JPH02257859A - ヨードを含有した調味茹卵の製造方法 - Google Patents

ヨードを含有した調味茹卵の製造方法

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JPH02257859A
JPH02257859A JP1079053A JP7905389A JPH02257859A JP H02257859 A JPH02257859 A JP H02257859A JP 1079053 A JP1079053 A JP 1079053A JP 7905389 A JP7905389 A JP 7905389A JP H02257859 A JPH02257859 A JP H02257859A
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JP
Japan
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iodine
liquid
egg
mother liquor
seaweed
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Pending
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JP1079053A
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English (en)
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Hideya Onodera
小野寺 英也
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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヨードを含有した茹卵の製造方法に関する。
本来ヨードは人体にとって不可欠な必須ミネラル成分の
一種で、毎日継続して食事中に1. Owg程度を摂取
することにより、より望ましい健康状態が保持されるこ
とが報告されている。但しヨードは単体では不安定な劇
薬であり、従って人体に摂取されるヨードは有機的ある
いは無機的に他物質と安定無害な形で結合している、い
わゆる自然食品として含有されている状態が最も好まし
く、例えばヨード含有量(3,000〜5.000 p
 pm)の極めて豊富な褐藻類の昆布の摂取などは、自
然食品の状態として安定して存在している事例として挙
げられる。
このような理由で、ヨードは既に生の鶏卵などにおいて
は親鶏を飼育中に海藻を餌料に添加することにより、ヨ
ードを体内の卵に徐々に蓄積させ、高濃度に含有せしめ
た後産卵させるなどの手段が開発されている。この種の
卵はヨード含有量1.0〜1.2■/100gと一般の
生鶏卵に比し約20倍の蓄積が充分可能である。
但しこの開発事例は体内の卵の場合であって、既に体外
へ産出された一般卵に対するヨードの添加手段は、いま
だに開発されるに至うていない。
本発明はこのような見地から、ヨード含有の少ない通常
の一般卵に対して、殻付きのまま外観、風味を損するこ
となく自然食品の形で結合している安全無害なヨードを
含有した茹卵を製造する方法を提供しようとするもので
ある。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
まずヨード液の製造方法を述べる。すなわち海藻、特に
ヨードを多量に含有する褐藻類のコンブ、アラメ、カジ
ノ(ヨード含有1ii3,000〜5,000ppm)
を原料とし生はそのまま、乾燥品であればこれを水戻し
して生鮮の状態に復元し、ミキサーなどを使用してすり
潰した後、適量の清水、食塩と数種の消化酵素類を添加
混合して泥ガニ状となし適度にかくはん後、液温15〜
20°Cに保持すると、海藻組織は徐々に酵素により消
化分解し熟成して重湯状の混濁液を得る。
この隙の食塩の添加は、腐敗細菌の増殖を著しく抑制し
て酵素作用のみを働かせることによって、藻体はその主
成分である蛋白、炭水化物などが分ML、さらにペプト
ン、ペプチド、有機塩基、ブドウ糖などが生成され、ま
た藻体中のヨードも、藻体組織との強固な物理化学的結
合より解離して安定無害な沃化物として、分解熟成液中
に移行し、次の工程の卵内への浸透を容易ならしめるも
のである。
なお、ヨード母液中には海藻中の糊成分のアルギン酸な
どが溶解しており粘稠性が強いので、これを低下させる
ために、食酢やクエン酸などの無害な有機酸を添加して
pI(a、o程度の弱酸性とすると、アルギン酸及び一
部蛋白はゲル状となって凝固する。この液を更に80℃
以上で5分以上加熱してこの凝固作用を強化して後、遠
心分離などの手段により以上の不要の固体並びに未消化
の繊維質などの固形分が除去される。最後に草木灰水溶
液の上澄み液を添加して中和する。このようにして得ら
れたろ液は淡黄、清澄な水溶液で、この発明の主眼とな
るヨードを初めとして、塩分並びに昆布などの旨味成分
の主体であるグルタミン酸ソーグーなどの各種のアミノ
酸類を豊富に含有して、次工程における卵の浸漬処理に
おいて卵内への浸透移行を容易になし得るものである。
(以降、この液を消化液と称する。) 次の工程では熱水、蒸気、焦熱処理などで加熱して得ら
れた茹卵を、30〜300m11gの減圧下に5分間保
持して卵殻内の減圧、脱気をなして後、この卵を直ちに
常温常圧において消化液中に1〜2時間浸漬する。昆布
消化液は卵殻の気孔から毛細管を経て減圧された卵内に
浸透するので、この液中に溶解している沃化物、塩分並
びにアミノ酸類が、液に付随して卵内に移行するもので
ある。
これらの浸透の程度は昆布消化液の濃度、卵の減圧条件
や浸漬時間の調整により、望むところのヨード含量や塩
味、香味を有する調味茹卵を得ることも可能である。
このようにして得られた茹卵は、多量の有効なヨードが
無害安定な自然に存在する沃化物の形で卵内に含有され
、なおかつ調味卵として好ましい塩味と香味を付加して
、−層その商品価値を高めることができる。
実施例 Mサイズの生の鶏卵30個を洗浄し、清水中で徐々に加
熱し、90℃以上で7分保持して取りあげて硬茹卵とな
した。
次に乾燥昆布10kgを洗浄して1時間水戻しを行い、
生の状態に復元してミキサーで細砕し清水を加えて5倍
重量とし、これに対し食塩15%重量と数種の消化酵素
の適量を添加し、適宜にかくはんしつつ、30±1℃の
室温に保管して48時間後に褐色泥状の混濁液を生成す
るの7、この液に食酢その他の有機酸を添加して液のp
Hを3.0の弱酸性となしかくはんして後、80℃にお
いて5分間加熱後、遠心分離器で固形分を除去して得た
る液を草木灰水溶液の上澄み液で中和して昆布消化液を
得た。
次に前述の茹卵を110−1gの減圧下で10分間保持
して後、直ちに消化液中に1時間浸漬する。
この減圧と浸漬処理を前後2回繰り返して後、取りあげ
て水洗、殻表を乾燥して最終的な調味茹卵28個(歩留
り93%)を得た。
この卵のヨード含有量は1.2■/100gと一般の茹
卵に比し10〜20倍と多くかつ適度の塩味と良好な香
味を付加し得た。
このように本発明は、上述したように一般の生鶏卵を原
料として、外殻を損することなく、人体に必須のヨード
を自然食品としての安全無害な状態で含有せしめ、かつ
茹卵としての風味を向上し商品価値を高めるための簡便
な手段を提供するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生の海藻を細砕し、清水と食塩、並びに各種の消化酵素
    を添加かくはんして得た消化熟成液を、無害の食酢など
    を添加して酸性となして加熱したろ液をさらに中和して
    ヨード母液を製する工程と、鳥類の茹卵をこのヨード母
    液中で、30〜300mmHgの減圧下で卵殻内を脱気
    、減圧して浸漬する工程とからなることを特徴とする、
    ヨードを含有した調味茹卵の製造方法。
JP1079053A 1989-03-30 1989-03-30 ヨードを含有した調味茹卵の製造方法 Pending JPH02257859A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6410060B1 (en) * 1998-05-19 2002-06-25 Biophile Corporation Method for the iodine fortification of eggs
CN103082334A (zh) * 2013-02-28 2013-05-08 天津科技大学 一种真空减压海绵渗透法半连续化快速生产硬心松花蛋的方法及系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6410060B1 (en) * 1998-05-19 2002-06-25 Biophile Corporation Method for the iodine fortification of eggs
CN103082334A (zh) * 2013-02-28 2013-05-08 天津科技大学 一种真空减压海绵渗透法半连续化快速生产硬心松花蛋的方法及系统

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