JPH02263083A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は断熱箱体の内部に画成された貯蔵室を間接的に
冷却する冷却貯蔵庫に関し、特に、断熱箱体の前面開口
部に、該開口部を複数に区画する中仕切り柱を配設して
成る冷却貯蔵庫に関するものである。

（ロ）従来の技術 従来技術として、例えば、実公昭５８−４２８５３号公
報には、内箱と、外箱と、この両箱間に充填される断熱
材とにより本体を構成し、前面開口部に縦及び横仕切体
を配設して該開口部を複数に区画し、区画毎に扉体を設
けて成る冷蔵庫が開示されている。

また、この様に仕切体を備えた場合は、例えば実公昭５
８−２４４７４に開示されるように、仕切体に防露ヒー
タを設け、仕切体への結露を防止するように構成してい
るのが一般的である。

（ハ）発明が解決しようとする課題 斯かる従来技術によると、冷蔵庫の前面、特に扉体に備
わるパツキンからの熱侵入及び仕切体内に装備した防露
ヒータからの熱侵入によって、庫内温度が上昇し庫内相
対湿度も低くなって生鮮食品の鮮度を低下させる問題点
があった。

本発明は、斯かる問題点に鑑み、扉体のパツキン及び防
露ヒータからの熱侵入を抑制し、食品を高鮮度に保持す
るようにした冷却貯蔵庫を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、前面開口部を左
右に区画する縦中仕切り柱を備える断熱箱体の内部に、
該断熱箱体と間隔を存して熱良導箱を配設し、該熱良導
箱の内側を、貯蔵室とすると共に、前記断熱箱体と熱良
導箱との空間に冷気を循環する冷却手段を配設し、前記
貯蔵室を間接冷却するようにした冷却貯蔵庫において、
前記縦中仕切り柱に、前記循環冷気の一部が通風する冷
気ダクトを形成して成る冷却貯蔵庫である。

また、本発明は、前面開口部を上下に区画する横中仕切
り柱を備える断熱箱体の内部に、該断熱箱体と間隔を存
して熱良導箱を配設し、該熱良導箱の内側を、貯蔵室と
すると共に、前記断熱箱体と熱良導箱との空間に冷気を
循環する冷却手段を配設し、前記貯蔵室を間接冷却する
ようにした冷却貯蔵庫において、前記横中仕切り柱に、
前記循環冷気の一部が通風する冷気ダクトを形成して成
る冷却貯蔵庫である。

（ホ）作用 本発明によると、断熱箱体の前面開口部を左右に仕切る
縦中仕切り柱に形成した冷気ダクト、または、断熱箱体
の前面開口部を上下に仕切る横中仕切り柱に形成した冷
気ダクトに、貯蔵室を間接的に冷却する循環冷気の一部
を、冷気ダクトに通風しているため、扉体のパツキン及
び結露防止ヒータからの熱侵入を抑制することができる
。

（へ）実施例 以下に本発明の冷却貯蔵庫の実施例を、第１図及び第２
図を参照して説明する。１は前面開口部に、該開口部を
左右に区画する縦中仕切り柱２と開口部を上下に区画す
る横中仕切り柱３を備えた断熱箱体であり、縦中仕切り
柱２及び横中仕切り柱３によって、左右上下に区画され
た複数の開口部は、内周面にパツキン４Ａを装備した開
閉扉４によって閉塞されている。また、中仕切り柱２゜
３の扉側内面には、中仕切り柱２．３表面の露付きを防
止する結露防止ヒータ５を配設している。

一方、断熱箱体１の内部には、前面を開口した例えば、
ステンレス製の上熱良導箱６及び上熱良導箱７が、断熱
箱体ｌの全ての内壁面と間隔を存して固着装備され、こ
れによって形成された空間を冷気通路８とすると共に、
上熱良導箱６及び上熱良導箱７によって画成される内側
を、夫々貯蔵食品を収納する横長の上貯蔵室９及び下貯
蔵室１０としている。また上熱良導箱６の底板と上熱良
導箱７の天板を繋ぐ面は横中仕切り柱３に接触している
。

そして、上貯蔵室９の上部には、後方に低く傾斜した上
熱良導箱６の天板と少許の間隔を存して後方に低く傾斜
した下露受は板１１が着脱自在に配設され、同様に下貯
蔵室１０の上部にも、上熱良導箱７の天板と少許の間隔
を存して後方に低く傾斜した下露受は板１２が着脱自在
に配設されている。

而して、縦中仕切り柱２の室内側には、上端から下端に
至る冷気ダク）、１３を形成する。該ダクト１３は、そ
の上端部に形成した上開口部１４及び下端部に形成した
下開口部１５を介して、前記冷気通路８と連通している
。

また、上貯蔵室９と下貯蔵室１０は、上熱良導箱６の底
板から上熱良導箱７の天板を挿通して下露受は板１２の
上方に臨む上ドレンパイプ１７を介して連通しており、
下貯蔵室１０と外部は、上熱良導箱７の底板から断熱箱
体１の底壁を挿通して箱体外に垂下する排気兼ドレンパ
イプ１８を介して連通している。

更に、断熱箱体１の天壁とこれに対向する上熱良導箱６
の天板間の冷気通路８には、冷却手段として、前部に吹
き出し口１９を有し、後部に吸い込み口２０を有するユ
ニットカバー２１が配設され、該ユニットカバー２１の
内部には、冷凍系の蒸発器２２と、その前方に吹き出し
口１９と対向して冷気循環用送風機２３を収納している
。蒸発器２２は箱体１の天壁の上に載置した電動圧縮機
２４及び凝縮器２５と接続して冷凍サイクルを構成して
いる。２６は凝縮器空冷用ファンである。

また、断熱箱体１の後壁とこれに対向する上下の熱良導
箱６，７の後板間の冷気通路８には、上下方向に縦仕切
り板２７を配設して吐出通路８Ａと戻り通路８Ｂを形成
し、両道路は下連絡口２８にて連通している。更に、上
熱良導箱６の底板と上熱良導箱７の天板間の冷気通路８
には、前部に連絡口２９を形成した水平方向の横仕切り
板３０を配設している。

以上の構成において、蒸発器２２で熱交換された冷気は
、送風機２３によって吹き出し口１９から冷気通路８に
吐出され、第１図の矢印の経路で循環され、まず、上熱
良導箱６を冷却した後、連絡口２９を通り、上熱良導箱
７を冷却し、下連絡口２８から戻り通路８Ｂを通って吸
い込み口２０から、再び蒸発器２２に戻される。これに
よって上貯蔵室９と下貯蔵室１０の空気は、上下の熱良
導箱６，７を介して間接的に冷却されることになる。こ
の様な貯蔵室９，１０の間接冷却方式は該貯蔵室９，１
０を高湿度に維持する１つの要件として大きな効果を発
揮する。

一方、冷気通路８に吐出した循環冷気の一部は上開口部
１４から冷気ダクト１３に入り、該ダクト１３を通って
下開口部１５から冷気通路８に戻る循環動作を繰り返す
。これによって、縦中仕切り柱２が冷却されるため、開
閉扉４の内周面に装備したパツキン４Ａ及び結露防止ヒ
ータ５から、貯蔵室９，１０への熱侵入を抑制すること
ができる。

次に、本発明の他の実施例を第３図及び第４図を参照し
て説明する。なお、上記実施例と同一構成部については
、実施例と同一番号を使用すると共に、具体的説明を省
略する。３１は、断熱箱体３２の前面開口部を上下に区
画する横中仕切り柱であり、上下に区画された複数の開
口部は、内周面にパツキン３３Ａを装備した開閉扉３３
によって閉塞されている。また、横中仕切り柱３１の扉
側内面には、該横中仕切り柱３１表面の露付きを防止す
る結露防止ヒータ３４を配設している。

−・方、断熱箱体１の内部には、前面を開口し、た例え
ば、ステンレス製の熱良導箱３５が、断熱箱体３２の全
ての内壁面と間隔を存して固着装備され、これによって
形成された空間を冷気通路３６とすると共に、熱良導箱
３５によって画成される内側を、貯蔵食品を収納する横
長の貯蔵室３７としている。

而して、横中仕切り柱３１の室内側には、冷気ダクト３
８を形成する。該ダクト３８は、その両側端部に形成し
た左右の開口部３９．４０を介して、前記冷気通路３６
と連通している。

以上の構成において、蒸発器２２で熱交換された冷気は
、送風機２３によって吹き出し口１９から冷気通路３６
に吐出され、第３図の矢印の経路で循環され、熱良導箱
３５を冷却した後、戻り通路３６Ｂを通って吸い込み口
２０から、再び蒸発器２２に戻される。これによって、
貯蔵室３７の空気は、熱良導箱３５を介して間接的に冷
却されることになる。この様な貯蔵室３７の間接冷却方
式は、該貯蔵室３７を高湿度に維持する１つの要件とし
て大きな効果を発揮する。

一方、冷気通路３６に吐出した循環冷気の一部は左開口
部３９から冷気ダクト３８に入り、該ダクト３８を通っ
て右開口部４０から冷気通路３６に戻る循環動作を繰り
返す。これによって、横中仕切り柱３１が冷却されるた
め、開閉扉３３の内周面に装備したパツキン３３Ａ及び
結露防止ヒータ３４から、貯蔵室３７・＼の熱侵入を抑
制することができる。

（ｌ・）発明の効果 本発明は、以下に列挙する効果を奏する。

■断熱箱体の前面開口部を左右に仕切る縦中仕切り柱に
冷気ダクトを形成し、該冷気ダクトに、貯蔵室を間接的
に冷却する循環冷気の一部を通風して、縦中仕切り柱を
冷却するようにしたため、扉体のパツキン及び結露防Ｉ
Ｌヒータから貯蔵室内への熱侵入を抑制することができ
、これによって貯蔵室の温度上昇が抑えられ、貯蔵室の
湿度を高く維持することができ、貯蔵食品の高鮮度管理
を達成することができる。

■断熱箱体の前面開口部を上下に仕切る横中仕切り柱に
冷気ダクトを形成し、該冷気ダクトに、貯蔵室を間接的
に冷却する循環冷気の一部を通風して、横中仕切り柱を
冷却するようにしたため、扉体のパツキン及び結露防止
ヒータから貯蔵室内への熱侵入を抑制することができ、
これによって貯蔵室の温度上昇が抑えられ、貯蔵室の湿
度を高く維持することができ、貯蔵食品の高鮮度管理を
達成することができる。

■熱良導箱を冷却する冷却手段による循環冷気の一部を
有効に利用して縦及び横中仕切り柱を冷却いるため、縦
及び横中仕切り柱を冷却する専用の冷却手段を必要とせ
ず、構成の簡素化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷却貯蔵庫の縦断側面図、第２図は第
１図のＡ−Ａｌｌ部面図第３図は本発明の他の実施例の
冷却貯蔵庫の縦断側面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面
図である。 １．３２　・・・断熱箱体、２・・・縦中仕切り柱、６
゜７．３５・・・熱良導箱、９，１０．３７・・・貯蔵
室、１３．３８・・・冷気ダクト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前面開口部を左右に区画する縦中仕切り柱を備える
   断熱箱体の内部に、該断熱箱体と間隔を存して熱良導箱
   を配設し、該熱良導箱の内側を、貯蔵室とすると共に、
   前記断熱箱体と熱良導箱との空間に冷気を循環する冷却
   手段を配設し、前記貯蔵室を間接冷却するようにした冷
   却貯蔵庫において、前記縦中仕切り柱に、前記循環冷気
   の一部が通風する冷気ダクトを形成したことを特徴とす
   る冷却貯蔵庫。 ２、前面開口部を上下に区画する横中仕切り柱を備える
   断熱箱体の内部に、該断熱箱体と間隔を存して熱良導箱
   を配設し、該熱良導箱の内側を、貯蔵室とすると共に、
   前記断熱箱体と熱良導箱との空間に冷気を循環する冷却
   手段を配設し、前記貯蔵室を間接冷却するようにした冷
   却貯蔵庫において、前記横中仕切り柱に、前記循環冷気
   の一部が通風する冷気ダクトを形成したことを特徴とす
   る冷却貯蔵庫。