JPH0226026Y2 - - Google Patents

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JPH0226026Y2
JPH0226026Y2 JP14344783U JP14344783U JPH0226026Y2 JP H0226026 Y2 JPH0226026 Y2 JP H0226026Y2 JP 14344783 U JP14344783 U JP 14344783U JP 14344783 U JP14344783 U JP 14344783U JP H0226026 Y2 JPH0226026 Y2 JP H0226026Y2
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electrode
bushing
fitting
cold
bush
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JP14344783U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は電磁流量計に係り、特にライニングを
有しない電磁流量計の電極部の改良に関する。
〈従来技術〉 電磁流量計は一般に流量に対応して管路内に発
生した信号電圧が導電性の管路で短絡されるのを
防ぐために管路の内面を絶縁性のライニング材で
被覆している。しかし、最近はライニング材の変
形による事故防止、コスト低減等の観点からライ
ニングのないライニングレス電磁流量計(以下、
電磁流量計と略省する)が提案されている。
かかる従来の電磁流量計の流量を検出する電極
近傍の構成を第1図に示す。
導電性管路1には開口部2が設けられ、この開
口部2と中心が一致するように導電性管路1の外
面に円筒状の電極ボス3が溶接されている。電極
ボス3の底部4には孔5が穿たれ、開口部2と孔
5とは1体となつて導電性管路1の外方に広がる
テーパ状とされている。電極ボス3の内側にはネ
ジ6が形成されている。7は流量信号を検出する
ための電極であり、例えばステンレス製である。
8はセラミツク製のブツシユであり、中央には電
極7を挿入する孔があけられている。ブツシユ8
の下部は導電性管路1の開口部2と電極ボス3の
孔5で形成されたテーパ部と同様なテーパ9にな
つている。ブツシユ8のほぼ中央には円板状の凸
部10が形成されている。電極7とブツシユ8と
は冷やし嵌めにより結合され電極アセンブリを構
成している。この電極アセンブリは金属製のOリ
ング11を介して電極ボス3の底部4にネジ6と
螺合された押えネジ12により押圧固定され被測
定液の液漏れを防止している。電極7の外側端部
には信号電圧を取り出すためのラグ板13がナツ
ト14,15により締め付けられて固定されてい
る。
以上の如く構成された従来の電磁流量計の電極
部は次の様な欠点を有している。
電極7の熱膨脹系数をα1、ブツシユ8の熱膨脹
係数をα2、電極7の半径をa、冷し嵌め温度を
Tpとすると、常温(20℃)で得られる冷し嵌め
代σは δ=(α2−α1)・(20−Tp)a … となる。今、仮に電極材質をステンレス鋼、ブツ
シユ8の材質をAl2O3、電極径を3mm、冷し嵌め
温度を−70℃、α1=7×10-6、α2=17×10-6とす
ると、冷し嵌め代δは δ=(17−7)×10-6×(20+70)×1.5 =1.35μm と極めて小さいものとなり、ブツシユ8のセラミ
ツクの孔加工及び電極7の外径加工において高い
精度が必要となり、コスト高となる。
更に、最低使用流体温度をTnioとすると、この
ときの締め代δnioは δnio=(α2−α1)・(Tnio−Tp)a … となる。ここで、電極7とブツシユ8の間の気密
性を確保するためには、この境界での接触圧Pn
を一定値以上に確保することが必要となる。接触
圧Pnは冷し嵌め代δに比例するので最低限必要
な接触圧に対応する締め代をδpとすると、 δnio=(α2−α1)・(Tnio−Tp)a≧δp … の式を満足する必要があり、冷し嵌め作業温度に
より最低使用流体温度が制限を受ける欠点を有す
る。
〈考案の目的〉 本考案は、前記の従来技術に鑑み、テーパ状の
電極をブツシユの中に冷し嵌め圧入することによ
り加工精度の緩和と最低使用流体温度に対する制
限を緩和することを目的とする。
〈本考案の構成〉 この目的を達成する本考案の構成は、ライニン
グレス電磁流量計に係り、テーパ状の軸を有する
電極と、中央に孔を有する絶縁性のブツシユと前
記ブツシユの外側に配設され補強リングとが焼き
嵌めにより結合された結合体と、前記結合体の前
記孔の中に前記電極の前記軸の小径側より前記電
極を冷やし嵌め圧入により挿入して形成した電極
アセンブリを有するようにしたものである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面に基づき詳
細に説明する。尚、従来技術と同一の機能を有す
る部分には同一番号を付し、重複する説明は省略
する。
第2図は本考案の構成を示す構成図である。1
6はセラミツク製のブツシユであり、そのほぼ中
央外面に円板状の凸部17を有し、円筒状をなし
ている。この円筒の中心部を通して貫通孔18が
穿たれている。ブツシユ16の導電性管路1の内
面側の外周には、補強リング19が焼き嵌めによ
り結合されて1つの結合体をなしている。補強リ
ング19の外周はテーパ状をなしており、開口部
2と孔5とによつて形成されているテーパ部に挿
入される。電極20の先端は導電性管路1の内面
側に広がるテーパ状とされており、例えばステン
レス鋼などの金属で作られている。電極20はブ
ツシユ16の中に電極20の小径側より冷やし嵌
め圧入されており、補強リング19とともに電極
アセンブリを構成している。この電極アセンブリ
は第1図の実施例と同様の構造により電極ボス3
の中に固定される。
ところで、電極20はブツシユ16の中に冷し
嵌め圧入されるに際し、電極20の外径およびブ
ツシユ16の内径の寸法誤差を吸収するために電
極20をあらかじめ長く作り、冷し嵌め圧入作業
後にブツシユ16の下端と同一面になるように電
極20の下端を切断すると良い。
また、補強リング19は電極20のブツシユ1
6の中への冷し嵌め圧入のときにブツシユ16の
内面で発生する引張り応力によりブツシユ16が
割れることを防止するためにブツシユ16の外側
にあらかじめ焼き嵌めするようにしたものであ
る。
なお、電極20はナツト14の締め付けにより
ブツシユ16の外方に引き上げられるが、これに
より導電性管路1の負圧が生じたときに電極20
が抜けることが防止される。
ここで、電極20、ブツシユ16および補強リ
ング19の熱膨脹係数をα1,α2,α3とするとα1
α2、α3>α2の関係が成立していることが必要であ
る。
〈考案の効果〉 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば下記の効果がある。
(1) 電極にテーパ加工を施し、これをブツシユの
中に冷し嵌め圧入する構成としたので、電極外
径およびブツシユ内径の寸法精度を緩和するこ
とができ、加工コストを低減できる。
(2) 冷し嵌め圧入の構成なので、冷し嵌め作業温
度による最低使用流体温度に対する制限を圧入
代分だけ緩和することができる。つまり、圧入
によつて生じる締め代をδpとすると式より δnio=(α2−α1)×(Tnio−Tp)a≧δp−δp
を満足すれば良く、 ΔT=δp/(α1−α1)a … だけ制限が緩和される。
(3) 導電性管路の中の圧力が増すにつれてテーパ
状の電極は更に強く圧入されるため、高圧流体
に対して信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁流量計の電極部の構成を示
す構成図、第2図は本考案の電磁流量計の電極部
の構成を示す構成図。 1……導電性管路、16……ブツシユ、19…
…補強リング、20……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テーパ状の軸を有する電極と、中央に孔を有す
    る絶縁性のブツシユと前記ブツシユの外側に配設
    された補強リングとが焼き嵌めにより結合された
    結合体と、前記結合体の前記孔の中に前記電極の
    前記軸の小径側より前記電極を冷やし嵌め圧入に
    より挿入して形成した電極アセンブリを有するラ
    イニングレス電磁流量計。
JP14344783U 1983-09-16 1983-09-16 ライニングレス電磁流量計 Granted JPS6051424U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14344783U JPS6051424U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 ライニングレス電磁流量計

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14344783U JPS6051424U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 ライニングレス電磁流量計

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Publication Number Publication Date
JPS6051424U JPS6051424U (ja) 1985-04-11
JPH0226026Y2 true JPH0226026Y2 (ja) 1990-07-17

Family

ID=30320191

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JP14344783U Granted JPS6051424U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 ライニングレス電磁流量計

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