JPH0226358Y2 - - Google Patents

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JPH0226358Y2
JPH0226358Y2 JP1984154946U JP15494684U JPH0226358Y2 JP H0226358 Y2 JPH0226358 Y2 JP H0226358Y2 JP 1984154946 U JP1984154946 U JP 1984154946U JP 15494684 U JP15494684 U JP 15494684U JP H0226358 Y2 JPH0226358 Y2 JP H0226358Y2
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leg
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legs
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JP1984154946U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は椅子のキヤスタ取付構造を利用して、
脚下端部における主脚および支脚を保護する椅子
の脚カバーに関する。
(従来の技術) 従来から、椅子の脚部は、支柱となる主脚と、
主脚下端部から放射状に延出する支脚およびその
先端部に取付けられるキヤスタとから構成されて
いる。
これらの椅子の脚部において、支脚の表面仕上
げ加工を省略又は軽減するため、脚カバーを取付
ける。この脚カバーは支脚先端部の開口部を塞ぐ
目的の他、デザイン上の装飾の面からも利用され
ている。脚カバーは1枚の鋼板をプレス加工によ
り成形したもの(実公昭57−24198)あるいはプ
ラスチツク製のもの(実公昭55−36244、実開昭
57−111261)等が提案されている。この場合、支
脚先端の開口部や支脚の合わせ面を被覆するなど
して支脚の一部分に用いられている。また他のも
のは、主脚に取付ける主脚カバーと、支脚に取付
ける支脚カバーとを必要とする個所に、はめ込ん
で両脚カバーを一体に接合するものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような脚カバーを利用する
取付装置においては、支脚と脚カバーあるいは脚
カバー同士の合わせ目、継ぎ目が支脚上部にでき
て見映えが悪く、支脚の上部全体を段差部分やす
き間のない滑らかな形状にすることは困難であつ
た。
また脚全体を被覆するには主脚カバーと支脚カ
バーを用いることから組付も面倒であつた。
本考案は、上記問題点を解決するために、その
目的としては各支脚を、夫々一つの脚カバーで保
護し、合わせて全ての脚カバーの組付完了時に
は、主脚の周囲全体をも被覆することにより、容
易に脚カバーを固着させることができ、しかも継
ぎ目の少ない滑めらかな形状を有してなる椅子の
脚カバーを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこの目的を達成するために、実用新案
登録請求の範囲第1項に記載の構成を有し、特
に、 前記カバーの開口した底部に形成され、前記支
脚の先端部から垂下したキヤスタ保持部材の外周
縁に押し込み嵌合する係合突起と、 前記カバー基部側の開口からその両側に主脚の
外周縁に沿つて延在し、主脚外周を支脚の本数に
合わせて等分割した長さの主脚当接部と、 この主脚当接部の上下端で主脚側へ折曲げられ
基部側の上下方向の動きを規制する折曲部と、 を備えたことを特徴としている。
(作用) 本考案はこのような構成とすることにより、脚
カバーの基部側の開口を支脚先端部に挿入し、脚
カバーを主脚側へスライドさせる。その後、脚カ
バーの係合突起がキヤスタ保持部材に当り、更に
係合突起を押し拡げながら、キヤスタ部材に嵌め
込まれる。これと同時に脚カバー基部側の主脚当
接部が主脚周縁部に密着するように嵌め込まれる
と、相隣り合う当接部の両端が密接して、主脚の
周縁部全体を包囲するので、支脚および主脚下端
部を脚カバーですき間なく被覆することになる。
また主脚当接部の上下端には主脚側に折曲げられ
た折曲部を有するので、これにより基部側の上下
方向の動きが阻止される。したがつて、脚カバー
はその両端部で脚に強固に固定される。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
椅子の脚カバー取付装置を構成する椅子の下端
部は、第4図に示すように座部を支える支柱を有
する主脚1と、主脚1から放射状に連結した複数
本の支脚2と、該支脚2の先端部に取付け固定さ
れるキヤスタ3と、支脚2と同数で主脚下端部と
支脚2を保護する合成樹脂等の脚カバー4からな
つている。
第1図ないし第3図において支脚2は基部2a
より先端部2bに向つて細くなつた断面略角形の
筒体より成るもので、その基部2aが主脚1の下
端における周縁部に溶接等で固定され、一方、先
端部2bが開口している。この先端部2bの両側
部2cにキヤスタ保持部材としてのブツシユ5が
溶接等の手段により固着されている。
なお、ここでキヤスタ保持部材としてはキヤス
タ3を固定できるものであればよくブツシユ5の
代わりにナツトを溶接し、このナツトにボルトを
取付ける構造とすることも可能である。
脚カバー4は第5図ないし第8図に示すように
支脚2の外形を被覆する形状で中央部分の両側部
4aが大きく切欠かれ、下面4b及び基部4cの
主脚側を開口した構造となつている。この脚カバ
ー4はブツシユ5に係止させるため、脚カバー4
の先端部4dの下端側に、ブツシユ5の外周縁に
合う凹部6を有する係合突起7を設け、更に、先
端部4dの内側に突片8を設けている。
また基部側4cに主脚1の周縁に当接する主脚
当接部としての円弧状湾曲部9を設け、しかも、
この湾曲部9の上下端に、主脚側へ折り曲げられ
た折曲部9a,9bを形成している。湾曲部9の
周方向長さは、隣接する支脚の湾曲部の端部同士
が接するように主脚1の周縁を支脚2の本数で等
分した円弧有している。
更に、湾曲部9につながる基部4cの両側部分
10を支脚2の幅に合わせて延出させ、支脚2の
下端に当接する底部11とで環状体をなし、基部
側の支脚2の外周を囲むようになつている。
次に、この脚カバー取付装置の作用について述
べることにする。キヤスタ3を取付けていない状
態の支脚先端部2bへ脚カバー4を基部側から挿
入し、脚カバー4を主脚側にスライドさせると、
係合突起7がブツシユ5に当り、更に、脚カバー
4をスライドさせると係合突起7が押し拡げられ
てブツシユ5に嵌り込む。この時、基部側の湾曲
部9の上下端が主脚1の受け部12に嵌り込み、
両側から固定され、しかも、底部11が支脚2の
基部下端2dに密着する。
これにより、脚カバー4は、その両端部で固定
されるので、支脚2に確実に固定される。また支
脚2の本数分の脚カバー4が取付けられると、各
湾曲部9の両端が夫々相隣り合う湾曲部9の端部
と当接して、主脚1の周縁を包囲することにな
り、主脚下端部及び支脚2をすき間なく、滑めら
かな形状の脚カバー4で被覆することができる。
なお、本実施例では、脚カバー4の基部4cに
一部分底部11を設けて、脚カバー4の補強とガ
タ止め防止を図つているが、これを他の固定方法
に置き換えることができる。すなわち、底部11
をなくし、脚カバー4の基部4cを断面コ字形と
して脚カバー4を支脚2の上方より嵌め込むこと
ができるようにし、両側に分離した湾曲部下端の
折曲部のバネ性を持たせて主脚1への密着度を高
めて抜け止め防止を図る。あるいは脚カバー4の
両側部分10の下端部を支脚2の内側にわずかに
曲げさせておき、脚カバー4を支脚2の上方から
嵌め込んで下端を押し拡げて組付けることにすれ
ば、下端部が支脚に対して押圧力を有するので、
脚カバー4の基部側の上下方向への抜け止め防止
となる。
以上、脚カバーの実施例について説明したが、
本考案は上記実施例に限定されるものではなく次
のようなものを含む。
主脚に当接する部分を円弧状湾曲部9とした
が、この当接部は主脚外周を包囲することがで
きる構造であればよいので、支脚の数に合う多
角形状の一辺を構成するように分割した当接部
を形成して主脚下端部の外周を覆うようにして
もよい。
脚カバーは支脚に押し込み嵌合のみで取付け
られればよいので、素材としては合成樹脂以外
のものも利用できる。たとえば、脚カバーの係
合突起部にスリツト等を設けてバネ性をもたせ
たステンレス等の薄板鋼板を使用することも可
能である。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から明らかなように、各支
脚に対し、夫々1つの脚カバーを挿入又は嵌め込
むことにより、支脚および主脚下端部の周縁部全
体を被覆するので、支脚上面に合わせ目、継ぎ目
等がなくなり、見映えの良い、滑めらかな形状の
脚とすることができる。
また他の取付固定具を必要としないので脚カバ
ーの取付けが容易であり、しかも係合突起、主軸
当接部および折曲部とによりガタをなくして主脚
及び支脚に確実に密着させることができる。
また支脚カバーは複雑な形状とならず、金型製
作を容易にし、1つの金型により作られる支脚カ
バーを支脚の本数だけ組合わせればよいので経済
的効果も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の脚カバー取付装
置の側断面図、第2図は第1図に示す装置の底面
図、第3図は第1図に示す装置における基部側の
要部平面図、第4図は本実施例の脚下端部を示す
平面図、第5図は本実施例における脚カバーの斜
視図、第6図は第5図に示す脚カバーの右側面
図、第7図は第5図に示す脚カバーにおける基部
側の正面図、第8図は第5図に示す脚カバーにお
ける先端部側の底面図である。 1……主脚、2……支脚、2b……先端部、4
……脚カバー、4b……下面、4c……基部、5
……ブツシユ、7……係合突起、9……湾曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 椅子の主脚下端に放射状に延出した複数の支脚
    に各々先端部から基部に向けて挿入され支脚を覆
    うとともに主脚の外周縁に当接して組付けられる
    脚カバーであつて、 前記カバーの開口した底部に形成され前記支脚
    の先端部から垂下したキヤスタ保持部材の外周縁
    に押し込み嵌合する係合突起と、 前記カバー基部側の開口からその両側に主脚の
    外周縁に沿つて延在し、主脚外周を支脚の本数に
    合わせて等分割した長さの主脚当接部と、 前記主脚当接部の上下端で主脚側へ折曲げられ
    基部側の上下方向の動きを規制する折曲部とを備
    えたことを特徴とする椅子の脚カバー。
JP1984154946U 1984-10-13 1984-10-13 Expired JPH0226358Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984154946U JPH0226358Y2 (ja) 1984-10-13 1984-10-13

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JP1984154946U JPH0226358Y2 (ja) 1984-10-13 1984-10-13

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JPS6172249U JPS6172249U (ja) 1986-05-16
JPH0226358Y2 true JPH0226358Y2 (ja) 1990-07-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48965U (ja) * 1971-05-27 1973-01-08
JPS5630285U (ja) * 1979-08-09 1981-03-24

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57113058U (ja) * 1981-03-06 1982-07-13

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