JPH0226182A - 秘匿性を有するフアクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般家庭および業務用に使用されるファクシ
ミリ装置に関し、秘匿性を有するメツセージを受信相手
を特定して伝送可能とする秘匿性を有するファクシミリ
装置に関するものである。

（従来の技術〕 従来、ファクシミリ装置（ファクシミリシステム）にお
いては、受信側ファクシミリを呼び出した後、メツセー
ジの伝送がリアルタイムで行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このようなメツセージの伝送方式による
と、秘匿性を有するメツセージでも受信側で公開されて
しまう場合がある。

すなわち、従来の伝送方式では、相手側装置を特定する
ことはできるが、相手側受信（受信相手）を特定するこ
とはできない。

したがって、機密性の高いメツセージをファクシミリで
送る場合、受取指定人（特定された受信相手）は受信が
完了するまでの間、ファクシミリの前で待つ必要がある
。また、受取指定人が不在の噛合には、メツセージの送
信ができないことがあり、送信および受信の時間的制約
が大きい。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
で、秘匿性を有するメツセージの送信に際して該メツセ
ージに受信相手を特定する任意の暗証番号を付加し、こ
の暗証番号の付加されたメツセージを受信して記憶する
ようになし、この記憶されたメツセージをそのメツセー
ジに付加された暗証番号に応じて定まる特定暗証番号を
指定することにより引き出すようにしたものである。

〔作用〕

したがってこの発明によれば、送信に際して暗証番号を
付加することにより、秘匿性を有するメツセージが受信
側にて一旦記憶される。そして、この記憶メツセージに
付加された暗証番号に応じて定まる特定暗証番号を指定
しない限り、そのメツセージの記憶が保持される。

〔実施例〕

以下、本発明に係る秘匿性を有するファクシミリ装置を
詳細に説明する。

図はこの発明の一実施例を示すファクシミリ装置の機能
構成図である。同図において、１は送信側ファクシミリ
、２は受信側ファクシミリであり、送信側ファクシミリ
ｌと受信側ファクシミリ２とでファクシミリ装置（ファ
クシミリシステム）が構成されている。

送信側ファクシミリ１は、送信しようとするメンセージ
の入力部をなす送信走査部１１．この送信走査部１１を
介する入力送信メツセージを光電変換する光電変換部１
２．この光電変換部１２により光電変換された送信メツ
セージに受信相手を特定する任意の暗証番号を符号化し
付加する符号化部１３．およびこの符号化部１３を介す
る送信メツセージを変調して送信する変調部１４を備え
ている。

一方、受信側ファクシミリ２は、送信側ファクシミリ１
からの送信メツセージを復調する復調部２１、この復調
部２１により復調された送信メツセージに付加されてい
る暗証番号をチエツクするコードチエツク部２２．この
コードチエツク部２２により暗証番号が付加されている
としてチエツクされた送信メツセージを記憶するメモリ
部２３゜このメモリ部２３に記憶蓄積された送信メツセ
ージの有無およびその件数を表示する表示部２４゜後述
の如くして指定される特定暗証番号に対応する暗証番号
の付加された送信メツセージをメモリ部２３より引き出
す制御（ＣＯＮＴ）部２５．この制御部２５を用いて引
き出された送信メツセージおよびコードチエツク部２２
において暗証番号が付加されていないとしてチエツクさ
れた送信メツセージを入力とする記録変換部２６．およ
びこの記録変換部２６により記録変換された送信メツセ
ージを受信走査し記録紙に出力する受信走査部２７を備
えている。

このように構成されたファクシミリ装置において、秘匿
性を有するメツセージを送信する場合には、符号化部１
３にて、その送信メツセージに受信相手を特定する任意
の暗証番号を符号化し付加する。この暗証番号の付加さ
れた送信メツセージは、受信側ファクシミリ２のコード
チエツク部２２において、暗証番号が付加されていると
チエツクされたうえ、メモリ部２３へ送られ記憶される
。

一方、受取指定人は、送信メツセージに付加される暗証
番号に応じて定まる特定暗証番号を制御部２５に対し指
定する０本実施例においては、送信メツセージに付加さ
れる暗証番号と同一の暗証番号を特定暗証番号としてお
り、この暗証番号は４桁程度の数字の組み合わせから任
意の番号を選択して定められる。これにより、この特定
暗証番号に対応する暗証番号の付加された送信メ、ツセ
ージがメモリ部２３より引き出され、記録変換部２６へ
送られ、受信走査部２７を介し記録紙へ出力される。

以上説明したように本実施例によるファクシミリ装置に
よると、特定暗証番号を指定することにより、メモリ部
２３に一旦記憶された送信メツセージを引き出すため、
受取指定人以外へのメツセージの公開を防止することが
可能となり、高秘匿性を確保することができる。また、
メモリ部２３に送信メツセージを一旦記憶させておくよ
うにすることにより、送信および受信の時間的制約をな
くすことができる。さらに、秘匿機能追加用のユニット
を別売するようになせば、従来型ファクシミリ装置の使
用者も、装置を取り換えることなく秘匿機能を利用する
ことができるようになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明による秘匿性を有するファク
シミリ装置によると、秘匿性を有するメツセージの送信
に際して該メツセージに受信相手を特定する任意の暗証
番号を付加し、この暗証番号の付加されたメツセージを
受信して記憶するようになし、この記憶されたメツセー
ジをそのメツセージに付加された暗証番号に応じて定ま
る特定暗証番号を指定することにより引き出すようにし
たので、高秘匿性を確保することができると共に、送信
および受信の時間的制約をなくすことができるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る秘匿性を有するファクシミリ装置の一
実施例を示す機能構成図である。 １・・・送信側ファクシミリ、２・・・受信側ファクシ
ミリ、１３・・・符号化部、２２・・・コードチエツク
部、２３・・・メモリ部、２５・・・制御部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 秘匿性を有するメッセージの送信に際して該メッセージ
   に受信相手を特定する任意の暗証番号を付加する暗証番
   号付加手段と、前記暗証番号の付加されたメッセージを
   受信して記憶するメッセージ記憶手段と、前記記憶され
   たメッセージをそのメッセージに付加された暗証番号に
   応じて定まる特定暗証番号を指定することにより引き出
   すメッセージ引き出し手段とを備えてなる秘匿性を有す
   るファクシミリ装置。