JPH0225837Y2 - - Google Patents

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JPH0225837Y2
JPH0225837Y2 JP12521085U JP12521085U JPH0225837Y2 JP H0225837 Y2 JPH0225837 Y2 JP H0225837Y2 JP 12521085 U JP12521085 U JP 12521085U JP 12521085 U JP12521085 U JP 12521085U JP H0225837 Y2 JPH0225837 Y2 JP H0225837Y2
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pressure
cylinder
solenoid
lifting table
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、昇降テーブルの重量及びその上載荷
重、つまり負荷を平衡シリンダによる力によつて
釣り合わせながら、駆動シリンダによつて昇降テ
ーブルを昇降動するリフタにおいて、その平衡シ
リンダ及び駆動シリンダを制御する制御装置に関
する。
「従来の技術」 この種のリフタ用制御装置として、実開昭56−
84103号公報に開示されているように、駆動シリ
ンダの速度を速度制御回路によつて制御するとと
もに、平衡シリンダに接続されたアキユームレー
タに、平衡圧設定用圧力調整弁で設定された平衡
圧を蓄積するものが知られている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、これによると、昇降テーブルが下降限
位置より上昇するときに、その初期速度が遅いと
いう問題点があつた。
そこで、本考案の目的は、昇降テーブルの上昇
初期速度のスピードアツプを図ることにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案の特徴は、平衡圧より高い下降限保持圧
を設定するための下降限保持圧設定用圧力調整弁
を、昇降テーブルが下降限位置に達したとき開く
切換弁を介してアキユームレータに接続したこと
にある。
「作用」 昇降テーブルが下降限位置で停止していると
き、アキユームレータに平衡圧よりも高い下降限
保持圧が蓄積され、昇降テーブルが上昇を開始す
ると、この下降限保持圧が平衡シリンダに作用す
る。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1ないし第3図において、昇降テーブル1
は、リンク2,3をX字状にピン連結した前後一
対のパンタグラフ4によつて基枠5上に上下動可
能に装着されている。昇降テーブル1と基枠5の
間には、前後一対の駆動シリンダ6と左右一対の
平衡シリンダ7が配設されている。リンク2,3
の上端は昇降テーブル1にピン連結され、下端は
基枠5にピン連結されている。
駆動シリンダ6は、そのシリンダ本体6aの基
端を基枠5の右端部に回動自在に枢着され、また
そのピストンロツド6bの先端を、一対のパンタ
グラフ4のリンク2の上端とともに昇降テーブル
1にピン連結され、駆動シリンダ6は全体として
傾斜している。この駆動シリンダ6のピストンロ
ツド6bが伸縮することにより昇降テーブル1は
上下動される。
平衡シリンダ7は、いわゆるテレスコープ形シ
リンダになつており、基枠5上に垂直に設置さ
れ、その最上段のロツド7aは昇降テーブル1を
下側から支持している。この平衡シリンダ7は、
昇降テーブル1に対しそれ自体の重量及びその上
載荷重と釣り合うように作用する。
また、昇降テーブル1をその上昇限位置にロツ
クするために、上昇限ロツクシリンダ8が、昇降
テーブル1の前後左右四隅において支柱9に装着
されている。すなわち、第4,5図に示すように
このシリンダ8は、そのシリンダ本体8aを支柱
9の側面に固着された取付台10に回動自在に枢
着され、そのピストンロツド8bの先端は、同じ
く取付台10に枢着されたクランク11とピン連
結されいる。一方、昇降テーブル1の前後左右四
隅角部には、垂直ブラケツト12が垂設されてい
るとともに、この垂直ブラケツト12の下端に水
平ブラケツト13が突設され、昇降テーブル1
は、この水平ブラケツト13が支柱9の上端に備
えられているゴム製ストツパ14に係接する位置
まで上昇することができる。水平ブラケツト13
がストツパ14に係接すると同時に上昇限ロツク
シリンダ8が作動し、クランク11が上側に回動
されて水平ブラケツト13の下側に入り、ストツ
パ14と協働して水平ブラケツト13を上下に挾
持する。これによつて昇降テーブル1は上昇限位
置にロツクされる。
駆動シリンダ6、平衡シリンダ7及び上昇限ロ
ツクシリンダ8は第6図に示す空気圧回路によつ
て制御される。
同図において、両駆動シリンダ6のヘツド側室
(上室)は、可変絞り15aと逆止弁16aとか
らなる上昇速度(高速)設定用速度制御回路17
aを介して上昇・下降切換用電磁切換弁(5ポー
ト)18のBポートに配管接続されているととも
に、さらにこれとは並列に、同じく可変絞り19
aと逆止弁20aとからなる上昇中間減速(低
速)用速度制御回路21aを介し上昇減速・下降
減速切換用電磁切換弁(5ポート)22のBポー
トに接続されている。また、両駆動シリンダ6の
キヤツプ側室(下室)は、可変絞り15bと逆止
弁16bとからなる下降速度(高速)設定用速度
制御回路17bを介して電磁切換弁18のAポー
トに接続されているとともに、さらにこれとは並
列に、同じく可変絞り19bと逆止弁20bとか
らなる下降中間減速(低速)用速度制御回路21
bを介し上昇減速・下降減速切換用電磁切換弁2
2のAポートに接続されている。
可変絞り15a,15bの絞り量は可変絞り1
9a,19bの絞り量よりも小さく、つまり前二
者の流れ抵抗は後二者の流れ抵抗よりも小さく、
従つて速度制御回路17a,17bの流量は速度
制御回路21a,21bの流量よりも大きくなる
ように設定されている。
電磁切換弁18のPポート及び電磁切換弁22
のPポートは、いずれも駆動圧(高圧)設定用圧
力調整弁23、ルブリケータ24、フイルタ25
及び給気・排気切換用手動式主切換弁(3ポート
ボール弁)26を介して圧縮空気供給源27に接
続されている。
両平衡シリンダ7は、平衡起動用電磁切換弁
(3ポートであるがRポートは遮断)28、給
気・排気切換用手動式副切換弁29、逆止弁30
及び平衡圧(低圧)設定用圧力調整弁31を介し
上記ルブリケータ24に接続されているととも
に、電磁切換弁28からさらにフイルタ32を介
してアキユームレータ(タンク)33に接続され
ている。主切換弁26及び副切換弁29は切換状
態を機械的にロツクできる。
4個の上昇限ロツクシリンダ8のキヤツプ側室
(下室)は、ロツク・アンロツク切換用電磁切換
弁(5ポート)34のAポートに接続され、ヘツ
ド側室(上室)は同電磁切換弁34のBポートに
接続されている。この電磁切換弁34のPポート
は上記駆動圧設定用圧力調整弁23に接続されて
いる。また、この圧力調整弁23には下降限保
持・解除切換用電磁切換弁(5ポート)35のP
ポートも接続されている。さらに、電磁切換弁3
5のAポートは逆止弁36及び下降限保持圧(低
圧)設定用圧力調整弁37を介して上記平衡起動
用電磁切換弁28のPポートに接続されている。
上記電磁切換弁18と22と34と35のRポ
ート及びSポートは、いずれも排気用オイルミス
トセパレータ38に接続され、これを通じて排気
される。
また、駆動シリンダ6のキヤツプ側室(下室)
は逆止弁39を介して電磁切換弁34のAポート
に接続され、ヘツド側室(上室)は逆止弁40を
介して電磁切換弁35のAポートに接続されてい
る。
平衡シリンダ7は、下降限検知用リミツトスイ
ツ41と上昇限検知用リミツトスイツチ42とに
よつて下降限位置に達したこと及び上昇限位置に
達したことを検知されるとともに、さらに下降中
間検知用リミツトスイツチ43と上昇中間検知用
リミツトスイツチ44とによつて下降中間位置に
達したこと及び上昇中間位置に達したことも検知
される。また、4個の上昇限ロツクシリンダ8
は、それぞれアンロツク検知用リミツトスイツチ
45によつてアンロツク状態になつたことを検知
される。
なお、上記電磁切換弁18,22,28,3
4,35は全てノーマルクローズド形で、そのう
ち34と35は自己保持形でもある。
第7図は昇降テーブル1、上昇限ロツクシリン
ダ8、リミツトスイツ41〜45、電磁切換弁1
8,22,28,35の動作のタイムチヤート
で、これを参照に全体の作用を説明する。
通常は、手動式主切換弁26及び副切換弁29
を給気側に切り換えて機械的にロツクし、また平
衡起動用電磁切換弁28のソレノイド28aをオ
ンにしておく。平衡圧設定用圧力調整弁31に係
る平衡圧がアキユームレータ33に蓄積され、そ
の圧が平衡シリンダ7に作用する。
今、下降限保持・解除用電磁切換弁35のソレ
ノイド35aをオンにして下降限保持側に切り換
えるとともに、上昇・下降切換用電磁切換弁18
のソレノイド18b及び上昇減速・下降減速切換
用電磁切換弁22のソレノイド22bもオンにし
て下降側に切り換えると、下降限保持圧設定用圧
力調整弁37の設定に係る下降限保持圧がアキユ
ームレータ33に蓄積されるとともに、その圧が
平衡シリンダ7に作用し、また駆動シリンダ6の
上室に駆動圧設定用圧力調整弁23の設定に係る
駆動圧が入り、昇降テーブル1は下降限位置に保
持される。なお、下降限保持圧設定用圧力調整弁
37の設定に係る下降限保持圧は平衡圧設定用圧
力調整弁31に係る平衡圧よりも高い。
この状態より昇降テーブル1を上昇させるに
は、電磁切換弁18のソレノイド18a及び電磁
切換弁22のソレノイド22aをオンにして上昇
側に切り換えるとともに、電磁切換弁35のソレ
ノイド35bをオンにして解除側に切り換える。
これによつて、駆動圧が、電磁切換弁18のPポ
ート、Aポート、逆止弁16bを介して駆動シリ
ンダ6の下室に入るとともに、さらにこの駆動圧
は、電磁切換弁22のPポート、Aポート、逆止
弁20bを結ぶ通路からも駆動シリンダ6の下室
に入り、一方、この駆動シリンダ6の上室の空気
は、上昇速度設定用速度制御回路17aの可変絞
り15aによつて絞られながら、電磁切換弁18
のBポート及びSポートを介して排気用オイルミ
ストセパレータ38から排気される。このため、
駆動シリンダ6のピストンロツド6bは可変絞り
15aによつて設定される速度(高速)で伸長
し、昇降テーブル1を高速で上昇させる。これと
同時に平衡シリンダ7の多段のロツドも順次上昇
する。その上昇初期において、平衡シリンダ7に
はアキユームレータ33に蓄積されている下降限
保持圧が作用するため、昇降テーブル1は直ちに
上昇を開始する。すなわち、昇降テーブル1の下
降限保持時に、下降限保持圧をアキユームレータ
33に蓄積しておくことにより、昇降テーブル1
の上昇開始速度を速くすることができるものであ
る。
平衡シリンダ7のロツドの上昇に伴い上昇中間
検知用リミツトスイツチ44がオンになると、上
昇・下降切換用電磁切換弁18のソレノイド18
aがオフになつてこの電磁切換弁18が中立状態
になると同時に、平衡起動用電磁切換弁28のソ
レノイド28aもオフになり、平衡シリンダ7は
圧力供給を遮断される。この状態では、駆動圧
が、上昇中間減速・下降中間減速切換用電磁切換
弁22のPポート、Aポート、逆止弁20bを結
ぶ通路を通じて駆動シリンダ6の下室に入り、一
方、駆動シリンダ6の上室の空気が、可変絞り1
5aで絞られた後、さらにこれより流れ抵抗の大
きい可変絞り19aで絞られながら排気されるた
め、昇降テーブル1の上昇速度は減速される。
電磁切換弁18のソレノイド18a及び電磁切
換弁28のソレノイド28aがタイマ(図示せ
ず)で設定されたT1時間後に再び自動的にオン
になると、昇降シリンダ1は再び高速で上昇され
る。
平衡シリンダ7が上昇限位置に達したことが上
昇限検知用リミツトスイツチ42によつて検知さ
れると、ロツク・アンロツク切換用電磁切換弁3
4のソレノイド34aがオンになり、駆動圧が上
昇限ロツクシリンダ8の下室に入り、そのピスト
ンロツド8bが上昇して昇降テーブル1が第4,
5図において実線で示すようにロツクされる。こ
のロツク中、電磁初換弁18のソレノイド18a
及び電磁切換弁28のソレノイド28aはオン状
態を継続する。
このようにロツクされている昇降テーブル1を
下降させるには、先ずロツク・アンロツク切換用
電磁切換弁34のソレノイド34bをオンにして
アンロツク側に切り換える。これによつて、上昇
限ロツクシリンダ8の上室に駆動圧が入り、その
ピストンロツド8bが下降して昇降テーブル1は
ロツク状態を解除される。これに伴い、アンロツ
ク検知用リミツトスイツチ45がオンになると、
電磁切換弁18のソレノイド18b及び電磁切換
弁22のソレノイド22bがオンになつて下降側
に切り換わり、駆動シリンダ6の上室に駆動圧が
入ると同時に、その下室の空気が、流れ抵抗の小
さい可変絞り15bで絞られながら排気されるた
め、昇降テーブル1は高速で下降され、また平衡
シリンダ7のロツドも順次下降してそのなかの空
気はアキユームレータ33へ戻される。
平衡シリンダ7のロツドの下降に伴い下降中間
検知用リミツトスイツチ43がオンになると、電
磁切換弁18のソソレノイド18bがオフになつ
てこの電磁切換弁18が中立状態になると同時
に、電磁切換弁28のソレノイド28aもオフに
なる。この状態では、駆動圧が電磁切換弁22を
介して駆動シリンダ6の上室に入り、一方、駆動
シリンダ6の下室の空気が、可変絞り15bで絞
られた後、さらにこれより流れ抵抗の大きい可変
絞り19bで絞られながら排気されるため、昇降
テーブル1の下降速度は減速される。
電磁切換弁18のソレノイド18bと電磁切換
弁28のソレノイド28aが別のタイマで設定さ
れたT2時間後に再び自動的にオンになると、昇
降シリンダ1は再び高速で下降される。
平衡シリンダ7のロツドが下降限位置に達した
ことが下降限検知用リミツトスイツチ41によつ
て検知されると、電磁切換弁35のソレノイド3
5aがオンになり、昇降テーブル1が上記のよう
に下降限位置に保持される。
昇降テーブル1を上昇または下降途中で緊急停
止させるときは、電磁切換弁28のソレノイド2
8aとともに電磁切換弁18のソレノイド18
a,18b及び電磁切換弁22のソレノイド22
a,22bを同時にオフにする。
「考案の効果」 本考案によれば、昇降テーブルが下降限位置で
停止しているとき、アキユームレータに平衡圧よ
りも高い下降限保持圧を蓄積できるため、昇降テ
ーブルの上昇初期の速度を速くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はリフタの正面図、第2図は同平面図、
第3図は同側面図、第4図及び第5図はその一部
の拡大側面図及び同正面図、第6図は本考案に係
る制御装置の空気圧回路図、第7図はそのタイム
チヤートである。 1……昇降テーブル、6……駆動シリンダ、7
……平衡シリンダ、17a,17b,21a,2
1b……速度制御回路、31……平衡圧設定用圧
力調整弁、33……アキユームレータ、35……
下降限保持・解除用電磁切換弁、37……下降限
保持圧設定用圧力調整弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 昇降テーブルの重量及びその上載荷重を平衡シ
    リンダの力によつて釣り合わせながら、駆動シリ
    ンダによつて昇降テーブルを昇降動し、またこの
    駆動シリンダの速度を速度制御回路によつて制御
    するとともに、平衡シリンダに接続されたアキユ
    ームレータに、平衡圧設定用圧力調整弁で設定さ
    れた平衡圧を蓄積するリフタ用制御装置におい
    て、上記平衡圧より高い下降限保持圧を設定する
    ための下降限保持圧設定用圧力調整弁を、上記昇
    降テーブルが下降限位置に達したとき開く切換弁
    を介して上記アキユームレータに接続したことを
    特徴とするリフタ用制御装置。
JP12521085U 1985-08-16 1985-08-16 Expired JPH0225837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12521085U JPH0225837Y2 (ja) 1985-08-16 1985-08-16

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JP12521085U JPH0225837Y2 (ja) 1985-08-16 1985-08-16

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Publication Number Publication Date
JPS6234594U JPS6234594U (ja) 1987-02-28
JPH0225837Y2 true JPH0225837Y2 (ja) 1990-07-16

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ID=31017913

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JP12521085U Expired JPH0225837Y2 (ja) 1985-08-16 1985-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05186064A (ja) * 1992-01-08 1993-07-27 Ricoh Co Ltd 用紙収納カセット
JP2597362Y2 (ja) * 1992-01-16 1999-07-05 シーケーディ株式会社 空気圧シリンダの速度制御装置

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JPS6234594U (ja) 1987-02-28

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