JPH02264181A - スクロール流体機械の給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧縮機、膨１辰機あるいは液体ポンプなどに利
用されるスクロール流体機械の給油装置に関する。

〔従来の技術〕

スクロール流体機械の上網作用の原理、およびこの種の
スクロール流体機、誠における。駆動軸に作用する力、
給油方法、軸受構造等は特公昭６１−１９８０３号、特
公昭６３−１ｔ５５６１号に記載されている。従来、こ
の種のスクロール流体機械のフレームＦ端に設けらルて
いるｔ藺受・＼の給油方法は駆動軸の回転によって生じ
る遠心力によって給油していた。またフレームＱこ設け
たすべり軸受で一端を吐出圧力、他端を中間圧力とした
軸受の給油方法は駆動軸の外周面に軸線と平行な給油溝
を設は一端を軸内に設けた油穴と給油穴によって連通ず
ると共に上記油溝の他端は中間圧力となるようにし、吐
出圧力と中間圧力の差圧力によって給油乞行っていた。

なお上記給油溝は荷重の作用線から外れた位置に設けら
ｆｌ、て＆−１ｊ、また給油溝の抵抗によって給油量の
、Ａ整を行９構造となっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、フレーム下端に設けたすべり軸受への
給油は、駆動軸の回転による給油穴内の油の遠心力によ
る圧力で給油を行っているため、圧力が小さく給油量を
確保するのが困難であった。特に駆動軸の回転数が小さ
い場合はさらに困難であり、軸受のかじりを生じ摩耗お
よび焼付きを起こすことがあった。

また駆動軸の外周面に軸線と平行な給油溝を設け、この
給油溝の抵抗によって、吐出圧力と中間圧力の差圧力で
給油を行う方法においては、圧力差が大きいため傭の深
さによって抵抗が変化し、給油量を安定化させるのが困
難であった。

上記のようＶこ、給油溝を駆動軸に設けた場合は、抵抗
を太きくする必要があるため溝は非常に小さく設ける必
要があり、溝内に油を溜めるのは困難であると同時に、
溝内の片側は吐出圧力、端面ば中間圧力であり、溝内で
吐出圧力から中間圧力まで減圧されるため、池内に含ま
れた冷媒が溝内で沸騰し油切れを生じ軸のかじりを生じ
＃耗および焼付きをおこすことがあった。

本発明の目的は、フレームに設けたすべり軸受の内、特
にフレームの駆動源に設けたすべり軸受の摩耗および焼
付きを防止するとともに、安画で確実な給油装置を提供
することにある。

〔課題を解決するだめの手段〕

上記目的を達成するために、フレームに設けた駆動源側
のすべり軸受部に給油する方法を、駆動軸の回転による
遠心力による給油方式から、吐出圧力と中間圧力の差圧
力で給油を行い給油圧力を大きくして給油量を増力口さ
せると共にすべり軸受の内周面に螺旋状の溝を設け、該
溝とは一致しない給油穴を駆動軸に設け、吐出圧力状態
の油を上記給油穴に導き、この給油穴から上記螺旋状の
溝に油を供給するよりにしたものである。

〔作用〕

フレームのすべり軸受の一端はコロ軸受を介（−で中間
王室と連通しており、この部分の圧力はほぼ中間圧力に
なっている。またすべり軸受の他端は吐出圧力になって
いる。すべり軸受には一端を上記中間圧室と連通し、他
端はすべり軸受の吐出圧力端側から間隔部を設けて螺旋
状の溝が設けられている。駆動軸にはこの間隔部に給油
する油穴が設けられて訃すこの油穴には吐出圧力状態の
油が給油される。従ってすべり軸受の一端＋’ｃは吐出
圧力の油が給油きりしるため、油は摺動部を介して上記
螺旋溝へ流れ、溝内は中間圧力状態の油で満たされる。

このようにフレームのすべり軸受には吐出圧力と中間圧
力の差圧で給油が行わ７Ｌることによって給油量を遠心
力給油と比較して増大させることができると同時に軸受
Ｉす動部へは螺旋溝を介して確実な給油が可能となる。

〔実施例〕

以下、本発すＪの一実施例を第１図および第２図、第８
図りこより説明する。第１図は本発明を実施した密閉形
スクロール圧縮機の全体構造断面図を示す。

第１図において、密閉容器１ビ１の上方には圧縮機部２
が、−上方には電動機３がそれぞれ配設され、また密閉
容器１の底部には潤滑油の油溜りΦが形成されている。

前記圧縮機部２は、合板上にうず巻状のラップ５ａを有
゛ｒる固定スクロール５と、同じく台板上に９ず巻状の
フップロａを有する旋回スクロール６と、ｄ定スクロー
ル５と一本化さ几、旋回スクロール６を支持するフレー
ム７とを具え、固定スクロール５および旋回スクロール
６のラップ同志を１・ｉ合せた構成となっている。

また旋回スクロール６とフレーム７との間には、旋回ス
クロール６の自転を防止するオルダム機構８が設けらλ
ｔ′’Ｃいる。前記ｍｇｉＩＪ機８は密閉容器１に圧入
締結ざｔＬ、クランク軸９を介して旋回スクロール６を
戻口運動させ心ようになっている。

クランク軸９はフレーム７に設けた主軸受１０とＦ部軸
受１１とで支持さノＬ１そのクランクビンは旋回スクロ
ール６のｆｌｆｉに設けた旋回軸受１２と嵌合さ７’し
ている。

クランク軸９内には主軸受１０、下部軸受１１および旋
回軸受１２へ潤滑油を導く給油通路」−８が設けられ、
かつ電動機８の軸端には油溜り４の潤滑油を吸い上げて
前記給油通路１８へ送り込む給油装置１４が設けられて
いる。

前記の圧縮機部２は、旋回スクロール６が電動機８で駆
動さ７’Ｌるクランク軸９を介して旋回運動されると、
旋回スクロール６、固定スクロール５により形成はれる
空間（圧縮室）がスクロール中心方向に移動するに従っ
て容積を減少して、吸入した冷媒ガスを圧縮する。圧縮
された冷媒ガスは固定スクロールの合板の中央に設けら
れた吐出口１６から密閉容器内の上部空間１７へ吐出さ
れるまた、旋回スクロールの背面には、圧縮行程のガス
が導かれる中間圧室１５が形成されている。

中間圧室１５の圧力は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の
中間の圧力であり、スクロールの摺動部への給油は、吐
出圧力と中間Ｎ圧力の差圧を利用して行わｔする。第２
図は下部軸受１１を説明するための拡大図である。主軸
受１０は外輪１０ａ１内輪１０ｂ１コロＩＯＣ等から成
るコロ軸受であり、内輪１０ｂの下端にはクランク軸９
を支えるためスラスト軸受１８を設けである。スラスト
軸受１８０表面には溝が設けられている。このようにし
て下部軸受１１の上端面部は中間圧室１５の圧力状態に
なっており、下端部の圧力は吐出圧力状態になっている
。

また下部軸受１１と摺動するクランク軸９には摺動部と
給油通路１８と連通ずるように給油穴２０が設けられて
いる。同時に下部軸受１１にはこの給油通路１Ｂと干渉
しない位置から下部軸受１１の上端までを連通ずる螺旋
状の油溝１９が設けられている。潤滑油は給油装置１４
より一方は給油通路１８を通り上記下部軸受１１の摺動
部を介して油溝１９を通って中間圧室１５へ、他方は旋
回軸受１２を潤滑した後、中間圧室１５へ流入する。中
間圧室１５へ流入した潤滑油は中間穴６ｂを介して圧縮
室に流入し、冷媒ガスと混合した状態で固定スクロール
５の中央に設けた吐出口１６より密閉容器ｌ内の上部空
間１７へ吐出する。以上のように中間圧室１５へは旋回
軸受１２と下部軸受１１を給油した油が流入する。

〔発明の効果〕

本発明によシＬば、−６部軸受への給油をクランク軸を
τ軸方向の油溝な設けることなく、吐出圧力と中間圧力
の差圧で行うことが可能となると同時に摺動部に油を溜
めることがｐ下舵となり一時的な給油不足においても焼
付くことはない。またクランク軸に油溝な設ける場合よ
りも溝深さを犬きくすることが可能となり油を溜める容
量が増大し充分な給油量を確保でき軸受の焼付きを防止
することができる。また本発明によれ．；ハクランク軸
に油溝を設けることなく給油が可能となり、裏作時のカ
ロ工効率の向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の密閉形スクロール圧縮機の
傳造を示す縦断面図、第２図は第１図の軸受部分の拡大
断面図である。第８図はＦ部軸受部の断面図である。 ■・・・密閉容器　　２・・・圧縮機部　　５・・・固
定スクロール　　６・・・旋回スクロール　　７・・・
フレーム　　９・・・クランク軸　　１０・・・主軸受
　　１１・・・下部軸受 １２・・・旋回軸受 １８・・・給油量 路　　１５・・・中間圧室　　１９・・・油溝給油穴。 ２０・・・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．旋回スクロール背面とフレームにて形成される空間
   の圧力を吸入圧力より大さく吐出圧力より小さな圧力（
   以下中間圧力と言う）にし、旋回スクロールを固定スク
   ロールに密着させる構造とし、旋回スクロールの駆動軸
   をフレームに設けたころがり軸受とすべり軸受等で支承
   したスクロール流体機械において、上記すべり軸受の一
   端面を吐出圧力、他端を中間圧力とし、該すべり軸受円
   の吐出圧力側近傍に対向する駆動軸部には、軸内の油穴
   から半径方向の給油穴を設け、且つすべり軸受内周面に
   は一端は上記中間圧に連通し、他端は上記給油穴と干渉
   しない螺旋状の油溝を設け、上記吐出圧力と中間圧力の
   差圧力で給油することを特徴とするスクロール流体機械
   の給油装置。