JPH02259968A - 記録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示方式 - Google Patents

記録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示方式

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JPH02259968A
JPH02259968A JP1081009A JP8100989A JPH02259968A JP H02259968 A JPH02259968 A JP H02259968A JP 1081009 A JP1081009 A JP 1081009A JP 8100989 A JP8100989 A JP 8100989A JP H02259968 A JPH02259968 A JP H02259968A
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button
color
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JP1081009A
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English (en)
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Takahiro Suzuki
鈴木 高弘
Yoichi Nagasato
永里 洋一
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、画像情報の記録を行う複写機やファクシミI
J装置、プリンタ装置等の記録装置に係り、特に、ユー
ザインターフェース(以下、U■と記す。)としてCR
Tデイスプレィを採用した記録装置の編集領域表示方式
に関するものである。
[従来の技術] 近年、複写機等の記録装置では、コンピュータの導入に
より高度な制御技術、データ処理技術を駆使するように
なったため、利用できる機能も多様化し、またそのため
の機能選択や機能実行の条件設定に多くの且つ種々の操
作が必要になる。オペレータにとっては、覚える操作の
柾類が多く、操作が煩雑になるために操作手順の間違い
や誤操作が発生しやすくなる。そこで、できるだけオペ
レータの操作を容易にするために、従来の記録装置にお
いては、UIとしてコンソールパネルが採用されていた
。コンソールパネルには、操作選択のための各種のキー
スイッチやテンキー等の操作手段が設けられ、更にキー
操作による選択、設定状態、操作案内のメツセージを表
示する表示ランプや表示器が設けられている。
その1例を第49図に示す。これは複写機本体手前側に
配置されているコンソールパネル802は、803と8
04の二つのパネル部に分割されている。パネル部80
3は、液晶表示装置等で構成される表示部およびコピー
をとるために通常よく使用するテンキー等の各種のキー
を配置したパネル部であり、パネル部804は、サービ
スマンが各種の設定あるいはチエツク等を行うときに使
用するキー等の使用頻度が少ないキーを配置したパネル
部であって、ユーザを混乱させないようにカバーで覆わ
れている。また、当該複写機はエディツトパッドを使用
して多岐に渡る編集を行える機能を有しており、そのた
めにプラテンカバー805にエディツトパッド806が
組み込まれており、エディツトパッド806の所望の位
置をペン807で指示することで所望の編集領域(以下
、単に領域と称す。)および/または編集ポイント(以
下、単にポイントと称す。)を設定することができるよ
うになされている。図中808で示す領域は編集を行う
ための様々な設定を行うためのキーを配置したパネル部
であり、編集用の特別なキーであるので、通常のコピー
を行うために使用するキーとは区別して配置されている
ものである。
[発明が解決しようとする課題] 第49図に示すものにおいては、コンソールパネルを複
数箇所に分散しているので、各キーの大きさ、表示部も
適当な大きさに保つことができるのであるが、エディツ
トパッドを用いて設定した領域を明確に認識できないと
いう問題がある。即ち、高機能化された記録装置におい
ては、例えば、ある領域に対しては色変換を施し、また
別の領域に対しては色付けを施すというように、−時に
複数の領域を設定し、各領域に対してそれぞれ異なる編
集機能を施すことが可能になされるが、その際、各領域
がどのような位置にあるか、あるいは各領域にはどのよ
うな編集機能が施されているかを知ることは重要な意味
を持つ。例えば、領域の設定が誤ってなされた場合、に
は、領域を再度設定し直すことになるが、その際には、
前回設定した領域がどのような位置にあったかという情
報は貴重である。
しかしながら、上記のような従来のUIにおいては、表
示装置が用いられているとしても、表示文字数が高々2
0〜30文字の比較的小形の表示装置に過ぎず、エディ
ツトパッドで設定された領域の情報を表示することは困
難であり、従って、ユーザは設定した各編集領域が原稿
のどのような位置にあるか、そして、各々の編集領域に
はどのような機能が施されているかをメモ等にして残し
ておかなければならず、非常に煩わしいばかりでなく、
領域設定のミスも多いものであった。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、エディ
ツトパッド上で設定された領域を表示するようにした記
録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示
方式を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用コ上記の目的を
達成するために、本発明の記録装置のユーザインターフ
ェースにおける編集領域表示方式は、第1図に示すよう
な構成となされる。
即ち、本発明の記録装置のユーザインターフェースにお
ける編集領域表示方式は、第1図(a)に示すように、
記録装置本体1とUI2とで構成されている。
第1図(a)において、記録装置本体1は、複写機に限
らず、ファクシミリ、プリンタ等の画像記録を行うもの
であればよい。記録装置本体1はUIコントローラ7を
宵しており、当該UIコントローラ7は、UI2で設定
された画像記録の実行条件を解釈し、記録装置本体1の
各部に必要な情報を通知すると共に、UI2に対して表
示画面の切り替え等を命令する。
UI2は、エディツトパッド3、表示装置4、入力手段
5および表示制御手段6ををしている。
エディツトパッド3は、領域を設定する場合に用いられ
るものであり、矩形の領域と、自由形の領域を設定でき
るようになされている。入力手段5は記録枚数、画像記
録モード等を設定するものであり、キーボードによる入
力等の種々の方式があるが、本複写機では、モードの設
定には光学式のソフトボタンを採用し、テンキー等常時
押される状態にあることが必要なものについてはハード
キーを採用している。表示装置4は、本複写機がカラー
複写機であることに鑑み、カラーCRTを採用している
。また、表示制御手段6はUIコントローラ7の指示に
基づいて所定の画面を表示装置4に表示すると共に、エ
ディツトパッド3で設定された領域を表示装置への所定
の箇所に表示するものである。
第1図(a)に示す構成において、入力手段5により領
域の設定を伴う編集機能が選択されると、第1図(b)
に示すように、表示装置4の画面8の所定の位置、例え
ば、画面8の左上にエディツトパッド3に相似の矩形9
(以下、これをビットマツプエリアと称す。)が表示さ
れ、エディツトパッド3を用いて当該編集を施す領域を
指示すると、同図(b)の10.11で示すように、エ
ディツトパッド3上の指示された位置に対応する箇所に
矩形が表示される。
画面表示はコストの要請もあっ七タイル方式が採用され
ているが、当該ビットマツプエリア9はビットマツプ方
式により表示される。なぜなら、領域はユーザの所望の
サイズで、所望の位置に任意に設定されるから、タイル
方式によれば全ての領域のパターンを用意しなければな
らず、かえって不便であり、その点、ビットマツプ方式
によれば、容易にエディツトパッド3上で設定された領
域を相似形で表示することができるものである。
また、ビットマツプエリア9は、エディツトパッド3で
設定された領域のサイズおよび位置が判別できれば足り
るから、白黒表示となされる。
更に、ビットマツプエリア9には矩形ばかりでなく、ポ
イント、およびユーザがエディツトパッド3上で描いた
任意の図形(以下、当該図形を自由形と称す。)も表示
される。
本発明の記録装置のユーザインターフェースにおける編
集領域表示方式は、以上のように構成しているので、ユ
ーザがエディツトパッド3で設定した矩形または自由形
の領域および/またはポイントをビットマツプエリア9
に表示されるので、原稿上のどのような位置にどのよう
なサイズの領域を設定したのかを容易に認識でき、誤操
作を減少させることができるばかりでなく、ユーザに安
心感を与えることができるものである。
[実施例] 以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、 (I)は、本発明が適用
される複写機の全体構成の概要を説明する項であって、
その構成の中で本発明の詳細な説明する項が(n)であ
る。
−LLと芸Jし4区I (I−1)装置構成 (I−2)装置の特徴 (I−3)電気系制御システムの構成 (I−4)イメージ入力ターミナル(IIT)(I−5
)イメージ処理システム(I PS)(I−6)イメー
ジ出力ターミナル(IOT)(I−7)フィルム画像読
取装置 ■ ユーザインターフェース  I (n−1)カラーCRTデイスプレィと光学式タッチボ
ードの採用 (II−2)UIの取り付け (n−3)システム構成 (n−4)デイスプレィ画面構成 (II−5)パスウェイおよびそのレイアウト(II−
6)バスウェイの相互作用 (II−7)画面遷移 (II−8)SYSUIソフトウェアモジュール(n−
9)その他の画面制御 (n−10)ボタン方式 (II−11)ポツプアップ表示方式 (n−12)メツセージ表示方式 (n−13)編集領域表示方式(本発明の要部)第2図
は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の1例を
示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(I IT)32、電
気系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT
)34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/
I)3Bから構成され、オプションとして、エデイツト
バッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)6
2、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F / 
P)64を備える。
前記I IT、IOT、U/I等の制御を行うためには
電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウ
ェアは、llT111Tの出力信号をイメージ処理する
IPSl U/11 F/P等の各処理の単位毎に複数
の基板に分けられており、更にそれらを制御するSYS
基板、およびIOT。
ADFl ソータ等を制御するためのMCB基板(マス
ターコントロールボード)等と共に電気制御系収納部3
3に収納されている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)85を載置し、これにF
/P 64からフィルム画像を投射させ、llT32の
イメージングユニット37で画像信号として読取ること
により、カラーフィルムから直接カラーコピーをとるこ
とを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム
、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォー
カス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
■ −の  ′ (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、OH2画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、  ソータを設置(オプション)
して多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%
選択でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段
B5〜B4、中段B5〜B4、下段B5〜A3.5S1
65〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー A
4で4.80PM。
B4で4.8CPM1 A3で2.40PM、  白黒
、A4で19.20PM1 B4で19.20PM1A
3で9.80PM、  ウオームアツプ時間8分以内、
FCOTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以
下を達成し、また、連続コピースピードは、フルカラー
7.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生産性
を図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
T画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタ−ト、ストッ
六 オールクリア、割り込み等はノ\−トポタンの操作
により行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調
整、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソ
フトパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザ
ーが自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種
編集機能等はソフトパネルのバスウェイ領域のバスウェ
イタブをタッチ操作するだけで、パスウェイをオープン
して各種編集機能を選択することができる。さらにメモ
リカードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶し
ておくことにより所定の操作の自動化を可能にしている
(ホ)機能の充実 本発明は、ユーザインターフェイスにおいては、上記の
ように機能の選択、実行条件の選択およびその他のメニ
ュー等の表示をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが
簡単に操作できるようにすると共に、ユーザのニーズに
対応した多種多彩な機能を備えつつ複写業務の入口から
出口までを全自動化したことを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー インタラブド、
インフオメーシロン、言語切り換え等を行い、各種機能
を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することにより
選択できるようにしている。また機能選択領域であるバ
スウェイに対応したバスウェイタブをタッチすることに
よりパスウェイをオープンしてマーカー編集、ビジネス
編集、クリエイティブ編集等各種編集機能を選択できる
ようにし、従来のコピー感覚で使える簡単な操作でフル
カラー 白黒兼用のコピーを行うことができる。さらに
、編集機能において指定した領域はビットマツプエリア
により表示され、指定した領域を確認できる。このよう
に、豊富な編集機能とカラークリエージジンにより文章
表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー 高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モーrにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
I−3システムの この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェアアーキ
テクチャ−について説明する。
第3図はハードウェアアーキテクチャ−を示す図、第4
図はソフトウェアアーキテクチャ−を示す図である。
本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUlを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
UI系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。UI系はUIリモート70を含み、SYS系に
おいては、F/Pの制御を行うF/Pリモート72、原
稿読み取りを行うIITリモート73、種々の画像処理
を行うIPSリモート74を分散している。IITリモ
ート73はイメージングユニットを制御するためのII
Tコントローラ73aと、読み取った画像信号をデジタ
ル化してIPSリモート74に送るVIDEO回路73
bを存し、IPSリモート74と共にVCPU74aに
より制御される。前記及び後述する各リモートを統括し
て管理するものとしてS Y S (System)リ
モート71が設けられている。
SYSリモート71はUlの画面遷移をコントロールす
るためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必要
とするので、16ビツトマイクロコンピユータを搭載し
た808Gを使用している。なお、80811iの他に
例えばesooo等を使用することもできるものである
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受は取り、IOTに送出するためのラスター出
カスキャン(Raster 0utput 5can:
 RO8)インターフェースであるVCB(Video
 Control Board )リモート76、転写
装置(タードル)のサーボのためのRCBリモート77
、更にはIOT、ADF、  ソータ、アクセサリ−の
ためのI10ボートとしてのIOBリモート78、  
 およびアクセサリ−リモート79を分散させ、それら
を統括して管理するためにMCB(Master Co
ntrol Board)リモート75が設けられてい
る。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187゜5 kbl
)8のLNET高速通信網、太い破線は9Boob p
 sのマスター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞ
れ示し、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホ
ットラインを示す。また、図中7B、8kbpsとある
のは、エディツトパッドに描かれた図形情報、メモリカ
ードから入力されたコピーモード情報、編集領域の図形
情報をU I IJモート70からIPSリモート74
に通知するための専用回線である。更に、図中CCC(
Communlcat!。
n Control Chlp)とあるのは、萬速通信
回線LNETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、Ul系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9Et00b ps (D マスター/スレーブ方
式シリアル通信網を介して行われるデータの授受または
ホットラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示
している。
UIリモート70は、L LU I  (Low Le
vel 旧)モジュール80と、エディツトパッドおよ
びメモリカードについての処理を行うモジュール(図示
せず)から構成されている。LLUIモジュール80は
通常CRTコントローラとして知られているものと同様
であって、カラーCRTに画面を表示するためのソフト
ウェアモジュールであり、その時々でどのような絵の画
面を表示するかは、5YSUIモジユール81またはM
CBUIモジュール88により制御される。これにより
UIリモートを他の機種または装置と共通化することが
できることは明かである。なぜなら、どのような画面構
成とするか、画面遷移をどうするかは機種によって異な
るが、CRTコントローラはCRTと一体で使用される
ものであるからである。
SYSリモート71は、5YSUIモジユール81と、
SYSTEMモジュール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSUIモジユール81は画面遷移をコントロールす
るソフトウェアモジュールであす、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF / F (Feature Functlo
n)選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無い
かどうか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認の
ソフトウェア、および、他のモジュールとの間でF/F
選択、ジ日ブリカバリ−マシンステート等の種々の情報
の授受を行うための通信を制御するソフトウェアを含む
モジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマーシミュレーシ日ソモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS、DIAGモジュ
ール83は実質的には87818Mモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、87818Mモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、)PSリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールは87818Mモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(Audltron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行うIOTモジュール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91、ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。
また、RCBリモート77には転写装置の動作を制御す
るタードルサーボモジュール93が格納されており、当
該タードルサーボモジュール93はゼログラフィーサイ
クルの転写工程を司るために、IOTモジュール90の
管理の下に置かれている。なお、図中、コピアエグゼク
ティブモジュール87とダイアグエグゼクティブモジュ
ール88が重複しているのは、87818Mモジュール
82とSYS、DIAGモジュール83が重複している
理由と同様である。
第5図はシステムと他のリモートとの関係を示す図であ
る。
前述したように、リモート71には5YSUIモジユー
ル81と87818Mモジュール82が搭載され、5Y
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
87818Mモジュール82とIIT73、IPS74
との間はシリアル通信インターフェースで接続され、M
CB75、RO87B、RA1679との間はLNET
高速通信網で接続されている。
次にシ)テムのモジュール構成について説明する。
第6図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IIT、IPS、IOT等の各モ
ジュールは部品のように考え、これらをフントロールす
るシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えてい
る。そして、分散CPU方式を採用し、システム側では
バーオリジナル処理およびジPブプログラミング処理を
担当し、これに対応してイニシャライズステート、スタ
ンバイステート、セットアツプステート、サイクルステ
ートを管理するコントロール権、およびこれらのステー
トでUlを使用するUIマスター権を有しているので、
それに対応するモジュールでシステムを構成している。
システムメイン100は、5YSUIやMCB等赤らの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には8YSU1から市水されたF
EATtJRE (使用者の要求を達成するためのM/
Cに対する指示項目)に基づいてジロブモードを作成し
、作成したジぢブモードに従ってセットアツプシーケン
スを決定する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102!tM
/Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体
的にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダ
イアグモードのエン)IJ−等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール IT,IPSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時
にMCBに対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT,
IPSからのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、
またMCBからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時
のりカバリ−を判断して決定し、例えばMCBからのジ
ャムコマンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、入力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
−4 イメージ  ターミナル IIT第7図はイメー
ジングユニット37の断面図を示し、原稿220は読み
取られるべき画像面がプラテンガラス31上に下向きに
セットされ、イメージングユニット37がその下面を図
示矢印方向へ移動し、昼光色蛍光灯222および反射鏡
223により原稿面を露光する。そして、原稿220か
らの反射光をセルフォックレンズ224、シアンフィル
タ225を通過させることにより、CCDラインセンサ
226の受光面に正立等倍像を結像させる。セルフォッ
クレンズ224は4列のファイバーレンズからなる複眼
レンズであり、明るく解像度が高いために、光源の電力
を低く抑えることができ、またコンパクトになるという
利点を有する。また、イメージングユニット37には、
CCDセンサドライブ回路、CCDセンサ出力バッファ
回路等を含む回路基板227が搭載される。
なお、228はランプヒータ、229は制御信号用フレ
キシブルケーブル、230は照明電源用フレキシブルケ
ーブルを示している。CCDラインセンサ226が固定
されたハウジング37aには、その下部に回路基板22
7が取付けられると共に、回路基板227とハウジング
37a間に突出部250bを有する放熱板250が取付
けられ、さらに放熱板250を覆うように電磁シールド
用のパンチングメタル251が取付けられている。回路
基板227には、ドライブ用ICチップ252が配設さ
れ、CCDラインセンサ226は、接続用ピン226a
により回路基板227に電気的に接続されている。
第7図(b)は前記昼光色蛍光灯222の詳細図を示し
、ガラス管222aの内面には、反射膜222bがアパ
ーチャ角α(50度程度)の面を除いて形成され、さら
にその内面に蛍光膜222Cが形成された反射形蛍光ラ
ンプを示している。これにより、蛍光灯222の光量を
効率良く原稿面に照射させることで、消費電力の低減を
図っている。
なお、内面全面に蛍光膜222cを形成し、アパーチャ
角の面を除いた面に反射膜222bを形成する理由は、
アパーチャ角の面を除いて蛍光膜をつけたタイプ(アパ
ーチャ形)に比べ光量は減少するものの水銀蒸気が発す
る輝線を蛍光膜が吸収することで照明光の分光スペクト
ルの分布における輝線の強さと蛍光体発光分との比を小
さくするためである。また、蛍光灯222の外周面には
ランプヒータ228、ヒートシンク(放熱部材)222
dが設けられ、サーミスタ222eの温度検知により、
ランプヒータ228およびクーリングファンの制御を行
っている。
次にCCDラインセンサ226を用いてカラー原稿をR
lG、  Bに色分解した反射率信号として読み取り、
これをデジタル値の濃度信号に変換するためのビデオ信
号処理回路を第8図により説明する。
第8図において、読取データ調整φ変換回路232は、
アナログのビデオ信号をサンプルボールドし、ゲイン調
整、オフセット調整してデジタル信号に変換するもので
あり、サンプルホールド回路232 al  ゲイン調
整回路A G C(A[ITOMATICGAIN C
0NTR0L) 232 b、  オフセット調整回路
AOC(AUTOMATIC0FSET C0NTR0
L ) 232 C,A/D変換回路232dからなる
。CCDラインセンサの白色信号(白色基準板の読み取
り信号)と黒色信号(暗時の出力信号)は、通常各チッ
プにより、また、チップ内の各画素によりバラツキがあ
る。ゲイン調整回路AGC232bでは、各チャンネル
の白色信号の最大値(ピーク値)を基準値、例えば25
6階調でr200Jに揃え、オフセット調整回路AOC
232cでは、黒色信号の最小値を基準値、例えば25
6階調で「10」に揃えるようにしている。
I TG (I I T  Tllng Genera
tor) 238は、千鳥補正を行う遅延量設定回路2
33及び分離合成回路234の制御を行うものであり、
VCPUT4aにより設定されたレジスタの内容に応じ
て千鳥補正の遅延量を制御して5ラヤンネルのCCDラ
インセンサ226の出力のタイミングを調整し、B1 
G1 Rの色分解信号に分配するための制御を行う。
遅延量設定回路233は、CCDラインセンサ226の
副走査方向の取り付けずれ量を補正する、所謂千鳥補正
回路である。FIFO構成のラインメモリからなり、原
稿を先行して走査する第1列のCCDラインセンサから
の信号を記憶し、それに続(第2列のCCDラインセン
サがらの信号出力に同期して出力するものであり、IT
G238における縮拡倍率に応じた遅延量の設定にした
がって遅延ライン数を制御するものである。
分離合成回路234は、各チャンネルのBGRBGR・
・・・・・と連なる8ビツトデータ列をR,G。
Bに分離してラインメモリに格納した後、各チャンネル
の信号をRlG、  B別にシリアルに合成して出力す
るものである。
変換テーブル236は、反射信号から濃度信号に変換す
るための対数変換テーブルLUTとスルーの変換テーブ
ルLUTの2枚のテーブルを有し、例えばROMに格納
したものである。そして、原稿を読み取った反射率のR
,G、  B信号を記録材料の量(例えばトナー量)に
対応する濃度のR1G1 B信号に変換する。
シェーディング補正部235.237は、シェーディン
グ補正回路235 B1237 aとSRAM235b
1237bからなり、画素ずれ補正や、シェーディング
補正、画像データ入力調整等を行うものである。画素ず
れ補正は、画素データ間の加重平均を行う処理であり、
前述したように信号処理回路においては、R,G、  
Bのデータをパラレルに取り込んでいるが、RlG、 
 Bのフィルタ位置がずれているため、重みづけ平均化
処理を行っている。シェーディング補正は、画素ずれ補
正後の画像入力データから基準データとしてSRAMに
書き込まれた画像データを減算して出力する処理であり
、光源の配光特性や光源の経年変化によるバラツキ、反
射鏡等の汚れ等に起因する光学系のバラツキ、CCDラ
インセンサの各ビット間の感度のバラツキを補正する。
シェーディング補正回路235aは、変換テーブル23
6の前段に接続されてダークレベル(蛍光灯を消灯した
ときの暗時出力)に対する補正を行い、シェーディング
補正回路237aは、変換テーブル236の後段に接続
されて白色基準板の読み取り出力に対する補正を行って
いる。
(I−イメージ 環システム IPS 第9図はIPSのモジュール構成の概要を示す図である
IPSは、IITからB1 GX Rのカラー分解信号
について、それぞれ8ビツトデータ(258階調)を入
力し、Y、  MlC,Kのトナー信号に変換した後、
プロセスカラーのトナー信号Xをセレクトし、これを2
値化してプロセスカラーのトナー信号のオン/オフデー
タにしてIOTに出力するものである。そして、この間
に色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を高め
るために種々のデータ処理を行う。
END変換(EquivalentNeutral  
Density;等優生性濃度変換)モジュール301
は、IITで得られたカラー原稿の光学読み取り信号を
グレーバランスしたカラー信号に調整(変換)するため
のモジュールであり、グレイ原稿を読み取った場合にそ
のレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調でB1 
G1 Rのカラー分解信号に変換して出力する変換テー
ブルが16面用意されている。
カラーマスキングモジュール302は、BlGlRの色
分解信号をYlM、  Cのトナー信号に変換するのも
のであり、マトリクス演算を行い、或いはテーブルを用
いて求める。
原稿サイズ検出モジュール303は、プリスキャン時の
原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテンカ
ラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。原稿が
傾いている場合や矩形でない場合には、上下左右の最大
値と最小値(xl、x2、l、Y2)が検出、記憶され
る。
カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定された色による変換処理を行うものであり、領域画像
制御モジュールから入力されるエリア信号にしたがって
カラー変換エリアでない場合には原稿のY、  MlC
をそのまま送出し、カラー変換エリアに入ると、指定さ
れた色を検出して変換色のY、、M、  Cを送出する
UCR(Under  Co1or  Removal
;下色除去)&黒生成モジュール305は、色の濁りが
生じないように適量のKを生成し、その量に応じてYl
M、  Cを等量減する(下色除去)処理を行うもので
あり、墨の混入および低明度高彩度色の彩度低下を防ぐ
ようにしている。
空間フィルターモジュール30Bは、デジタルフィルタ
、モジュレーシ日ンテーブルにより網点除去情報及びエ
ツジ強調情報を生成し、写真や網点印刷の原稿の場合に
は平滑化し、文字や線画の原稿の場合にはエツジ強調を
行うものである。
IOTは、■PSからのオン/オフ信号にしたがってY
、  M、  C,Kの各プロセスカラーにより4回の
コピーサイクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し
、フルカラー原稿の再生を可能にしているが、実際には
、信号処理により理論的に求めたカラーを忠実に再生す
るには、IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要であ
る。
T RC(Tone Reproductlon Co
ntrol ;色調補正制御)モジュール307は、再
現性の向上を図るためのものであり、エリア信号に従っ
た濃度調整、コントラスト調整、ネガポジ反転、カラー
バランス調整、文字モード、すかし合成等の編集機能を
持っている。
縮拡処理モジュール308は、ラインバッファを用いて
データを読み/書きする際に間引き補完、付加補完する
ことによって主走査方向の縮拡処理を行うも°のである
。また、ラインバッファに書き込んだデータを途中から
読み出したり、タイミングを遅らせて読み出したりする
ことによって主走査方向のシフトイメージ処理すること
ができ、繰り返し読み出すことによって繰り返し処理す
ることができ、反対の方から読み出すことによって鏡像
処理することもできる。副走査方向にはIITのスキャ
ンのスピードを2倍速から174倍速まで変化させ50
%から400%までの縮拡を行う。
スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一信号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較にょる2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を入力
し、16ドツ)/mmに対応するようにほぼ縦80μm
φ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオン/オ
フして中間調の画像を再現する。また、スクリーンジェ
ネレータで生成されたオン/オフの2値化信号と入力の
階調信号との量子化誤差を検出し、フィードバックする
ことによってエラー拡散処理を行い、マクロ的にみたと
きの階調の再現性を良くしている。
領域画像制御モジュール311は、7つの矩形領域およ
びその優先順位が設定可能なものであり、それぞれの領
域に対応して領域の制御情報が設定される。制御情報と
しては、カラー変換やモノカラーかフルカラーか等のカ
ラーモード、写真や文字等のモジュレーシ日ソセレクト
情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジェネレータ
のセレクト情報等があり、カラーマスキングモジュール
302、カラー変換モジュール304、UCRモジュー
ル305、空間フィルター306、TRCモジュール3
07の制御に用いられる。
編集制御モジュールは、矩形でな(例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、コマンド0〜コマンド15をフィルパターン、フィ
ルロジック、ロゴ等の処理を行うコマンドとして設定し
処理している。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC1縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なりシ、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
−6イメージ  ターミナル IOT 第10図はイメージ出力ターミナルの概略構成を示す図
である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Phot。
Recepterベルト)を使用し、4色フルカラー用
にに、 MlC,Yからなる現像機404、用紙を転写
部に搬送する転写装置(Toy  Roll Tran
sfer Loop)40 C3、転写装置404から
定着装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(vac
uum・T ransfer)40 ’L 用紙トレイ
410,412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベ
ルト、現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側
へ引き出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。
感材上に形成されたイメージは、現像機404で現像さ
れてトナー像が形成される。現像機404はKXM、 
 C,Yからなり、図示するような位置関係で配置され
る。これは、例えば暗減衰と各トナーの特性との関係、
ブラックトナーへの他のトナーの混色による影響の違い
といったようなことを考慮して配置している。但し、フ
ルカラーコピーの場合の駆動順序は、Y+C→M+にで
ある。
一方、2段のエレベータトレイからなる410、他の2
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
−バーからなり、グリッパ−バーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、Y
%01 Ml Kの像がこの順序で転写される。転写後
の用紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置から真
空搬送装置407に渡され、定着装置408で定着され
て排出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190龍/s
eeで設定されており、フルカラーコピー等の場合には
定着速度は90m■/seCであるので、転写速度と定
着速度とは異なる。
定着度を確保するために、プロセススピードを落として
おり、一方1.5kVA達成のため、パワーをフユーザ
にさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190−m/s
ecから90 mm / secに落として定着速度と
同じにしている。しかし、本装置では転写装置と定着装
置間をなるべく短くして装置をコンパクト化するように
しているので、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装
置間に納まらず、真空搬送装置の速度を落としてしまう
と、A3の後端は転写中であるので用紙にブレーキがか
かり色ズレを生じてしまうことになる。そこで、定着装
置と真空搬送装置との間にバッフル板409を設け、A
3用紙の場合にはバッフル板を下側に倒して用紙にルー
プを描かせて搬送路を長<シ、真空搬送装置は転写速度
と同一速度として転写が終わってから用紙先端が定着装
置に到達するようにして速度差を吸収するようにしてい
る。また、OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の
場合と同様にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるので
、定着速度は190 am / seeのまま行い、真
空搬送装置でのスピードダウンは行わない。これは黒以
外にもシングルカラーのようにトナー層が1層の場合は
定着速度は落とさずにすむので同様にしている。そして
、転写が終了するとクリーナ405で感材上に残ってい
るトナーが掻き落とされる。
■−フ ルム 第2図に示されているように、フィルム画像読取り装置
は、フィルムプロジェクタ(F/P) E34およびミ
ラーユニット(M/U)65から構成されている。
第11図はF/Pの斜視図、第12図はM/Uの斜視図
、第13図はF/Pの概略構成およびF/P1 M/U
とIITとの関係を示す図である。
F/P 84は、第11図に示すようにハウジング60
1を備えており、このハウジング601に動作確認ラン
プ602、マニュアルランプスイッチ603、オートフ
ォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイッチ(A
F/MP切り換えスイッチ)E304、およびマニュア
ルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ)60
5a、605bが設けられている。また、ハウジング6
01は開閉自在な開閉部606を備えている。この開閉
部606の上面と側面とには、原稿フィルム633を保
持したフィルム保持ケース607をその原稿フィルム6
33に記録されている被写体の写し方に応じて縦または
横方向からハウジング601内に挿入することができる
大きさの孔608゜609がそれぞれ穿設されている。
これら孔608、+309の反対側にもフィルム保持ケ
ース607が突出することができる孔(図示されない)
が穿設されている。開閉部60Bは蝶番によってハウジ
ング601に回動可能に取り付けられるか、あるいはハ
ウジング601に着脱自在に取り付けるようになってい
る。開閉部606を開閉自在にすることにより、孔60
81809からハウジング601内に小さな異物が侵入
したときに容易にこの異物を取り除くことができるよう
にしている。
このフィルム保持ケース607は35mmネガフィルム
用のケースとポジフィルム用のケースとが準備されてい
る。したがって、F/P64はこれらのフィルムに対応
することができるようにしている。また、 F/P64
は6cmX 6 cmや41nchX5 Inchのネ
ガフィルムにも対応することができるようにしている。
その場合、このネガフィルムをM/U85とプラテンガ
ラス31との間でプラテンガラス31上に密着するよう
にしている。
ハウジング601の図において右側面には映写レンズθ
10を保持する映写レンズ保持部材611が摺動自在に
支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ817がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば3511II11ネ
ガフイルム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調
整するための補正フィルタ635(図では一方のフィル
ム用の補正フィルタが示されている)を支持する補正フ
ィルタ保持部材618と、この補正フィルタ保持部材6
18の駆動用モータ619と、補正フィルタ保持部材6
18の回転位置を検出する第1および第2位置検出セン
サ620゜621と駆動用モータ619を制御するフン
トロール装置(F/P84内に設けられるが図示されて
いない)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置
が設けられている。そして、補正フィルタ保持部材61
8に支持された補正フィルタ635のうち、原稿フィル
ム633に対応した補正フィルタ635を自動的に選択
して映写レンズ61O等の各レンズと同軸上の使用位置
に整合するようにしている。この補正フィルタ自動交換
装置の補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス3
1とイメージングユニット37との間等、投影光の光軸
上であればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原稿フィルム635のセット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/Pe4の電源はベースマシン30の電源とは別
に設けられるが、このベースマシン30内に収納されて
いる。
M/UEt5は、第12図に示すように底板627とこ
の底板627に一端が回動可能に取り付けられたカバー
628とを備えている。底板627とカバー628との
間には、一対の支持片629゜629が枢着されており
、これら支持片629゜629は、カバー628を最大
に開いたときこのカバー628と底板627とのなす角
度が45度となるようにカバー628を支持するように
なっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
これらフレネルレンズ631と拡散板632とは、第1
3図に示すように一枚のアクリル板からなっており、こ
のアクリル板の表面にフレネルレンズ631が形成され
ているとともに、裏面に拡散板632が形成されている
。フレネルレンズ631はミラー630によって反射さ
れ、拡散しようとする映写光を平行な光に変えることに
より、画像の周辺部が暗くなるのを防止する機能を有し
ている。また拡散板632は、フレネルレンズ631か
らの平行光によって形成される、イメージングユニット
37内のセルフォックレンズ224の影をラインセンサ
22θが検知し得ないようにするために平行光を微小量
拡散する機能を有している。
このM/U65はF/P84によるカラーコピーを行わ
ないときには、折畳まれて所定の保管場所に保管される
。そして、M/U65は使用する時に開かれてベースマ
シン30のプラテンガラス31上の所定の場所に載置さ
れる。
フィルム画像読取り装置は、主な機能として補正フィル
タ自動交換機能、原稿フィルム挿入方向検知機能、オー
トフォーカス機能(AF機能)、マニュアルフォーカス
機能(MF機能)、光源ランプのマニュアル点灯機能、
倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更機能、自動
シェーディング補正機能、自動画質調整機能を有してい
る。
■ ユーザインターフェース UI n−1カラーCRTデ スプレィと   タこれまで述
べてきたように、本複写機は、4色フルカラー 3色カ
ラー等のカラーコピーは勿論のこと、白黒のコピーも行
え、しかも種々の編集機能を備えると共に、全自動化が
図られた高機能のディジタルカラーコピアであり、従っ
て、複写機の機能あるいは構成を熟知しない、いわゆる
初心者が単に白黒の文書を必要枚数コピーするというよ
うな場合には勿論のこと、デザイナ−等の複写機をよく
活用する、いわゆる熟練者が種々の編集機能を使用して
斬新で独創性のある文書を作成することもできるもので
ある。
さて、本複写機に限らず、複写機を使用するに当たって
はどのようなコピーを行うかに応じて、コピー実行条件
(コピーモード)の設定、および必要なパラメータの設
定を行わなければならない。
これらの設定に際して、ユーザと複写機との間に介在し
、対話を支援するのがUIである。
従って、UIにおいては、その操作性が非常に重要なポ
イントとなる。つまり、様々な機能を備え、信頼性の高
いものであれば、それだけ複写機としての評価は高(な
るが、それらの機能が使い難ければ、優れた機能を備え
ていても価値が極端に低下して逆に高価なものになって
しまい、総合的な評価も著しく低下することになる。特
に、本複写機のように多くの編集機能を有する複写機に
おいては、機能の選択やパラメータの設定に多くの操作
が必要になり、操作手順の間違いや誤操作が発生し易く
なるのである。
このような観点から、UIは、複写機が使いやすいかど
うかを大きく左右するファクタとなり、特に、本複写機
のように多機能化された複写機においては尚更のこと、
UIの操作性が問題になる。
それでは、UIをどのように構成すれば操作性を向上で
きるであろうか。
まず、高機能の複写機と言えども、これまでの複写機と
全く異なる操作を必要とするのではユーザを戸惑わせる
ばかりで、非常に使い勝手の悪いものとなるから、ユー
ザが違和感なく操作できるために、従来の複写機と同様
な操作性を有することが望ましいことは明かである。例
えば、倍率1009AでA4の用紙に3枚コピーをとり
たいとすると、倍率設定のボタンあるいはキー・の「1
00%」のボタンを押し、用紙設定のボタンからは「A
4Jのボタンを押し、更にテンキーで「4」を押してコ
ピーをスタートさせる、というように従来の複写機と同
様に操作できることが重要である。
また、ユーザに対しては、必要なときに必要なだけ情報
を与えることが重要である。余分な情報はユーザを混乱
させるだけでなく、誤操作の原因になるからである。
更に、操作部を分散させると、ユーザはあちこちを見な
ければならないので煩わしいばかりでな(、操作手順も
不明確になるので、操作部は一箇所に集中させることが
望ましい。
また、上述したように、本複写機は初心者から熟練者ま
で使用でき、ユーザの熟練度によって使い方が異なるの
で、UIとしては、種々のユーザの使い方に対応した操
作性を仔する必要がある。
つまり、単にコピーをとるような場合には、倍率、用紙
、カラーか白黒か、というような基本的なモードだけを
指示すれば足りるようにし、高度の編集を行う場合には
、煩わしさを解消するために目的指向の操作性を存する
ようにすることが望ましい。
以上の要求を全て満足させるものとして、本複写機にお
いては、UIの表示装置としてはカラーCRTデイスプ
レィを用い、モードあるいはパラメータの選択手段とし
ては赤外線を使用した光学式のタッチボードを採用する
ことにした。
この構成によれば、例えば、倍率を100%にしたい場
合には、表示画面の倍率の欄のrlo。
%」と表示されている箇所(以下、これをソフトボタン
と称す。)を直接タッチすればよく、これは従来のハー
ドボタンを押すのと同じ操作感を有するものである。な
お、タッチボードとしては感圧式のものも知られている
が、これは実際にある程度の力で押す必要があるのに対
して、光学式のものは赤外線を指その他のもので遮るだ
けでよいので、操作感が優れているものである。なお、
以下の記載においては、赤外線を遮る操作を「押す」、
または「押下する」と記すことにする。
また、CRTデイスプレィでは表示画面を適宜構成でき
るので、必要な時に必要なだけの情報をユーザに与える
ことができる。更に、表示画面を適宜切り換えることで
情報の関連、あるいは操作手1@を明確に示すことがで
きるものである。
このことで、目的指向の操作性も達成できる。
この目的指向の操作性というのは、例えば、 「はめ込
み合成」を行う場合を取り上げて説明すると次のようで
ある。はめ込み合成は、第33図に示すように、原稿A
の所定部分aを原稿Bの所定部分すにはめ込むという編
集であるが、この編集を行うには、まず、原稿Aの所定
の領域aをトリミングしてコピーし、次に原稿Bの所定
の領域すをマスキングし、原稿Aの領域aを原稿Bの領
域すに拡大または縮小してはめ込むといういくつかの作
業を行わねばならない。他の編集においてもこのような
いくつかの作業が必要になることがある。
従来は、はめ込み合成等のように、いくつかの作業な連
続して行わねばならない場合、どのような作業が必要か
をいちいち確認し、それらの作業を一つ一つ行っていた
。しかし、これは非常に煩わしく、必要な作業が一つで
も抜けると所望の編集作業を行えなくなる。それに対し
て、例えば、 「はめ込み合成」等の項目を両面上に表
示し、当該ソフトボタンを押すことで、画面を切り換え
たり、あるいはポツプアップ画面を表示することで、当
該編集を行うには、何をどのように設定すればよいかを
案内するようにすれば、上記の煩わしさは解消され、誤
操作が生じることもなくなる。これが目的指向の操作性
であり、容易に且つダイレクトに操作を行うことができ
るものである。
更に、カラーCRTデイスプレィを使用するので、見栄
えのよい画面を構築できるだけでなく、色を効果的に使
用することで、ユーザに対して情報を強く印象付けるこ
とができ、その結果、より正確に、より迅速にユーザに
情報を伝達することができる。また、本複写機はカラー
コピアであるから、色調の調整、色変換などの色に関す
る機能を有しているが、これらの機能を使用する際に、
出力されるコピーの色がどのようになるかを画面上で確
認することもできるものである。
以上述べたように、カラーCRTデイスプレィと光学式
タッチボードとを組み合わせることにより、初心者には
分かりやすく、熟練者には煩わしくなく、1m所で、し
かもダイレクトにコピーモードの設定を行うことが可能
なUIを構築することができるのである。
(II−2)UIの  ・け 第14図はカラーCRTモニタを用いたUlの複写機本
体への取り付は状態および外観を示す図、第15図はU
Iの取り付は角、高さを説明するための図である。
本複写機のUlは、上述した操作性を得るため、第14
図に示すように12インチのカラーCRTモニタ501
と、その横にハードコントロールパネル502を備えて
いる。カラーCRTモニタ501のサイズは必要に応じ
て選択できるが、複写機本体への取り付ける必要がある
ので、あまり大きすぎるのは得策でなく、その一方、ソ
フトボタンを適当な大きさに表示でき、かつ必要な情報
を見やすく配置するためには、画面にはある程度の大き
さが必要である。本複写機では、これらを勘案して12
インチのものを使用しているのである。
マタ、ハードコントロールパネル502が設けられてい
る理由は次のようである。全てのボタンをソフトボタン
とすることが可能であることは当然であるが、コピー枚
数を設定したり暗唱番号を入力するためのテンキー コ
ピーの開始、中断後の再開に用いるスタートボタン、コ
ピーを中断させるためのストップボタン等はいつでも押
せる状態にしておかなければならず、これらのボタンを
ソフトボタンで形成するとなると常時画面上に表示して
おかなければならず、その分コピーモード設定のための
表示領域が狭くなってしまい、画面切り換えを頻繁に行
うか、ソフトボタンのサイズを小さくして必要なボタン
数を確保しなければならないことになる。しかし、画面
切り換えが頻繁に行われるのではユーザにとっては煩わ
しいだけであるし、ソフトボタンが小さくなると押し難
くなり、画面も見にく(なるので好ましくない。そこで
、テンキー スタートボタン等の、いつでも押せる状態
にあることが要求されるボタンはソフトボタンとは別に
、ハードコントロールパネルとして形成しておくのであ
る。
カラー表示の工夫によりユーザへ見やすく、分かりやす
いメニューを提供すると共に、カラーCRTモニタ50
1に赤外線タッチボード503を組み合わせて画面のソ
フトボタンで直接アクセスできるようにしている。また
、ハードコントロールパネル502のハードボタンと、
カラーCRTモニタ501の画面に表示したソフトボタ
ンに、操作内容を効率的に配分することにより操作の簡
素化、メニュー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーCRTモニタ501とハードコントロールパネル
502の裏側には、同図(b)、(C)に示すようにモ
ニター制御/電源基板504や、ビデオエンジン基板5
05、CRTのドライバー基板506等の種々の基板が
配置され、ハードコントロールパネル502は、同図(
C)に示すようにカラーCRTモニタ501の面よりさ
らに中央の方へ向くように〆る程度の角度を持って配置
されている。
また、カラーCRTモニタ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーCRTモニタ501を採用すると
、第14図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーCRTモニタ501を第15図(a)に示すようニヘ
ースマシン507の右奥隅に配置することによって、従
来のようにコンソールパネルを考慮することなく複写機
のサイズを設計することができ、装置のコンパクト化を
図ることができる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部および表示部が配置され
ることになる。その点、本複写機のUIでは、第15図
(b)に示すようにプラテンより高い位置、すなわち目
の高さに近くなるため、見やすくなると共にその位置が
オペレータにとって下方でなく前方で、且つ右側になり
操作もしやすいものとなる。
しかも、カラーCRTモニタ501の取り付は庭さを目
の高さに近づけることによって、その下側をUIの制御
基板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプショ
ンキットの取り付はスペースとしても有効に活用できる
。したがって、メモリカード装置を取り付けるための構
造的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメ
モリカード装置を付加装備でき、同時にカラーCRTモ
二り501の取り付は位置、高さを見やすいものとする
ことができる。また、カラーCRTモニタ501は、所
定の角度で固定してもよいが、角度を変えることができ
るような構造を採用してもよいことは勿論である。
n−3システム 次に本複写機のUIの電気的なシステム構成について説
明する。UIの電気的システムにはソフトウェアとハー
ドウェアがあるが、UIのソフトウェアモジュールの構
成を第16図に、UIのハードウェア構成を第17図に
それぞれ示す。なお、ソフトウェアは第4図のLLUI
80に相当するものであり、ハードウェアは第3図のU
Iリモート70に相当するものである。
本複写機のUlのソフトウェアモジュール構成は、第1
6図に示すように、カラーCRTモニタ501の表示画
面をコントロールするビデオデイスプレィモジュール5
11、およびエディツトパッド513、メモリカード5
14の情報の入出力を処理するエディットパッドインタ
ーフェースモジュール512で構成し、これらをコント
ロールするシステムUI517.519やサブシステム
515、タッチスクリーン503、コントロールパネル
502がビデオデイスプレィモジュール511に接続さ
れる。
エディツトパッドインターフェースモジュール512は
、エディツトパッド513からX、  Y座標を、また
、メモリカード514からジープやX。
Y座標を入力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオデイス
プレィモジュール511との間でUIコントロール信号
を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エディツトパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対し
、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量の
データが必要である。このデータの編集はIPSリモー
トで行われるが、高速で転送するにはデータ量が多い。
そこで、このようなX、  Y座標のデータは、一般の
データ転送ラインとは別に、IIT/IPS516への
専用の転送ライン(第3図の7B、8kbl)sの転送
ライン)を使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の入カポインド(多ツチスクリーンの
座標位置)を入力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを入力する。そして、シス
テムUI517.519にボタンIDを送り、システム
UI517.519から表示要求を受は取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステーシ
ョンやホストCPUに接続され、本装置をレーザープリ
ンタとして使用する場合のプリンタコントローラである
。この場合には、タッチスクリーン503やコントロー
ルパネル502、キーボード(図示せず)の情報は、そ
のままサブシステム515に転送され、表示画面の内容
がサブシステム515からビデオデイスプレィモジュー
ル511に送られてくる。
システムU1517.519は、マスターコントローラ
51B、520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517.519の一方が第15
図に示すSYSリモートの5YSUIモジユール81で
あり、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUI
モジュール86である。
本複写機のUIは、ハードウェアとして第17図に示す
ようにUICB521とEP16522からなる2枚の
コントロールボードで構成し、上記モジュール構成に対
応して機能も大きく2つに分けている。そして、UIC
B521には、Ulのハードをコントロールしエディツ
トパッド513とメモリカード514をドライブするた
めに、また、タッチスクリーン503の入力を処理して
CRTに書くためにCPU (例えばインテル社の80
8・5相当)とCRTコントローラ(例えばインテル社
の6845相当)を使用し、さらに、EP16522に
は、ビットマツプエリアに描画する機能が8ビツトでは
不充分であるので16ビツトのCPU (例えばインテ
ル社の800198KA)を使用し、ビットマツプエリ
アの描画データをダイレクトメモリ・アクセス(DMA
)でUICB521に転送するように構成することによ
って機能分散を図っている。
第18図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534χ例え
ばインテル社8051相当)を有し、CCC531が高
速通信口49 L −N E Tやオプショナルキーボ
ードの通信ラインに接続されてCPt1534とCCC
531により通信を制御すると共に、CPU534をタ
ッチスクリーンのドライブにも用いている。タッチスク
リーンの信号は、その座標位置情報のままCPU534
からCCC531を通してCPU532に取り込まれ、
CPU532でボタンIDが認識され処理される。また
、インプットボート551とアウトプットボート552
を通してコントロールパネルに接続し、またサブシステ
ムインターフェース548、レシーバ549、ドライバ
550を通してEP16522、サブシステム(ESS
)からIMHzのクロックと共にIMbpsでビデオデ
ータを受は取り、9eoobp sでコマンドやステー
タス情報の授受を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブー)R
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M538、ビットマツプRAM537、v−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、LNETを通して表示要求が送られてくると、C
PU532によりRAM538をワークエリアとしてま
ずここに描画データが生成され、DMA541によりV
−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツプの
データは、DMA540がEP16522からビットマ
ツプRAM537に転送して書き込まれる。キャラクタ
ジェネレータ544はグラフィックタイル用であり、テ
キストキャラクタジェネレータ543は文字タイル用で
ある。
V−RAM542は、タイルコードで管理され、タイル
コードは、24ビツト(3バイト)で構成し、13ビツ
トをタイルの種類情報に、2ビツトをテキストかグラフ
ィックかビットマツプかの識別情報に、1ビツトをブリ
ンク情報に、5ビツトをバックグランドの色1青報に、
3ビツトをフォアグラウンドの色情報にそれぞれ用いて
いる。CRTコントローラ533は、V−RAM542
に書き込まれたタイルコードの情報に基づいて表示画面
を展開し、シフトレジスタ545、マルチプレクサ54
6、カラーパレット547を通してビデオデータをCR
Tに送り出している。ビットマツプエリアの描画は、シ
フトレジスタ545で切り換えられる。
第19図はEP16の構成を示す図である。
EP16は、16ビツトのCPU (例えばインテル社
の80C198KA相当)555、ブートページのコー
ドROM558、OSページのコードROM557、エ
リアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM5
59を有している。そして、インターフェース561、
ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通してU
ICBへのピットマツプデータの転送やコマンド、ステ
ータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース5
64、ドライバ565を通してIPSへX、  Y座標
データを転送している。なお、メモリカード525に対
する読み/書きは、インターフェース560を通して行
う。したがって、エディッ)/(ラド524やメモリカ
ード525からクローズループの編集領域指定情報やコ
ピーモード情報が入力されると、これらの情報は、適宜
インターフェース561、ドライバ562を通してUI
CBへ、高速通信インターフェース564、ドライバ5
65を通してIPSへそれぞれ転送される。
デ スプレィ 次に、画面をどのように構成にすれば操作性のよいUI
を構築できるかを考えてみる。
UIにカラーCRTモニタを採用する場合においても、
多機能化に対応した情報を提供するにはそれだけ情報が
多くなるため、単純に考えると広い表示面積が必要とな
り、コンパクト化に対応することが難しくなるという側
面を持っている。また、コンパクトなサイズのデイスプ
レィ装置を採用すると、必要な情報を全て1画面により
提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレータ
にとって見やすい、分かりやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
従って、本複写機のUIのように、コンパクトなサイズ
のカラーCRTモニタを採用して、見やすく、かつ分か
りやすい画面を提供するには種々の工夫が必要になるの
である。
さて、本複写機は種々の編集機能を備えるカラーコピア
であるから、UIで設定するコピーモードとしては、4
色フルカラーを行うか、3色カラーとするか、あるいは
白黒コピーを行うかというカラーモードの設定、用紙サ
イズの設定、倍率の設定等のコピーを行うについて必要
不可欠な基本的なコピーモードの設定に加え、編集機能
を使用する際には、使用する編集機能の指示、およびそ
れに必要なパラメータを設定しなければならない。
しかし、画面サイズが12インチであるから、それらの
情報を一つの画面に表示することは不可能であり、また
得策でもない。なぜなら、表示される情報が多くなる程
画面は見にくり、分かりにくくなるばかりでなく、設定
すべき項目が多くなるから初心者に対して無用の混乱を
生じさせることにもなる。
従って、コピーモード設定を行う画面は、いくつかに分
ける必要があることになるが、その分は方としては、ま
ず、基本的なコピーモードを設定する画面を設けること
が望ましい。つまり、基本的なコピーモードは、設定さ
れないとコピーが実行できないというモードであるから
、単にコピーを行う際には勿論のこと、編集機能を使用
する際にも必要だからである。
ところで、ベーシックコピーモードとしては、上述した
カラーモード、用紙サイズ、倍率の他にも、とじ代の設
定、F/Pの使用のを無、コピー濃度の調整、カラー調
整、コピーコントラストの調整等もある。しかし、カラ
ーモード、用紙サイズ、倍率、そしてソータ装着時のソ
ータの使用の有無の設定は本質的に基本的設定条件であ
るのに対して、その他のとじ代の設定、F/Pの使用の
有無、コピー濃度の調整、カラー調整、コピーコントラ
ストの調整等は必要に応じて行えばよい項目であるので
、これらの項目を設定する画面を分けるようにする。
このように画面を分けることにより、基本的設定条件で
あるカラーモード、用紙サイズ、倍率、そしてソータ装
着時のソータの使用の有無の設定は、一つの画面で行え
ることになり(以下、この画面をベーシックコピー画面
と称す。)、また、コピー1度の調整等を行いたいとき
には別の画面を呼び出して所望の調整、設定を行えるも
のである。
また、ポツプアップ画面表示を行うことも非常に有効で
ある。例えば、倍率設定を考えてみると、通常使用され
るのは自動倍率と100%であるが、それ以外にも適宜
拡大、縮小を行いたい場合があり、更に、本複写機では
原稿の縦方向、横方向をそれぞれ別の倍率でコピーでき
る偏倚機能をも有しているので、偏倚を行うか否かの選
択も行わねばならないが、それらの設定を、ベーシック
コピー画面内で行うようにすると画面表示が煩雑になる
。そこで、ベーシックコピー画面では倍率の設定項目と
しては、自動倍率、100%、バリアプルの3種類程度
にして、バリアプルが選択された場合にはポツプアップ
が開いて所望の倍率を設定できるようにしておくのがよ
い。
以上述べたところから明らかなように、このようにして
適宜画面を分け、更に適宜ポツプアップ画面を表示する
ことによって初めて「必要なときに必要な情報だけ」を
ユーザに対して与えることができ、余分な情報は隠れて
いて必要に応じて呼び出せるので、ユーザを混乱させる
ことはなく、以て、操作性の良好なUIを構築すること
ができるのである。
以上、基本的なモードの設定に関して説明したが、次に
、編集機能の設定に関して説明する。
編集機能を設定するには、次の二つの考え方がある。
一つは、複写機の有する編集機能の全てを表示し、その
中から所望の編集機能を選択させるようにすることであ
り、もう一つは、ユーザの熟練度、および編集機能に応
じていくつかの階層に分けることであり、本複写機では
後者を採用している。
その理由の一つとしては、前者によれば目的指向の操作
性が達成できないことがあげられる。つまり、 「はめ
込み合成」を例にとれば、前者では上述したように、原
稿Aの所定領域のトリミング、原稿Bの所定領域のマス
キング等を一つ一つ順序よく行わなければならないのに
対して、後者では、「はめ込み合成」のソフFボタンを
押すことでダイレクトに行うことができるのである。ま
た、編集機能を使用するユーザにも慣れてる者もいれば
そうでない者もおり、それぞれの熟練度によって同じ編
集機能でもその使用方法が異なる場合がある。例をあげ
れば次のようである。
いま・ 原稿の所定の領域の背景に所望の色で色付けを
行う場合を考えると、当該領域の指定の仕方としては、
まず所望の領域をマーカペンで囲むようにすることが考
えられる。マシンはマーカペンの色を認識しているので
、自動的に閉ループを検出し、当該閉ループで囲まれた
領域に指定された色で、指定された網を掛けることがで
きるのである。これは一番簡単な領域指定の方法であり
、編集を覚えたばかりのユーザでも容易に行うことがで
きる。しかし、マーカペンを使用する方法は、原稿にマ
ーカペンで閉ループを書き込むことになるから、原稿を
汚してしまうことになる。それを避けるためにはエディ
ツトパッドを使用して所望の領域を指定することになる
が、この方法ではエディツトパッドで所望の領域の座標
を入力しなければならないので、操作の手数が増えると
共に、座標を入力するについては、やはりある程度の熟
練が必要であるので、上述したマーカペンを使用する方
法よりは高度の編集機能といえる。
更に、単に網を掛けるにとどまらず、当該領域にトリミ
ング等のその他の編集機能をも同時に行いたいという場
合がある。この場合には操作はより複雑になるので、使
いこなすには相当な熟練度を要するものになる。
このように、編集機能の中には、ユーザの熟練度によっ
ては使いこなすのに非常な困難を伴うものもあるのであ
って、従って、編集機能をいくつかの段階に分け、階層
化することが望ましいことが分かる。また、このことで
、 「必要なときに必要なだけの情報をユーザに与える
」という本複写機のUlの狙いを達成できるのである。
つまり、簡単な編集を行いたい場合にはそれに応じた画
面を呼び出して所望の編集機能を指定し、必要なパラメ
ータを設定するだけでよく、余分な情報は表示されるこ
とがなく、ユーザに無用な混乱を生じさせることが無い
からである。
また、編集機能を階層化することによって、ソフトウェ
アが作り易くなるという利点もある。即ち、編集機能を
一纏めにすると分岐が非常に多くなり、ソフトウェア作
成上非常な困難を伴うことになるが、編集の種々の機能
を類似な機能で分けて階層化すると分岐の数が少なくて
済むので、その分ソフトウェアの作成が容易になるので
ある。
以上述べたように、コピーモードの設定を案内する画面
としては、ベーシックコピーモードと編集モードに大別
し、更にベーシックコピーモードと編集モードのそれぞ
れを適宜階層化することにより、情報を正確に、必要な
ときに必要なだけ、ユーザに伝達できるようになるので
、誤操作が生じることもなく、使い勝手のよいUIを構
築することができるのである。
次に、ベーシックコピーモードと編集モードのそれぞれ
をどのように階層化し、各階層にどのような設定項目を
設けるべきかが問題となるが、ベーシックコピーモード
としては、上述したようにカラーモード、用紙サイズ、
倍率、ソータを一組とし、それ以外のコピー濃度調整等
は別とする。
また、編集モードを幾つに階層化するかは適宜決定でき
るが、上述したように、例えばマーカを使用する段階、
エディツトパッドを使用して一つの編集機能だけを行え
る段階、そして、全ての編集機能を使用できる段階の少
なくとも3段階とするのがよい。
ll−5バスウェイおよびそのレイアウト次に、画面を
どのようにレイアウトすればよいかが問題となる。
まず、上記のように機能あるいはモードの設定項目を階
層化した場合、各階層毎の表示領域を設けなければなら
ないことは明かである。しかも、どの階層においても最
小ステップで所望のモードが設定できるように、各階層
の表示領域には当該階層において基本的な項目について
のみ表示し、それ以外はポツプアップ表示とするのがよ
い。また、各階層の表示領域はいつでも呼び出せるよう
にしておく必要がある。編集を行いたいときにはいつで
もすぐに所望の編集を行える階層の表示領域を呼び出せ
なければ操作性の点で問題があるからである。
これらの表示領域は、各階層毎に機能を選択する領域(
機能選択領域)であり、以下、これをパスウェイと称す
以上の考察に基づいて、本複写機においては次のバスウ
ェイを設けることにした。
(A)ベーシックフィーチャーパスウェイ以下、本複写
機で採用したバスウェイを図面と共に説明する。
第20図(a)に示すものは、ベーシックフィーチャー
パスウェイを表示している画面であり、まずこの画面を
用いて全体的な画面のレイアウトを説明する。
第20図(a)に示すように、表示画面はメツセージエ
リアAとバスウェイBに2分されている。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアAの右端は枚数表示エリアとし
て使用され、テンキーにより入力されたコピーの設定枚
数や複写中枚数が表示される。
バスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックフィーチャー アゾイドフィーチャー コピ
ークォリティ、ツール、マーカー編集、ビジネス編集、
フリーハンド編集、クリエイティブ編集の各バスウェイ
を持ち、各バスウェイに対応してパスウェイタブCが表
示される。バスウェイBには、選択肢であってタッチす
ると機能の選択を行うソフトボタンD1 選択された機
能に応じて変化し、その機能を表示するアイコン(絵)
El 縮拡率を表示するインジケーターF等が表示され
る。また、各バスウェイは、操作性を向上させるために
ポツプアップを持ち、ソフトボタンDを押すとポツプア
ップが開かれるものには「Δ」のポツプアップマークG
が付されている。そして、パスウェイタブCをタッチす
ることによってそのバスウェイがオープンできるので所
望のバスウェイをいつでも必要なときに表示することが
できるようになされている。
さて、ベーシックフィーチャーパスウェイでは、コピー
を実行する際に必要不可欠なモードであるカラーモーY
1  用紙サイズ、倍率、ソータの各項目についてのモ
ード設定を行う。
カラーモードは、YlM、  C,K (墨)の4種の
トナーによりコピーをとるフルカラー Kを除いた3種
のトナーによりコピーをとる3バス力ラ通常の白黒コピ
ーを行う黒、そして赤/黒の選択肢を持ち、電源投入時
等に自動的に選択されるデフォルトはユーザが任意に設
定できるようになっている。なお、赤/黒モードは、赤
と黒のトナーだけを使用してコピーするモードで、原稿
の黒の部分を赤に変換したり、原稿の赤の部分を削除し
たり、赤で色付けを行ったりする場合に使用するモード
であり、当該界/黒モードを選択してコピーをスタート
させれば原稿の赤い部分はより赤く、黒い部分はより黒
くなるので、ジェネレーシ日ソコピーを行うこともでき
るものである。
用紙サイズは、自動用紙選択(APS)、)レイ1、Q
、3の選択肢を持ち、デフォルトはAPSである。
倍率は、100%、用紙が選択されている場合にその用
紙サイズと原稿サイズから倍率を設定する自動倍率選択
(AMS)、バリアプル(任意変倍)の3つの選択肢を
持ち、インジケーターFには設定された倍率、算出され
た倍率、又は自動が表示される。バリアプルが選択され
ると第20図(b)に示されるようなポツプアップが表
示され、プリセットされた倍率、またはスクロールボタ
ンHにより例えば50%〜400%までの範囲で1%刻
みの倍率が設定できるようになされている。
同図のポツプアップでr AnamorphlcJとい
うのは、原稿の縦と横の倍率を独立に設定することがで
きる偏倚機能であり、当該ソフトボタンを押すと、同図
(C)に示すポツプアップが開いて原稿の縦方向および
横方向の倍率をそれぞれ独立且つ任意に設定できるよう
になされている。
このように、特定の機能に対する詳細な設定情報はポツ
プアップ表示を行うこととし、必要に応じてポツプアッ
プを開くようにすれば、パスウェイの画面表示を見やす
く、簡素なものになり、且つ最小限必要な情報だけを表
示することができるので、ユーザを正確に誘導すること
ができるものである。なお、デフォルトは例えば100
%とすることができる。
ソータは、コピーをトップトレイに出力するか、ソータ
を使用するかの選択を行う項目である。しかし、このソ
ータの項目は常時表示されるのではなく、ソータが装着
されていない場合には、第20図(d)に示されるよう
に見えない状態になされる。ソータが装着されていない
場合には出力される箇所はトップトレイに限られ、ソー
タを使用するか否かの選択を行う必要はないからであり
、これによりユーザは余分な情報を与えられることはな
く、誤操作の発生を避けることができるのである。
以上がベーシックフィーチャーバスウェイにおけるモー
ド設定であり、これだけのモード設定で何の編集も施さ
ない通常のハイファイコピーを行うことができる。
さて、ベーシックフィーチャーバスウ円イに限らず、後
述するその他のバスウェイにおいても同様であるが、表
示すべきメニューをどのように配置するかは重要な問題
である。つまり、第15図からも容易に理解できるよう
に、ソフトボタンを押す場合にはどうしても自分の手や
腕で画面を隠してしまうことになる。従って、各パスウ
ェイに設けられるメニューは、単に配列しておけばよい
というものではなく、左側または右側から順序よく選ん
でいけば理想的な順序でモード設定できるように配列す
る必要がある。例えば、カラーモード、用紙サイズ、倍
率、ソータの項目を配置する場合には、本複写機はカラ
ーコピアであることから、まずカラーモードが選択され
ることが望ましく、次にはどのサイズの用紙にどのよう
な大きさでコピーするのか、そしてコピーした用紙をど
こに出力するのか、という用紙搬送路に沿った順序で設
定を進めて行けば、順序よく必要なモード設定を行える
ことが分かる。第20図(a)のベーシックフィーチャ
ーバスウェイにおけるメニューの配列が上記の考察に基
づいてなされていることは明かであろう。
そして、右利きのユーザの場合には画面の右側が隠れ、
左利きの左側の画面が隠れることになるから、右利きの
ユーザに対しては第20図(a)に示すように左側から
順番に設定していけばよいようにし、左利きのユーザに
対しては第20図(a)とは逆の配置として、右側から
順番に設定していけばよいよりに表示を切り換え可能に
しておくことも有効である。
しかし、選択の順序に優先度を設けることは適当ではな
い。ある順序でしかモード設定ができないとすると、ボ
タンを押しても機能しない場合があることになり、かえ
ってユーザに混乱を生じさせることになるからである。
なお、第20図(a)の右下に示されているジョブプロ
グラムは、メモリカードからのジョブの読み込み、およ
びメモリカードへのジョブの書き込みを行う場合に使用
するソフトボタンであり、メモリカードが読み取り装置
のスロットに挿入されている時にのみ図のような表示が
なされるようにすることができる。これは上述したよう
にユーザに対して不必要な情報を与えないためである。
メモリカードの容量としては大きい方が望ましいが、例
えば32にバイトの容量のものを用いれば8ジョブ程度
の情報は格納できるので十分といえる。
(B)アゾイドフィーチャーバスウェイアゾイドフィー
チャーバスウェイを第20図(e)に示す。
当該バスウェイは、編集モードではなく基本的なモード
には属するが、ベーシックフィーチャーバスウェイに設
けられているような、設定されなければ絶対コピーが行
えないというモードではなく、必要に応じて設定すれば
よいモードを一纏めにした機能設定領域であり、第20
図(e)に示すように、コピーボタンぴン、ブックコピ
ー、F/P1Exeption Pages  (ペー
ジプログラミング)の各項目について設定するようにな
されている。
コピーポジションは、コピー像のセンターを用紙のセン
ターに合わせるオートセンター 用紙先端からコピーイ
メージの先端までの幅を、例えばθ〜30 m−の範囲
内で1龍刻みでコピーの上下左右にマージンを設定でき
るマージンシフト、コピー像のコーナーを指定された用
紙のコーナーに合わせるコーナーシフトの3つの選択肢
を有しており、マージンシフトで設定するマージンの量
はポツプアップ画面で行うようになされている。なお、
ディフォルトはオートセンターとするのがよい。
マージンを設定する必要が生じるのは特別な場合だから
である。
ブックコピーは、書籍をコピーする際に使用するモード
で、ノーマル、サイドA1  サイドB1  サイドA
&Bの4つの選択肢がある。ノーマルは書籍を見開きに
して通常のコピーを行うものであり、サイドAは見開き
の片側、例えば右側(または左側)だけをコピーするも
のであり、サイドBは同様に見開きのもう一方の側、例
えば左側(または右側)だけをコピーするものであり、
サイドA&Bは頁連写とも称されるもので、見開きの各
頁をそれぞれ1枚の用紙にコピーするものである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とるモードであり、オフとオンの2つの選択肢を有し、
オンボタンを押すと第20図(f)に示すようなポツプ
アップが開いて、フィルムプロジェクタを使用する際に
必要な種々のパラメータ、即ち、プロジェクタ−を用い
る場合の35簡■ネガ、35龍ポジの区別、あるいはプ
ラテン上でコピーを行う場合の35 amネガ、6c+
n X 6 c++スライド、4#×5#スライドの区
別、そして、カラー補正の設定を行うことができるよう
になる。
ページプログラミングは、表紙、裏表紙、合紙の挿入お
よび頁毎のカラーモードの設定変更、用紙を供給するト
レイの変更を行う機能である。
(C)コピークォリティパスウェイ 当該パスウェイは、第20図(g)に示すように、コピ
ー濃度、カラー調整、シャープネス、コントラストとい
うコピーに関する調整を行うバスウェイであり、基本的
なモードには属するが、コピーを行う際の絶対的条件で
はなく、必要に応じて行えばよい事項であるので、ベー
シックフィーチャーバスウェイとは別のパスウェイで設
定するようになされている。
コピー濃度は、自動と手動の2つの選択肢を有してい条
。自動は白黒原稿に対して自動濃度調整を行うボタンで
あり、手動ボタンは、選択されるとポツプアップが開い
て7ステツプの濃度コントロールを行えるようになされ
ている。
カラー調整は、自動カラー調整を行う自動、押されると
ポツプアップが開いて、  C1M、  Y、  R。
B1 Gの6色の内の任意の色を減色できるカラーサブ
レッジ日ソ、そして、押されるとポツプアップが開いて
、C,M、  Ylにのバランスを任意に調整できるカ
ラーバランスの3つの選択肢を有している。
第20図(11)にカラーサブレッジ日ソのポツプアッ
プを、第20図(i)にカラーバランスのポツプアップ
をそれぞれ示す。カラーサブレッジ日ソのポツプアップ
では6種の色の名称と6本のチューブが表示され、各チ
ューブにはそれぞれの色が付けられている。いま、赤色
を減色させようとしてrRe dJと表示されているソ
フトボタン(図の上から3番目)を押すと、当該ソフト
ボタンには赤色のチューブが表示されると共に、左から
3番目の赤色のチューブの長さが短くなり、赤色の減色
が設定されたことを示す。このように本複写機のUIに
おいては、単にアイコンを表示するだけにとどまらず、
モード設定に応じてアイコンの表示態様を変えるので、
ユーザはアイコンを見るだけでも容易に設定内容を確認
することができるものである。
第20図(i)はカラーバランスのポツプアップであり
、C1M、  Ylにのトナー色選択用のソフトボタン
およびバランス調整用のスクロールボタンが表示される
。従って、色を選択し、スクロールボタンでその量を設
定すると所望のカラーバランスでコピーを行うことがで
きる。
シャープネスは、標準(Normal)と、ポツプアッ
プにより原稿の種類および7ステツプのシャープネスコ
ントロールができるマニュアルの2つの選択肢を備えて
いる。マニュアルのポップアップを第20図(j)に示
す。シャープネスの仕方は文字ばかりの文書(Text
)と写真(Photo)、プリント、そして文字と写真
がある文書(Mixed)とでは異なるので、原稿の種
類の設定が必要であり、そのためのソフトボタンと、シ
ャープネスの程度を設定するソフトボタンとが配置され
ている。
コントラストは、標準と、ポツプアップにより7ステツ
プのコントラストコントロールが行えるマニュアルの2
つの選択肢を備えている。
(D)マーカー編集バスウェイ マーカー編集パスウェイは、マーカーというツールを用
いて独自性のある使い方を提案するもので、マシンが認
識できる色のマーカーで直接原稿の所望の領域を囲み、
コマンドを指定するだけで簡単な編集加工を行うことが
できる。
当該バスウェイで行える編集機能としてどのようなもの
を備えるようにするかは任意であるが、もっとも初歩的
な編集を行うパスウェイであるので、例えば第21図(
a)に示されているように、トリム、マスク、メツシュ
(色付け)、黒→色変換の4つの編集機能を備える程度
で十分である。
また、当該パスウェイは簡単な操作で編集が行えること
、従って編集機能を覚えたての初心者でも誤操作なしに
行えることを特徴とするので、1原稿に対して1編集機
能だけが設定可能とするのがよい。即ち、マーカーで複
数の領域が設定されたとしても、それらの複数の領域に
対しては一つの編集コマンドだけしか設定できないよう
にするのがよい。後述するように、より高度な編集を行
うユーザのためには、別のパスウェイが準備されている
からである。これが編集機能を階層化したことの特徴で
ある。しかし、マーカーの色は1色に限定されるもので
はないから、例えば、青と赤のマーカーでそれぞれ異な
る編集を行わせるようにすることは可能であり、有用で
もある。
更に、当該バスウェイでは、原稿を白黒の文書として取
り扱うようにするのがよい。実際、白黒文書において、
トリム、マスク等の編集は有用であるし、また白黒文書
においてはマーカーの色を容易に判断でき、イメージの
有無、即ち白か黒かをも容易に判断できるので、領域の
判断および色付けを行う際の背景の判断も容易である。
このことはまた階層化することによってはじめて得られ
る特徴である。つまり、カラー原稿に対する編集と白黒
原稿に対する編集とを別の階層とすれば、白黒原稿、カ
ラー原稿の特徴を生かした設計ができると共に、ユーザ
にとっても明確な目的意識を持ってコピーを行うことが
できるからである。
以下、マーカー編集バスウェイの各編集機能について説
明する。
トリムは、マークされた領域内のイメージのみを白黒で
コピーし、それ以外の領域は消去する機能である。
マスクは、マークされた領域内のイメージを消去し、そ
れ以外の領域のイメージを白黒でコピーする機能である
色付けは、マークされた領域内のイメージが白黒でコピ
ーされると共に、当該領域内に指定された色濃度パター
ンを掛ける機能であり、色および濃度パターンはポツプ
アップ画面で指定するようになされている。
そのポツプアップを第21図(b)に示す。色は、予め
設定されている8標準色(R,B、  G、  Y。
C,M、  ライム、オレンジ)と、ユーザが予め登録
した8登゛録色の計16色の中から選択可能で、いま、
例えば第3番目の登録色のソフトボタンを押したとする
と、図のようにチューブから絵具が出ているアイコンが
表示され、当該色が設定されたことが一目で判別できる
ようになされている。
また、濃度パターンは4種類準備されており、その中か
ら一つ選択できる。
なお、図中Aで示す領域には、例えば1色と濃度パター
ンを選択して下さい」等のモード設定を案内するための
メツセージが表示される。
黒→色変換は、マークされた領域内のイメージを指定さ
れた色でコピーする機能であり、色の指定はポツプアッ
プで行う。そのポツプアップを第21図(C)に示す。
このポツプアップは第21図(b)の色付けのポツプア
ップと同様であり、8標準色、8登録色の計16色の中
から所望の色を指定する。指定された色のソフトボタン
には絵具が出ているアイコンが表示されるので、図では
左端のコラムの上から2番目にある青(第21図(b)
参照)が指定されたことが分かる。
以上の説明では、マシンは原稿を白黒原稿として取り扱
うものとして説明したが、ベーシックフィーチャーパス
ウェイの項で述べた赤/黒モードも有用であることは明
かである。つまり、白黒原稿において赤は目立つ色であ
るし、実際、試験の採点、原稿または起案文書のチエツ
ク等は白黒の文書に赤で行われるのが通常であり、その
ような赤と黒を何する原稿に対して何等かの編集を施し
たい場合もある。従って、単に白黒文書を扱うだけでな
く、赤/黒モードをも使用可能とするのがユーザにとっ
て有意義であるのである。勿論、イメージを赤色に変換
したり、赤色の濃度パターンを掛けることは、第21図
(b)、(c)のポツプアップで赤色を指定することで
行えるが、マーク外の領域は白黒原稿と判断されるので
、赤色があったとしても黒くコピーされてしまうことに
なる。
そこで、マーカー編集パスウェイにおいて、マークされ
た領域のイメージを赤色に変換したり、赤色の濃度パタ
ーンを掛けたりできると共に、それ以外のマークされな
い領域は赤/黒のジエネレーシ日ソコビーが行えるよう
に赤/黒モードを設けるようにしたのである。
さて、以上のように、全ての文書を白黒文書として取り
扱う黒モードの他に、赤黒の文書を取り扱う赤/黒モー
ドをも行えるようにする場合、モード切り換えの方法と
してはい(つか考えられる。
まず第1に、第21図(a)に示すマーカー編集パスウ
ェイの画面に赤/黒モード選択のソフトボタンを設ける
ことが考えられる。また、第2には、第20図(a)の
ベーシックフィーチャーパスウェイのカラーモードのコ
ラムに設けられている「赤/黒」のソフトボタンを編集
用にも兼用させて、まずベーシックフィーチャーパスウ
ェイで赤/黒を押し、次にマーカー編集パスウェイを選
択して赤/黒モードで所望の編集を行えるようにするこ
とが考えられる。第3に、その逆、即ちマーカー編集パ
スウェイを選択してからベーシックフィーチャーパスウ
ェイに戻り、そこで赤/黒を選択することも考えられる
。更に第4の方法として、上記3つの方法のどれでもが
使用可能とすることが考えられる。
以上の方法の内どれを採用するかは必要に応じて決定す
ればよいが、本複写機では、赤/黒モードは特殊なモー
ドであること、操作ステップ数をできる限り少なくする
こと、誤操作があったとしても他のモードに影響を与え
ないこと等を勘案して上記の第2の方法を採用している
赤/黒モード時のマーカー編集パスウェイを第21図(
d)に示す。上記のように、第20図(a)に示すベー
シックフィーチャーパスウェイのカラーモードのコラム
で「赤/黒」を選択し、次に同図のマーカー編集パスウ
ェイのタブを押すと第21図(d)の画面が表示される
。この画面と第21図(a)の画面とを比較すれば明ら
かなように、 「MeshJおよびr Black t
o Col’oprJという表示が、それぞれrRed
 MeshJおよびrBlack to RedJに変
わっている。赤/黒モードにおいては濃度パターンの色
は赤に限定され、また黒色は赤色にしか変換されないか
らである。従って、rRed MeshJのポツプアッ
プも第21図(e)に示すように、色の選択はなく、濃
度パターンの選択のみが行われる。
(E)ビジネス編集パスウェイ マーカー編集パスウェイでは白黒文書を対象としたが、
本パスウェイではカラー文書を対象とし、萬品質のオリ
ジナルを容易に、且つ素早くできるようにすることを目
的としている。また、マーカー編集における領域の設定
は、直接原稿にマーカーで色を塗ることで行うのに対し
て、ビジネス編集ではエディツトパッドを用いて設定す
るので、原稿を汚さなくて済むという利点がある。
従って、カラー原稿を対象としているので使用できる編
集機能も多く、エディツトパッドを使用するので操作も
複雑になるが、マーカー編集よりは高度の編集を行うこ
とができるものである。
ビジネス編集パスウェイには、第22図(a)に示すよ
うに、トリム、マスク、色付け、黒→色変換、ロゴ挿入
(Logo Type)、ペイント1の6種の編集機能
が備えられていると共に、領域の修正、および領域に設
定する機能を修正するためのコレクシロン(Corre
ct Ion)機能が設けられている。
トリム、マスク、色付け、および黒→色変換はマーカー
編集にも備えられている機能であるが、第21図(a)
と比較すれば分かるように、ビジネス編集パスウェイで
は全ての機能についてポツプアップが開くようになされ
ている。これはマーカーm集ではマーカーで所望の閉ル
ープを描けば領域を設定できるからポツプアップを開く
必要はないのに対して、ビジネス編集ではエディツトパ
ッドで領域を設定する必要があるからである。例えば、
色付けを押すとポツプアップが開き、画面は第22図(
b)のようになり、色付けの色、濃度パターンの設定に
加えて、図のAで示すビットマツプエリアで色付けを行
う領域を設定するようになされている。当該ビットマツ
プエリアAは、エディツトパッド上で編集領域を設定し
た場合等において、その設定された領域をビットマツプ
表示するものであり、領域を認識できればよいので、白
黒表示を行うようになされている。これはトリム、マス
ク、黒→色変換についても同様である。
エディツトパッドを使用して領域を設定するには、エデ
ィツトパッド上で2点を指示すればよく、4のことによ
り自動的に当該2点を対角とする矩形がビットマツプエ
リア上に表示される。
また、ビジネス編集をマーカー編集と差別化するために
次のようにするのがよい。つまり、マーカー編集では、
領域はいくつでも設定できるが、全ての領域に対して一
つの機能を共通にしか設定できないようになされている
のに対して、ビジネス編集では各領域毎に異なる機能を
設定できるようにするのである。例えば、二つの領域を
設定したとして、一つの領域には色付は機能を設定し、
もう一つの領域にはマスク機能を設定することができる
ようにするのである。
これにより、マーカー編集より高度な編集を、マーカー
編集と同様な簡単な操作で行うことができるのである。
ロゴ挿入は、指定されたポイントにシンボルマークのよ
うなロゴをコピーできる機能であり、第22図(C)に
示すポツプアップにより、ロゴの種類、挿入位置、挿入
方向の3つのパラメータを設定するようになされている
ロゴのパターンをいくつ持たせるようにするかは、その
必要性、ROMの容量等を勘案して任意に設定できるが
、図に示すように二つは有するようにするのがよい。ま
た、図では挿入方向は縦置き、横置きの2i類であり、
通常はこれで十分であるが、必要なら斜め方向に挿入で
きるようにしてもよいことは明かであろう。
ペイント1は、原稿上に既存のループ内の1点を指示す
ることにより当該ループ内を塗りつぶす機能であり、第
22図(d)に示すポツプアップにより、設定された領
域毎に塗りつぶす色と濃度パターンを設定するようにな
されている。色は8標準色、8登録色の計16色から選
択可能で、濃度パターンは4パターンが用意されている
。なお、ループの数をどれだけ設定可能とするかは任意
であるが、無制限とするのがよい。所定の領域内を塗り
つぶす点では色付けと同様であるが、色付けがエディツ
トパッド上で2点を指示して矩形領域を設定する゛必要
があるのに対して、ペイント1は原稿上の閉じた図形の
中のポイントを指示することで当該閉じた領域内を塗り
つぶす点で異なっている。
コレラ21フ機能は、領域のサイズの修正、削除、指示
点の位置の修正、および各領域に設定した機能の確認、
修正を行うものであり、当該ボタンが押されると第22
図(e)のポツプアップが開いて、設定領域、設定ポイ
ントの削除、変更、編集機能の変更を行うことができる
。なお、設定領域が複数個ある場合の削除は、ビットマ
ツプエリアの下に配置されているスクロールボタンによ
り領域を順次指定することで行うことができるものであ
る。
コレクシdン機能が設けられている理由は次のようであ
る。つまり、ビジネス編集では多くの領域にそれぞれ異
なる編集機能を設定できるので、領域のサイズや設定す
べき機能を誤ることもあり、従ってコピーをスタートさ
せる前に領域のサイズと、当該領域に設定した機能を確
認したい場合があるので、このコレクツ1フ機能が設け
られているのである。
以上、ビジネス編集パスウェイについて説明したが、マ
ーカー編集と同様に、赤/黒モードを設けるのがよい。
ビジネス編集はカラー原稿を対象としたものであるのに
対して、赤/黒モードは、−船釣には、白黒原稿の一部
に赤色を含む文字原稿に対して用いられる機能であるが
、ビジネス編集で行える機能はマーカー編集で行える機
能を全て含んでいるので、マーカー編集で行えることは
ビジネス編集でも行えるようにするのがよいのである。
このことでビジネス編集を、マーカー編集より高度な階
層のパスウェイとすることができるのである。
その際のモード切り換えは、マーカー編集におけると同
様に、まずベーシックフィーチャーパスウェイで赤/黒
モードを選択して、次にビジネス編集パスウェイを押す
ようにする。この様にする理由は、マーカー編集で述べ
たと同様であるが、もう一つの理由としては、マーカー
編集で赤/黒モードを使用する場合と、ビジネス編集で
赤/黒モードを使用する場合とで、モード切り換えの方
法が異なるとユーザに戸惑いを与えることになるので、
赤/黒モードへの入り方はパスウェイによらず統一した
い、ということもあげられる。
赤/黒モードが選択された時のビジネス編集パスウェイ
を第22図(f)に示す、  r MeshJがrRe
d MeshJ に、  rBIack to Co1
orJ がrBlack to RedJに変わること
はマーカー編集と同様であるが、ビジネス編集ではそれ
に加えて、ロゴ挿入とペイント1の機能がなくなり、赤
色の文字またはパターンを削除する赤削除(Red D
elete)機能が追加される。これは、赤/黒モード
に特有な機能を纏めた結果であり、実際、当該ビジネス
編集では原稿はフルカラー原稿として扱われるから、赤
/黒の文書にロゴを挿入したければ第22図(a)の通
常の黒モードのビジネス編集パスウェイでロゴ挿入を選
択すればロゴ以外の黒はより黒く、赤はより赤くコピー
されるのである。また、ポツプアップもマーカー編集に
おけると同様に、編集機能が上記のように変わるだけで
操作の仕方は黒モードと同じである。
(F)フリーハンド編集パスウェイ ビジネス編集パスウェイにおいては、編集機能を設定す
る各領域は矩形であるが、このフリーハンド編集パスウ
ェイにおいては、エディツトパッド上で任意の多角形ま
たはループ(閉曲線)をなぞることで任意の形状(自由
形)の領域を設定することができる。勿論、常にエディ
ツトパッドで任意の形状の領域を設定できるようにする
ことも考えられるが、自由形を用いるのは特殊な、高度
の編集である場合が多く、また、所望の自由形を描くの
には熟練度を要することもあり、更に、通常の編集では
領域は矩形が設定できれば十分であるので、独立したパ
スウェイとして、自由形が必要である場合に限って使用
できるようになされているのである。
フリーハンド編集には、マーカー編集と同様の、トリム
、マスク、色付け、黒→色変m (Black t。
Co1or)の4種の機能が備えられている。これらの
機能の内容は、設定される領域が自由形であることを除
いてマーカー編集で述べたと同様であり、また、パスウ
ェイの画面は全ての機能についてポツプアップマークが
付される点で第21図(a)のマーカー編集パスウェイ
と異なるだけであり、ポツプアップ表示はビットマツプ
エリアに自由形が表示される点を除いて第22図(b)
に示すような画面と同様であるので、図示するのは省略
する。
(G)クリエイティブ編集パスウェイ このパスウェイは、デザイナ−コピーサービス業者、キ
ーオペレータ等の熟練者を対象にしたパスウェイであり
、本複写機が備えている全ての編集機能を含んだ、編集
の最上位にあるパスウェイテある。従って、原稿は全て
フルカラー原稿トして取り扱われる。また、これまで述
べてきたパスウェイのように1領域1機能では高度な編
集は行えないので、1領域に対して複数の機能を設定で
きるようにするのがよい。
クリエイティブパスウェイは第23図(a)に示すよう
に、 トリム、マスク、マスク/シフト(部分移動)、
コピーオンコピー(すかし合成)、ロゴ挿入、はめ込み
合成(Image Composltlon)という、
いわばイメージの切り貼りに関するカット/ペーストコ
ラム、ペイント1、ペイント2、色変換、色付け(カラ
ーメツシュ)、カラーモードという色の処理に関するカ
ラーコラム、リピート、鏡像、ネガポジ反転、拡大連写
(Multi Page Enlargement)と
いうイメージに特殊な効果を与えるマニビュレートイメ
ージコラム、そしてカラーバランス、コピークォリティ
という画質調整に関するイメージクォリティコラムの4
つのコラムからなっている。
このようにクリエイティブパスウェイにおいては多くの
選択肢が有り、従って表示面積との関係で上述したパス
ウェイとは異なってアイコンも表示されないが、当該パ
スウェイを使用するのはキーオペレータ、デザイナ−等
の熟練者であるから機能名を表示すれば足りるのである
。また、熟練者にとっては選択肢が多くても迷うことは
なく、一つ一つの操作を導く必要はないが、かといって
画面の切り換えが多くなると誤操作が生じる機会が多く
なるので、ポツプアップをできる限り少なくして、最小
ステップで目的とする編集モードを設定できるようにす
る必要がある。
以下に各機能について説明する。
トリム、マスクはこれまで述べてきたと同様な機能であ
る。いま、トリムのソフトボタンを押したとすると第2
3図(b)に示すポツプアップが開いて、トリムを行う
領域をビットマツプエリアで設定する。なお、この際に
設定される領域は、エディツトパッド上の2点を指示す
ることで形成される矩形である。
マスクも同様で、ソフトボタンが押されると第23図(
C)のポツプアップが開いて、マスクする領域を設定す
るようになされている。
部分移動は、原稿の所定領域をマスクすると共に、所望
の領域のイメージを所望の位置に移動させる機能である
。この機能は、マスクとシフトという二つの機能をパッ
ケージしたもので、一つのソフトボタンを押すことで簡
単にパッケージ機能が設定でき、このことにより目的指
向の操作性を達成することができるのである。
すかし合成は、第1の原稿をコピー後、用紙を転写装置
上に保持し、引続き第2の原稿を重ねてコピーする機能
である。この機能も、二つの原稿をコピーして合成する
という、引続き行われるべきいくつかの機能をパッケー
ジすることが可能であるので、目的指向性の操作性に沿
うものでことは明かであろう。
ロゴ挿入は、ビジネス編集で説明したのと同様な機能で
あり、第23図(d)のポツプアップにより挿入位置、
ロゴタイプ、挿入方向を設定するようになされている。
はめ込み合成は、ベースとなる第1の原稿をカラーコピ
ーした後、用紙を転写装置上に保持し、引き続きトリミ
ングした第2の原稿を重ねてコピーする機能であり、こ
の機能が目的指向性に沿ったものであることは上述した
ところである。
はめ込み合成のソフトボタンが押されると、第23図(
e)のポツプアップが開き、必要なパラメータを設定す
るようになされている。ビットマツプエリアでは、第1
原稿のマスクする領域、および第2原稿のトリミングす
る領域をそれぞれ設定する。倍率は、第1原稿にはめ込
む第2原稿の領域をどのようなサイズにするかを設定す
るもので、100%、自動倍率、バリアプルの3つの選
択肢を存している。なお、図中のアトファンクションと
いうソフトボタンは、他の編集機能を追加する場合に使
用するものであって、例えば、第2原稿のトリミングす
る領域の色を所望の色に変換したい場合には、このボタ
ンを押して、色変換機能を選択し、変換される色と変換
後の色を指示すればよい。
ペイント1はビジネス編集で述べた機能と同様であり、
当該ボタンが押されると第23図(f)に示すポツプア
ップが開いて、領域、色および網の種類を選択するよう
になされている。
ペイント2は、指定された領域を−Hマスクしてから当
該領域に指定された色で色付けを行う機能である。機能
的には色付けと似ているが、色付けが指定領域内のイメ
ージをそのままコピーするのに対して、指定領域内のイ
メージを消去する点で色付けとは異なっている。
カラーコンバージ日ン(Color Conversi
on)は原稿の所望の領域内の所望の色を他の色に変換
する機能であり、当該ボタンが押されると第23図(g
)のポツプアップが開いて、被変換色、変換色および検
出の感度を設定できるようになされている。被変換色お
よび変換色の指定は、ポイントボタンを押し、エディツ
トパッドで原稿上の所望の色を指定することで行っても
よいし、パレットボタンで標$8色、登録8色の計16
色の中から選択してもよい。即ち、被変換色のパレット
ボタン(From側)を押すと第23図(h)のポツプ
アップが開き、変換色のパレットボタン(To側)を押
すと第23図(i)のポツプアップが開いて、それぞれ
の色を選択できるようになされている。
また、原稿の色の検出感度は第23図(g)の「Co1
or 5ensltlvltyJに示すように、例えば
7段階に切り換え可能になされている。
色付けはこれまで述べてきた機能と同様である。
カラーモードはベーシックフィーチャーバスウェイにお
けるカラーモードの選択と同様であり、4色フルカラー
 3色カラー 白黒または赤/黒のモードをポツプアッ
プにより選択することができる。
リピートイメージは所定のイメージを縦方向または横方
向に繰り返しコピーする機能であり、ロゴあるいはサー
ビスマーク等をいくつもコピーする場合に有効な機能で
ある。
ミラーイメージは鏡像を得るための機能である。
ネガポジ反転は指定された単色でネガポジ反転を行う機
能である。
マルチベージエンラージメントは、書籍の見開き頁を所
定の倍率に拡大して所定のサイズの用紙に頁毎に連続し
てコピーする機能であり、当該ボタンが押されると第2
3図(j)のポツプアップが開いて、倍率と用紙サイズ
が選択できるようになされている。
倍率には、縦横共に100%、ファイナル出力サイズ、
任意倍率の3つの選択肢がある。ファイナル出力サイズ
は倍率を設定するのではなく、出力されるイメージのサ
イズを直接設定する機能であり、当該ボタンが押される
と第23図(k)のポツプアップが開いてイメージの出
力サイズを設定できるようになされている。また、任意
倍率のボタンが押されると第23図(1)のポツプアッ
プが開いて、プリセットされた倍率または縦、横それぞ
れに所望の倍率が設定可能になされている。
カラーバランスはコピークォリティバスウェイで述べた
と同様であり、当該ボタンが押されると第23図(m)
のポツプアップが開いて、カラーバランス調整を行う領
域、トナー色およびその量を任意に設定できるようにな
されている。
コピークォリティは、コピー濃度調整等のコピークォリ
ティバスウェイで述べたと同様な調整を行うための機能
であり、ポツプアップにより所望の調整が行えるように
なされている。
カラーバランス、コピークォリティは上述したように基
本モードで設定できるのであるが、原稿の所望の領域内
だけでカラーバランス等の調整の必要性が生じることも
あるので、クリエイティブバスウェイにはこのような調
整機能が設けられているのである。
コレクション(Correction)はビジネス編集
ハスウェイで述べたと同様に、設定機能の追加、削除、
変更、設定領域の削除、サイズの調整、位置の修正、お
よび指示点(ポイント)の削除、位置の修正等を行う機
能である。
第23図(a)のコレクションのボタンが押されると第
23図(n)のポツプアップが開いてビットマツプエリ
アとコレクシピンのメニューが表示される。ここで、領
域の修正を選択すると、第23図(0)のポツプアップ
が開き、領域表示の上下左右にあるスクロールボタンに
より、111刻みで領域のサイズの変更を行うことがで
きる。また、例えば、上のスクロールボタンで上方に5
−一拡大し、更に下のスクロールボタンで上方に5諺議
縮小すれば、設定領域を全体に5IIl上方に移動させ
ることができる。
第23図(n)のポツプアップでポイントの修正を選択
すれば第23図(p)のポツプアップが開き、スクロー
ルボタンにより1mm刻みで位置を移動できるようにな
されている。
以上がクリエイティブパスウェイであるが、上述したと
ころから明らかなように、熟練者が所望の編集を最小ス
テップで行うことができるようになされているものであ
る。
(H)ツールパスウェイ これまで述べてきたパスウェイはユーザがコピーモード
の設定を行う場合に使用されるものであるが、ツール(
Too Is)パスウェイはこれらのノ寸スウェイとは
異なって、コピーモードの設定を行うものではなく、初
期値のセットアツプ等のマシン状態の設定を行うもので
ある。従って、一般のユーザが設定できないように、暗
唱番号を入力しなければツールパスウェイでの設定は行
えないようになされている。このことでキーオペレータ
とカスタマ−エンジニアだけが当該パスウェイでノ設定
ができるようになされている。
ツールパスウェイを第24図(a)に示す。
カラーレジストレージ日ンは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに所望の色を登録する場合に使用する
機能であり、当該ボタンが押されると、第24図(b)
のポツプアップが開いて、カラー原稿中の登録すべき色
のポイントをビットマツプエリアで表示すると共に、何
番目のボタンに当該色を登録するかを設定するようにな
されている。例えば、 「1」のボタンに所望の色を登
録しようとして「1」のボタンを押すと、図のようにチ
ューブのアイコンが表示されるので、オペレータは容易
に確認することができる。また、登録する色の色調を微
調整したい場合には、第24図(b)のカラーコレクシ
Uンボタンを押すと、第24図(C)のポツプアップが
開くので、ここで、各色のトナーの量を調整することが
できる。なお、図ではマゼンタのチューブから絵具が落
ちているので、マゼンタのトナーの量を調整しているこ
とが分かる。
フィルムレジストレーションは、フィルムプロジェクタ
で用いるフィルムの、タイプを登録する機能である。
デフォルト設定は、カラーモード、用紙サイズ、倍率な
どの各モードについてデフォルトを設定する機能である
マシンセットアツプはマシン全体に関スるセツティング
を行う機能であり、ディフォルトを設定する点では上記
のディフォルト設定と同様であるが、ディフォルト設定
がある機能におけるパラメータのディフォルトを設定す
るのに対し、マシンセットアツプはそれより上位の概念
のマシンディフォルトを設定する点で異なっている。
ジェネラルアクセサリ−は、アクセサリ−を使用する場
合にその設定を行う機能である。
ピリングは、 トータルピリング、フルカラーコピー 
3色カラーコピー 白黒コピーの各ピリングメータの値
を見るための機能である。
サービスダイアグノスティックスは、自己診断モードを
使用してマシン状態をチエツクする機能であり、カスタ
マ−エンジニアだけが使用できるようになされている。
■−〇 パスウェイの 互 以上、機能選択領域としてのパスウェイの構成について
説明したが、次に各パスウェイ間の相互作用について述
べる。
上述したようにバスウェイは、ベーシックフィーチャー
と編集に大別され、更にベーシックフィーチャー 編集
は共にそれぞれ階層化されている。
従って、各パスウェイ間における相互作用を規定してお
かないと、ユーザは勝手にパスウェイ間を移動したりし
て、コピーモードあるいはパラメータの設定が台無しに
なってしまうことも考えられる。そこで、次のような相
互作用を規定することにしたのである。
各バスウェイの地の部分は異なる色で表示する。
これは現在どのパスウェイが開かれているかをユーザが
色で容易に判断できるようにするためである。但し、ア
ゾイドフィーチャー、コピークォリティおよびツールの
各パスウェイは、ベーシックフィーチャーパスウェイと
同様、基本的なモード設定に関するパスウェイ(以下、
これらのパスウェイを一部めにして、基本コピーパスウ
ェイと称す。)であるので、ベーシックフィーチャーパ
スウェイと同じ色としてよいものである。各パスウェイ
をどのような色とするかは任意であるが、原色よりも中
間調を使用して落ち着いた色調で表示するのがよく、例
えば、ベーシックフィーチャーアゾイドフィーチャー 
コピークォリティおよびツールの各パスウェイはグレー
系統、マーカー編集パスウェイはブルー系統、ビジネス
mff1パスウエイはグリーン系統、クリエイティブ編
集パスウェイはピンク系統とするのがよい。
(1)ベーシックフィーチャー アゾイドフィーチャー
 コピークォリティ、ツールの各バスウェイ間相互作用 原則的にこれらのパスウェイ間は自由に移動可能とする
。これらのパスウェイは、どのよウナコピーを行う場合
にも設定しなければならない基本的なコピーモードが纏
められたパスウェイであるから、いつでも自由に移動可
能でなければならないからである。ただし、ポツプアッ
プが開いている場合には、当該ポツプアップを閉じてか
らでないと他のパスウェイには移動できないようにする
つまり、ポツプアップが開かれているというのは、ユー
ザがポツプアップにより何等かのモードまたはパラメー
タの設定を行おうとしている状態であるから、ポツプア
ップを優先させ、当該ポツプアップにおける設定が終了
してから他のパスウェイに移動させるようにするのであ
る。
また、シロプリカバリ−が完了してからスタートボタン
が押されるまでの間はジPブがまだ終了していない状態
であるので、バスウェイ間の移動は禁止される。
(1−2)タイムアウトおよび優先順位アゾイドフィー
チャーパスウェイは、開かれてから所定の時間の間に何
の操作も行われない場合には、タイムアウトし、自動的
にベーシックフィーチャーパスウェイに戻るようになさ
れる。アゾイドフィーチャーは必要に応じて設定すれば
よく、開かれて何の設定も行われなくともコピーは実行
できるからである。なお、上記所定の時間は、ツールパ
スウェイのマシンセットアツプで設定される。
ツールパスウェイが開かれている間は、ベーシックフィ
ーチャーおよびアゾイドフィーチャーで設定されたモー
ドは保持される。上述したように、ツールパスウェイで
は一部のモード、パラメータを変更できるようになされ
ており、従って、どの時点でツールパスウェイで設定し
たモード、パラメータが有効になるかを規定しなければ
ならないが、本複写機のUlでは、ツールパスウェイが
開かれている間はその直前までのモード、パラメータヲ
保持し、ツールパスウェイでの設定終了復信のパスウェ
イが選択されてツールパスウェイが閉じたときに、設定
されたモード、パラメータがを効になることとしたので
ある。
ツー、ルバスウエイは、他のパスウェイが選択すれたと
きや、ハードコントロールパネルのオールクリアボタン
が押された場合に閉じる。
何等かのモードが設定されてコピーが実行されていると
きにフォールトが発生した場合には、当該パスウェイの
画面上にフォールトが発生した旨の表示がなされる。こ
のとき、コピーモードは解除されずにフォールトが発生
した時点の状態を保持する。この規定は、異常が生じた
ときにデイスプレィ上に何を優先させて表示するが、そ
のときにマシンのモードをどのような状態にするがを規
定したものである。つまり、異常が生じた場合の表示と
しては、例えば、フォールト画面を用意しておき、パス
ウェイを消して当該フォールト画面を表示するような方
式も考えられるが、それではどのパスウェイを開いてい
たのか分からなくなるので、パスウェイは表示したまま
フォールトの表示を行うようにしたのである。また、フ
ォールトが解消したら残りのジ日ブを続行する必要があ
るから、フォールトが発生した時点のモードを保持する
ようにしたのである。
後述するハードコントロールパネルにはインフォメーシ
ョンボタンがあり、当該ボタンが押されると、本複写機
の機能、操作の仕方等の説明が当!パスウェイ上に表示
される。このときマシンは設定されているモードを保持
する。つまり、モード設定の途中でインフォメーション
ボタンが押されたときにパスウェイを消してしまうので
は、それまでどのパスウェイが開かれていたのか分から
なくなる可能性があるので、インフォメーシヨンはパス
ウェイが表示されている画面上に表示することとし、ま
た、モード設定の途中でインフォメーションボタンが押
されたときにそれまで設定したモードが解消されるので
は、最初から設定し直さなければならず、使い勝手の悪
いものになるので、それまで設定されているモードは保
持されるようにしたのである。
(1−3)’バスウェイ内のモードの相互関係複数の選
択肢からなるコラムにおいては、各選択肢のソフトボタ
ンは互いに排他的になされる。
これは明かである。例えば、第20図(a)のカラーモ
ードには4つの選択肢がある。いま、フルカラーが選択
されていてオン状態にあるときに、赤/黒モードにしよ
うとしてrRed and BlackJを押したとす
ると、 rRed and BlackJのソフトボタ
ンがオンとなり、フルカラーのソフトボタンはオフとな
る。
なお、ソフトボタンのオン、オフは、ボタン領域の輝度
を変えることによって行うことができる。
即ち、オンの場合は高輝度で、オフの場合は低輝度でそ
れぞれ表示すると動作、不動作を明確に区別することが
できる。
異なるコラムに配置されているボタンは互いに排他的で
はないが、あるボタンが押されたとき、当該モードと互
いに矛盾するモードのボタンは選択不能となされる。例
えば、自動倍率と自動用紙選択は互いに矛盾するモード
である。なぜなら、自動倍率は原稿と用紙のサイズが決
定されてはじめて機能するモードであり、それに対して
自動用紙選択は原稿サイズと倍率が決定されてはじめて
機能するモードであるから、自動倍率と自動用紙選択が
選択されると、用紙サイズも倍率も決定されないからで
ある。このような場合には、従来は警告メツセージを表
示してユーザに注意を喚起するのが一般的であるが、本
発明のUIでは、例えば、ユーザが自動倍率を選択した
ら、自動用紙選択のボタンを選択不能状態としてユーザ
が当該ソフトボタンを押すことが無いようにするのであ
る。
このことで、矛盾するモードが誤って選択されることを
防止することができるので、警告メツセージが表示され
ることもなく、ユーザは煩わしさから解消されることに
なると共に、マシン便用不能時間を短縮することができ
るのである。
そのための手段としては、例えば、選択可能なソフトボ
タンに対しては第25図(a)に示すようにソフトボタ
ン920にシャドウ(以下、影と記す。)921を表示
し、選択不能のソフトボタンに対しては、同図(b)に
示すように、影を表示しないようにする。ボタンに影を
付すとボタンが浮き出て見え、−いかにも押すことがで
きるという感じを出せるし、影を付さないとボタンがバ
ックグランドに押し込まれた感じとなり、いかにも押せ
ない状態にあることをユーザに知らせることができるか
らである。
しかし、それでも矛盾するモードが選択されることは考
えられる。例えば、いまディフォルトの状態にあり、倍
率は100%、用紙サイズは自動用紙選択であるとし、
その状態でユーザが自動倍率でコピーを行いたい場合に
は、影が消えて選択不能となされている自動倍率のボタ
ンを押してしまうことは容易に考えられるところである
。このような場合にはマシンは動作せず、従って、モー
ドを変更する以外にないので、警告メツセージを表示し
て、モードの変更を要求するようにする。
このような互いに矛盾するモードは他にもあり、白黒モ
ードとカラーバランスの組合せ、SSI(Single
 5heet In5erter)と他の用紙選択の組
合せ、クリエイティブ編集で述べたパッケージ機能と他
のパッケージ機能の組合せ等がある。
(2)編集パスウェイ間相互作用 ここでは、マーカー ビジネス、クリエイティブの各編
集パスウェイ間の相互作用に付いて規定する。
まず、各編集パスウェイ間の基本的な相互作用として、
各編集バスウェイは互いに排他的であるとする。上述し
たように、編集パスウェイはユーザの熟練度および編集
機能によって階層化されており、一つのパスウェイ内だ
けで所望の編集を行うことができ、しかも、ビジネス編
集はマーカー編集の全ての編集機能を含み、クリエイテ
ィブ編集はビジネス編集の全ての編集機能を含んでいる
ので、各編集バスウェイは、それぞれ独立したものとし
て扱うことができるからである。しかし、各編集バスウ
ェイは全く独立しているのではなく、常にベーシックフ
ィーチャーその他の基本コピーと協同して使用されるこ
とは明かであろう。
(2−1)機能のキャリーオーバー ここでは異なるパスウェイに同じ機能を有する場合に互
いに影響させるか、させないかを規定する。例えば、コ
ピー濃度の調整はベーシックフィーチャーパスウェイで
も行えるし、クリエイティブ編集パスウェイでも行える
ようになされているが、ベーシックフィーチャーパスウ
ェイで濃度調整を行った場合に、当該濃度調整をクリエ
イティブ編集に反映させるようにするか、させないよう
にするかという問題が生じるのである。
各編集パスウェイ間では機能のキャリーオーバーは行わ
ない。これは、例えば、クリエイティブ編集で色付けが
選択されたとしても、ビジネス編集の色付けが自動的に
選択されることはないことを意味する。この規定は、各
編集バスウェイが互いに排他的であることから当然であ
ることは明かである。
これはまた、ある編集バスウェイ、例えば、マーカー編
集パスウェイである機能が選択されているときに他のパ
スウェイ、例えば、クリエイティブ編集バスウェイを開
こうとしてパスウェイタブを押しても直ちにはクリエイ
ティブパスウェイが開かないことを意味する。つまり、
編集パスウェイ間で機能のキャリーオーバーが行われる
のであれば、マーカー編集で選択された機能はクリエイ
ティブ編集でも自動的に選択されるのであるが、編集パ
スウェイ間での機能のキャリーオーバーを禁止したため
に、クリエイティブ編集バスウェイが開かれるとマーカ
ー編集で選択した機能は自動的にキャンセルされてしま
うからである。
従って、そのような場合には、 「確がですが?(Ar
e you 5ure ?) J等のメツセージまたは
ポツプアップにより、ユーザの意志を確認するようにす
る必要がある。
このように、編集パスウェイ間では機能のキャリーオー
バーを行わないので、ユーザは理解し易く、従って、操
作性のよいものとなっている。
(3)基本コピーパスウェイと編集パスウェイ間相互作
用、および編集パスウェイ内での作用(3−1)基本コ
ピーバスウェイと編集バスウェイ間相互作用 ここではベーシックフィーチャー等の基本・コピーパス
ウェイと編集パスウェイ間の相互作用を規定する。
基本コピーパスウェイで行われた設定は各編集バスウェ
イにおいて有効とされる。これは、編集バスウェイは基
本コピーバスウェイと協同して使用されることから明か
である。
基本コピーパスウェイと編集バスウェイに共通の機能が
ある場合には、当該パスウェイ間を移動しても設定内容
は保持される。
これは具体的には次のようである。例えば、基本コピー
のコピークォリティパスウェイではコピー/E1度の設
定を行うことができ、また一方、上述したようにクリエ
イティブ編集パスウェイは独自にコピークォリティの機
能を有している。いま、基本コピーパスウェイでコピー
濃度を濃い状態になされていたとするとクリエイティブ
パスウェイに移動してもコピー濃度は濃い状態にある。
これは上記の(3−1−1)項から明かである。そこで
、クリエイティブパスウェイでコピー濃度を薄くしたと
すると、基本コピーパスウェイにおけるコピー濃度も連
動して薄くなるのである。つまり、クリエイティブパス
ウェイでのコピー?+i Uと基本コピーパスウェイで
のコピー濃度を独立させると、ユーザはどのパスウェイ
でどのようなコピー濃度に設定されているか分からなく
なり、無用な混乱を生じさせてしまうので、どのパスウ
ェイにおいても同じ濃度でコピーを行えるようにするの
である。なお、以上はコピー濃度を例にとったが、カラ
ーバランス、コントラスト、シャープネス等についても
同様である。
(3−2)m集パスウェイ内での機能重複クリエイティ
ブ編集においては所望の機能を原稿の全面に対して施す
か、所望の領域に対してのみ施すかを゛選択できるよう
になされているが、ある機能が原稿全面に対して設定さ
れた場合に、当該機能と互いに排他的な関係にある他の
機能のボタンは、第25図(b)のように影が消されて
選択不能状態となされる。
上述したように、クリエイティブ編集パスウェイにおい
ては、一つの領域に対して複数の機能を設定することが
できるが、所定の領域に対しである編集機能が設定され
た場合に、当該機能と排他的な関係にある編集機能のボ
タンは影が消されて選択不能となされる。このような関
係にある機能としては、例えば、部分移動(Mask 
and 5hift)と、はめ込み合成と、すかし合成
(Copy on Copy)とがある。つまり、これ
ら各機能は、それぞれいくつかの機能がパッケージされ
た機能であり、これらの処理を一度に行うことはできな
いので、互いに排他的な関係になされるのである。従っ
て、例えば、部分移動が選択されると、はめ込み合成お
よびすかし合成のボタンは影が消されて選択不能状態と
なされ、先に設定した機能、この場合は部分移動をキャ
ンセルしない限りはめ込み合成、すかし合成を設定する
ことはできないようになされる。また、鏡像と部分移動
、および鏡像とはめ込み合成の組合せも禁止される。部
分移動、はめ込み合成は共に複雑な処理を経て行われる
のであり、それに更に鏡像を組合せてコピーを行うとコ
ピーされた結果が所望のイメージ通りかどうかを判断す
るのに混乱を生じてしまう場合が多いので禁止されるの
である。従って、鏡像が設定されると、はめ込み合成お
よび部分移動のボタンは選択不能状態となされる。更に
、領域の拡大速写とトリムの組合せも禁止される。これ
は、明かであろう。なぜなら、トリムは所望の領域内の
イメージのみをコピーする機能であり、領域の拡大連写
も所望の領域内のイメージを所望の倍率に拡大してコピ
ーを行う機能であるから、機能が重複するのである。従
って、トリムが設定されれば領域の拡大連写は選択不能
状態となされ、逆に領域の拡大連写が設定されればトリ
ムは選択不能状態になされるのであ゛る。
なお、一つの領域に、設定可能な機能が全て設定された
場合には、機能を追加する場合に使用されるアトファン
クションボタンは使用不能状態になされる。他に追加設
定できる機能がないからである。
(■−7面 以上、パスウェイ、およびその相互作用について述べて
きたが、次に、画面遷移、即ち、いつ、どのような条件
でどのような画面を表示するか、という点についてその
概要を図を参照して説明する。
まず、電源が投入されてマシンが立ち上がったときには
、コピーモードが設定できるように何等かのパスウェイ
を表示する必要がある。それを筆26図(a)の922
に示す。ここでウォークアップフレーム(Walkup
 Frame)とあるのは全てのバスウェイの集合を意
味するものである。このパスウェイが表示されている状
態で、ハードコントロールパネル が押されると923のインフォメーションフレームが表
示され、インフォメーションフレームのときにインフォ
メーシジンオフボタンまたは割り込みボタンが押される
とウオークアップフレーム、即ち元のバスウェイに戻る
ようになされる。また、ウオークアップフレームでモー
ドを設定し、コピーを実行中にジャム等のフォールトが
生じるとフォールトフレーム924が表示され、ジャム
がクリアされると元のバスウェイに戻るようになされる
。ダイアグ画面925についても同様であり、所定の操
作を行うことによってダイアグに入ったり、ダイアグか
ら元のバスウェイに戻ることができる。また、フォスフ
ァーセーバー( Phosphor Saver)とい
うのは、カラーCRTモ二りの蛍光面の焼き付きを防止
するためにムービングクロックを表示する画面を意味し
、同じ画面が所定時間表示され続けると自動的にムービ
ングクロツタが表示され、何等かのキーが押されるとフ
ォスファーセーバー画面になる直前の画面に遷移するよ
うになされている。但し、フォスファーセーバー画面表
示中にマシンがオートクリアしている場合は、キーが押
されるとウオークアップフレームに遷移する。なお、図
中、ウオークアップフレームの「1」、インフォメーシ
ョンフレームの「2」等の数値は階層を示すものであり
、以下同様である。
以上が全体的な画面遷移であるが、以下にバスウェイの
遷移について説明する。
第26図(b)にパスウェイ間の遷移を示す。
まず、マシンの立ち上げが完了すると基本コピーパスウ
ェイ927、即ち、第20図(a)のベーシックフィー
チャーパスウェイを表示するようにする。上述したよう
に、このバスウェイはどのようなコピーを行う場合にも
設定されなけれならないモードを備えているバスウェイ
だからである。
なお、図中、Aで示す太い実線の丸はバスウェイの画面
を示し、Bの太い実線の矩形はウオークアップフレーム
以外のフレームを示し、Cの破線の丸は画面は変化しな
いがマシン状態が変化するフレームを示し、Dは矢印方
向に向かう画面遷移の条件を示す。以下同様である。
さて、上述したように、基本コピーバスウェイは各編集
パスウェイと組み合わせて使用することができるから、
基本コピーパスウェイが表示されている画面からパスウ
ェイタブを押すことで直接所望のバスウェイに遷移でき
るようになされる必要がある。第26図(b)はそれを
示すもので、基本コピーバスウェイ927からマーカー
編集、ビジネス編集、自由形編集、そしてクリエイティ
ブ編集の各パスウェイタブを押すことで所望のバスウェ
イに遷移できることが分かる。そのために第20図(a
)、(e)、(g)および第24図(a)に示すように
、基本コピーバスウェイが表示される画面には、必要な
ときにいつでも所望の編集パスウェイに遷移できるよう
に、編集パスウェイのパスウェイタブが表示されている
ものである。
このことにより、1ステツプで所望のバスウェイに遷移
でき、操作性が優れていることが理解できよう。即ち、
−旦基本コピーパスウェイを消して編集パスウェイのメ
ニューを表示し、そこで所望の編集パスウェイを選択す
るようにすることもできるが、操作性の点で劣ることは
明かである。
また、この図から各編集パスウェイ間の遷移は、−旦基
本コビーパスウェイに戻ってから他の所望のバスウェイ
を選択する以外にないから、編集パスウェイは互いに排
他的であることが分かる。このため、第21図(a)、
第22図(a)、第23図(a)に見られるように、編
集パスウェイが表示されている画面には他の編集パスウ
ェイのバスウェイタブは表示されないようになされてい
る。
更に、先に、マーカー編集、ビジネス編集で赤/黒モー
ドに設定する場合には、まず、基本コピーバスウェイで
赤/黒モードを選択してから、マーカー編集またはビジ
ネス編集を選択する旨述べたが、この遷移状態も図に示
されている。その理由は先に簡単に述べたが、前項の(
3−1−2)の規定にもよるものである。即ち、マーカ
ー編集はそもそも白黒の文書を対象とするものであるか
ら、マーカー編集が選択されると自動的に白黒モードに
なり、第20図(a)の赤/黒モードのボタンは選択不
能状態になされる。従って、もし、マーカー編集パスウ
ェイを選択してから基本コピーパスウェイに戻り、そこ
で赤/黒モードを設定できるようにするためには、赤/
黒モードボタンを選択可能な状態に戻さなければならず
、そのためにはマーカー編集を一旦解除しなければなら
ないことになる。つまり、矛盾が生じることになり、従
って、操作も非常に複雑になるのである。そこで、操作
の仕方を統一し、且つ容易に、最小ステップで所望のモ
ードを設定できるようにするために、第26図(b)の
ような画面遷移としたのである。
これはまた操作手順によってプライオリティをつけてい
ることを意味する。つまり、編集を選択したら編集が優
先して、それを解除しない限り赤/黒モードは選択でき
なのであり、また逆に、赤/黒モードが選択されると、
それが優先されて編集は赤/黒モードに設定されるので
ある。
また更に、例えば、マーカー編集パスウェイから基本コ
ピーパスウェイに戻る場合の条件は、図中のDに示され
ているように、オールクリア、割り込み、セーブ/クロ
ーズ、キャンセルの各ボタンが押された場合か、マーカ
ー編集パスウェイの表示が所定時間行われてタイムアウ
トした場合か、マーカー編集のパスウェイタブが再度押
された場合か、またはベーシックフィーチャー アゾイ
ドフィーチャー ツールの各基本コピーパスウェイのタ
ブが押された場合であるが、この条件はビジネス編集パ
スウェイから基本コピーパスウェイに戻る場合にも、ク
リエイティブ編集パスウェイから基本コピーパスウェイ
に戻る場合にも当てはまることが分かる。つまり、各編
集パスウェイから基本コピーパスウェイに戻る場合の条
件は、どの編集バスウェイから戻るかに拘らず全て同じ
に統一されているのである。このことは重要である。
なぜなら、編集バスウェイによって基本コピーパスウェ
イへ戻る条件が異なるのではユーザはそれら全ての操作
を覚えねばならず、非常に煩わしく、また誤操作の原因
となるからである。
なお、各編集バスウェイから基本コピーパスウェイに戻
る条件の内、オールクリアボタンと割り込みボタンはハ
ードコントロールパネルにあるのでいつでも押せる状態
にあり、また、第21図(a)、第22図(a)、第2
3図(a)に示されているように、各編集バスウェイに
はセーブ/クローズおよびキャンセルのボタンが配置さ
れており、更に基本コピーのバスウェイタブが表示され
ている。
このことで上記の条件が保証されるのである。
第26図(C)に基本コピーパスウェイ内の遷移を示す
。図から、パワーオン後、まずベーシックフィーチャー
パスウェイが表示され、アゾイドフィーチャーパスウェ
イまたはツールパスウェイのバスウェイタブを押すこと
でそれぞれのパスウェイに遷移できることが分かる。な
お、図にはコピークォリティパスウェイは示されていな
いが、同様に遷移できることは明かであろう。
また、図から、ツールパスウェイから所定の操作により
ダイアグに入れることが分かる。これは、第24図(a
)に関しても述べたところであるが、マシンセットアツ
プ等のマシン調整の一部はキーオペレータに開放されて
いるが、サービスタイアゲはカスタマ−エンジニアだけ
が入れるように操作の仕方が異なっている。つまり、マ
シンが操作の仕方によりキーオペレータか、カスタマ−
エンジニアかを判断し、ダイアグの画面を開くか開かな
いかを決定するようになされているのである。
第26図(d)はベーシックフィーチャーバスウェイに
おけるポツプアップの遷移状醤を示す。なお、図中の細
い実線の丸はポツプアップを示すものである。以下、同
様である。
図から、第20図(a)のベーシックフィーチャーバス
ウェイにおいて、任意倍率(Varlable R/E
)ボタンを押すことでポツプアップが開くことがわかる
。ジョブプログラミングについても同様である。また、
第20図(a)には「シングルカラー」のボタンは示さ
れていないが、もし、第26図(e)に示すように、カ
ラーモードの選択肢としてシングルカラーモードを設け
た場合には、第26図(f)のようなポツプアップを開
いて所望の色を設定できるようにすることができること
を示している。
また、第26図(d)によれば、全てのポツプアップは
、セーブ/クローズ、キャンセル、オールクリア、割り
込み等のボタンを押すことで、または所定時間時間経過
後に自動的に閉じて、ベーシックフィーチャーパスウェ
イに戻ることが分かる。
つまり、ポツプアップの開き方、閉じ方は全て統一され
ていることになり、一つの操作を覚えたユーザは、他の
操作も推測できるものである。
第26図(d)で、任意倍率のボタンが押されたときに
は、 rVarfable R/EJとr Anamo
rpblc R/EJの二つのポツプアップが開くよう
に示されているが、これは注意を要する点であり、具体
的には次のような意味である。本複写機においては、第
20図(b)に示したように縦横とも同じ倍率に設定で
きる以外に第20図(C)に示したように、偏倚機能を
も有しており、それぞれがポツプアップで設定可能とな
されている。従って、任意倍率のボタンが押されたとき
に、どちらのポツプアップを優先して表示するかが問題
になる。そこで、任意倍率が選択されたとき、以前に等
倍で使用されていれば第20図(b)の等倍のポツプア
ップを開き、以前に偏倚で使用されていれば第20図(
C)の偏倚のポツプアップを開くようにするのである。
これが第26図(d)の任意倍率のポツプアップの意味
である。最初から一つのポツプアップで等倍率設定も、
偏倚率設定も行えるようにすることも可能ではあるが、
それでは選択肢が多くなってユーザを混乱させるだけで
あるし、等倍率のポツプアップを開いてからでないと偏
倚率のポツプアップが開けないように予め優先順位を決
めておくのも、偏倚を多く使用するユーザにとっては煩
わしいものである。従って、以前に等倍で使用されてい
れば、次にも等倍で使用する可能性が高く、以前に偏倚
で使用されていれば次にも偏倚を行う可能性が高いこと
に鑑みて、上記のようなポツプアップの開き方を採用し
たのである。
第26図(g)は、第26図(e)に示すベーシックフ
ィーチャーパスウェイでシングルカラーを選択したとき
にはシングルカラーのポツプアップが開くという遷移状
態を示す図であるが、図中、928で示す矢印付の小さ
な丸は、シングルカラー以外にもフルカラー スリーパ
スカラー 白黒そして赤/黒のボタンが選択可能状態に
ある旨を示しており、以下同様である。
以上、ベーシックフィーチャーパスウニイノ画面遷移の
概要について述べたが、アゾイドフィーチャーパスウェ
イ、コピークォリティパスウェイ、ツールパスウェイの
他の基本コピーパスウェイについても同様である。例え
ば、第20図(e)、(g)、第24図(a)を参照す
れば明らかなように、これらの基本コピーバスウェイが
表示される画面においては、常に編集パスウェイのパス
ウェイタブが表示されており、いつでも所望の編集を行
うことができるようになされている。
また、第27図(a)にアゾイドフィーチャーパスウェ
イにおいてコピーポジシロンのボタンを押した場合の画
面遷移を示すが、マージンシフトのボタンが押されると
ポツプアップが開き、そこでリセット、左右方向の微調
整、および上下方向の微調整が可能であることが分かる
。そのポツプアップの例を第27図(b)に示すが、上
下左右の位置の微調整はそれぞれのスクロールボタンで
行うことができるものである。コーナーシフトについて
も同様である。また、第27図(a)によれば、:ff
l:”−ホシシーンの選択肢としては他にもノーシフト
、オートセンターのボタンが選択可能であることが分か
る。
このように基本コピーバスウェイにおいては、常に編集
パスウェイのタブが表示されて、所望の時にいつでも編
集のパスウェイを開くことができ、しかも、各編集パス
ウェイから基本コピーバスウェイに戻る場合の条件は全
て同じになされている。
また、ポツプアップを開くには各ボタンを押す必要があ
るが1、閉じ方は全てのポツプアップについて、セーブ
/クローズボタンまたはキャンセルボタンを押せばよい
このように操作の仕方が統一されているので、初心者の
ユーザでも一つの操作の仕方を覚えれば、他の操作の仕
方を類推することができ、操作性がよいことが分かる。
第28図にマーカー編集パスウェイ内の画面遷移を示す
第28図(a)は、第21図(a)からの画面遷移を示
す図で、色付けおよび色変換のボタンを押すとそれぞれ
ポツプアップが開くことが分かる。この図は白黒モード
時の遷移を示すものであるが、赤/黒モード時には、第
28図(b)に示すようにポツプアップは赤色付けの一
つだけになる。これらの画面遷移がそれぞれ第21図(
a)、(b)に対応していることは明かである。
また、ポツプアップの開き方、閉じ方は基本コピーパス
ウェイにおけると同様であることが分かる。従って、基
本コピーパスウェイを操作できるユーザは、類推により
マーカー編集パスウェイを使用することができるもので
ある。
第29図にビジネス編集パスウェイ内の画面遷移を示す
まず、白黒モード時においては、第29図(a)に示す
ように各機能選択ボタンを押すことでそれぞれのポツプ
アップが開く。なお、図には編集機能としてはトリムと
ペイント1が示されているだけであるが、それ以外のマ
スク等の機能についても同様であることは第22図(a
)から明かである。
また、ポツプアップの閉じ方は基本コピーパスウェイ、
マーカー編集パスウェイと同じであることが分かる。
そこで、いま、色付けを選択したとすると、同図(b)
に示すように、色付けのポツプアップが開いて、色およ
び濃度の種類、領域設定のための2点指示、それらのデ
ータを確定するためのエンター 領域を削除するための
エリアキャンセルの各設定を行えることが分かる。
また、第22図(a)の画面でコレクシ日ソボタンが押
されると、ポツプアップ(第22図(e))が開いて、
領域の削除、領域のスクロールを行える。いま、ある領
域に設定する機能を色付けに変更しようとして色付けの
ボタンを押すと、色付けのポツプアップ(第22図(b
))が開いて、上記と同様に色、パターンの種類等の設
定を行う。そして、セーブ/クローズボタンでポツプア
ップを閉じると、再びコレクシ日ソのポツプアップに戻
り、そこでまたセーブ/クローズボタンを押してコレク
シ日ソのポツプアップを閉じるとビジネス編集パスウェ
イの画面に戻る。
また、第22図(a)には図示しないが、ビジネス編集
パスウェイで機能キャンセル(FunctionalC
ancel)のボタンを押すと、ポツプアップが開いて
領域に設定した機能、この場合色付けをキャンセルする
ことができる。
第29図(C)にビジネス編集パスウェイでコレクシ日
ソボタンを押した場合の画面遷移を示す。
第22図(a)のビジネス編集でコレクシ日ソボタンが
押されると、ポツプアップが開いて、エリア/ポイント
の削除、エリア/ポイントのスクロール、各種の編集機
能を行えることが分かる。これは、第22図(e)に示
す通りである。なお、第28図(c)においてr Fu
nctlonJとあるのは、第22図(e)に示す各種
の編集機能を示すものである。
そこで、いま、ある設定領域に設定する機能を変更しよ
うとして何等かの機能を選択したとすると、ポツプアッ
プが開いてパラメータが設定でき、当該機能の・ポツプ
アップでセーブ/クローズボタンを押すと、第22図(
e)のコレクシ日ソのポツプアップに戻ることができ、
これで設定する機能を変更できるものである。また、領
域またはポイントを変更するには、第22図(e)のポ
ツプアップでエリア/ポイントコレクションボタンを押
せばよい。すると、ポツプアップが開いて、領域/ポイ
ントを上下左右に移動させたり、リセットすることがで
きる。このようにして領域/ポイントの変更を行った後
にセーブ/クローズボタンを押すと第22図(e)のコ
レクションのポツプアップに戻ることができ、これで領
域/ポイントの変更を行うことができるのである。そし
て、コレクションのポツプアップでセーブ/クローズボ
タンを押すとビジネス編集パスウェイに戻り、これで設
定領域、ポイントの変更、または領域に設定する編集機
能の変更を行うことができるのである。
以上が白黒モード時における画面遷移である。
第29図(d)、  (e)、  (f)に第29図(
a)、  (b)、(C)に対応する赤/黒モード時に
おける画面遷移を示すが、これらの図から明らかなよう
に、編集機能が変わるだけで画面遷移の条件は同じであ
る。これは重要な事項である。つまり、ビジネス編集と
いう同じバスウェイにある白黒モード、赤/黒モードと
いう互いに排他的な二つのモードの画面遷移の条件、即
ち操作の仕方が異なるのではユーザを混乱させるだけで
あるが、上記のように画面遷移の条件が統一されている
ので、白黒モードを使用できるユーザは同様に赤/黒モ
ードをも使用することができるものである。
第30図にクリエイティブパスウェイにおける画面遷移
を示す。
第30図(a)は、第23図(a)に示すクリエイティ
ブ編集バスウェイからの画面遷移を示ヂ。なお、図では
編集機能としてははめ込み合成だけしか示していないが
、これは編集機能を代表して記載されているものであっ
て、他の編集機能についても同様である。
さて、クリエイティブ編集バスウェイで何等かの編集機
能、例えばはめ込み合成が選択されるとポツプアップ9
29が開いて、原稿の全面または原稿中に設定された領
域に所望の編集機能を設定することができる。また、フ
レクシロンボタンが押されるとポツプアップ930が開
いて、領域サイズ、位置/ポイントの位置の変更、領域
に設定する編集機能等を変更することができる。更に、
第23図(a)には図示しないが、機能キャンセルボタ
ンが押されると、ポツプアップ931が開いて、所定の
領域またはポイントに設定した編集機能をキャンセルす
ることができるようになされている。そして、これらの
各ポツプアップでキャンセルボタン、または所定のパラ
メータを設定した後にセーブ/クローズボタンが押され
ると、ポツプアップが閉じて第23図(a)のクリエイ
ティブ編集バスウェイの表示画面に戻る。
いま、第23図(a)の画面ではめ込み合成を選択する
と、第30図(b)のポツプアップ932(第23図(
e))が開いて、領域の設定、削除、そして倍率設定等
を行うようになされる。はめ込み合成だけを行うならこ
れらの設定を行った後にセーブ/クローズを押してクリ
エイティブ編集バスウェイに戻ればよいのであるが、当
該設定領域に他の編集機能をも設定しようとする場合に
は、ポツプアップ932(第23図(e))で追加機能
(Add Functlon)ボタンを押す。すると、
追加機能のポツプアップ933が開き、当該ポツプアッ
プで当該領域に追加する編集機能を指示すると、更に当
該編集機能のポツプアップ934が開く。このポツプア
ップで必要なパラメータを設定してセーブ/クローズボ
タンを押すとポツプアップ934は閉じて、追加機能の
ポツプアップ932に戻ることになる。この操作を繰り
返すことにより、当該設定領域に複数の所望の編集機能
を設定することができるものである。
以上は領域を新規に設定し、当該領域に所望の機能を設
定する場合の画面遷移であるが、次に一旦領域および当
該領域に施す編集機能が設定された後に、領域、編集機
能の変更を行う場合の画面遷移について説明する。
第23図(a)のクリエイティブ編集バスウェイでコレ
クシロンボタンを押すと第30図(b)のポツプアップ
935(第23図(n))が開いて、領域、ポイント、
編集機能の削除、変更を行うことができる。予め設定し
た編集機能を削除したいのであれば、第23図(n)で
機能クリアのボタンを押す。これによりポツプアップ9
36が開いて不要な編集機能を削除することができる。
また、第23図(n)で機能変更(Functton 
Change)ボタンが押されると第30図(b)のポ
ツプアップ937が開き、当該ポツプアップ937で所
望の編集機能を選択すると更にポツプアップ938が開
く。
このポツプアップで選択した機能を取りやめてキャンセ
ルボタンを押すか、所定のパラメータを設定してセーブ
/クローズボタンを押すとフレクシロンのポツプアップ
935に戻る。更にコレクシロンのポツプアップ935
で機能追加(Add Functlon)ボタンが押さ
れると、編集機能が羅列されたポツプアップ939が開
き、そこで追加したい編集機能のボタンを押すと更にポ
ツプアップ938が開く。そのポツプアップで編集機能
の追加を取りやめてキャンセルボタンを押すか、所定の
パラメータを設定してセーブ/クローズボタンを押すと
、ポツプアップ938は閉じてコレクシロンのポツプア
ップ935に戻る。これにより領域、編集機能の修正を
行うことができるのである。
なお、図中、933から934への遷移と、939から
938への遷移におては同じポツプアップが開かれるが
、追加機能ボタンが押されたときの画面が異なるので、
遷移状態も異なっているのである。このように本UIに
おいては、同じ画面が表示される場合であっても、当該
ボタンがどのような画面で押されたかによって画面の遷
移状態が異なるようになされているので、ユーザは操作
を誤ることなく行うことができるものである。
以上、はめ込み合成を例にとって画面遷移を説明したが
、第23図(a)のクリエイティブ編集パスウェイで他
の編集機能が選択された場合も同様である。
このようにクリエイティブ編集パスウェイでは、新たに
領域、編集機能を設定する場合の画面遷移と、領域、編
集機能が設定された後の修正の画面遷移は異なる、つま
り、操作の仕方が異なるので、ユーザは混乱を生じるこ
となく操作を行うことができるのである。
ll−88YSUIソフトウエアモジユールこの項では
以上説明したような画面遷移を具現化するためのソフト
ウェアモジュール(以下、単にモジュールと記す。)に
ついて説明する。
第4図に関して述べたように、UIに搭載するL L 
U I (Low Level Ul)は単に指示され
た画面を表示する機能を有するのみで、その時々でどの
ような画面を表示するかは5YSUIが決定するように
なされている。これは複写機の各リモートを汎用化する
と共に、設計負担を軽減するためである。従って、この
項では5YSU Iがどのようなモジニールで構成され
、ボタンが押されたときにどのようにして次の画面が決
定されるかを説明する。
第31図に5YSUIのモジュールの構成を示す。第3
1図(a)はその概略構成を示し、同図(b)にユーザ
コントロールのモジュール構成を、同図(C)にユーザ
モードのモジュール構成を、同図(d)に編集モード制
御のモジュール構成をそれぞれ示す。
第31図(a)に示すように、5YSUI940は、画
面表示のためのコントロールを行うユーザコントロール
941と、現在表示されている画面と押されたボタンを
解釈して次に表示する画面を決定するユーザモード94
2とで構成される。従って、ユーザモード942がハイ
レベルのモジュールであり、ユーザコントロール941
がローレベルのモジュールである。また、5YSUI9
40はLNET948 (第3図参照)を介してUI8
43と接続されており、PAD944からはエディツト
パッド上で指定された座標データを、CRT945から
はどのボタンが押されたかというボタン情報を、メモリ
カード946からはメモリカードの情報をそれぞれ取り
込むと共に、CRT945へは表示情報を、メモリカー
ド946へは新たに書き込むべきデータをそれぞれ通知
する。
また1、5YSUI940は5YS947に対して設定
されたモード情報を通知すると共に、5Y8947から
表示のために必要なマシンステート情報等を受信する。
このための通信949はRAMを介して行われる。第3
図、第4図から明らかなように、5YSUI940と5
YS947は同じCPU上で動作しているからである。
ユーザコントロール941のモジュール構成ヲ第31図
(b)に示す。
以下、各モジュールの機能を説明する。
ボタン解釈950は、主に押されたボタンが受は付は可
能か否かをチエツクするモジュールであり、具体的には
、CRTインターフェース955からのボタン情報、座
標情報、コピー情報の受信、ステート管理952への状
態コードの問い合わせ、当該状態コードに基づくボタン
受は付け、受は付けられたボタン情報の各モジュールへ
の振り分け、メモリカードへの排出要求の出力等を行う
ジョブハンドリング951は、主にスタートボタンが押
されてからコピーが終了するまでジョブを監視し、メイ
ドカウントを表示するモジュールであり、具体的には次
のような処理を行う。
スタートボタンが押下された時には、5YS947に対
してマシンスタートを出力し、コピーモードを通知する
。また、スタートボタンをトリガとしてステート管理9
52に対して選択されたモードが互いに矛盾しているか
否かのチエツク要求を出力し、ステート管理952での
チエツクの結果モード間に矛盾が生じていればその肯(
以下、これをJコード情報と記す。)を表示954に通
知してメツセージを表示させる。また、状態コードに基
づくコピースタートの可/不可の決定、色登録/通常コ
ピーの判断、色登録要求のSYS 947への通知、オ
ートスタートの登録/解除等を行う。
更に、オールクリア、テンキークリアをトリガとしてジ
ョブキャンセルを行い、ユーザモード942に対してト
リガを提供し、5YS947に対してジョブキャンセル
要求を通知する。また、ストップボタンをトリガにした
ストップ要求の5YS947への通知、割り込みボタン
をトリガとした割り込み要求の5YS947への通知、
コマンドに対応した表示、トナー補給表示のチエツク、
オートクリアの処理等を行う。
ステート管理952は、マシン全体のステートを管理す
るものであり、マシンステート、UIステートの更新お
よび作成、ジョブステータスの更新、状態コードの作成
等を行う。なお、当該モジュールで行っているステート
管理は表示のためのものであって、5YS947で行っ
ているジョブ実行のためのステート管理とは区別される
マシン監視953は、マシンステートの更新要求、表示
954に対する表示情報の登録/解除の要求、フォール
トおよび警告等の登録/解除の要求、5YS947から
受信したコマンドの内のジョブ情報のジョブハンドリン
グ951への通知等を行う。
表示954は、ユーザモード942、ジョブハンドリン
グ951、マシン監視953、インフォメーシ日ン95
7から受信した表示情報に基づいて、実際にカラーCR
Tモニタに種々の画像を表示するものである。
CRTインターフェース955は、CRTからのボタン
情報の受信、CRTから受信した情報のキューイング(
Que Ing)、CRTへの表示情報およびボタン情
報の受は付は結果の通知、CRTへの送信情報のキュー
イング、メモリカードからのメモリ内容の受信、メモリ
カードへの書き込み内容の送信、エディツトパッドから
の座標データの受信等を行う。
SYSインターフェース956は、5YS947からの
コマンドの受信、5YS947への送信情報の送信を行
うものである。
インフォメーシ日ン957は、インフォメーシ9ンオン
ボタンが押されたことをトリガとして、表示954に対
してインフォメーシロン画面の表示を要求するものであ
る。
第31図(C)にユーザモードのモジュールti成を示
す。図から明らかなように、各パスウェイに対応したモ
ジュールを有しており、それぞれのモジュールは対応す
るパスウェイに必要な情報だけを管理するようになされ
ている。従って、仕様の変更に対しても容易に対応でき
、セキュリティ性も高いものとなされている。
以下、各モジュールの機能を説明する。
操作フロー960は、画面遷移を司るもので、画面の切
り換え制御、ポツプアップの制御、メツセージ表示の制
御、ボタンの選択可/不可の制御、画面ステータスの管
理等を行う。操作フロー960にはユーザコントロール
941からボタン情報を受は取り、当該ボタンがどのパ
スウェイにあるボタンかによって、当該ボタン情報を基
本コピー961、マーカー編集962、ビジネス編集9
63、クリエイティブ編集964に振り分けると共に、
ユーザコントロール941に表示情報を通知する。
基本コピー961は、基本コピーパスウェイで設定され
るモードの制御を行うものであり、具体的には、用紙サ
イズの選択、ソータの選択、設定枚数の制御、倍率、カ
ラーモード、コピー211度、コントラスト、シャープ
ネス、移動、カラーバランスの各コピーモード作成の制
御、コピー初期化が指示された際のコピーモードの初期
化と表示制御、コピー開始が指示された際の内部で管理
する編集データの実際のコピーモードへの変換、互いに
矛盾する機能が選択された際のJコード情報のステート
管理952への通知、割り込み開始指示をトリガとする
現在のコピーモードの保持および現在のコピーモードの
初期化と表示制御、割り込み終了指示をトリがとする現
在のコピーモードから保持中のコピーモードへの変換お
よび表示のりカバリ−制御等を行う。
従って、基本フビー9θ1は、操作フロー960からボ
タン情報を得ると共にユーザコントロール941からコ
ピー開始情報、コピーモード初期化情報を得る一方、ユ
ーザコントロール941に対して表示情報、Jコード情
報を通知する。また、当該モジュールは、編集モード制
御966から編集管理データを受信し、コマンド作成情
報を通知する。
マーカー編集962は、マーカー編集パスウェイで扱う
情報を管理するものであり、各メニューに対するコピー
モード作成の制御、コマンドの取り消し制御等を行う。
そのために、マーカー編集962は、操作フロー960
からボタン情報を、編集モード制御966から画面ステ
ータス情報を得ル一方、ユーザコントロール941へは
表示情報を、編集モード制御966へはコマンド作成情
報をそれぞれ通知するようになされている。
ビジネス編集963は、ビジネス編集パスウェイで扱う
情報を管理するものであり、具体的には、各編集機能の
メニューに対するコピーモード作成の指示、コマンド取
り消しの指示、領域/ポイントのスクロールの指示、領
域/ポイントの修正/削除の指示、コマンド訂正の指示
、座標登録の指示、登録座標のキャンセルの指示、操作
取り消しの指示等を行う。そのためにビジネス編集96
3は、操作フロー960からボタン情報を、ユーザコン
トロール941から座標情報を、編集モード制御966
から画面ステータス情報を得る一方、ユーザコントロー
ル941へは表示情報を通知し、編集モード制御966
へはコマンド作成情報、コマンド訂正情報、領域スクロ
ール情報、領域修正情報、領域削除情報、座標登録情報
および入力キャンセル情報等を通知するようになされて
いる。
クリエイティブ編集964は、クリエイティブ編集パス
ウェイで扱う情報を管理するものであり、具体的には、
各編集機能のメニューに対するコピーモード作成の指示
、コマンド取り消しの指示、領域/ポイントのスクロー
ルの指示、領域/ポイントの修正/削除の指示、コマン
ドの削除の指示、コマンドの追加の指示、座標登録の指
示、登録座標のキャンセルの指示、登録色の指示、操作
取り消しの指示等を行う。そのためにクリエイティブ編
集964は、操作フロー980からボタン情報を、ユー
ザコントロール941から座標情報と登録色情報を、編
集モード制御966から画面ステータス情報を得る一方
、ユーザコントロール941へは表示情報を通知し、編
集モード制御966へはコマンド作成情報、領域スクロ
ール情報、領域修正情報、領域削除情報、座標登録情報
および入力キャンセル情報、コマンド追加情報等を通知
するようになされている。
エディツトパッド制御965は、エディツトパッド上で
設定された領域をビットマツプエリアに表示するための
もので、編集モード制御966から出カバターンを得て
、ユーザコントロール941に対して座標情報を通知す
る。
編集モード制御966は、設定された領域および編集機
能を管理するもので、具体的には第31図(d)に示す
モジュール構成となされる。
編集モードl970、および編集モードll971はそ
れぞれ編集のチエツクを行うもので、IPSで制限され
ている機能を全てチエツクする。ISPで処理できない
機能が設定され、それをそのまま′Xpsに通知すると
誤動作してしまうために編集モード11 ■において、
排他的な機能が設定されていないか、あるいはビジネス
編集では1領域1機能であるが、1領域に対して複数の
機能が設定されていないか等をチエツクするのである。
つまり、編集モードI 970、編集モードI[971
には小さなIPSの世界が備えられており、それに基づ
いて機能のチエツクを行うのである。
編集モードIと編集モード■の分担は、例えば次のよう
にすることができる。
編集モードl970は、リピート制御、縮小/拡大制御
、拡大連写制御、ロゴ制御、移動制御、とじ代制御、お
よび鏡像制御のチエツクを行い、編集モード■971は
、トリムの制御、削除の制御、色塗り制御、色変換制御
、色付は制御、反転制御、コピー濃度制御、コントラス
ト制御、シャープネス制御、カラーバランス制御、カラ
ーモード制御、およびペイント制御のチエツクを行うよ
うにすることができる。なお、以上の役割分担は1例に
過ぎないものであって、任意に定めることができるもの
である。また、図では編集モードは■とHの二つに分け
られているが、ソフトウェアの構成上−つで済むなら一
つのモジュールとしてよいことは明かであり、逆に三つ
以上のモジュールで構成してもよいものである。
以上の制御を行うために、編集モードl970は、上記
のコマンド作成情報を入力してデータベース制御974
にデータベース要求を出力し、その返答であるアクセス
結果をデータベース制御974から受信する。また、編
集モード■971はコマンド作成情報、登録座標情報お
よび登録色情報を受信する一方、データベース制御97
4に対してデータベース要求を出し、そのアクセス結果
を得る。
パッケージ制御972は、はめ込み合成、すかし合成、
色合成、部分移動等のいくつかの機能がパッケージされ
た編集の制御を行うものであり、ボタン情報を入力して
編集モード■970および編集モード■971に対して
コマンド作成情報を通知する。また、データベース制御
974に対してデータベース要求を出し、アクセス結果
を受信する。
領域制御973は、エディツトパッドで設定される領域
に関する制御を行うものであり、座標の登録の制御、座
標修正の制御、座標の削除制御、領域内のコマンド削除
の制御、コマンド追加の制御、コマンド訂正の制御、領
域のスクロールの制御、座標の登録解除の制御等を行う
。そのために領域制御973は、座標情報、入力キャン
セル情報、スクロール情報、領域修正情報、領域削除情
報、コマンド訂正情報、コマンド追加情報等を入力し、
第31図(C)のエディツトパッド制御965に対して
、ビットマツプエリアの出カバターン情報を通知する。
また、データベース制御974に対してデータベース要
求を出し、アクセス結果を受信する。
データベース制御974は、設定されたコピーモード、
画面ステータス等を一括して格納したデータベースの管
理、制御を行い、5YS947に渡すパケット、即ち、
どのような機能が選択されたかを通知する情報を作成す
るものであり、具体的には、データベースの初期化、ス
クロールのポインタの変更、スクロールポインタの指す
領域情報の削除と登録、スクロールポインタの指す領域
に対する1コマンドの追加およびコマンドの削除、コマ
ンドの新規登録、座標の新規登録、登録座標の削除、登
録座標ポインタのマークおよびその解除等を行う。従っ
て、データベース制御974は、編集モード11編集モ
ード■、パッケージ制御、領域制御からのデータベース
要求に対して必要なだけの情報をアクセス結果として送
り返すと共に、表示情報、画面ステータス情報などを出
力する。
以上のように、バスウェイ毎、編集毎にモジュールを設
けたので、仕様の変更が必要な場合にも該当するモジュ
ールだけを修正すればよく、容易に対応することができ
るものである。また、画面を制御するために必要なデー
タはデータベースで一括して管理し、他のモジュールか
ら要求があった場合に必要なデータを送るようにしたの
で、各モジュール間で矛盾するデータを持つようなこと
はなく、安全性の高いものとなっている。
以上、5YSUIのモジュール構成についてのべたが、
次に、その動作を画面遷移の例をあげて説明する。
いま、ベーシックフィーチャーパスウェイでマーカー編
集パスウェイのパスウェイタブが押されたとすると、当
該ボタン情報は、CRT945からCRTインターフェ
ース955を介してボタン解釈950に入力され、当該
ボタンが受は付は可能か否か判断される。マシンがコピ
ー動作中等の場合には受は付は不可能とされる。受は付
は可能であればボタン情報はユーザモード942に送ら
れる。操作フロー960は、現在表示されているのがベ
ーシックフィーチャーバスウェイであるので、基本コピ
ー961にボタン情報を通知する。
基本コピー961は、マーカー編集パスウェイのタブが
押されたことを認識し、当該タブをオンするために、表
示情報をユーザコントロール941の表示954に通知
する。表示954は、マーカー編集のパスウェイタブを
オンさせるためのコマンドをCRTインターフェース9
55を介してCRT945に通知する。これでマーカー
編集のパスウェイタブがオンとなる。
次に、ユーザがマーカー編集のバスウェイタブから手を
離すと、このボタン情報は、上述したと同じく、CRT
インターフェース955、ボタン解釈950を介してユ
ーザモード942の操作フロー980に入る。操作フロ
ー960は、画面をマーカー編集に切り換えるため、画
面切り換えのコマンドを表示954に通知する。このこ
とによりベーシックフィーチャーバスウェイからマーカ
ー編集パスウェイへの画面遷移が行われるが、この際、
前回使用したモードが保持されているとユーザを混乱さ
せることになるので、初期設定が行われる。
そこで、マーカー編集の画面で、例えば、トリムのボタ
ンが押されたとすると、当該ボタン情報は上述したルー
トを通って操作フロー960に入力され、そこで操作フ
ロー960は、現在表示されているのがマーカー編集パ
スウェイであるので、ボタン情報をマーカー編集962
に通知する。マーカー編集962は、いま押されたトリ
ムボタンに対してコピーモードが受は付は可能な場合に
は、トリムのコマンド作成情報を作成し、編集モード制
御966に渡す。編集モード制御966は、コマンド作
成情報に基づいて種々のチエツクを行い、トリムのデー
タを作成して、コピーモードとしてデータベースに登録
する。また、5YS947にトリムが選択された旨を知
らせるパケットを作成する。更に、現在どのような画面
が表示されているかを示す画面ステータス情報をマーカ
ー編集962に送ると共に、表示情報をユーザコントロ
ール941の表示954に送る。これでトリムのボタン
がオンとなる。
その後スタートボタンが押されると、トリムのパケット
はジョブハンドリング951からSYSインターフェー
ス956を介して5YS947に通知され、ジョブが実
行される。
コピーが実行されると、5YS947からマシン監視9
53にマシンステータスおよびジョブ情報が通知される
。ジョブハンドリング951は、マシン監視953から
ジョブ情報を得て、表示情報を作成し、表示954に通
知する。これにより「コピーしています」等のメツセー
ジや、メイドカウントを表示することができる。
If−9その の 面 UIでは、常時コピーの実行状態を監視することにより
、ジャムが発生した場合には、そのジャムに応じた画面
を表示する。また、機能設定では、現在表示されている
画面に対するインフォメーシーン画面を有し、適宜表示
が可能な状態におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
I1m(8ビクセル)、萬さ6m1(16ピクセル)の
タイル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25
タイルである。ビットマツプエリアは縦151ピクセル
、横216ビクセルで表示される。
以上のように本複写機のUlでは、ベーシックコピー 
アゾイドフィーチャー 編集等の各パスウェイに類別し
て表示画面を切り換えるようにし、それぞれのモードで
機能選択や実行条件の設定等のメニューを表示すると共
に、ソフトボタンをタッチすることにより選択肢を指定
したり実行条件データを入力できるようにしている。ま
た、メニューの選択肢によってはその詳細項目をポツプ
アップ表示(重ね表示やウィンドウ表示)して表示内容
の拡充を図っている。その結果、選択可能な機能や設定
条件が多くても、表示画面をスッキリさせることができ
、操作性を向上させることができる。
U−10)ボタン エ 本複写機においては、ボタンにはソフトボタンとハード
ボタンが設けられていることはこれまで述べてきた。こ
の項では、それぞれのボタンの性質、機能について説明
する。
(A)バードボタン バードボタンはハードコントロールパネルに配置されて
いるボタンであり、テンキー アスタリスク、クリア、
スタート、ストップ、割り込み、オールクリア、オーデ
イトロン、インフォメーションオン、インフォメーショ
ンオフ、言語の各ボタンが取り付けられている。
これらのボタンは、常時押下できる状態になされる必要
があるために、コピーモードを設定するためのソフトボ
タンとは別にハードボタンとして配置されているもので
ある。
以下に各ボタンの機能を説明する。
テンキーボタンは、0〜9の数字からなり、コピー枚数
の設定、ダイアグモードにおけるコード入力やデータ入
力、ツール使用時の暗証番号の入力に用いるものであり
、ジョブの発生中やジョブ中断中は無効となる。
アスタリスク「*」ボタンは、ツールパスウェイにおい
て機能を選択する際の暗唱番号またはパスワードの入力
に使用されるボタンである。しかし、キーオペレータと
カスタムエンジニアとでは入力の方法が異なっており、
これによりキーオペレータの使用できる機能が限定され
ている。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるも2のである。このボタンはトグルボ
タン、即ち1回目でオンとなり、もう1回押下するとオ
フとなるようにしてもよいが、ユーザに分かりやすくす
るためにオンボタンとオフボタンとを設けているもので
ある。
言語ボタンは、表示画面の言語を切り換えるときに操作
するものである。したがって、各表示画面毎に複数言語
、例えば日本語と英語のデータを持ち、任意に選択でき
るようにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。全てのハ
ードボタンに対してランプを取り付けてもよいが、画面
を見ればどのボタンが押下されているかが分かるものに
ついては敢えてランプを敢り付ける必要はなく、従って
、上記のハードボタンの内では、割り込みボタンにだけ
取り付ければよい。
(B)ソフトボタン ソフトボタンは第32図(a)に示すように、カラーC
RTモニタ980の前面にタッチボード981を配置し
て構成されている。カラーCRTモニタ980の所定の
箇所には、矩形、三角形等の種々の形状のボタンのパタ
ーンが表示される。タッチボード981は、例えば第3
2図(b)に示すように、その上側および左側には赤外
線を発光する発光ダイオード982が配置され、対向す
る下側および右側には赤外線センサ983が配置された
構成とされている。従って、ユーザがボタンに触れよう
として赤外線を遮ると、遮られた箇所の赤外線センサ出
力は小さくなり、当該赤外線センサの位置から選択され
たボタンの座標を知ることができる。これらの処理は上
述したように第18図のCPU534が行う。
(C)ソフトボタンの形状およびサイズこれまでの図に
見られるように、ソフトボタンには種々の形状があり、
同じ形状でも表示される画面によってサイズは様々であ
る。これは当該ボタンが機能選択のためのものか、スク
ロールのためのものか、というボタンの性格、あるいは
ポツプアップ内にどれだけのボタンを配置しなければな
らないか、ということにより決定されるものである。
第34図にボタンの形状とそのサイズの例を示す。なお
、図中の数値の単位はタイル数である。
第34図(a>、(b)は選択ボタンとして一般的に使
用されるボタンであり、第34図(a)は通常、各バス
ウェイでの機能選択用として使用され、同図(b)は、
例えば、第20図(h)の色選択のためのボタンのよう
に狭い範囲に表示されるポツプアップや、全面ポツプア
ップの場合であっても、例えば第22図(b)のように
、ビットマツプエリアの他にも多くのボタンが配置され
る場合に使用される。従って、第34図(C)に示され
るような、選択されるとアイコンが表示されるボタンも
同じサイズとされる。
第34図(d)、(e)、(f)はバスウェイタブのボ
タンであり、第34図(d)は、例えば第20図(a)
のベーシックフィーチャーバスウェイのように画面に呼
び出されているパスウェイのタブとして使用され、同図
(e)は第20図(a)のツールバスウェイのタブのよ
うに呼び出されていないパスウェイのタブとして使用さ
れ、同図(f)は第20図(a)の各編集バスウェイの
ように、基本コピーバスウェイが表示されている画面上
に表示される編集バスウェイのタブとして使用される。
第34図(g)はポツプアップマークとして使用される
第34図(h)、(i)はそれぞれ数値パラメータのア
ップ/ダウン、領域修正の際のスクロール等に使用され
るパターンであり、他のボタンの配置等との関係で同図
(h)のパターンが使用されたり、同図(i)のパター
ンが使用されたりする。
第34図(j)、  (k)、  (1)、  (m)
は−膜内なオン/オフボタンとして使用されるパターン
で、同図(j)、  (k)は、例えば第21図(b)
の登録色、濃度パターン等のボタンに使用され、同図(
1)は、例えば、第20図(j)のシャープネスの段階
の設定等に使用され、同図(m)は、例えば、第23図
(g)のカラーセンシティビティボタンのようにボタン
が隙間なく配置される場合に使用される。
(D)ボタンの動作 ソフトボタンはいくつかの状態を持たねばならない。ソ
フトボタンが押された後は、当該ソフトボタンが押され
ていることをユーザに知らしめるために、押される前と
は表示を異ならせなければならないし、また、上述した
ように、あるモードのソフトボタンが押されたときには
、当該モードと互いに矛盾するモードのボタンは選択不
可能にしなければならないからである。
また、ユーザに余分な情報を与えないように、必要の無
いソフトボタンは表示しないようにすることが望まれる
。例えば、ソータが取り付けられていない場合にはソー
タ選択のソフトボタン(第20図(a)参照)は選択さ
れることはないのであるから、表示する必要がないこと
は明かである。
以上のように、ソフトボタンの状態としては、選択可能
、選択中、選択不可能、不可視の4種類の状態が必要で
あることが分かる。
以下に各状態について説明する。
選択可能状態は、ボタンが浮き出て見え、いかにも、押
せる、という感じを表す必要があるために、ボタンはバ
ックグランドと同じ色とし、更に第35図(a)のよう
にシャドウ(影)985を付している。
選択生状態は、ボタンの色を白くして、いかにも、押さ
れてライトが点灯している、という感じを出している。
なお、当該ボタンに文字やアイコンがある場合には、文
字やアイコンの表示はそのままとし、ボタンの地だけを
白くするのがよい。
文字やアイコンを消去してしまうと当該ボタンがどのよ
うなモードのボタンか分からなくなるからである。
選択不可能状態は、例えば、自動倍率と自動用紙選択の
ように互いに矛盾するモードがある場合に、一方が選択
されたら他方を選択できないようにするためのものであ
って、ボタンの地は選択可能状態の場合と同様に、バッ
クグランドと同じ色とするが、第35図(b)に示すよ
うに、シャドウは付さないようにする。このこきで、い
かにも、バックグランドに押し込まれていて押せない、
という感じを出すことができる。
従来のコンソールパネルのUlでは、全てのボタンが常
に選択可能状態となされているために、ユーザが誤って
互いに矛盾するモードを選択してしまうことがあり、そ
の場合には警告メツセージを表示していたが、上記のよ
うに矛盾するモードの一方が選択されたときに他方のモ
ードを選択不可能状態とすると、ユーザも敢えて選択す
ることはなく、従来のようにいちいち表示される警告メ
ツセージを確認する煩わしさが解消されることになる。
しかしながら、ユーザが誤って選択不可能状態のソフト
ボタンを押すことは考えられるがら、そのときには、当
該ボタンは選択不可能である旨の警告メツセージを表示
するようにする。
なお、互いに矛盾するモードの一方のボタンが押された
ときに、他方のモードのボタンを消去してしまうことも
考えられ、このようにすると絶対に矛盾するモードは設
定されないから警告メツセージを表示することはなくな
るが、ボタンを消去してしまうと当該機能が備えられて
いるのが、いないのかが分からなくなるので、望ましく
ないものである。
不可視状態は、ボタンが表示されない状態である。例え
ば、ソータが取り付けられていない場合にはソータの選
択が行われることはなく、従って、ソータ選択のボタン
を表示する必要はない。それに対して、常にソータボタ
ンを表示しておくとユーザは誤って押してしまうことも
考えられ、その都度何等かのメツセージを表示しなけれ
ばならなくなる。このような煩わしさを解消するために
必要ないボタンは不可視状態とするのである。
この状態は、また、ジョブプログラムボタンについても
適用される。即ち、ジョブプログラムはメモリカードが
挿入されてはじめて有効になる機能であるから、メモリ
カードが挿入されていない場合には表示する必要はなく
、不可視状態になされる。
なお、ボタンが不可視状態になされるか否かは、マシン
により自動的に判断される。ソータが取り付けられてい
るか否か、メモリカードが挿入されているか否かはマシ
ンが認識できるので、それにより自動的に行えるのであ
る。
以上は各ボタンに与えられる状態の説明であるが、ソフ
トボタンは、互いのモードとの関係、あるいはソフトボ
タンの機能等に応じていくつかの種類に区別される。以
下にそれを説明する。
まず、機能選択のためのボタンに多肢選択式ボタンとい
うのがある。これは、あるボタンを押したときに当該ボ
タンはオンとなり、他のボタンはオフとなる−纏まりの
ボタンであって、例えば、第20図(a)のカラーモー
ド、用紙選択、倍率等の各コラムの選択肢となされてい
るボタンがそれである。つまり、カラーモードのコラム
では、いま3色カラーが選択されて選択中状態にあると
きにフルカラーのボタンを押すと、フルカラーボタンが
オンとなり、3色カラーボタンはオフとなされる。二つ
のカラーモードを同時に設定することはできないからで
ある。従って、多肢選択式ボタンは常にどれか一つは選
択中の状態になされる。
この多肢選択式ボタンには多くの場合ディフォルトの状
態が設定され、ハードコントロールパネルのオールクリ
アボタンが押されたときにはディフォルト状態に設定さ
れる。また、多肢選択式ボタンの内、ポツプアップマー
クが付いたボタンが押された場合には、ポツプアップが
開くことはいうまでもない。
機能選択のためのボタンの中には、多肢選択式に対して
選択肢が一つしかない独立選択ボタンがある。この独立
選択ボタンとしては、例えば、ジョブプログラムボタン
、第22図(a)に示すビジネス編集バスウェイに設け
られている各機能のボタン等があり、これらの独立選択
ボタンは、押されるとオンとなり、そして多くの場合ポ
ツプアップが開かれる。そのポツプアップでパラメータ
を設定し、セーブ/クローズボタンを押してポツプアッ
プを閉じると、設定された状態に保持される。
オン状態にある独立選択ボタンをオフにするためには、
ポツプアップでキャンセルボタンを押せばよい。
独立選択ボタンの動作を例をあげて説明すると次のよう
である。いま、第22図(a)で原稿の黒色の部分を所
望の色に変換しようとして黒→色変換ボタンを押したと
すると、第22図(b)と同様なポツプアップが開く。
当該ポツプアップ画面において黒→色変換機能のパラメ
ータとして、黒→色変換を行う領域と変換する色、およ
びその1度パターンを設定しなければならないが、ポツ
プアップが開かれた時点ではどの色ボタンも、どの濃度
パターンのボタンもオンになっていない。っまり、ディ
フォルト状態が設定されていない。これは、黒→色変換
という機能は、原稿中の黒色を、標準8色および登録8
色の計16色の中から所望の色に変換できる機能であり
、どの色に変換するかはその時々で異なり、予め設定し
ておくことは適当でないからである。当該ポツプアップ
で、例えば登録色である赤のボタンを押すと当該ボタン
は選択中の状態になり、更に、セーブ/クローズボタン
を押すとポツプアップは閉じ、第22図(a)の画面に
戻る。このとき、黒→色変換ボタンは白く表示され、オ
フ状態、つまり選択中状態きなる。
この状態で黒→色変換機能をオフにする場合には、もう
−度当該ボタンを押してポツプアップを開く。
このとき、ポツプアップにおいては、第20図(h)に
示すと同様に赤ボタンには絵具チューブのアイコンが表
示されており、オン状態になっている。
そこでキャンセルボタンを押すとポツプアップは閉じて
第22図(a)の画面に戻るが、このとき、黒→色変換
ボタンはオフ状態、つまり、選択可能状態となされてい
る。
以上が独立選択ボタンであるが、この独立選択ボタンに
はポツプアップが開かないものもある。
例えば、第23図(a)に示すクリエイティブ編集の鏡
像(ミラーイメージ)のボタンがそれである。
つまり、鏡像は、原稿の副走査方向の中心を軸としてイ
メージを反転させ、・ちょうど原稿を裏側から見たイメ
ージを形成する機能であるから、設定すべきパラメータ
がなく、従ってポツプアップを開く必要はないのである
このようなポツプアップが開かない独立選択ボタンをオ
フにするには、二つの方法が考えられる。
一つは当該ボタンをトグルボタンとして、押される毎に
オン/オフを繰り返すようにすることであり、もう一つ
はキャンセフレボタンを使用することである。
どちらの方法を採用するかは任意であるが、本Ulでは
後者を採用している。その理由は次のようである。まず
、ポツプアップが開くようになされた独立選択ボタンを
トグルボタンにするのは適当ではないということがあげ
られる。つまり、ボツブアップでパラメータを設定する
という行為はユーザが意図的に行うものであるから、そ
のパラメータを容易に解除できないようにしておく必要
があり、従って、上述したようにキャンセルボタンを設
けるのである。それに対して、このようなボタンをトグ
ルボタンにすると、誤ってもう1回押した場合にも当該
機能および設定されたパラメータは解除されることにな
り、望ましくないことは明かであろう。次に、操作方法
の統一ということがあげられる。同じ独立選択ボタンで
もポツプアップが開く場合と開かない場合とで、オフに
する操作方法が異なるのではユーザを混乱させるばかり
で使い勝手の悪いものになってしまうからである。以上
の理由により、ポツプアップが開かない独立選択ボタン
に対してもオフにする場合にはキャンセルボタンを使用
することとしたのである。
スクロールボタンは、第34図(h)、(i)に示すよ
うに、アップ用のボタンとダウン用のボタンが対になっ
ており、アップ用のボタンを押すとオン状態になって数
値が増加し、離すとオフとなり選択可能状態に戻る。ダ
ウン用のボタンについても同様で、押すとオン状態とな
って数値が減少し、離すとオフ状態になる。
スクロールボタンは、また、エディツトパッドで設定し
た領域、ポイントのサイズ、位置の修正、削除にも使用
される。いま、第36図(a)のようにビットマツプエ
リアにA、  B、  Cの3個の領域が表示されてい
るとする。最初の状態では例えば、最も左側で、且つ最
も上側の領域、第36図(a)の場合Aで示す領域、が
白黒反転表示されている。
そこで、一方のスクロールボタン985を1回押す毎に
、図のB、  Cの領域が次々に白黒反転表示されるよ
うになされる。移動する順序は領域の登録順、あるいは
、領域の位置の順、例えば左側から右側へ、上から下へ
、という順序とすることができる。そして、例えば、領
域Cを白黒反転表示させた状態でエリア/ポイントキャ
ンセルボタンを押せば、領域Cを削除することができる
のである。もう一方のスクロールボタン986を押すと
逆方向にスクロールさせることができる。また、領域ま
たはポイントを指定する場合には、スクロールボタンが
押され続けたとき、領域/ポイントの移動は停止するこ
となく所定の順序で繰り返すようにするとよい。
このようにスクロールボタンの機能としては2通りあり
、それ、ぞれ動作が異なるようになされる。
数値設定の場合には、どちらか一方のボタンを押してい
る間数値が変化し、上限値または下限値に達すると数値
の変化は停止される。このとき当該ボタンはシャドーが
消えて選択不可能状態になされる。なお、スクロールボ
タンが押されている間のボタンの表示としては通常の選
択中の状態としてもよいが、第36図(b)の987で
示すようにシャドーの幅を選択可能状態(同図の988
)のときの半分にしてもよいものである。
また、スクロールボタンが押され続けた場合の数値変化
の速度は、常に一定の時間毎に変化させるようにしても
よいが、例えば、最初の押下でまず1ステップ変化し、
その後、250 m5ec後に1ステップ変化し、次に
は240 m5ec後、230m5ec後、22011
sec後、・・・・・・にそれぞれ1ステツプずつ変化
させ、最終的には例えば4 Q m5ec毎に1ステツ
プずつ変化させるというように、次第に変化速度を速く
していくようにしてもよいものである。
これまでは、単に、押されるとオンとなり、離されると
オフになるとして説明してきたが、以下に、具体的にど
のような場合にオンとなり、どのような場合にオフとな
るか、その条件について説明する。
ソフトボタンの領域内で赤外線が遮られた場合には、当
該ボタンはオンとなり、選択可能状態から選択中吠態に
遷移し、そのまま離せば選択中の状態を保つようになさ
れると共にモードのチエツク、確定が行われる。つまり
、赤外線が遮られるとボタンはオンとなるが、この時点
ではまだモードは確定されず、離されたときにはじめて
モードがチエツクされ、何の矛盾も無ければ確定される
のである。スタートボタンが押されたときにモードを確
定することも考えられるが、ユーザにとっては、何等か
のアクシロンを起こしたときすぐに正しい操作をしたの
か、誤ったのか分かった方がよいのでこのように規定し
たのである。
ユーザは、ボタンを押すときに第36図(C)の矢印A
で示すように、ボタン領域の外から領域内に指を移動さ
せる場合がある。この場合には図の989で示すボタン
の境界を横切ったときにオンとなされる。また、ユーザ
が同図の矢印Bで示すように指を移動させた場合には、
99oで示すボタンの境界を横切ったときに、ボタンか
ら離れたと判断される。
更ニ、第36図(d)に示すように、ボタンが短い時間
に次々に押される場合がある。本UIのようにタッチボ
ードを使用した場合には、コンソールパネルのボタンの
ように実際のボタンが存在する訳ではなく、従って、タ
ッチボードの表面には突起物もなく、滑らかになってい
るので、指が滑って第36図(d)に示すように短時間
の間に複数のボタンが押されることがあるのである。図
は、まずP点で赤外線を遮り、それからQ点まで赤外線
を遮り続け、Q点で離した場合を示す。この場合、ボタ
ン991は、指がその境界993を横切ったときにオン
となるが、ボタン992をオンとするか、しないかは、
指の移動が素早く行われたか、遅く行われたかで判断す
るとよい。ユーザが指をゆっくり移動させた場合には、
991のボタンだけでなく992のボタンをもオンさせ
ようとしていると判断することができ、素早く移動させ
た場合にはボタン992をオンさせる意志は無いものと
判断することができるからである。
具体的には、所定の時間Tを定めて、ボタン991がオ
ンとなってから、1時間未満に995で示すボタン99
2の境界を越えた場合には、ボタン992はオンとせず
にボタン991だけをオンとする。従ってこの場合には
、ボタン99L992が多肢選択ボタン、独立選択ボタ
ンの別によらずボタン991だけがオンとなる。また、
ボタン991がオンとなってから、ボタン992の境界
995を横切るまでに1時間以上経過している場合には
、ボタン992をオンとする。従ってこの場合には、ボ
タン99L992が多肢選択ボタンであればボタン99
1はオフとなってボタン992だけがオンとなり、独立
選択ボタンの場合にはボタン991とボタン992が共
にオンとなる。なお、所定時間Tをどれだけにするかは
任意であるが、例えば125 m5ec程度とすればよ
い。
以上のように規定するのはフラッシングを防止するため
である。即ち、ボタンが押されたときに常にオン状態に
する之すると、多肢選択ボタンが短時間の内に連続して
押されたときにはフラッシングを生じ、非常に見に(く
なる。これは特に第23図(g)のカラーセンシティビ
ティのようにボタンが隙間なく配置されている場合に顕
著である。
これに対して、上述したような条件の基にボタンをオン
/オフさせれば、フラッシングを生じることはなく、ま
た生じたとしてもその周期は比較的長くなるので、見に
(さを防止することができるのである。
以上がボタンのオン/オフ、モード確定の一般的な条件
であるが、スクロールボタンについては異なっており、
押されるとオンとなるのは同様であるが、このときスク
ロールボタンが押されたことが確定されて数値または領
域、ポイントのスクロールが開始され、離されるとオフ
になり、スクロール動作は停止される。スクロールはス
クロールボタンが押されている間にだけ行われねばなら
ないから、これは当然である。
(E)コントロール用ボタン これまで−船釣なボタンの形状、動作、および機能設定
用ボタンの種類等について説明してきたが、この項では
、特に、セーブ/クローズ、キャンセル等の操作をコン
トロールするボタンについて述べる。
パスウェイボタンはパスウェイを切り換えるためのボタ
ンであって、例えば、第20図(a)のベーシックフィ
ーチャーパスウェイが表示されている画面でマーカー編
集パスウェイのボタンを押すと、第21図(a)の画面
に切り換わり、これでパスウェイの切り換えを行うこと
ができる。但し、基本コピーパスウェイの画面において
は、各編集パスウェイのボタンが表示されているので、
所望の時に所望の編集パスウェイに移行できるが、例え
ば、マーカー編集パスウェイからビジネス編集パスウェ
イに移行したい場合には、第21図(a)の画面でキャ
ンセルボタンを押して−Hマーカー編集からベーシック
フィーチャーパスウェイに戻り、第20図(a)の画面
でビジネス編集パスウェイのボタンを押さなければなら
ない。
セーブ/クローズボタンは、各編集パスウェイおよびポ
ツプアップに設けられているボタンで、当該ボタンが押
されると、設定したモードあるいはパラメータがセーブ
され、ポツプアップの場合にはポツプアップが閉じて、
基本的にはポツプアップが開かれる前の画面に戻る。ポ
ツプアップで必要な全てのパラメータが設定されず、不
完全な状態のままセーブ/クローズボタンを押してポツ
プアップを閉じようとしてもセーブ/クローズボタンは
機能せず、警告のメツセージが表示される。
例えば、第21図(a)で色付けを選択すると、第21
図(b)のポツプアップが開くが、色、および濃度パタ
ーンにはディフォルトが設定されていない。色および濃
度パターンの種類は任意に設定されるべきだからである
。従って、この画面で色と濃度パターンを選択しなけれ
ばならないのであるが、色だけを選択してセーブ/クロ
ーズボタンを押すと、このポツプアップは閉じずに例え
ば、 「濃度ハターンを選択して下さいj等のメツセー
ジが表示される。
また、セーブ/クローズボタンは、上記のように機能し
ない場合であっても常にシャドーが付けられている。シ
ャドーが付いていないとユーザはどのようにしてポツプ
アップを閉じていいのか分からなくなるからである。
なお、全てのパラメータが設定されれば、セーブ/クロ
ーズボタンを押してポツプアップを閉じることなくスタ
ートボタンが有効に機能し、コピーを行うことができる
ようになされている。
キャンセルボタンは、各編集パスウェイおよびポツプア
ップに設けられており、当該ボタンが押されると、編集
パスウェイおよびポツプアップは閉じると共に、設定さ
れた全てのモード、パラメータは無効になる。
キャンセルボタンが押されると、その前の画面に戻るが
、そのときどのような状態になるかは多肢選択ボタンと
独立選択ボタンとで異なっている。
多肢選択ボタンでポツプアップを開き、キャンセルボタ
ンを押した場合には、基本的には直前の状態に戻るが、
直前の状態がキャンセルされて無い場合にはディフォル
トに戻る。具体的には次のようである。例えば、いま、
第36図(e)のように自動倍率が選択されているとき
に、バリアプルボタンを押し、ポツプアップでキャンセ
ルボタンを押すと、ポツプアップが閉じると共に、バリ
アプルが選択される直前のモードである自動倍率が自動
的に選択される。しかし、同図(f)のように現在バリ
アプルが選択されているときに、再度バリアプルボタン
を押してポツプアップを開き、そこでキャンセルボタン
を押した場合には、戻るべき直前のモードであるバリア
プルモードはキャンセルされているから、この場合には
ディフォルトである100%が選択されるのである。
次に独立選択ボタンでポツプアップを開き、そこでキャ
ンセルボタンを押した場合には、当該機能が無効になる
と共に、ポツプアップが閉じて元の画面に戻る。例えば
、第36図(g)に示す住うに、カラーコレクションボ
タンを選択して何等かの色微調整を行っているとき、即
ち、カラーコレクシロンボタンがオン状態になっている
ときに、再度カラーコレクションボタンを押すと第24
図(C)のポツプアップが開くが、ここでキャンセルボ
タンを押すと、いままで行っていたコレクシヨンのパラ
メータは無効となり、ポツプアップが閉じて第24図(
b)の画面に戻る。このとき、カラーコレクションボタ
ンは第36図(g)のようにオフとなされる。
以上のような状態遷移としたのは、キャンセルボタンが
押されたときに常に直前の状態に戻るようになされてい
れば望ましいが、そのためには直前の状態を全てメモリ
にセーブしておかなければならず、膨大なメモリ容量を
必要とするので、最小限必要な基本的な状態だけをセー
ブするようにしたためである。
なお、キャンセルボタンは常時選択可能となされる必要
があるので、常にシャドーが付けられて選択可能状態に
なされている。
リセットボタンはポツプアップ内のパラメータを全てパ
ワーオンのときの状態にするためのボタンであり、部分
的なキャンセルボタンということができる。例えば、第
24図(C)のカラーコレクシロンのポツプアップにお
いて、パワーオンの状態でシアンが10、マゼンタが1
0、イエローが50であり、スクロールボタンによりマ
ゼンタを30に変更したが、再度微調整を始めからやり
直したい場合にはリセットボタンを押すと設定値は全て
パワーオン直後の状態、即ち、シアン10、マゼンタ1
0、イエロー50となるので、再度設定し直すことがで
きるのである。勿論、スクロールボタンで所望の値にす
ることは可能であるが、時間がかかるし、キャンセルボ
タンを押すとカラーコレクシロンの機能自体が無効とな
るので、リセットボタンを設け、容易にパラメータをは
じめから調整し直せるようにしているのである。
エンターボタンは、エディツトパッドで設定した領域と
、当該領域に設定する編集機能を確定するためのボタン
である。いま、第22図(b)のカラーメツシュのポツ
プアップで二つの領域A、  Bにそれぞれ異なる色で
濃度パターンを掛ける場合を考える。このとき、領域と
パラメータである色の設定の順序は何等規定されていな
いので、領域A、  Bを設定してから色を指定すると
、領域A。
Bには同じ色が設定されてしまうことになる。このよう
なことを回避するために設けられているのが、エンター
ボタンであり、まず、領域Aを設定して色CIを指定し
、そこでエンターボタンを押すと、領域Aと色CIの組
合せが確定され、その後領域Bが設定され、色C2が指
定されても領域Aに対する色は変わらず、CIを保持す
るのである。もし、領域Aに対する色を変えたければ、
その前の画面である第22図(a)に戻ってコレクショ
ン機能を使用することになる。
エンターボタンで確定されるのは直前のパラメータ値で
あるから、エンターボタンを押すまでは任意にパラメー
タを変えることができる。上記の例でいえば、領域Aに
対して最初は色C1を指定したが、次に色C2を選択し
てエンターボタンを押すと、領域Aに対する色としては
C2が確定されるのである。
また、エンターボタンが押されるまではエリアキャンセ
ルボタンにより設定した領域を削除することができるが
、−旦工ンターボタンで確定された領域を削除するには
コレクションボタンでポツプアップを開き、そこでエリ
アキャンセルを選択することになる。
領域、およびパラメータが設定されていないときはエン
ターボタンは押せる状態にないので、このときエンター
ボタンはシャドーが消えて選択不可能状態になされてい
る。
なお、以上は領域についての説明であるが、エンターボ
タンは領域だけでなく、ポイントに対しても同様に機能
するものである。但し、ロゴ挿入のように1点しか1旨
定する必要のない場合には、セーブ/クローズボタンを
押せば確定されるので、エンターボタンは設けられてい
ない。
エリアキャンセルボタンは設定された領域を削除するも
ので、コレクシロンモードにおいては、スクロールボタ
ンで領域を指定してエリアキャンセルボタンを押すと、
当該領域の矩形はビットマツプエリア上から消去される
。また、領域を設定しようとして1点だけ指定した時点
でエリアキャンセルボタンを押すと当該指示点を削除す
ることができる。これはポイントキャンセルについても
同様である。
領域またはポイントが設定されていない場合、およびエ
ンターボタンが押された直後は、キャンセルできる領域
またはポイントはないので、このときにはエリア/ポイ
ントキャンセルボタンはシャドーが消えて選択不可能状
態となされる。
アトファンクションボタンは、クリエイティブ編集にだ
け設けられているボタンで、領域に設定すべき編集機能
を追加する場合に使用される。当該ボタンが押されると
、ポツプアップが開いて編集機能のメニューが表示され
るので、そこで追加したい所望の編集機能を選択し、セ
ーブ/クローズボタンを押せばよい。これで所望の編集
機能を追加することができる。
ファンクシロンクリアボタンは、第23図(n)に示す
ように、クリエイティブ編集のコレクシロンのポツプア
ップに設けられているボタンで、領域を指定して、ファ
ンクションクリアボタンを押すと、当該領域に設定され
ている編集機能を示すポツプアップが表示されるので、
無効にしたい機能を選択することにより当該機能を無効
にすることができる。
エリア/ポイントコレフシ日ンボタンは、ファンクショ
ンクリアボタンと同様に、第23図(n)に示すクリエ
イティブ編集のコレクシロンのポツプアップに設けられ
ているボタンで、当該ボタンを押すと第23図(0)に
示すポツプアップが開いて、スクロールボタンにより領
域の位置、そのサイズおよびポイントの位置を微調整す
ることができる。
■−11ポツプアップ 本複写機は多くの機能を有するカラーコピアであり、し
かも、上述したように操作性を改善するために目的指向
の操作性とし、更にユーザには必要なときに必要なだけ
の情報を与え、余分な情報は与えないようにしている。
従って、ある機能が選択された場合、当該機能に必要な
パラメータ等の詳細な項目は別の画面で設定することに
なるが、その際、完全に画面が切り換わってしまうので
はユーザに戸惑いを与えることになるので、画面を切り
換える際には、現在表示されている画面の延長上にある
ことをユーザに理解させ、心理的な安心感を与えるよう
にしる必要がある。そこで使用されるのがポツプアップ
表示であり、表示中の画面上の一部、あるいは全部を所
定のクローズアップされたウィンドウで上書きするよう
にする。これにより画面サイズが小さい場合でも画面を
広く使用できるものである。
(A)−船釣なポツプアップ 以下、−船釣なポツプアップの動作について説明するが
、まずポツプアップが開く場合の動作は次のようである
これまで述べてきたように、ポツプアップは、「Δ」印
のポツプアップマークが付されたボタンを押すことで開
くことができるが、より具体的には、ソフトボタンの動
作を統一したものとするために、ソフトボタンの領域か
ら指が離されたときに開いて表示されるようになされて
いる。
例をあげれば次のようである。いま、例えば、第20図
(g)のコピークォリティバスウェイの画面において、
ある色を減色させるためにカラーサブレッジコンボタン
を押したとする。すると、当該ボタンはオン、即ち選択
中杖態となり、指が当該ボタンから離れると、第20図
(h)の画面に遷移し、カラーサブレッジ日ンのポツプ
アップPが表示される。
このとき、ポツプアップPにはシャドーQが付され、ポ
ツプアップPが浮き上がっている感じに表示される。ま
た、ポツプアップPの地は当該バスウェイの地の色と同
じ色で表示される。このことにより、ユーザに安心感を
与えると共に、見やすい画面とすることができるもので
ある。
なお、他の図面ではポツプアップのシャドーを省略して
いる。
また、ポツプアップは、ポツプアップが開かれる前のボ
タンの位置に上書きされ、そのサイズはポツプアップの
内容、ポツプアップ内に設けられるボタンの数等を勘案
して決定される。従って、第20図(h)のようにバス
ウェイの一部に上書きされるものもあれば、第23図(
b)等のように全面に上書きされる場合もある。
なお、ポツプアップの表示方法として、第37図に示す
ように、ボタン996がズーミングしながら次第に大き
くなってポツプアップ997となるようにすることもで
きる。これによれば、ボタンが次第に拡大されて、隠さ
れている情報が現れてくる様子を表現できるので、いか
にもポツプアップしているという感じを出すことができ
、ユーザの関心を集中させることができる。しかし、こ
の表示方式を採用するためには、高画質のCRTデイス
プレィを使用しなければならず、また、ビットマツプ表
示方式を採用している場合には容易に行えるが、本Ul
のようにタイル表示方式を採用している場合にはズーミ
ングがぎこちなくなり、ソフトウェアの作成という点で
も困難を伴うものであるから、本UIでは採用していな
い。
ポツプアップが表示されているとき、ポツプアップの領
域外にボタンが表示される場合がある。
例えば、第20図(h)においては、コピー濃度および
コピーコントラストのボタンが表示されている。このと
き、ユーザは誤操作または意図的にこれらのボタンを押
す可能性があり、その場合にどのような動作を行わせる
かは予め規定して招かねばならない。なぜなら、ユーザ
は必ずしも正しい手順で操作を行うとは限らず、ボタン
が見えている以上それらのボタンを押す可能性があるか
らである。そこで、ポツプアップ領域外のボタンは原則
的に有効としている。これはポツプアップが開いている
場合でも他の機能が設定できるようにするためである。
例えば、いま、第20図(a)の画面でカラーモードが
白黒になっているときに倍率のバリアプルボタンを押し
、第20図(b)のポツプアップにおいて50%を選択
したとする。そこでカラーモードが白黒であることに気
付き、フルカラーに直したいという場合には第20図(
b)の画面のままでフルカラーボタンを押せば有効にな
るのである。これにより、いちいちポツプアップを閉じ
て元の画面に戻るという手間を省くことができるもので
ある。
但し、第20図(h)のコピー濃度のマニュアルのよう
にポツプアップが開くボタンは無効となされる。当該ボ
タンが押されると、−旦はオン状態となるがボタンが離
されるとオフ状態、即ち選択可能状態に戻る。また、こ
のとき所定の警告音が発せられると共に、例えば、 「
ポツプアップを閉じてから選択して下さい」等のメツセ
ージが表示される。また、第20図(b)の用紙サイズ
のコラムのボタンのように、その一部がポツプアップに
より上書きされているボタンは、シャドーは付されたま
まの選択可能状態で表示されるが、使用できないボタン
となされる。従って、当該ボタンが押下されると所定の
警告音が発せられると共に、所定の警告メツセージが表
示される。勿論、第20図(b)の画面において、ポツ
プアップのサイズを適当に設定すれば用紙サイズのコラ
ムのボタンを全て隠すことができ、従って上記のような
規定を設ける必要もなくなるが、ポツプアップのサイズ
とボタンの数のバランス等見栄えの問題もあり、また、
ボタンの一部を表示することによって当該ポツプアップ
が元の画面の延長上にあることを示すことができるため
にこのようになされているのである。
次に、ポツプアップが開いているときにパスウェイボタ
ンが押された場合を考える。例えば、第20図(h)は
コピークォリティバスウェイ上でカラーサプレッション
のポツプアップが開いている状態を示す図であるが、こ
のとき他のパスウェイのパスウェイボタンも表示されて
いるので、ユーザは押してしまう可能性がある。しかし
、パスウェイが変わるということは全く異なるカテゴリ
ーに入ることを意味し、ポツプアップが開かれている中
途半端な状態で異なるパスウェイに遷移することは望ま
しくないので、当該パスウェイでのジ日ブが完全に終了
してからでないと他のパスウェイに遷移できないように
なされている。従って、ポツプアップが表示されている
場合にはパスウェイボタンは無効となされる。
次にポツプアップの閉じ方についてであるが、ポツプア
ップは、ポツプアップ内のセーブ/クローズボタンまた
はキャンセルボタン、ハードコントロールパネルのオー
ルクリアボタンが押された場合に閉じるようになされる
但し、ジョブプログラムボタンで開くポツプアップは例
外であり、メモリカードがカードリーダーから抜き取ら
れてもポツプアップは閉じるようになされる。つまり、
ジョブプログラムはメモリカードから所望のジピブを読
み出してコピーを行う機能であるから、メモリカードが
抜き取られた場合に当該ポツプアップを開いた状態にし
ておくことは全く意味の無いことだからである。
同様の理由により、当該ボタンは、通常は選択不可能状
態になされ、メモリカードがカードリーダーに挿入され
てはじめて選択可能状態になされる。つまり、メモリカ
ードが挿入されると当該ボタンは選択可能状態となされ
、押下されるとポツプアップが開いて、メモリカードに
格納されているジョブの中から所望のジョブを選択した
り、現在実行しているジョブをメモリカードに登録した
りすることができる。そして、当該ポツプアップはセー
ブ/クローズを押せば閉じることができるが、また、ポ
ツプアップが開いた状態でメモリカードを抜いてもポツ
プアップは閉じるようになされるのである。
セーブ/クローズボタンで閉じた場合にはポツプアップ
上で設定したパラメータは全て有効に登録され、キャン
セルボタンで閉じた場合にはポツプアップ上で設定した
パラメータは全て無効となる。また、オールクリアボタ
ンで閉じた場合には当該ポツプアップで設定したパラメ
ータに限らず、登録されている全てのパラメータが無効
となり、マシンは初期状態になされる。
そして、ポツプアップが閉じると原則的には、ポツプア
ップが開く前の画面に戻るようになされる。例えば、第
23図(a)のクリエイティブ編集の基本画面で色変換
(Color Conversion)を選択するとポ
ツプアップが開いて第23図(g>の画面が表示される
。ここで変換される色を設定するためにrFromJ側
のパレットボタンを押すと、更にポツプアップが開いて
第23図(h)の画面となる。
ここで所望の色を選択してセーブ/クローズボタンを押
すと、当該色が登録されて、その直前の画面である第2
3図(g)に戻り、更に第23図(g)の画面でセーブ
/クローズボタンを押すと色変換機能が登録されて第2
3図(a)の画面に戻る。
このようにポツプアップは階層構造を為しており、次々
に開いていき、開かれた順序とは逆の順序で閉じていく
のである。
しかし、設定すべき項目が数多くあり、従ってポツプア
ップが何層にもなっている場合には、最初の画面に戻る
のにいちいち直前の画面に戻るのでは手間もかかり、ま
た操作の手順を誘導する意味からも、直前の画面に戻る
のではなく、ポツプアップを次々と開いていき、最後の
パラメータの設定が終了したときに最初の画面に戻るよ
うにした方がよい場合がある。つまりポツプアップを循
環させるのである。このようなポツプアップとしてはア
ゾイドフィーチャーパスウェイのフィルムプロジェクタ
のオンボタンで開くポツプアップ、およびクリエイティ
ブ編集に設けられているアトファンクションボタンで開
くポツプアップがある。
フィルムプロジェクタについては次のようである。まず
第38図(a)のアゾイドフィーチャーパスウェイでフ
ィルムプロジェクタのオンボタンを押すとポツプアップ
が開き、同図(b)の画面に遷移する。このポツプアッ
プにはF/Pの操作手順が表示されており、ボタンはキ
ャンセルボタンとキャリプレートボタンが表示されてい
る。ここでキャンセルボタンを押すと同図(a)に戻る
が、キャリプレートボタンを押すとホワイトバランス調
整が行われて自動的に同図(C)の画面に遷移する。
ここでプロジェクタのコラムの35■■ネガを選択する
と、ポツプアップが開いて同図(d)の画面となる。こ
の画面でアザ−(0ther)ボタンを押すと、更にポ
ツプアップが開いて同図(e)の画面となる。
「アザ−」は−船釣なフィルムではなく、従って特別な
調整が必要なので当該ポツプアップが開くのである。こ
こでスキャンボタンを押すと自動的に調整が開始され、
終了すると自動的に同図(d)に戻る。ここでセーブ/
クローズボタンを押すと同図(C)へ、更にセーブ/ク
ローズボタンを押tと同図(a)に戻るようになされて
いる。以上のようにポツプアップが閉じる順序は開く順
序と異なっている。
また、アトファンクションのポツプアップも同様であり
、例えば、第23図(a)でトリムを選択すると同図(
b)の画面になる。そこで必要なパラメータを設定し、
更にカラーバランスを変えようとしてアトファンクショ
ンボタンを押すと、追加機能のメニューがポツプアップ
として表示され、そこで所望のメニューを選択すると当
該機能のポツプアップ画面に換わり、そこで必要なパラ
メータを設定してセーブ/クローズすると第23図(b
)のトリムのポツプアップ画面に戻る。
以上のように、ポツプアップは階層構造になっているか
ら、閉じられると原則的には直前の画面に戻るようにな
されているが、ユーザの操作を誘導するために循環的に
遷移するものもあるのである。
さて、次に、ポツプアップが表示されているときにスタ
ートボタンが押されることが考えられるので、その場合
の動作について規定しておかなければならない。
ポツプアップは閉じられてはじめて当該ポツプアップの
タスクが完了するのであるから、開かれている状態では
完全にはタスクが終了していないことになるが、当該ポ
ツプアップで設定すべきパラメータさえ入力されていれ
ば、コピー実行に必要な条件は整っているから、この場
合にはスタートボタンが有効に機能するようにする。即
ち、ポツプアップが開いている状態でもコピーが実行で
きる条件さえ満たされていれば、スタートボタンは有効
とするのである。
このような規定を設ける理由は次のようである。
もし、全てのモードあるいは機能、パラメータについて
ディフォルト状態が設定されていれば、スタートボタン
は常に有効である。ユーザが設定しないパラメータにつ
いてはディフォルトが設定されるからである。白黒の複
写機であればこのようなことが可能であるが、しかし、
本複写機はカラーコピアであるから色の設定が必要とな
り、しかも色の好みはユーザによってまちまちであり、
原稿の内容によっても色調整は変わってくるから、例え
ば、カラーパレットで青をディフォルトにすることは可
能であるが、ユーザにとっては迷惑この上ないことにな
る。従って、色に関してはディフォルトは設定されてい
ないことが多く、スタートボタンは常に有効ではないの
である。そこで、上記のように、ポツプアップで設定さ
れるべきパラメータが全て入力された場合に限り、スタ
ートボタンが有効になるようにしたのである。
(B)特殊なポツプアップ 以上、ポツプアップマークのついたボタンの押下により
開かれる一般的なポツプアップの動作について述べてき
たが、次に特殊なポツプアップについて説明する。
ポツプアップの中にはある操作が行われたことを条件と
して自動的に開くものがあり、5SI(シングルシート
インサータ)のポツプアップ、ランフレーム、ユーザの
意志を確認するためのアー1−シュア(Are you
 5ure)ポツプアップ、全面/エリアポツプアップ
がこれにあたる。
SSIは優先度が亮い機能で、手差しトレイに用紙が挿
入されると選択されてしまう。しかし、用紙サイズを検
知することはできないのでユーザが用紙サイズを指定し
なければならない。そこで、用紙が挿入されると、第3
9図(a)に示すポツプアップが自動的に表示され、ユ
ーザはここで用紙サイズを指定することができるように
なされている。そして、コピーがスタートし、手差しト
レイから用紙がフィードされるとこのポツプア・ツブは
自動的に閉じられる。従って、第39図(a)から明ら
かなように、SSIポツプアップにはセーブ/クローズ
ボタンおよびキャンセルボタンは設けられていない。な
ぜなら、SSIは上述したように、用紙が挿入されると
必ず選択され、用紙がフィードされるとポツプアップを
開いている意味が無くなるからである。
但し、他のポツプアップが表示されている場合にはSS
Iのポツプアップは開くことができない。
なぜなら、上述したように現在量いているポツプアップ
が優先されるからである。また、用紙選択はベーシック
フィーチャーパスウェイだけに設けられているモードで
あり、他のパスウェイには無いモードであるから、当該
ポツプアップはベーシックフィーチャーパスウェイ以外
のパスウェイ上においては開くことができない。従って
、これらのSSIポツプアップが開けない状態でスター
トボタンが押されてもコピーは開始されず、所定のメツ
セージが表示されるようになされる。しかし、次のよう
にすることも可能である。即ち、上記のSSIポツプア
ップが開けない条件でスタートボタンが押された場合に
は、まず後述するランフレームを表示して、その上に第
39図(a)のSSIポツプアップを上書きし、そこで
用紙サイズが指定されたらスタートボタンが有効に機能
するようにするのである。
ランフレームは、スタートボタンが押されてコピーが開
始されると表示される画面であり、ポツプアップが開い
たままスタートされた場合でもランフレームで上書きさ
れる。その例を第39図(b)に示す。ランフレームに
は、現在コピーされているトナー色を示すカラーバス、
コピー設定枚数(Copies 5elected) 
、現在コピー枚数(Copies Hade) 、倍率
が表示され、また図示されてはいないが、ラン伏態で設
定可能なモード、機能のメニューが表示されるようにな
される。これにより、コピー動作中であっても設定可能
なモード、機能が明確に認識できるものである。但し、
このような設定ができるのはコピーが一時停止した場合
に限られる。
そして、コピーが終了すると元の画面に戻る。
アーユーシェアポップアップは、バスウェイ間を移動す
る際に表示される。上述したように各編集ハスウェイは
ベーシックフィーチャーバスウェイとは共存できるが、
互いに排他的である。そして、ある編集バスウェイから
他の編集パスウェイに移動すると、前の編集パスウェイ
で設定されたジUブは無効と為されてしまう。従って、
編集バスウェイ間を移動した場合には、それでいいかど
うかユーザの意志を確認する必要がある。その際に表示
されるのがアーユーシュアポップアップであり、その例
を第39図(C)に示す。例えば、これまでビジネス編
集を行っており、−旦第20図(a)のベーシックフィ
ーチャーに戻って、そこでマーカー編集バスウェイボタ
ンを押したとすると第21図(a)の画面に遷移する。
そこでトリムボタンを押したとすると、このときアー二
一シュアポップアップが開いて、第39図(C)の画面
になる。なお、ビジネス編集からベーシックフィーチャ
ーに戻るときには当該アーユーシュアポツプア、プは表
示されない。ビジネス編集とベーシックフィーチャーは
互いに共存できるからである。それに対してビジネス編
集とマーカー編集は排他的な関係にあるから図のような
ポツプアップを表示してユーザの意志を確認するのであ
る。
第39図(c)で「yeS」を押すと、ビジネス編集で
行ったジPブは全て無効にされると共に、このポツプア
ップは閉じてマーカー編集が行えるようになる。 「n
O」を選択すると、ポツプアップは閉じるが、画面は遷
移せずにマーカー編集バスウェイ(第21図(a))の
状態を保つ。そしてこのとき、マシンにはビジネス編集
のジロブが登録されたままであるので、新たに選択され
たバスウェイ、第39図(C)の場合はマーカー編集、
は選択されない。従って、再度マーカー編集でトリムを
選択してもアー二一シュアポップアップが開くだけであ
り、ビジネス編集に戻るには第21図(a)の画面でキ
ャンセルボタンを押下する必要がある。
全面/エリアポツプアップは、クリエイティブ編集にお
いて、編集機能を選択した場合に自動的に表示されるポ
ツプアップで、当該編集機能を原稿の全面に設定するの
か、指定したエリア内に設定するのかをユーザに選択さ
せるためのものである。つまり、クリエイティブ編集に
おいては、マーカー編集、ビジネス編集と異なって、エ
ディツトパッドで指定した領域に所望の編集機能を設定
できると共に、原稿全面に対しても編集機能が設定でき
るようになされている。従って、クリエイティブ編集で
は編集機能が選択されると、まず当該編集機能を原稿の
全面に対して施すのか、指定した領域のみに施すのかが
選択されねばならない。
そこで、例えば、色変換が選択されたとすると、色変換
のポツプアップが開くと同時に、当該ポツプアップの中
に第39図(d)のように、全面/エリアポツプアップ
が自動的に表示される。ここで全面(Whole)が選
択されると、色変換の対称は原稿全面となり、領域(A
rea)が選択されると色変換はエディツトパッドで指
定された領域内に限られることになる。なお、このパラ
メータに関しては、例えば全面をディフォルトとするこ
とができ、その場合、編集機能を全面に施すのであれば
全面ボタンを押下することなく他のパラメータを設定し
、セーブ/クローズすればよい。このときには全面/エ
リアポツプアップは開いたままであり、ビットマツプエ
リアおよびエリアキャンセルボタンは表示されない。ま
た、編集機能を所定の領域内だけに施したいのであれば
、領域ボタンを押下する。すると全面/エリアポツプア
ップは閉じて、第23図(g)のように、ビットマツプ
エリアおよびエリアキャンセルボタンが表示され、エデ
ィツトパッドで領域を指定することができるものである
。但し、当該全面/エリアポツプアップは、第23図(
a)の画面で、原稿全面と領域の双方に設定可能な編集
機能が選択された場合に限り表示されるものであって、
トリムあるいはマスク等のように領域を指定しなければ
ならない編集機能が選択された場合には表示されないも
のである。
(C)ポツプアップに対する上書き これまで、一つのポツプアップが開いているときには他
のポツプアップは開かないと説明してきたが、ポツプア
ップが表示されている場合においても、緊急の場合、優
先度が高い割り込みが行われた場合には、ユーザが明確
に事態を認識できるように、ポツプアップの上に所定の
画面を上書きして表示しなければならない。その条件と
しては、スタートボタンが押された場合、フォールトが
生じた場合、インフォメーションボタンが押された場合
、そして割り込みボタンが押された場合をあげることが
できる。
スタートボタンが押された場合には、ポツプアップが開
いていたとしても、上述したようにランフレームが上書
きされる。
フォールトが生じた場合には所定のフォールトフレーム
がポツプアップに上書きされる。フォールトは緊急事態
であるから、フォールトフレームはポツプアップの表示
の有無に拘らず最優先で表示される必要があるからであ
る。
インフォメーションボタンは、ユーザが本複写機の機能
、操作方法等を確認する場合に押されるボタンであるか
ら、ポツプアップが開いている場合においてもインフォ
メーションボタンが押されたときにはインフォメーシ日
ンフレームが表示されねばならないのである。
割り込みボタンが押された場合には、現在のジョブを中
断し、新たなジジブの設定が行われることになるので、
ベーシックフィーチャーバスウェイを表示する必要があ
る。従って、ポツプアップが開いている場合であっても
割り込みボタンが押下された場合にはベーシックフィー
チャーパスウェイが上書きされるものである。
メツセージ 以上述べてきたように、本Ulによれば、ユーザの操作
を徹底的に導くことができるので、誤操作が行われる可
能性は非常に小さいのであるが、しかしながらユーザは
必ずしも正しい操作だけを行うとは限らないので、何等
かのメツセージを表示することで、操作の手順を紹介し
たり、誤操作を行った旨をユーザに知らせる必要がある
。また、マシン状態、特にフォールト等の異常状態をユ
ーザに性格に伝えるためにもメツセージ表示は必要であ
る。
さて、メツセージは予め定められた領域に表示される必
要がある。メツセージの表示位置が統一されていないと
ユーザを混乱させることになるからである。また、ユー
ザの操作を導くメツセージ(以下、インストラクション
メツセージと称す、)と、マシン状態を表示したり、誤
操作を知らせる警告のメツセージ(以下、これらをメイ
ンメツセージと称す。)とは異なる領域に表示されるべ
きである。つまり、メインメツセージは短い文章で済む
のに対して、インストラクションメツセージは操作の案
内を行うものであるから文章は比較的長くなる。その一
方、マシン全体のコンパクト化のためにCRTデイスプ
レィは小型のものが要求されている。従って、インスト
ラクションメツセージをも含めて全てのメツセージの表
示のために予め大きな領域を設定しておくことは得策で
はない。また、メインメツセージは常時表示可能な状態
になされる必要があるので、表示位置は予め定められ、
確保されている必要があるが、インストラクションメツ
セージは、ポツプアップで複雑な操作を必要とする場合
等に必要に応じて表示すればよいので、当該画面の空い
ている箇所に割り当てればよい。
以上の理由により、カラーCRTデイスプレィには、メ
インメツセージを表示するためのメインメツセージ領域
と、インストラクションメツセージを表示するためのイ
ンストラクションメツセージ領域とがそれぞれ別個に設
けられている。
なお、メツセージのブリンキングは行わないことにする
。メツセージが読みにくくなり、またソフトウェアの作
成にも負担がかかるからである。
(A)メインメツセージ メインメツセージは第20図(a)のAで示す領域、即
ちカラーCRTデイスプレィの第1〜3行に設定されて
おり、表示位置によってユーザが容易にメツセージの性
格を理解できるようにするために、メツセージの内容に
よって表示される行が定められている。
第1行目はマシンステータスメツセージに割り当てられ
ており、 「コピーできます」、「シばらくお待ち下さ
い」、1紙詰まりです」、「サービスマンをお呼び下さ
い」等の窪々のマシンステータスが表示される。
第2行目は、互いに矛盾するモードを選択した場合、ポ
ツプアップが開いている状態で他のポツプアップが開(
ボタンを押下した場合等、ユーザが混乱状態にあると判
断されるような操作をした場合、あるいは正常でない操
作をした場合に表示されるメツセージC以下、コンフリ
クト(confliCt)メツセージと称す。)に割り
当てられており、第2行目だけでは表示できないメツセ
ージは第3行に跨って表示される。
第3行目はワーニング(warn +ng)メツセージ
に割り当てられている。これは軽い警告メツセージであ
り、「トナーが少なくなりました」、「トレイ1の用紙
が少な(なりました」等が表示される。
なお、コピー設定枚数は、例えばメインメツセージ領域
の右端部に表示することができる。当該数字のサイズを
通常の文字サイズと同じとすると、設定枚数はマシンス
テータスに準するから第1行目に表示するのがよいが、
ユーザの確認を容易にするために倍角程度の大きなサイ
ズで表示するのであれば、第1行目と第2行目を使用す
ればよい。
以上のようにメツセージの種類によって表示位置を異な
らせたので、類似したメツセージは同じ位置に表示され
ることになり、ユーザは理解し易いものである。
本UlはカラーCRTデイスプレィを使用しているので
、メツセージをカラー表示することでユーザの理解を容
易にすることが可能である。その際には、表示位置と同
様に、メツセージの種類により色分けを行うのが有効で
ある。メツセージの色でユーザは容易にメツセージの内
容が推測できるからである。どのようなメツセージにど
のような色を割り当てるかは任意であるが、例えば次の
ようにすることができる。
一般的なマシンステータスメツセージ、例えば、「コピ
ーできます」、「立ち上げ中です」、「コピーしていま
すj等のメツセージは、マシンが通常の状態にあること
を示すメツセージなので、船釣に「CO」状態を示す緑
色で表示される。
ポーズステータス、例えば、 「お待ち下さい」等のマ
シンが休止状態にあることを示すメツセージは琥珀色(
amber)で表示する。
ジャム、部品故障等の際に表示されるフォールトメツセ
ージも琥珀色で表示する。
コピー設定枚数は、上記の一般的なマシンステータスメ
ツセージに準じて緑色で表示する。
サービスコールメツセージは、緊急を要する場合に表示
されるので、−船釣に緊急事態の際に使用される赤色と
する。
従来、パーソナルコンピュータ等のUIにおいては、メ
ツセージ表示には主に赤と緑が使用されていたが、本U
Iのメツセージ表示には、主に落ち着いた色を使用して
おり、赤色が表示されることが極端に少ないので、けば
けばしさが無いものである。
次に表示の優先順位について説明する。上述したように
、メインメツセージ領域は3行に限定されており、1行
は80タイルであるから、同時に複数のメツセージの表
示要求が発生した場合には全てのメツセージを表示する
ことは不可能である。
従って、同時に表示要求が発生した場合にどのメツセー
ジを優先して表示するか、その優先順位を規定しておく
必要があるのである。
第1行目に表示されるマシンステータスメツセージの優
先順位は、故障表示メツセージを第1順位とし、次いで
故障復帰メツセージ、ジェネラルステータスメツセージ
の順とするのがよい。この優先順位が妥当であることは
明かである。なぜなら、故障が発生した場合にはまず故
障をクリアしなければならないので故障表示を最優先と
するのである。ジャムが生じた場合に表示される1紙詰
まりです」等がこれに相当し、当該表示はタイムアウト
す名ことなく、故障がクリアされるまで表示され続ける
。次ぎに、復帰した場合にはその旨をユーザに知らせね
ばならないから、故障復帰メツセージが第2順位であり
、当該メツセージとしては、例えば、ジャムクリアの後
に表示される「スタートボタンを押して下さい」等があ
げられる。
当該メツセージ表示はスタートボタンまたはオールクリ
アボタンが押下されるまで続けられる。
以上二つのメツセージの表示要求が無い場合には通常の
マシンステータスメツセージが表示される。
メインメツセージ領域の第2行目、第3行目に表示され
るメツセージの優先順位は次のように規定することがで
きる。
■故障の処理を促すメツセージ このメツセージは、ユーザがある作業を行うことにより
コピー可能杖態とすることができる場合に表示されるも
ので、例えば、 [用紙を補給して下さい」、「トナー
を補給して下さい」、「フロントドアを閉じて下さい」
、「サービスマンをお呼び下さい」、「トレイを完全に
挿入して下さい」「ソータビンが溝体です」等のメツセ
ージが表示される。なお、当該メツセージ表示はメツセ
ージ内容が横足されるまで続けられる。
■機能重複メツセージ このメツセージは、例えば自動用紙選択と自動倍率のよ
うに、選択されたモード間に矛盾がある場合に表示され
るメツセージで、機能重複が解消されるか、またはより
優先順位の高いメツセージの表示要求が発生するまで表
示され続ける。当該メツセージの例としては、 「原稿
と用紙の向きが違います」、「自動用紙選択で自動倍率
は使用できません」等がある。
■オーバーライドメツセージ このメツセージは、機能重複を解消するために前の選択
を変更した場合のユーザへのフィードバックメツセージ
であり、例えば、マーカー編集パスウェイからビジネス
編集パスウェイに移動した場合には「ビジネス編集です
」等のメツセージが表示され、ダイアグモードに入った
場合には「ダイアグモードです」が表示される。また、
割り込みボタンが押された場合には「割り込み中です」
が表示される。当該オーバーライドメツセージはユーザ
の選択に対するフィードバックメツセージであるので、
所定の時間が経過すればタイムアウトされる。
■禁止メツセージ 上述したように、ポツプアップが開いている場合には、
ポツプアップが開くボタンおよびパスウェイボタンは無
効になされる。しかし、画面上に表示されている限りユ
ーザは押してしまう可能性があり、その場合のために準
備されているのが禁止メツセージであり、例えば、 「
ポツプアップを閉じてから選択して下さい」等の表示が
行われる。
なお、当該禁止メツセージはより優先順位の高いメツセ
ージの表示要求があった場合、およびタイムアウトによ
り消去される。
■ワーニングメツセージ これは上述したように軽い警告メツセージであり、コピ
ーは行えるが、ユーザに一応の注意を喚起するものであ
る。
■ランメツセージ これはコピーが開始されたときに表示されるメッセージ
であり、コピー設定枚数、コピー枚数等が表示される。
先に、スタートボタンが押されてコピーが開始されると
ランフレームが表示されると説明したが、当該ランメツ
セージは上記のランフレームが採用されない場合に表示
されるものである。なお、ランメツセージは、コピーが
終了した場合、より優先度が高いメツセージの表示要求
があった場合に消去される。
■ブランクメツセージ これは何も表示しないことを意味する。即ち、表示すべ
きメツセージが無い場合には何も表示されない。
(B)インストラクシ日ンメッセージ インストラクションメッセージは、操作方法を示してユ
ーザの操作の手助けを行うもので、第21図(a)、第
22図(a>のように編集パスウェイの画面の左下隅に
、およびポツプアップ画面では第21図(b)のAで示
す左下隅の領域にそれぞれ表示される。
なお、ポツプアップ画面内に表示されるインストラクシ
日ンメッセージは会話型とするのがよい。
即ち、いま、第22図(b)に示す色付けのポツプアッ
プを例にとると、先ず、例えば「領域、色および網の種
類を設定して下さい」と表示し、領域が設定されたら「
色と網の種類を設定して下さい」、そして色が設定され
たら「網の種類を設定して下さい」というように操作を
導くようにすれば、編集に熟練していないユーザも安心
感を持って操作を行うことができるものである。
n−13(の  部 所型の編集機能を行う場合、当該編集機能を原稿のどの
領域あるいはポイントに施すかを設定しなければならな
いことがある。例えば、 トリム、マスク、色変換、色
付は等を行う場合には原稿のどの領域に対してこれらの
編集を施すかを指示しなければならないし、ロゴを挿入
する場合や、色変換で変換色あるいは被変換色を原稿上
で指定する場合は、原稿上のポイントを指示しなければ
ならない。マーカー編集においては、領域の設定は所定
の色のマーカーペンを用いて原稿上に直接閉曲線を描く
ことで行うのであるが、ビジネス編集、フリーハンド編
集およびクリエイティブ編集においては、領域、ポイン
トの設定はエディツトパッドを用いて行われるようにな
されている。
さて、領域またはポイントを設定する場合、原稿上のど
の位置にどのようなサイズの領域を設定したのか、どの
ポイントを指示したのか、という情報は非常に重要であ
る。例えば、領域またはポイントの設定が誤ったときに
は再度設定をし直さなければならないが、エディツトパ
ッド上には設定された領域またはポイントがエディツト
パッド上に表示される訳ではないから、ユーザは再度始
めから操作を行う必要がある。つまり、ユーザは所望の
領域またはポイントが設定できるまで試行錯誤を続けな
ければならないことになる。また、特に、一つの原稿に
対して多くの領域またはポイントを設定した場合に等に
は、どれだけの領域をどのような箇所に設定し、各領域
にどのような編集機能を施したのかを全部覚えておかな
ければならず不便なものであった。このようなことを避
けるだめに、通常は設定した領域の座標等をメモ等とし
て残しておくのであるが、使い勝手が非常に悪いもので
あることは明かである。
そこで、本複写機のUIにおいては、エディツトパッド
上で設定された領域またはポイントを表示装置の画面上
に表示するようにして、ユーザが直感的に設定した領域
、ポイントを認識できるようにしたのである。
(A)ビットマツプエリアの意義 エディツトパッド上で設定された領域またはポイントを
表示するためにはどのようにすればよいかを考えてみる
。上述したように、本複写機のUIにはカラーCRTが
採用されているが、これまで述べてきた、バスウェイ、
ポツプアップ、ソフトボタン、およびメツセージの表示
はタイル方式により行われるから、領域、ポイントの表
示もタイル方式を採用すれば表示方式も統一されるので
一見便利であるが、領域はエディツトパッド上で任意の
サイズ、任意の位置に設定され、またポイントも任意の
位置に設定されるので、これらをりイル方式で表示しよ
うとする場合には、どのような領域、どのようなポイン
トにも対応できるように数多くのパターンを用意しなく
てはならず、膨大なメモリ容量が必要になる。また、あ
る程度の矩形パターン、ポイントパターン等を備えるだ
けで、それほどの容量の増大を伴わずに領域、ポイント
を表示しようとすることも可能ではあるが、それではエ
ディツトパッド上で設定された通りの領域、ポイントを
表示することはできず、かえってユーザを戸惑わせるこ
とになりかねない。なぜなら、領域、ポイントは可能な
限りエディツトパッド上で設定された通りに表示するの
でなければ仔意義な情報とは言えないからである。
そこで、領域、ポイントの表示を行うについてはビット
マツプ方式を採用することとした。これがビットマツプ
エリアである。
(B)ビットマツプエリアの表示位置 第40図はビジネス編集の色付けのポツプアップ画面で
あるが、ビットマツプエリアAは、表示画面の左上寄り
に表示されるようになされている。
勿論、その他の位置でもよく、ビットマツプエリアの表
示箇所は任意に設定できるのであるが、第40図からも
分かるように、領域またはポイントを表示するだけでは
なく、当該領域またはポイントに施す編集機能のパラメ
ータの設定も同一画面上で行えるようにするためにパラ
メータ設定のためのボタンをも表示する必要があるが、
表示された領域またはポイントを参照しながらパラメー
タ設定を行えれば、どの領域にどのようなパラメータが
設定されたのか明確に認識できて便利であるので、図の
ように左上寄りに表示するようにしているのである。つ
まり、右利きのユーザを考えた場合、第15図(a)か
らも容易に理解できるように、画面の右側は腕に隠れて
見にくくなるので、ビットマツプエリアを右側に表示す
るのは好ましくないのである。また、画面の下寄りより
上寄りの方が見やすいことは明かであるので、左上寄り
に表示されるのである。従って、左利きのユーザにとっ
ては、第40図とは反対にビットマツプエリアを右上寄
りに表示されるのが好ましいので、表示位置の切り替え
が行えるようにしておくのがよい。
以上のように、ビットマツプエリアは、ビジネス編集お
よびクリエイティブ編集において、領域および/ま°た
はポイントの設定が必要な編集機能が選択された場合に
表示画面の所定の位置に表示されるのである。
(C)ビットマツプエリアのサイズ ビットマツプエリアの形状はエディツトパッドの形状に
相似である必要がある。そうでなければエディツトパッ
ド上で設定された領域、ポイントの位置、サイズを正し
い相対位置に表示することができないからである。
本発明の複写機に使用されているCCDラインセンサは
305■の長さを有しているから、A3サイズ、米国の
14X11サイズまでの原稿をコピーすることが可能で
あり、従って、エディツトパッドのサイズは、第41図
(a)に示すように、これらのサイズの原稿に対応でき
るように、横432 、、、縦297■となされている
。そこで、ビットマツプエリアの縦と横の比を、エディ
ツトパッドの縦横比の値と路間等にするのであるが、ビ
ットマツプエリア以外はタイル方式を採用しているため
に、ビットマツプエリアとしてはタイル単位で割り当て
られることになり、第41図(b)に示すように、横2
7タイル(217ピクセル)、縦10タイル(160ピ
クセル)が割り当てられる。しかし、このサイズでは、
エディツトパッドに比較して縦長になるので、縦は15
1ビクセルだけを使用し、残り9ビクセルは使用しない
ようにする。これにより、ビットマツプエリアの縦横比
はエディツトパッドの縦横比と路間等とすることができ
るものである。
(D)ビットマツプエリアの表示態様 ビットマツプエリアにおいては、設定された領域または
ポイントが表示できれば十分その使命を達することがで
きるから、白黒表示となされる。
勿論、ビットマツプエリアをカラー表示することは可能
である。例えば、色変換を行う領域は赤で表示し、色付
けを行う領域は緑で表示する等、領域をカラー表示すれ
ば直感的に理解でき、しかも見やすくなることは期待で
きるが、そのためには、8色としても、第18図の53
7で示すビットマツプRAMを3枚必要とし、また、タ
イル表示の上にビットマツプエリアを上書きするための
ハードウェアも必要になり、コストの上昇が避けられな
いので、白黒表示としているものである。白黒表示を行
うには黒地に白で表示する態様と、白地に黒で表示する
態様があるが、以下では白地に黒で表示する態様を例と
して説明する。
さて、編集機能によっては、ロゴやペイント1のように
ポイント指定のものと、色付は等のように領域指定のも
のがあり、更に領域には、対角の2頂点を指示すること
で矩形を設定するものと、自由形を描画するものとがあ
る。従って、ビットマツプエリアにはこれらの図形が表
示されることになるが、領域、ポイントの表示には以下
に述べるような選択状態と非選択状態が規定される。
(イ)ポイントの表示態様 まず、ポイントの場合は次のようである。
いま、例えば、第22図(a)のビジネス編集バスウェ
イでロゴ挿入を選択したとすると、第22図(C)のポ
ツプアンプ画面に遷移し、設定すべきパラメータのボタ
ンと共にビットマツプエリアAが表示される。そこで、
第42図(a)のようにエディツトパッド524に原稿
(図示せず)を載置し、ロゴを挿入するポイントを指示
すると、ビットマツプエリアの対応する位置には第42
図(b)のような縦横10ピクセルの黒く塗りつぶされ
たパターン700が表示される。これがポイントの選択
状態である。この状態で第22図(C)の必要なパラメ
ータを設定し、セーブ/クローズボタンを押すと、ロゴ
挿入に必要な条件は全て整ったので、ポイント表示は第
42図(C)のような白抜きのパターン701に変わる
。これが非選択状態である。このように選択状態の表示
と非選択状態の表示とを区別することによって、当該ポ
イントが、現在パラメータの設定が要求されている美イ
ンドであるのか、既にパラメータの設定が終了している
ポイントであるのかを容易に認識することができるもの
である。
なお、ポイントを示すパターンを縦横10ビクセルとし
たのは、見やすくするためである。つまり、エディツト
パッドで指示されるのは点であるから表示されるポイン
トも小さい方が好ましく、実際1ピクセルで表示するこ
とも可能ではあるが、ユーザが認識できる大きさは必要
であるし、上述したように選択状態と非選択状態の区別
もしなければならないので、上記のパターンとしている
のである。
(ロ)矩形領域の表示態様 矩形領域については次のようである。いま、例えば、第
22図(a)のビジネス編集パスウェイで色付けを選択
したとすると、第22図(b)のポツプアップが開き、
パラメータのボタンと共にビットマツプエリアAが表示
される。ここで、エディツトパッド524に原稿(図示
せず)を載置し、色付けを施すべき領域を設定すること
になるが、矩形領域を設定するには、第43図(a)の
ように矩形の対角をなす二つの頂点P、  Qを指示す
ればよい。これによりビットマツプエリアの対応する位
置には、第43図(b)のような黒く塗りつぶされた矩
形パターン702が表示される。これが領域の選択状態
であり、現在パラメータ設定が要求されていることを示
している。この状態で色付けのパラメータである色と濃
度を設定し、セーブ/クローズボタンを押すと、矩形領
域の表示は第43図(C)のように白抜きパターン70
3のように変わる。これが非選択状態であり、この表示
に変わったことでパラメータ設定が終了していることが
分かる。
以上のように、矩形領域にも選択状態と非選択状態を定
義することによって、当該領域に対するパラメータの設
定が終了しているか否かを容易に認識することができる
。また、選択状態と非選択状態の表示はポイントと領域
とで同じになされているので、ユーザはポイントまたは
領域について表示の態様を理解すれば、領域またはポイ
ントの表示態様を推測でき、以て安心感を持って操作を
行うことができるものである。
なお、CPU555(第19図)は1■閣の精度でエデ
ィツトパッドの位置を認識できるようになされているの
で、小さな領域を設定することは可能であるが、見やす
さおよび選択状態と非選択状態とを区別して表示するこ
とを考慮して、矩形領域表示の最小のサイズを規定して
おく必要がある。
最小サイズをどれだけにするかは任意に規定できるが、
本発明においては、エディツトパッド上で3冒■X 3
 mm以下のサイズで領域が設定されても、表示される
領域のサイズは3龍に相当する約12ピクセル以下には
ならないようにしている。
以上は一つの領域を設定した場合の例の説明であるが、
次に、複数の領域を設定した場合について説明する。い
ま、例えば、クリエイティブ編集で色付けを選択すると
第44図(a)の画面に遷移する。そこで、エディツト
パッドで2点P、  Qを指示すると、ビットマツプエ
リアAの対応する位置には、第44図(b)のようにP
、  Qを対角とする領域705が選択状態で表示され
る。そこでパラメータとして赤色と所定の濃度パターン
を選択し、エンターボタンBを押すと、領域705は第
44図(C)のように非選択状態となる。次に二つ目の
領域を設定するためにエディツトパッドで2点R,Sを
指示すると、ビットマツプエリアAの対応する位置には
、第44図(d)のようにR,Sを対角とする領域70
6が選択状態で表示される。
そこでパラメータとし黄色と所定の濃度パターンを選択
し、エンターボタンBを押すと、領域706は第44図
(e)のように非選択状態となる。これで二つの領域に
対して異なる色で色付けを行うことができる。3個以上
の領域に対しても同様に行うことができることは明かで
ある。
なお、第44図(e)から分かるように、領域が重なり
合う場合、非選択状態のときには各領域の輪郭線は素通
しの形に全て表示されるようになされている。
以上の説明は異なる領域に異なる色で色付けを行う例で
あるが、二つの領域に同じ色で色付けする場合の表示態
様は次のようである。
まず一つの領域707を設定すると、当該領域707は
第44図(f)のように選択状態で表示される。続けて
もう一つの領域70Bを設定すると、当該領域708も
選択状態で表示され、ビットマツプエリアAには第44
図(g)のような表示がなされる。つまり、二つの領域
707,708は共にパラメータの設定が要求されてい
ることを示している。そこで、例えば青色と所定の濃度
パターンを選択してエンターボタンBを押すと、第44
図(h)に示すように領域707,708は共に非選択
状態となされ、パラメータの設定が終了したことを示す
。3個以上の領域に同一の編集機能を施す場合も同様な
表示態様となることは明かである。
以上が矩形領域の表示態様についての説明であるが、次
に、ビットマツプエリア上に領域とポイントを表示する
場合について説明する。クリエイティブ編集では一つの
原稿に対して複数の編集機能を設定することが可能にな
されているから、領域とポイントをビットマツプエリア
上に表示する場合の規定を設けておく必要がある。
例えば、色変換では、変換色および/または被変換色を
原稿上のポイントで設定できるようになされている。具
体的には、第23図(g)のFrom側、To側でポイ
ント(Paint)を選択すると、変換色、被変換色は
原稿上で指示されたポイントの色に設定することができ
る。しかし、この場合にハヒットマップエリアには設定
された領域のみが表示され、ポイントは表示されないよ
うになされている。これは次の理由による。いま、第4
5図(a)のように所定の位置709にロゴ挿入が設定
されているとする。このときポイント709は非選択状
態になされていることは明かである。次に、原稿上の所
定の位置に色変換を施そうとして、エディツトパッド上
で領域710を設定したとすると、当該領域710は第
45図(b)に示すように選択状態でビットマツプエリ
アAに表示される。
そして、被変換色を原稿上のポイントで指示し、変換色
をパレットで指示したとする。このときに被変換色のポ
イント711を表示したとすると、ビットマツプエリア
Aには第45図(C)に示すように、ポイント709、
領域710およびポイント711が表示されることにな
る。しかし、このような表示を行うと、どれがロゴ挿入
のポイントで、どれが色指定のポイントなのかを区別す
ることができないため、ユーザを混乱させてしまうこと
になる。また、変換色、被変換色のポイントを表示した
としても、上述したようにポイントは10ピクセル四方
の大きさで表示されるので、原稿上のどの色が指示され
ているか確認することは難しい。以上のような理由によ
り、ポイント指示を伴う編集機能と、領域指示を伴う編
集機能とが選択された場合に限り、ポイントと領域を表
示することとし、領域とポイントの双方の指示を伴う編
集機能が選択された場合には、主たる情報である領域の
みを表示し、ポイントは表示しないことと規定したので
ある。
以上が矩形領域に関する表示態様である。
(ハ)自由形領域の表示態様 次に、自由形領域の表示態様について説明する。
自由形領域の設定はフリーハンド編集でのみ可能となさ
れている。従って、フリーハンド編集パスウェイが選択
された場合には、自由形領域の設定のみが可能であり、
2点指示による矩形領域の設定は行えない。
さて、自由形領域の設定を行うには、二つの方法が用意
されている。第1の方法は、第46図(a)に示すよう
にエディツトパッド524上で任意の閉曲線712を描
く方法であり、第2の方法は。
第46図(b)に示すように適当な間隔でポイントを指
示していく方法である。
いずれの方法で設定するにしろ、自由形領域の設定につ
いては、矩形領域とは異なって、まず閉曲線を形成する
ために補間を行う必要がある。上記第2の方法により設
定する場合はポイント間を補関しなければ閉曲線とはな
らないから明かであるが、上記第1の方法による場合に
も補間が必要になる場合がある。つまり、エディツトパ
ッド上で閉曲線を描く場合に、第46図(C)のように
始点Pと終点Qとが常に一致すれば問題はないが、エデ
ィツトパッド上には何の印もないのであるから、第46
図(d)のように始点Pと終点Qが一致しない場合もあ
り、補間が必要になるのである。
そして、補間はエディツトパッドの操作が終了してから
でないと行うことはできないから、まずユーザは自由形
の描画操作が終了した旨をマシンに通知することになる
が、そのためには、マシンへの指示は全てボタン操作に
より行われるから、ユーザは何等かのボタンを押下する
ことになる。当該ボタンとしては、フリーハンド編集バ
スウェイ中に自由形確定のための新たなボタンを設けて
もよいし、適当なボタンを兼用させてもよい。本UIに
おいては、自由形を確定するためのボタンとして自由形
確定ボタンを設け、当該自由形確定ボタンの押下を条件
として補間を行い、閉曲線を確定することにしている。
例えば、エディツトパッドの操作が終了してビットマツ
プエリアに第46図(d)の曲線713が表示されてい
るときに自由形確定ボタンを押下すると、第48図(e
)のように始点Pと終点Qは直線714で結ばれ、閉曲
線が形成される。また、エディツトパッドで第46図(
f)のように5つのポイントP I” P 6を指示し
て自由形確定ボタンを押下すると、各ポイントの間が直
線で補間され、ビットマツプエリアAには第48図(g
)のような多角形が表示される。なお、2点間を直線で
補間する方法は周知であるので、その詳細については省
略する。
このようにして自由形領域が確定されるが、このとき自
由形領域は、上述した非選択状態と同じに白抜きで表示
される。
自由形領域が確定したら、次には当該自由形領域の内点
を指示する必要がある。所定の編集機能が施される範囲
が定義されなければ当該編集を行うことができないから
である。そのために、ユーザはエディツトパッド上で自
由形領域の内点を指示する。いま、例えば第46図(h
)のように二つの楕円?15.71E!が確定されてい
たとする。
このとき、図の領域Xの内部の1点を指示すると、第4
6図(i)のように、領域Xの範囲は黒で塗りつぶされ
、選択状態になされる。このとき指示したポイントは図
のように白抜きで表示される。第46図(i)の状態で
は領域Xに対してパラメータの設定が要求されているか
ら、所定のパラメータを設定し、セーブ/クローズボタ
ンを押下すると、領域Xに当該編集機能およびパラメー
タが定義されることになる。
以上が自由形領域の表示態様であるが、このように自由
形領域を設定するための操作は、閉曲線または多角形の
確定という作業を伴うために、矩形領域の設定と比較し
て手間がかかる。しかし、前述のように自由形領域のビ
ットマツプの表示態様を矩形領域のビットマツプ表示態
様と共通性を持たせることにより、自由形領域の設定に
も戸惑うことはないはずである。
(E)領域/ポイントの修正 以上は、領域および/またはポイントを登録する際の一
般的な説明であるが、以下、領域、ポイントの修正につ
いて説明する。
エディツトパッドを用いることにより種々の編集が可能
であり、独創性の高い画像を創作することができるので
あるが、エディツトパッドによる領域、ポイントの指示
は誤ることもあるので、領域のサイズ、位置、ポイント
の位置の修正が行えることが重要である。ミスが修正で
きないものであれば、かえって操作性の悪いものとなっ
てしまうからである。
(イ)領域、ポイントのキャンセル 領域、ポイントをキャンセルしたい場合には、ポツプア
ップ内のエリアキャンセルボタンまたはポイントキャン
セルボタンを押下する。
例えば、第44図(a)の色付けのポツプアップで二つ
の領域を設定しようとして3点P、  Q、  Rまで
1旨示したとすると、このときビットマツプエリアAに
は第47図(a)のように、始めの2点P。
Qで形成される矩形717と3番目に指示したポイン)
Rが共に選択状態で表示されている。この状態でエリア
キャンセルボタンCを押下すると、ポイントRがキャン
セルされ、ビットマツプエリアAから消去される。次に
もう1回エリアキャンセルボタンが押下されると、領域
717がキャンセルされ、ビットマツプエリアAから消
去される。
このように選択状態にある領域、ポイントはエリアキャ
ンセルボタンまたはポイントキャンセルボタンを押下す
ることによりキャンセルすることができる。キャンセル
される順序は入力順としてもよいし、座標に基づいて、
例えば左上から右下という順序でもよいが、ここでは入
力順を採用している。
しかし、−旦工ンターボタンが押され、編集機能および
パラメータが定義された領域、ポイントは、エリアキャ
ンセルボタンまたはポイントキャンセルボタンを押下し
てもキャンセルされない。
例えば、第47図(b)のように、既に定義された領域
718が存在するときに新たな領域719を設定したと
する。このとき領域719は選択状態でビットマツプエ
リアAに表示されている。この状態でエリアキャンセル
を押下すると、領域719はキャンセルできるが、領域
718をキャンセルすることはできない。
非選択状態にある領域、ポイントをキャンセルするには
コレクシ鯉ン(Correctlon)の機能を使用す
る。第22図(a)、第23図(a)に示されているよ
うに、ビジネス編集バスウェイ、およびクリエイティブ
編集バスウェイにはコレクションボタンが配置されてお
り、当該コレクシ87機能により領域、ポイントのキャ
ンセルを行うことができる。具体的には次のようである
。いま、クリエイティブ編集で3つの領域が登録されて
おり、その中の一つの領域をキャンセルしたい場合を考
えてみる。この場合にはまず、第23図(a)の画面で
コレクションボタンを押下する。すると、第47図(C
)の画面に遷移する。この画面のビットマツプエリアA
には登録されている3つの領域720.72L  72
2が表示され、これら領域の中のディフォルトとなって
いる領域720は選択状態になされ、他の領域721.
722は被選択状態になされている。この場合には、デ
ィフォルトにある領域は、第1番目に登録された領域と
して説明するが、座標位置に基づいてもよい1ことは明
かである。ここで、領域720をキャンセルしたいので
あればエリア/キャンセルボタン725を押下すればよ
く、これにより領域720はビットマツプエリアAから
消去されるが、領域722をキャンセルしたければスク
ロールボタン723もしくは724を押下して領域72
2を選択状態にする。なお、アップボタン723を押下
することにより、登録された順番に領域を選択状態にす
ることができ、ダウンボタン724を押下すれば、その
逆の順番に領域を選択状態にすることができる。このよ
うな操作により、領域722が選択状態になった時点で
エリア/キャンセルボタン725を押下すると、領域7
22はキャンセルされ、ビットマツプエリアAから消去
される。
(ロ)領域/ポイントの訂正 領域の訂正、即ち、領域の位置、サイズ、およびポイン
トの位置の修正もコレクシUン機能を使用して行うこと
ができる。
例えば、第47図(C)の画面でエリア/キャンセルコ
レクションボタン726を押下すると、現在選択状態に
なされている領域720の訂正を行うことができる。具
体的には、第47図(C)の画面でエリア/キャンセル
コレクションボタン726を押下すると、第47図(d
)のポツプアップが開いて、スクロールボタンにより当
該領域720の各辺の位置を変更することができる。つ
まり、領域720の右辺を現在より3 mm右側に移動
させたい場合には、インジケータ729に「3」が表示
されるまでアップボタン727を押す。また、領域72
0の右辺を現在の位置より左側に移動させたい場合には
、インジケータ729に所望の値が表示されるまでダウ
ンボタン728を押す。領域720の左辺、上辺、下辺
についても同様である。従って、領域720のサイズは
そのままにして全体の位置を311■だけ右側に移動さ
せる場合には、アップボタン727で右辺を右側に31
移動させ、次にインジケータ731に「3」が表示され
るまでアップボタン730を押して、左辺を現在位置よ
り右側に3mm移動させればよいことが分かる。これは
上下方向についても同様である。なお、領域721のサ
イズまたは位置を訂正したい場合には、第47図(C)
の画面でアップボタン723またはダウンボタン724
を使用して領域721を選択状態にしてから、上記の操
作を行えばよいことは明かである。
以上のような操作を行って当該領域のサイズまたは位置
を訂正し、セーブ/クローズボタン732を押すと、第
47図(C)の画面に戻るが、このとき、領域720は
訂正されたサイズで、訂正された位置に選択状態で表示
される。つまり、領域のサイズ、位置は、第47図(d
)の画面で訂正している最中には変わらずに、セーブ/
クローズボタンで確定されたことを条件として変わるよ
うになされている。なぜなら、訂正しているときにビッ
トマツプRAMの書き換えを行うのはハードウェアの負
担が太き(なり、時間がかかるからである。
以上は領域についての説明であるが、ポイントに関して
も同様であり、ポイントが設定されている場合にエリア
/ポイントフレクシロンボタンを′押すと、第47図(
e)の画面に遷移する。この画面には登録されている全
てのポイントが表示され、訂正の対象となされているポ
イント、図では733が選択状態で表示され、その他の
ポイントは被選択状態で表示される。この画面で、スク
ロールボタン735および/または736により当該ポ
イントの位置を訂正することができることは領域と同様
である。また、ポイント位置の訂正後、セーブ/クロー
ズボタンが押され、前の画面に戻ったときに初めて当該
ポイントは訂正された位置に表示されるものである。
フレクシリン機能では領域に施されているにα集機能や
パラメータを変更することも可能である。
第47図(c)の画面で機能変更(Funct、Ion
 Change)ボタンを押すと、ポツプアンプが開い
て、例えば、第48図に示すような画面に遷移する。こ
の画面では、領域720が選択状態でビットマツプエリ
アAに表示されると共に、当該領域720に施されてい
る編集機能のボタンが選択生状態に、他のボタンは選択
可能状態になされている。いま、例えば、領域720に
はトリムが施されているとすると、トリムのボタンが選
択生状態となされ、他のボタンは選択可能状態になされ
ている。つまり、第47図(C)の画面において、スク
ロールボタンで所望の領域を選択し、機能変更ボタンを
押せば、当該領域に施されている編集機能を確認するこ
とができるのである。
そして、第48図の画面で領域720に対する編集機能
をトリムから色付けに変更したい場合には、マスクのボ
タンを押せばよい。これにより、トリムのボタンは選択
可能状態になると共に、色付けのボタンが選択中状態に
なり、ポツプアップが開いてパラメータを設定すること
ができる。当該ポツプアップで色および濃度パターンを
選択してセーブ/クローズボタンを押すと第48図の画
面に戻り、第48図の画面でセーブ/クローズボタンを
押すと第47図(C)の画面に戻り、その画面でセーブ
/クローズボタンを押すと、第23図(a’)の画面に
戻る。これで領域720に施す編集機能を変更できたこ
とになる。
以上の説明はポイントに関しても同様であることは明か
であろう。
(F)システム構成 これまで領域、ポイントの表示態様および修正について
述べてきたが、ここでは、上記の表示を行うためのシス
テム構成、即ち、ハードウェアおよびソフトウェアにつ
いて、第16図に示したソフトウェア、および第17図
、第18図、第19図に示したハードウェアを参照して
説明する。
エディツトパッドから出力される座標データは第16図
のエディツトパッドインターフェースモジュール512
に取り込まれる。当該エディツトパッドインターフェー
スモジュール512は第19図のCPU555に格納さ
れており、ここで、2点の座標に基づいて矩系領域を作
成したり、フリーハンド編集では終点と始点の補間、2
点間の補間等が実行され、また、領域、ポイントの選択
状態、被選択状態の表示のための処理が行われ、ビット
マツプデータが作成される。これらの処理を実行するに
当たっては、エディツトパッドインターフェースモジュ
ール512には、システムUI517を介してマスター
コントローラ518がら、現在選択されているバスウェ
イおよび編集機能の情報が通知されているので、例えば
、フリーハンド編集が選択されていれば自由形領域を形
成するための動作を行い、ロゴが選択されていればエデ
ィツトパッドから入力された座標はポイントの座標と判
断し、色付け、色変換等が選択されていれば最初に入力
された2点の座標は矩形領域の対角をなす点の座標であ
ると判断し、所定の処理を行うのである。
CPU555で作成されたビットマツプデータは、イン
ターフェース561、ドライバ562、そして第18図
のレシーバ549、サブシステムインターフェース54
8を介して転送され、DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)コントローラ540の制御の基にビットマツプRA
M537に書き込まれる。
ビットマツプRAM537に書き込まれたビットマツプ
データの読み出しは次のように行われる。
CRTにおける画像の描画はCRTコントローラ533
の制御の基で行われる。つまり、CRTコントローラ5
33はCRTの電子ビームが現在どの位置にあるかを認
識しているので、CRTの電子ビームが予め定められた
ビットマツプエリアにあるときにはDMAコントローラ
540に通知してビットマツプRAM537からビット
マツプデータを読み出すようになされている。DMAコ
ントローラ540により読み出されたビットマツプデー
タは、シフトレジスタ545に供給される。
当該シフトレジスタ545はキャラクタジェネレータ5
44から供給されるビデオデータとビットマツプデータ
とを切り換えて、マルチプレクサ546に導くものであ
り、上記のビットマツプエリアの表示位置ではビットマ
ツプデータとキャラクタジェネレータからのビデオ信号
の二つの信号が入力されることになるが、このときには
、CRTコントローラ533からの指示により、ビット
マツプデータだけを通過させ、マルチプレクサ546に
導くようになされ、それ以外の期間はキャラクタジェネ
レータ544からのビデオデータがマルチプレクサ54
6に導かれる。このことにより、カラーCRTの画面の
所定の位置にビットマツプエリアが形成されるのである
以上がビットマツプデータに関する動作であるが、次に
ボタン情報の流れについて第31図を参照して説明する
。領域、ポイントの登録、修正の際には、編集機能のボ
タン、パラメータ設定のボタン、スクロールボタン、エ
ンターボタン、エリア/キャンセルボタン、セーブ/ク
ローズボタン等種々のボタンが介在する。これらのボタ
ン情報は、通信回線を介して、まず、ユーザコントロー
ル941に通知され、ボタン解釈950で当該ボタンが
受は付は可能であると判断されると、ユーザモード94
2の操作フロー980により現在使用されているパスウ
ェイに対応するモジュール、この場合ビジネス編集96
3またはクリエイティブ編集964に振り分けられる。
いま、ビジネス編集が選択されているとすると、ボタン
情報はビジネス編集963に振り分けられ、ビジネス編
集963からは、領域の作成情報、領域の修正、領域の
削除、座標登録等の領域、ポイントに関する全ての情報
が編集モード制御968の領域制御973に通知される
。領域制御973では、どの領域を選択状態にし、どの
領域を被選択状態にするか、どの領域のサイズあるいは
位置をどれだけ変更するか等の処理が行われ、その結果
はデータベースとしてセーブされると共にエディツトパ
ッド制御965に通知され、更に、表示954、CRT
インターフェース965を介してUI943に通知され
、これによって、これまで述べてきたような表示がなさ
れるのである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の記録atのユ
ーザインターフェースにおける編集領域表示方式では、
エディツトパッドに相似なビットマツプエリアを画面の
所定の箇所に表示し、エディツトパッド上で設定された
領域および/またはポイントを相似形で表示するので、
ユーザは安心感を持って操作を行うことができる。また
、領域、ポイントは選択状態と非選択状態の二つの表示
態様を有するようになされているので、ビットマツプエ
リアに複数の領域、ポイントが表示されているとしても
、現在対象となっている領域、ポイントを容易に認識す
ることができるので、誤操作を大幅に減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るメツセージ表示方式の1実施例の
構成を示す図、第2図は本発明が適用されるカラー複写
機の全体構成の1例を示す図、第3図はハードウェアア
ーキテクチャ−を示す図、第4図はソフトウェアアーキ
テクチャ−を示す図、第5図はシステムと他のリモート
との間係を示す図、第6図はシステムのモジュール構成
を示す図、第7図はイメージングユニットの断面図、第
8図はビデオ信号処理回路の構成例を示す図、第9図は
IPSのモジュール構成の概要を示す図、第10図はI
OTの概略構成を示す図、第11図はF/Pの斜視図、
第12図はM/Uの斜視図、第13図はF/Pの構成を
概略的に示すと共に、F/PとM/UおよびIITとの
関連を示す図、第14図はデイスプレィを用いたUIの
取り付は例を示す図、第15図はUIの取り付は角や高
さの設定例を説明する図、第16図はUlのモジュール
構成を示す図、第17図はUIのハードウェア構成を示
す図、第18図はUICBの構成を示す図、第19図は
EP16の構成を示す図、第20図は基本コピーパスウ
ェイの構成例を示す図、第21図はマーカー編集パスウ
ェイの構成例を示す図、第22図はビジネス編集パスウ
ェイの構成例を示す図、第23図はクリエイティブ編集
パスウェイの構成例を示す図、第24図はツールパスウ
ェイの構成例を示す図、第25図はソフトボタンの構成
例を示す図、第26図は基本コピーの画面遷移を示す図
、第27図はアゾイドフィーチャーの画面遷移を示す図
、第28図はマーカー編集の画面遷移を示す図、第29
図はビジネス編集の画面遷移を示す図、第30図はクリ
エイティブ編集の画面遷移を示す図、第31図は5YS
UIのソフトウェアモジュールの構成例を示す図、第3
2図はソフトボタンの1構成例を示す図、第33図はは
め込み合成を説明する図、第34図はソフトボタンの形
状およびサイズを示す図、第35図はソフトボタンの選
択可能状態および選択不可能状態を示す図、第36図は
ソフトボタンの動作を説明するための図、第37図はポ
ツプアップの開き方の例を示す図、第38図はフィルム
プロジェクタのポ、プアップ表示の遷移を示す図、第3
9図は特殊なポツプアップの例を示す図、第40図はビ
ットマツプエリアの表示位置を説明する図、第41図は
ビットマツプエリアのサイズを説明する図、第42図は
ポイントの表示態様を説明する図、第43図は矩形領域
の表示態様を説明する図、第44図は複数の領域を設定
した場合の表示態様を説明する図、第45図は領域とポ
イントをビットマツプエリアに表示する場合の態様を示
す図、第46図は自由形領域の表示態様を説明する図、
第47図は領域、ポイントの修正を説明する図、第48
図は領域、ポイントの機能変更を説明する図、第49図
は従来のUIの構成例を示す図である。 1・・・記録装置本体、2・・・ユーザインターフェー
ス、3・・・エディツトパッド、4・・・表示装置、 
5・・・入力手段、6・・・表示制御手段、7・・・U
lコントローラ、8・・・表示画面、9・・・ビットマ
ツプエリア110、11・・・領域。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社 代理人 弁理士 菅 井 英 雄(外5名)第5図 (−−−−−)  ニ ジリアル烏信インターフ1イス ク−−−一←−: モジュール間インターフエイ入 第 7図(a) 第7 図(1:)) 221(j ttc 第10図 ム0 第11図 第12図 631.632 第16図 拭17図 第25図 (b) 口コ 第26図(a) / 第26図(9) M2V図(a) 第28図(a) 第28図(b) 第29図(b) 第29図(c) 石ぎ訪か工 第29図(e) 第31図(a) 第31図(d) to 965 第31図(c) 第32図 (a) (b) 第33図 第34図 第34図 1、−12−.1 第36図 (C) 「「] μ=)988 μ=!L987 第36図 第37図 第41図 (a) (b) 第42図 (a) (b) (c) 第43図 (a) (b) (C) 1ビクセル 第44図 (b) (f) (d) (h) (e) M2S図 (a) (b) (c) 第46図 (e) (イ) 第46図 (C) (d) 第46図 (h) (i) 第49図 手続補正書 (方式) 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)エディットパッドと、表示装置と、入力手段と、
    表示制御手段とを備えるユーザインターフェースと、記
    録装置本体とを備える記録装置において、前記表示装置
    の所定の位置にはビットマップエリアが上書きされ、当
    該ビットマップエリアには前記エディットパッドで設定
    された編集領域および/または編集ポイントが描画され
    ることを特徴とする記録装置のユーザインターフェース
    における編集領域表示方式。 (2)前記ビットマップエリアは前記エディットパッド
    の形状と相似であることを特徴とする請求項1記載の記
    録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示
    方式。 (3)前記ビットマップエリアの表示はビットマップ方
    式で行われることを特徴とする請求項1または2記載の
    記録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表
    示方式。 (4)前記表示装置はカラーCRTであり、且つ前記ビ
    ットマップエリアは白黒表示となされることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか1項に記載の記録装置のユー
    ザインターフェースにおける編集領域表示方式。 (5)前記表示制御手段は、前記入力手段で編集領域ま
    たは編集ポイントの設定を伴う編集機能が選択されたこ
    とを条件として前記表示装置に前記ビットマップエリア
    を表示するものであることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れか1項に記載の記録装置のユーザインターフェー
    スにおける編集領域表示方式。 (6)前記ビットマップエリアに表示される編集領域お
    よび編集ポイントには選択状態と非選択状態が規定され
    、選択状態にある編集領域または編集ポイントに対して
    のみ編集機能および当該編集機能のパラメータの設定が
    可能となされることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    か1項に記載の記録装置のユーザインターフェースにお
    ける編集領域表示方式。 (7)前記選択状態は白地に黒の塗りつぶし、または黒
    地に白の塗りつぶしで表示され、前記非選択状態は白地
    に黒枠、または黒地に白枠で表示されることを特徴とす
    る請求項1乃至8の何れか1項に記載の記録装置のユー
    ザインターフェースにおける編集領域表示方式。 (8)前記編集領域には矩形編集領域と自由形編集領域
    とが規定されていることを特徴とする請求項1乃至7の
    何れか1項に記載の記録装置のユーザインターフェース
    における編集領域表示方式。 (9)前記表示制御手段は、前記入力手段により前記矩
    形編集領域の設定を伴う編集機能が選択され、且つ、前
    記エディットパッド上で異なる2点が指示されたことを
    条件として、前記異なる2点を対角の頂点とする矩形と
    相似である矩形編集領域を前記ビットマップエリアに表
    示するものであることを特徴とする請求項1乃至8の何
    れか1項に記載の記録装置のユーザインターフェースに
    おける編集領域表示方式。 (10)前記表示制御手段は、前記入力手段により前記
    自由形編集領域の設定を伴う編集機能が選択され、前記
    エディットパッド上で曲線が描画され、且つ、前記入力
    手段で確定ボタンが押下されたことを条件として、前記
    曲線の始点と終点を直線で補間し、前記エディットパッ
    ドで描画された曲線と相似な曲線を前記ビットマップエ
    リアに表示することを特徴とする請求項1乃至9の何れ
    か1項に記載の記録装置のユーザインターフェースにお
    ける編集領域表示方式。 (11)前記表示制御手段は、前記入力手段により前記
    自由形編集領域の設定を伴う編集機能が選択され、前記
    エディットパッド上で複数の点が指示され、且つ、前記
    入力手段で確定ボタンが押下されたことを条件として、
    前記複数の点の間を直線で補間して多角形を形成し、当
    該多角形と相似な多角形を前記ビットマップエリアに表
    示することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項
    に記載の記録装置のユーザインターフェースにおける編
    集領域表示方式。 (12)前記矩形編集領域は、前記エディットパッドで
    設定されてから前記入力手段で当該編集機能のパラメー
    タが設定され、確定ボタンが押下されるまでは選択状態
    になされ、前記確定ボタンが押下されると非選択状態に
    なされることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1
    項に記載の記録装置のユーザインターフェースにおける
    編集領域表示方式。 (13)矩形編集領域および編集ポイントの設定を伴う
    編集機能が選択された状態においては、前記エディット
    パッドで設定された矩形編集領域のみが前記ビットマッ
    プエリアに表示されることを特徴とする請求項1乃至1
    2の何れか1項に記載の記録装置のユーザインターフェ
    ースにおける編集領域表示方式。 (14)前記矩形編集領域には最小サイズが規定されて
    いることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に
    記載の記録装置のユーザインターフェースにおける編集
    領域表示方式。 (15)前記自由形編集領域は、閉領域が確定され、且
    つ当該閉領域の内点が指示されたことを条件として、選
    択状態となされ、当該編集機能のパラメータの設定が終
    了したことを条件として非選択状態になされることを特
    徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の記録装
    置のユーザインターフェースにおける編集領域表示方式
    。 (16)前記表示制御手段は、前記入力手段で編集ポイ
    ントの設定を伴う編集機能が選択され、且つ、前記エデ
    ィットパッドで前記編集ポイントの指示が行われたこと
    を条件として、前記編集ポイントを選択状態で前記ビッ
    トマップエリアに表示し、当該編集機能のパラメータの
    設定が終了したことを条件として当該編集ポイントを非
    選択状態とすることを特徴とする請求項1乃至15の何
    れか1項に記載の記録装置のユーザインターフェースに
    おける編集領域表示方式。 (17)前記編集ポイントは予め定められた固定サイズ
    で前記ビットマップエリアに表示されることを特徴とす
    る請求項1乃至16の何れか1項に記載の記録装置のユ
    ーザインターフェースにおける編集領域表示方式。 (18)前記表示制御手段は、前記入力手段の修正ボタ
    ンが押下されたことを条件として、登録されている全て
    の編集領域および/または前記編集ポイントを前記ビッ
    トマップエリアに表示し、且つ、前記編集領域および/
    または前記編集ポイントの中のディフォルトにある編集
    領域または編集ポイントを選択状態で、他の編集領域お
    よび/または編集ポイントを非選択状態で表示すること
    を特徴とする請求項1乃至21の何れか1項に記載の記
    録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示
    方式。 (19)前記ディフォルトは第1番目に登録された編集
    領域または編集ポイントであることを特徴とする請求項
    18記載の記録装置のユーザインターフェースにおける
    編集領域表示方式。 (20)前記入力手段で修正ボタンが押下された状態に
    おいて、前記入力手段でスクロールボタンが押下された
    ときには、登録されている編集領域および/または編集
    ポイントが所定の順序で順次選択状態になされることを
    特徴とする請求項1乃至19の何れか1項に記載の記録
    装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示方
    式。 (21)前記所定の順序は登録順であることを特徴とす
    る請求項20記載の記録装置のユーザインターフェース
    における編集領域表示方式。 (22)前記表示制御手段は、前記前記入力手段で修正
    ボタンが押下された状態において、前記入力手段でキャ
    ンセルボタンが押下されたことを条件として選択状態に
    ある編集領域または編集ポイントを前記ビットマップエ
    リアから消去することを特徴とする請求項1乃至21の
    何れか1項に記載の記録装置のユーザインターフェース
    における編集領域表示方式。 (23)前記入力手段で修正ボタンが押下された状態に
    おいて編集領域が選択状態にある場合には、当該編集領
    域のサイズおよび/または位置が訂正可能となされてい
    ることを特徴とする請求項1乃至22の何れか1項に記
    載の記録装置のユーザインターフェースにおける編集領
    域表示方式。 (24)前記表示制御手段は、前記訂正が終了したこと
    を条件として、前記編集領域を前記ビットマップエリア
    の訂正された位置に訂正されたサイズで表示するもので
    あることを特徴とする請求項23記載の記録装置のユー
    ザインターフェースにおける編集領域表示方式。 (25)前記入力手段で修正ボタンが押下された状態に
    おいて編集ポイントが選択状態にある場合には、当該編
    集ポイント位置が訂正可能となされていることを特徴と
    する請求項1乃至24の何れか1項に記載の記録装置の
    ユーザインターフェースにおける編集領域表示方式。 (28)前記表示制御手段は、前記訂正が終了したこと
    を条件として、前記編集ポイントを前記ビットマップエ
    リアの訂正された位置に表示するものであることを特徴
    とする請求項25記載の記録装置のユーザインターフェ
    ースにおける編集領域表示方式。 (27)前記入力手段で修正ボタンが押下された状態に
    おいて、前記入力手段で機能変更ボタンが押下されたこ
    とを条件として、選択状態にある編集領域または編集ポ
    イントに施される編集機能が変更可能となされているこ
    とを特徴とする前記1乃至26の何れか1項に記載の記
    録装置のユーザインターフェースにおける編集領域表示
    方式。
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