11 )FRAC(1)= (−1H,(z) )
 /ωTsa=(1−FRAC(1))/(1+FRA
C(1))  ・・・(3)第13図はフィードバック
部102の回路図を示すものである。
第13図において、131はデイレイ部101から出力
された出力波形データを1サンプリング周期(Ts)遅
延させた後、出力波形データを乗算器132に入力する
遅延器、132は遅延器131の出力と値1/2との乗
算を行う乗算器、133は乗算器132の出力と乗算器
134の出力との加算を行う、加算器、134は出力波
形データと値1/2との乗算を行う乗算器である。尚こ
の回路は一般的に1次の非巡回型ローパスフィルタとし
て知られている。
第14図は入力制御部103の回路図を示すものである
第14図において、(A)は外部から入力された駆動波
形データとフィードバック部102から入力されたフィ
ードバック波形データとの選択を行い、その選択結果を
入力波形データとしてデイレイ部101に入力するタイ
プの入力制御部である。
また、(B)は外部から入力された駆動波形データとフ
ィードバック部102から入力されたフィードバック波
形データとの加算を行い、その加算結果を入力波形デー
タとしてデイレイ部101に入力するタイプの入力制御
部である。(A)において、141は駆動波形データと
フィードバック波形データの選択を行うセレクタである
。尚、セレクタ141に選択基準信号として入力される
発音指示信号は外部から入力されるものであり、例えば
前記発音指示信号が入力されている時は駆動波形データ
を選択し、前記発音指示信号が入力されていない時はフ
ィードバク波形データを選択するというロジックで選択
動作を行う。(B)において、142は駆動波形データ
とフィードバック波形データとの加算を行う加算器であ
る。
尚、以下の動作説明においては(B)のタイプの入力制
御部を用いるものとする。
第15図は第10図に示す楽音合成装置のモデルとなっ
た弦の発音メカニズムを示した図である。
ここで、まず弦の発音動作について概略説明する。
A点でのナツト及び0点でのブリッジによって弦がはら
れており、B点において弦が弾かれることによって駆動
波形が入力される。その後、前記駆動波形は時間ととも
にA点及び6点方向に伝搬し、A点及び0点で反射され
た後再びB点に戻ってくる。A点及び0点はナツト及び
ブリッジによって固定されているため、ここでの波形に
対する影響は、固定端による反転動作と高調波成分の漏
れが考えられる。
次に、この弦のモデルの各部分が第10図に示す従来の
楽音合成装置のどの回路に対応するかを説明する。ここ
で簡単のためにB点はAC間の中点であり、且つA点の
ナツト及び0点のブリッジの影響は全く同じものである
と仮定すると、弦の部分はデイレイ部101に、A点の
ナツト及び0点のブリッジの部分をあわせたものがフィ
ードバック部102、駆動波形を入力するB点の部分が
入力制御部103に相当する。もしB点がAC間の中点
でないとすると、AB間の弦に相当するデイレイと80
間の弦に相当するデイレイと、2つのデイレイに分割し
て回路を構成する必要がある。
以上のように構成された楽音合成装置について以下その
動作について第10〜13図を用いて説明する。
まず第10図において、発音動作させるために外部から
駆動波形データが入力制御部103に入力される。入力
制御部103においてはフィードバック部102から出
力されたフィードバック波形データと前記駆動波形デー
タとの加算が行なわれ、その加算結果である入力波形デ
ータがデイレイ部101に入力される。デイレイ部10
1においてはサンプリング周期T8毎に、シフトレジス
タ111及び遅延器112に一時記憶された波形データ
のシフト動作が行なわれる。また、この前記シフト動作
に伴って、入力波形データが入力制御部103から入力
され、出力波形データがフィードバック部102及び外
部へ出力される。フィードバック部102においては第
13図に示す1次のローパスフィルタの影響により高調
波成分がカットされ、時間とともに次第に波形データの
振幅が減衰していく。これにより、デイレイ部101、
フィードバック部102、入力制御部103によって構
成されるループ系内を波形データが伝搬することにより
得られる出力波形データは、第15図に示す弦のモデル
から出力される出力波形と音色が非常に近いものになる
次に、出力波形データの音程制御について説明する。出
力波形データの音程fは第4式により与えられる。
1/f= (1+l  ・T8       ・・・(
4)ここで、1はデイレイ部101の語長であり、第1
2図の変換テーブル121から読みだされる。
士はフィードバック部102内の1次のローパスフィル
タ(第13図)の位相遅延(デイレイ)DIであり、D
Iは第5〜8式から算出される。
尚、HI(z)は第13図の1次のローパスフィルタの
システム関数とする。
HI(z )=+ ・(1+ z−’)=exp(−+
 j ωTs)・cos(−) (IJTs) ・・・
(5)D+= (−7H(z ) ) / (IJT 
8=+               ・・・(8)以
上の動作説明から、第10図に示す楽音合成装置により
第15図に示す弦の発音動作が実現できることがわかる
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような構成では、ギタータイプのアコ
ースティック楽器において弦と指板とがあたることによ
って生じる接触音を、演奏に応じて発音させることがで
きないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、例えばギター等の弦楽器の
ように、弦の振幅がある程度以上になった時に弦と指板
との接触音を発生するきいった発音メカニズムに対応し
た楽音合成が実現できる実現楽音合成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の楽音合成装置は、弦
の振動に対応した波形データを発生する第1の波形発生
手段と、前記第1の波形発生手段から出力される波形デ
ータの振幅値に応じて弦と指板との接触音を発生する第
2の波形発生手段と、前記第1の波形発生手段から出力
される波形データと前記第2の波形発生手段から出力さ
れる波形データとの加算を行う加算手段とを備えたもの
である。
作用 この構成により、第1の波形発生手段から弦の振動相当
の波形データを出力し、波形データの振幅値が予め設定
された閾値(弦が指板にあたるために必要な弦の振幅レ
ベル)以上になった時に、第2の波形発生手段を駆動さ
せ、弦と指板との接触音を出力し、更に、第1の波形発
生手段から出力された波形データと第2の波形発生手段
から出力された波形データとの加算を行うことによって
、ギタータイプの楽器の発音メカニズムに対応した楽音
合成を実現することができる。
実施例 以下本発明の第1の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明の楽音合成装置のブロック図を示すもの
である。
第1図において、11は波形発生手段105から出力さ
れた波形データに基づきパルス信号を発生するパルス発
生手段、12はパルス発生手段11から出力されたパル
ス信号を発音指示信号として波形の読み出しを開始し、
読みだされた波形データを乗算器14に出力する波形読
出し手段、13は波形発生手段105から出力された波
形データの正のピーク値を検出して、その検出結果をレ
ベルデータとして乗算器14に出力するピーク値検出手
段、14は波形読出手段12から出力された波形データ
とピーク値検出手段13から出力されたレベルデータと
の乗算を行う乗算器、15は波形発生手段106から出
力された波形データと乗算器14から出力された波形デ
ータとの加算を行い、所望の出力波形データを得る加算
器である。
その他のブロックは従来例と同様である。
第3図はパルス発生手段11の回路図である。
第3図において、31は波形発生手段105から出力さ
れた波形データと予め設定された閾値とのレベル比較を
行う比較器、32は比較器31から出力された比較信号
をシステムクロックSCKの立ち上がりで取り込むDフ
リップフロップ(OFF)、33はDフリップフロップ
(DFF)32の出力を反転器34から出力される信号
即ちシステムクロックSCKの立ち下がりで取り込むD
フリップフロップ、34はシステムクロッ、りSCKの
反転を行う反転器、35はDフリップフロップ33の出
力の反転を行う反転器、36は比較器31の出力と反転
器35の出力とのANDをとるANDゲートである。
第4図はパルス発生手段11の動作を表わしたタイミン
グチャートである。
第5図は波形読出し手段12の回路図である。
第5図において、51は弦と指板が接触するときに発生
する音の波形データを記憶した波形メモリ、52はパル
ス発生手段11から出力されたパルス信号の発生タイミ
ングで、波形メモリ51のアドレス値のカウントアツプ
を開始し、アドレス値が波形メモリ51の語長数に達し
た時にカウント動作を終了するカウンタである。
第6図はピーク値検出手段13の回路図である。
第8図において、61は波形発生手段105から出力さ
れた波形データとDフリップフロップ67から出力され
た波形データとのレベル比較を行う比較器、62は波形
発生手段105から出力された波形データと遅延器64
から出力された波形データとのレベル比較を行う比較器
、63は波形発生手段105から出力された波形データ
と予め設定された閾値とのレベル比較を行う比較器、6
4は波形発生手段105から出力された波形データを1
サンプリング周期Ts(システムクロックの1周期に相
当)分遅延させる遅延器、65は比較器81から出力さ
れた比較信号の反転動作を行う反転器、8Bは比較器6
2の比較信号と反転器65の出力とのANDをとるAN
Dゲート、67はANDゲート68から出力された信号
をクロックとして、遅延器84から出力された波形デー
タを取り込むDフリップフロップ(DFF)、88は比
較器83から出力された比較信号をクロックとして、D
フリップフロップ67から出力された波形データを取り
込むDフリップフロップ(D F F)である。
第7図はピーク値検出部13の動作を表わしたタイミン
グチャート図である。
以上のように構成された楽音合成装置について、以下そ
の動作について第1.第3〜第7図を用いて説明する。
まず第1図において、発音動作させるために波形発生手
段105に対して外部から駆動データが入力される。こ
の駆動データは従来の楽音合成装置(第10図)におけ
る、駆動波形データ及び音高データに相当する。その後
、波形発生手段105は従来例に示した通りの内部演算
を実行し、波形データをパルス発生手段11及びピーク
値検出手段13に対して出力する。
第3.第4図に示すように、パルス発生手段11におい
ては、波形発生手段105から出力された波形データと
予め設定された閾値との比較を行い、波形データが閾値
よりも大きい区間、比較信号として“LOW”信号を出
力する。この信号をシステムクロックSGKによりDフ
リップフロップ32及び33で取り込むことにより、A
NDゲート36からは第4図に示すようなパルス信号を
出力することになる。このパルス信号は波形続出手段1
2に出力され、第5図に示すカウンタ52のリセット入
力に入力される。この時、カウンタ52のカウント値は
リセットされ、この時点から新たにカウント動作を開始
する。カウント動作はシステムクロックSCK毎に行わ
れ、カウント値は波形メモリ51のアドレスとして出力
される。波形メモリ51は内部に格納している波形デー
タの読み出しを開始し、読みだされた波形データを乗算
器14に出力する。この波形メモリ51から出力された
波形データが即ち弦と指板とが接触する時に発生する音
に相当する。
次に、波形発生手段105から出力された波形データは
ピーク値検出手段13にも送出され、波形データの正の
ピーク値が検出される。その動作を第8.第7図を用い
て説明する。まず第6図において、波形発生手段105
から出力された波形データが比較器62に入力される。
この時、遅延器64からは1サンプリング周期前の波形
データが比較器θ2に入力され、比較動作が行われる。
このことから、第7図に示すように比較器62は波形発
生部から出力される波形データが減少する区間で比較信
号が“HIGH”になることがわかる。また、Dフリッ
プフロップe7で取り込まれる波形データは、CK大入
力比較器82の比較信号が直接入力されているとすると
(CK大入力立ち上がりでデータを取り込むものとする
)、波形データが減少し始める点(第7図ではD+1 
Da等)の値となる。しかるに比較器62の比較信号は
ANDゲート88と反転器85においてリセット処理が
行われるので、結果的に波形データのピーク値D1のみ
Dフリップフロップ67に取り込まれることになる。即
ち、遅延器64からDaが゛出力された時はANDゲー
トにてリセット処理が行われ、Dフリップフロップ67
にはD2は取り込まれないととにになる。
そこで比較器81の比較信号の発生時期(“HIGH”
になる区間)について説明すると、比較器61は波形発
生手段105から出力された波形データとDフリップフ
ロップ87から出力された波形データとのレベル比較を
行う。従って、比較器θ1はDフリップフロップに取れ
込まれた波形データ(D+、DI等の極大値)の中での
最大値(第7図ではり、)を見いだすための回路である
。最後に、比較器63は波形発生部105から出力され
た波形データと閾値とのレベル比較を行うことにより、
波形データが閾値を減少方向にクロスする点でピーク値
をDフリップフロップに取り込み、そのピーク値をレベ
ルデータとして乗算器14に出力する役割をもつ。レベ
ルデータは乗算器14において、波形続出手段12から
出力された波形データとの乗算が行われ、乗算結果が加
算器15に出力される。
ここで、波形発生手段105から出力される波形データ
と乗算器14から出力される波形データとの加算は、本
実施例においては加算器を用いて実現しているが、その
他の手段として例えば、波形発生手段105から出力さ
れる波形データと乗算器14から出力される波形データ
とを時分割で出力する方法も考えられ藁。
以上のように本実施例によれば、波形発生手段105か
ら出力された波形データを弦の振動とみなした場合、波
形データが予め設定された閾値(弦が指板に接触しだす
弦の振幅値)よりも大きくなった時にパルス発生手段か
ら発生されるパルス信号によって、弦と指板が接触する
時に発生する音に対応した波形データを波形読出手段1
2から出力することにより、弦の振幅がある程度以上に
なった時に弦と指板との接触音を発生するといったギタ
ータイプの楽器の発音メカニズムに対応した楽音合成を
実現することができる。また、ピーク値検出手段13を
備えることにより、弦の振動即ち波形発生手段105が
出力する波形データの振幅値に応じて、波形続出手段1
2から出力される波形データのレベルを制御することが
できる。
次に本発明の第2の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第2図は本発明の第2の実施例における楽音合成装置の
ブロック図を示すものである。
第2図において、21は波形発生手段105から出力さ
れた波形データと予め設定された閾値との比較を行い、
波形データが閾値よりも大きくなっている時間を計測す
る時間計測手段である。パルス発生手段11.波形読出
手段139乗算器14および加算器15は第1の実施例
と同様である。
またその他のブロックは従来例の楽音合成装置と同様で
ある。
第8図は時間計測部21の回路図である。
第8図において、81は波形発生手段105から出力さ
れた波形データと予め設定された閾値との比較を行い、
比較結果である比較信号を出力する比較器、82は比較
器81から出力された比較信号の反転動作を行う反転器
、83は反転器82から出力された信号によりカウント
値をリセットするとともに、システムクロックSCK毎
にカウント値をカウントアツプするカウンタ、84はカ
ウンタ83から出力されたカウント値を反転器82から
出力された信号の立ち上がりタイミングで取り込むDフ
リップフロップ(OFF)である。
第8図は時間計測手段21の動作を表わしたタイミング
チャートである。
以上のように構成された楽音合成装置について、以下そ
の動作について第2.第8.第9図を用いて説明する。
尚、基本的な動作は第1の実施例と同様であるので、相
違点のみについて説明する。相違点は、以下の通りであ
る。第1の実施例では、弦と指板との接触音のレベルを
決定する手段として、弦の振動に相当する波形発生手段
105から出力された波形データの正のピーク値を求め
るピーク値検出手段を用いていた。それに対し第2の実
施例では、弦と指板との接触音のレベルを決定する手段
として、波形発生手段105から出力された波形データ
が予め設定された閾値よりも大きくなる時間を計測する
時間計測手段21を用いることを特徴とする。尚、第1
の実施例のピーク値検出手段13に対して、第2の実施
例の時間計測手段21の方がハードウェアの規模が小さ
くなる。
以下、第8.第8図を用いて時間計測手段21の動作説
明を行う。第8図において、比較v!A81は波形発生
手段105から出力された波形データと予め設定された
閾値とのレベル比較を行う。波形データが閾値よりも大
きくなった期間比較器81は“HIGH”信号を出力し
、反転器82により“LOW”信号に反転する。この時
カウンタ83はリセットされる。その後、システムクロ
ックSCKの発生タイミングでカウンタ83はカウント
値のカウントアツプを実行し、カウント値をDフリップ
フロップ84に出力する。Dフリップフロップ84は反
転器82から出力される信号の立ち上がりでカウンタ8
3のカウント値を取り込み、レベルデータとして乗算器
14に出力する。
以上のように本実施例によれば、波形発生手段105か
ら出力された波形データを弦の振動とみなした場合、波
形データが予め設定された閾値(弦が指板に接触しだす
弦の振幅値)よりも大きくなった時にパルス発生手段か
ら発生されるパルス信号によって、弦と指板が接触する
時に発生する音に対応した波形データを波形続出手段1
2から出力することにより、弦の振幅がある程度以上に
なった時に弦と指板との接触音を発生するといったギタ
ータイプの楽器の発音メカニズムに対応した楽音合成を
実現することができる。また、時間計測部手段21を備
えることにより、弦の振動即ち波形発生手段105が出
力する波形データの振幅値に応じて、波形続出手段12
から出力される波形データのレベルを制御することがセ
きる。
尚、第1.第2の実施例よりもハードウェアの規模が小
さく、かつ、はぼ同等の効果が得られる構成を以下に説
明する。その基本的な考え方は、弦と指板の接触音は瞬
時の衝撃音であるという理由から、簡単のため接触音を
パルス波形にみなすといった近似に基づくものである。
構成としては第1.第2の実施例の全体構成から波形読
出手段12、乗算v!A14.  ピーク値検出手段1
3及び時間計測手段21を除き、パルス発生手段11の
出力を加算器15に直接接続したものである。即ち、パ
ルス発生手段11から出力されるパルス信号を弦と指板
の接触音とみなし、加算器15に直接入力することによ
り第1、第2の実施例と同様に、弦の振幅に応じて弦と
指板との接触音(パルス波形)を発生させることができ
る。
発明の効果 以上のように、弦の振動に相当する波形データを出力す
る波形発生手段と、この波形発生手段から出力される波
形データの振幅があるレベル以上になうた時にパルス信
号を出力するパルス発生手段と、このパルス発生手段か
ら出力されたパルス信号を発音指示信号として、弦と指
板の接触音に相当する波形データの読み出しを開始する
波形続出手段と、波形発生手段から出力された波形デー
タと波形読出手段から出力された波形データとの加算を
行う加算手段を設けるこ七により、ギタータイプの楽器
の発音メカニズムに対応し?:楽音合成を実現すること
ができ、その効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1.第2図は本発明の第1.第2の実施例における楽
音合成装置のブロック図、第3図は同実施例におけるパ
ルス発生手段の回路図、第4図は同実施例におけるパル
ス発生手段の動作を表わしたタイミングチャート、第5
図は同実施例における波形続出手段の回路図、第6図は
同実施例におけるピーク値検出手段の回路図、第7図は
同実施例におけるピーク値検出手段の動作を表わしたタ
イミングチャート、第8図は時間計測手段の回路図、第
9図は時間計測手段の動作を表わしたタイミングチャー
ト、第10図は従来の楽音合成装置のブロック図、第1
1図は同従来例めデイレイ部の回路図、第12図は同従
来例の語長制御部の回路図、第13図は同従来例のフィ
ードバック部の回路図、第14図は同従来例の入力制御
部の回路図、第15図は弦の発音メカニズムを説明した
図である。 11・・・パルス発生手段、  12・・・波形読出手
段、13・・・ピーク値検出手段、  14・・・乗算
器、15・・・加算器、  21・・・時間計測手段、
  1o5・・・波形発生手段。 代理人の氏名 弁理士 粟野 重孝 はか工名第 図 CK −一−A用ト一一 ノ九ス信号 纂 図 第 図 l 墓 因 t 乃 礪】 3図 4rM (^ン (B〕 7r−)’7()7鮪ヂプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外部から入力された駆動データに基づき波形デー
    タを出力する波形発生手段と、 前記波形発生手段から出力された波形データに基づきパ
    ルス信号を発生するパルス発生手段と、前記波形発生手
    段から出力された波形データと前記パルス発生手段から
    出力されたパルス信号との加算を行う加算手段とを備え
    てなる楽音合成装置。
  2. (2)外部から入力された駆動データに基づき波形デー
    タを出力する第1の波形発生手段と、前記波形発生手段
    から出力された波形データに基づきパルス信号を発生す
    るパルス発生手段と、前記パルス発生手段から出力され
    たパルス信号の発生タイミングで波形データの発生を開
    始し、その波形データを出力する第2の波形発生手段と
    、前記第1の波形発生手段から出力された波形データと
    前記第2の波形発生手段から出力された波形データとの
    加算を行う加算手段とを備えてなる楽音合成装置。
  3. (3)外部から入力された駆動データに基づき波形デー
    タを出力する波形発生手段と、 前記波形発生手段から出力された波形データに基づきパ
    ルス信号を発生するパルス発生手段と、前記波形発生手
    段から出力された波形データのレベルを検出するレベル
    検出手段と、 前記パルス発生手段から出力されたパルス信号と前記検
    出手段から出力されたレベルデータとの乗算を行う乗算
    手段と、 前記波形発生手段から出力された波形データと前記乗算
    手段における乗算結果との加算を行う加算手段とを備え
    てなる楽音合成装置。
  4. (4)外部から入力された駆動データに基づき波形デー
    タを出力する第1の波形発生手段と、前記第1の波形発
    生手段から出力された波形データに基づきパルス信号を
    発生するパルス発生手段と、 前記第1の波形発生手段から出力された波形データのレ
    ベルを検出するレベル検出手段と、前記パルス発生手段
    から出力されたパルス信号の発生タイミングで波形デー
    タの発生を開始し、その波形データを出力する第2の波
    形発生手段と、前記第2の波形発生手段から出力された
    波形データと前記レベル検出手段から出力されたレベル
    データとの乗算を行う乗算手段と、 前記第1の波形発生手段から出力された波形データと前
    記乗算手段における乗算結果との加算を行う加算手段と
    を備えてなる楽音合成装置。
  5. (5)第2の波形発生手段は、パルス発生手段から出力
    されたパルス信号の発生タイミングで波形データを記憶
    したメモリから前記波形データの読み出しを開始し、そ
    の読みだされた波形データを加算手段に出力することを
    特徴とする請求項2または4に記載の楽音合成装置。
  6. (6)レベル検出手段は波形発生手段から出力された波
    形データの絶対値が予め設定された閾値よりも大きい場
    合、前記波形データのピーク値を検出し、その検出結果
    をレベルデータとして乗算手段に出力することを特徴と
    する請求項3または4に記載の楽音合成装置。
  7. (7)レベル検出手段は、波形発生手段からの出力され
    た波形データの絶対値が予め設定された閾値よりも大き
    くなった時間を計測し、その計測結果をレベルとして乗
    算手段に出力することを特徴とする請求項3または4に
    記載の楽音合成装置。
JP1090135A 1989-04-10 1989-04-10 楽音合成装置 Pending JPH02267595A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021005062A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 カシオ計算機株式会社 電子楽器、方法およびプログラム

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JP2021005062A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 カシオ計算機株式会社 電子楽器、方法およびプログラム

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