JPH0225597Y2 - - Google Patents

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JPH0225597Y2
JPH0225597Y2 JP1984133495U JP13349584U JPH0225597Y2 JP H0225597 Y2 JPH0225597 Y2 JP H0225597Y2 JP 1984133495 U JP1984133495 U JP 1984133495U JP 13349584 U JP13349584 U JP 13349584U JP H0225597 Y2 JPH0225597 Y2 JP H0225597Y2
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laser beam
absorber
laser
reflected
side wall
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JP1984133495U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レーザ発振器から出力された加工に
使用しない強力なレーザ光を吸収するためのレー
ザ加工機のレーザ光吸収体に関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来のレーザ加工機のレーザ光吸収体
の一例を示す縦断面図である。1は円柱形状の金
属パイプよりなるレーザ光の吸収体、2は吸収体
1の上部に設けられ、上方が開口された円錐形状
の円錐部である。2aは円錐部2の表面に塗布さ
れたアルマイト等からなる吸収体で、円錐部2に
入射したレーザ光3の反射光を吸収し、反射光が
吸収体1の外部に出ていくのを防いでいる。4は
吸収体1の内部に設けられた冷却媒体を通すため
の空洞で、5,6はそれぞれ空洞4の下部及び上
部に設けられた冷却媒体の入口及び出口である。
Wは冷却媒体で本実施例では水を使用している。
冷却媒体Wは入口5から入り、円錐部2を外部よ
り冷却したのち、出口6より排出される。
これらレーザ加工機の高エネルギのレーザ光を
吸収するために用いる前述の従来例としては、実
開昭58−21101号公報の“レーザ光吸収装置”が
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように構成した従来のレーザ光吸収体に
よれば、レーザ光3が○イ方向に入射すると一定の
巾をもつたレーザ光3の光束はその大部分が円
錐直径が以下の円錐頂部方向の円錐部上に設け
られた吸収体により吸収される。このため、レー
ザ光3が吸収体2aに集中的に当つた部分に発熱
が発生し、レーザパワーが高い場合にはレーザ光
3が当つた部分が溶けてしまう。このため冷却媒
体Wが円錐部2からレーザ光3方向にもれだすこ
ともある。また一部のレーザ光3は吸収体2aよ
り吸収されないまま○ニ方向に進み、吸収体1の外
部に出てしまう。このためレーザ光吸収体に対す
る信頼性が充分でないという問題点があつた。さ
らに、レーザ光3を吸収するためには、円錐部2
にアルマイト等の吸収体2aを塗布しなければな
らず、このため高価となり経済性の面でも問題が
あつた。
本考案は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、信頼性が高いうえ安価で経済的
なレーザ加工機のレーザ光吸収体を得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するためになされた
もので、柱状の金属パイプの外面を冷却媒体で冷
却し、該パイプの一端を傾斜させた底部反斜体と
し、他端よりレーザ光を前記底部反射体に入射さ
せるようにしたレーザ加工機のレーザ吸収体を提
供するものである。
〔作用〕
本考案においては、外面を冷却した金属パイプ
の一端に設けた一定の傾斜を有する反射体にレー
ザ光を入射させ、レーザ光の反射光を金属パイプ
の反射側壁で上方向にむかいくり返し反射させる
ことにより、レーザ光を吸収させるようにしたも
のである。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図であ
る。10は円柱形状のアルミニウム、銅等からな
る金属パイプで構成されたレーザ光の吸収体、1
1は吸収体10の中央部にこれと同じ材料で一体
に設けられ、上端を開口した反射部、11aは反
射部11を構成する円筒形状の反射側壁である。
11bは吸収体10の底面30に対し、一定の傾
斜角αを形成した反射部11の底部反射体であ
る。12は吸収体10の反射部11に入射すレー
ザ光で、反射側壁11aに平行な○ホ方向に入射す
る。底部反射体11bの傾斜角αが45゜の場合は
レーザ光12の反射光○ヘは吸収体10の底面30
に平行(反射側壁11aに直角)となるため、傾
斜角αは45゜より少なめにすることが好ましい。
しかし、傾斜角αが小さすぎると反射光は反射側
壁11aでの反射回数が少ないまま充分吸収され
ずに上方にむかい、外部に放出されてしまう。1
3は吸収体10の内部に設けられた空洞であり、
14,15はそれぞれ空洞13の下部及び上部に
設けられた例えば水の如き冷却媒体Wの入口及び
出口である。
上記のように構成した本考案の作用を説明すれ
ば次の通りである。レーザ発振器(図示せず)よ
り出力された加工に使用しない強力なレーザ光1
2は、吸収部11の反射側壁11aに平行に入射
する。入射したレーザ光12は底部反射体11b
によりやや上方向○ヘに向つて反射され、反射側壁
11aにむかい進行したのち、さらに反射側壁1
1aでやや上方向○トに向つて反射される。対向す
る反射側壁11aは平行なので、○ト方向に反射さ
れたレーザ光12は、反射側壁11aで上方向に
むかつてくり返し反射される。このようにしてレ
ーザ光12は反射をくり返す毎に5〜10%の割合
で吸収されていく。反射率が0.8の場合はN回反
射されると、0.8の反射率となり、たとえばわず
か5回の反射であつても0.85で0.33の反射率とな
る。
このようにレーザ光12は反射をくり返すごと
に反射部11に吸収されていくので、反射体11
b及び反射部側壁11a全体に比較的均一強度の
レーザ光が当たることになる。したがつて、反射
部11に対する単位表面積当りのレーザ光強度
は、第4図で示した従来のレーザ光吸収体に比べ
て低くなり、さらに冷却媒体Wの冷却作用もあわ
せて、従来のようにレーザ光吸収体が溶けること
はなくなる。
上記の説明では反射部11を円筒形状にした場
合を示したが、本考案はこれに限定するものでは
なく、一端を傾斜させた反射体とするものであれ
ばたとえば第2図に示すような角柱形状であつて
もよい。また上記の説明では空洞4内部に水を通
して反射部11を外部から冷却したが、本考案は
これに限定するものではなく、第3図に示すよう
に柱状の吸収部11外面に冷却媒体を通したパイ
プ21を巻きつけてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、レーザ光吸収体の反射部内面を吸収体とする
必要はなく金属パイプの素地のままで使用できる
うえ、金属パイプをそのままで利用できるのでき
わめて安価で経済的である。さらに本考案によれ
ばレーザ光の当つた部分に発熱が集中しないの
で、吸収体が溶けだすこともなく、冷却媒体がレ
ーザ光方向に流出する危険もないのできわめて信
頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本考案の実
施例を示す縦断面図、斜視図、斜視図、第4図は
従来のレーザ光吸収体の一例を示す縦断面図であ
る。 10…吸収体、11…反射部、11a…反射側
壁、11b…底部反射体、12…レーザ光、W…
水。なお各図中、同一符号は同一又は相当部分を
示すものとする。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱状の金属パイプの外面を冷却媒体で冷却し、
    該パイプの一端を傾斜させた底部反射体とし、他
    端よりレーザ光を前記底部反射体に入射させるよ
    うにしたことを特徴とするレーザ加工機のレーザ
    光吸収体。
JP1984133495U 1984-09-04 1984-09-04 Expired JPH0225597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984133495U JPH0225597Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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JP1984133495U JPH0225597Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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JPS6149685U JPS6149685U (ja) 1986-04-03
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JP1984133495U Expired JPH0225597Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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JP5518680B2 (ja) * 2010-11-17 2014-06-11 本田技研工業株式会社 孔開け加工装置

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JPS6149685U (ja) 1986-04-03

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