JPH02257999A - 除湿式衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用する除湿式衣類乾燥機
に関するものである。

従来の技術 従来、この皿の除湿式衣類乾燥機を用いて湿った衣類を
乾燥した場合の乾燥機庫内の温度、つまり回転ドラム出
口の循環風の温度変化を第５図に示す。第５図において
、人は予熱乾燥工程、Ｂは恒率乾燥工程、Ｃは減率乾燥
工程で、通常の使用状態ではこのような工程を経て乾燥
終了となるのが一般的である。

発明が解決しようとする課題 現在、一般的に使用されている除湿式衣類乾燥機を用い
て湿った衣類を乾燥した場合、回転ドラム出口の循環風
の温度変化は前述のような工程を経る。

このように乾燥工程で所定温度の温熱状態が所定時間維
持できる恒率乾燥工程Ｂが存在する場合は衣類に付着し
ている一般雑菌の除菌を行うことができる。第６図は恒
率乾燥温度と恒率乾燥時間によって衣類に付着している
一般雑菌の除菌ができることを示した図である。この図
から明らかなように恒率乾燥温度が高ければ高い程、ま
た恒率乾燥時間が長ければ長い程除菌効果が向上するこ
とがわかる。

ところが投入される衣類の量や、衣類の湿り具合いによ
って回転ドラム出口の循環風の温度変化は第５図に示す
様な工程を取らないことがあり、このような場合には衣
類に付着している一般雑菌の除菌効果が低下することが
あった。

そこで、本発明は回転ドラム内の温度コントロー／Ｌ／
を行うことによって徐々に乾燥していき湿熱状態を作り
出すことによって、また衣類に悪影響を及ぼさない比較
的低温度で除菌効果を得ることを第１の目的としている
。

第２の目的は、除湿能力を一時的停止することによって
衣類の量や、衣類の湿セ具合いに関係なく、また比較的
短時間で除菌効果を得ることにある。

また第３の目的は、回転ドラムを一時的に停止させ、こ
の時に回転ドラム内に蒸気を供給することによって衣類
の量や、衣類の湿り具合いに関係なく、安定した除菌効
果を得ることにある。

課題を解決するための手段 そして上記第１の目的を達成するために本発明の第１の
手段は、回転ドラム内を循環をする循環風温度が所定時
間に過昇温度に達した場合、過昇温度より低い温度で一
定の湿熱状態になるように熱源を制御する構成とするも
のである。

また第２の目的を達成するために、本発明の第２の手段
は、回転ドラム内を循環する循環風温度が所定時間に過
昇温度に達した場合、所定時間除湿手段を停止させる構
成とするものである。

さらに第３の目的を達成するために、本発明の第３の手
段は、回転ドラム内を循環する循環風温度が所定時間に
過昇温度に達した場合、回転ドラム内を高温高湿状態と
、するために回転ドラムを一時的に停止させのち蒸気を
供給する構成とするものである。

作用 上記第１の手段により、回転ドラム内に投入される衣類
の量が少ない場合や、投入された衣類があまり湿ってお
らず、所定時間に過昇温度に達する場合は過昇温度よし
低い温度で一定になるように熱源を制御し、湿熱状態の
恒率乾燥工程を設けることにより、投入された衣類に悪
影響を及ぼさない比較的低温度で除菌効果を得ることが
できる。

また、第２の手段では除湿能力を一時的に停止するため
、回転ドラム内を比較的高温で、しかも高湿状態とする
ことができ、これによって比較的短時間で除菌効果が得
られる。

また第３の手段では、回転ドラム内にその運転を停止さ
せた状態で蒸気を供給するため、回転ドラム内に投入さ
れる衣類の量や湿り具合い等の条件に関係なく、高温高
湿状態とすることができ、安定した除菌効果が得られる
。

実施例 以下、本発明の第１の実施例を第１図にもとづいて説明
する。第１図において、１は本体２内に回転自在に設け
られた回転ドラム、３は前記回転ドラム１内を循環する
循環風４を送風するとともに循環風４と外気との熱交換
を行なわせる熱交換型送風機である。５は前記熱交換型
送風機３尾より回転ドラム１内に送風される循環風４を
加熱する熱源である。６は回転ドラム１内からの排気を
再度熱源側に戻す循環風経路である。７は前記熱交換型
送風機３の冷却風８を導く冷却風経路であり、９は冷却
風８を導入する吸気穴１ｏを有する裏板である。１１は
熱交換によって生じた凝縮水を排水する排水口であり、
１２は循環風４の温度を検知する温度検知手段である。

上記構成の除湿式衣類乾燥機によって以下本発明の詳細
な説明を行なう。

従来例で説明したように、通常湿った衣類を乾燥する場
合、回転ドラム１内を循環する循環風４の温度変化は第
５図に示した３つの工程を経て乾燥終了となるのが一般
的であるが、投入される衣類が比較的少ない場合、ある
いは、投入された衣衣類の湿り具合いが少ない場合一回
転ドラム１内を循環する循環風４の温度変化は、第２図
のａで示すような工程となる。つまシ、衣類に含まれて
いる総水分量が少ないため、回転ドラム１内を循環する
循環風４は、熱源５によって加熱され、第２図のａに示
すように短時間で急激に温度上昇し、衣類への悪影響防
止及び機体への悪影響防止のために設定されている過昇
温度へと達する。従来は、第２図の乙に示すようにとの
過昇温度を大きく越えないように熱源６をオン、オフし
ながら所定時間運転した後に乾燥終了となるのが一般で
あった。

しかしこの状態では、衣類はすぐに乾いてしまい除菌に
必要な、湿熱状態が得られなかった。そこで本発明の第
１の実施例では、第１図、第２図のｂに示すように投入
される衣類の条件によって、第２図のｂのように、運転
開始から所定時間を内に、回転ドラム１出口の循環風４
の温度が、温度検知手段１２によって検知され、ざらに
過昇温度判定手段１３によって過昇温度と判定された場
合、熱源６を制御する熱源制御手段１４によって熱源６
をオン、オフし循環風４の温度を過昇温度より低い温度
一定の湿熱状態、つまり通常乾燥の恒率乾燥工程に和尚
する工程が設けられるようにする。

これにより、過昇温度より低い温度で徐々に乾燥してい
くため衣類に悪影響を及ぼすことなく除菌効果を得るこ
とが可能となる。

次に第２の実施例について第３図を用いて説明する。第
１の実施例の第２図のｂで説明したように、投入される
衣類の条件によって、運転開始から所定時間を内に回転
ドラム１出口の循環風４の温度が、温度検知手段１２及
び過昇温度判定手段１３によって過昇温度と判定された
場合、除湿制御手段１５によって、除湿停止手段１６を
作動させ、除湿能力を所定時間停止させる。これによっ
て過昇温度とほぼ同一の比較的高温で、しかも除湿能力
を停止させているため高湿度の状態、つまり高温の恒率
乾燥工程となるため、短時間で安定した除菌効果が得ら
れる。そして所定時間除湿停止手段１６を作動させに後
、これを解除し、通常の除湿乾燥を行なわせる。

次に第４図を用いてｖＪ３の実施例について説明する。

第３の実施例では、第１．第２の実施例と同様に、所定
時間を内に過昇温度を検知した場合、蒸気発生制御手段
１７によって、回転ドラム１の運転を制御する回転ドラ
ム制御手段１８によって回転ドラム１を断続的に運転さ
せ、回転ドラム１停止時だ蒸気発生手段１９によって所
定時間回転ドラム１内に高温の蒸気を供給する。これに
よって、回転ドラム１内を、高温高湿状態に維持するこ
とができ、投入される衣類の条件に関係なく安定した除
菌効果を得ることができる。その後通常の除湿乾燥を行
なわせる。

発明の効果 以上のように本発明は、回転ドラム内の温度コントロー
／Ｌ／を行ない湿熱状態を作るため、比較的低温で除菌
効果を得ることができるものである。

また、除湿能力を一時的に停止させることによって高温
高湿状態にするため、投入される衣類の条件に関係なく
比較的短時間で除菌効果を得ることができるものである
。

さらに、回転ドラムを停止させて蒸気を供給することに
よって高温高湿状態にするため、投入される衣類の条件
に関係なく安定した除菌効果を得ることができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の・一実施例を示した衣類乾燥機の縦断
面図、第２図は本発明ならびに従来の衣類乾燥機運転時
の回転ドラム循環風の温度変化を示す図、第３図、第４
図は本発明の第２．第３の実施例を示す衣類乾燥機の縦
断面図、第６図は従来の衣類乾燥機運転時の回転ドラム
循環風の温度変化を示す図、第６図は恒率乾燥工程での
条件と衣類に付着した一般雑菌の除菌効果との関係を示
す図である。 １・・・・・・回転ドラム、６・・・・・・熱源、６・
・・・・・循環風経路、１２・・・・・・熱源制御手段
、１５・・・・・・除湿制御手段、１６・・・・・・除
湿停止手段、１７・・・・・・蒸気発生制御手段、１８
・・・・・・回転ドラム運転制御手段、１９・・・・・
・蒸気発生手段。。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名１−
ｍ−回転ドラム 第２図 ＲＰＪＪ 第 図 凍 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）衣類を転動する回転ドラムと、この回転ドラム内
   に送風する送風手段と、この送風を加熱する熱源と、前
   記回転ドラム内からの排気を再度熱源側に戻す循環風経
   路と、前記循環風経路内の空気の除湿を行う熱交換手段
   と、循環風の温度を検知する温度検知手段と、この温度
   検知手段からの信号を入力し、前記熱源を制御する制御
   手段とを備え、前記循環風の温度が所定時間内に過昇温
   度に達した場合、前記制御手段によって、前記過昇温度
   より低い温度で一定になるように熱源を制御する構成と
   した除湿式衣類乾燥機。
2. （２）衣類を転動する回転ドラムと、この回転ドラム内
   に送風する送風手段と、この送風を加熱する熱源と、前
   記回転ドラム内からの排気を再度熱源側に戻す循環風経
   路と、前記循環風経路内の空気の除湿を行う除湿手段と
   、前記除湿手段を停止させる除湿停止手段と、循環風の
   温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段から
   の信号を入力し、前記除湿停止手段の制御を行う除湿制
   御手段とを備え、前記除湿制御手段は、前記循環風の温
   度が所定時間内に過昇温度に達した場合、所定時間前記
   除湿停止手段を作動させる構成とした除湿式衣類乾燥機
   。
3. （３）衣類を転動する回転ドラムと、この回転ドラム内
   に送風する送風手段と、この送風を加熱する熱源と、前
   記回転ドラム内からの排気を再度熱源側に戻す循環風経
   路と、前記回転ドラムの運転を制御する回転ドラム運転
   制御手段と、前記循環風経路内の空気の除湿を行う熱交
   換手段と、蒸気を発生させる蒸気発生手段と、循環風の
   温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段から
   の信号を入力し、前記回転ドラム運転制御手段と蒸気発
   生手段とを制御する蒸気発生制御手段とを備え、前記蒸
   気発生制御手段は、前記循環風の温度が所定時間内に過
   昇温度に達した場合、前記蒸気発生制御手段によって前
   記回転ドラム運転制御手段に信号を送り、回転ドラムを
   断続的に回転させるとともに、回転ドラム停止時に蒸気
   発生手段を作動させて回転ドラム内に蒸気を供給する構
   成とした除湿式衣類乾燥機。