JPH02261469A - 流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット - Google Patents

流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット

Info

Publication number
JPH02261469A
JPH02261469A JP1084350A JP8435089A JPH02261469A JP H02261469 A JPH02261469 A JP H02261469A JP 1084350 A JP1084350 A JP 1084350A JP 8435089 A JP8435089 A JP 8435089A JP H02261469 A JPH02261469 A JP H02261469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
groove
hole
circumferential groove
piercing hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1084350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2727350B2 (ja
Inventor
Tatsuya Kawai
達也 川合
Takashi Matsuda
貴志 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Medical Supply Corp
Original Assignee
Nippon Medical Supply Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Medical Supply Corp filed Critical Nippon Medical Supply Corp
Priority to JP1084350A priority Critical patent/JP2727350B2/ja
Publication of JPH02261469A publication Critical patent/JPH02261469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2727350B2 publication Critical patent/JP2727350B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は輸液セットや輸血セットに取りつけて、薬液や
血液の流速を調節するために使用する流量調節器に関す
る。
〔従来の技術〕
輸液セット、輸血セット及びその他の医療用器具におい
ては、チューブ内を流れる薬液又は唾液等の流11R節
を行う必要がある。そしてその為にそれらのチューブの
途中に流量調節器が取りつけられていることは、よく知
られている。
この流量調節器については、従来から様々な種類のもの
が知られており、その代表的なものにローラクランプが
ある。このローラクランプは、本体とこの本体に移動可
能に装着されたローうによって構成されており、ローラ
の外周面と適度の傾斜が付いた本体底面との間にチュー
ブを挟み、ローラを移動させることによってチューブを
挟む度合いを変化させて、液体の流量調節を行うもので
ある。
また、チューブを挟んで流量を調節する方式以外にも種
々の流量調整器が提案されており、2つ以上の硬質部材
を組み合わせて流路の断面積を変化させることにより流
量を調整する流量調節器が、特開昭50−15387号
公報、特開昭57−203451号公報、特開昭61−
149161号公報および特開昭61−247470号
公報等に提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでこのローラクランプによると、チューブの挟窄
部の形状が経時的に変化し、それによってチューブの開
口面積が小さくなって流量がしだいに低下するという問
題があった。このため幾つかの改良が試みられており、
本体の底面にv字状の溝を設けたものが使用されている
。このクランプを用いると、一定の温度のもとでは流量
の経時的変化は格段に少なくなるが、気温の変化に対し
ては従来のものと同じように大きな流量変動を示すとい
う問題があった。
また、前述したローラクランプ以外の流量調整器につい
ては、構造が複雑で成形金型を割型にする必要があるた
めに、金型製作費が高(なるとともに1回の成形で同時
に多数個を成形できないために製造コストが高くなった
り、部品に高度の成形精度が要求されるなどの問題があ
り、実用的なものではなかった。
本発明の目的は、従来の流量調整器が有する以上のよう
な問題点を解消することにある。すなわち第1の目的は
、流量の経時的変化や気温変動による変化が少ない流量
調整器を提供することにある。また第2の目的は、構造
が簡単で製造の容易な流量調整器を提供することにある
(課題を解決するための手段〕 上記の目的は、以下の構造を有する流量調整器によって
達成される。すなわち本発明の流量調整器は、底面を有
する円筒状部材Aと、上面を有しかつ部材Aと回転可能
に嵌合する円筒状部材Cと、部材Cの内側に回転不能に
嵌合し一方の面が前記部材Aと圧着する円板状部材Bと
を具備しており、部材Aの内側底面には断面積が徐々に
変化する円周溝を形成するとともに該円周溝の最大断面
積の部分から直接にまたは延長された溝を介して外側底
面に貫通する孔を形成して液出口とし、円板状部材Bに
は前記部材Aの円周溝の位置において反対面に貫通する
貫通孔を設け、さらに部材Cの上面には前記部材Bの貫
通孔に直接または溝を介して連通ずる貫通孔を設けて液
入口とし、部材Aと部材Cとを相互に回転させることに
よって流量を調節することができるようにしたことを特
徴とするものである。
〔作  用〕
本発明においては、上記円筒状部材Aに設けられた円周
溝に円板状部材Bを圧着することによって液の流路が形
成される。そして、該円周溝上にある部材Bの貫通孔の
位置が流路の最小開口部となって流量を決定する。した
がって、その位置を変えることによって流量調節を行う
ことができるが、部材Bは部材Cに回転不能に固定され
ているので、部材Cを部材Aに対して回転させと部材B
も部材Aに対して回転し、円周溝上の貫通孔の位置が変
わり流量も変わる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する
第1図は本発明の流量調節器の断面図であり、第2図は
分解図である。また、第3図は円筒状部材Aの平面図で
あり、第4図は第3図の線a −aで切断した断面図で
ある。
流量調節器は、円筒状部材A1円板状部材Bおよび円筒
状部材Cより構成されているが、円筒状部材Aは底面1
9を有しており、底面には断面が7字型の円周溝21が
形成されている。円周溝21は、第3図においてもっと
もよくわかるように、始点25から終点24に向かって
幅および深さが徐々に増加しており、したがって断面積
が徐々に増加している。円周溝21は、断面積が最大と
なる終点24から、そのままの断面積かあるいはより大
きい断面積で底面の中央に向かって溝23によって延長
されており、貫通孔20へと続いている。
円板状部材Bは貫通孔18を有しているが、貫通孔18
は組み立てたときに円周溝21と一致する位置に設けら
れており、液は貫通孔18から円周溝21を細い方から
太い方に向かって流れる。したがって、貫通孔18が位
置する溝21の部分が液流路全体において最小の断面積
となり、その位置によって流量が決定される。すなわち
、貫通孔18が円周溝21の終点24に近いほど流量は
多くなり、始点25に近いほど少なくなる。そして、円
周溝が形成されていない部分に位置すると液の流れは遮
断される。また、部材Bの反対面には溝17が貫通孔1
8から中心に向かって設けられており、さらに切り欠き
16も設けられている。
部材Cは上面13を有しており、上面には中心に貫通孔
15が設けられており、また部材Bの切り欠き16に相
当する位置には突起12が設けられている。
突起12と切り欠き16とは、部材Bと部材Cとがたが
いに回転しないように固定するために設けられているも
のであり、他の固定方法を採用することもできる。
以上のように形成された3つの部材A、B、Cの組立は
、部材Bを部材Cの内側に嵌合し部材Cを部材Aの内側
に嵌合することによって行う0図の実施例では、部材へ
の円筒部内周に突条22を設け、部材Cの円筒部外周に
周溝14を設けて、両者を嵌合することにより両部材を
回転可能に固定している。このとき、突条22と周溝1
4の位置関係を、部材Bが部材Cによって部材Aの底面
に圧着するように選ぶ必要がある。また、部材Bの材質
は硬質のものよりも弾性を有する軟質のものが好ましい
。好ましい材料の硬さは、J I S  K7215に
規定されるデュロメータ硬さで表示したとき、A硬さで
25からD硬さで70の範囲にあるものであり、特に好
ましいのはA硬さで40〜90の範囲にあるものである
。このような材料をさらに具体的に例示すれば、可塑化
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン系
エラストマー、塩化ビニルウレタン共重合体、スチレン
−ブタジェン−スチレンブロック共重合体およびシリコ
ーンゴムなとである。
図の実施例においては、部材Cの液入口11より導入さ
れた液は、貫通孔151部材Bの溝17および貫通孔1
81部材Aの円周溝21.溝23および貫通孔20を通
って液出口26より導出される。流量の調節は、部材A
と部材Cとを相互に回転させることにより行う。すなわ
ち、部材Cと部材Bとは一体となって回転するので、部
材Cを回転させることによって部材Bの貫通孔18と部
材への円周溝21との位置関係が変わり、円周溝の開口
断面積が変化するので流量を調節できる。なお、部材A
および部材Cに目盛りを付けておけば、流量のある程度
の目安とすることができる。
上記の実施例における溝17および溝23は、液入口と
液出口を装置の中央に設置するために形成されているも
のであるので、液入口11および貫通孔15を貫通孔1
8の位置に設け、液出口26と貫通孔20を円周溝終点
24の位置に設ければ省略できる。また、部材Aと部材
Cの嵌合方法は、上述した実施例以外の方法によること
もできる。
輸液セットや輸血セットは、瓶針9点滴筒、静脈針およ
びこれらを連結するチューブなどから構成されているが
、本発明の流量m部器を組み込む位置は、点滴筒の上部
または下部が適当である。
流量調節器と点滴筒は一体化することもできるし回路の
途中に設けてもよい。また本発明の流1t−3[部器は
、異物が流量調整部につまると流量が変動するので、流
量調節器の上流にフィルターを設けて異物を除去するよ
うにしたものがより好ましい。
輸液セットや輸血セットには、体内への異物の流入を防
止するためにしばしばフィルターを組み込むが、このフ
ィルターと上記のフィルターを無用すれば、部品を節約
できる。フィルターの孔径は、0.1〜70μmの範囲
のものが適当である。
なお、輸液セットや輸血セットは滅菌して使用するが、
本発明の流量調節器は高熱に晒されると流量が不安定に
なる傾向があるので、滅菌方法としては放射線滅菌かエ
チレン・オキサイド・ガス滅菌が好適であり、特に好ま
しいのは放射線滅菌法である。
以下に、本発明の流量調節器を使用した輸液セットを試
験した結果について説明する。
部材AおよびCをABS樹脂で形成し部材Bを軟質ポリ
塩化ビニルで形成した本発明の流用調節器を輸液セット
に組み込み、周囲の温度を5℃から40°Cの範囲で変
化させながら、落差65cmで水を流して流量の経時変
化を観察した。また比較のために、流量変化の少ないロ
ーラクランプとして広く使用されている7字状溝を有す
るローラクランプを使用して同様の試験を行った。結果
を表1に示す。
表   1 表1の結果を見ると、本発明の流量調整器は周囲の温度
変化に対して流量があまり変動していないが、ローラク
ランプでは気温の上昇に対して特に大きく流量が変動す
ることがわかる。
〔発明の効果〕 本発明の流量調節器を使用すれば、従来のローラクラン
プにくらべて流量の経時的な変動が少ないので、途中で
流量を再三調整しなおす操作が不要になる。また、気温
の変動に対しても安定であるので、高い精度で輸液や輸
血を実施することができる。さらに、従来のローラクラ
ンプではローラの移動量に対する流量変化が大きいので
、流量設定のためには微妙にローラを調節しなければな
らなかったが、本発明のものでは流量の設定が容易であ
り、繰作性が優れている。
そして、構造が簡単であるので製造が容易であり、経済
的にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図であり、第2図は
分解図である。また第3図は、本発明の流量調節器を構
成する円筒状部材Aの平面図であり、第4図は第3図の
線a ある。 11、液入口 15、貫通孔 18、 貫通孔 20、貫通孔 23、溝 a′における断面図で 上面 ?R 底面 円周溝 液出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)輸液または輸血セットの流量を調節するための器
    具であって、底面を有する円筒状部材Aと、上面を有し
    かつ部材Aと回転可能に嵌合する円筒状部材Cと、部材
    Cの内側に回転不能に嵌合し一方の面が前記部材Aと圧
    着する円板状部材Bとを具備しており、部材Aの内側底
    面には断面積が徐々に変化する円周溝を形成するととも
    に該円周溝の最大断面積の部分から直接にまたは延長さ
    れた溝を介して外側底面に貫通する孔を形成して液出口
    とし、円板状部材Bには前記部材Aの円周溝の位置にお
    いて反対面に貫通する貫通孔を設け、さらに部材Cの上
    面には前記部材Bの貫通孔に直接または溝を介して連通
    する貫通孔を設けて液入口とし、部材Aと部材Cとを相
    互に回転させることによって流量を調節することができ
    るようにしたことを特徴とする流量調節器。
  2. (2)請求項1記載の流量調節器を組み込んでなる輸液
    輸血セット。
  3. (3)請求項1記載の流量調節器を組み込み、さらにこ
    れよりも上流にフィルターを組み込んでなる輸液輸血セ
    ット。
JP1084350A 1989-04-03 1989-04-03 流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット Expired - Fee Related JP2727350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1084350A JP2727350B2 (ja) 1989-04-03 1989-04-03 流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1084350A JP2727350B2 (ja) 1989-04-03 1989-04-03 流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02261469A true JPH02261469A (ja) 1990-10-24
JP2727350B2 JP2727350B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=13828070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1084350A Expired - Fee Related JP2727350B2 (ja) 1989-04-03 1989-04-03 流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2727350B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0354653U (ja) * 1989-10-02 1991-05-27
CN108355199A (zh) * 2018-03-09 2018-08-03 王可悦 一种能锁定的输液流量调节器
CN111258341A (zh) * 2020-03-25 2020-06-09 云浮市翰博科技有限公司 一种环氧乙烷加成摩尔量精准计量装置及方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60500994A (ja) * 1983-05-16 1985-07-04 ヘルス・ケア−・コンセプト・インコ−ポレ−テツド 静脈注射液流量調整器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60500994A (ja) * 1983-05-16 1985-07-04 ヘルス・ケア−・コンセプト・インコ−ポレ−テツド 静脈注射液流量調整器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0354653U (ja) * 1989-10-02 1991-05-27
CN108355199A (zh) * 2018-03-09 2018-08-03 王可悦 一种能锁定的输液流量调节器
CN111258341A (zh) * 2020-03-25 2020-06-09 云浮市翰博科技有限公司 一种环氧乙烷加成摩尔量精准计量装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2727350B2 (ja) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5045068A (en) Flow rate regulator for liquid medicine or blood transfusion unit
EP0142558B1 (en) I.v. flow regulator
US5988211A (en) I.V. flow controller
US4676772A (en) Adjustable implantable valve having non-invasive position indicator
US4065093A (en) Flow control device
US7455072B2 (en) Device for selectively regulating the flow rate of a fluid
US4925451A (en) I.V. flow control device
JP2007236964A (ja) 流体流速切替え装置
JP2002516580A (ja) 外在型スリット弁及びスリット開閉を制御するための可変制御器
WO2003061725A2 (en) Pressure compensating iv flow control regulator
AU2003205156A1 (en) Pressure compensating IV flow control regulator
JPH03118071A (ja) 低吐出流量調節装置
JPH02261469A (ja) 流量調節器およびこれを用いた輸液輸血セット
JP2744799B2 (ja) 静脈流体投与用流れ制御装置
CN1024895C (zh) 用于液体药剂输入设备或输血设备的流量调节器
JP2834804B2 (ja) 流量調節器およびこれを用いた輸液または輸血セット
US4856755A (en) Flow control
JP4970261B2 (ja) チューブおよび液体供給具
US5240035A (en) Pressure compensated flow control device for IV administration
EP0300899B1 (en) Filter device for peridural anaesthesia
KR930010959B1 (ko) 수액세트 또는 수혈세트에 사용되는 유량조정기
JP4056815B2 (ja) 流量調整器
JPH052195Y2 (ja)
CA1308333C (en) Flow rate regulator for liquid medicine or blood transfusion unit
JPH052194Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees