JPH02256433A - ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置 - Google Patents

ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置

Info

Publication number
JPH02256433A
JPH02256433A JP7946789A JP7946789A JPH02256433A JP H02256433 A JPH02256433 A JP H02256433A JP 7946789 A JP7946789 A JP 7946789A JP 7946789 A JP7946789 A JP 7946789A JP H02256433 A JPH02256433 A JP H02256433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapping
spindle
drilling
pitch
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7946789A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Tamura
田村 昭夫
Yukimi Tsuji
辻 幸美
Kazuya Tanaka
和也 田中
Takayuki Itoi
糸井 隆之
Nariyuki Tamoi
田茂井 成幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANGO KIKAI KOGYO KYODO KUMIAI
Original Assignee
TANGO KIKAI KOGYO KYODO KUMIAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANGO KIKAI KOGYO KYODO KUMIAI filed Critical TANGO KIKAI KOGYO KYODO KUMIAI
Priority to JP7946789A priority Critical patent/JPH02256433A/ja
Publication of JPH02256433A publication Critical patent/JPH02256433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多品種少量生産において、やや大型の単品ワー
クへ各種径の多数のねじ下穴切削と謹上穴にタップ立て
とを交互に行い、精密雌ねじを切削加工するドリリング
とタッピングの交番加工方法およびその装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、単品種大量生産におけるこの種方法およびその装
置には、NCボール盤、マシニングセンター、タッピン
グセンター等があり、これらのものはいずれも事前段取
作業として、プログラミング、押釦操作等および試削確
認等の多数の作業を必要とし、−回限りの単品加工であ
っても量産加工の場合と同様の事前段取作業が必要で、
高コストに付き、かえって非能率となるため、主に手動
ハンドル操作を行う卓上ボール盤、タッピング盤の汎用
機を利用し、加工部品(ワーク)に直接切削加工を施し
、該二接種間をドリリングとタッピングの工程に従って
ワークを移動させて行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の設備費の低廉な卓上ボール盤、タッピング盤を用
いて多品種少量のやや大型(見掛寸法約L500XW3
00XH200)(7)軽合金等のワークへ、多種径の
多数の小盲穴、深穴切削、小タップ立て等の精密加工を
行うものでは、先ず、多種径の多数の小盲穴、深い重切
削等のねじ下穴の切削加工を卓上ボール盤で行い、次い
で卓上ボール盤からタッピング盤へワークを移載し、該
ねじ下穴へタップ立てを行うため、卓上ボール盤とタッ
ピング盤の両テーブル上でワークの加工部位全ポイント
へ、ワークを手押しにより摺動させて横滑り移転するた
め、加工部位−ポイントに対してそれぞれ二回ずつ同様
の移動をすることになり、移動に時間がかかりかつ重労
働となる欠点があった。
また、特に軟質材であるアルミニウム合金等の軽金属で
は、卓上ボール盤とタッピング盤とのテーブル上にワー
クの手押し摺動移動を繰り返すため、ワークの表面に擦
過傷を発生させる欠点がある。
そのためにワーク表面に入念な事前保護処理を施したり
、擦過傷の手直しに仕上げ処理を行う等の付加価値ゼロ
の多くの手数を要する欠点がある。
更に、軟質材であるワークへの精密タッピングに際して
は、使用するタップのタップピッチとタッピング盤自体
の送量を一致させるために、「スピンドル一回転につき
−ピッチ送り」ヲキャー比率で、タップのタップピッチ
に同調させているが、一番タツブを終了して二番仕上げ
タップを再度ワークに接触させる始点におい”ζ、スピ
ンドルの基本的送量は前記ギヤー比率によりタップピッ
チに一致しているが、ワークの雌ねじの谷の入口とタッ
プ雌ねじの白筋との迎合再現性が汎用タッピング盤では
特定できないという欠点がある。
本発明はZ軸方向に至近ピッチで並設したドリリングと
タッピングとの両スピンドルを繰作ハンドルを操作する
ことにより該ピッチで両スピンドルをX軸方向にスライ
ドし、交互にドリリングとタフピングの切削加工を切替
えて行うようにした、前記欠点を除去したドリリングと
タッピングの交番加工方法およびその装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明はZ軸方向に作動す
るドリリング用とタッピング用との両スピンドルを至近
ピッチで並設し、X軸方向にスライド可能に設備し、該
両スピンドルを昇降させる主操作ハンドルがドリリング
とタッピングとのそれぞれのスピンドルの切削完了時に
復帰する上死点位置に来たとき、更に該ハンドルを両ス
ピンドルの上昇方向に回すごとにより、並設した両スピ
ンドルを該ピッチでX軸方向にスライドさせ、両スピン
ドルをそれぞれ挿嵌するクイル背面に刻設したラックと
主繰作ハンドルを固定したピニオン軸のピニオンとを噛
合すせ、切削原点位置に来たスピンドルを交互に作動さ
せ、また、操作ハンドルの副抛作源入力部にゼロから最
大トルクまで無段可変伝達する軸継手を介して重切削支
援補助原動機を連結し、ドリリングスピンドルの降下に
操作ハンドルによる手動の主操作負荷の外に支援補助原
動機を併用して支援補助するようにし、「スピンドル一
回転につき−ピッチ送り」をコーンプーリ変速機を用い
て一基の原動機の回転出力を分岐して無段可変化するか
、タッピングスピンドル回転用とピッチ推進用とにそれ
ぞれ別個にパルスモータ−を設備し、ピッチ無段可変コ
ントローラーを設備することにより達成したものである
〔作用〕
本発明はZ軸方向に作動するドリリングとタッピングと
の両スピンドル6.8を至近ピッチで並設し、主操作ハ
ンドル16をドリリングとタッピングとのそれぞれのス
ピンドル6.8の切削完了時に復帰する該ハンドル16
の標準上死点Eの位置より両スピンドル6.8の上昇方
向(ゾーンD)へ更に回すことにより、該並設したドリ
リングとタッピングとの両スピンドル6゜8はX軸方向
に両スピンドルの並設された至近ピッチPだけスライド
し、ドリリングとタッピングの二行程が一基の本発明装
置のテーブル3上で行い得るから、テーブル3上での手
押し摺動によるワークの総移動距離を1/2以下に短縮
することができ、卓上ボール盤からタッピング盤へのワ
ークの移載が省略できる。
また前記テーブル3上での手押し摺動によるワークの総
移動距離が1/2以下になることと、卓上ボール盤から
タッピング盤へのワークの移載を省略できることにより
、ワーク表面の微細擦過傷の発生も大幅に減少すること
ができる。
更に、タッピングスピンドル8の回転とピッチ送りとを
装着するタップ8aのタップピッチに一致する「スピン
ドル一回転につき−ピッチ送り」装置を設備したから、
スピンドルストロークの全長とワーク全高およびタップ
を関与させた王者間にわたり、Z軸上の各点においてね
し山、谷の位置は常に一定不変となる。
また主操作ハンドル16の副操作源入力部25にゼロか
ら最大トルクまで無段可変伝達する軸継手(トルクコン
バーター)29を介して重切削支援補助原動機27を連
結したから、主操作ハンドル16の手動負担をドリルの
切削負担が大きくなっても軽快にすることができ、重切
削時にも該ハンドル16の降下推力を支援補助し、操作
ハンドル16の手加減とトルクコンバーター29のドリ
リング推力可変ペダル29dの足加減を併用してやや大
径のねじ下穴も一回のドリリングで高精度かつ高速に切
削できるものである。
〔実施例〕
今、ここに本発明の実施例を示した添付図面について詳
説する。
第1図は本発明装置の概略正面図で、第2図は同右側面
図で、第3図は同平面図である。
1は機械本体で、背面にコラム2を直立し、上面をワー
ク支持テーブル3としたものである。
4はヘッドで、背面を該コラム2の前面上部にワーク支
持テーブル3上方へ張出し、任意高さに固定し得るヘッ
ドホルダー5の前面と、ワーク支持テーブル3のX軸方
向に摺動自在に相互を第2図および第5図に示すように
噛合したものである。6はドリリングスピンドルで、先
端にドリル6aを挿着するチャック6bを付設したもの
である。7は該ドリリングスピンドル6を回動自在に挿
嵌するクイルである。8はタンピングスピンドルで、先
端にタップ8aを挿着するチャック8bを付設したもの
である。9は該タッピングスピンドル8を同様に挿嵌す
るクイルである。7a、9aはクイルホルダーで、ヘッ
ド4の前面突出部4aに両スピンドル6゜8が至近ピン
チPとなるよう、かつクイル7゜9がワーク支持テーブ
ル3のZ軸方向に摺動自在となるよう前記ヘッド4に固
定したちである。
10.11はラックで、それぞれクイル7.9の背面に
刻設したもので、同じ歯形を有するものである。12は
ヘッドホルダー5の中間部両側に固定した軸受+&14
,15に回動自在に挿嵌したピニオン軸で、クイル7.
9背面のヘッド4を貫通し、切削原点位置C上の中央部
に該ラック10.11とそれぞれ噛合する小幅のピニオ
ン13(ピッチ円直径:50mm)を刻設したものであ
る。16は該ピニオン軸12の一端に固定した主操作ハ
ンドルで、ピニオン13を回動するもので、切削原点位
置C上に来たクイル7.9のピニオン13と噛合するラ
ック10゜11により当該クイル7.9のみをそれぞれ
挿嵌したドリリングスピンドル6、タッピングスピンド
ル8と共に上下方向(Z軸方向)に作動するものである
。17は油圧又は空圧のシリンダーで、該ハンドル16
と反対側の軸受板14上に、そのピストンロッド18が
ヘッドホルダー5の内部のX軸方向に伸縮するように固
定したもので、該ピストンロット18の先端をヘッド4
の背面突出部4bに固定し、該シリンダー17のピスト
ンロット18が収縮したときにはヘッド4を左側に引き
寄せ、ドリリングスピンドル6を挿嵌したクイル7のラ
ックIOがピニオン13と噛合し、ピストンロット18
が伸長したときにはヘッド4を右側に押し付け、タッピ
ングスピンドル8を挿嵌したクイル9のラック11がピ
ニオン13と噛合するようにそれぞれヘッド4の左側端
が軸受板14と、ヘッド4の右側端が軸受板15と当接
して高精度をもって切削原点位置C上に各スピンドル6
.8のセンターを一致させ、固定するものである。19
はクイルストッパーで、ヘッドホルダー5の下面に固定
したもので、切削原点位置C上刃のみに円弧状の切欠部
19aを穿設し、切削原点位置Cに来たクイル7あるい
は9のみの降下を可能とするもので、シリンダー17の
ピストンロッド18が収縮したときのタッピングスピン
ドル8を挿嵌したA位置のクイル9と該ピストンロッド
18が伸長したときのドリリングスピンドル6を挿嵌し
たB位置のクイル7との降下を防止するものである。2
0はリミットスイッチ等より成るドリリング・タッピン
グ切替センサーで、ヘッド4の前面の切削原点位置C上
方に固定したもので、ドリリングあるいはタッピングが
終了してクイル7.9が公知のように上昇し、主操作ハ
ンドル16がそれぞれランク10゜11とピニオン13
との噛合により標準上死点已に復帰し、更に該ハンドル
16をクイル7゜9の上昇方向(即ちドリリング、タッ
ピングスピンドル6.8の上昇方向)へ約lO°程の回
転範囲(切替ゾーンD)に回動したとき、切削原点位置
Cにあるいずれかのクイル7.9の上端と当接し、前記
シリンダー17を作動させ、ピストンロッド18により
ヘッド4を左右に摺動し、ラック10.11とピニオン
13との噛合を切替えて、ドリリングからタッピングあ
るいはタッピングからドリリングへと切替えるものであ
る。21はピニオン主軸12の主操作ハンドル16を固
定側の他端に固定したタッピングピッチ推進用ラチェッ
トホイール(ピッチ円直径:100m)で、該ラチェッ
トホイール21の爪22と噛合する歯24を有し、ヘッ
ドホルダー5の左側のY軸方向に設けたタッピング推進
ロッド23を前記ドリリング・タッピング切替センサー
20とソレノイド等の公知手段あるいはカム(図示せず
)とカムフォロア23a等を利用して、タッピングのと
きは該爪22と歯24とを接合させ、ドリリングのとき
は該爪22と歯24とを離脱するものである。25はピ
ニオン主軸12のラチェットホイール21の側端の副操
作源入力部で、主丘作ハンドル16よりの手動による主
撮作源に対して、該入力部25に重切削支援入力ギヤ−
26を固定し、電動又は油圧の重切削支援補助原動機2
7の原動軸28にゼロから該原動機27の最大トルクま
で無段階に可変伝達するトルクコンバーター29の入力
軸29aを連結し、該出力軸29bに固定したピニオン
30から直接又は中間歯車等の歯車列31を介して前記
重切削支援入カギ中−26に入力するものである。29
cはドリリング推力可変ペダルで、トルクコンバーター
29のスクープチューブ可変リンク29dに連結したも
のである。なお、ドリリングスピンドル6の駆動装置は
従来の卓上ボール盤と同様のものを使用する。「タッピ
ングスピンドル8の一回転につき−ピッチ送り」の出力
装置はタッピングスピンドル8のチャック8bに挿着し
たタップ8aのタップピッチに一致するスピンドル回転
系とピッチ推進系の二系統を複合してスピンドル8の一
回転基準に対し、前記タッピング推進ロッド23の押出
it(クイル降下量)を差動決定し、例えば決定ピッチ
を0.35Mから1.75Mの範囲を無段可変設定する
ものである。
実施例1 本実施例のものは第8図に示すもので、一基のインダク
ションブレーキモーター32の出力を変速比が0.35
から1.75まで無段可変のコーンプーリ変速機33を
介してスピンドル回転系とピッチ推進系との二系統に分
岐するものであり、34はコーンプーリ変速機33の原
動機軸側コーンプーリで、該ブレーキモーター32の原
動軸32aに連結したもので、該コーンプーリ34の軸
34aにスピンドル回転系シンクロプーリ35を固定し
、該コーンプーリ34自体をピッチ系出力コーンプーリ
としたものである。
37は該ピッチ系出力コーンプーリ34とコーンプーリ
変連用ベルト36で連結したピッチ系受動コーンプーリ
で、ピッチが1mのピンチマスター雄ねじ38を該コー
ンプーリ37の回転により押し出したり、引っ込めたり
するものである。39は該ピッチマスター雄ねじ38の
出力側と前記タッピング推進ロッド23の基部とを一体
連結する推進ロッド先端上下動支点軸で、該タッピング
推進ロッド23の先端を、該ロッド23の下面に刻設し
た歯24とピニオン主軸12に固定したタッピングピッ
チ推進用ラチェットホイール21の爪22の離接をさせ
るために上下動させるものである。40は推進ロッドガ
イドで、タッピングの際の前記ロッド23をラチェット
ホイール21に安定に接合させて案内するものである。
41は右ねじ又は左ねじの回転方向を変換する変換カウ
ンターで、内部にクラッチ42を装置したもので、その
入力軸41aに前記スピンドル回転系シンクロプーリ3
5と同歯数のカウンター入力シンクロプーIJ43を固
定し、該シンクロプーリ35.43間にエンドレスのシ
ンクロベルト44を架設したものである。45は該カウ
ンター41の出力軸41bに固定したカウンター出力シ
ンクロプーリで、前記同様のシンクロベルト44でタッ
ピングスピンドル8を昇降自在に挿嵌した、該カウンタ
ー出力シンクロブーリ45の二倍の歯数のタビングシン
クロブーリ46を回転するものである。
これにより、タッピングの際にはタッピング推進ロッド
23をラチェットホイール21上に接合させ、爪22と
歯24とを噛合し、インダクションブレーキモータ32
の原動軸32aの正転でピッチマスター雄ねじ38と推
進ロッド23とは押出され、同逆転で引っ込むもので、
該マスター雄ねじ38のピッチはIMだからピッチ系受
動コーンプーリ35の回転数がそのまま推進ロッド23
の押出し長さ(fi)になり、また−ピッチの送量は前
記ラチェットホイール21のピッチ円直径が100mで
、ピニオン13のそれが501であることにより、 一ピッチの送量= 推進ロッドの押出し長さ×1/2 となり、タッピングスピンドル8の一回転についての一
ピツチ送量は0.35〜1.75閣の無段可変設定され
るものである。ここで、タッピングスピンドル8を一回
転させるには前記原動軸32aは二回転し、推進ロッド
23の押出し長さが0.7〜3.5Mとなるからである
実施例2 本実施例のものは第9図に示すもので、スピンドル回転
系とピッチ推進系とのそれぞれ専用のパルスモータ−(
1回転/1000パルス)を複合併用したものである。
47はスピンドル回転用パルスモータ−で、その出力軸
47aに実施例1の交換カウンター41の出力軸41b
と同様のシンクロプーリ45を固定し、同様のシンクロ
ベルト44で実施例1と同様のタッピングシンクロプー
リ46を回転するものである。
48はピッチ推進用パルスモータで、実施例1の推進ロ
ッド先端上下動支点軸39に固定したものである。49
は実施例1と同様のタッピング推進ロッド23の基部に
成形した雌ねじ部で、該パルスモータ−48の出力軸4
8aにカップリング50を介して直結したピッチが1m
のピッチマスター回動ねじ51と噛合し、推進ロッド2
3を押出したり、引っ込めたりするものである。52は
ピッチ無段可変コントローラーで、パルスシネレータ−
(図示せず)よりの例えば2000パルスを700〜3
500パルスに無段可変に調整して200・0パルスを
そのままスピンドル回転用パルスモータ−47に、そし
て700〜3500パルスをピッチ推進用パルスモータ
−48に供給して回転させるものである。
これによりスピンドル回転用パルスモータ−47は二回
転し、シンクロプーリー45およびタッピングシンクロ
プーリー46の歯数が1:2であることにより、タッピ
ングスピンドル8が一回転し、ピッチ推進用パルスモー
タ−48は無段可変に700〜3500パルスを入力す
るから0.7〜3.5回転し、タッピング推進ロット2
3は該パルスモータ−48の回転にヨリ0.7〜3.5
論押し出され、実施例1と同様にラチェットホイール2
1とピニオン13とのピッチ円直径が2:lであること
により、タッピングスピンドル8の一回転についての一
ピツチ送量は0.35〜1.75mmの無段可変設定さ
れるものである。
また実施例1.2のいずれにおいても、所要のタッピン
グが終了すれば、トルクリミッタ−又はねし深度計(い
ずれも図示せず)により、タップ8aの所定位置への到
達を感知し、インダクシタンブレーキモーター32又は
スピンドル回転用パルスモータ−47およびピッチ推進
用パルスモータ−48は同期して停止し、逆転してタッ
プ8aはワークから離脱するよう、公知電気回路を用い
て配線(図示せず)するものである。
更に左右ねじのタッピングを切替えるときは、第8図の
交換カウンター41のクラッチ42を左ねじの場合は下
方に切替えて左回転とするか又は第9図のスピンドル回
転用パルスモータ−47を左回転するようにピッチ無段
可変コントローラー52で切替えるものである。
これを使用するに当たっては、機械本体1のワーク支持
テーブル3上にワークを載置し、切削原点位置Cにある
ドリリングスピンドル6のドリル6a先端のセンターを
主操作ハンドル16を第一次降下してワークの加工ポイ
ントに現物合わせにて一致させた後、ワークをワーク支
持テーブル3上にクランプ(図示せず)によりロックす
る。次に該ハンドル16を第二次降下してドリリングを
開始し、所定の深さまで切削してハンドル16から手を
離せば、ハンドル16は上昇し、第5図に示すように標
準上死点Eで停止する。更にハンドル16を上昇方向に
回転し、標準上死点Eを越えて切替ゾーンDに達すると
、ドリリングスピンドル6を挿嵌したクイル7の上端が
ドリリング・クツピング切替センサー20に当接し、該
センサー20によりシリンダー17が作動し、該ピスト
ンロッド18を伸長させ、第3図に示す状態から第1図
および第4図に示す状態へヘッド4は自動的に右移動し
、切削原点位置Cにはドリリングスピンドル6に替わっ
てA位置にあったタッピングスピンドル8がセットされ
る。同時にタッピング推進ロッド23は降下し、該ロッ
ド23の歯24をタッピングピッチ推進用ラチェットホ
イール21の爪22に噛合し、ハンドル16によりタッ
ピングスピンドル8を急速降下し、前記ドリリングで穿
設したねじ下穴入口へタップ8aを近接させると、使用
するタップ8aのピッチに合わせてタッピングスピンド
ル8は自動的に「一回転一ピッチ送り」を開始し、所定
深さのタッピングが終了すると、前記のようにタッピン
グスピンドル8の回転は停止し、該スピンドル8は逆回
転してタップ8aがワークから離脱し、ハンドル16は
標準上死点に上昇復帰する。更にハンドル16を上昇方
向に回動し、標準上死点Eを越えて切替ゾーンDに達す
ると、タッピングスピンドル8を挿嵌したクイル9の上
端がドリリング・タッピング切替えセンサー20に当接
し、該センサー20によりシリンダー17がピストンロ
ッド18を縮小するように作動し、第1図および第4図
に示す状態から第3図に示す状態へヘッド4は自動的に
左移動し、タッピングスピンドル8のセットされていた
切削原点位Hcには前記タッピングのときにはB位置に
あったドリリングスピンドル6がセットされ、同時にワ
ークのロックは自動的に解除される。
以上の工程により主操作ハンドル16の手動操作によっ
てワーク、の加ニーポイントにつきドリリングとタッピ
ングとのツーショットの精密雌ねじ切削加工の一サイク
ルが完了する。次の加工ポイントにも前記操作を繰返し
て単品のワークに多数の精密雌ねじ切削加工を行うもの
である。
〔発明の効果〕
本発明は以上のような構成で、多くの手数を要する非能
率的な多品種少挺生産におけるやや大型の単品ワークに
各種径の多数の精密雌ねじの切削加工に際して、主操作
ハンドル16の操作のみで、機械本体lのワーク支持テ
ーブル3上においてドリリングからタッピングおよびそ
の逆へと切替えができるから、従来のように卓上ボール
盤とタッピング盤との二接種間を移送することなく、ね
じ下穴ドリリングとタッピングの二工程が一挙に短時間
で精密に行え、ごの種作業を高速かつ簡易化することが
できる。
また、機械本体1のワーク支持テーブル3上で、ワーク
を固定したままでワークの加工ポイント毎にドリル6a
とタップ8aとの刃具によるドリリングのタッピングと
のツーショットによりねじ下穴のドリリングからタッピ
ングまでの加工を完了するので、従来の加工方法と比べ
て工程内のワーク総移動量は1/2以下になり、軟質材
ワークであっ°Cも移動による擦過傷の発生が少なく、
ワーク表面の事前保護処理や擦過傷の手直し仕上げ処理
を軽減したり、省略することができ、省力、高品質、低
コスト化が可能となる。
また重切削ドリリングに際しては主操作ハンドル16と
ドリリング推力可変ペダル29cを併用することにより
、重切削支援補助原動機27が作動し′C1重切削推力
にマツチした支援補助原動が高速かつ無段可変に得られ
、重切削と高速切削とが軽快、省力的かつ正確に行える
従来のタッピング盤ではワークへの一部タッピングの後
に二次仕上げタッピングを施す際に、雌ねじとタップ8
aの谷と山との迎合再現性は特定できなかったが、本発
明の「タッピングスピンドル8の一回転につき−ピッチ
送り」の出力装置(実施例1.2)を使用することによ
り、タッピングスピンドル8のスライド全域にわたり、
装着したタップ8aの全個性(タップピッチ、ねじれ方
向)は完全にスピンドル8上に相対−敗し、一番タツブ
から二番タップへとタッピングを順次行っても、また中
間レベルからのタッピングを行っても、雌ねじとタップ
8aとの迎合はスピンドル8のスライド全領域にわたり
完全に一致し、精密かつ正確な雌ねじの切削加工が可能
となる。
従来のNC,マシニングセンター、タッピングセンター
等のように複雑な事前段取作業をすることなく、単品ワ
ークの加工ポイントに合わせてドリル6 a sタップ
8aの刃具をチャック6b。
8bにセンターを合わせて取付け、直接切削実行するか
ら、段取手数も僅少で済み、装置自体も簡単な構成であ
るため、製作費を極めて低価格にする。ことができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を示したもので、第1図はタ
ッピングピッチ推進系と重切削用の副操作源とを省略し
た本発明装置全体の要部正面図、第2図は同右側面図、
第3図は同平面図、第4図は第1、図の要部拡大図、第
5図は第2図の要部拡大図、第6図はクイルストッパー
でのクイルの係止状態を示す一部切欠した要部平面図、
第7図はタッピングピッチ推進系と重切削用副操作源お
よびタッピングスピンドル回転系とを示す要部概略平面
図、第8図および第9図は「タッピングスピンドルの一
回転につき−ピッチ送り」の作動装置の概略を示す機構
図で、第8図は実施例1のもの第9図は実施例2のもの
である。 l−・−機械本体、2−コラム、3−・ワーク支持テー
ブル、4・・−ヘッド、4a・−・前面突出部、4b・
−・背面突出部、5・・−ヘッドホルダー、6− ドリ
リングスピンドル、6a−ドリル、6b−・チャック、
7−・・クイル、7a・・−クイルホルダー、8−・・
タッピングスピンドル、8a−・・タップ、8b−・チ
ャック、9・・−クイル、9a・・−クイルホルダー1
0.11・−・ラック、12・・−ピニオン主軸、13
・・−ピニオン、14.15・・・軸受板、16主操作
ハンドル、17−・・・シリンダー 18−・ピストン
ロッド、19−・クイルストッパー、19a円弧状切欠
部、20−・ドリリング・タッピング切替センサー、2
1・・・タッピングピッチ推進用ラチェットホイール、
22・−・爪、23−・・タッピング推進ロッド、23
a−・−カムフォロア、24−歯、25−・副操作源入
力部、26・・−重切削支援入力ギヤー、27・・−重
切削支援補助原動機、28・−原動軸、29−・−トル
クコンバーター、29a・・−入力軸、29b−出力軸
、29c・・−ドリリング推力可変ペダル、29(1−
スクープチューブ可変リンク、30・−・ピニオン、3
1・・・歯車列、32−・インダクションブレーキモー
ター、32a・・−原動軸、33・−コーンプーリ変速
機、34−・原動機軸側コーンプーリ、34a・・・軸
、35−・スピンドル回転系シンクロプーリ、36−コ
ーンプーリ変速用ベルト、37−・ピッチ系受動コーン
プーリ、38・−ピッチマスター雄ねじ、39・・−推
進ロッド上下動支点軸、40・−推進ロッドガイド、4
1−・−交換カウンター、41a−入力軸、41b−出
力軸、42・−クラッチ、43力ウンター入力シンクロ
プーリ、44・・・シンクロベルト、45−カウンター
出力シンクロプーリ、46−・・タッピングシンクロプ
ーリ、47・・・スピンドル回転用パルスモータ−14
7a・−出力軸、4B−・−ピッチ推進用パルスモータ
−148a−・・出力軸、49−・−雌ねじ部、50−
カップリング、51−ピッチマスター回動ねし、52−
ピッチ無段可変コントローラー、A、B−・位置、C−
m−切削原点位置、D・・−切替ゾーン、E −標準上
死点、P−・ピッチ。 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、機械本体におけるワーク支持テーブルのZ軸方向に
    作動するドリリングスピンドルとタッピングスピンドル
    とを該両スピンドルの主操作ハンドルを操作することに
    より、両スピンドルをワーク支持テーブルのX軸方向に
    スライドし、ドリリングとタッピングを交互に切替える
    ことを特徴とするドリリングとタッピングの交番加工方
    法。 2、ワーク支持テーブルのZ軸方向にドリリングスピン
    ドルとタッピングスピンドルとをそれぞれ回動自在に挿
    嵌するクイルを至近ピッチでヘッドに並設し、該並設し
    た両スピンドルをヘッド前面に該ワーク支持テーブルの
    X軸方向に摺動自在に挿着し、該各クイル背面にラック
    を設け、各ラックとそれぞれの個別に噛合する小幅のピ
    ニオンを切削原点位置に設けたピニオン主軸をクイル背
    面のヘッドを貫通してヘッドホルダーに回動自在に軸支
    し、該ピニオン主軸の一端に両スピンドルの主操作ハン
    ドルを挿嵌し、該操作ハンドルの両スピンドルの上下動
    一サイクル毎に該操作ハンドルの上死点停止時に、更に
    該操作ハンドルの手動によるスピンドル上昇方向への回
    動を検知するセンサーを設備し、該センサーの検知信号
    により両スピンドルを挿着したヘッドを前記ピッチで摺
    動させ、ピニオン主軸のピニオンと各クイルのラックと
    を交互に噛合させて、ドリリングスピンドルとタッピン
    グスピンドルとを切削原点位置において交互に作動させ
    、タッピング時にはスピンドル一回転につきタップのタ
    ップピッチ一ピッチ送りを無段可変としたことを特徴と
    するドリリングとタッピングの交番加工装置。 3、ピニオン主軸の一端の操作ハンドルを主操作源とし
    、該ピニオン主軸の他端を副操作源入力部とし、該副操
    作源入力部に重切削支援補助原動機をゼロから該原動機
    の最大トルクまで無段可変伝達する軸継手を介して連結
    し、ドリリング切削負荷に対応してドリリングスピンド
    ルを降下させる操作ハンドルによる手動の主操作負荷を
    支援補助するように該支援補助原動機を併用したことを
    特徴とする請求項2記載のドリリングとタッピングの交
    番加工装置。 4、一基の原動機の出力をコーンプーリ変速機を介して
    二系統に分岐し、該一方の原動機軸側コーンプーリ先端
    とクラッチ操作により右ねじ又は左ねじ回転方向を選択
    するカウンターの入力軸とにシンクロプーリを固定し、
    該両シンクロプーリ間をシンクロベルトで連結し、カウ
    ンターの出力軸とタッピングスピンドルとにシンクロプ
    ーリを固定し、該両シンクロプーリ間をシンクロベルト
    で連結し、前記原動機軸側コーンプーリからコーンプー
    リ変速用ベルトを介して作動決定した受動コーンプーリ
    の回転によって受動コーンプーリから押出されたピッチ
    マスター雄ねじの先端にピニオン主軸に固定したラチェ
    ットホイールと噛合するタッピング推進ロッドの基端を
    上下動支点軸で一体に連結して該推進ロッドの先端を上
    下可動とし、原動機軸の正転で前記マスター雄ねじと推
    進ロッドは押出され、逆転で引っ込むようにし、タッピ
    ング時に推進ロッド先端を下方に作動し、推進ロッドの
    歯とラチェットホイールの爪とを接合させ、タッピング
    スピンドル自体の出力を該スピンドル先端に装着した右
    ねじと左ねじのタップのタップピッチに一致するスピン
    ドル一回転につき一ピッチ送りを無段可変化したことを
    特徴とする請求項2又は3記載のドリリングとタッピン
    グの交番加工装置。 5、タッピングスピンドル回転用とピッチ推進用とにそ
    れぞれ専用のパルスモーターを設備し、タップのタップ
    ピッチに一致するスピンドル一回転につき一ピッチ送り
    をピッチ無段可変コントローラーにより選定ピッチを入
    力し、該ピッチ推進用パルスモーターの出力軸にピッチ
    マスター回動ねじを直結し、タッピング推進ロッドの基
    部に該マスター回動ねじを嵌合する雌ねじ部を固定し、
    マスター回動ねじの正回転により推進ロッドを押出し、
    逆転で引っ込むようにし、タッピング時に推進ロッドの
    歯とピニオン主軸に固定したラチットホイールの爪とを
    接合し、ピニオン主軸を回転させ、タッピングスピンド
    ルのクイルを降下推進し、一方前記同期したスピンドル
    回転用パルスモーターの回転軸とタッピングスピンドル
    とにシンクロプーリを固定し、両シンクロプーリ間をシ
    ンクロベルトで連結したことを特徴とする請求項2又は
    3記載のドリリングとタッピングの交番加工装置。
JP7946789A 1989-03-29 1989-03-29 ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置 Pending JPH02256433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7946789A JPH02256433A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7946789A JPH02256433A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02256433A true JPH02256433A (ja) 1990-10-17

Family

ID=13690690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7946789A Pending JPH02256433A (ja) 1989-03-29 1989-03-29 ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02256433A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103639701A (zh) * 2013-11-26 2014-03-19 苏州晓炎自动化设备有限公司 一种钻孔攻丝总成
CN111745401A (zh) * 2020-07-12 2020-10-09 吴功城 一种用于阀杆螺母自动螺纹加工及端面开孔设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103639701A (zh) * 2013-11-26 2014-03-19 苏州晓炎自动化设备有限公司 一种钻孔攻丝总成
CN111745401A (zh) * 2020-07-12 2020-10-09 吴功城 一种用于阀杆螺母自动螺纹加工及端面开孔设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN211727949U (zh) 一种便于多角度移动调节的激光雕刻切割用装置
JPH02256433A (ja) ドリリングとタッピングの交番加工方法およびその装置
CN102699738A (zh) 一种数控双轴加工机
CN206952174U (zh) 一种双主轴倒立车
US4706369A (en) Fast-action multiple tapping machine
US4244668A (en) Apparatus for forming internal teeth at large workpieces at a gear shaper
CN206435790U (zh) 一种螺纹钢轧辊月牙槽数控加工组合机床
CN215199707U (zh) 一种万向摇臂钻床
CN211590028U (zh) 一种可精准定位划线的机械钳工台
CN210208945U (zh) 一种1出8半自动攻牙机
CN209812318U (zh) 一种方便使用的搬运用机械手
CN219684182U (zh) 一种带有木工夹的攻丝机
CN208147362U (zh) 一种拨叉铣模固定装置
CN220554992U (zh) 一种具有夹持机构的数控车床
CN217143150U (zh) 一种数控车床用快速夹具
US2986055A (en) Contour chasing lathe and method of operation
US3847043A (en) Automatic thread cutting machine
CN213888341U (zh) 一种立式升降台铣床
CN220427540U (zh) 一种铣床加工辅助支撑夹具
CN221269756U (zh) 一种精密金属件高效加工设备
CN216151192U (zh) 一种钻床工件固定装置
CN217571914U (zh) 一种工件多工位集成加工装置
CN208644296U (zh) 一种利用伞齿轮进行多工位定位的机床加工装置
CN220943518U (zh) 一种齿轮部件加工定位结构
CN220943709U (zh) 一种双面激光打标设备