JPH02256720A - 石積み擁壁用大型ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、石積み擁壁用大型ブロックに関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来、４＋１壁の石積み作業は人力にたよっていたため
、作業者にとって重労働であるばかりでなく危険を伴う
作業であり、また、施工能率も悪く、その結果、施工単
価が高い等の問題点があった。

さらに、人力により運搬や据え付は作業を行っていたた
め、ブロック１個あたりの重さ、即ち大きさに限界があ
ることも施工能率にブレーキをかけていた。

［発明が解決しようとする課題１ 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、１個のブロックの大
きさを極力大きくして、この大型ブロックを機械により
運搬・把持せしめて、その擁壁の構築作業を機械化する
ことにより、施工能率を向上せしめ、省力化と施工費の
低減および安全性の向上を図ることのできる石積み擁壁
用大型ブロックを提供することにある。

［課題を解決するための手段１ 本発明の石積み擁壁用大型ブロックは、ブロック本体の
裏側に把持部を突設し、該把持部の側面に一対の把持孔
溝を凹設したことを特徴とし、上記一対の把持孔溝が把
持部の両側面に凹設されているか、又は上記一対の把持
孔溝が２つの把持部の各内側面に向かい合うように凹設
されていることを特徴とするものである。

また、上記ブロック本体、把持部及び／又は突設部の上
面には嵌合凹部を形成すると共に、ブロック本体、把持
部及び／又は突設部の下面には下段のブロックの嵌合凸
部と嵌合し得る嵌合凹部を形成したことも特徴とするも
のである。

さらに、上記ブロック本体の前面に目地パターンを刻設
したことも特徴とするものである。さらにまた、上記ブ
ロック本体の背部に栗石を一体的に設けたことを特徴と
するものである。

［実施例１ 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図において、１は石積み擁壁用ブロック本体であっ
て、通常のブロックの約４倍以上の表面積、たとえば高
さ（縦寸法）６０〜１００ｃ＋ａ、幅（横寸法）１２０
〜１８０ｃｍの大きさを有する。尚、本発明において、
ブロック本体１の大きさを上記特定の寸法に限定するも
のではない。第１Ａ図およＶ第１Ｂ図からも明らかなよ
うに、上記ブロック本体１の裏側中央部には把持部１ａ
が一体的に突設されている。該把持部１ａの両側面には
縦溝ｌａ’が形成されていて、その途中には後述する石
積み作業用機械の把持爪Ｇにより把持するための把持孔
溝１ａ″が囲設されている。尚、上記縦溝１ａ’は、把
持爪Ｇをこれに係止させて、把持したブロックが回転し
ないようにしている。

また、上記ブロック本体１及び把持部１ａの上面には、
半円柱状の嵌合凹部１ｂが突設されている。一方、該ブ
ロック本体１及び把持部１ａの下面には、嵌合凹部１ｃ
が形成されていて、積重ねた下段のブロック本体１の上
記嵌合凸部１ｂと沃合できるようになっている。上記嵌
合凹部１ｂの側面は傾斜面１ｂ’　となっている。

尚、本実施例のブロック本体１の裏側には、中央部の上
記把持部１ａの他に、左右に突設部１ｄが一体的に突設
されており、該突設部１ｄ及びブロック本体１の上面及
び下面には、各々嵌合凸部１ｂ及び嵌合凹部１ｃが形成
されている。従って、上下のブロックを千鳥状に布積す
る場合、上記中央の把持部１ａの上面の嵌合凸部１ｂは
、下段のブロックの左右の突設部１ｄの下面のに嵌合凹
部１ｃと嵌合することになる。

上記嵌合凹部１ｂ及び嵌合凹部１ｃは、ブロック本体１
のみの上面及び下面に形成してもよしまた、把持部１ａ
や突設部１ｄのみの上面及び下面に形成してもよい。

第２Ａ図および第２Ｂ図は第１図の大型ブロック幅（横
寸法）のみを１／２の大きさにした別の実施例を示すも
ので、ブロック本体２の裏側の左右に２つの把持部２ａ
を突設し、それらの内側面に相互に向かい合うように把
持孔溝２ａ″が凹設されている。２ａ’は上記縦溝１ａ
’　と同様の縦溝である。

第３図はブロック本体３の上面に嵌合凸部等の突起を省
いた別の実施例を示すもので、擁壁の最上部に積み重ね
る、いわゆる笠石として使用されるものである。

＃ＩＩＡＡ図、第４Ｂ図または第４Ｃ図は、それぞれブ
ロック本体４の前面に目地パターンａｌｌ’ＩＣを形成
した場合の別の実施例を示すものである。

第５図は上述のような各目地パターンを有する複数のブ
ロック本体を適宜組合わせて積重ねた擁壁の構成例を示
すものである。

尚、上記各大型ブロックより高さや幅をたとえば半分に
した１／２，１／４の大さ′！−羽整用ブロックを組み
合わせて、第５Ａ図や＠５Ｂ図のような擁壁を構成する
こともできる。

第６図はブロック本体６の背部に排水用の栗石７を一体
的に設けた場合の別の実施例を示すもので、これにより
栗石の裏込め投入作業を省略することができる。尚、上
記栗石７の材質としては、コンクリート、気泡コンクリ
ート、発泡スチロール、プラスチックが好ましい。

本発明のブロック本体は以上のように構成されているの
で、第１８図あるいは！＠２Ｂ図に示すように、石積み
作業用機械の２本の把持爪Ｇをブロック本体の把持溝に
閉じる方向に係合させて把持したり（第１Ｂ図を参照）
、２本の把持爪Ｇを開く方向に係合させて把持しく第２
Ｂ図を参照）、第７図に示すように、持ち上げて積み重
ねなから擁壁を構築する。尚、高さや横幅の異なる数種
類のブロック本体を適宜組み合わせて、従来画一的な擁
壁表面をいろいろなパターンにしたり、擁壁の高さを調
整するようにする。

第８Ａ図ないし第８Ｄ図は、大型ブロックの別の実施例
を示すものであって、基本的な構成は、前記第１図に説
明した大型ブロックと同じであるので、その相異点のみ
、以下に説明する。

ブロック本体８の裏側中央部に突設されている把持部８
ａの下半部分は左右がテーパー８ａ’　となっていて、
裏込石等を充填し易いようになっている。

また、左右の突設部８ｂは上半部分が欠けているので、
把持孔溝８ｃに係合する石積み作業用機械の把持爪が上
記突設部８ｂに当接する心配がなく、把持爪の操作性が
良くなる。

更に、上記突接部８ｂの外側面８１）′は、後方に傾斜
するように形成されているので、曲面擁壁を構築するこ
とが可能となる。

［発明の効果］ （１）ブロック本体の裏側に把持部を突設し、該把持部
の側面に一対の把持孔溝を凹設したので、石積み作業用
機械の把持爪により大型のブロックを確実かつ容易に把
持し、＃Ｉ壁を安全かつ能率的に構築することができる
。

（２）ブロック本体の上面に嵌合凸部を形成すると共に
、下面に下段のブロックの凸部と嵌合する嵌合凹部を形
成したので、擁壁を安全かつ確実に構築することができ
る。

（３）ブロック本体の前面に目地パターンを形成したの
で、各種の目地の４１１壁面を簡単に構成することがで
きる。

（４）ブロック本体の背部に栗石を一体的に設けたので
、栗石の裏込め作業を省略して、擁壁を迅速に構築する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の大型ブロックの一実施例を示す斜視図
、ｌＩＡ図はその平面図、第１Ｂ図は正面図、第２Ａ図
は別の実施例の平面図、第２Ｂ図はその正面図、第３図
は擁壁最上部のブロック本体の斜視図、ＰＩｔＪ４Ａ〜
４Ｃ図は各々ブロック表面の目地パターンを示す斜視図
、第５図は各種目地パターンのブロック本体を組合わせ
て構築した擁壁の目地模様を示す図、第５Ａ図および第
５Ｂ図は高さの異なるブロック本体と組み合わせて構築
した擁壁を示す図、第６図は栗石を一体的に設けたブロ
ック本体の実施例を示す錯視図、第７図は石積み作業用
機量戒による擁壁の構築作業を示す図、第８Ａ図は大型
ブロックの別の実施例を示す平面図、第８Ｂ図はその正
面図、第８Ｃ図は裏面図、第８Ｄ図は側面図、第９図は
擁壁の断面図である。 １・・・ブロック本体、１ａ・・・把持部、ｌａ’・・
・縦溝、１ａ　・・・把持孔溝、１ｂ・・・嵌合凸部、
ｌｂ’・・・傾斜面、１ｃ・・・嵌合凹部、２・・・ブ
ロック本体、２ａ・・・把持部、２ａ　・・・縦溝、２
ａ′′把持孔溝、３，４．６・・・ブロック本体、７・
・・栗石、８・・・ブロック本体、８ａ・・・把持部、
８ａ’・・・テーパー、８ｂ・・・突設部、８ｂ’・・
・外側面、８ｃ・・・把持孔溝、ａ、Ｉ）、ｅ・・・目
地パターン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ブロック本体の裏側に把持部を突設し、該把持部の
   側面に一対の把持孔溝を凹設したことを特徴とする石積
   み擁壁有天型ブロック。 ２、上記一対の把持孔溝が把持部の両側面に凹設されて
   いることを特徴とする請求項１に記載の石積み擁壁用大
   型ブロック。 ３、上記一対の把持孔溝が２つの把持部の各内側面に向
   かい合うように凹設されていることを特徴とする請求項
   １に記載の石積み擁壁用大型ブロック。 ４、上記ブロック本体、把持部及び／又は突設部の上面
   には嵌合凸部を形成すると共に、ブロック本体、把持部
   及び／又は突設部の下面には下段のブロック本体の嵌合
   凸部と嵌合し得る嵌合凹部を形成したことを特徴とする
   請求項１、２または３に記載の石積み擁壁用大型ブロッ
   ク。 ５、上記ブロック本体の前面に目地パターンを形成した
   ことを特徴とする請求項１、２、３または４に記載の石
   積み擁壁用大型ブロック。 ６、上記ブロック本体の背部に栗石を一体的に設けたこ
   とを特徴とする請求項１、２、３、４または５に記載の
   石積み擁壁用大型ブロック。