JPH0226332A - 構造物用エネルギー吸収装置 - Google Patents

構造物用エネルギー吸収装置

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JPH0226332A
JPH0226332A JP17666688A JP17666688A JPH0226332A JP H0226332 A JPH0226332 A JP H0226332A JP 17666688 A JP17666688 A JP 17666688A JP 17666688 A JP17666688 A JP 17666688A JP H0226332 A JPH0226332 A JP H0226332A
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剛 野村
Hiroshi Hayamizu
浩 速水
Satoru Aizawa
相沢 覚
Ikuo Shimoda
郁夫 下田
Chiaki Tsuruya
鶴谷 千明
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    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物・配管等の構造物に作用する地震等
の周期的エネルギーを吸収するいわゆる構造物用エネル
ギー吸収装置に関し、更に詳しくは、鉛の塑性変形を利
用したエネルギー吸収装置に関する。
〔従来の技術〕
鉛の塑性変形を利用したエネルギー吸収装置いわゆる鉛
ダンパは、例えば特公昭58−30470号(特開昭4
8−72941号)公報により公知である。
この公知技術によれば、シリンダと、このシリンダ内の
軸心方向に沿つて貫通状に挿通されたロッドと、該シリ
ンダとロッドとの空所に封入された鉛とからなり、シリ
ンダとロッドとの相対移動により空所部に形成された断
面縮小部を通過することによって鉛がせん断変形され、
このときのエネルギー消費によって周期エネルギーを吸
収するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公知技術においては、■相対変位す
る対象物の変位がそのま一ロッドに伝わる構成になって
いるので、ロッド表面と鉛との摩擦力が支配的となって
鉛を塑性流動化するための所定の力を得ることができな
い場合がありこのため有効な減衰能を発揮できないでい
る。■変位量に合わせたロッドの移動量(ストローク)
を確保する必要があり、大変位になるとその変位量に見
合うロッド長さが必要となり、また座屈強度の観点より
ロッド径が大きくなり、その結果摩擦力が増大する。■
シリンダー構造であるので、その有効横断面積(シリン
ダー内面積からロッドの面積を差し引いたもの)によっ
てエネルギー吸収能を得ているので、大きなエネルギー
吸収能を得ようとすればシリンダの径を大径にする必要
があり、装置が徒らに大型化する。■ロッドの突起物の
位置がシリンダの中心にある場合と、シリンダの両端部
の近くにある場合によってエネルギー吸収特性(荷重−
変位曲線)が変わる。■以上の■〜■に関連して、シリ
ンダ・ロッド・断面縮小部等の諸元を一義的に決め難<
、減衰特性が安定しない、等の問題点がある。
一方、容器内に封入された鉛を回転体によって流動化さ
せ、この流動化した鉛を断面縮小部いわゆるオリフィス
部を通過させてその際のエネルギー吸収により周期エネ
ルギーを吸収する提案もなされているが、該技術におい
ては鉛の流動化に伴う内圧の増大に対抗する容器の密封
化・耐圧化に問題がある。
本発明は上述した点に鑑み、この種鉛ダンパにおいて、
作動が確実で、かつストロークの大小に係わらず小型化
が達成でき、所定の減衰能を得ることのできるエネルギ
ー吸収装置を得ることを目的とするものである。
口1発明の構成 〔問題点を解決するための手段] 上述した目的を達成するべく本発明は次の技術手段(構
成)を採る。すなわち、相対変位する構造物間に介装さ
れるエネルギー吸収装置であって、鉛が封入されるとと
もに該封入された鉛の回り止め手段を具備する作動室を
有する密閉容器と、前記密封容器を貫通して前記作動室
に延設されているとともに該作動室内において抵抗翼が
形成されてなる抵抗翼軸とからなり、前記密封容器と抵
抗翼軸とは、前記構造物の一方又は両方に連動し、これ
らの構造物間の相対変位を回転変位に変換するリンク機
構を介して該抵抗翼軸回りに相対的に回転可能とされて
なる、ことを特徴とする。
〔作用〕
構造物間に地震動などの強大な周期エネルギーが作用す
ると、この変位はリンク機構を介して回転変位に変換さ
れ、密閉容器と抵抗翼軸とは抵抗翼軸を中心として相対
的回転変位となる。
この相対的回転変位により抵抗翼は作動室内に封入され
た鉛をせん断変形し、このときのエネルギー消費によっ
て周期エネルギーを吸収する。
しかして、この周期エネルギーの吸収作用により本装置
に連動する構造物間の相対変位、換言すれば地震動を吸
収する。
〔実施例] 本発明の構造物用エネルギー吸収装置の実施例を図面に
基づいて説明する。
以下の実施例において、鉛を封入した密閉容器が回転す
るもの(第1実施例)、抵抗翼軸が回転するもの(第2
実施例)の2例を示したが、これらは密封容器と抵抗翼
軸とが相対的回転運動をすることにおいて本質的差異が
ない。
(第1実施例) 第1図〜第5図はその一実施例を示し、本例ではビル建
築構造物の制振壁構造への適用を示す。
すなわち、第1図はその全体構造を示し、第2図〜第5
図は本装置の細部構造を示す。
第1図において、1.2は建築構造物の骨組をなす柱及
び梁であり、該柱1と粱2とによって区画形成された空
間部3に壁体4が閉塞して設置される。該壁体4は柱1
及び粱2に対して相対的変位が許容されるように、例え
ば溝嵌合手段等により固定設置されている。
本実施例のエネルギー吸収装置Sは、壁体4の角部の切
欠き部4aにおいて、柱1と壁体4とに介装して設置さ
れ、柱1に固定されるリブ6と、壁体4に固定されるリ
ブ7と、これらのリプ67間に介装された回転体8とを
含む。以下、リブ6.7を区別する場合には、リブ6を
柱付きリブ、リブ7を壁付きリブという。
第2図〜第5図を参照して、このエネルギー吸収装置S
の細部構造を説明する。
柱付きリブ6は柱1に直接的に固定される基部10と該
基部10に一体的に穿設され所定間隔を存して相対する
一対の支持部11とからなり、該支持部11の前端には
軸孔12が穿設され、該軸孔12に抵抗翼軸13が固定
把持される。軸孔12と抵抗翼軸13との固定は強固で
あり、抵抗翼軸13の回転阻止を補償するための適宜キ
ー止め等の回り止め手段を施すことは自由である。なお
、基部10は装置Sの組立ての関係上10aにおいて分
割されているが、所定の組立てがなされれば該10aは
溶着される。
壁付きリブ7は壁体4に直接的に固定される基部14と
該基部14に一体的に穿設され所定間隔を存して相対す
る一対の支持部15とからなり、該支持部11の前端に
は軸孔16が穿設され、該軸孔16に軸受ブシュ17を
介して連結軸18が回転自在に嵌挿される。連結軸18
の軸方向移動を阻止するいわゆる抜止め手段は図示しな
いが、適宜実施される。該リブ7の構造はリブ6に準す
るが、壁体4への取付けの関係上、幾分幅狭になってい
る。
密封容器としての回転体8はリブ6とリブ7との間にこ
れらのリブ6.7に把持された抵抗翼軸13、連結軸1
8を介して装着される。
もっと詳しくは、該回転体8は抵抗翼軸13の軸心に垂
直な面(回転面)に沿って2分割(8A。
8B)されてなり、抵抗翼軸13を受は入れる軸孔20
と、連結軸18を受は入れる軸孔21とがそれぞれ相隔
でて開設されている。該軸孔20゜21にはそれぞれ軸
受はブシュ22,23を介して抵抗翼軸13と連結軸1
8とが回転自在に嵌挿される。これにより、回転体8は
抵抗翼軸13に対して、また、回転体8と壁付きリブ7
とは連結軸18に対して回転自在となる。
回転体8の分割体8A、8Bは軸孔2oの中心と一致し
て、相対接する面に側壁面を凹凸形状に形成され実質的
に円をなす凹部25が凹設され、相対面する該筒状凹部
25により作動室26が形成される。該作動室26は密
閉された空間であり、その円周側壁面には回止め手段と
しての隆起部27が波状に内方に向けて穿設される。
抵抗翼軸13の外周面には、この作動室26内において
、互いに相反する側に向けて抵抗翼28が穿設されてい
る。該抵抗翼28の幅は作動室26の幅と実質的に−敗
し、すき間を形成しない。
また、該抵抗翼28の頂部28aは丸みをもった形状と
され、かつその側面部28bもなだらがな曲面状とされ
る。なお、該頂部28aと作動室26の内壁との間は後
記する鉛の塑性変形の特性に変化を与えない距離に確保
される。
抵抗翼軸13を組み込んだ作動室26内には鉛Pが充填
される。
鉛Pは溶融した状NM(融点327.5℃)で作動室2
6内に鋳込まれる。この鋳込みは本装置Sの組立て過程
において、回転体8が組立てられた状態で回転体8に穿
設された湯口(図示せず)より注湯し、しかる後その人
口部に盲蓋(図示せず)を被嵌する。この使用される鉛
Pとしては純粋鉛のほかに鉛合金、あるいは鉛その他の
物質との混合物を含むものである。
このように構成された本実施例のエネルギー吸収装置S
は、地震動に対し次のように作動する。
構造物に地震動による周期的強制振動が作用すると、該
振動は柱1及び梁2に伝わるが、壁体4はこれらとは変
位的に絶縁されたものとなっているので、柱1と壁体4
との間に相対的変位が生じる。
この相対的変位はリブ6.7間の相対的変位となり、リ
ブ7・連結軸1日・回転体8のリンク作用により回転体
8は抵抗翼軸13回りに回転することになる。
この回転により、回転体8の作動室26内の鉛Pも該作
動室26内周面に形成された隆起部27によって滑りが
阻止され、一体となって共に回転する。
一方、抵抗翼軸13は静止されたものであるので、作動
室26において鉛Pと抵抗翼軸13の抵抗翼28との間
に相対的移動が起こり、抵抗翼28はその形状により鉛
Pの移動を過度に阻止するものでなく、その曲面に沿っ
て塑性流動化されるものである。換言すれば、抵抗翼2
8は鉛P中を泳動する。
この塑性流動化に伴うエネルギー消費により回転体8の
回転動は減衰され、ひいては構造物間の運動は減衰され
る。
上記の変位は周期的なものであり、従って、回転体8は
周期的回転運動となるが、上述の鉛の塑性流動化に伴う
エネルギー消費により、この周期的回転運動は速やかに
減衰される。
本実施例装置Sにおいては、回転体8も小型であり装置
全体が小型化し、柱1と壁体4とのわずかな空間部に設
置するに好適である。抵抗翼軸13・連結軸18間のア
ーム長を適宜に変えることにより偶力の大きさを調整す
ることができ、鉛をせん断変形させるに足る所要の回転
モーメントを得ることができる。
本実施例装置Sにおいて、抵抗翼28は軸13の両側に
配したが片側に配してもよい。また、作動室26は円筒
状をなし、内周壁に隆起部27を形成したが、作動室2
6が角筒状であれば格別設ける必要はない。
(第2実施例) 第6図〜第8図は他の実施例を示し、本例では配管の防
震装置への適用を示す、すなわち、第6図はその全体構
造を示し、第7図及び第8図はその要部の構造を示す。
図において、30は配管であり、31は架台等の静止構
造物であって、このエネルギー吸収装置Tは該配管30
にクランプ32を介して、また静止構造物31には直接
固定されて、両構造物30゜31間に介装設置される。
このエネルギー吸収装置Tは、静止構造物31上に固定
設置される減衰器34と、一端を前記クランプ32に固
定され、他端を減衰器34に連結されたリンク機構35
とを含む。
第7図及び第8図を参照して減衰器34の細部構造を説
明する。
この減衰器34は容器本体37と、該容器本体37の上
部開口を塞ぐ蓋体38と、該容器本体37と蓋体38と
から区画形成される作動室39内に封入された鉛Pと、
該蓋体38を回転自在に貫通する抵抗翼軸40とを含む
。なお、容器本体37と蓋体38とで密閉容器41を構
成する。
もっと詳しくは、容器本体37は円板状の底板42と該
底板42上に作動室39を存して立設される角筒部43
とからなり、角筒部43の上端にはフランジ部43aが
外方に張設されている。そして、容器本体37は底板4
2を介して適宜の固定手段(ボルト・ナツト止め、溶着
等)により静止構造物31に固定設置される。42aは
底板42の上面中央に凹設された円形の凹部である。
蓋体38は容器本体37の角筒部43のフランジ部43
aに載置され、ボルト・ナツトを介して強固に固定され
る。蓋体38の中央には軸孔38aが貫通状に開設され
るとともに、該軸孔38aに続いて軸受収容凹部38b
が上面に凹設される。
抵抗翼軸40はこの蓋体38の軸孔38aを貫通して設
置され、その下端40aは容器本体37の底板42に設
けた凹部42a内に軸心を合わせて回転自在に嵌合設置
される。抵抗翼軸40の蓋体38の軸受収容凹部38b
との対応部40bは肩部を存して細径とされ、核部に全
閉型のころがり軸受45が強嵌合され、このころがりり
軸受45の抜止めの手段として抵抗翼軸40側及び蓋体
38側にそれぞれ抜止めの部材46.47が固定設置さ
れている。
作動室39内に配された抵抗翼軸40は所定長さにわた
って中心軸を含む一平面方向に膨出する抵抗翼50が形
成されている。すなわち、該抵抗翼50は底板42及び
蓋体38まで所定の距離を存して形成される。該抵抗翼
50は頂部50aの中心軸からの距離も変化し、かつそ
の側面部50bも頂部50aに連なるなだらかな曲面と
される。
抵抗翼軸40の上部はリンク機構35を構成する一方の
連結棒52に固定把持される。この態様は回転を確実に
伝達し得れば足り、上下動等の変位を逃す構造を採るこ
とができる。また、わずかな回転変位を逃す構成を採る
ことは設計的事項に属する。
リンク機構35は連結棒52にピン53を介して他の連
結棒54が連結されてなり、連結棒54の端部はクラン
プ32を介して配管30に固定把持されている。
この実施例装置Tの作動について説明する。
地震動により配管30と静止構造物31との間に相対的
移動が生じるが、配管30は比較的軽量であって大きく
振れようとする傾向にある。
配管30の振動はリンク機構35を介して本エネルギー
吸収装置Tの抵抗翼軸40に回転運動として伝えられる
。なお、リンク機構35は連結棒52.54相互及び連
結棒54とクランプ32とがそれぞれユニバーサルジヨ
イントにより結合されていることにより、配管30の3
次元的な振動を有効に抵抗翼軸40へと伝える。
抵抗翼軸40の回転により作動室39において抵抗翼5
0はその緩やかな側曲面により封入鉛P中を押し分ける
ようにして回転変位する。この鉛Pの塑性変形によりエ
ネルギー消費がなされ抵抗翼軸40の運動を減衰させる
この運動において、鉛Pは角筒部43内に充填されてい
るので共回りが防止される。すなわち、角筒部43はそ
れ自体で回り止めの手段となっている。
このようにして、抵抗翼軸40の周期回転運動は急速に
減衰され、従って、該軸40に連動する配管30の振動
は速やかに制振される。
なお、配管30の熱変位等の緩慢な変位に対しては、こ
の変位も抵抗翼軸40の回転変位となるが、鉛Pは格別
の抵抗力を表わすことなくこの変位も許容する。
本実施例装置Tにおいては、抵抗翼50の作動室39内
に占める位置は回転するだけで変わらないので安定した
状態が得られる利点がある。
本実施例装置Tにおいて、抵抗翼50は作動室39の全
高さにわたって形成してもよく、また該抵抗翼50の断
面を第1実施例と同様に軸方向にわたって同一断面とし
てもよく、かつ、一方向にのみ設けてもよい。あるいは
、作動室39の高さを縮小すれば更に小型の減衰器34
を得ることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である
。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包含
されるものである。
■抵抗翼の形状は叙上の実施例に限定されず、要は船中
を移動して鉛をせん断変形させるに適した形状であれば
よい。また、その配置は軸に沿って2以上設けてもよい
■第1実施例において、回転体8の作動室26を四角形
及びその他の多角形の角形の室に形成する態様を採るこ
とができる。この態様においては角形の室自体が回止め
手段となり、従って隆起部27は省略できる。
■第2実施例において、減衰器34の容器本一体37を
角筒に限らず他の多角形状であってもよい。
また、円筒を使用した場合でも内壁に適宜の回止め手段
を施すならば、所期の作用を達成することができる。
ハ0発明の効果 本発明の構造物用エネルギー吸収装置は上記構成よりな
り、作用を奏するものであるので、以下の特有の効果を
有する。
0本装置によれば、鉛の塑性流動化は作動室内の相対的
回転変位によってなされるのでエネルギー吸収特性が一
定であり、所要のエネルギー吸収能を発揮させることが
容易である。
■本装置によれば、リンク機構を介して構造物間の相対
変位が回転運動に変換されるものであるので、リンク部
の調整によりストローク及び回転能の調整を行うことが
でき、これによって装置の小型化を達成することができ
る。
■鉛は作動室内に封入されたものであり、かつ抵抗翼は
この作動室内において移動するものであるので、鉛の漏
れはない。
■抵抗翼はその数及び大きさを適宜変更することによっ
て必要とする抵抗力を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の構造物エネルギー吸収装置の実施例を示
し、第1図はその一実施例(第1実施例)の全体を示す
正面図、第2図はその要部のエネルギー吸収装置を示す
正面図、第3図は第2図の■線矢視図、第4図は第2図
のTV−IV線断面図、第5図は第4図のV−V線断面
図、第6図は他の実施例(第2実施例)の全体を示す立
体図、第7図はその要部の構成を示す縦断面図、第8図
は第7図の■−■線断面図である。 1.2,4,30.31・・・構造物、8・・・回転体
(密閉容器)、13.40・・・抵抗翼軸、26,39
・・・作動室、28.50・・・抵抗翼、41・・・密
閉容器 図 tJa 第 図 ■す 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)相対変位する構造物間に介装されるエネルギー吸収
    装置であって、 鉛が封入されるとともに該封入された鉛の回り止め手段
    を具備する作動室を有する密閉容器と、 前記密封容器を貫通して前記作動室に延設されていると
    ともに該作動室内において抵抗翼が形成されてなる抵抗
    翼軸とからなり、 前記密封容器と抵抗翼軸とは、前記構造物の一方又は両
    方に連動し、これらの構造物間の相対変位を回転変位に
    変換するリンク機構を介して該抵抗翼軸回りに相対的に
    回転可能とされてなる、 ことを特徴とする構造物用エネルギー吸収装置。
JP63176666A 1988-07-15 1988-07-15 構造物用エネルギー吸収装置 Expired - Lifetime JP2920175B2 (ja)

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