JPH02264647A - 音響特性測定並びに測温方法およびその装置 - Google Patents

音響特性測定並びに測温方法およびその装置

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JPH02264647A
JPH02264647A JP63294687A JP29468788A JPH02264647A JP H02264647 A JPH02264647 A JP H02264647A JP 63294687 A JP63294687 A JP 63294687A JP 29468788 A JP29468788 A JP 29468788A JP H02264647 A JPH02264647 A JP H02264647A
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wave pulse
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pulse
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probe wave
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Nobuaki Furuya
古谷 伸昭
Hiroshi Fukukita
博 福喜多
Shinichiro Ueno
植野 進一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば生体内に送信した超音波を受信して生
体内組織の音響特性を測定する音響特性測定方法並びに
測定された音響特性が温度依存することを利用して生体
内に温度変化を測定する測定方法およびその装置に関す
るものである。
従来の技術 生体内の情報を超音波を用いて得る方式としては超音波
診断装置がある。この超音波診断装置としては生体内に
超音波を送波し、生体内からの又耐波より生体内の情報
を得るパルス反射法を用いるものが主流を占めている。
このパルス反射法は生体内の音響インピーダンスの差の
ある界面からの反射エコー強度、すなわち、振幅値と超
音波の伝搬時間とから生体内の情報を2次元的に集める
ことにより断層像を表示するようになっている。
近年、主に生体組織の性状診断を行う超音波診断装置に
対し、生体内組織性状以外の情報も得たいという要望も
高まっている。このような情報の例として生体内温度が
ある。生体内の温度情報が得られれば、癌の温熱療法に
おける温度モニタが可能になる。生体内の温度は、例え
ば、生体内で温度変化した場合における超音波減衰、音
速、あるいは非線形パラメータB/A等の音響特性を計
測し、予め調べておいたこれらの音響特性の温度依存特
性と比較することにより推定することが可能である。こ
のうち、非線形パラメータに関する情報を得る方法とし
て、例えば特開昭60−119926号公報に記載され
た方法が知られている。以下、簡単にその方法について
説明する。
この方法は音波の伝搬速度が音波の粒子速度や音圧に依
存するという非線形性を利用するものである。そのため
、比較的高周波のプローブ波パルスを送受信兼用のプロ
ーブ波用振動子から送信すると共に、このプローブ波パ
ルスとほぼ同一場所から同一方向にポンピング用の比較
的低周波のポンプ波パルスを生体内に送出する様にして
おき、且つ、第8図(atに示すように、ポンプ波の粒
子速度が正の部分(又は同図(blに下す粒子速度が負
の部分)に測定用のグローブ波が重畳する様にプローブ
波用振動子とポンプ波用振動子の駆動タイミングを調整
しておき、ポンプ波パルスとプローブ波パルスを送信し
た場合に反射されて帰って来たプローブ波パルスの受信
信号の位相と、測定用パルスだけを送信した場合に反射
されて帰って来たプローブ波パルスの受信信号、若しく
は最初に送信した時と比べて逆相になるようにポンプ波
パルスとプローブ波パルスと共に送出して得られた受信
信号の位相との差を求めることにより、ポンプ波の影響
だけによる測定用パルスの位相変調をパルス反射法で検
出し、生体内の音響的非線形パラメータB/Aを求めよ
うとするものである。すなわち、進行するプローブ波パ
ルスに注目した場合、そのプローブ波パルスが反射体に
到達するまでの間に通過した領域の非線形パラメータ(
但し、場所の関数)とポンプ波の振幅との積の通過距離
間における積分値により定まる位相変調を受けることを
利用し7.異なる深さから次々と反射されて帰って来た
受信信号を復調して得た位相信号についてその差を求め
、更に深さ方向に関して微分する事により、非線形パラ
メータB/Aの分布を得ようとするものである。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の非線形パラメータ測定法では、ポン
プ波パルスの粒子速度の正、又は負のピーク部分にプロ
ーブ波パルスを重畳させるため、両パルスの粒子速度が
増大する向きに加算された瞬間にはその粒子速度は非常
に大となり、その結果、プローブ波パルスに異常な歪を
生じ、測定に悪影響を与え、父、生体に対する安全性を
害するおそれがあった。父、得られる音響特性としては
、非線形パラメータに関するものだけであり、他の情報
、例えば減衰特性等を同時に得るようになっていないの
で、信頼性の高い測温を行うことが出来ないなどの課題
もあった。
本発明は、以上のような従来技術の課題を解決するもの
で、プローブ波パルスに異常な歪を与えることがなく、
又、生体の安全を図ることができるようにした減衰特性
や非線形パラメータを含む音響特性測定方法およびその
装置を提供し、又、測温の信頼性を向上させることがで
きるようにした測温方法およびその装置を提供すること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明の音響特性測定方法は、上記目的を達成する゛た
めに、超音波パルスであるプローブ波パルスと、このプ
ローブ波パルスの波形重心位置をこのプローブ波パルス
より周波数の低いポンプ波パルスの粒子加速度がピーク
である部分に重畳したパルスを波検体内に発信し、この
発信信号を波検体内の2以上の深さの異なる反射点で反
射させて受信し、この受信信号の周波数分析を行ってス
ペクトル比を求め、このスペクトル比から交差周波数と
スペクトル分離度の波検体内における分布を測定し、こ
れらの交差周波数fx(x)、スペクトル分離度DSS
(x)と、プローブ波パルスの分散値σo2および伝搬
距離Xより次式、若しくは次式の近似式によって周波数
のn (x’j乗に比例する減衰係数σn(x)の波検
体内における分布゛を測定するものである。
Kx(x)−DSS (x) / fx(x)又は、上
記交差周波数fx(x) 、スペクトル分離度DSS(
x)と、プローブ波パルスの分散値σo2および伝搬距
離xより次式、若しくは次式の近似式によって、周波数
に比例すると仮定した減衰係数α(x)の波検体内にお
ける分布を測定するものである。
又は、上記交差周波数fx(x)、スペクトル分離度D
SS(x)と、ポンプ波パルス周波数fp、ポンプ波粒
子速度振幅値u (x)、音速Co、プローブ波パルス
の分散値σo2および伝搬距離xより次式、若しくは次
式の近似式によって非線形係数β(x)、若しくは陪非
線形係数β′(X)の波検体内における分布を測定する
ものである。
Kx(x)” DS S (x) / fx(x)又は
、上記減衰係数αn(x)および非線形係数β(X)、
若しくは陪非線形係数β′(X)の波検体内における分
布、又は、上記減衰係数α(x)および非線形係数β(
X)、若しくは陪非線形係数β′(X)の波検体内にお
ける分布を共に測定するものである。
そして、上記ポンプ波粒子速度振幅値u(x)をポンプ
波強度分布の測定値に被検体の減衰係数σn(x)又は
、α(x)の実測値を用いて補正した値より求める。
又、本発明の測温方法は、上記目的を達成するために、
上記音響特性の温度依存特性をもとに波検体内の加熱前
後の温度変化を測定するようにしたものである。
又、減衰係数の温度依存特性をもとに波検体内の加熱前
後の温度変化を測定するようにしたものである。
父、本発明の音響特性測定装置は、上記目的を達成する
ために、超音波のプローブ波パルスおよびこのプローブ
波パルスより周波数の低いポンプ波パルスを送出する超
音波変換部と、上記プローブ波パルスとポンプ波パルス
の位相関係を制御する手段と、上記超音波変換部の受信
信号の周波数分析を行う手段と、この周波数分析手段の
出力に基づいてスペクトル比と交差周波数とスペクトル
分離度を演算すると共に、これら交差周波数とスペクト
ル分離度から減衰係数を演算する信号処理手段とを有す
るものである。
又は、上記信号処理手段が周波数分析手段の出゛力に基
づいてスペクトル比と交差周波数とスペクトル分離度を
演算すると共に、これら交差周波数とスペクトル分離度
から非線形係数、若しくは陪非線形係数を演算するよう
にしたものである。
又は、上記信号処理手段が周波数分析手段の出力に基づ
いてスペクトル比と交差周波数とスペクトル分離度を演
算すると共に、これら交差周波数とスペクトル分離度か
ら減衰係数を演算し、かつ非線形係数若しくは陪非線形
係数を演算するようにしたものである。
父、本発明の測温装置は、上記目的を達成するために、
上記音響特性測定装置に加えて被検体の加温前後におけ
る音響特性測定に基づき温度変化を測定する温度演算部
を有するものである。
そして、上記温度演算部がデータ参照部に対し音響特性
値を参照し、得られた温度依存特性に基づき温度変化を
測定するのが好ましい。
作    用 本発明は、上記描成により次のような作用を有する。
ポンプ波パルス粒子速度の正負ピークの中間部分、すな
わち、粒子加速度のピーク部分にプローブ波パルスの波
形重心部分を重畳することにより、両パルスが加算され
ることによって生じる粒子速度のピークはポンプ波パル
ス自身の粒子速度と同程度とすることができる。父、ポ
ンプ波パルスの粒子加速度が正のピーク部分にプローブ
波パルスが重畳されるように振動子の駆動タイミングを
調整しておき、ポンプ波パルスとプローブ波パルスの両
方を送信した時に反射されて帰って来た受信信号のスペ
クトルと、ポンプ波パルスが逆相になるように、すなわ
ち、ポンプ波の粒子加速度が負のピーク部分にプローブ
波パルスが重畳されるようにポンプ波パルスとプローブ
波パルスを送信して得られた受信信号のスペクトルの比
であるスペクトル比およびスペクトル比から得られる交
差周波数、及びスペクトル比の勾配を測定し、これらの
交差周波数およびスペクトル比勾配より所定の関係式に
基づく計算アルゴリズムにより減衰係数、非線形係数、
若しくは陪非線形係数を求める。
更には上記音響特性が温度変化することを利用して被検
体中の温度を求める。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
まず、第1図を参照しながら本発明に用いる測定法の原
理について説明する。
無限小振幅音波の伝搬体中における音速をCo。
密度ρ0、 音響的非線形パラメータをB/Aとする。
その時、有限振幅音波の伝搬速度は波形の各部分におけ
る粒子速度をU、音圧をppとした場合、これらの各部
分における音速Cは、次の(1)。
(211(51式より求められる。
C−Co + u + ” ・−”−・−・(112A
  ρ0CO Co+(1+B/2A)u         −=−1
2)Co+βu             、−0−(
31通常(1+B/2A)は非線形係数(coeff 
1cientof nonl 1neari ty )
βと呼ばれている。
又、様々な音響特性7/co2sβ/Co、β/ρoC
o2等があるが、これら非線形係数βに関連した音響特
性を総称して陪非線形係数(associated c
oefficienむof nonlinearity
 ’)β′と呼び、これは非線形係数βより計算可能で
ある。
以上の関係式から明らかなようにポンプ波の粒子速度が
正の部分では音速が大きくなり、ポンプ波の粒子速度が
負の部分では音速が小さくなる。
このため、ポンプ波の波形において、粒子速度が負から
正へ変化する中間の部分、すなわち、粒子加速度が正の
部分ではその部分の波形が伝播に伴って圧縮され、その
逆に粒子加速度が負の部分ではその部分の波形が伸張す
る。従って、第1図(alのようにポンプ波の粒子加速
度が正の部分に重畳されたプローブ波形の伝搬に伴い圧
縮されて振幅が増大し、すなわち、そのスペクトルは高
周波側へ拡張し、第1図(blのようにポンプ波の粒子
加速度が負の部分に重畳されたプローブ波のパルスは逆
に伸張されて振幅が減少し、スペクトルは低周波側へ収
縮する。以上のようなプローブ波パルスの伝搬に基づく
スペクトル変調特性を減衰媒体中で、以下のように解析
的に求めることが可能である。
まず、理解しやすくするために、一般には周波数のn(
x)乗に比例する音響減衰を周波数に比例すると仮定す
る。すなわち、n(x)=1と仮定する(一般のn(x
)乗の場合については後述する。)。
プローブ波の伝搬方向をX軸とし、プローブ波のパワー
スペクトラムをp(f、x)とする。プローブ波パルス
としてガワス形状の包絡線を有するRFパルスを使用し
た場合で、音響減衰が周波数の1乗に比例するものと想
定したので、プローブ波のパワースペクトラムp(f、
x)は伝搬距離Xの関数h(x)、 g(x)を用いて
次の(4)式で表わされる(減衰係数と非線形係数は伝
搬距離Xの関数としてα(X)、β(x)と表示する。
)。
ただし、foはRFパルスの中心周波数、Co2はプロ
ーブ波パルスの分散、Aoは定数である。
距離Zから短い距離のX+△Xの位置におけるパワース
ペクトラムp(f、x+△X)は周波数に比例する減衰
と、プローブ波に重畳したポンプ波による変調により、
高周波側または低周波側に周波数が変化する事を考慮す
ると、次の(5)式で表わされる。
p(f、x+ハ、x)=EXP(Ao−h(x十△x)
f−=8−α(x)f△Xp(,1□x)  ・・・・
・・(5)ここで、α(x)は単位周波数、単位長当り
の減衰定数、μ(x)は非線形係数β(x)の関数であ
り、次の(6)式で与えられる。
B (x’)  u (x) μ(x)=2πfp(1+丁)Y=2πfpβ(X豐・
・・(6)ただし、fpはポンプ波周波数であり、u 
(x)は粒子速度の振幅値(ピーク値)の分布である。
上記(41,(s1式を比較すると、伝搬距離Xの関数
h(x)、 g(x)に関する微分方程式が次の(7)
式のように得られる。
る。すなわちポンプ波が第1図(at、 (blの位置
にある事はu(yJ=μ0(X)とμ(X)−一μ0(
X)に対応するので、その時の関数h±(x)、g±(
幻を次の(1])式とすると、プローブ波のパワースペ
クトルp+(f、x)。
p−(f、x)は次の(11)式で表わされる。
この微分方程式を上記(4)式の初期条件(8)式の元
で解くと、次の(9)式で表わされる。
h(o)=O,g(h) =1           
  ・・・・・−(sl上記(9)式を上記(4)式に
代入すると、任意の距離Xでのパワースペクトラムp(
f、x)が得られる。
ここで、上記(6)式の粒子速度振幅値u(x)は、正
の値も負の値もとり、正の値は高周波側にプローブ波周
波数が変調される事に対応し、第1図(alに対応する
。又、負の値は低周波側にプローブ波周波数が変調され
る事に対応し、第1図(blに対応すスペクトル比R(
f、x)はパワースペクトルp−1−(f、x)とp−
(f、x)の対数比で次の(12)式で表わされる。
R(f、x)−1og(P−(f、x)/P+(f、、
x))    −(12)ここで、ポンプ波のエネルギ
ー密度がキャビテーションを発生させない程度に小さい
時には、tXμ0ωdx l << 1 として良いの
で、近火式である次の(15)式が成立する。
EXP(±fxμo(xi欣)+1±fxμ0ω牡  
   ・・・(句この(僧式の近似のもとに、上記(i
oI、 (++I、(2))式よりスペクトル比R(f
、x)は次の(例式で表わされこの(例式に上記(M)
式を代入して計算すると、スペクトル分離度DSS(x
)は次の(切代で表わされる。
・・・(141 交差周波数fxはプローブ波のパワースペクトルp+(
f、x)とp−(f、x)が等しい周波数であるから、
スペクトル比R(fz、 x)= Oが成立する周波数
である゛。よって、上記(14)式よ9次の(15)式
で表わされる。
ここで、交差周波数fxはXの関数と見てfx(x)と
表示した。
次K、スペクトル比R(f、x)の周波数に対する勾配
の交差周波数での値を次の(S6)式のようにスペクト
ル分離度DDS(x)とする。
DSS(x)−(7yR(f、 x)) 、=、エ  
  ・・・俤)このfz1式をμ0ωについて表わして
上記(例式を用いると、非線形係数βωが次の(11式
で求められ′る。
Kxω−DSS (x) / fx(x)      
  −(vlすなわち、ポンプ波強度分布がXの関数と
して知られていれば、ポンプ波粒子速度振幅値u fx
lが得られ、交差周波数fX(xiとスペクトル分離D
SS(xiの実測値より非線形係数β(x)が上記−,
(η)式で与えられる。ポンプ波の強度分布は、水中で
の強度分布を事前に実測し、その値に、被検体の減衰係
数の実測値α(xiを後述する方法で求めた値を使用し
て減衰の補正をすることにより得られる。
又は、減衰係数はほぼ生体では/neper/ MHz
・口であるので、この値を使用して推定しても良い。
いずれにしても何らかの方法でポンプ波の粒子速度振幅
値u (xlが得られれば非線形係数β(xlが求めら
れる。またβ(xiより陪非線形係数β’(xiも同様
に求められる。
次に、減衰係数α(xiは上記(f51式をα(x)式
について表示して上記(sI、 (191式を代入する
ことにより、すなわち、交差周波数fz(xlとスペク
トル分離度D S S (xiの実測値よ奴減衰係数α
(xlが求められる。
以上の結果をまとめると、プローブ波のパワースペクト
ルP+(f、x)、p−(f、x)の実測値よりスベク
トル比R(f、x)が上記(12)式で得られ、これよ
り実測値の交差周波数fx(X)がR(fx、x)=o
 より得られる。又、実測値のスペクトル分離度DSS
[Xlも上記f%1式で得られる。これらより、上記(
81゜(拗式を使用して減衰係数α(xiが得られる。
非線形係数β(xlは被検体中のポンプ波速度振幅値u
 (xlが知られれば、スペクトル分離度D S S 
[xlと交差周波数fX(xlより上記(知、(η)式
で与られる。但し、Co2゜σo2.fp等は当然既知
量である。また陪非憩形係数β′(X)も非線形係数β
(x)より求められる。
以上の様に、後述する装置により被検体の交差周波数f
x(xlとスペクトル分離度DSS(xlを実測すれば
、減衰係数α(x)と非線形係数β(x)が得られる事
になる。
令名の説明は周波数に比例する減衰、すなわちn(xl
=1と仮定した場合であるが、一般の周波数のn (x
l乗に比例する音響減衰の場合について、以下に説明す
る。
音響減衰は周波数のn (xl乗ではαn(Xlfn(
XJとなるが、交差周波数fx(Xlの近傍だけを考え
て、f原xl近傍で周波数fで展開して次のように近似
する。
αn(xl f ” + (αn(xl f n(X’
 ) f =f)(δ +Cg−7αn(xJf n(xi )f=f)(、f
=α(xo)f+α(2(xo ’)        
−・−(211αc (xi ”= (“n(” fn
(xl)f = fx = αn(x)fx(xl n
(xl −乍)δ α(xl= (g7α瞳Hn(xi 〕f=fx=αH
(xi n(xl fX(xln(X)−1・・・(2
3) 係数α(xI、αc (xiを上記(21)、(221
式で定義すると、減衰係数α(xiは減衰のfX(XI
近傍で周波数fK比例する部分で、αc(xlは定数成
分を意味している。この近似で上記(4)式に対応する
パワースペクトラムp(f、x)は、次の(24)式で
求められる。
・・・(241 上記(24式は上記(4)式にhe(xiが付加されて
いる。
ここで、上記と同様に△Xの伝播によるパワースペクト
ラムの変化を考慮すると、次の(251式が成立する。
p(f、x十△x)=EXP(Ao−hc(x七へx)
−h(x+△x)f= 、−(d(xlf +ac(x
))△Xp(h ’ x)・・・(251 これより、上記(7)式に対応して、he(xi、h(
xi、g(xiに関する微分方程式を作成すると、次の
(8式となる。
ここで、上記(21A式はhc(xlの微分方程式が追
加された。これを初期条件、(271式の元で解くと、
(イ)式となる。
he(ol=0. h(ol=o、 g(01=1  
      −−−(Tl・・・し8) 上記(2B1式を上記(241式に代入すれば、p(f
、x)が得られ、プローブ波とポンプ波の位置によりμ
(X)=±μo(xlに対応してp±(f、x)を決め
、その対数比を上記(12)式で求める。
・・・(291 ここで、he(x)はμ(xiに依存しないので、士の
変化は無い。
R(f、 x ) −log(P−(xl/P+(xl
)・・・(301 上記ffi式では、h c(xlO項が割算で消去され
るため、無くなり、上記(14)式のR(f、x)と全
く同一の式が得られる。すなわち、h((xlはμ(x
iがμ(X)=±μo(xlと変化する事によって変化
しないため、割算で消去され、R(f、x)では上記(
14)式と全く同一の式となる。この結果、R(f、x
)より演算する事で求められた上記(vI、 (匍、(
6)I、 H式のDSS(XI、β(xi、  KX(
XI、  α(xl等は全く同一の式によって求められ
る。上記(131式で示した様に11xμo (xi 
dx l << 1の成立する場合は交差周波数fx 
(xiはfOに近いので、減衰をfx(xi近傍だけで
展開近似しても良い。この結果、周波数のn(xl乗の
減衰係数αn[xlは上記(2!1式をαn(xlにつ
いて解き、更に上記(21)式を代入する事により、次
の(31)式が得られる。
1     +−n(xi αn(xl=   fx(xl    α(xln(x
i ここで、n(xiは一般的には未知関数である。しかし
、生体の場合はn(xlは1〜、5程度と考えられ、適
当な平均値、例えばn (xl= 、2としても良いし
、更に正確には生体の各種の組織(脂肪、筋肉、骨、等
々)に応じて事前にデータベース化して保持し、それを
測定場所Xごとに参照してn (xiを決定する事も可
能である。また、簡単な近似では、n (xl = 1
とすれば、上記(31)式は上肥い)式と−致し、α1
(x)=α(xlとなシ、 上記の結果で、当然これは
周波数に比例した減衰の結果となる。すなわち、必要な
精度に応じてn (xiを決めれば、減衰係数αn(x
lが上記(51)式によって求められる。
上記の解析的な関係が明らかにされた各種音響特性を具
体的に測定する方法、並びにこれらの測定された各種音
響特性を用いて波検体内の温度変化を求める方法をそれ
らの装置と共に、図面を参照しながら説明する。
第2図は本発明の一実施例における超音波測温装置を示
す機能ブロック図である。本発明は、いわゆるエコー信
号を受信する1随音波パルス反射法を基本原理としてい
る。第2図において、1はポンプ波パルスの送信、プロ
ーブ波パルスの送、受信を行う超音波変換部、2は超音
波変換部1に対してポンプ波用の駆動パルスを加えるパ
ルス駆動器、3は超音波変換部1に対してグローブ波相
の駆動パルスを加えるパルス駆動器、4は超音波変換部
1の受信出力を増幅する増幅器、5は増幅器4の出力を
記憶する波形記憶部、6はパルス駆動器2,3と波形記
憶部5の動作タイミングを制御するタイミング制御部、
7は波形記憶部5とタイミング制御部6ヘクロツクを供
給するクロック発生部、8は波形記憶部5に記憶された
波形に対してフーリエ変換を行う周波数分析部、9は周
波数分析部8の出力に対して信号処理を行い、音響特性
を求める信号処理部、10は信号処理部9の出力により
温度を計算する温度演算部、11は温度演算部10に対
し音響特性の孟夏依存情報を出力するデータ参照部、1
2は増幅器4の出力を検波する検波部、13は(Ml号
処理部9の出力により音響特性分布像、温度減算部lO
の出力により温度分布像、検波部12の出力によりBモ
ード断層像を作る走査変換部、14は走査変換部13の
出力を表示する表示部、l6は被検体(生体)である。
第3図は上記超音波変換部lの好筐しい例を示す構成図
である。第3図に示すように超音波変換部1はポンプ波
用振動子101とグローブ波相振動子102とから構成
される。ポンプ波用振動子101は、例えば中心波数3
00KHz、外径60龍、 内径20nの環状圧電振動
子により構成され、プローブ波相振動子102は、例え
ば中心周波数3MHz、外径20器の収東タイプの圧電
振動子により構成されている。ポンプ波用振動子101
の出力レベルとしては、粒子速度振幅で2 5 0 龍
/s、水中でピーク出力として4 W / tA程度、
プローブ波用振動子102の出力レベルとしては、通常
、超音波診断装置で用いられる程度か、それより少し低
い程度とする。プローブ波パルスのスペクトル特性トし
ては、ガクス形状をしていることが望ましく、そのだめ
、プローブ波用振動子1020周波数特性およびパルス
駆動器3の駆動パルスの周波数特性が調整される。一方
、ポンプ波パルスの周波数特性の高周波側成分がプロー
ブ波パルスの周波数特性の帯域内に混入することを避け
るため、パルス駆動器2では出力中の高周波成分が抑圧
される。
以上の様にしてポンプ波用振動子101から送信された
ポンプ波パルスとプローブ波用振動子102から送信さ
れたプローブ波パルスは結合媒体161中で交差、重畳
して重畳パルスとなった後、被検体16へ入射する。結
合媒体161としては、例えば水の様な液体が適当であ
り、その深さ、すなわち、プローブ波用振動子102の
音波放射面と被検体16の間の距離としては、例えば1
0011IE程度が選ばれる。この重畳パルスが被検体
16中を伝搬する過程でプローブ波パルスは変調される
。この変調特性はプローブ波パルスの波形の重心部分を
ポンプ波パルスのどの部分に重畳するかに依存する。重
畳される部分が第8図(atに示す様にポンプ波の粒子
速度が正のピークである場合には位相関係A、第8図(
blの様に粒子速度が負のピークである場合には位相関
係B、第1図(atの様に粒子加速度が正のピークであ
る場合には位相関係C1第1図(blの様に粒子加速度
が負のピークである場合しては位相関係りとして、それ
ぞれの重畳の状態を区別する。以上の様な位相関係の制
御はパルス駆動器2,3の駆動パルス発生の相互のタイ
ミングをタイミング制御部6により制御することにより
行われる。実際には、プローブ波用のパルス駆動器3と
波形記憶部5の動作の時間関係を固定しておき、ポンプ
波用のパルス駆動器2のパルス発生タイミングを制御、
あるいは駆動パルスの極性を反転させることが行われる
。タイミング告制御の時間分解能としては、例えばポン
プ波の1波長の1/64程度で行われ、この場合には約
50nsとなる。
このような時間の制御には50 ns (20MI(s
 )  のクロック信号とプリセットカウンタ等による
デジタル遅延技術により実現出来る。このクロック信号
はクロック発生部7から供給される。
この様にして、重畳の位相関係を制御されたプローブ波
パルスは各位相状態に対応した変調を受けながら被検体
16の中を伝撮し、更に被検体16が有する音波散乱特
性の影響により次々に御方散乱され、反射信号としてプ
ローブ波用振動子102に到達し、受信信号に変換され
る。なお、図示していないが、超音波変換部1の全体を
機械走査機構により揺動させ、例えばセクタ走査しても
良い。
受信信号は増幅器4で増幅された後、波形記憶部5に記
憶される。波形記憶部5は、例えばA/D変換器、高速
のメモリ等で構成される。A/D変換器のサンプリング
クロックの周波数としては、受信信号の周波数、ここで
は3 MHzの4倍以上あることが望ましく、20MH
zは適当な周波数である。このサンプリングクロックも
クロック発生部7から供給される。波形記憶部5に記憶
された受信信号はデータ窓により必要な位置、長さの部
分が抜取られ、周波数分析部8でフーリエ変換される。
この抜取られる部分、すなわち、データ窓の長さとして
は受信信号の周波数の40波程度、ここでは13μs程
度とする。データ窓内のデータ点はデータ窓の長さとサ
ンプリングクロックの周波数の積に等しいから、この例
では260点となる。
この抜取られたデータ列に対して、例えばハミング窓の
ような窓関数が乗ぜられたり、あるいは高速フーリエ変
換のアルゴリズムに適合させるためにデータの点数を2
のべき乗、例えば256点に変更しても良い。このフー
リエ変換は被検体16の深さ方向、すなわち、データ列
の深さ方向にデータ窓を移動して繰返し行われるが、と
の例では移動ピッチとしては、例えば被検体16内で換
算して微小距離、25mとする。この微小距離を音波が
往復するのに要する微小時間へtoは被検体16中にお
ける音速を1500m/sとした場合、約16μsとな
る。以上の様にして、受信信号は微小時間へto間隔で
データ窓を移動しながら抜取られ、次々にフーリエ変換
が行われる。フーリエ変換の結果は複素数となるが、そ
の実部Re(f、x)と虚部Im(f、x)から更にパ
ワースペクトルp(f、x)、あるいは位相角φ(f、
x)がそれぞれ次の(V+、(!W1式で計算される。
P(f、 x)=Re (f、 x)+Im  (f、
 x)   −−−(3Jφ(f、 x )=arct
an(Im(f、 x)/Re (f、 x)) −(
!ポンプ波パルスとグローブ波パルスが第1図(atに
示す位相関係C,または第1図(blに示す位相関係り
で重畳され、被検体16中を伝搬し、関心領域(以後R
OIと呼ぶ)において散乱されて得られた受信信号の部
分、すなわち、ROIに相当する深さに位置するデータ
窓により抜取られたデータ列に対するパワースペクトル
は簡単な伝搬モデルを用いて次の(341式の様に表わ
すことができる。
P+(f、 x)=l fH±(f、x)・S±(f、
x)・G(f、x)・Tげ))■W(f l 12・・
・(5I11但し、 H+(f、 x) ;変調後のプローブ波ペルススペク
トルS召f、x) : ROIの音波散乱特性G(f、
 x) :復ム゛?Jシておける線形伝搬減衰T(f)
  ;受信係周波敢特性 ■W(f);窓関数によるコンボリユーシヨン± ;十
・・・位相関係Cによる音波送信−・・・位相関係りに
よる音波送信 このような伝搬モデルにおいて、被検体16内の特定の
ROIに対し、まず、第1図(atに示す位相関係Cで
音波を送信し、パワースペクトルP+(f、x)を求め
、次に送信間隔Toをおいて第1図tb)に示す位相関
係りで音波を送信し、パワースペクトルP−(f、x)
を求め、両パワースペクトルの比を対数で評価する。な
お、送信間隔To の時間としては、通常、超音波診断
装置で用いられる値、例えば数百μSから1ms程度で
ある。次式において、音波散乱特性S+(f、x)とS
 −(f、 x)の差および窓関数における影響が小さ
ければ、S±(t、x>。
G(f、 x)、 T (f )、 W(f )の各項
はすべて消去され、左辺は上記(切代、(9))式に示
したスペクトル比R(f、効の上に等しくなる。
R(f、 x)= log(P−(f、 x)/ P+
(f、 x) )=21og(IH−(f、x) / 
H+(f、x)l)    ・・・(却スペクトル比R
(f、 x)と各種音響特性との関係は既に上記(+s
I、 (+9、 +2:1、 (5o1式に示した通り
であり、信号処理部9においてはこれら関係式をもとに
各種音響特性を計算する。
第4図は肝蔵に似せて作成した超音波テストファントム
を被検体16として用いた場合のパワースペクトルP±
(f、x)およびスペクトル比R(f、x)の実測値の
例であるが、スペクトル比R(f、x)にはかなシのリ
ップル成分がノイズとして付加されており、交差周波数
fx(xlの決定に対して悪影響を与える。この影響を
軽減するため、信号処理部9では交差周波数fz(xl
の近傍で、この例では2〜3MHz程度の範囲で、得ら
れたスペクトル比R(f、x)を周波数fの1次、又は
2次関数等から成る近似関数で近似し、近似関数が零に
なる周波数から交差周波数fx(x)を決定する。 近
似関数の選択の仕方としては最小2乗法等の利用が可能
である。次に、スペクトル比R(f、 x)の周波数微
分、すなわち上記(14式のスペクトル分離度D S 
S (x)を求める。
スペクトル分離度DSSfxlも実際には近似関数の微
分から求める。上記(+aI、 (191式においてD
SS(xI、fx(x)は可測量であり、ポンプ波周波
数fp、グローブ波パルスのスペクトル分散σo2、音
速Co等は既知量である。ここで、ポンプ波の粒子速度
振幅値u (xiは、ポンプ波の音圧振幅ゴ直P I)
(xiが分かれば次の(3/J式で与えられる。
凸)−ρ。c oP p(xl ・・賢56) 但し、ρ0は伝搬媒体の密度である。
ポンプ波の音圧振幅値Ppfiは水などの擬似媒体を使
用して事前に超音波トランスデユーサ等で実測した値を
使用して良いが、実際の被検体の音響減衰を考慮して適
当な減衰率、例えば生体では1neper、/ MHz
−cx程度で音響減衰を見積って補正するか、更には後
述する方法で音響減衰係数αn(xi又はα(xiを実
測値として測定し、その値を1吏用して減衰を補正した
音圧を使用して粒子速度11 (Xiを求める等の方法
により粒子速度振幅値u(xlを決める。
これらより上記(181、θ9)式の全ての量が求まる
ので、非線形係数β(xlや陪非線形係数β′(X)を
算出できる。減衰係数αH(xI、又はα(xlは非線
形係数β(xlに比較すれば簡単な計算により求まる。
すなわち、交差周波数fx(xlとスペクトル分離度D
 S S (xlの実測値と既知量の分散値σo2より
上記(191、(311式で求められる。ただし、n 
(xiは適当に想定した値を使用する。
以上、上記(211式以後で、詳細に説明した内容をプ
ログラム化したソフトウェア−を有する第2図の信号処
理部9により、デジタルデータとして計算機処理を行な
う事によって信号処理部9は周波数分析部8のデータよ
り、音響特性値である減衰係数αy、(xi、α侵)、
非線形係数β(x)、陪非線形係数β(xi等を算出す
る。
又、上記演算の高速化を図るには、上記内容の演算処理
を専用の7・−ドウエアーにより構成すれば良い。
以上の様に、音響走査線上、すなわち、プローブ波パル
スの伝撥径路上における減衰特性αn(xl。
αfx)非線形係数β(xiの分布を得ることが出来る
これらの音響特性値は第3図の被検体16中において、
データ窓に相当する部位における平均的な音響特性値と
みなすことができる。通常、断層像上の特定部位におけ
る音響特性値を問題にする場合には、断層像上に関心領
域(ROI )という仮想的な領域を設定し、そのRO
Iの内部における平均的な音響特性値を対泉とする。第
5図は扇形走査断層像51上に表示された複数のROI
52の境界線の例を示している。これからも明らかな様
に境界線の形状は扇形の一部となっている。ROI52
の寸法は、例えば伝搬の深さ方向1(ニア71程度、そ
れと直交方向に1C7rL程度が選ばれる。従って、実
際にはROI52の内部を多数の音響走査線が通過し、
それら音響走査線上のデータ窓についてもROI52と
重なるものが多数ある。これら多数のデータ窓に対応す
る多数の音響特性値からROI52内の平均的な音響特
性値を求める場合には、例えばROI52の中央部を通
過する音響走査線上に対応する音響特性値、あるいは、
ROI52と重なり合う部分の多いデータ窓に対1応す
る音響特性値に対して重み付けを行い、平均を求めても
良い。
信号処理部9では以上の様にして受信信号の・2ワース
ベクトル等から音響特性値が求められる。温度演算部1
0では減衰係数や陪非線形係数の温度依存特性をもとK
RO・■毎に温度変化が計算される。第6図は生体軟組
織における減衰係数と音速の温度依存を示す代表的な例
である。図から明らかな様に、減衰係数ではその温度依
存は比較的大きく、音速では小さい、更に、これらの温
度依存特性は脂肪組織と非脂肪組織ではその傾向がかな
り異なる。又、これらの温度依存は単純な温度Tの一次
関数では表現されず、高次多項式による近似がより望ま
しいことがわかる。なお、非線形)くラメータB/Aに
関してはその温度依存はかなり小さいと考えられており
、従って、陪非線形係数β′の温度依存はその分母にあ
る音速の温度依存に支配されると考えられる。
第7図は温度演算部10の一例を示す機能ブロック図で
ある。図中、1001は各ROIに用意されたメモIJ
(IDM)であり、初期状態における音響特性値を記憶
する。この場合、初期状態とはノ・イパーサーミア等の
応用においては生体を加i’!する前の平常体温の状態
を意味する。次に、ROI 毎にメモIJ100Iに記
憶された減衰係数と陪非線形係数の値でデータ参照部1
1を参照する。これら減衰係数や陪非線形係数は組織診
断のパラメータとして有効であシ、例えば脂肪組織と非
脂肪組織ではこれらの値は大幅に異なる。従って、デー
タ参照部11はこれら減衰係数や陪非線形係数の参照に
対して組織の性状を判定することが可能であり、メモリ
1001からの参照に対して各80丁におけるMi織音
響特性の温度依存特性を指定することができる。温度特
性をγ(T)とした場合、γ(T)は次の(功式を満た
す1次、又は高次の多項式である。
a (T) = a□−r (T)         
−(3η但し、 ao;初期状態における音響特性。
a(T) :初期状態よりT℃変化した場合における音
響特性。
γ(T)の指定の仕方としては多項式の各次数の係数値
のみで十分であり、データ参照部11に係数の形で記憶
されている。各ROI毎に参照された温度特性γ(T)
の係数値はメモ!J (TCM)1002に記憶される
。この場合、温度特性γ(T)は減衰係数にのみ指定さ
れるものとする。演算部(TD) 1003ではメモ1
Jlo02に記憶された係数値とメモIJ100Iに記
憶された初期状態における減資係数をもとに適当な温度
範囲、例えば35°C〜50°Cについて適当な温変ピ
ツチ、例えば1°C1で各温度における減衰係数をRO
I毎に計算し、メモリ(RDM)1004に記憶する。
次に、加温後の減衰係数をメモリ(CDM)1005に
記憶する。、%モl/100!MC記憶されたデータは
、メモ171004に記憶されたデータのいずれに相当
するか、すなわち、何度の変化に相当するかが演算部(
CDM)1006において比較される。
この演算1006による比較は各ROI毎に行われ、温
度変化の値はメモIJ(TOR)1007に記憶される
以上の様にして求められた温度変化Tの値は走査変換部
】3へ送られ、2次元の温度分布像を得ることが可能と
なる。
なお、上記実施例では、全てのROIについて温度変化
を演算し、画像として表示する例について説明したが、
温度変化は特定のROIだけについて演算するだけでも
良く、又、演算結果を数値として表示しても良い。又、
′信号処理の途中で得られる減衰係数の分布、陪非線形
係数の分布等の音響特性値を画像として表示するだけで
も組織診断上の意儀は高い。又、超音波減衰の周波数依
存特性nの値を含め、得られた音響特性値を数値として
表示しても良い。又、交差周波数とスペクトル分離度の
伝搬深さ方向依存そのものも伝搬媒質の音響特性を示す
値であるので表示しても良い。
なお、均質で温度依存特性が既知である被検体の場合温
度演算に関しては予め既知の温度依存特性を用意してお
き全てのROIにその特性を適用しても精度の高い測温
は可能である。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、ポンプ波パルス粒子
加速度のピーク部分にプローブ波パルスの重心を重畳す
ることにより、両パルスが加算されることによって生じ
る粒子速度のピークはポンプ波パルス自身の粒子速度と
同程度とすることが出来、プローブ波パルスに異常な歪
を与える心配が無く、生体への安全性も高い。
又、超音波減衰特性と陪非線形係数を同時Vζ得ること
が可能であり、これら2つの音響特性値をもとにより精
度の高い組織診断、あるいは測温か可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(aI、 (blは本発明の一実施例における音
響特性測定方法の原理説明用で、ポンプ波パルスとプロ
ーブ波パルスの重畳された状態を示す図、第2因は本発
明の一実施例における超音波測温装置の機能ブロック図
、第3図は本発明の超音波測温装置に用いる超音波変換
部の一例を示す構成図、第4図は本発明の一実施例にお
いて得られた受信信号のスペクトル比を示す図、第5図
は関心領域(ROI)の境界線の例を示す図、第6図(
at、 (blは生体軟組織における音響特性である減
衰係数と音速の温度依存の例を示す図、第7図は本発明
の超音波1fllJ温装置に用いる温度演算部の一例の
詳細を示す機能ブロック図、第8図(aI、 (blは
従来の音響特性測定方法におけるポンプ波パルスとプロ
ーブ波パルスの重畳された状態を示す図である。 l・・・超音波変換部、2,3・・・パルス駆動器、8
・・・周波数分析部、9・・・信号処理部、10・・・
温度演算部、11・・・データ参照部、13・・・走査
変換部、14・・・表示部、101・・・ポンプ波用振
動子、102・・・プローブ波用振動子。 特許出願人 工業技術院長 飯 塚 幸 三第 図 第 図 第 図 lF3 囚波数f /′7Hz 第 図 第 図 (a) d B /Crr( (ω 廓75 jつ で 第 >1 コ (O) 手続補正書く方式)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)超音波パルスであるプローブ波パルスと、このプ
    ローブ波パルスの波形重心位置をこのプローブ波パルス
    より周波数の低いポンプ波パルスの粒子加速度がピーク
    である部分に重畳したパルスを被検体内に発信し、この
    発信信号を被検体内の2以上の深さの異なる反射点で反
    射させて受信し、この受信信号り周波数分析を行ってス
    ペクトル比を求め、このスペクトル比から交差周波数f
    x(x)とスペクトル分離度DSS(x)の被検体内に
    おける分布を測定し、これらの交差周波数fx(x)、
    スペクトル分離度DSS(x)と、プローブ波パルスの
    分散値σ_o2および伝搬距離xより次式、若しくは次
    式の近似値によって、周波数のn(x)乗に比例した減
    衰係数α_n(x)の被検体内における分布を測定する
    ことを特徴とする音響特性測定方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ Kx(x)=DSS(x)/fx(x) (2)超音波パルスであるプローブ波パルスと、このプ
    ローブ波パルスの波形重心位置をこのプローブ波パルス
    より周波数の低いポンプ波パルスの粒子加速度がピーク
    である部分に重畳したパルスを波検体内に発信し、この
    発信信号を被検体内の2以上の深さの異なる反射点で反
    射させて受信し、この受信信号の周波数分析を行ってス
    ペクトル比を求め、このスペクトル比から交差周波数f
    x(x)とスペクトル分離度DSS(x)の被検体内に
    おける分布を測定し、これらの交差周波数fx(x)、
    スペクトル分離度DSS(x)と、プローブ波パルスの
    分散値σ_o^2および伝搬距離xより次式、若しくは
    次式の近似式によって、周波数に比例すると仮定した減
    衰係数α(x)の被検体内における分布を測定すること
    を特徴とする音響特性測定方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ Kx(x)=DSS(x)/fx(x) (5)超音波パルスであるプローブ波パルスと、このプ
    ローブ波パルスの波形重心位置をこのプローブ波パルス
    より周波数の低いポンプ波パルスの粒子加速度がピーク
    である部分に重畳したパルスを被検体内に発信し、この
    発信信号を被検体内の2以上の深さの異なる反射点で反
    射させて受信し、この受信信号の周波数分析を行ってス
    ペクトル比を求め、このスペクトル比から交差周波数f
    x(x)とスペクトル分離度DSS(x)の被検体内に
    おける分布を測定し、これらの交差周波数fx(x)、
    スペクトル分離度DSS(x)と、ポンプ波パルス周波
    数fp、ポンプ波粒子速度振幅値u(x)、音速Co、
    プローブ波パルスの分散値σ_o^2および伝搬距離x
    より次式、若しくは次式の近似式によって非線形係数β
    (x)、若しくは陪非線形係数β′(x)の被検体内に
    おける分布を測定することを特徴とする音響特性測定方
    法。 β(x)=[−C_o^2σ_o^2/4πfpu(x
    )][d/dx]Kx(x)Kx(x)=DSS(x)
    /fx(x) (4)超音波パルスであるプローブ波パルスと、このプ
    ローブ波パルスの波形重心位置をこのプローブ波パルス
    より周波数の低いポンプ波パルスの粒子加速度がピーク
    である部分に重畳したパルスを被検体内に発信し、この
    発信信号を被検体内の2以上の深さの異なる反射点で反
    射させて受信し、この受信信号の周波数分析を行ってス
    ペクトル比を求め、このスペクトル比から交差周波数f
    x(x)とスペクトル分離度DSS(x)の被検体内に
    おける分布を測定し、これらの交差周波数fx(x)、
    スペクトル分離度DSS(x)と、プローブ波パルスの
    分散値σ_o^2および伝搬距離xより次式 I 、若し
    くは次式( I )の近似式によって、周波数のn(x)
    乗に比例した減衰係数α_n(x)の被検体内における
    分布を測定すると共に、上記交差周波数fx(x)、ス
    ペクトル分離度DSS(x)と、ポンプ波パルス周波数
    fp、ポンプ波粒子速度振幅値u(x)、音速Co、プ
    ローブ波パルスの分散σ_o^2および伝搬距離xより
    次式(II)、若しくは次式(II)の近似式によって非線
    形係数β(x)、若しくは陪非線形係数β′(x)の被
    検体内における分布を測定することを特徴とする音響特
    性測定方法。 {▲数式、化学式、表等があります▼ Kx(x)=DSS(x)/fx(x)}…( I ){
    β(x)=[C_o^2σ_o^2/4πfpu(X)
    ][d/dx]Kx(x)Kx(x)=DSS(x)/
    fx(x)}…(II)(5)超音波パルスであるプロー
    ブ波パルスと、このプローブ波パルスの波形重心位置を
    このプローブ波パルスより周波数の低いポンプ波パルス
    の粒子加速度がピークである部分に重畳したパルスを被
    検体内に発信し、この発信信号を被検体内の2以上の深
    さの異なる反射点で反射させて受信し、この受信信号の
    周波数分析を行ってスペクトル比を求め、このスペクト
    ル比から交差周波数fx(x)とスペクトル分離度DS
    S(x)の被検体内における分布を測定し、これらの交
    差周波数fx(x)、スペクトル分離度DSS(x)と
    、プローブ波パルスの分散値σ_o^2および伝搬距離
    xより次式 I 、若しくは次式( I )の近似式によって
    、周波数に比例すると仮定した減衰係数α(x)の被検
    体内における分布を測定すると共に、上記交差周波数f
    x(x)、スペクトル分離度DSS(x)と、ポンプ波
    パルス周波数fp、ポンプ粒子加速度振幅値u(x)、
    音速Co、プローブ波パルスの分散σ_o^2および伝
    搬距離xより次式(II)、若しくは次式(II)の近似式
    によって非線形係数β(x)、若しくは陪非線形係数β
    ′(x)の被検体内における分布を測定することを特徴
    とする音響特性測定方法。 {▲数式、化学式、表等があります▼ Kx(x)=DSS(x)/fx(x)}…( I ){
    β(x)=[C_o^2σ_o^2/4πfpu(x)
    ][d/dx]Kx(x)Kx(x)=DSS(x)/
    fx(x)}…(II)(6)ポンプ波粒子速度振幅値u
    (x)をポンプ波強度分布の測定値に被検体の減衰係数
    α_n(x)の実測値を用いて補正した値より求めるこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の音響特性測定方
    法。 (7)ポンプ波粒子速度振幅値u(x)をポンプ波強度
    分布の測定値に被検体の減衰係数α(x)の実測値を用
    いて補正した値より求めることを特徴とする請求項3ま
    たは5記載の音響特性測定方法。 (8)音響特性の温度依存特性をもとに被検体内の加熱
    前後の温度変化を測定することを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれかに記載の測温方法。 (9)減衰係数の温度依存特性をもとに被検体内の加熱
    前後の温度変化を測定することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の測温方法。 (10)超音波のプローブ波パルスおよびこのプローブ
    波パルスより周波数の低いポンプ波パルスを送出する超
    音波変換部と、上記プローブ波パルスとポンプ波パルス
    の位相関係を制御する手段と、上記超音波変換部の受信
    信号の周波数分析を行う手段と、この周波数分析手段の
    出力に基づいてスペクトル比と交差周波数とスペクトル
    分離度を演算すると共に、これら交差周波数とスペクト
    ル分離度から減衰係数を演算する信号処理手段とを有す
    ることを特徴とする音響特性測定位置。 (11)超音波のプローブ波パルスおよびこのプローブ
    波パルスより周波数の低いポンプ波パルスを送出する超
    音波変換部と、上記プローブ波パルスとポンプ波パルス
    の位相関係を制御する手段と、上記超音波変換部の受信
    信号の周波数分析を行う手段と、この周波数分析手段の
    出力に基づいてスペクトル比と交差周波数とスペクトル
    分離度を演算すると共に、これら交差周波数とスペクト
    ル分離度から非線形係数、若しくは陪非線形係数を演算
    する信号処理手段とを有することを特徴とする音響特性
    測定装置。 (12)超音波のプローブ波パルスおよびこのプローブ
    波パルスより周波数の低いポンプ波パルスを送出する超
    音波変換部と、上記プローブ波パルスとポンプ波パルス
    の位相関係を制御する手段と、上記超音波変換部の受信
    信号の周波数分析を行う手段と、この周波数分析手段の
    出力に基づいてスペクトル比と交差周波数とスペクトル
    分離度を演算すると共に、これら交差周波数とスペクト
    ル分離度から減衰係数を演算し、かつ非線形係数、若し
    くは陪非線形係数を演算する信号処理手段とを有するこ
    とを特徴とする音響特性測定装置。 (13)被検体の加温前後における音響特性測定に基づ
    き温度変化を測定する温度演算部を有することを特徴と
    する請求項10ないし12のいずれかに記載の測温装置
    。 (14)温度演算部がデータ参照部に対し音響特性値を
    参照し、得られた温度依存特性に基づき温度変化を測定
    することを特徴とする請求項13記載の測温装置。
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