JPH02267253A - 鋳造用パーマネント金型 - Google Patents

鋳造用パーマネント金型

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JPH02267253A
JPH02267253A JP1085749A JP8574989A JPH02267253A JP H02267253 A JPH02267253 A JP H02267253A JP 1085749 A JP1085749 A JP 1085749A JP 8574989 A JP8574989 A JP 8574989A JP H02267253 A JPH02267253 A JP H02267253A
Authority
JP
Japan
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coating
mold
alloy
casting
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP1085749A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sugitani
杉谷 順弘
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Sugitani Kinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Sugitani Kinzoku Kogyo KK
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Publication date
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野1 本発明は、金型の内面に合金およびセラミックを溶射す
ることによって金型の耐摩耗性および耐久性を改善した
鋳造用金型、特に熱伝導性のよい銅合金製金型に関する
[従来技術および発明が解決しようとする課題)特公昭
61−5819号公報から、鋳型内面にNiメッキ層を
形成しそしてその上にCo: 45〜65重量%、Mo
: 20〜40重量2および残部Crから成るC0−M
o−Cr合金層を溶射した連続鋳造鋳型が公知である。
この連続鋳造用鋳型を通例の不連続鋳造、例えば低圧鋳
造、重力鋳造等の為の鋳型として用いた場合には、鋳造
時にガスを排除することが充分にはできない為に、“ふ
かれ”(凹凸)が生じ成形体の表面状態がわるいという
欠点がある。
更にこの従来技術の金型の欠点として、セラミック粉末
を含む水ガラス等でできた軟塗型剤でたびたび塗型をす
る必要があることが挙げられる。その為に、その作業上
の時間的および経済的費用が甚大であり、この点にも問
題がある。
本発明者は、これらの欠点を解決する為に、特願平1−
46621号にて、銅合金製鋳型の内面にNiメッキ層
が形成され、次いで中間層としてCo/?lo/Cr−
合金被覆がそして外側層としてA2z03/Zr01−
多孔質セラミック被覆が設けられ、中間層の合金の組成
が45〜60重IχのCo、 20〜40重量%のMo
および残量のCrでありそしてセラミック層の組成が4
0〜60重Nχ、殊に55〜60重量%のA f to
zと60〜40重量%、殊に45〜40重量%のZrO
!であることを特徴とする、不連続鋳造用銅合金製パー
マネント金型を提案した。
本発明者は更に鋭意研究した結果、上述の従来技術の欠
点を有さす且つ、上記特願平1−46621号に記載の
場合よりも更に合金被覆層およびセラミック層との金型
本体との密着性が良いパーマネント金型を開発すること
に成功した。
[発明の構成1 本発明は、NiメッキされたまたはNiメッキされてい
ない鋳型の内壁にNiをベースとする合金被覆が形成さ
れそしてそして更にその上にジルコニヤをベースとする
セラミック被覆が設けられ、上記合金被覆層の組成が4
0〜60重量%のNi、20〜40重量%のCo、 1
5〜25重量%のCrおよび0゜1〜1重量%のYであ
りそして上記セラミック層の組成が約8χのイツトリア
(yzci)と残量のジルコニヤ(Zr(h)であるこ
とを特徴とする、パーマネント金型に関する。
本発明で使用する金型は、鋼鉄製でも調合金製でもよく
、特に適度の強度を有し且つ4以上の熱伝導率を有する
良熱伝導性銅合金を用いるのが有利である。銅合金は、
例えば、゛金属データブック”、日本金属学会績、丸善
株式会社発行、昭和49年7月20日に記載されている
如き、銅に種々の非鉄金属を希少量混入することによっ
て強度を増し且つ適当な熱伝導率を保持したものである
。例えば、0.05〜1χの僅かな量のSn、Zr、 
ZnSSi、 Be5CrおよびTiの群の内の少なく
とも一種類を含有する銅合金がこれに当たる。
本発明では、0.15重量%のZr、 0.85重量%
のCr。
0.2重量%のTiまたは0.15重量%のZrと0.
85重量%のCrとを含有する銅合金が特に有利である
銅合金金型の場合には、銅合金は一般に軟化点が低いの
で、Niメッキを前もって施し、Niベースの合金を溶
射する際に掛かる熱により銅合金の軟化を防止する必要
がある。鋼鉄製の金型の場合には、鋼鉄自体の軟化点が
高い為に、このNiメッキ層を設ける必要がない。
更に銅合金金型の場合にはこのNiメッキ層が、次に被
覆形成されるNiベース被覆層の溶射による密着をより
強固にするのに役立つ。このNiメッキ層は、Niベー
ス合金の溶射の際にその合金が銅合金にまで達しない程
の厚さが必要である。
一般には、50〜300μmの厚さであるのが好ましい
Niベース合金は40〜60重量%のNi、20〜40
重量%のCo、15〜25重量%のCrおよび0.1〜
1重量%のYで組成されており、これらの成分をか−る
割合で混合溶融しそして微細粉砕することによって得る
ことによって粉末状で溶射する。
このNiベース合金層は、鋼鉄製金型および銅合金金型
の場合のNiメッキ層並びに後続のセラミック層との密
着性を持ちそして金型内面に強度を与え、結果的に鋳型
の耐久性および耐摩耗性を高める働きをする。この層は
一般に50〜600μmの厚さであるのが好ましい。
セラミック層は、約8重量%のイツトリアと残量のジル
コニヤで組成されており、多孔質であることに起因して
鋳造時にガスを排除する働きをする他に、鋳型の耐熱性
および耐久性を著しく向上させる働きもする。この層の
厚さは一般に50〜500μmであるのが好ましい。
本発明に従う鋳造用銅合金製金型の有利な製造例を以下
に説明する。最初に下記表に記載の銅合金(表中の各合
金の残量成分は全て銅である)より成る銅合金製金型の
内面にNiメッキ層を50〜300 μm 、殊に10
0〜200 umの厚さで通例の方法で形成し、必要に
応じて型内部水冷装置により水で冷却しなからNiメッ
キ層の上に上述の合金組成のNi/Co/Cr/Y合金
を約10,000〜約5,000°Cでプラズマ溶射ま
たは約2,700°Cでジェットコートによって50〜
600 μm、殊に200〜300μmの厚さで被覆す
る。次いで上述の組成のセラミック被覆層を同様な条件
の溶射法によって50〜500 pm 、殊に200〜
300 amの厚さに溶射する。セラミック層には沢山
の連続孔が生じ、これがセラミック層を多孔質にしてい
る。この多孔質の孔は成形体の表面に凹凸を生じさせる
程の大きさではなく、顕微鏡にて見ることができる程の
ものである。
本発明の合金製金型は、連続孔より成る多孔質セラミッ
ク層を有しており、この連続孔が鋳造の際に発生するガ
スを収容し且つ外部に導き出す働きをするので、成形体
の表面にガスによる害を及ぼすことがない。即ち、ふか
れ(凹凸)の発生がない。
セラミック層を有する本発明の鋳型は、高い耐久性およ
び耐摩耗性を有しており、軟塗型剤を鋳型内面に塗布す
る必要なしに、従来の型に比較して非常に多いシジット
数、例えば30,000ショット以上の鋳造にも耐え得
る。
本発明の鋳型は、種々の金属−および合成樹脂成形品を
製造するのに適するが、一般に鋳造の困難なアルミニウ
ム合金−およびマグネシウム合金鋳造製品を製造するの
に適する金型である。
本発明を実施例および比較例によって以下に更に詳細に
説明する。
皇施五」 0.15重量%のジルコニウムを含有し、熱伝導率7の
銅合金で製造した金型の内面に、電気メッキ法によって
200μ−の厚さのNiメッキ層を設ける。次いでプラ
ズマ溶射法によって44.55重量%のNi、 35重
量%のCo、 20重量%のCrおよび0.45重量%
のYより成る溶融粉砕粉末合金を8000°Cで溶射し
て150μmの被覆膜を形成する。
このようにして形成されたNi/Co/Cr/Y合金被
覆層の上に、同様な溶射法によって92重量%のジルコ
ニヤと8重量%のイツトリアとより成るセラミック粉末
を250μmの厚さで被覆する。
その際の溶射温度は8000°Cである。セラミック層
には非常に小さい沢山の孔が存在し、多孔質と成ってい
る。
この様にして製造された銅合金製パーマネント金型を、
350〜400°Cに冷却しながら自動車エンジンのマ
グネシウム合金ケーシングの鋳造に用いたところ、30
,000ショット行っても、未だ表面に変化がなく、成
形体の表面状態も良好であった。
尖膳皿」 0.2重量%Tiを含有し且つ熱伝導率が6の銅合金よ
り成る金型を使用し、溶射される合金層が50重量%の
Ni、31重量%のCo、18.55重量%のCrおよ
び0.45重量%のYより成ることを除いて、実施例1
と同様にパーマネット金型を製造した。この金型で自動
車エンジン用のアルミニウム合金ケーシングを鋳造する
鋳造実験を実施例1と同様に行ったところ、30+ 0
00 ’y gット行っても、未だ表面に変化がなく、
成形体の表面状態も良好であった。
1旌■」 0.15重量%のZrと0.85重量%のCrとを含有
する熱伝導率5の銅合金より成る金型を使用しそして溶
射される合金層が57.55重量%のNi、25重量%
のCo、 17重量%のCrおよび0.45重量%のY
より成ることを除いて、実施例1と同様にパーマネット
金型を製造しそして同様の鋳造実験を行った。
実施例1におけるのと同等の結果が得られた。
n氾 鋼鉄製金型を使用し、これに直接的にプラズマ溶射法に
よって44.55重量%のNi、35重量%のCo、 
20重量%のCrおよび0.45重量%のYより成る溶
融粉砕粉末合金を8000°Cで溶射して150μmの
被覆膜を形成する。
このようにして形成されたNi/Co/Cr/Y合金被
覆層の上に、同様な溶射法によって92重iizのジル
コニヤと8重量%のイツトリアとより成るセラミック粉
末を250uII+の厚さで被覆する。
この様にして製造された鋼鉄製パーマネント金型を、エ
ンジンのシリンダーヘッドの鋳造に用いたところ、io
o、oooショット行っても、未だ表面に変化がなく、
成形体の表面状態も良好であった。
止較拠 セラミック層を設けない点を除いて、実施例1と同様に
して金型を製造し、実施例1と同様に試験した。
この金型の場合には、200シヨツト毎に市販の塗型剤
(セラミックを水ガラスに練込んだもの)にて塗型をし
ながら8,000シヨツトを行ったところ、金型表面に
歪みや亀裂が生じ、使用できない状態となった。また3
、000シヨツト頃から成形体の表面状態が悪くなった
[発明の効果j 本発明の金型は、鋼鉄製金型の場合に優れた耐摩耗性お
よび耐久性が達成されることは言うまでもないが、銅合
金製金型の場合にも従来の銅合金製金型と比べて、銅合
金の良好な熱伝導性およびそれ故の容易な温度制御性を
有しながら、塗型を行う煩雑さが省略でき、極端に長い
寿命を示すと言う優れた効果を示し、産業への貢献は顕
著なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. NiメッキされたまたはNiメッキされていない鋳型の
    内壁にNiをベースとする合金被覆が形成されておりそ
    して更にその上にジルコニヤをベースとするセラミック
    被覆が設けられており、上記合金被覆層の組成が40〜
    60重量%のNi、20〜40重量%のCo、15〜2
    5重量%のCrおよび0.1〜1重量%のYでありそし
    て上記セラミック層の組成が約8%のイットリア(Y_
    2O_3)と残量のジルコニヤ(ZrO_2)であるこ
    とを特徴とする、鋳造用パーマネント金型。
JP1085749A 1989-04-06 1989-04-06 鋳造用パーマネント金型 Pending JPH02267253A (ja)

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JP1085749A JPH02267253A (ja) 1989-04-06 1989-04-06 鋳造用パーマネント金型

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JP (1) JPH02267253A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02270953A (ja) * 1989-04-10 1990-11-06 Sugitani Kinzoku Kogyo Kk アルミニウム合金―またはマグネシウム合金製鋳造製品用パーマネント金型
JPH05132752A (ja) * 1991-06-13 1993-05-28 T-P Kogyo Kk 鋳造用金型へのセラミツク溶射方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02270953A (ja) * 1989-04-10 1990-11-06 Sugitani Kinzoku Kogyo Kk アルミニウム合金―またはマグネシウム合金製鋳造製品用パーマネント金型
JPH05132752A (ja) * 1991-06-13 1993-05-28 T-P Kogyo Kk 鋳造用金型へのセラミツク溶射方法

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