JPH02266906A - 中空部材を内蔵した発泡樹脂製品の製造方法 - Google Patents

中空部材を内蔵した発泡樹脂製品の製造方法

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JPH02266906A
JPH02266906A JP1087859A JP8785989A JPH02266906A JP H02266906 A JPH02266906 A JP H02266906A JP 1087859 A JP1087859 A JP 1087859A JP 8785989 A JP8785989 A JP 8785989A JP H02266906 A JPH02266906 A JP H02266906A
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JP
Japan
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hollow member
hollow
air duct
foamed resin
molded
Prior art date
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Pending
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JP1087859A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Saito
斉藤 三夫
Kenji Hoshino
賢治 星野
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02266906A publication Critical patent/JPH02266906A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のインストルメントパネルやドアライ
ニング等の車両用内装材のような発泡樹脂からなる製品
の製造方法に関するもので、特に、エアダクト等の中空
部材を内蔵した発泡樹脂製品の製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 自動車のインストルメントパネルやドアライニング等の
内装材には、そのクツション性や成形性などの点から、
一般に発泡樹脂が用いられている。
ところで、このような内装材には、空調用エアダクトの
ような中空部材を取り付けることが求められることも多
い、その場合、あらかじめ成形された内装材に中空部材
を取り付けるのでは、その取り付は作業に手間がかかつ
てしまう。そこで、内装材の成形時に中空部材を一体に
インモールドすることが考えられている。そのためには
、内装材成形用の型内に中空部材な設置し、型閉じした
後、その型内に発泡樹脂原液を注入して発泡固化させる
ようにすればよい。
しかしながら、中空部材をそのままの状態で型内に設置
して内装材を発泡成形すると、中空部材が周囲から発泡
樹脂原液の注入圧や発泡圧を受けて変形してしまう、特
に車両用内装材の場合には、軽量化のために、取り付け
られるエアダクト等の中空部材が比較的肉厚の薄い樹脂
材によって形成されることが多いので、その中空部材は
剛性が小さく、変形しやすい、しかも、発泡樹脂の発泡
時には高温となるので、その中空部材は更に変形しやす
くなる。
このようなことから、特開昭56−146735号公報
や特開昭59−142118号公報等に示されているよ
うに、中空部材の内部に圧縮空気等の圧力媒体を供給し
、内側から圧力を加えることにより、外部からの圧力に
抗して中空部材を所定形状に保つようにすることが考え
られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、そのように中空部材の内部に圧力を加え
るものでは、その内部圧力を外部からの圧力に合致させ
ることが難しい。そのために、中空部材が逆にその内部
圧力によって変形してしまうことがある。しかも、発泡
圧はその発泡の進行に伴って変化する。したがって、中
空部材の変形を防止するためには、その内部圧力を発泡
の進行に合わせて制御することが必要となるが、発泡の
進行度合は外部条件等によっても異なるので、そのよう
な制御は極めて難しい。
水や砂のような非圧縮性流動体を中空部材の内部に圧力
を加えずに充填し、それによって中空部材を外部圧力に
抗して所定形状に保たせるようにすることも考えられる
が、そのような流動体を詰め込むと、中空部材全体が極
めて重くなる。そして、その重量のために、やはり中空
部材が変形してしまう、特に中空部材を浮かせた状態で
成形用型内に設置するときには、その中空部材が変形す
ることのないように支持することはほとんど不可能とな
る。しかも、水等の液体を用いると、成形後、その液体
を排出する工程のみでなく、更に乾燥させる工程が必要
となる。また、砂等の粉粒体を用いると、成形後にそれ
を完全に排出することが困難となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、所定形状の中空部材を内蔵した発泡樹
脂製品を得ることのできる簡単な製造方法を提供するこ
とである。
また、本発明の他の目的は、発泡樹脂成形品にインモー
ルドされる中空部材が、その成形品の成形時にも確実に
所定形状に保たれるようにすることである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、中空部材の内
部に封入する保形用の充填物として、小径の中空球体を
用いるようにしている。
多数の中空球体を内部に充填した中空部材は、製品成形
用の型内に設置され、型閉じ後、その型内に発泡樹脂原
液を注入して発泡固化させることにより、発泡樹脂成形
品に一体にインモールドされる。こうして得られた成形
品には、次いでトリミングすることによって中空部材の
内部にまで達する開口が形成され、その開口を通して内
部の中空球体が取り出される。
(作用) 小径の中空球体は、薄肉のものであっても十分な剛性を
有している。したがって、そのような中空球体を中空部
材の内部に充填すると、その中空部材は剛性が高くなり
、外部からの圧力によって変形するようなことがなくな
る。また、そのような中空球体は極めて軽いので、多数
の中空球体を充填しても、中空部材がその重量によって
変形する恐れはない。
したがって、そのような中空球体を充填した中空部材を
型内に設置して発泡樹脂成形品を成形するときにも、そ
の中空部材は所定の形状に保たれる。
そして、成形品の成形後に中空部材の内部の中空球体を
取り出すときには、その中空球体が軽量でしかも転がり
やすいので、真空吸引などによって容易に、かつ完全に
取り除くことができる。したがって、その中空球体を取
り出すための開口はどこに位置していてもよく、本来製
品に設けられる連通口を利用することができる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
図は、本発明による発泡樹脂製品の製造方法の一実施例
を示すもので、第1図はその方法によって製造される車
両用内装材の横断面図であり、第2〜5図はその製造方
法を工程順に示す説明図である。
第1図から明らかなように、この内装材lは発泡樹脂基
材2からなっており、その内部には中空部材である空調
用エアダクト3が設けられている。このエアダクト3は
薄肉の硬質樹脂によって形成され、発泡樹脂基材2に強
固に接着されている。
このエアダクト3を内蔵した発泡樹脂製品である内装材
1には、その表面側に、エアダクト3の内部にまで達す
る開口4が形成されている。この間口4には、空調用空
気吹出口を形成するガーニッシュ(図示せず)が取り付
けられるようになっている。また、この内装材lには、
その背面あるいは端面にもエアダクト3の内部に連通ず
る開口が設けられ、その開口を通して空調用空気が供給
されるようになっている。
このような内装材1を製造するときには、まず、第2図
に示されているように、内部に多数の中空球体5.5.
−・・を充填した所定形状のエアダクト3を成形する。
中空球体5は直径5nm程度の小径のもので、薄肉で軽
量の耐熱樹脂によって形成されている。この中空球体5
を充填したエアダクト3は、例えばあらかじめ成形され
たエアダクト3の一端の開口からその内部に多数の中空
球体5,5.−・・を詰め込み、最後にその開口端を閉
塞することによって形成される。その場合、エアダクト
3の管壁が変形しない程度の力で中空球体5を詰め込み
、各中空球体5,5.・・・が互いに緊密に接するよう
にする。
次いで、このようにして内部に中空球体5゜5、・・・
を充填したエアダクト3を、第3図に示されているよう
に、上型6と下型7とからなる内装材成形用型内に設置
する。この実施例の場合には、エアダクト3は下型7の
上面に支持部材8.8を介して載置され、下型7から浮
かせた状態で支持される。支持部材8.8は、例えば内
装材1の開口4が設けられる位置などに適宜配置される
。中空球体5を充填したエアダクト3は軽量であるので
、そのような支持部材8.8のみによっても確実に支持
され、重量によって変形するようなことはない。
このようにエアダクト3を下型7上に設置した後、上型
6を型閉じし、上型6と下型7との間のキャビティに発
泡樹脂原液を注入して発泡固化させる。それによって、
第4図に示されているような発泡樹脂基材2にエアダク
ト3をインモールドした成形品9が成形される。
この間において、エアダクト3は全周から発泡樹脂の発
泡圧を受ける。そのために、エアダクト3の薄肉の管壁
は内側に向かって湾曲しようとする。しかしながら、エ
アダクト3の内部には多数の小径中空球体5,5.・・
・が緊密に充填されているので、外部からの圧力は、一
方の管壁から中空球体5゜5.・・・を介して他、方の
管壁へと伝えられ、互いに相殺される。このとき、小径
の中空球体5は剛性が高いので、その圧力によって押し
つぶされることはない。また、エアダクト3の管壁には
中空球体5によって支持されない部分が生じるが、中空
球体5は小径であるので、隣り合う中空球体5.5間の
距離は小さい。したがって、管壁の中空球体5が接して
いない部分の長さは小さく、その剛性は十分に高い、す
なわち、その部分が変形することもない。
こうして、エアダクト3が外部からの圧力によって変形
することは確実に防止される。したがって、得られた成
形品9にインモールドされているエアダクト3は、所定
の形状に保たれている。
そこで、第4図に矢印Tで示されているように成形品9
の表面側からレーザー等によってトリミングし、内装材
1の開口4に相当する部分の発泡樹脂基材2及びエアダ
クト3の管壁を切除する。それによって、その部分にイ
ンモールドされていた支持部材8.8もともに取り除か
れる。
このようにして、成形品9には、第5図に示されている
ようにエアダクト3の内部にまで達する開口4が形成さ
れる。そこで、その開口4を通して、エアダクト3の内
部に充填されていた中空球体5.5.・・・を取り出す
、その中空球体5は転がって容易に移動し、しかも軽量
であるので、真空吸引等によって完全に取り出すことが
できる。その場合、成形品9の背面側や端面等にも空調
空気導入用等の開口を形成しておいて、そのそれぞれか
ら同時に真空吸引し、あるいは送風するようにすれば、
エアダクト3が入り組んだ形状をしているような場合に
も、中空球体5.5.・・・を短時間で、しかも完全に
取り除くことができる。
このようにして内部の中空球体5,5.・・・を完全に
取り除くと、第1図に示されているような製品としての
内装材1が得られる。その内装材1に内蔵されたエアダ
クト3は、当初成形されたとおりの所定の形状に保たれ
ている。したがって、設計どおりの空気流通効率を得る
ことができる。また、そのエアダクト3は全周が発泡樹
脂基材2によって取り囲まれるので、極めて断熱性が高
い、したがって、良好な空調効果を得ることができる。
そして、この内装材1は、その成形時にエアダクト3が
一体にインモールドされ、エアダクト3と発泡樹脂基材
2とが強固に接着されるので、内装材1の成形後にエア
ダクト3を取り付けて確実に固定するという作業が不要
となる。
また、取り出した中空球体5,5.・・・はそのまま再
使用することができる。更に、中空球体5.5.・・・
を取り出した後、内装材1を乾燥させるというような工
程は一切必要ない、したがって、その内装材1の製造コ
ストは極めて低くすることができる。
なお、上記実施例においては、エアダクト3を内蔵した
車両用内装材lを製造する場合について説明したが、内
面が中空ケースによって形成される部品取付部等を備え
た発泡樹脂製品を製造する場合にも、同様な方法を採用
することができる。そのようにすれば、中空ケースが正
確な形状に保たれるので、部品を確実に装着することの
できる部品取付部を形成することができる。その場合に
は、中空球体5を取り出すための開口4は部品挿入口と
される。また、そのような場合には、中空ケースは発泡
樹脂基材2から露出するようにしてインモールドされる
こともある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、中空
部材の内部に小径の中空球体を充填して、その中空部材
を発泡樹脂基材にインモールドするようにしているので
、その中空部材が発泡樹脂の発泡圧等によって変形する
ことが防止される。また、中空球体は軽量であるので、
その重量によって中空部材が変形することも防止される
。したがって、発泡樹脂製品の成形時に、中空部材を正
確な形状に保つことができる。
そして、成形後は、その中空部材の内部に達する開口を
形成するのみで、中空球体を容易に取り出すことができ
る。しかも、中空球体は軽量であるので、その取り出し
は真空吸引等によって行うことができる。したがって、
その取り出しのための開口は任意の位置でよく、製品に
本来水められる開口を利用することができる。また、取
り出した中空球体はそのまま再使用することができ、取
り出した後の製品に乾燥等の後処理を施す必要もない。
こうして、正確な形状の中空部材を内蔵した発泡樹脂製
品を簡単に製造することが可能となり、その製造コスト
を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による製造方法に基づいて製造される発
泡樹脂製品の一例としての車両用内装材を示す横断面図
、 第2図は、その内装材の製造に用いられるエアダクトを
示す横断面図、 第3図は、そのエアダクトを製品成形用の型内に設置し
た状態を示す説明図、 第4図は、成形された成形品を示す横断面図、第5図は
、内部に充填されていた中空球体を取り出す状態を示す
説明図である。 1・・・車両用内装材(発泡樹脂製品)2・・・発泡樹
脂基材 3・・・エアダクト(中空部材) 4・・・開口     5・・・中空球体6・・・上型
     7・・・下型 9・・・成形品 特許出願人  本田技研工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中空部材の内部に、外部からの圧力に抗してその中空部
    材を所定形状に保つ多数の小径中空球体を充填しておき
    、 その中空部材を、発泡樹脂製品の成形用型内に設置し、 型閉じした後、その型内に発泡樹脂原液を注入して発泡
    固化させ、 得られた成形品にトリミングすることにより前記中空部
    材の内部に達する開口を形成し、その開口を通して前記
    中空球体を取り出すことを特徴とする、 中空部材を内蔵した発泡樹脂製品の製造方法。
JP1087859A 1989-04-10 1989-04-10 中空部材を内蔵した発泡樹脂製品の製造方法 Pending JPH02266906A (ja)

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JP1087859A JPH02266906A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 中空部材を内蔵した発泡樹脂製品の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015013358A1 (de) * 2015-10-15 2017-04-20 Stiebel Eltron Gmbh & Co. Kg Haustechnikgerät und Verfahren zum Herstellen einer Lüftungseinheit für ein Haustechnikgerät
WO2023090301A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25 株式会社アーケム シートパッドおよびシートパッドの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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