JPH02267181A - 土壌改良材の製造方法 - Google Patents

土壌改良材の製造方法

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JPH02267181A
JPH02267181A JP1087742A JP8774289A JPH02267181A JP H02267181 A JPH02267181 A JP H02267181A JP 1087742 A JP1087742 A JP 1087742A JP 8774289 A JP8774289 A JP 8774289A JP H02267181 A JPH02267181 A JP H02267181A
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water
additive
calcium
phosphoric acid
reaction
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Koji Yamada
耕二 山田
Susumu Kunibe
國部 進
Masaaki Kodama
児玉 正昭
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05FORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
    • C05F1/00Fertilisers made from animal corpses, or parts thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家畜糞尿、」−下水余剰汚泥その他の腐敗性
産業廃棄物(焼酎カス、オカラカス、動物面液等)に酸
化カルシウムを主成分とする添加剤を反応させるように
した、土壌改良材の製造方法に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来の土壌改良材としては、大別すると、硫酸カリウム
、リン酸アンモニウム、硫安、尿素、などの化学薬品か
ら成るものと、堆肥化反応を利用した醗酵性の土壌改良
材と、微生物、菌体などを利用した土壌改良材とがある
化学薬品を用いたものは、速効性に優れているものの、
有効微生物の成育環境が破壊され、地力が低Fする欠点
がある。また、消石灰を土壌に散布して酸性土壌を中和
させ、酸醗酵を防止して病害虫の発生を防止させること
も良く行われているが、カルシウム塩の濃度障害を生じ
る。
させることにより、上記腐敗性廃棄物中に含まれる全リ
ン酸の大部分が有効態のリン酸カルシウムとして安定さ
れ、また水溶性リン酸が元の量の2%以下に減少し、且
つ、有機態リン酸、リン脂質、グリセライド、リグニン
などの難分解性成分か分解されて生成された、リン酸カ
ルシウム、脂肪酸カルシウム、あるいはカルシウムの分
散された有機体を含有している土壌改良材を得るように
した点に特徴を有するものである。
本発明の原材料として用いられる腐敗性の廃棄物として
は、豚し尿(糞を含む)、鶏糞その他の家畜糞尿、動物
血液、上下水余剰汚泥などの腐敗性産業廃棄物、焼酎カ
スあるいはオカラカス等の食品製造工場から排出される
腐敗性残渣などがある。これらは、例えば豚し尿の場合
には通常86.5%〜94.5%、乾燥鶏糞の場合には
通常15〜30%、−1二下水余剰汚泥の場合には通常
75〜97%、食品工場の腐敗性残渣の場合には通常7
5〜95%の水分をそれぞれ含んでおり、本発明の原材
料として用いるにあたっては水分か7堆肥化反応を利用
したものの場合には、反応に時間がかかりすぎ、また、
微生物によって窒素か吸収されてしまい、窒素飢餓の現
象を呈する。
更に、微生物を利用した土壌改良材の場合には、環境の
変化に適応しにくく、特に薬品に対する抵抗性が少ない
点で問題を有する。
本発明はこのような従来の各種土壌改良材の問題点に鑑
み、堆肥化に比べて製造に時間かあまりかからず、また
有効微生物の行動を活発化させる環境を作り出し、肥効
性成分を容易かつ確実に吸収させることができて地力を
高めることのできる土壌改良材を製造するための方法を
提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は、上記した目的を達成するために、固液混合の
腐敗性産業廃棄物100重量部に対し、酸化カルシウム
の含有量が95%以上でかつ多孔性を有する高活性な生
石灰を主成分とする添加剤を5〜50重量部添加し、こ
れらを混合撹拌して反応させた後、得られたスラリー状
の物質を乾燥5〜97%の状態に調整されることか望ま
しい。
本発明方法では、こうした原材料に添加剤を添加し、混
合撹拌して土壌改良材を得る。具体的には、上記した腐
敗性の産業廃棄物75〜95%重量に対して所定の添加
剤を25〜5重量%加え、両者を反応させる。
添加剤は次の条件を具備する高活性な生石灰を主成分と
する。
■酸化カルシウムの含有率が高く(94ましくは95%
以上)、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム及びその他
の物質の含打率か低いこと。
尚、組成成分として酸化マグネシウムが少量(例えば5
%以下)含まれていても良い。
■多孔性を有し、表面積及び比表面積が広大で、細孔組
織が高度に発達していること。
■水に少量、例えば本釣10〜15m1に1〜2gを接
触させたときに、優れた水分散性、即ち、全方向に相当
広く分散する性質をイ1すること。
■水に中量、例えば本釣15〜20m]に5〜10gを
添加したときに、数秒以内に激しく反応して水蒸気を発
生させること。
■水に一定量、例えば水100m1に20gを添加した
ときに充分に反応し、理論値に近似した温度上昇が認め
られること。
■水と接触後の消石灰を主成分とするスラリーにおいて
、沈降速度が小、例えば上記■に記載した割合で添加し
、15分放置した状態において沈降現象が認められない
こと。
上記した■乃至■の条件のうち、■乃至■は■及び■か
ら必然的に導かれ得る性質で、また■は■乃至■の条件
を満たしているかどうかを最終的にチエツクする際の条
件である。
こうした高活性な生石灰を主成分とする添加剤による反
応時間は、長ずざると、練り現象(ペースト化、微細化
)を呈し、生成される土壌改良剤が団粒構造になりにく
く、また乾燥しにくくなることから、−数的には15分
以内か望ましい。但し、原材料中に、例えばリン脂質、
液状油分、温合、第1回の添加で反応し易い成分と優先
的に反応し、第1回添加後(第2回添加前)には、相対
的に反応し難い成分の存在割合いが大になっているので
、添加剤の高活性特性がより効果的に活用される。即ち
、反応し難い諸成分に対する反応が進行することになり
、反応率か向上する。
更に、第1回の添加により、反応物スラリー自体の温度
が−L昇し、反応速度が大になると同時に粘性が低下し
、反応し難い成分との接触状態も良好になる。添加回数
は2回以上、3回もしくはそれ以上に分割しても良いが
、多くの場合には2回もしくは3回で相応の効果が発揮
される。
各回における添加剤の添加量については、等分割、即ち
、1/2量づつ2回、または1/3両づつ3回でも良い
が、その添加量は、処理すべき腐敗性廃棄物の性状によ
って変えた方が良い場合がある。
比較的反応し易い成分が多い場合には、初回の添加量を
第2回以降の添加量より犬にし、逆に比較的反応し易い
成分が少ない場合には、初回の添基性物質、難分解性の
高分子化合物なとの反応しにくい物質か含まれている場
合には反応時間は適宜延長される。
また、腐敗性廃棄物に対して添加剤を上記した割合いで
投入する場合、−度にこれを行うのでなく複数回に分け
て添加するようにしても良い。腐敗性廃棄物は、一般に
は極めて多種多様な成分によって構成されており、高活
性を有する−1−記した添加剤との反応特性も様々であ
る。無機酸やカルシウムと難溶性の塩を形成し易い成分
は比較的容易に反応するが、脂肪、リン脂質、油分、高
分子−量蛋白質、ヘミセルローズ、リグニンなどは比較
的反応し難い。
添加剤の添加回数が1回の場合、反応し易い成分が優先
的に反応することになる。従って、添加剤は、最初に相
対的に多量の水分と接触してしまい、−上記の反応し難
い成分と接触するときには、既にその特性を充分に活用
できず、水酸化カルシウムの形態で反応にあずかること
になる。
添加剤の添加回数が複数回、即ち2回以上の場加量な小
にし、第2回以降の添加量を大にすることが望ましい。
このようにして、多回添加法を適用することにより、反
応が進行し、反応生成物の性状と品質かより安定化され
ることになるばかりでなく、添加剤の総使用量も削減し
得るものである。
尚、」二記した添加剤には5%以下のマグネシアを含ま
せるようにすれば、後述する土壌改良剤として更に有効
なものを得ることができる。
反応生成物として得られた土壌活性剤は、有機性廃棄物
中に含まれていた水溶性リン酸の約97%が有効態のリ
ン酸カルシウムとして固定され、かつ、有機態リン酸、
リン脂質、クリセライトなどの難分解性成分を分解して
生成されるリン酸カルシウム及び脂肪酸カルシウム並び
にカルシウムが分散された有機体が含有されている。
有効態のリン酸カルシウムは、腐敗性廃棄物中に存在す
る、主として水溶性リン酸及びリン脂質中に含まれるリ
ン酸と上記添加剤との反応によって生成される。従って
、木土壌改良剤では、原材料たる腐敗性廃棄物中に含ま
れていた水溶性リン酸及び脂質が著しく減少する。グリ
セライドを比較的に多量に含有する腐敗性廃棄物の場合
に、グリセライドは活性力の強い酸化カルシウムに起因
する塩基による加水分解反応によって安定した難溶性の
カルシウム塩が生成される。このため、本土壌改良剤で
は未反応残留物によって惹き起される嫌気性醗酵やガス
あるいは害虫の発生等を生じることがない。
また、本土壌改良剤は、添加剤中の酸化カルシウムが急
激に腐敗性廃棄物に対して拡散して得られる結果、体積
が一旦膨張した後、乾燥されることによって多数の空隙
を生じ、気孔率あるいは空隙率の大きな物質として生成
される。
更に−に記したように、本土壌改良剤は、有機体リン酸
等の難分解性成分が分解されることによって生成された
、無機質のリン酸カルシウムと、無機質と有機質の両面
的性質を備えた脂肪酸カルシウムと、有機化合物に無機
物質が分散された有機体とを含有し、全体として見ると
有機質に無機質て分散される。即ち、分解が相当進行し
たカルボキシル基とは比較的難溶性のカルシウム塩を急
速に形成する。遊離のリン酸基とは急速に安定したリン
酸カルシウムを生じる。リン脂体中のリン酸基は部分的
に遊離され、同様にリン酸カルシウムを形成する。
酸素原子を含む吸電子性の基を有する高分子化合物には
、カルシウムイオンが熱的及び機械的拡散により強力に
作用し、これを分解すると同時にカルシウム塩として浸
入する。
また、カルシウムと反応し易い状態になった基とは直ち
に反応する。過剰に存在するカルシウムはキレート化合
物として分散する。
更に、形成されたカルシウム化合物が、アミノ基やカル
ボキシル基を有する蛋白質を固定化しようとして作用す
る。
以上のような現象によって多種多様の成分から成る原料
に対してカルシウム塩が分散された複合有機体が形成さ
れる。
(実施例) が絡み合った複合体、換言すれば、有機質に無機質が適
度に入りくんだ複合体として構成されている。このため
、本土壌改良剤は適度の緩効性あるいは遅効性並びに持
続性を備えている。
即ち、本発明では、カルシウムイオン(ca2+)及び
水酸基(OH−)の作用が根幹にあるが、反応生成時の
添加材としての酸化カルシウムが高活性を有するために
、カルシウムか物理的に全方向(立体的全力位)に均一
に分散している。またこうした添加材を用いて生成され
る結果、生成時には、温度が上昇し、粘性が低下すると
同時に、セルローズ、リグニン、高分子量蛋白質、リン
脂質などがアルカリ性の丁で励起され、酸化カルシウム
と水との反応による局部的高熱によって原料か低分子化
合物に分解されることになる。そして、分解された端末
基に対してカルシウムが結合されて、比較的難溶性のカ
ルシウム塩が形成される。
方、遊離のカルシウムは、分解された種々な化合物とキ
レート化合物を形成し、その核となっ以下、本発明の実
施例を示す。
[実施例1] 豚し尿を主原料とする水分88.5重量%のスラリー8
00Kgに対して、高活性を有する生石灰を主成分とす
る添加剤を120Kg(原料に対して15重量%)添加
し、特殊反応器内で撹拌しつつ10分間反応させた。
上記の反応道程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリーの温度は上昇し、温度上昇度(反応物スラリー
温度と原料スラリー温度の差)は32.5℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス(強制通風施
設骨)内で大気と接触させつつ風乾させ、含水率35.
0重量%の反応生成物395にgを得た。
原料中のアンそニア性窒素含有lj1は28,600m
g/Kg  (乾量基準)であったのに対して、反応生
成物中の当該成分は150mg/にg (乾量基準)で
あった。
また、原料中の水溶性リン酸含有量は、27゜700m
g/b  (乾量基準)であったのに対して、反応生成
物中の当該成分は121 mg/Kg  (乾量基準)
てあった。
本実施例によるアンモニア性窒素の除去率(削減率)は
99.5%、水溶性リン酸の除去率(削減率)は99.
6%に相当し、これらにおいて顕著な効果が認められる
[実施例2コ 原料として豚し尿と余剰汚泥との混合成分からなる水分
87.5重量%のスラリー8ooKgに対して、特に高
活性を存する生石灰を主成分とする添加剤を100Kg
(原料に対して12.5重量%)添加し、特殊反応器内
で撹拌しつつ1o分間反応させた。
F記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリーの温度は上昇し、温度上昇度(反応物スラリー
温度と原料スラリー温度の差)は33.5℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス(強制通風施
設材)内で大気と接触させつつ風乾させ、含水率38.
0重量%の反応生成物375Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は、4,911mg/Kg
  (乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の
当該成分は、10mg/Kg  (乾量基準)以下であ
った。また、原料中のアンモニア性窒素含有量は、34
,700mg/にg (乾量基準)であったのに対して
、反応生成物中の当該成分は202mg/にg (乾量
基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.9%以上、アンモニア性窒素の除去率削減率)は99
.4%に相当する。
本実施例においても実施例1と同様に、水溶性リン酸、
アンモニア性窒素に対する著しい削減効果が認められた
[実施例3] 以ドに、原料に対する添加材の添加量か少ない場合の実
施例を示す。
原料として豚し尿と余剰汚泥との混合成分から成る水分
86.9重量%のスラリー820にgに対して、−)二
記添加剤を32Kg(原料に対して3.9重量%)添加
し、特殊反応器内で撹拌しつつ8分間反応させた。上記
の反応における温度上昇度は15.0℃であフだ。
得られた反応物スラリーを風乾させ、含水率40.5重
量%の反応生成物270Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は12,200mg/Kg
  (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は405m
g/Kg  (乾量基準)であった。また、原料中のア
ンモニア性窒素含有量は、34,200mg/にg (
乾量基準)、反応生成物中の当該成分は850mg/に
g (乾に基準)てあった。
本実施例では、添加材の量が不足し、このために水溶性
リン酸の除去率(削減率)は96.7%、アンモニア性
窒素の除去率(削減率)は97.5%に過ぎなかった。
本実施例によれば、水溶性リン酸の除去率が低ずぎ、生
成物中に比較的に反応し易いはずのリン酸が多く含まれ
、結果的には反応し難い成分も未反応のまま生成物中に
残ることとなって、充分に効果的な土壌改良材を得るこ
とかできない。
[実施例4コ 次に、原料に対する添加材の添加量が多ずきる場合の実
施例を示す。
原料として豚し尿と余剰汚泥との混合成分から成る水分
86.9重量%のスラリー820Kgに対して、上記添
加剤を420にg(原料に対して51.2重量%)添加
し、特殊反応器内で撹拌しつつ8分間反応させた。−)
−記の反応における温度上昇度は67℃てあった。
得られた反応物スラリーは、粘性が極めて大で流動性の
著しい低下が認められた。
原料中の水溶性リン酸含有量は12,200mg/にg
 (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は15mg/
Kg  (乾量基準)であった。また、原料中の7’)
−t−L7性窒素含イ1゛量は、34,200mg/K
H(乾量基準)、反応生成物中の当該成分は107mg
/Kg  (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.9%、アンモニア性窒素の除去率(削減率)は99.
7%と、高い除去率を示したがその差異は比較的僅少で
ある。反応生成物の物性−し、特に流動性が相当低下し
、反応生成物中のカルシウム含有率が過大になることも
あり、添加剤の添加率には制限を設けることが望ましい
ことが解る。
[実施例5] 原料として鶏糞、オガ屑及び豚し尿の混合成分から成る
水分85.0重量%のスラリー850にgに対して、上
記添加剤を140Kg(原料に対して16.5重量%)
添加し、特殊反応器内で撹拌しつつ15分間反応させた
上記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリーの温度は上昇し、温度上昇度(反応物スラリー
温度と原料スラリー温度の差)は46.0℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス(強剤を9K
)<(原料に対して20.0重量%)添加し、特殊反応
器内で撹拌しつつ300分間反応せた。
−1−記の反応過程において、生石灰と水分との水和反
応および化学反応によって発生ずる反応熱によって、反
応物スラリーの温度は上昇′し、温度上y−度(反応物
スラリー温度と原料スラリー温度の差)は45℃であっ
た。
得られた反応物スラリーを大気と接触させつつ風乾させ
、含水率25.0重量%の反応生成物28Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は2,740mg/にg 
(乾量基準)、反応生成物中の当該成分は69mg/K
g  (乾量基準)以下であった。
また、原料中の脂質含有量は、72,700mg/Kg
  (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は5、35
0mg/Kg  (乾量基準)てあった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は97
.5%以4−1脂質の除去率(削減率)は92.6%に
相当する。
制通風施設付)内で、大気と接触させつつ風乾させ、含
水率38.0重量%の反応生成物505Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は11,200mg/Kg
  (乾量基準)、反応生成物中の゛j′I該成分は5
9 mg/にg (乾量基準)であった。
また、原料中の脂質含有量は、39,200mg/Kg
  (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は5、22
0mg/Kg  (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.5%、脂質の除去率(削減率)は86.7%に相当す
る。
本実施例で明らかなように、鶏糞等の混合成分を原材料
とする場合にも、水溶性リン酸、脂質に対する著しい削
減効果が認められた。
[実施例6] 大豆蛋白抽出後の残渣を主原料とする産業廃棄物30K
gに対し、水道水15!を添加して調整した水分80重
量%のスラリー45にgに対して、特に高活性を有する
生石灰を主成分とする上記添加本実施例から明らかなよ
うに、特異な有機性の産業廃棄物に対しても、水溶性リ
ン酸、脂質に対する著しい削減効果が認められた。
[実施例7] 魚類、澱粉などを含む食品(練り製品)加工場の残渣を
主原料とする産業廃棄物45にgに対し、水道水151
を添加して調整した水分75重量%のスラリー60にg
に対して、上記実施例と同様な添加剤を15Kg(原料
に対して25.0重量%)添加し、特殊反応器内で撹拌
しつつ300分間反応せた。
上記の反応過程において、生石灰と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生ずる反応熱によって、反応物
スラリーの温度は−1−昇し、温度上昇度(反応物スラ
リー温度と原料スラリー温度の差)は50℃であった。
得られた反応物スラリーを大気と接触させつつ風乾させ
、含水率25.0重量%の反応生成物44にgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は4,090mg/Kg 
 (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は37mg/
Kg  (乾量基準)であった。
また、原料中の全窒素含有量は、60,700mg/K
g  (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は11、
500mg/Kg  (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.1%、全窒素の除去率(削減率)は81.1%に相当
する。全窒素の減少はアンモニア性窒素の減少以外に蛋
白質が強アルカリ性下で加水分解を受け、ガス状成分と
して除去されたことも考えられる。
本実施例においても、水溶性リン酸、全窒素に対する著
しい削減効果が認められた。
[実施例8] カカオ脂、糖分含有製果工場の水処理施設から排出され
る余剰汚泥21.5kgに対し、水道水17.51を添
加して調整した水分82重量%のスラリー39kgに対
して、上記添加剤を9.5Kg(原料に対して24.3
重量%)添加し、特殊反応器内で撹拌しつつ36分間反
応させた。
豚し尿を主原料とする、水分90.5重量%のスラリー
860Kgに対して、高活性を有する生石灰を主成分と
する添加剤を第1回添加量として30Kg(原料に対し
て3.5重量%)、第2回添加量として30Kg(原料
に対して3.5重量%)、合計60Kg(原料に対して
7.0重量%)添加し、特殊反応器内で撹拌しつつ反応
させた。
第1回添加後より1.5分経過した後に第2回添加を行
い、反応時間は、第1回添加後8分間であった。」二記
の反応における温度上昇度(反応物スラリー温度と原料
スラリー温度の差)は22゜5℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内で大気と接
触させつつ風乾させ、 含水率41.5重量%の反応生成物270Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は16,400mg/にg
 (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は40mg/
Kg  (乾量基準)てあった。
また、原料中のアンモニア性窒素含有量は4上記の反応
過程において、生石灰と水分との水和反応および化学反
応によって発生ずる反応熱によって、反応物スラリーの
温度はに昇し、温度−」二見境(反応物スラリー温度と
原料スラリー温度の差)は65℃であった。
得られた反応物スラリーを大気と接触させつつ風乾させ
、含水率18.5重量%の反応生成物24.5にgを得
た。
原料中の水溶性リン酸素イf量は147mg/にg (
乾量基準)、反応生成物中の当該成分は18mg/にg
 (乾量基準)であった。
また、原料中の脂質含有量は、34,100mg/にg
 (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は2、370
mg/Kg  (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は87
.8%、脂質の除去率(削減率)は93.0%に相当す
る。
次に、添加材を多回に分けた場合の実施例を示す。
[実施例9] a、 800mg/Kg  (乾量基準)、反応生成物
中の当該成分は113mg/にg (乾量基準)であっ
た。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.8%、アンモニア性窒素の除去率(削減率)は99.
8%に相当する。
本実施例によれば、水溶性リン酸、アンモニア性窒素に
対する著しい削減効果が認められ、2回添加の特徴が明
確に表れている。
[実施例10] 本実施例では、」二記実施例9と同一条件で添加材の1
回添加を行った場合を示す。
豚し尿を主原料とする水分90.5重量%のスラリー8
60にgに対して、上記添加剤を60Kg(原料に対し
て7.0重量%))添加し、特殊反応器内で撹拌しつつ
8分間反応させた。
上記の反応過程において、生石炭と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリー温度は−1,P7゜し、温度−J−見境(反応
物スラリー温度と原料スラリー温度の差)は18.5℃
であった。
得られた反応物スラリ〜を屋根付きハウス内で大気と接
触させつつ風乾させ、含水率42.0重量%の反応生成
物275Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸の含有量は16,400mg/K
g  (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は103
mg/Kg  (乾量基準)であった。
また、原料中のアンモニア性窒素食有量は48.800
mg/にg (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は
322mg/にg (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.4%、アンモニア性窒素の除去率(削減率)は99.
3%に相当する。
本実施例によれば、水溶性リン酸とアンモニア性窒素に
対する相応の削減効果が認められるが、2回添加の場合
に比較すると、両成分に対する除去率は若干低下してい
ることが解る。
[実施例11] 本実施例では、添加材をそれぞれ同一量にして2回添加
した場合の例を示す。
また、原料中の油分含有量は23,700mg/にg 
(乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の当該
成分は1,470mg/Kg (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.4%、油分の除去率(削減率)は93.8%に相当す
る。
[実施例12] 本実施例では3回添加の例を示す。
原料として鶏糞とオガクズならびに豚し尿との混合成分
からなる水分87.0重量%のスラリー860にgに対
して、添加剤を140にg(原料に対して16.8重量
%))添加し、特殊反応器内で撹拌しつつ15分間反応
させた。
上記の反応過程において、生石炭と水分との水和反応お
よび化学反応によフて発生する反応熱によって、反応物
スラリー温度は上昇し、温度上昇度(反応物スラリー温
度と原料スラリー温度の差)は36.0℃であった。
原料として鶏糞、オガクズ、ならびに豚し尿との混合成
分からなる、水分87.0重111%のスラリー860
kgに対して、添加剤を第1回添加量として70にg(
原料に対して8.1重量%)、第2回添加量として70
にg(原料に対して8.1重量%)、合計140にg(
原料に対して163重量%)添加し、特殊反応器内で撹
拌しつつ反応させた。
第1回添加後より2分経過した後に第2回添加を行い、
反応時間は、第2回添加後15分間であった。
上記の反応における温度−に見境(反応物スラリー温度
と原料スラリー温度の差)は45℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内で大気と接
触させつつ風乾させ、含水率40.0重量%の反応生成
物495Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は11,200mg/Kg
  (乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の
当該成分は63mg/Kg  (乾量基準)であっ得ら
れた反応物スラリーを屋根付きハウス内で大気と接触さ
せつつ風乾させ、含水率40.0重量%の反応生成物4
95Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は11,200mg/Xg
  (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は138m
g/にg (乾量基準)であった。
また、原料中の油分含有量は23,700mg/Kg 
 (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は2、 10
0mg/Kg  (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は98
.8%、油分の除去率(削減率)は91.1%に相当す
る。
本実施例によれば、水溶性リン酸、油分に対する相当の
削減効果が認められるか、2回添加の場合に比較すると
、両成分に対する除去率は低下している。
「実施例13] 本実施例は、2回添加でありながら、それぞれの添加材
の添加量が異なる場合を示している。
原料として鶏糞、オガクズ、ならびに豚し尿との混合成
分から成る、水分87.0重量%のスラリー860kg
に対して、添加剤を第1回添加量として20にg(原料
に対して2.3重量%)、第2回添加量として120K
g(原料に対して14.0重量%)、合計140Kg(
原料に対して16.3重量%)添加し、特殊反応器内で
撹拌しつつ反応させた。
第1回添加後より2分経過した後に第2回添加を行い、
反応時間は、第1回添加後15分間であった。上記の反
応における温度上昇度(反応物スラリー温度と原料スラ
リー温度の差)は42℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内で大気と接
触させつつ風乾させ、含水率40.5重量%の反応生成
物500Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は11,200mg/にg
 (乾量基準)、反応生成物中の当該成分は49 mg
/にg (乾量基準)であった。
また、原料中の油分含有量は23,700mg/にg 
(乾量基準)、反応生成物中の当該成分はを、さらに2
分経過後に第3回添加を行い、反応時間は、第1回添加
後12分間であった。
上記の反応における温度上昇度(反応物スラリー温度と
原料スラリー温度の差)は31.5℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内で大気と接
触させつつ風乾させ、含水率38.5重量%の反応生成
物335Kgを得た。
原料中の水溶性リン酸含存量は27,700mg/にg
 (乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の当
該成分は121 mg/Kg (乾量基準)であった。
また、原料中の脂質含有量は、34,600mg/にg
 (乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の当
該成分は2.200mg/Kg (乾量基準)であった
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.6%、脂質の除去率(削減率)は93.6%に相当す
る。
本実施例によれば、3回添加における水溶性リン酸、脂
質に対する著しい削減効果が認められ1、330mg/
Kg  (乾量基準)であった。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.6%、油分の除去率(削減率)は94.4%に相当す
る。
本実施例においても、水溶性リン酸、油分に対する著し
い削減効果が認められ、本発明に基づく2回添加の特徴
が明確である。
[実施例14] 本実施例では、添加材を1/3ずっ等量に分けて3回添
加した例を示す。
原料として豚し尿と食肉処理施設、層場の余剰汚泥との
混合成分から成る、水分89.0重量%のスラリー80
0Kgに対して、添加剤を第1回添加量として30にg
(原料に対して3.75重量%)、第2回添加量として
30Kg(原料に対して3.75重量%)、第3回添加
量として30Kg(原料に対して3.75重量%)、合
計90にg(原料に対して11.25重量%)添加し、
特殊反応器内で撹拌しつつ反応させた。
第1回添加後より2分経過した後に第2回添加[実施例
15] 本実施例は、上記実施例14との比較例を示すもので、
同一条件下において添加材を1回で添加するようにして
いる。
原料として豚し尿と余剰汚泥との混合成分からなる、水
分89.0重量%のスラリー800にgに対して、高活
性を有する生石灰を主成分とする添加剤を90にg(原
料に対して11.25重量%)添加し、特殊反応器内で
撹拌しつつ12分間反応させた。
上記の反応過程において、生石炭と水分との水和反応お
よび化学反応によって発生する反応熱によって、反応物
スラリー温度は上昇し、温度上昇度(反応物スラリー温
度と原料スラリー温度の差)は27.5℃であった。
得られた反応物スラリーを屋根付きハウス内て大気と接
触させつつ風乾させ、含水率39.5重量%の反応生成
物345にgを得た。
原料中の水溶性リン酸含有量は27,700mg/にg
 (乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の当
該成分は228mg/Kg  (乾量基準)であった。
また、原料中の脂質含有量は、34,600mg/にg
 (乾量基準)であったのに対して、反応生成物中の当
該成分は、6. 160mg/Kg(乾量基準)であっ
た。
本実施例による水溶性リン酸の除去率(削減率)は99
.2%、脂質の除去率(削減率)は82.2%に相当す
る。
本実施例から明らかなように、1回添加においても水溶
性リン酸、脂質に対する相当の削減効果が認められるが
、3回添加の場合に比較すると、両成分に対する除去率
は低下している。
次に、上記した実施例に基づく方法によって得られた土
壌改良材を用いた場合の耕作例を示す。
[実施例16] 前記実施例1に示す方法で得られた土壌改良材を用いて
ハウス内でポット試験を行なった一例を示す。
約100cmにわたフてほぼ均一 になるように土壌と
混合した。尚、市販の化学肥料を基礎肥料として添加し
た。
方、対照区については、上記改良材を添加しないで、同
一割合で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った。
作物として長いもを採用し、これを添加区と対照区を対
比して次に示す。
初年度 反応物添加区    対照区 重量/木  834g     502g品質(3L)
11%      0% 本実施例によれば、木土壌改良材を添加した場合の方が
重量、品質共に優れた長いもを得ることができた。
[実施例18] 前記実施例1によって得られた土壌改良材を、露地10
0m2(1アール)当り15Kg添加し、深さ約12c
mにわたってほぼ均一になるように土壌と混合した。尚
、市販の化学肥料を基礎肥料とし100m2(1アール
)当り、七壌改良材を200にg添加し、深さ約12c
mにわたってほぼ均一になるように一ト壌と混合した。
なお、市販の化学肥料を基礎肥料として添加した。
一方、対照区については、土壌改良材を添加しないて、
同一割合て市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った
作物ホウレン草の場合の改良材添加区と対照区を対比し
て次に示す。
1作目 (株密度 5株/1ボット、プラスチック製5号鉢) 改良材添加区    対照区 重量  87.3g      71.9g本実施例に
よれば、この改良材を添加した場合の方が対照区に比べ
て重量のあるホウレン草を得ることができた。
[実施例17] 前記実施例2より得られた土壌改良材を、露地100m
2(1アール)当り150にg添加し、深さて添加した
方、対照区については、改良材を添加しないで、同一割
合て市販の化学肥料を添加し、対比試験を行フだ。
作物としてにんにくを採用し、これを添加区と対照区に
分けて耕作した結果を対比して次に示す。
初年度 添加区       対照区 球型量/株 151.5g    130.0g品質 (2L球/10球) 10      8本実施例から
明らかなように、添加区の方が重量、品質共に優れたに
んにくを得ることができた。
[実施例19] 前記実施例2によって得られた土壌改良材を、土壌、ハ
ウス100m2(1アール)当り、300にg添加し、
深さ約120cmにわたフてほぼ均一になるように土壌
と混合し、市販の化学肥料を基礎肥料として添加した。
方、対照区については、改良材を添加しないで、同一割
合で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った。
作物ゴボウの場合の添加区と対照区を対比して次に示す
(初年度) 添加区       対照区 長さ 100〜120cm  70〜90cm太さ 2
〜2. 5cm     1〜1. 5cm色調 淡褐
色を帯びた白色  茶褐色 鮮度保持  30目以上   15日以内(2年度) 添加区      対照区 長さ 100〜130cm  60〜90cm太さ 2
〜2.5cm    0.8〜1.5cm根 枝根(細
根)多くて長い 枝根(細根)少くて短い 色調 淡褐色を帯びた白色  茶褐色 鮮度保持  30日以上   15日以内個数(収穫期
当り)350個 130個収穫期間     155日
 125目本実施例によれば、実施例19と同様に2年
度目においてもこの土壌改良材が有効に作用しているこ
とか解る。
(発明の効果) 以」二述べたように、本発明は、固液混合の腐敗性廃棄
物に高活性な生石灰を主成分とする添加材を所定の割合
いで混合することによって、腐敗性廃棄物中に含まれる
全リン酸の大部分が有効態のリン酸カルシウムとして安
定され、かつカルシウムの分散された有機体を含有する
土壌改良材を製造するようにしているので、長時間をか
けることなく、この種の土壌改良剤を製造でき、また、
これによって得られた土壌改良剤は、未反応残留物によ
る害虫発生あるいは有害微生物の発生等を生じることが
なく、しかも、カルシウムが分散された有機体、即ち、
有機質に無機質が適度にいりくんだ複合体として構成さ
れているので、団粒構造を有し、土壌の活性化と疎水性
、吸水性を備え、本実施例によれば、初年度はいうに及
ばず、2年度においても木土壌改良材を加えた方が収穫
に良好な結果を得ていることが解る。
[実施例20] 前記実施例2より得られた土壌改良材を、土壌100m
2(1アール)当り、200欣添加し、深さ約25cm
にわたってほぼ均一になるように土壌と混合し、市販の
化学肥料を基礎肥料として添加した。
方、対照区については、上記改良材を添加しないで、同
一割合 で市販の化学肥料を添加し、対比試験を行った
作物ナスの場合の結果を、反応物添加区と対照区を対比
して次に示す。
(初年度) 反応物添加区    対照区 個数(収穫期当り)320個 120個収穫期間   
  150目 120目(2年度) 反応物添加区    対照区 肥効性成分を容易かつ確実に吸収することかてきると共
に、肥効性を持続させて地力を高めることができるもの
である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固液混合の腐敗性廃棄物100重量部に対し、酸
    化カルシウムの含有量が95%以上でかつ多孔性を有す
    る高活性な生石灰を主成分とする添加剤を5〜50重量
    部添加し、これらを混合撹拌して反応させた後、得られ
    たスラリー状の物質を乾燥させることにより、上記腐敗
    性廃棄物中に含まれる全リン酸の大部分が有効態のリン
    酸カルシウムとして安定され、また水溶性リン酸が元の
    量の3%以下に減少し、且つ、有機態リン酸、リン脂質
    、グリセライド、リグニンなどの難分解性成分が分解さ
    れて生成された、リン酸カルシウム、脂肪酸カルシウム
    、あるいはカルシウムの分散された有機体を含有してい
    る土壌改良材を得るようにしたことを特徴とする土壌改
    良剤の製造方法。
  2. (2)、前記土壌改良材は、腐敗性廃棄物中の水溶性リ
    ン酸の量の97%が有効態のリン酸カルシウムとして安
    定されているものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の土壌改良材の製造方法。
  3. (3)、前記添加剤が、優れた水分散特性と、水との瞬
    間的反応特性と、水との反応時に理論値に近い昇温特性
    とを有することを特徴とする特許請求の範囲第1項もし
    くは第2項記載の土壌改良材の製造方法。
  4. (4)、前記添加剤には5%以下のマグネシアが含まれ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは
    第2項記載の土壌改良剤の製造方法。
  5. (5)、前記重量%の腐敗性廃棄物に対して前記重量%
    の添加材を複数回に分けて添加するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の土壌改良材の製造
    方法。
  6. (6)、特許請求の範囲第6項記載の土壌改良材の製造
    方法において、各添加時の添加剤の添加量が異なること
    を特徴とする、土壌改良剤の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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