JPH02264013A - 磁性アクリル系合成繊維及びその製造方法 - Google Patents

磁性アクリル系合成繊維及びその製造方法

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JPH02264013A
JPH02264013A JP8604989A JP8604989A JPH02264013A JP H02264013 A JPH02264013 A JP H02264013A JP 8604989 A JP8604989 A JP 8604989A JP 8604989 A JP8604989 A JP 8604989A JP H02264013 A JPH02264013 A JP H02264013A
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JP
Japan
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fibers
organic solvent
magnetic
acrylic synthetic
synthetic fiber
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Pending
Application number
JP8604989A
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English (en)
Inventor
Masashi Arai
新井 正志
Toshihiro Yamamoto
俊博 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の目的は磁性を有するアクリル系合成繊維及びそ
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 地球は大きな磁石で地球上のすべての生物は0、3〜0
.5ガウスの磁場環境の中で生命活動を営んでいる。近
年、磁場の生物体への影響を研究する事が活発に行なわ
れており、磁気ネックレスによる肩こり治療を始め、植
物体に磁性を含んだ養分を与えて成長促進させるという
例も見られる。
又繊維製品への応用例も特開昭55−30453号公報
などに示されている。繊維製品にする事で柔軟性、フィ
ツト感が向上し応用面も広がる訳だが、従来の磁性繊維
はボリア、ミド、ポリエステル。
ポリエチレンなどの熱溶融性重合体から成る繊維がほと
んどであり、アクリル系繊維の例はほとんどない。
一方、アクリル系繊維はその触感、風合が羊毛に最も酷
(以しておりボア、ハイパイル、毛布分野に使用されて
いる。そこで本発明者らは多くの利用法が期待される磁
性アクリル系合成繊維及びその製造法について鋭意研究
の結果、本発明を完成したのである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は耐洗濯性を有しかつ繊維加工条件の範囲
が広く、多(の利用法が期待される磁性を有するアクリ
ル系合成繊維を提供するものである。
更に他の目的は斯かる磁性アクリル系合成繊維を工業的
容易に且つ安価に製造する方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のアクリル系合成繊維は、アクリロニトリル系合
成繊維において磁性粒子を1〜50重量%含有しかつ残
留磁束密度が5〜200ガウスであることを特徴とする
また本発明の方法は、アクリル系合成繊維を湿式紡出し
て製造するに際し、磁性粒子を有機溶剤に均一分散させ
、次いでアクリロニトリル系共重合体の有機溶剤溶液に
添加混合した後湿式紡糸し、次いで着磁することを特徴
とする。
本発明に使用するアクリロニトリル共重合体成分は少な
くとも40重景%のアクリロニトリルを含有するもので
あり、繊維形成能を有するものが好ましい、すなわちア
クリロニトリルを40重量%以上と他のビニル系モノマ
ー例えばアクリル酸。
メタクリル酸或いはこれらのアルキルエステル類。
酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アリルスル
ホン酸ソーダ、メタリルスルホン酸ソーダ。
ビニルスルホン酸ソーダ、スチレンスルホン酸ソーダ、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ソ
ーダなどを適宜組合せたものを60重看%以下の割合で
共重合せしめたものが挙げられる。特に、アクリロニト
リル80重量%以上と20重量%以下のビニル系モノマ
ー及びスルホン酸基含有モノマーの共重合体、又はアク
リロニトリル40重量%以上と塩化ビニリデン及びスル
ホン酸基含有モノマーを20〜60重量%含有する共重
合体が好ましい。
本発明で用いる磁性粒子とはその形状が紡糸工程の障害
とならない程度の微粒子(通常1.5ミクロン以下、好
ましくは1.0ミクロン以下)である事を必要とする以
外には特別な限定は無く、例えば鉄、コバルト、エステ
ル及びこれらの希土類元素との化合物で代表される強磁
性体、更にはMn−Znフェライト、Cu−Znフェラ
イト、Ni−Znフェライト等のフェリ磁性体が挙げら
れ、磁性繊維の使用目的に応じて選択使用する。
添加量は、磁性粒子の種類にもよるが、前記アクリル系
共重合体に対して1.0〜50.0重置%、好ましくは
5.0〜50.0重量%含有せしめる。[性粒子の含有
量が1.0重量%未満では繊維に充分な磁性を付与出来
ず、また50.0重量%を超えると繊維性能が低下する
と共に紡糸における可紡性及び紡績性が低下する。
本発明の方法は磁性粒子を有機溶剤に均一分散させ、次
いでアクリロニトリル系共重合体の有機溶剤溶液に添加
混合した後湿式紡糸することによって繊維中に磁性粒子
を均一に含有せしめ、次いで着磁することによって繊維
に磁性を付与するのであ纂。
本発明の方法において使用する溶剤はジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、
アセトン等の有機溶剤が挙げられる。
分散装置としては公知の湿式粉砕機ならば何でも良いが
、分散液を連続的に紡糸原液に添加せしめるためにはサ
ンドグライダ−、パールミル、グレンミル、グイノミル
などの流通管型粉砕機が“好適である。
本発明において磁性粒子の有機溶剤溶液の分散濃度は通
常5〜40重量%、好ましくは15〜30重量%である
。この濃度が5重量%未満では、磁性粒子の添加量にも
よるが、紡糸原液の濃度が下がり可紡性が低下するとと
もに繊維物性が低下する。また40重量%を越えると、
良好なる均一分散状態が得られず工業的容易に製造する
事が困難となる。
紡糸は通常のアクリル系合成繊維と同様な条件で行えば
良く、数段の浴槽を通し延伸、水洗、乾燥、後処理を準
次行なう。
着磁は繊維を通常10000e以上の磁場中に置いて行
うが、繊維状よりも織編布や衣服など最終製品の形にし
て行なう方が好ましい。
(発明の効果) 本発明の磁性アクリル系合成繊維は優れた磁性を有し、
かつ通常のアクリル系合成繊維の繊維性能をそのまま存
すると共に耐洗濯性、耐ドライクリーニング性による磁
性の低下もほとんど無いのである。また本発明のアクリ
ル系合成繊維の製造方法は、斯かる繊維を通常のアクリ
ル系合成繊維の製造条件及び装置で工業的容易にかつ安
価に製造出来るものである。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。実施
例中(%)とあるのは「重量%」を意味する。
実施例1〜4、比較例1〜2 アクリロニトリル(AN)/メチルアクリレート (M
A)/メタクリルスルホン酸ソーダ(SMAs)/−9
1,2/8.010.8からなるアクリル系重合体のジ
メチルホルムアミド(DMF)tl液を準備した。
そして磁性粒子をホモミキサーでDMFに分散した後、
第1表記載の量で上記アクリル系共重合体溶液に添加し
ホモミキサーで充分撹拌し紡糸原液とした。
上記原液を20℃、60%DMF水溶液中に紡出し脱溶
媒をさせながら延伸水洗後、油剤を付与して乾燥緻密化
を行った。このtaIiにクリンプを付与後、温熱12
0℃にて温熱処理を行った。得られた繊維をカットし紡
績した後、丸編みを作製した。
この編物に50QOOaの磁場をかけ着磁し、磁性を評
価した。
尚、比較例は前記記載の添加量と異なるものをアクリロ
ニトリル系共重合体に添加したものである。
紡糸操業性の判定は実施例記載の条件で製造した際の紡
糸濾過圧、単糸切れ、ローラー捲付きなどを総合して「
◎」、「○J、rxJの三段階で行った。第1表から明
らかなように実施例品は比較例品に比べて優れた磁性を
示した。
実施例5 AN/塩化ビニリデン(VCjt /アリルスルホン酸
ソーダ(SAS)=57/40/3から成るアクリル系
共重合体のDMF溶液を準備した。
そのアクリル系共重合体に対してr−FagQ320%
をサンドグラインダーで処理してDMFに均−分散後、
アクリル系共重合体溶液に添加し充分撹拌して混合し紡
糸原液とした。上記紡糸原液を25℃55%DMF水溶
液中に紡出し脱溶媒をさせながら延伸水洗後、油剤を付
与して乾燥緻密化を行つた。この繊維にクリンプを付与
後温熱115℃にて温熱処理を行った。
得られた繊維を丸編みにして50000eの磁場をかけ
て着磁し、次いで家庭、洗濯0.5,10゜20回後の
磁性を評価した。
第2表に示すごとく20回の洗濯後でも良好な磁性を示
した。
〔洗濯条件〕
市販小型電機洗濯機使用 中性洗剤   1 g / 1 浴     比       1:100温度x時間 
   40℃×5分間 水 洗 IO分間 第 表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アクリル系合成繊維において磁性粒子を1〜50
    重量%含有しかつ残留磁束密度が5〜200ガウスであ
    る事を特徴とする磁性アクリル系合成繊維。
  2. (2)アクリル系合成繊維を湿式紡糸して製造するに際
    し、磁性粒子を有機溶剤に均一分散させ、次いでアクリ
    ロニトリル系共重合体の有機溶剤溶液に添加混合した後
    湿式紡糸し、次いで着磁する事を特徴とする磁性アクリ
    ル系合成繊維の製造方法。
JP8604989A 1989-04-04 1989-04-04 磁性アクリル系合成繊維及びその製造方法 Pending JPH02264013A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07215779A (ja) * 1994-01-27 1995-08-15 Japan Exlan Co Ltd シアノエチル化セラミックス粒子およびこれを用 いたセラミックス含有繊維とその製造方法
KR20020077747A (ko) * 2001-04-02 2002-10-14 인성파우더 테크(주) 자성체를 함유한 합성섬유
US8017233B2 (en) * 2003-05-19 2011-09-13 Toray Industries, Inc. Fibers having excellent responsiveness to magnetic fields and excellent conductivity, as well as articles made of the same
CN109537084A (zh) * 2018-10-25 2019-03-29 董荣志 一种抗断裂磁性纤维及其制备方法

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