JPH02264705A - 義歯調整用チェック剤及び被発色性マトリックス剤 - Google Patents

義歯調整用チェック剤及び被発色性マトリックス剤

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JPH02264705A
JPH02264705A JP1085495A JP8549589A JPH02264705A JP H02264705 A JPH02264705 A JP H02264705A JP 1085495 A JP1085495 A JP 1085495A JP 8549589 A JP8549589 A JP 8549589A JP H02264705 A JPH02264705 A JP H02264705A
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JP
Japan
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agent
matrix
denture
color
false tooth
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Pending
Application number
JP1085495A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Suzuki
鈴木 慶彦
Koichi Watanabe
宏一 渡辺
Taichi Oya
大矢 太一
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
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Fueki Nori Kogyo Kk
Original Assignee
Fueki Nori Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は義歯調整時、義歯を顎の歯肉部分に嵌合させ
る際にその当り具合をチェックする義歯調整用チェック
剤及び当該チェック剤を構成する被発色性7トリツクス
剤に関する。
[従来の技術] 入れ歯をする場合、義歯が顎の歯肉部分に適合しないと
痛みを伴うことから、患者にとってキチッと合うかどう
かは深刻な問題であるが、従来、義歯の嵌合状態を迅速
、正確にチェックするものが提供されていないのが実情
であった。
[発明が解決しようとする課題] 従って、適合不完全の場合、その調整は義歯を。
削って合わさなければならないが、その開削るべき、当
り具合の悪い部分を正確に探さなければならず、治療に
支障をきたしていた。
この点パテ状物質を患部に塗布し、パテ状物質の凹凸形
状で義歯の当り具合を判別する方法もあるが、取扱いが
今一つ困難で、また義歯の当り具合の判別も必ずしも確
実かつ容易であるとはいえない。
そこでこの発明の目的は、顎の歯肉に対する義歯の当り
具合の悪い部分を、正確にかつ簡易、迅速にチェックで
き、義歯調整がきわめて良好となる義歯調整用チェック
剤を提供する点にある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するため鋭意検討・の結果、
義歯嵌合の顎の歯肉患部に塗布する発色剤と、義歯の内
面に塗布し、歯肉との当り部分を」ニ記塗布された発色
剤との呈色反応により呈色チェックする被発色性マトリ
ックス剤とからなる義歯調整用チェック剤を開発した。
すなわち内面に被発色性マトリックス剤を塗布した入歯
を、発色剤が塗布された顎の歯肉患部に嵌め入れ、当り
の悪い義歯の不適合部分を呈色させることによって、削
り取る部分を判別し得るチェック剤を採用したものであ
る。
従ってこの点からすれば、チェック剤としては、相互に
発色反応し得る発色剤と被発色性マトリックス剤の関係
のある組合わせであれば差支えないが、被発色性マトリ
ックス剤は、義歯内面に出来るかぎり薄くかつ流れずに
均一塗布でき、鋭敏に呈色し、毒性がないものが好まし
いことから、発色剤をヨードとし、被発色性マトリック
ス剤を、一定の粘度調整を施した澱粉、デキストリン等
の澱粉系や、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルエ
マルジョン等の樹脂系とする構成が最適である。
澱粉を主成分とする被発色性マトリックス剤の場合は、
澱粉を最大40Wt%配合し、粘度を10000〜20
00000 cpsに調整したものが好ましい。濃度が
40Wt%を越え、粘度が2000000 CpS越え
ると、マトリックス剤の流れが悪くなって義歯内面への
均一塗布が困難となるからである。また粘度が1000
0cpsより少なくなると、義歯内面に塗布した後、流
れ易くなり、呈色反応の位置確認が不正確となる傾向が
生じる。なお呈色の位置確認を一層明確にするとともに
塗布性を向上させるには、澱粉濃度を10Wt%以上と
することが望ましい。
デキストリンと澱粉を併用した被発色性マトリックス剤
の場合は、デキストリン−澱粉成分の濃度は最大60W
【%であること、粘度は10000〜2000000 
cpsに調整することが好ましい。
60Wt%を越え、2000000 cps f;−越
エタ場合、10000cpsより下回った場合は、それ
ぞれ前記澱粉単独系のマトリックス剤と同様、均一塗布
性の点、呈色確認の容易性の点で問題となるからである
。塗布性、呈色確認をさらに向、にさせるには、この併
用系の場合では濃度を1oWt%以−ヒとすることが望
ましい。
被発色性マトリックス剤をポリビニルアルコールとした
場合は、濃度を5〜6oWt%とし、粘度については最
大500000 cpsに調整し、一方酢酸ビニルエマ
ルジョンとした場合は、最大70Wt%含有し、200
00〜200000cpsに調整したものが望ましい。
いずれも義歯内面に対する均−塗布性及び呈色確認の容
易性の見地からである。特にポリ酢酸ビニルエマルジョ
ンの場合は、濃度をioWt%以上とすることがなお一
層好ましい。またポリビニルアルコールを含存成分とす
る場合は、粘度を50000cpsを越える方が好まし
い。
なおこの種の樹脂系マトリックス剤については各誘導体
も採用できる。例えばポリ酢酸ビニル誘導体としては、
酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−アクリル
酸共重合体、酢酸ビニル−ポリビニルアルコール等であ
る。なお酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−
アクリル酸共重合体を使用する場合は、酢酸ビニル濃度
が比較的リッチな方が好ましい。
またいずれのマトリックス剤であっても、必要に応じて
食添用防腐剤、着香剤、食添用改質剤等を配合すること
ができる。澱粉系のマトリックス剤を使用する場合は、
さらに粘度調整(糊化調整)及び糊の老化防止のため食
塩を2〜10%添加することが適切である。
また樹脂系の場合、ポリビニルアルコールとポリ酢酸ビ
ニルエマルジョン併用の被発色性マトリックス剤とする
こともでき、またポリアクリル酸ソーダを増粘剤として
使用し澱粉系及び樹脂系を両者組合わせた配合も可能で
ある。
その他の発色剤−被発色性マトリックス剤ないし被発色
性マトリッシス剤−発色剤の組合わせ例としては、ニン
ヒドリン−アミノ酸、ジメチルグリオキシム−Niイオ
ン、ジチゾン−Znイオン、キナリザリンーMgイオン
又はNiイオン、シッフ試薬−アルデヒド基物質、フェ
ニルヒドラジン・塩化第二鉄−カルボニル基物質等、種
々採用できる。なおこれらのいずれか一方を被発色性マ
トリックス剤として採用する場合は、単独でも使用でき
るが、既述の如く義歯内面に出来るかぎり薄くかつ流れ
ずに均一塗布できることが望ましいので、所定の粘度に
調整された前記澱粉等のマトリックス物質に添加して被
発色性マトリックス剤とすることが適切である。
発色剤をヨードとした場合は、日本薬局方に基づく歯科
用ヨード・グリセリン等各種のヨードを使用することが
安全性、毒性等の点で望ましい。
なおこの発明に係るチェック剤は総義歯のみならず部分
床義歯等各種の義歯に使用できることはいうまでもない
[作用] この発明によれば、被発色性マトリックス剤を義歯内面
に塗布し、一方発色剤を顎の歯肉患部に塗布して、この
歯肉患部に当該被発色性マトリックス剤を嵌め入れるこ
とにより、当りの悪い義歯の不適合部分が呈色すること
になる。従ってこの呈色部分を削り取りさえすれば、義
歯の調整が達成される。
従って簡易、迅速かつ正確に義歯調整の治療が可能とな
る。
特に一定の粘度に調整された澱粉系、樹脂系の被発色性
マトリックス剤を用いた場合では、義歯内面に薄くかつ
流れずに均一塗布できる。従って義歯の適合状態を一層
正確にかつ簡易迅速に判別できるものである。
[実施例] 実施例1 小麦澱粉25%、食塩8%、ソルビン酸0.1%、ハツ
カ油0.1%、グリセリン脂肪酸エステル2%、水(残
部)を配合し、粘度を1200000cpsに調整した
被発色性マトリックス剤を、総義歯の内面に塗布した。
塗布状態は良好で、薄く、流れずに均一塗布できた。こ
れを発色剤であるヨード(薬局方規定の歯科用ヨード・
グリセリン)を塗布した顎の歯肉患部に嵌め入れた。そ
の結果、義歯の当り具合の悪い部分が明敏に呈色し、削
り取るべき箇所が明瞭に判別できた。次にこの部分を削
り取った義歯を再び顎の歯肉患部に嵌合すると適合状態
に嵌合できた。
実施例2 小麦澱粉10%、パインデッシス(商品名、松谷化学工
業株式会社製酵素分解デキストリン)を40%、食塩8
%、ソルビン酸0.1%、ハツカ油0.1%、グリセリ
ン脂肪酸エステル2%、水(残部)を配合し、粘度を1
50000cpsに調整した被発色性マトリックス剤を
、総義歯の内面に塗布した。実施例1と同様、塗布状態
は良好で、薄く、流れずに均一塗布でき、これを発色剤
であるヨード(薬局方規定の歯科用ヨード・グリセリン
)を塗布した顎の歯肉患部に嵌め入れると、義歯の当り
具合の悪い部分が明敏に呈色し、削り取るべき箇所が明
瞭に判別できた。次にこの部分を削り取った義歯を再び
顎の歯肉患部に嵌合すると実施例1と同様に適合状態に
嵌合できた。
実施例3 ゴーセノールGH−17(商品名、日本合成化学工業株
式会社製ポリビニルアルコール)30%、ポリアクリル
酸ソーダ1%、ソルビン酸0. 1%、ハツカ油0.1
%、水(残部)を配合し、粘度を800000cpsに
調整した被発色性マトリックス剤を、総義歯の内面に塗
布した。前記実施例と同様、塗布状態及び呈色の判別は
極めて良好であった。
[発明の効果] 以上の通りこの発明は、顎の歯肉に対する義歯の当り具
合の悪い部分を、正確にかつ簡易、迅速にチェックでき
、義歯調整がきわめて良好となる義歯調整用チェック剤
を提供することができた。
特に一定の粘度に調整した澱粉等を主成分とする被発色
性マトリックス剤を用いた場合は、義歯内面に薄くかつ
流れずに均一塗布できる点で塗布性が格別良好である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)義歯嵌合の顎の歯肉患部に塗布する発色剤と、義
    歯の内面に塗布し、歯肉との当り部分を、上記塗布され
    た発色剤との呈色反応により呈色チェックする被発色性
    マトリックス剤とからなる義歯調整用チェック剤。
  2. (2)発色剤がヨードで、マトリックス剤が澱粉系、ポ
    リビニルアルコール等の樹脂系など、ヨードと呈色反応
    を生ずる被発色性マトリックス剤である請求項1記載の
    義歯調整用チェック剤。
  3. (3)澱粉を最大40Wt%含有し、粘度を10000
    〜2000000cpsに調整した請求項2記載の被発
    色性マトリックス剤。
  4. (4)請求項2記載の澱粉系マトリックス剤は、澱粉−
    デキストリンの併用系成分を最大80Wt%含有し、粘
    度が10000〜2000000cpsに調整された被
    発色性マトリックス剤。
  5. (5)請求項2記載の樹脂系マトリックス剤は、ポリビ
    ニルアルコールを5〜60Wt%含有し、粘度が最大5
    00000cpsに調整された被発色性マトリックス剤
  6. (6)請求項2記載の樹脂系マトリックス剤は、ポリ酢
    酸ビニル又はポリ酢酸ビニル誘導体のエマルジョンを最
    大70Wt%含有し、粘度が 20000〜200000cpsに調整された被発色性
    マトリックス剤。
JP1085495A 1989-04-03 1989-04-03 義歯調整用チェック剤及び被発色性マトリックス剤 Pending JPH02264705A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242322A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Gc Corp 歯科用シリコーン系適合試験材組成物
EP2436368A1 (en) 2010-09-30 2012-04-04 GC Corporation Composition for indicator which is used for detecting pressure points on denture

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EP2436368A1 (en) 2010-09-30 2012-04-04 GC Corporation Composition for indicator which is used for detecting pressure points on denture
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