JPH02263975A - 超伝導体膜パターン形成方法 - Google Patents
超伝導体膜パターン形成方法Info
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- JPH02263975A JPH02263975A JP1084295A JP8429589A JPH02263975A JP H02263975 A JPH02263975 A JP H02263975A JP 1084295 A JP1084295 A JP 1084295A JP 8429589 A JP8429589 A JP 8429589A JP H02263975 A JPH02263975 A JP H02263975A
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要]
バターニングしながら超伝導体膜を形成する場合に使用
される超伝導膜パターン形成用マスクに関し、 不純物の混入を阻止して臨界温度を高くすることを目的
とし、 パターン形成用の孔を設けた金属材よりなるマスク基板
のうち少なくとも一方の面に、該マスク基板を使用して
パターン化する超伝導膜と同一の材料により形成した保
護膜を設けるとともに、上記マスク基板を被堆積基板上
に配置した状態で超伝導材発生源に対向させ、該超伝導
材発生源から放出した超伝導体を、上記パターン形成用
の孔から露出した被堆積基板に堆積させることを含み構
成する。
される超伝導膜パターン形成用マスクに関し、 不純物の混入を阻止して臨界温度を高くすることを目的
とし、 パターン形成用の孔を設けた金属材よりなるマスク基板
のうち少なくとも一方の面に、該マスク基板を使用して
パターン化する超伝導膜と同一の材料により形成した保
護膜を設けるとともに、上記マスク基板を被堆積基板上
に配置した状態で超伝導材発生源に対向させ、該超伝導
材発生源から放出した超伝導体を、上記パターン形成用
の孔から露出した被堆積基板に堆積させることを含み構
成する。
本発明は、超伝導体膜パターン形成用マスクに関し、よ
り詳しくは、バターニングしながら超伝導体膜を形成す
る場合に使用される超伝導体膜パターン形成用マスクに
関する。
り詳しくは、バターニングしながら超伝導体膜を形成す
る場合に使用される超伝導体膜パターン形成用マスクに
関する。
(従来の技術〕
セラッミックス超伝導体は、水や酸、塩素系ガス等によ
り特性が劣化し、ロヘ界〆詰度が低下するなどの問題が
あるため、セラミックス趙伝導体膜をバターニングする
場合にウェットエチングを適用することは困難である。
り特性が劣化し、ロヘ界〆詰度が低下するなどの問題が
あるため、セラミックス趙伝導体膜をバターニングする
場合にウェットエチングを適用することは困難である。
そこで、超伝導体膜をパターン化する方法として、第4
図に例示するように、バターニングした孔を有するステ
ンレス板をマスク40として使用し、これを基板41の
表面に密着させ、ターゲット42から叩き出された超伝
導体の元素をマスク40の孔43を通して基板41表面
に堆積させ、膜形成とパターン化を同時に行うようにし
ている。
図に例示するように、バターニングした孔を有するステ
ンレス板をマスク40として使用し、これを基板41の
表面に密着させ、ターゲット42から叩き出された超伝
導体の元素をマスク40の孔43を通して基板41表面
に堆積させ、膜形成とパターン化を同時に行うようにし
ている。
また、堆積した膜を酸化する手段としては、基板41を
酸素雰囲気中で加熱器44により加熱し、膜の酸化と堆
積とを同時に行うようにしている。
酸素雰囲気中で加熱器44により加熱し、膜の酸化と堆
積とを同時に行うようにしている。
ところで、スパッタ法はイオン化した不活性ガス(例え
ば、アルゴンガス)をターゲット42に衝突させてター
ゲット42の表面の分子や原子を飛び出させるものであ
るが、イオン化した不活性ガスはマスク40にも衝突す
るため、ステンレス類のマスク40からクロムやニッケ
ル等の金属元素が飛び出し、超伝導体材料とともに基板
41表面に堆積して超伝導体膜に不純物が混入する原因
となる。
ば、アルゴンガス)をターゲット42に衝突させてター
ゲット42の表面の分子や原子を飛び出させるものであ
るが、イオン化した不活性ガスはマスク40にも衝突す
るため、ステンレス類のマスク40からクロムやニッケ
ル等の金属元素が飛び出し、超伝導体材料とともに基板
41表面に堆積して超伝導体膜に不純物が混入する原因
となる。
また、膜の形成時に加熱器44によりマスク40が加熱
されるために、マスク40を構成する金属が基板41表
面に沿って拡散するために、超伝導膜に不純物が混入す
る原因になっている。この現象は、MBE法、EB法に
より超伝導体を形成する際の加熱によっても生じる。
されるために、マスク40を構成する金属が基板41表
面に沿って拡散するために、超伝導膜に不純物が混入す
る原因になっている。この現象は、MBE法、EB法に
より超伝導体を形成する際の加熱によっても生じる。
この結果、不純物を含む超伝導膜は、第5回に示すよう
に臨界温度の低下等の特性劣化が生じるといった問題が
ある。
に臨界温度の低下等の特性劣化が生じるといった問題が
ある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、不純物の混入を阻1トして臨界温度を高くすること
ができる超伝導体膜パターン形成方法を提供することを
目的とする。
て、不純物の混入を阻1トして臨界温度を高くすること
ができる超伝導体膜パターン形成方法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段]
上記した課題は、第1図において、パターン形成用の孔
2を設けた金属材よりなるマスク基板3のうち少なくと
も一方の面に、該マスク基板3を使用してパターン化す
る超伝導膜と同一の材料により形成した保護11!J4
(5)を設けるとともに、上記マスク基板を被堆積基板
13上に配置した状態で超伝導材発生源14に対向させ
、該超伝導材発生源14から放出した超伝導体を、上記
パターン形成用の孔2から露出した被堆積基板13に堆
積させることを特徴とする超伝導体膜パターン形成用方
法により解決する。
2を設けた金属材よりなるマスク基板3のうち少なくと
も一方の面に、該マスク基板3を使用してパターン化す
る超伝導膜と同一の材料により形成した保護11!J4
(5)を設けるとともに、上記マスク基板を被堆積基板
13上に配置した状態で超伝導材発生源14に対向させ
、該超伝導材発生源14から放出した超伝導体を、上記
パターン形成用の孔2から露出した被堆積基板13に堆
積させることを特徴とする超伝導体膜パターン形成用方
法により解決する。
本発明によれば、超伝導体膜パターン形成用マスク1の
うち少なくとも1面に超伝導体よりなる保1膜4(5)
を形成している。そして、その材料は、マスクlを使用
してパターン化しようとする5伝導体膜と同一の材料に
より形成している。
うち少なくとも1面に超伝導体よりなる保1膜4(5)
を形成している。そして、その材料は、マスクlを使用
してパターン化しようとする5伝導体膜と同一の材料に
より形成している。
したがって、マスクlのパターン形成用孔2を通して超
伝導材を被堆積基板13表面に堆積させる際に、保護膜
4から飛び出した元素が被堆1基板13表面に到達して
も、被堆積基板13上の超伝導体膜とマスク1の保護膜
4は同一材料から形成されているために不純物とはなら
ない。
伝導材を被堆積基板13表面に堆積させる際に、保護膜
4から飛び出した元素が被堆1基板13表面に到達して
も、被堆積基板13上の超伝導体膜とマスク1の保護膜
4は同一材料から形成されているために不純物とはなら
ない。
また、被堆積基板13表面に超伝導膜を形成する際に、
マスク1の加熱によって、保31!lI’25から被堆
積基板13表面に沿って拡散する元素が、被堆積基板1
3に形成しようとする超伝導体膜と同一材料であるため
に不純物の拡散とはならない。
マスク1の加熱によって、保31!lI’25から被堆
積基板13表面に沿って拡散する元素が、被堆積基板1
3に形成しようとする超伝導体膜と同一材料であるため
に不純物の拡散とはならない。
したがって、超伝導体よりなる保護IFJ4(5:’を
設けたマスク1を使用して、被堆II’!基板13に形
成しようとする超伝導膜の純度は高くなり、第3図に示
すような臨界温度の高い特性が得られることになる。
設けたマスク1を使用して、被堆II’!基板13に形
成しようとする超伝導膜の純度は高くなり、第3図に示
すような臨界温度の高い特性が得られることになる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す装置の斜視図及び断
面回で、図中符号lは、中央にパターン化された孔2を
有するパターン形成用のマスクで、このマスク1は三N
構造となっており、その中層には、ステンレスや銅等の
金属材よりなる厚さ300μm程度のマスク基板3が設
けられ、また、その上下層には、50μm程度の厚さに
形成した後述する保8111i4.5が設けられている
。
面回で、図中符号lは、中央にパターン化された孔2を
有するパターン形成用のマスクで、このマスク1は三N
構造となっており、その中層には、ステンレスや銅等の
金属材よりなる厚さ300μm程度のマスク基板3が設
けられ、また、その上下層には、50μm程度の厚さに
形成した後述する保8111i4.5が設けられている
。
上記した保護Wi4.5は、マスク基板3の両面を露出
させないために設けたもので、マスク1を用いてパター
ンニングしようとする超伝導体膜と同一材料により形成
されており、例えばイツトリウム(Y) ・バリウム
(Ba)・銅(Cu)・酸素(0)の超伝導材を用いる
場合には、有機溶媒にY、Ba、Cu、0を混入した材
料をスプレーパイオリシスによってマスク基板3に塗布
したり、あるいは、Y、Ba、CuOの元素東冬バノノ
法、真空蒸着法、 M−B−E法等によりマスク基板3
に堆積させ、これらを酸素雰囲気中で750〜850
’C程度の温度で加熱して酸化するように構成されてい
る。
させないために設けたもので、マスク1を用いてパター
ンニングしようとする超伝導体膜と同一材料により形成
されており、例えばイツトリウム(Y) ・バリウム
(Ba)・銅(Cu)・酸素(0)の超伝導材を用いる
場合には、有機溶媒にY、Ba、Cu、0を混入した材
料をスプレーパイオリシスによってマスク基板3に塗布
したり、あるいは、Y、Ba、CuOの元素東冬バノノ
法、真空蒸着法、 M−B−E法等によりマスク基板3
に堆積させ、これらを酸素雰囲気中で750〜850
’C程度の温度で加熱して酸化するように構成されてい
る。
なお、図中符号6は、マスク1の外周部分の数カ所に設
けたビス孔を示している。
けたビス孔を示している。
次に、上記したマスク1を使用して基板上に超伝導膜を
形成する場合について説明する。
形成する場合について説明する。
まず、第2図に示すように、スパッタ装置10のペルジ
ャー11内の上部に設けた基板支持台!2の下に酸化マ
グネシウム(ho)基4F113を当て、このMgO基
板13の下面にマスク1を密着させた状態でマスク1を
支持棒14にビス止めする。
ャー11内の上部に設けた基板支持台!2の下に酸化マ
グネシウム(ho)基4F113を当て、このMgO基
板13の下面にマスク1を密着させた状態でマスク1を
支持棒14にビス止めする。
そして、YIBagCuiOt−++よりなるターゲッ
ト7をマスクlに対向させた状態で、ガス供給口15を
通してペルジャー11内に酸素(02)ガスとアルゴン
(Ar)ガスをほぼ同一の流雫て供給する。この場合、
ヘルジャーll内の圧力を30部mTorr程度に減圧
し、MgO基板13を加熱器16により750〜850
゛C程度に加熱するとともに、ターゲット7に出力20
0Wの高周波電圧を印加する。
ト7をマスクlに対向させた状態で、ガス供給口15を
通してペルジャー11内に酸素(02)ガスとアルゴン
(Ar)ガスをほぼ同一の流雫て供給する。この場合、
ヘルジャーll内の圧力を30部mTorr程度に減圧
し、MgO基板13を加熱器16により750〜850
゛C程度に加熱するとともに、ターゲット7に出力20
0Wの高周波電圧を印加する。
この条件下において、アルゴンガスはプラズマ状態とな
ってターゲット7に衝突し、ターゲット7の表面を叩い
てその構成元素をマスクlに向けて飛び出させ、マスク
lの中央に形成した孔2を通してMgO基板13の表面
に堆積させる。
ってターゲット7に衝突し、ターゲット7の表面を叩い
てその構成元素をマスクlに向けて飛び出させ、マスク
lの中央に形成した孔2を通してMgO基板13の表面
に堆積させる。
したがって、MgO基板13の表面には、71.2と同
一形状のYBaCuOlllAが堆積するとともに、こ
のYBaCuO膜Aを酸素雰囲気中で加熱器16により
加熱して酸化するために、マスクlの孔2を通った’/
+Ba、Cu、Oはパターン化された酸化物超伝導体膜
となる。
一形状のYBaCuOlllAが堆積するとともに、こ
のYBaCuO膜Aを酸素雰囲気中で加熱器16により
加熱して酸化するために、マスクlの孔2を通った’/
+Ba、Cu、Oはパターン化された酸化物超伝導体膜
となる。
一方、イオン化したアルゴン(A「)は、マスク1の保
護1t!4に衝突してその表面の元素を叩き出し、その
うちの1部がマスク1のパターン形成用孔2に入り込む
が、マスク1表面の保護膜4は、qg。
護1t!4に衝突してその表面の元素を叩き出し、その
うちの1部がマスク1のパターン形成用孔2に入り込む
が、マスク1表面の保護膜4は、qg。
基板13に形成しようとする超伝導膜と同一の材料、即
ち、YBaCuOにより形成しているため、この元素が
MgO基板13に堆積しようとする超伝導体に混入して
も不純物にならない。
ち、YBaCuOにより形成しているため、この元素が
MgO基板13に堆積しようとする超伝導体に混入して
も不純物にならない。
また、マスク1の保護膜5を阿gO基板13に密着させ
た状態でこのMgO基板13を加熱すると、保護膜4か
らMgO基板13の面に沿って構成元素が拡散するが、
この元素は、MgO基板13に形成しようとする超伝導
体膜の材料と同一であるため、不純物にはならない。
た状態でこのMgO基板13を加熱すると、保護膜4か
らMgO基板13の面に沿って構成元素が拡散するが、
この元素は、MgO基板13に形成しようとする超伝導
体膜の材料と同一であるため、不純物にはならない。
したがって、MgO基(反13にパターン化して堆積す
る超伝導体膜の純度が高くなり、第3図に示すような臨
界〆3度の高い特性が得られることになる。
る超伝導体膜の純度が高くなり、第3図に示すような臨
界〆3度の高い特性が得られることになる。
なお、上記したマスク1は、マスク基板3の両面に保護
膜4.5を形成したものであるが、MgO基板13に当
接する面、あるいはその反対側の面のいずれかに保護膜
を形成しても不純物の混入を低減することができる。
膜4.5を形成したものであるが、MgO基板13に当
接する面、あるいはその反対側の面のいずれかに保護膜
を形成しても不純物の混入を低減することができる。
また、上記した実施例では、スパッタ法により超伝導体
膜を形成する場合について説明したが、MBE法、真空
蒸着法により膜を形成する場合に、上記したマスクを使
用して、超伝導体膜の不純物混入を防止することができ
る。
膜を形成する場合について説明したが、MBE法、真空
蒸着法により膜を形成する場合に、上記したマスクを使
用して、超伝導体膜の不純物混入を防止することができ
る。
(発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、超伝導体膜パターン
形成用マスクのうちの少な(とも1面に超伝導体よりな
る保護膜を形成し、パターン化しようとする超伝導体膜
と同一の材料によりその保護膜を形成したので、マスク
から不純物が拡散したり飛び出したりすることを抑制す
ることができ、マスクを使用して形成した超伝導体膜の
特性を良好に保持することが可能になる。
形成用マスクのうちの少な(とも1面に超伝導体よりな
る保護膜を形成し、パターン化しようとする超伝導体膜
と同一の材料によりその保護膜を形成したので、マスク
から不純物が拡散したり飛び出したりすることを抑制す
ることができ、マスクを使用して形成した超伝導体膜の
特性を良好に保持することが可能になる。
第1図は、本発明に使用するマスクを示す斜視図と断面
図、 第2図は、本発明の一実施例を示す断面図、第3図は、
本発明により形成した超伝導体膜の温度・抵抗率の特性
図、 第4図は、従来のマスクを使用したスパッタ装置の一例
を示す断面図、 第5図は、従来のマスクを使用して形成した超伝導体膜
の温度・抵抗率の特性図である。 (符号の説明) 1・・・マスク、 2・・・孔、 3・・・マスク基板、 4.5・・・保護膜、 6・・・ビス孔、 7・・・ターゲット(超伝導材発生源)、13・・・M
gO基機(被堆積基板)、16・・・加熱器。 出 願 人 富士通株式会社
図、 第2図は、本発明の一実施例を示す断面図、第3図は、
本発明により形成した超伝導体膜の温度・抵抗率の特性
図、 第4図は、従来のマスクを使用したスパッタ装置の一例
を示す断面図、 第5図は、従来のマスクを使用して形成した超伝導体膜
の温度・抵抗率の特性図である。 (符号の説明) 1・・・マスク、 2・・・孔、 3・・・マスク基板、 4.5・・・保護膜、 6・・・ビス孔、 7・・・ターゲット(超伝導材発生源)、13・・・M
gO基機(被堆積基板)、16・・・加熱器。 出 願 人 富士通株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 パターン形成用の孔を設けた金属材よりなるマスク基板
のうち少なくとも一方の面に、該マスク基板を使用して
パターン化する超伝導膜と同一の材料により形成した保
護膜を設けるとともに、上記マスク基板を被堆積基板上
に配置した状態で超伝導材発生源に対向させ、 該超伝導材発生源から放出した超伝導体を、上記パター
ン形成用の孔から露出した被堆積基板に堆積させること
を特徴とする超伝導体膜パターン形成用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1084295A JPH02263975A (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 超伝導体膜パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1084295A JPH02263975A (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 超伝導体膜パターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02263975A true JPH02263975A (ja) | 1990-10-26 |
Family
ID=13826481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1084295A Pending JPH02263975A (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 超伝導体膜パターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02263975A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019891A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Ulvac Japan Ltd | 誘電体膜の形成方法、薄膜二次電池の製造方法、及び、誘電体膜の形成装置 |
JP2016069714A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 新日鐵住金株式会社 | 基材保持具およびそれを備える成膜装置 |
-
1989
- 1989-04-03 JP JP1084295A patent/JPH02263975A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019891A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Ulvac Japan Ltd | 誘電体膜の形成方法、薄膜二次電池の製造方法、及び、誘電体膜の形成装置 |
JP2016069714A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 新日鐵住金株式会社 | 基材保持具およびそれを備える成膜装置 |
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