JPH02263942A - 特殊スピノーダル銅合金 - Google Patents
特殊スピノーダル銅合金Info
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- JPH02263942A JPH02263942A JP8025989A JP8025989A JPH02263942A JP H02263942 A JPH02263942 A JP H02263942A JP 8025989 A JP8025989 A JP 8025989A JP 8025989 A JP8025989 A JP 8025989A JP H02263942 A JPH02263942 A JP H02263942A
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Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は銅を特徴とする特殊スピノーダル銅合金に関す
るものである。
るものである。
〈発明の目的〉
本９発明の銅を特徴とする特殊スピノーダル銅合金は電
導性のほか、強度、硬度、はんだ付性ばね性などが要求
される電子部品への応用目的にて開発したものである。
導性のほか、強度、硬度、はんだ付性ばね性などが要求
される電子部品への応用目的にて開発したものである。
スピノーダルとは単相合金が微細な二相に分離する現象
であって、強力合金を開発するための有力な原理である
。本発明は主成分の銅に選択された数種の元素を適当な
割合におい″Ｃ添加することによりスピノーダル原理に
基いて上記目的に適合した銅合金を得ようとするもので
ある。
であって、強力合金を開発するための有力な原理である
。本発明は主成分の銅に選択された数種の元素を適当な
割合におい″Ｃ添加することによりスピノーダル原理に
基いて上記目的に適合した銅合金を得ようとするもので
ある。
〈発明の帰成〉
本発明は主成分である銅にニッケル０．１〜２０重量％
、すず０．１〜２０重量％、亜鉛０．１〜２０重量％、
マンガン０．１〜５重量％、硼素（ボロン） ０．００
０１〜１重量％またはリチウム０．０００１〜１重量％
を含有させ、これに必要に応じて鉄０．１〜１５重量％
を含有させたことを特徴とする銅を特徴とする特殊スピ
ノーダル銅合金にある。
、すず０．１〜２０重量％、亜鉛０．１〜２０重量％、
マンガン０．１〜５重量％、硼素（ボロン） ０．００
０１〜１重量％またはリチウム０．０００１〜１重量％
を含有させ、これに必要に応じて鉄０．１〜１５重量％
を含有させたことを特徴とする銅を特徴とする特殊スピ
ノーダル銅合金にある。
く元素の選択〉
一般に銅に他の元素を添加すると従弾性率（ヤング率）
が下る傾向となるが、発明者は深い洞察と実験の反復に
よりニッケルを添加するとヤング率が向上することを知
った。しかして銅とニッケルは全率固溶であるからスピ
ノーダル現象を起こすのである。これを容易にするため
すずを添加するのである。結果として銅、ニッケル、す
ずの三元合金が新しいスピノーダル銅合金を組成するこ
と＼なる。本発明はこれに亜鉛、マンガン、硼素（ボロ
ン）またはリチウムを適量において添加することにより
強度、硬度をさらに向上し、ばね性。
が下る傾向となるが、発明者は深い洞察と実験の反復に
よりニッケルを添加するとヤング率が向上することを知
った。しかして銅とニッケルは全率固溶であるからスピ
ノーダル現象を起こすのである。これを容易にするため
すずを添加するのである。結果として銅、ニッケル、す
ずの三元合金が新しいスピノーダル銅合金を組成するこ
と＼なる。本発明はこれに亜鉛、マンガン、硼素（ボロ
ン）またはリチウムを適量において添加することにより
強度、硬度をさらに向上し、ばね性。
はんだ付性などが得られるようにしたのである。
はじめに銅、ニッケル、硼素（ボロン）を溶解し、これ
にマンガンを添加して脱酸し、すずを添加する。最後に
亜鉛を添加し溶解する。
にマンガンを添加して脱酸し、すずを添加する。最後に
亜鉛を添加し溶解する。
溶解温度は約１，２５０〜１，３００℃で極めて溶解し
易い。
易い。
銅、ニッケル、すす系に於けるα相組成範囲は温度によ
って甚だしく変化し、従って焼入、焼戻によって著しく
その機械的性質が改善される。
って甚だしく変化し、従って焼入、焼戻によって著しく
その機械的性質が改善される。
また、本発明による特殊スピノーダル銅合金は析出硬化
性であり、低温焼戻によって特に硬度を更に向上するこ
とが判明した。
性であり、低温焼戻によって特に硬度を更に向上するこ
とが判明した。
く元素の添加比率〉
本発明特殊スピノーダル銅合金は、重量比においてニッ
ケルの含有量が２０％をこえると合金の延性（加工性）
に悪い作用をおよぼす。また、０．１％以下のごく少な
い添加では耐蝕性が悪くなるので０．１〜２０％の範囲
で添加する。特殊スピノーダル鋼合金の望ましい強度と
延性を与えるためには５〜８％の範囲で添加することが
好ましい。
ケルの含有量が２０％をこえると合金の延性（加工性）
に悪い作用をおよぼす。また、０．１％以下のごく少な
い添加では耐蝕性が悪くなるので０．１〜２０％の範囲
で添加する。特殊スピノーダル鋼合金の望ましい強度と
延性を与えるためには５〜８％の範囲で添加することが
好ましい。
すずは１５％以上において添加すると延性が減退し、ま
た電導性を損なう傾向がある。また０、１％以下の添加
では効果がない。７〜１０％において添加することが好
ましい。
た電導性を損なう傾向がある。また０、１％以下の添加
では効果がない。７〜１０％において添加することが好
ましい。
亜鉛は２０％以上の添加は加工性を悪くし、機械的性質
を退行する。またａ、１％以下では効果がない。１〜３
％で添加するのが好ましい。
を退行する。またａ、１％以下では効果がない。１〜３
％で添加するのが好ましい。
マンガンは一般的には脱酸剤として用いるが、５％以上
の添加は加工性が悪くなる。また０、１％以下の添加で
は効果がない。従って０．１〜０．３％の範囲で添加す
るのである。機械的、耐蝕的性質を改善し、硬化性を与
えることができる。好ましくは０．２５％程度の添加が
よい。
の添加は加工性が悪くなる。また０、１％以下の添加で
は効果がない。従って０．１〜０．３％の範囲で添加す
るのである。機械的、耐蝕的性質を改善し、硬化性を与
えることができる。好ましくは０．２５％程度の添加が
よい。
硼素（ボロン）は耐熱、耐蝕性に寄与するが、特殊スピ
ノーダル銅合金の硬度および強度を増大させると共に低
温焼鈍により硬度が増大する。１％以上添加すると加工
性に悪影響を与える。０．１％以下の少ない量が好まし
く 、０．００２％程度で用いる。ｏ、ｏｏｉ％以下で
は効果がない。
ノーダル銅合金の硬度および強度を増大させると共に低
温焼鈍により硬度が増大する。１％以上添加すると加工
性に悪影響を与える。０．１％以下の少ない量が好まし
く 、０．００２％程度で用いる。ｏ、ｏｏｉ％以下で
は効果がない。
リチウムは脱酸剤として使用する。１％以上添加すると
加工性に悪影響を与える。１％以下のリチウムでベース
メタルの特性を改善し、強靭性あるいは硬度を与える。
加工性に悪影響を与える。１％以下のリチウムでベース
メタルの特性を改善し、強靭性あるいは硬度を与える。
リチウムを含む特殊スピノーダル銅合金の抗張力および
弾性を著しく高くする。好ましくは０．旧〜０．２％程
度の添加である。
弾性を著しく高くする。好ましくは０．旧〜０．２％程
度の添加である。
鉄は粒子調整の作用をはたず。１５％以上添加すると加
工性を悪くするほか、゛機械的性質も退行する。また０
、１％以下では効果がない。好ましくは０．６％程度の
添加である。
工性を悪くするほか、゛機械的性質も退行する。また０
、１％以下では効果がない。好ましくは０．６％程度の
添加である。
上記の残量を銅として特殊スピノーダル銅合金とするの
である。
である。
く具体例〉
以下は本発明の銅を主成分とした特殊スピノーダル銅合
金の具体例を示すものである。
金の具体例を示すものである。
組 成
ニッケル ７．５％
す ず ８．０％亜 鉛
１．５％マンガン
０．２５％ ボロン ０．００２％ リチウム ｏ、ｏｉ％ 銅 残 場合によっては鉄を０．６％添加する。
１．５％マンガン
０．２５％ ボロン ０．００２％ リチウム ｏ、ｏｉ％ 銅 残 場合によっては鉄を０．６％添加する。
ボロンおよびリチウムはいずれか指示に依り添加し溶解
する。
する。
はじめに銅、ニッケル、ボロンを溶解し、これにマンガ
ンを添加して脱酸し、次にすずを添加する。最後に亜鉛
を添加し溶解する。溶解温度は１゜３００℃である。
ンを添加して脱酸し、次にすずを添加する。最後に亜鉛
を添加し溶解する。溶解温度は１゜３００℃である。
亜鉛添加の場合は温度を下げて添加する。融点的１．１
００〜１．２００℃の特殊スピノーダル銅合金を得た。
００〜１．２００℃の特殊スピノーダル銅合金を得た。
特殊スピノーダル銅合金の物理的性質の測定値結果を次
に示す。
に示す。
惣ａｕｈ快」コ（ゾ」１（島ＪＪＬ
上記の表は２ｘｍの薄板を７５０℃から焼入した後、こ
れを５０％の常温加工を施した後、焼戻した時の性質で
ある。組成を適当に選べば９０に９／ｗｙｔ”以上の抗
張力を得ることができる。
れを５０％の常温加工を施した後、焼戻した時の性質で
ある。組成を適当に選べば９０に９／ｗｙｔ”以上の抗
張力を得ることができる。
さらにこの材料を７５〜８５％の常温加工を施せばニッ
ケル７．５％、すず８％を含む材料で抗張力１２０ｋｇ
／ｘｘ″、伸び２％、ＨＶ ３１’ｌＯ〜４００位まで
出る。
ケル７．５％、すず８％を含む材料で抗張力１２０ｋｇ
／ｘｘ″、伸び２％、ＨＶ ３１’ｌＯ〜４００位まで
出る。
〈発明の効果〉
本発明により構成される銅を主成分とするスピノーダル
銅合金は電導性、熱伝導性の点で銅に何ら遜色なく、機
械的性質、特に硬度および弾性が向上し、はんだ付性、
メツキ付性、耐蝕性が付されることによってリレー、ス
イッチ、リードフレームなど広く電子部品の用材として
使用することが可能となり、これらの部品の品質を向上
させるという効果がある。
銅合金は電導性、熱伝導性の点で銅に何ら遜色なく、機
械的性質、特に硬度および弾性が向上し、はんだ付性、
メツキ付性、耐蝕性が付されることによってリレー、ス
イッチ、リードフレームなど広く電子部品の用材として
使用することが可能となり、これらの部品の品質を向上
させるという効果がある。
Claims (2)
- （１）主成分である銅に対して、ニッケル０．１〜２０
重量％、すず０．１〜２０重量％、亜鉛０．１〜２０重
量％、マンガン０．１〜５重量％、硼素（ボロン）０．
０００１〜１重量％又はリチウム０．０００１〜１重量
％を含有させたことを特徴とする銅を主成分とする特殊
スピノーダル銅合金。 - （２）鉄を０．１〜１５重量％の割合で含有させたこと
を特徴とする請求項（１）記載の銅を主成分とする特殊
スピノーダル銅合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025989A JPH02263942A (ja) | 1989-04-01 | 1989-04-01 | 特殊スピノーダル銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025989A JPH02263942A (ja) | 1989-04-01 | 1989-04-01 | 特殊スピノーダル銅合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02263942A true JPH02263942A (ja) | 1990-10-26 |
Family
ID=13713317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8025989A Pending JPH02263942A (ja) | 1989-04-01 | 1989-04-01 | 特殊スピノーダル銅合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02263942A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103045900A (zh) * | 2013-01-16 | 2013-04-17 | 苏州金仓合金新材料有限公司 | 一种用于焊接的高稳定性铜合金新材料及其制备方法 |
| CN104264028A (zh) * | 2014-10-09 | 2015-01-07 | 江苏航天动力机电有限公司 | 一种新型用于电机转子上铜合金护环 |
| CN104353939A (zh) * | 2014-11-17 | 2015-02-18 | 安徽瑞研新材料技术研究院有限公司 | 新型的无铅铜合金新材料及其加工工艺 |
| CN104498768A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-04-08 | 江苏创兰太阳能空调有限公司 | 一种盘管拉伸模材料 |
-
1989
- 1989-04-01 JP JP8025989A patent/JPH02263942A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103045900A (zh) * | 2013-01-16 | 2013-04-17 | 苏州金仓合金新材料有限公司 | 一种用于焊接的高稳定性铜合金新材料及其制备方法 |
| CN104264028A (zh) * | 2014-10-09 | 2015-01-07 | 江苏航天动力机电有限公司 | 一种新型用于电机转子上铜合金护环 |
| CN104353939A (zh) * | 2014-11-17 | 2015-02-18 | 安徽瑞研新材料技术研究院有限公司 | 新型的无铅铜合金新材料及其加工工艺 |
| CN104498768A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-04-08 | 江苏创兰太阳能空调有限公司 | 一种盘管拉伸模材料 |
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