JPH0226597Y2 - - Google Patents

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JPH0226597Y2
JPH0226597Y2 JP1985063192U JP6319285U JPH0226597Y2 JP H0226597 Y2 JPH0226597 Y2 JP H0226597Y2 JP 1985063192 U JP1985063192 U JP 1985063192U JP 6319285 U JP6319285 U JP 6319285U JP H0226597 Y2 JPH0226597 Y2 JP H0226597Y2
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tool
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stroke
lock
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、移動時において自動工具交換装置の
スイングアームに確実に工具をロツクするに好適
な工具ロツク構造に関するものである。
[従来の技術] 第3図に示す如く、自動工具交換装置のスイン
グアーム1により工具2が把持され、機械の主軸
と工具2を収納するマガジン間(いずれも図示せ
ず)に工具2の受け渡しが行われる。この場合、
工具2を確実にスイングアーム1でロツクして移
送することが必要であるが、従来技術においては
把持の初期段階において工具ロツクが不確実とな
る問題点があつた。
まず、第3図によりスイングアーム1の動きを
簡単に説明する。
支持軸3とスイングアーム1とは一体的に結合
されシリンダ4で支持軸3が移動すると、これに
伴つてスイングアーム1が移動し、所定のストロ
ークを行い工具2の挿着を行うように形成され
る。また、支持軸3にはピニオンギヤ5が設けら
れ、ピニオンギヤ5はシリンダ6によつて移動す
るラツク7に噛合する。ピニオンギヤ5が支持軸
3の移動に伴つて移動すると、ピニオンギヤ5と
ラツク7との噛合が外れ、ピニオンギヤ5はシリ
ンダ8より移動するラツク9と噛合する。なお、
シリンダ4,6,8およびラツク7,9は不動側
ケース本体10に支持される。
ピニオンギヤ5がラツク7と噛合した状態でシ
リンダ6を動作すると、支持軸3およびスイング
アーム1は90度回動し、ピニオンギヤ5がラツク
9と噛合すると前記と同様に90度回動するように
形成される。
第3図はスイングアーム1が主軸側に最も近接
したストローク端を表示するもので、主軸内の工
具2を把持する位置を示す。まず、シリンダ6を
動作しスイングアーム1を90度回動し、前記位置
で工具2を把持した後、シリンダ4をストローク
することにより工具2は主軸又はマガジンから引
き抜かれた状態に保持される。次に、シリンダ8
を動作しスイングアーム1を更に90度回動し、主
軸内に工具2を挿入するべく形成される。
前記構成において、第3図に示したスイングア
ーム1の位置で工具2を確実に把持しないと、ス
イングアーム1がストローク又は回動する途中で
工具2が脱する不都合が生ずる。
第4図および第5図は従来のスイングアーム1
により工具ロツクする手段の概要を示すものであ
る。
スイングアーム1の両端側には工具2を把持す
るための把持部11が形成され、第5図に示す如
く、工具2はこの把持部11に挿着された後、ロ
ツク爪12の先端に形成される爪によりその外周
を押圧されてロツクされる。
第4図に示す如く、ロツク爪12はスイングア
ーム1に摺動可能に保持され、その基端側には傾
斜面13が形成される。一方、ロツク爪12の摺
動方向に直交する方向には楔ピン14がスイング
アーム1に摺動可能に支持され、楔ピン14に形
成される傾斜面15はロツク爪12の傾斜面13
に当接し、ロツク爪12をその摺動方向に移動さ
せると共に楔作用によりこれを押圧する。この楔
作用は楔ピン14内に設けられたばね16の付勢
力により与えられる。一方、スイングアーム1が
ケース本体10側に近接すると、まず、楔ピン1
4の先端がケース本体10に当り、ばね16が圧
縮され、ロツク爪12と楔ピン14との係合が解
除され、ロツク爪12がフリーとなる。従つて、
スイングアーム1の把持部11に工具2が挿入可
能となる。
前記構造により、従来技術のロツク構造ではロ
ツク爪12と楔ピン14とが係合するまでの間に
遊びストローク(約10mm位)が生じ、スイングア
ーム1が工具2を記事した後、前記遊びストロー
ク分だけ移動する間は工具2がロツクされない状
態となる。以上の如く、工具2を主軸から引き抜
き初める小ストローク(前記遊びストローク)の
間は工具ロツクが不完全となる問題点があつた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、前記欠点を解決すべく創案されたも
のであり、その目的はスイングアームでの全スト
ロークの間、工具を確実にロツクし得る自動工具
交換装置の工具ロツク構造を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記目的を達成するために、工具に
着脱自在に係合する爪を先端に形成すると共に基
端側に傾斜面を形成するロツク爪を摺動可能に支
持すると共にその摺動方向と直交する方向に往復
動する支持軸端に回動可能に支持されるスイング
アームを有する自動工具交換装置の工具ロツク構
造において、前記ロツク爪の基端側と対峙する位
置において前記支持軸に固定され、前記ロツク爪
の傾斜面に当接係合して該ロツク爪を前記工具側
に押圧する傾斜面を有する爪部材と、前記支持軸
をその軸線方向に沿つて往復動させると共に、前
記スイングアームの主軸側のストローク端におい
て少なくとも前記ロツク爪と爪部材との傾斜面の
接触を解除するストローク長だけ前記支持軸を移
動させる移動手段と、前記ストローク長だけ移動
した支持軸を前記ストローク端に復帰する向きに
付勢する付勢手段とを設け、前記移動手段には、
前記スイングアームの引き込み時において前記支
持軸をそのストローク端まで移動させると共に更
に、前記ストローク長だけ移動させ、前記スイン
グアームの引き出し時には、まず、前記ストロー
ク長だけ支持軸を復帰させた後に所定のストロー
クだけ前記支持軸を移動制御する制御手段を付勢
してなる自動工具交換装置の工具ロツク構造を構
成するものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は、スイングアーム1がケース本体10
に最も近接したストローク端位置を示す(スイン
グアーム1はこの位置で停止する)。
スイングアーム1にはロツク爪12aが摺動可
能に支持される。詳しくにはロツク爪12aは図
示しない工具側に当接すべく先端に形成される爪
12a′と基端側に設けられた傾斜面13とを有す
るものからなり、サイドピン17により回転を拘
束されスイングアーム1に摺動可能に支持され
る。ばね18は爪12a′に押圧力を付加する方向
に付勢される。
スイングアーム1のロツク爪12aの摺動方向
と直交する方向にはブツシユ19およびキヤツプ
20が一体的に形成されてスイングアーム1に挿
設され、ブツシユ19の内周側に形成されるスプ
ライン溝には支持軸3の先端側3aが摺動可能に
挿入される。
支持軸3の先端側3aには傾斜面21aを有す
る爪部材21がスナツプリング22等により固定
される。爪部材21の周りには空間部1aが形成
され、爪部材21がストローク方向に移動しても
干渉しないように形成される。第1図の2点鎖線
で示す爪部材21の位置は爪部材21の傾斜面2
1aとロツク爪12aの傾斜面13とが楔状に係
合する位置を示し、この状態で爪部材21により
ロツク爪12aは工具側に押圧される。また、こ
の状態のままで支持軸3を移動すると、支持軸3
とスイングアーム1とは一体となつて移動するこ
とが出来る。
次に、移動手段を説明する。
該移動手段は、支持軸3を往復動させるシリン
ダ4から形成されるものである。シリンダ4は支
持軸3およびスイングアーム1を所定のストロー
クだけ移動させるように形成されるが、更に、シ
リンダ4はそのストローク端において支持軸3を
更に所定のストローク長だけ移動させるように形
成される。すなわち、前記ストローク端において
は、スイングアーム1は主軸側に押圧され、それ
以上ストロークしないため、前記移動手段は支持
軸3のみを前記所定のストローク長だけ更に移動
させる。具体的にはシリンダ4を前記所定のスト
ローク長分だけ、移動し得るように形成すればよ
い。なお、前記所定のストローク長はロツク爪1
2aの傾斜面13と爪部材21の傾斜面22との
当接が解除されるストローク以上の長さが必要と
なる。
次に、前記付勢手段を説明する。
該付勢手段は支持軸3のスイングアーム1側の
先端部に配設されるもので、ロツド23、当金具
24、スプリング26等とから構成される。すな
わち、ロツド23は当金具24に固定され、当金
具24はブツシユ19に当接して移動停止するよ
うに形成される。ロツド23の段付頭部23aと
支持軸3の先端部3a端に挿設された栓25間に
は、ばね部材26が介設される。ばね部材26は
爪部材21の移動に抗すべく作用する。
前記制御手段29はシリンダ4をそのストロー
ク端において前記所定のストローク長だけ更に、
ストロークさせるように動作すると共に、スイン
グアーム1の主軸側からの引き出し時において
は、前記ストローク端までシリンダ4を復帰させ
てから所定のストロークをさせるようにシリンダ
4を制御するように構成される。そのコントロー
ルは所定の位置に配設された近接スイツチ27,
28により行われる。なお、制御手段29には近
接スイツチ30、シリンダ6,8が連結し、シリ
ンダ4のストローク制御およびスイングアーム1
の回動制御を行うように構成される。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、スイングアーム1および支持軸3がケー
ス本体10側のストローク端まで移動し、前記の
如く支持軸3のみが更に第1図に示す実線の位置
まで移動する。これによりばね部材26は圧縮さ
れ、爪部材21をロツク爪12aと係合する位置
に戻す方向に付勢する。近接スイツチ27は支持
軸3の前記ストローク位置を確認する。
次に、スイングアーム1が前記した如く、その
位置で90度回動し、工具2を把持する動作を始め
ると同時に移動手段たるシリンダ4の支持軸3の
み移動させる動力を解除する。これによつて、ば
ね部材26の付勢力により爪部材21がロツク爪
12aに当接し、楔力が作用し、ロツク爪12a
により工具が確実に把持される。近接スイツチ2
8はこの状態を検出するものである。近接スイツ
チ28の確認後、支持軸3はスイングアーム1と
共に所定ストロークを移動し、ストローク端に達
し、近接スイツチ30により確認される。
以上の如く、スイングアーム1がストロークし
始める当初からロツク爪12aに力が作用し、工
具を確実に把持することが出来るので、工具はス
イングアーム1の全ストロークにわたり確実に把
持されることになる。
[考案の効果] 本考案によれば、次のような効果が上げられ
る。
1 スイングアーム1の移動開始時において、爪
部材とロツク爪との楔作用により、工具は確実
にロツクされるため、スイングアームの全スト
ロークおよび回動時において工具が脱落するこ
とはない。
2 ロツク機構が支持軸の先端に支持軸と一体的
にコンパクトに形成され、簡便、かつ安価に実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の軸断面図、第2図
は実施例の一部構成図、第3図は従来の工具ロツ
ク構造の概要図、第4図は従来の工具ロツク構造
の主要部を示す断面図、第5図は同じく従来の工
具ロツク構造の工具把持部まわりを示す一部平面
図である。 1……スイングアーム、1a……空間部、2…
…工具、3……支持軸、3a……先端部、4,
6,8……シリンダ、5……ピニオンギヤ、7,
9……ラツク、10……ケース本体、11……把
持部、12……ロツク爪、12a′……爪、13,
21a……傾斜面、14……楔ピン、17……ガ
イドピン、18……ばね、19……ブツシユ、2
0……キヤツプ、21……爪部材、22……スナ
ツプリング、23……ロツド、24……当金具、
25……栓、26……ばね部材、27,28,3
0……近接スイツチ、29……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具に着脱自在に係合する爪を先端に形成する
    と共に基端側に傾斜面を形成するロツク爪を摺動
    可能に支持すると共にその摺動方向と直交する方
    向に往復動する支持軸端に回動可能に支持される
    スイングアームを有する自動工具交換装置の工具
    ロツク構造において、前記ロツク爪の基端側と対
    峙する位置において前記支持軸に固定され、前記
    ロツク爪の傾斜面に当接係合して該ロツク爪を前
    記工具側に押圧する傾斜面を有する爪部材と、前
    記支持軸をその軸線方向に沿つて往復動させると
    共に、前記スイングアームの主軸側のストローク
    端において少なくとも前記ロツク爪と爪部材との
    傾斜面の接触を解除するストローク長だけ前記支
    持軸を移動させる移動手段と、前記ストローク長
    だけ移動した支持軸を前記ストローク端に復帰す
    る向きに付勢する付勢手段とを設け、前記移動手
    段には、前記スイングアームの引き込み時におい
    て前記支持軸をそのストローク端まで移動させる
    と共に更に前記ストローク長だけ移動させ、前記
    スイングアームの引き出し時には、まず、前記ス
    トローク長だけ支持軸を復帰させた後に所定のス
    トロークだけ前記支持軸を移動制御する制御手段
    を付設することを特徴とする自動工具交換装置の
    工具ロツク構造。
JP1985063192U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0226597Y2 (ja)

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JPS5758255A (en) * 1980-09-22 1982-04-07 Olympus Optical Co Ltd Tape recorder

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JPS5758255A (en) * 1980-09-22 1982-04-07 Olympus Optical Co Ltd Tape recorder

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