JPH02267180A - 土壌改良材 - Google Patents

土壌改良材

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JPH02267180A
JPH02267180A JP1087741A JP8774189A JPH02267180A JP H02267180 A JPH02267180 A JP H02267180A JP 1087741 A JP1087741 A JP 1087741A JP 8774189 A JP8774189 A JP 8774189A JP H02267180 A JPH02267180 A JP H02267180A
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phosphoric acid
soil
soil improvement
water
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Susumu Kunibe
國部 進
Koichiro Hiura
樋浦 康一郎
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05DINORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
    • C05D3/00Calcareous fertilisers
    • C05D3/02Calcareous fertilisers from limestone, calcium carbonate, calcium hydrate, slaked lime, calcium oxide, waste calcium products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05FORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
    • C05F3/00Fertilisers from human or animal excrements, e.g. manure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Inorganic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家畜糞尿、上下水余剰汚泥その他の腐敗性廃
棄物(焼酎カス、オカラカス、動物血液等を含む)に酸
化カルシウムを主成分とする添加剤を反応させて得られ
る、土壌改良材に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来の土壌改良材としては、大別すると、硫酸カリウム
、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硫安、尿素
などの化学薬品から成るものと、堆肥化反応を利用した
腐敗性の土壌改良材と、微生物や菌体などを利用した土
壌改良材とかある。
化学薬品を用いたものは、速効性に優れているものの、
有効微生物の成育環境が破壊され、地力か低下する欠点
がある。また、消石灰を土壌に散布して酸性土壌を中和
させ、酸醗酵を防止して病害虫の発生を防1トさせるこ
とも良く行われているが、カルシウム塩の濃度障害を生
しる。
堆肥化反応を利用したものの場合には、反応に時間がか
かりすぎ、また、微生物によって窒素が吸収されてしま
い、窒素飢餓の現象を呈することが多い。
更に、微生物を利用した土壌改良材の場合には、環境の
変化に適応しにくく、特に薬品に対する抵抗性が少ない
点で問題を有する。
本発明はこのような従来の各種土壌改良材の問題点に鑑
み、堆肥化に比べて製造に時間があまりかからず、また
有効微生物の行動を活発化させる環境を作り出し、肥効
性成分を容易かつ確実に吸収させることができ、かつ肥
効性を持続させて地力を高めることのできる、土壌改良
材を提供し、もって上記従来の土壌改良材の抱える問題
点を解消することを目的とするものである。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明の土壌改良材は、上記した目的を達成=l−るた
めに、固液混合の腐敗性廃棄物と酸化カルシウムとの反
応生成物より成る土壌改良材であって、 上記腐敗性廃棄物中に含まれる全リン酸の大部分が有効
態のリン酸カルシウムとして安定され、また水溶性リン
酸が元の量の3%以下ニ赦少し、且つ、有機態リン酸、
リン脂質、クリセライト、リクニンなとの難分解性成分
が分解されて生成された、リン酸カルシウム、脂肪酸カ
ルシウム、あるいはカルシウムの分散された有機体を含
有している点に特徴を有する。
木発明の原材料としてJ′IIl/)られる腐敗性の廃
棄物としては、豚し尿(糞を含む)、鶏糞その他の家畜
糞尿、動物血液、上下水余剰汚泥、焼酎カスあるいはオ
カラカス等の食品製造工場から排出される腐敗性残漬な
どがある。これらは、例えば豚し尿の場合には通常86
.5%〜945%、乾燥鶏糞の場合には通常15〜30
%、上下水余剰汚泥の場合には通常75〜97%、食品
I場の腐敗性残渣の場合には通常75〜95%の水分を
それぞれ含んでおり、木発明の原材料として用いるにあ
たっては水分が75〜97%の状態に調整されることが
望ましい。
本発明に係る土壌改良材は、こうした原材料に添加剤を
添加し、混合攪拌して得られる。具体的には、上記した
腐敗性の産業廃棄物100重量部に対して所定の添加剤
を5〜50重量部加え、両者を反応させて製造される。
添加剤は次の条件を具備する高活性な生石灰を主成分と
する。
■酸化カルシウムの含有率が高く(望ましくは95%以
上)、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム及びその他の
物質の含有率が低いこと。
尚、組成成分として酸化マグネシウムが少量(例えば5
%以下)含まれていても良い。
■多孔性を有し、表面積及び比表面積が広大で、細孔組
織が高度に発達していること。
■水に少量を接触させたときに、優れた分散性、例えば
全方向に広く速やかに分散する性質を有すること。
■水に中量を添加したときに、激しくかつ速やかに反応
して水蒸気を発生させること。
■水に一定量を添加したときに充分に反応し、理論値に
近似した温度上Rが認められること。
■水と接触後の消石灰を主成分とするスラリーにおいて
、沈降速度が小で、沈降現象が認められないこと。
この高活性な生石灰を主成分とする添加剤による反応時
間は、長ずざると、練り現象(ペースト化、微細化)を
呈し、生成される土壌改良剤が団粒構造になりにくく、
また乾燥しにくくなることから、−数的には15分以内
が望ましい。但し、原材料中に、例えばリン脂質、液状
油分、塩基性物質、難分解性の高分子化合物などの反応
しにくい物質が含まれている場合には反応時間は適宜延
長される。
また、添加剤は、−回で上記量を添加せずに、多回に分
割して添加するようにしても良い。
反応生成物として得られた土壌活性剤は、有機性廃棄物
中に含まれていた水溶性リン酸の約97%以北が有効態
のリン酸カルシウムとして固定され、かつ、有機態リン
酸、リン脂質、クリセライトなどの難分解性成分を分解
して生成されるリン酸カルシウム及び脂肪酸カルシウム
並びにカルシウムが分散された有機体が含有されている
有効態のリン酸カルシウムは、腐敗性廃棄物中に存在す
る、主として水溶性リン酸及びリン脂質中に含まれるリ
ン酸と上記添加剤との反応によって生成される。従って
、本土壌改良剤では、原材料たる腐敗性廃棄物中に含ま
れていた水溶性リン酸及び脂質が著しく減少する。グリ
セライドを比較的に多量に含有する腐敗性廃棄物の場合
に、グリセライドは活性力の強い酸化カルシウムに起因
する塩基による加水分解反応によって安定した難溶性の
カルシウム塩が生成される。このため、本土壌改良剤で
は未反応残留物によって惹き起される嫌気性醗酵やガス
あるいは害虫の発生等を生しることがない。
また、本土壌改良剤は、添加剤の酸化カルシウムが急激
に腐敗性廃棄物に対して拡散して得られる結果、体積が
−1」膨張した後、乾燥されることによって多数の空隙
を生じ、気孔率あるいは空隙率の大きな物質として生成
される。
更に上記したように、本土壌改良剤は、有機体リン酸等
の難分解性成分か分解されることによって生成された、
無機質のリン酸カルシウムと、無機質と有機質の性質を
備えた脂肪酸カルシウムと、有機化合物に無機物質が分
散された有機体とを含有し、全体として見ると有機質に
無機質が絡み合った複合体、換言すれば、有機質に無機
質が適度に入りくんだ複合体として構成されている。
このため、本土壌改良剤は適度の緩効性あるいは遅効性
を備えている。
即ち、本発明では、カルシウムイオン(Ca2+)及び
水酸基(OH−)の作用が根幹にあるが、反応生成時の
添加材としての酸化カルシウムが高活性を有するために
、カルシウムか物理的に全方向(立体的全方位)に均一
に分散している。またこうした添加材を用いて生成され
る結果、生成時には、温度が」−昇し、粘性が低下する
と同時に、セルローズ、リクニン、高分子量蛋白質、リ
ン脂質などがアルカリ性の下で励起され、酸化カルシウ
ムと水との反応による局部的高熱によって原料が低分子
化合物に分解されることになる。そして、分解された端
末基に対してカルシウムが結合されて、比較的難溶性の
カルシウム塩が形成される。
方、遊離のカルシウムは、分解された種々な化合物とキ
レート化合物を形成し、その核となって分散される。即
ち、分解が相当進行したカルボキシル基とは比較的難溶
性のカルシウム塩を急速に形成する。遊離のリン酸基と
は急速に安定したリン酸カルシウムを生じる。リン脂体
中のリン酸基は部分的に遊離され、同様にリン酸カルシ
ウムを形成する。
酸素原子を含む吸電子性の基を有する高分子化合物には
、カルシウムイオンが熱的及び機械的拡散により強力に
作用し、これを分解すると同時にカルシウム塩として浸
入する。
また、カルシウムと反応し易い状態になった基とは直ち
に反応する。過剰に存在1−るカルシウムはキレート化
合物として分散する。
更に、形成されたカルシウム化合物が、アミン基やカル
ボキシル基を有する蛋白質を固定化しようとして作用す
る。
以七のような現象によって多種多様の成分から成る原料
に対してカルシウム塩が分散された本発明に係る複合有
機体が形成される。
(実施例) 以下本発明の実施例を示す。
[実施例1] 豚し尿を主原料とする水分88.5重量%のスラリー8
00Kgに対して、高活性を有する生石灰を主成分とす
る添加剤を120 Kg(In’料に対して15重量%
)添加し、特殊反応器内で攪拌しつつ10分間反応させ
た。
上記の反応道程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリーの温度は上昇し、温度上y−度(反応物スラリ
ー温度と原料スラリー温度の差)は32.5℃であった
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス(強制通風施
設材)内で大気と接触させつつ風乾させ、含水率35.
0重量%の反応生成物たる土壌改良材395Kgを得た
原料中のアンモニア性窒素含有量は28,600mg/
Kg  (乾量基準)であったのに対し、本土壌改良材
中の当該成分は150rng/Kg  (乾量基準)で
あった。
また、原料中の水溶性リン酸含有量は27,700mg
/Kg  (乾量基準)てあったのに対し、本土壌改良
材の当該成分は121 mg/にg (乾量基準)であ
った。
従って、本実施例による土壌改良材では、アンモニア性
窒素の除去率(削減率)は99.5%、水溶性リン酸の
除去率(削減率)は99.6%に相当する。
[実施例2] 原料として豚し尿と余剰汚泥との混合成分からなる水分
87.5重量%のスラリー800Kgに対して、特に高
活性を有する生石灰を主成分とする添加剤を100Kg
(原料に対して12.5重量%)添加し、特殊反応器内
で攪拌しつつ10分間反応させた。
上記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリーの温度は上昇し、温度I−昇度(反応物スラリ
ー温度と原料スラリー温度の差)は33.5℃であった
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス(強制通風施
設材)内で大気と接触させつつ風乾させ、含水率38.
0重量%の土壌改良材375Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は4,911mg/Kg 
 (乾量基準)であったのに対し、本土壌改良材中の当
該成分は10mg/にg (乾量基準)以下であった。
また、原料中のアンモニア性窒素含有量は、34.70
0mg/にg (乾量基準)であったのに対して、本土
壌改良材中の当該成分は202mg/Kg  (乾量基
準)であった。
本実施例による土壌改良材は、水溶性リン酸の除去率(
削減率)が99.9%以上、アンモニア性窒素の除去率
削減率)は99.4%に相当する。
[実施例3] 原料として鶏糞、オガ屑及び豚し尿の混合成分から成る
水分85.0重量%のスラリー850Kgに対して、高
活性を有する生石灰を主成分とする添加剤を140Kg
(原料に対して16.5重量%)添加し、特殊反応器内
で攪拌しつつ15分間反応させた。
上記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生ずる反応熱によって、反応物
スラリーの温度は上昇し、温度上昇度(反応物スラリー
温度と原料スラリー温度の差)は46.0℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス(強制通風施
設材)内で、大気と接触させつつ風乾させ、含水率38
.0重量%の土壌改良材505にgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は11,200mg/Kg
  (乾量基準)であったのに対し、本土壌改良材中の
当該成分は59mg/にg (乾量基準)であった。
また、原料中の脂質含有量は39,200mg/にg 
(乾量基準)であったのに対し、木モ壌改良材中の当該
成分は5.220+ng/Kg  (乾量基準)であっ
た。
本実施例による土壌改良材は、水溶性リン酸の除去率(
削減率)が99.5%、脂質の除去率(削減率)が86
,7%に相当する。
[実施例4] 大豆蛋白抽出後の残渣を主原料とする産業廃棄物30K
gに対し、水道水15℃を添加して調整した水分80重
量%のスラリー45にgに対して、特に高活性を有する
生石灰を主成分とする添加剤を9Kg(原料に対して2
0゜0重量%)添加し、特殊反応器内で攪拌しつつ30
分間反応させた。
上記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱による、反応物ス
ラリーの温度−に見境(反応物スラリー温度と原料スラ
リー温度の差)は45℃であった。
得られた反応物スラリーを大気と接触させつつ風乾させ
、含水率25.0重量%の土壌改良材28Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は2,740mg/Kg 
 (乾量基準)であったのに対して、本土壌改良材中の
当該成分は69mg/にg (乾量基準)以下であった
また、原料中の脂質含有量は72,700mg/にg 
(乾量基準)であったのに対して、本土壌改良材中の当
該成分は5,350mg/にg (乾量基準)であった
本実施例による土壌改良材では、水溶性リン酸の除去率
(削減率)は97.5%以上、脂質の除去率(削減率)
は92.6%に相当する。
[実施例5] 魚類、澱粉などを含む食品(練り製品)加工場の残渣を
主原料とする産業廃棄物45Kgに対し、水道水151
を添加して調整した水分75重量%のスラリー60Kg
に対して、高活性を有する生石灰を主成分とする添加剤
を15Kg(原料に対して25.0重量%)添加し、特
殊反応器内て攪拌しつつ30分間反応させた。
上記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生1−る反応熱による、反応物
スラリーの温度上昇度(反応物スラリー温度と原料スラ
リー温度の差)は50℃であった。
得られた反応物スラリーを大気と接触させつつ風乾させ
、含水率25.0重量%の土壌改良材44Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は4,090mg/Kg 
 (乾量基準)てあったのに対して、本土壌改良材中の
当該成分は37mg/Kg  (乾量基準)であった。
また、原料中の全窒素含存置は60,700mg/Kg
  (乾量基準)であったのに対し、本土壌改良材中の
当該成分は11. 500mg/Kg  (乾量基準)
であった。
本実施例による土壌改良材では、水溶性リン酸の除去率
(削減率)は99.1%、全窒素の除去率(削減率)は
81.1%に相当する。全窒素の減少はアンモニア性窒
素の減少以外に蛋白質が強アルカリ性下で加水分解を受
け、ガス状成分として除去されたことも考えられる。
次に、上記した実施例に基づく土壌改良材を用いた場合
の耕作例を示す。
[実施例6コ 前記実施例1に示す土壌改良材を用いてハウス内てボッ
ト試験を行なった一例を示す。
100m2(1アール)当り、土壌改良材を200Kg
添加し、深さ約12cmにねたりてほぼ均一になるよう
に土壌と混合した。なお、市販の化学肥料を基礎肥料と
して添加した。
一方、対照区については、土壌改良材を添加しないで、
同一割合で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った
作物ホウレン草の場合の改良材添加区と対照区を対比し
て次に示す。
1作目 (株密度 5株/1ボット、プラスチック製5号鉢) 改良材添加区    対照区 重量  87.3g      71.9g[実施例7
] 前記実施例2より得られた土壌改良材を、露地100m
2(1アール)当り150Kg添加し、深さ約100c
mにわたってほぼ均一になるように土壌と混合した。尚
、市販の化学肥料を基礎肥料として添加した。
方、対照区については、−1−記数良材を添加しないで
、同一割合で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行っ
た。
作物として長いもを採用し、これを添加トと対照区を対
比して次に示す。
初年度 反応物添加区    対照区 重量/木  834g     502g品質(3L)
11%      0% 本実施例によれば、本土壌改良材を添加した場合の方が
重量、品質共に優れた長いもを得ることができた。
[実施例8] 前記実施例1の土壌改良材を、露地100m2(1アー
ル)当9758g添加し、深さ約12cmにわたってほ
ぼ均一になるように土壌と混合した。
尚、市販の化学肥料を基礎肥料として添加した。
方、対照区については、改良材を添加しないで、同一割
合で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った。
作物としてにんにくを採用し、これを添加区と対照区に
分けて耕作した結果を対比して次に示す。
初年度 添加区       対照区 球型量/株 151.5[130,0g品質 (2L球/10球) lO8 本実施例から明らかなように、添加区の方か重量、品質
共に優れたにんにくを得ることかてきた。
[実施例9コ 前記実施例2に係る土壌改良材を、土壌、ハウス100
1+12(1アール)当り、300Kg添加し、深さ約
120cmにわたってほぼ均一になるように」−壌と混
合し、市販の化学肥料を基礎肥料として添加した。
一方、対照区については、改良材を添加しないで、同一
割合で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った。
作物ゴホウの場合の添加区と対照区を対比して次に示す
(初年度) 添加区       対照区 長さ 100〜120cm  70〜90(1m太さ 
2〜2.501T1    1〜1.5cm色調 淡褐
色を帯びた白色  茶褐色 鮮度保持  30日以上   15日以内(2年度) 添加区      対照区 長さ 100〜130cm 60〜90c[[l太さ 
2〜2. 5cm    0. 8〜1. 5cm根 
枝根(細根)多くて長い 枝根(細根)少くて短い 色調 淡褐色を帯びた白色  茶褐色 鮮度保持  30日以上   15日以内本実施例によ
れば、初年度はいうに及ばず、2年度においても本土壌
改良材を加えた方が収穫に良好な結果を得ていることが
解る。
にボすものである。
[実施例10コ 前記実施例2より得られた土壌改良材を、土壌10(1
1+12(1アール)当り、200Kg添加し、深さ約
25にわたフてほぼ均一になるように土壌と混合し、市
販の化学肥料を基礎肥料として添加し方、対照区につい
ては、十記改良制を添加しないで、同一割合 で市販の
化学肥料を添加し、対比試験を行った。
作物ナスの場合の結果を、反応物添加区と対照区を対比
して次に示す。
(初年度) 反応物添加区    対照区 個数(収穫期当り)320個 120個収穫期間   
  150口 120 l−1(2年度) 反応物添加区    対照区 個数(収穫期当り)350個 130個収穫期間   
  155 「I  125 「1本実施例によれば、
実施例10と同様に2年度口においてもこの土壌改良材
が有効に作用していることが解る。
こうした土壌改良材は、有機性廃棄物に対して前記した
添加料を一度に所定量を添加するのでなく、多回に分け
て添加することによって、より有効なものが得られる。
以下にその実施例を示す。
[実施例11] 豚し尿を主原料とする、水分90.5重量%のスラリー
860Kgに対して、高活性を有する生石灰をL成分と
する添加剤を第1回添加量として30Kg(原料に対し
て3.5重量%)、第2回添加量として30Kg(原料
に対して3.5重量%)、合計60Kg(原料に対して
7.0重量%)添加し、特殊反応器内で攪拌しつつ反応
させた。
第1回添加後より1.5分経過した後に第2回添加を行
い、反応時間は、第1回添加後8分間であった。
上記の反応における温度−1−y7度(反応物スラリー
温度と原料スラリー温度の差)は22.5℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内で大気と接
触させつつ風乾させ、含水率41.5重量%の反応生成
物たる土壌改良材210Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は16,400mg/にg
 (乾量基準)てあったのに対し、本土壌改良材中の当
該成分は4omg/Kg  (乾−:1(基準)てあっ
た。
また、原料中のアンモニア性窒素倉イ]量は48、80
0mg/KH(1′/′1.:1ii−基準)てあフだ
のに対し、本土壌改良材中の当該成分は113mg/K
g  (乾量基準)であった。
本実施例による土壌改良材ては、水溶性リン酸の除去率
(削減率)は99.8%、アンモニア性窒素の除去率(
削減率)は998%に相当する。
「実施例12」 原料として鶏ふん、才力クズ、ならびに豚し尿との混合
成分から成る、水分87.0爪に%のスラリー860k
gに対して、高活性を有する生石灰を主成分とする添加
剤を第1回添加量として20Kg(原料に対して2,3
重量%)、第2回添加量として120Kg(原料に対し
て14.0重量%)、合計140Kg(原料に対して1
6.3重量%)添加し、特殊反応器内で攪拌しつつ反応
させ第1回添加後より2分経過した後に第2回添加を行
い、反応時間は、第1回添加後15分間てあった。
−に記の反応における温度上昇度(反応物スラリ温度と
原料スラリー温度の差)は42℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内て人気と接
触させ−)つ風乾させ、含水率40−5重量%の反応生
成物たる土壌改良材500Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有星は11,200mg/にg
 (乾:、i基準)てあったのに対して、本1.壌改良
材中の当該成分は49mg/にg (乾量基準)であっ
た。
また、原料中の油分含有1j(は23,700mg/K
g  (乾;、)J、Lべ【)であったのに対し、本1
−壌改良材中の当該成分は1 、330 mg/Kg(
乾量基準)てあった。
本実施例によるI環数良材は、水溶性リン酸の除去率(
削減率)は99.6%、油分の除去率(削減率)は94
.4%に相当する。
(発明の効果) 以1゛述へたように、本発明は、固液混合のj品数性廃
棄物と酸化カルシウムとを反応することによって生成さ
れるものであるから、J(F脂化に比へてあまり時間を
かけることなく、製造できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、固液混合の腐敗性廃棄物と酸化カルシウムとの
    反応生成物より成る土壌改良材であって、上記腐敗性廃
    棄物中に含まれる全リン酸の大部分が有効態のリン酸カ
    ルシウムとして安定され、また水溶性リン酸が元の量の
    3%以下に減少し、且つ、有機態リン酸、リン脂質、グ
    リセライド、リグニンなどの難分解性成分が分解されて
    生成された、リン酸カルシウム、脂肪酸カルシウム、あ
    るいはカルシウムの分散された有機体を含有しているこ
    とを特徴とする土壌改良材。
  2. (2)、前記リン酸カルシウムは、主として、前記腐敗
    性廃棄物中に存在するリン酸及び有機態リン酸中に含ま
    れるリン酸によって形成されるものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の土壌改良材。
  3. (3)、前記腐敗性廃棄物中の水溶性リン酸の量の97
    %が有効態のリン酸カルシウムとして安定されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の土壌改良材
JP1087741A 1989-04-06 1989-04-06 土壌改良材 Pending JPH02267180A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06264057A (ja) * 1993-03-16 1994-09-20 Yamadai:Kk 土壌改良剤
JP2012017379A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Yamadai:Kk 土壌改良剤の製造方法及び土壌改良剤

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