JPH02255805A - アニオン重合触媒及びその製造方法 - Google Patents

アニオン重合触媒及びその製造方法

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JPH02255805A
JPH02255805A JP24010589A JP24010589A JPH02255805A JP H02255805 A JPH02255805 A JP H02255805A JP 24010589 A JP24010589 A JP 24010589A JP 24010589 A JP24010589 A JP 24010589A JP H02255805 A JPH02255805 A JP H02255805A
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和弘 島崎
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竹内 仁美
Kuniaki Takada
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/06Metallic compounds other than hydrides and other than metallo-organic compounds; Boron halide or aluminium halide complexes with organic compounds containing oxygen

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポルフィリンアルミニウム錯体又はポルフィ
リン亜鉛錯体を担体に担持させたアニオン重合触媒、そ
の製造方法及び該アニオン重合触媒を用いたアニオン重
合性電量体の重合方法に関する。
〔従来技術〕
ポルフィリンアルミニウム錯体け、アルキレンオキシド
°類、エビクロロヒドリン、ラクトン類、ラクチド、ア
クリル酸エステル類9メタクリル酸エステル類2および
メタクリロニトリルの単独重合及びこれらのブロック重
合、または、アルキレンオキシドと二酸化炭素の共重合
の触媒として優れていることが知られてbる。また、ポ
ルフィリン亜鉛錯体は。
エピスルフィド類の単独重合触媒として優れていること
が知られている。
該ポルフィリンアルミニウム錯体またはポルフィリン亜
鉛錯体な用いて重合を行なうと。
重合反応が+7ビング的に進み、分子量分布が狭い任意
の分子量をもつ重合体の合成が可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のポルフィリンアルミニウム錯体ま
たはポルフィリン亜鉛錯体(以下、これらの錯体なポル
フィリン錯体と称す)は、前記のような機能性触媒であ
るが、1合後の触媒の分離を完全に行なうことが丙難で
あるため、触媒の回収を十分に行なうことができなかっ
た。
上記のポルフィリン錯体は、前駆体であるた場合に収車
が低い(20%程度)。このため、該ポルフィリン錯体
を工業的に利用する際には、得られる重合体の製造コス
トを下げるためにポルフィリン錯体の回収を十分に行な
うことが望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記の問題を解決するため、発明切者らは、重合後の触
媒の分離と再利用とを容易丸打なうことを目的として鋭
意研究を重ねた。その結果、担体にポルフィリン錯体を
担持させ、これを触媒として用すてエポキシドやラクト
ン等の単量体を重合させると、ポルフィリン錯体の特徴
を失なうことな(1分子制御された重合体が得られ、し
か本簡単な操作で触媒と生成重合体を分離するととが可
能であり、さら忙回収1−た固定化ポルフィリン錯体は
、再度触媒として利用できることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
即ち、本発明は、架橋重合体又は無機化合物Xりなる担
体に−ポルフィリンアルミニウム錯体又はポルフィリン
亜鉛錯体が化学結合によって固定さhてなるアニオン重
合触媒である。
本発明において、ポルフィリン錯体を固定する担体は、
架橋重合体又は無機化合物である。架橋重合体は公知の
ものが何ら制限なく用い得る。例えば、スチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン、クロロメチルスチレ
ン等のスチレン類:メタクリル酸メチル。
メタクリル酸メチル、メタクリル酸プロピル。
メタクリル酸フェニル、メタクリル酸シクロヘキシル、
メタクリル酸ヒドロキシエチル。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のメタクリル酸
エステル類及びアクリル酸エステル類ニアクリルアミド
:アクリロニトリル:ビニルビリジン等の各種の単量体
と架橋剤との共重合により得られる架橋重合体を挙げる
ことができる。架橋剤としては公知のものが何ら制限な
ぐ採用し得るが、一般には、ジビニルベンゼン、エチレ
ングリコールジメタクリレート、  N、N’−メチレ
ンジアクリルアミド、 1,6−ヘキサンシオールジメ
タクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、グルタ
ルアルデヒド、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート、ヘキサメチレンジインシアナート、  2.2−
ビス(4−メタクリロイルオキシポリエトキシフェニル
)プロパン、ボリブロビレングリコールジアクIIレー
ト、 2.2−ビス(4−ビニルベンジルオキシフェニ
ル)プロパン等の架橋剤が好適である。架橋剤の配合量
は、上記1−た各種の単量体との合計量中、071〜8
0重量%、さらに1〜50!量%の範囲であることが。
本発明のアニオン重合触媒を溶媒不溶性とし、アニオン
重合により得られた重合体からのアニオン重合触媒の分
離を容易にするため圧好ましい。
上記した架橋重合体の中でも、スチレン類の1合により
得られた架橋重合体が、化学的に安定であり、またポル
フィリン錯体との結合に用いる反応性基の導入が容易で
あるために好ましい。
本発明において担体として使用される無機化合物は、糧
々の触媒の担体として知られているものが何ら制限な(
用いられ、例えば、カーボンブラック、シリカ及びアル
ミナ等を挙げることができる。就中、比較的容易に官能
基の導入が行なえるシリカが好適に用いられる。
これらの担体の形轢は何ら制限されるものではなく、粉
状1粒状、膜状等いずれでもよく、また、粉状及び粒状
の場合の担体の形状は球状、その他不定形等の任意の形
状であって良b0一般には本発明のアニオン重合触媒を
用いた重合により得られた重合体からのアニオン重合触
媒の分離を良好に行なうためには、平均粒子径が0.0
1〜1000μm、好ましくは0.5〜100μmの球
状粒子、又は厚さが0.1〜10−9好ましぐは085
〜515Iの膜状物が好適である。
上記した担体に担持させるポルフィリンアルミニウム錯
体又はポルフィリン亜鉛錯体は、公知のポルフィリンと
アルミニウム又は亜鉛との錯体である。本発明において
アニオン重合性モノマーの重合性の点で好適に用いられ
るポルフィリンアルミニウム錯体又はポルフィリン亜鉛
錯体は下記式CII又は[II)で示される。
上記一般式〔I〕及びCIIIに於いて、R1−R12
及びRで示される炭化水素基としては、炭素数が1〜1
0の範囲であることが好ましく、アルキル基、アリール
基、アルキレン基。
アルケニレン基等が採用される。この内、置換炭化水素
基の置換基としては、・・ロゲン原子やアルコキシ基が
挙げられる。
本発明で用いられるポルフィリンアルミニウム錯体の具
体例を示すと1例えば、テトラフェニルポルフィリンア
ルミニウムクロリド。
テトラベンズポルフィリンアルミニウムクロリド、テト
ラナフトポルフィリンアルミニウムクロリド、テトラフ
ェールテトラベンズポルフィリンアルミニウムクロリド
、テトラフェニルテトラナフトポルフィリンアルミニウ
ムクロリド、オクタエチルポルフィリンアルミニウムク
ロリド、テトラキスペンタフルオロフェニルポルフィリ
ンアルミニウムクロリド、テトラキストリメトキシフェ
ニルポルフィリンアルミニウムクロリド、エチオポルフ
ィリンアルミニウムクロリド、テトラフェニルポルフィ
リンアルミニウムメトキシド、テトラベンズポルフィリ
ンアルミニウムメトキシド、テトラナフトポルフィリン
アルミニウムメトキシド、テトラフェニルテトラベンズ
ポルフィリンアルミニウムメトキシド、テトラフェニル
テトラナフトポルフィリンアルミニウムメトキシド、オ
クタエチルポルフィリンアルミニウムメトキシド、テト
ラキスペンタフルオロフェニルポルフィリンアルミニウ
ムメトキシド、テトラキストリメトキシブエニルボルフ
イリンアルミニウムメトキシド。
テトラフェニルポルフィリンアルミニウムメチル、テト
ラベンズポルフィIfンアルミニウムメチル、テトラキ
スペンタフルオロフェニルポルフィリンアルミニウムエ
チル等が挙げられる。
また1本発明で用いられるポルフィリン亜鉛錯体の具体
例を示すと、、N−メチルテトラフェニルポルフィリン
亜鉛エチル、N−1千ルテトラフエニルボルフイリン亜
鉛チオラート等が挙げられる。
前記した担体は、必要に応じて反応性基が導入され、反
応性基を有している。また、前記一般式〔■〕又は〔■
〕で示されるポルフィリン錯体は一担体の有する反応性
基との反応によって化学結合を形成する基が必要に応じ
導入されている。セして一担体の有する反応性基と、ポ
ルフィリン錯体の有する基との反応によって形成される
化学結合によって、担体とポルフィリン錯体とが結合さ
れている。化学結合の種類としては1例えば、エーテル
結合、炭素−炭素結合、エステル結合、アミド結合。
イミン結合、ウレタン結合、アミダール結合等の共有結
合が好ましく採用される。
航記した担体とポルフィリンとを結ぶスペーサ一部分は
次のように定義される部分である。即ちスペーサ一部分
は、担体が架橋重合体である場合は、架橋重合体を構成
する主分子鎖の基本的構造く例えば、スチレン類の架橋
重合体の場合は、ポリスチレン構造であり、メタクリル
酸エステル類又はアクリル酸エステル類の架橋重合体の
場合は、−ecH2c)−で示される構造である。但し
、C0〇− 基本的構造中に、ポルフィリン錯体との反応ζこ使用さ
れる反応性基が含まれる場合には、該反応性基は基本的
構造には含めない、)とポルフィリン環(前記一般式[
[]及び[II ]において、担体との結合のためにR
,〜Rtzのうち少なくとも1つが脱離した残基である
。)との間にはさまれた基をいう。また、担体が無機化
合物である場合は、無機化合物に反応性基を導入するた
めに用いられるカップリング剤中の金属原子と上記ポル
フィリン環との間にはさまれた基をいう。
本発明のアニオン重合触媒における代表的なスペーサ一
部分を一般式で示すと次のとおりである。
上記式中のアルキレン基の炭素数は、特に制限されるも
のではないが、本発明のアニオン重合触媒の合成の容易
さから、一般には1〜15の範囲であることが好ましい
上記のスペーサ一部分の長さが適当な値であるアニオン
重合触媒は、アニオン重合性単竜体の重合時間を著しく
短縮することが可能である。このために、上記のスペー
サ一部分を構成する主鎖の原子数は、8〜20の範囲で
あることが好ましいく但し、p−フェニレン基、m−フ
ェニレン基、0−フェニレン基の主鎖の原子数は、夫々
、3゜2.1として計算する。)。
上記の化学結合によって担体に固定されるポルフィリン
錯体の量は、特にル1限されるものではないが、アニオ
ン重合における触媒活性の点から担体1g当たり、0.
001〜20mrr+oQ、好ましくは0.01〜5.
0mmo、Qの範囲であることが好適である。
ポルフィリン錯体を担体に固定した本発明のアニオン重
合触媒は、Il紫色の膜状物或いは粒子として存在し、
各種の有11溶媒や水に不溶である。
本発明のアニオン重合触媒の構造の確認は、該アニオン
重合触媒が有機溶媒や水に不溶なため、直接的分析手段
だけでは充分ではなく、間接的分析手段を合わせること
によって行うことができる。
具体的には、 (i)赤外吸収スペクトル(以下、IRと略す)によっ
て、化学結合、官能基等を同定できる6例えば、担体と
ポルフィリン錯体とを結ぶ化学結合の種類に応じて次に
示すような吸収が検出される。
その他、担体の構造、ポルフィリンの構造をも知ること
ができる。
(11)元素分析によって炭素、水素、酸素、ノ・ロゲ
ン比を求めることが出来、担体単位重量あたりのポルフ
ィリン結合量を知ることができる。
(ii+) 螢光X線スペクトルによって化合物中に含
まれるアルミニウム及び亜鉛の量を知ることができる。
(1■)担体とポルフィリン化合物の反応後の未反応の
ポルフィリン量あるいは担体の反応前後の重量変化によ
り担体に結合しているポルフィリンの化学構造及び量を
類推することができる。
本発明のアニオン重合触媒は、どのような方法で製造さ
れて本よりが、一般には下記の方法が好適に採用される
。ROち1反応性基を有する架橋重合体又は無機化合物
と、該反応性基との反応によって化学結合を形成する基
を有するポルフィ11ンとを反応させ、次いで得られた
生成物にアルミニウム又は亜鉛を導入する方法である。
反応性基を有する架橋重合体は、前記した架橋重合体に
必要により反応性基を導入l−たものである。前記した
架橋重合体が電量体に由来する反応性基を有する場合に
は、反応性基の導入は必要ない。反応性基の種類は、ポ
ルフィリンとの反応によって形成される化学結合の種類
に応じて選択することができる。
例えば、担体とポルフィリンとの間の化学結合を炭素−
炭素結合とする場合には、−書4基−ハロゲノフェニル
基の組合せ:エーテル酸基の組合せ:エステル結合とす
る場合には、ハロゲノカルボニル基−水酸基の組合せ及
びカルボキシル基−水酸基の胡合せニアミド結合とする
場合には、ハロゲノカルボニル基−アミノ基の組合せ;
イミン結合とする場合には、ホルミル基−アミノ基の組
合せ:ウレタン結合とする場合には、インシアナート基
−アミノ基の組合せ:アミダール結合とする場合忙は、
シアノ基−ホルミル基の組合せが用いられ、上記の反応
性基は、と18らの組合せの基のうち一方を選択すれば
良い。反応性基の導入は、公知の方法が何ら制限なく採
用される。担体が無機化合物の場合には、無機化合物に
上記したような反応性基を導入するために、上記反応性
基を有するシランカップリング剤やチタンカップリング
剤等で無機化合物を処理する方法が好適に採用される。
担体中に含まれる上記反応性基の量は、担体1jIに対
して0.0001〜50 mmojの範囲であることが
好ましく、特にポルフィリンとの反応性やポルフィリン
との反応後に残存する反応性基のアニオン重合反応への
影響等の点から0.001〜5 mmotの範囲である
ことが好ましい。
次に、担体の反応性基との反応によって化学結合を形成
する基を有するポルフィリンは一下記一般式〔■〕で示
されるポルフィリンに一担体の反応性基との反応によっ
て化学結合を形成する基が必要により導入された本ので
ある。
(但1.. R,〜RI2  は前記式〔I〕と同じで
ある。) 担体の反応性基との反応によって化学結合を形成する基
は、前記の各種の化学結合を形成する基の組合せの中か
ら担体の反応性基の種類に応じて選択される。ポルフィ
リンへのこれらの基の導入は、公知の方法によって行な
うことができる。ポルフィ11ン1分子中のこれらの基
の数は1個以上であれば良りが一担体の有する反応性基
との反応後に残存する未反応の基によってアニオン重合
が阻害されることを防ぐために、これらの基は1分子中
に1個であることが好ましい。
担体く固定されるポルフィリンの量は、繭記の反応性基
を有する担体と一核反応性基との反応によって化学結合
を形成する基を有するポルフィリンと、の仕込み比を変
えることによって調整することができる。担体とポルフ
ィリンの仕込み比は、担体11に対してポルフィリンが
D、0001〜10 Ommotの範囲であることが好
ましく、特に得られるアニオン重合触媒の触媒活性の点
からo、o o i〜10mmotの範囲であることが
好ましい。
反応温度1反応時間2反応溶媒等の反応条件は、反応さ
せようとする担体の種類、ポルフィリンの種類及びその
量によって異なるので、反応の種類に応じて適宜最適な
条件を選択すれば良い。担体とポルフィリンの化学結合
の種類別に最適に用いられる反応条件を例示すると次の
ようになる。
(1)エーテル結合 クロロメチル基を有する担体と水酸基な有するポルフィ
リンとを塩基触媒存在下圧反応させることによりエーテ
ル化する。反応温度は反応時間2反応溶媒等により異な
るが、、O℃〜150℃、好1しくは室温〜80°Cか
ら選ばれる。反応時間は一反応温度、溶媒等により異な
るが、30分〜24時間、好ましくは3時間〜12時間
から選ばれる。反応溶媒は用いる塩基1反応温度9反応
時間によって異なるが、ベンゼン、テトラヒドロフラン
ジメチルホルム了ミド、ジメチルスルホキシド等があり
、塩基として水酸化カリウムを用いる場合は−ジメチル
ホルムアミドが、水素化ナトリウムを用する場合はテト
ラヒドロフランが好ましい。
(11)炭素−炭素結合 ハロゲン原子を有するポルフィ11ンにブチルリチウム
等の塩基を作用して生成する了ニる担体とを反応させる
ととによりア1)−ル化する。反応温度は反応時間0反
応溶媒等により異なるが、−20℃〜100”C1好筐
しくは0℃〜50℃から選ばjする。反応時間は反応温
度、溶媒等により異なるが、30分〜100時間、好筐
しくは3時間〜50時間から選ばれろ。反応溶媒は、反
応温度2反応時間によって異なるが、ベンゼン、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等があり
、特にテトラヒドロフランが好ましい。
(ii+)エステル結合 酸ハロゲン基を有する神体と水酸基を有するポルフィリ
ンとをトリエチルアミンやピリジン等の塩基触媒の存在
下に反応させることによりエステル化する。反応温度は
反応時間。
反応溶媒等により異なるが、−20〜150℃、好まし
くは0℃〜100℃から選ばれる。
反応時間は反応温度、溶媒等により兄なるが、30分〜
100時間、好−11’L、(は2時間〜50時間から
選ばれる。溶媒は、反応温度。
反応時間によっても愚なるが、塩化メチレン。
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ピリジン等が
あるが、塩基としても働(ビIIジンが好ましい。
(1■)アミド結合 アミノ基を有する担体と酸ハロゲン基を有するポルフィ
リンとな塩基触媒存在下に反応させることによりアミド
化する。反応温度は反応時間9反応溶媒等により異なる
が+−20〜150℃、好ましくは0℃〜100’Cか
ら選ばれる。反応時間け、反応温度、溶媒等により異な
るが、30分〜100時間、好1しくは2時間〜50時
間から選ばれる。溶媒は、反応温度1反応時間によって
も異なるが、水−エーテル二層系、テトラクロロエタン
9テトラヒドロフラン、ベンゼン、ピリジン等力あるが
、特にテトラヒドロフラン、ピリジンが好まし、い。
(V)  イミン結合 ホルミル基を有する担体とアミン基を有するポルフィリ
ンとを反応させることによりイミノ化する。反応温度は
、用いるアミン、アルデヒドや反応時間、溶媒等により
異なるが、−20〜100℃、好ましくは室温〜70℃
から選ばれる。反応時間は、反応温度、溶媒等により異
なるが、10分〜50時間、好ましくは3時間〜15時
間から選ばれる。溶媒は反応温度2反応時間によっても
異なるが、エタノール、ベンゼン、トルエン等力アリ、
%にベンゼンが好ましい。
(vl)ウレタン結合 イソシアナート基を有する担体と水酸基を有するポルフ
ィリンとを反応させることによりウレタン化する。反応
温度は反応時間9反応溶媒により異なるが、室温〜20
0℃、好ましくをま50℃〜160℃から選ばれる。反
応時間は、反応温度、溶媒等により異なるが、1時間〜
30時間−好ましくは2時間〜10時間から選げJする
。反応溶媒は、反応温度。
反応時間によっても異なるが、ベンゼン、アニソール、
クロロベンゼン等力する。
担体に固定された固定化ポルフィリンは、上記の反応の
後、屯化メナレン等の溶媒で未反応のポルフィリンを除
去した後、真空乾燥して濃紫色の溶媒不溶性固体として
得られろ。
上記の反応後の担体の重量増加、IR等によりポルフィ
リンが担体に導入されたことを確認し得る。
上記で得られた固定化ポルフィリンと有磯アルミニウム
化合物あるいけ有機亜鉛化合物との反応により、アルミ
ニウム又は亜鉛を導入し、本発明のアニオン重合触媒が
得られる。
本発明で使用される有機アルミニウム化合物としてけ−
ジエチルアルミニラムクD 17 M。
ジエチルアルミニウムプロミドなどのような炭素数4以
下のアルキル基を有するジアルキルアルミニウムハライ
ド類;トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム9トIIプロピルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウムなどのような炭素数4以下のアルキル基を有−
t−るトリアルキルアルミニウム類;ジエチルアルミニ
ウムヒドリド、ジインブチルアルミニウムヒドリドなど
のような炭素数4以下のアルキル基と水素原子を有する
アルキルアルミニウムヒドリド類が有効に使用さねる。
就中、ジアルキルアルミニウムハライド類およびトリプ
ルキルアルミニウム類が好マしいが、特にジエチルアル
ミニウムクロリド及びトリエチルアルミニウムが好まし
い。
上記固定化ポルフィリンと有機アルミニウム化合物との
反応条件は、用いる原料や溶媒の極類によって異なるの
で予め好適な条件を選定すればよい。一般には、窒素、
アルゴン等の不活性気体雰囲気下、溶媒の存在下で0〜
50℃の温度で数時間〜24時間、固定化ポルフィリン
にほぼ等モルの有機アルミニウム化合物を加えて実施さ
れる。オた、反応圧力は一般には常圧で十分反応が進行
するが。
必要に応じて加圧下あるいは減圧下で行なえばよい。反
応溶媒は、ベンゼン、トルエン。
キシレン等の炭化水′1g類や塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類が使用
される。
反応後、固定化ポルフィリンにアルミニウムが導入され
て生成した固定化ポルフィリンアルミニウム錯体が赤褐
色乃至赤色を呈1−でいることを確認した後−過剰の有
機アルミニウム化合物を除去するために真空乾燥する。
また、固定化ポルフィリンに亜鉛が導入された固定化ポ
ルフィリン亜鉛錯体は次のようにしてg製l−得ろ。前
記固定化ポルフィリンとヨウ化メチルあるいはフロロ硫
酸メチルエステルとの反応によって得られるN−メチル
固定化ポルフィリンと有機亜鉛化合物とから固定化ポル
ブイリン亜鉛アルキル錯体を得だ後5チオール類と反応
させて固定化ポルフィリン亜鉛チオラート’fM体が得
られる。
本発明で使用される有機亜鉛化合物としては、ジエチル
亜鉛が好ましいC1また一千オール類トしては、エタン
チオール、n−プロパンチオール、n−ブタンチオール
、2−ブタンチオールなどのような炭素数4以下のアル
キル基を有するアルキルチオール類、チオフェノールな
どのような芳香族チオール類が有効に使用される。特に
エタンチオールIn−プロパンチオールカ好ましい。
N−メチル固定化ポルフィリンと有機亜鉛化合物との反
応は、前記固定化ポルフィリンアルミニウム錯体調製時
と同様の条件下で行なうことができる。
上記で得られた固定化ポルフィリンアルミニウム錯体及
び固定化ポルフィ11ン亜鉛錯体は、IR,元素分析お
よびけい光x締圧よろ分析によって確認することができ
る。
本発明の固定化ポルフィリンアルミニウム錯体あるいは
固定化ポルフィリン亜鉛錯体(以下、これらを固定化ポ
ルフィリン錯体と呼ぶ。)は、アニオン重合触媒として
利用可能であり、開環重合性単量体類及び付加重合性単
量体類の1合触媒として使用することが可能である。
即ち、固定化ポルフィリン錯体は、担体に固定すること
によってアニオン重合性単量体の重合能が低下すること
けfx (−回収して再び重合触媒として用いることが
可能である。
又、この触媒によって得られる重合体は分子量分布が狭
く1分子構造が明確であり、末端に重合可能性基を容易
に導入することができる等のすぐれた性質を有するため
、壇化ビニルなどと共重合させることにより特殊な機能
を有する樹脂とすることができる。又、生物分解性樹脂
とl−て医農薬材料とすることもできる。
本発明の固定化ポルフィ+1ン錯体で重合可能ナモノマ
ーは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エビク
ロロヒドリン、フェニルグリシジルエーテル、スチレン
オキシド”。
シクロヘキセンオキシド、1−ブテンオキシド、2−ブ
テンオキシド、インブテンオキシド、シクロペンテンオ
キシド等の三員環オキシド類;ε−カプロラクトン、δ
−バレロラクトン、β−ブチロラクトン等のラクトン類
;ラクチド:及びエチレンスルフィド、プロピレンスル
フィド等の三員環スルフィド類;t−ブチルアクリレー
トe 180−ブザルアクリレート、エチルアクリレー
ト等のアクリル酸エステル類:t−ブチルメタクリレー
ト。
1so−ブ千ルメタクリレート、メチルメタクリレート
等のメタクリル酸エステル類;メタクリレートリルやt
−ブチルビニルケトン等を挙げることができる。また、
固定化ポルフィリン錯体は、二酸化炭素とアルキレンオ
キシド類との共重合触媒能をも有し7ている。該アルキ
レンオキシド類としては、丁子しンオキシド、プロピレ
ンオキシド、エビクロロヒドリンなどの末端三員環1ボ
キシ基を有する脂肪族アルキレンオキシド°;スチレン
オキシドなどの芳香族アルキレンオキシドが挙げられる
。特にプロピレンオキシドやエビクロロヒドリン等の脂
肪族アルキレンオキシド”が好適である。
本発明の固定化ポルフィリン錯体をアニオン重合触媒と
して上記の壜量体の重合に用いる場合には、活性水素化
合物を併用することが好まl−い。活性水素化合物とし
ては、例えば、水酸基またはカルボキシル基を1分子中
に1または2個以上含むアルコール類。フェノール類、
カルボン酸類が有効に使用される。
アルコール類としては、メタノール、エタノール、プロ
パツール、ブタノールなど(’)m肪族アルコール類:
アリルアルコール、2−1=ドロキシエチルメタクリレ
ートなどの不飽和アルコール類:エチレングリコール、
)1プロピレンクリコール、ト17メチロールプロパン
、ペンタエリスリトール、グリセリン等のi肪族多価ア
ルコール類がある。フェノール類トシては、フェノール
、ビニルフェノール。
アリルフェノールなどのm個フエノール:レゾルシン、
P−ジビドロキシベンゼン、2.4−トルエンジオール
などの多価フェノールが挙げられる。カルボン酸類とし
ては、酢酸。
アクリル酸、メタクリル酸などのm個カルボン酸;アジ
ピン酸、マレイン酸、フマル酸。
テレフタル酸などの多価カルボン酸も挙げられる。以上
の活性水素化合物だけでな(、各種のアルコール類、フ
ェノール類、カルボン酸類が有効に使用される。
重合においては、固定化ポルフィリン錯体のみ、あるい
は該錯体に活性水素化合物を加えたいずれの場合でも重
合はリビング的に進行し1分子制御された重合体を得る
ことが可能である。
本発明における重合条件は、用いる単量体や溶媒の有無
などに」゛つて好適な条件?選定して実施される。一般
には、アルゴン等の不活性気体雰囲気下、塊状あ4ζ)
いは溶液重合を行なう。該溶媒とL7ては、単量体或い
は固定化ポルフィリン錯体と反応しない非水溶媒なら特
に限定されず、例えば、塩化メチレン。
ベンゼンなどが使用されろ。
固定化ポルフィ+1ン錯体げ、一般には単量体の仕込み
′#圧対してポルフィリンを基準としたモル比で0.0
01〜10の範囲で、特に0.001〜1の範囲で使用
するのが好ましい。
また、活性水素化合物の使用量は、固定化ポルフィリン
錯体に対して1〜50倍モル、好ましくけ1〜20倍モ
ルの範囲で使用される。
重合反応温度や圧力は、千ノシー、溶媒。
活性水素化合物の種類などK」:つて適宜選択される。
例えば、プロピレンオキシド°やエビクロロヒドリンの
重合を行なう場合は、常圧。
0〜150℃、好ましくは室温〜70℃の温度下に重合
を行なう。重合時間は、モノマーの種類、溶媒の有無、
重合温度等により異なるが、!10分〜50日−好まし
くは10時間〜10日から選ばれる。
重合に使用1−た固定化ポルフィリン錯体を再使用する
方法と1〜では、例えば、重合終了後、固定化ポルブイ
リン錯体と等モルの塩酸溶液を重合系に加えること釦よ
って重合によって生成した重合体から固定化ポルフィリ
ンを分離することができる。上記の塩酸溶液は予め無水
溶媒中に無水の塩酸ガスを吸収させることKよって調製
I−得る。無水溶媒は単量体、生成する重合体、および
固定化ポルフィリン錯体に対して不活性な本ので、例え
ば、塩化メチレンやベンゼン等を用い得る。
うことも可能である。
〔効果〕
本発明の固定化ポルフィリン錯体は、アルキレンオキシ
ド類、ラクトン類、アクリル酸エステル類、メタクリル
酸エステル類等を重合する触媒能を有する。また、アル
キレンオキシド類と二酸化炭素の共重合能をも有する。
しか本、得られた重合体は、重量平均分子量と数平均分
子量との比が1.4以下という分子量分布の狭いもので
ある。
また、本発明の固定化ポルフィリン錯体け、生成した重
合体から容易に分離して回収することができ、回収され
た固定化ポルフィリン錯体は再び重合触媒として有効で
ある。
上述の如(、本発明の固定化ポルフィリン錯体は、高分
子設計のためのアニオン重合触媒として有用である。ま
九、分離、再生が容易であることから、分子制御された
重合体を安価に合成できると−う利点を有している。
〔実施例〕
以下の実施例において本発明の内容を具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではなり0 実施例 1 クロロメチル基含有量0.8mmot/、9  ノ;t
!リスチレンビーズ(ジビニルベンゼン1重量%を用い
て得た平均粒径50μmの球状粒子)0.7.9.5−
モノ(P−ヒドロキシフェニル)−10,15,20−
トリフェニルポルフィリン(以下、FIOTPPと略す
)0.7.9と85%水酸化カリウム水溶液0.11の
混合物をジメチルホルムアミド2511j中、70℃で
10時間反応させた。反応混合物を塩化メチレン。
メタノール及び水で洗浄後、乾燥して濃紫色の粒子(ポ
ルフィリン含有量0、d mmoz / i )を得た
反応前後の粒子の重量増加0回収HOTPPの重量減少
及び該粒子の赤外吸収スペクトル(以下、IRと略す)
分析よりポルフィリン構造に基づ(1505(νC=N
 、 C=C)。
965(δN−H)、8o1(πc−g)ω−1(ポリ
スチレンに重なる吸収を除()、およびエーテル結合に
基づ(1242〜1220帰一1の吸収が観察されたこ
とから、該粒子は、担体にポルフィリンが導入された固
定化ポルフィリンであることを確認した。
(ポルフィリンとして0.OA 9 mmot)とジエ
チルアルミニウムクロリドO−005v (0,057
mmot )を1.5−の塩化メチレン中、窒素下で6
時間反応させた後、未反応のジエチルアルミニウムクロ
リドを除去するために50°Cで6時間真空乾燥l−で
赤褐色粒子を得た。得られた粒子のIRにおいてテトラ
フェニルポルフィリンのC=C及びC=Nの伸縮振動に
基づく吸収が1550〜1400m刊に(但し。
ポリスチレン担体に重なる吸収を除()、800〜70
0m にとロール環及びフェニル環のC−H面外変角振
動に基づく吸収が観察され、またN−111U変角振動
に基づく965−−1の吸収が錯化反応を行なうことに
よって減少した。
tた、りaロメチル化ポリスチレン担体による吸収とし
て1601,1584(テトラフェニルポルフィリンと
重なる)m−’にC=C伸縮振動、 1A92.145
5cm−’ KC−C伸縮振動、1028,907α 
KC−H変角振動、および777.714/?+71−
1にc=c変角振動、 757r*−’にc−c’を伸
縮振動に基づ(各吸収が観察された。さらにポルフィリ
ン錯体と担体を結合しているエーテル結合に基づ〈吸収
が1242〜122 Ocm−’に観察されたことから
、ポリスチレンにエーテル結合で結合したテトラフェニ
ルポルフィリン錯体の生成を確認した。元素分析値はC
:87.51%。
Fi:6.5B%、N門;2.52%、C4;2.51
%であり、ポルフィリンアルミニウムクロ11ド錯体が
担体1.9あたりO,25mrnOtポリスチレン担体
に固定化されていることが確認された。また、ケイ光X
線分析によりアルミニウムが0.73%検出され、担体
にポルフィリンアルミニウム錯体が0.27 mrno
t/I 導入されていることを確認した。この値は元素
分析値から求めた値とよぐ一致した。
これらの測定結果は、錯化反応前後の重量変化から求め
られたポルフィリンアルミニウム錯体の担体への導入量
0.25 mmol / i  によく合致した。
以上の結果より得られた化合物は。
1、担体がポリスチレン 2、担体とポルフィリン錯体を連絡している又ヘ−14
p ’X)バーC)lχ0−0−1−本ぐυ基3、担体
と結合し、ているポルフィリン錯体がテトラフェニルポ
ルフィllノアルミニウムクロリド錯体であり、その結
合量が0.25mmot/JF−担体 である固定化テトラフェニルポルフィリンアルミニウム
クロリド錯体であることを確認した。
実施例 2 実施例1で用いたのと同様のポリスチレンビーズINK
無水テトラヒドロ7ラン15−を加えて膨潤させた。こ
れに、あらかじめ5−モノ−(P−ブロモフェニル)−
10,15゜20−トリフェニルポルフィリン0.55
.9.!ニブチルリチウムで合成したリチウム化テトラ
フェニルポルフィリンのテトラヒドロフラン溶液を0℃
でゆっくり滴下した後、室温で24時間攪拌した。反応
物を濾別し、塩化メチ17ン、メタノール、水で洗浄後
、乾燥して濃紫色の粒子(ポルフィリン含有量0.3m
moz/fりを得た。担体から上記粒子への重量増加お
よびXRKよる1510,1440.960,800(
m−’のポルフィリン構造に基づ(吸収が観察されたこ
とからポルフィリンが担体に導入されたことを確認した
得られた固定化ポルフィリンを、実施例1と同様にして
固定化ポルフィリンアルミニウム錯体を合成した。
該錯体のIRにおいて、クロロメチル化ポリスチレン担
体に基づく吸収が1600.1a90.1453,76
0,735.700m−’に観察された。また、テトラ
フェニルボルフイリンのC=C及びC−Hの伸縮振動に
基づ(吸収が1550〜1400削−1に(但し、ポリ
スチレン担体に重なる吸収を省()、800−700m
−’にビロール環及びフェニル環のc−Hi外外角角振
動基づく吸収が観察され、またN−H変角振動忙基づく
9611yn−’の吸収が錯化反応を行なうことによっ
て減少したととから、ポリスチレンに結合したテトラフ
ェニルポルフィリン錯体の生成を確認した。元素分析に
おいてはC:8B、61%、H:6.82%。
N : 1.73%、Ct;2.!i0% であり、塩
素原子量から求めると0.15 mmol/II  の
ポルフィリンがアルミニウムクロリド錯体となったこと
を確認した。また、けb光X線(EDDTをマトリック
スとする)よりアルミニウムが0.47%検出され、 
0.17 nunot/Ji’のポルフィリン錯体が担
体に導入されていることを確認した。こハ、らの測定結
果は重量増加法より求めたポルフィリンアルミニウム錯
体の担体への導入量0.18 tnmoz/、9 によ
く合致した。
以上の結果より、得られた化合物は t 担体がポリスチレン 24  担体とポルフィリン錯体を連結しているスハS
−1ヒー 合P”カマ’−C,)fよ−ぐ巨)−で−牙
1.? Fシフト3、担体と結合1−ているポルフィ1
)ン錯体がテトラフェニルアルミニウムポルフィリンク
ロリド錯体でその結合量力0.18 mm047g−担
体 である固定化テトラフ□エニルボルフイリンアルミニウ
ムクaリド錯体であることを確認した。
実施例 3 フラスコに完全けん化ポリビニルアルコール(1合度1
700.酢酸基1mo1%)0811および部分けん化
ポリビニルアルコール(重合度1700.酢酸基10 
mo1%) O,Oayを水1.1ojiに溶解した。
続いて過酸化ベンゾイルo、5lIIP、p−ジビニル
ベンゼン8.3岬、P−ビニル安息香酸1,02.17
をスチレン6−OEIfC溶解して加え、660℃で5
日間上ツマーが油滴状に分散するように激しく攪拌した
。重合終了後、生成したポリマーをベンゼン、エーテル
で洗浄し、真空乾燥1−た。これ釦ベンゼン100m1
塩化チオニル10gを順次加え、室温で2日間攪拌した
後、真空乾燥し、酸ハライド基を2 mmot / i
 有する平均粒径70μmの架橋重合体を得た。該架橋
重合体(酸・・ライド基として6.9 mmot) K
HOTPPl、24#(2mmot)を加えてピリジン
中、48時間反応を行なった優、反応混合物にメタノー
ルを加え、メタノールで洗浄し、真空乾燥して固定化ポ
ルフィリン(ポルフィリン含有量0.17 mmot/
II )を得た。
固定化ポルフィリンの担体からの重量増加および回収H
OTPPの重量、およびIHにおいて1730.15I
Q、1265.1200゜965.800譚−’Ic新
たに吸収が観察されタコトからポルフィリンが担体釦導
入されたことを確認した。
得られた固定化ポルフィリンを実施例1と同様にして固
定化ポルフィリンアルミニウム錯体を合成した。IHに
おいてポリスチレン担体に基づく吸収が1600.14
90.1453.76D 、7005!l−’ KWi
察されたコト、また1550〜1400備−1にテ)・
ラフ二二ルボルフィリンのC=C及びC=Nの伸縮振動
に基づく吸収(但し、ポリスチレン担体に重なる吸収を
省く)が、 800〜700m−’ VCビロール環及
びフェニル環のC−H面外変角振動に基づく吸収が観察
され、さらにN −H変角振動に基づ(965tyn−
’の吸収が減少した。
1730.1263,1200備−1付近にポルフィリ
ン錯体と担体の結合部位のエステル結合に基づく吸収が
観察されたことから、ボへ・フィリンが切断されること
な(錯化が進行したことが確認できた。元素分析に:f
、−いては1、C:84.98%、H;7.21%、N
;0.89%;Ct:0.32% であるととから、 
0−09 mmot/lのポルフィリンがアルミニウム
クロリド錯体となったことを確認した。
またけい光X線(EDDTをマトリックスとする)より
、アルミニウムが0.28%検出されたことから0.1
0 mmot/II  のポルフィリンアルミニウム錯
体が導入されたことを確認した。
これらの測定結果は、錯体形成後の重量増加より求めた
ポルフィリンアルミニウムクロリドの担体への導入t 
0.099 mmot/ II  によく合致している
以上の結果より得られた化合物は t 担体がポリスチレン 2、担体とポルフィリン錯体を連結している入代−す一
部分p\・−c、oo−4かし牙、之?6基3、担体と
結合してbるポルフィリン錯体がテトラフェニルアルミ
ニウムクロリド錯体で、その結合量が0.099 mm
oA/1である固定化テトラフェニルポルフィリンアル
ミニウムクロリド錯体であることを確認した。
実施例 4 実施例6で得た酸ハライド基を有する架橋重合体(酸パ
ライト基として1.2 mmot)に5−(4−アミノ
フェニル)−10,15,20−トリフェニルポルフィ
リン0.76.9 (12mmot)と4.5−のピリ
ジンを加えてテトラヒドロフラン中、室温で48時間攪
拌した。
反応終了後、塩化メチレン及びメタノールで洗浄し、真
空乾燥して固定化ポルフィリン(ポルフィリン含有量0
.17 mmot/N )を得た。
固定化ポルフィリンの担体からの重量増加及びIRにお
いて1660,153.!、1505゜965.801
cm  のアミド結合及びポルフィリンに基づ(吸収が
観察されたことにより、ポルフィリンが担体に導入され
たことを確認した。
次に得られた固定化ポルフィリンを実施例1と同様にし
て、アルミニウム錯体を調製した。該錯体のIRにおい
てポリスチレン担体忙基づく吸収が1600.I490
.1455゜760 、700 rx−’に、@察され
た。さらにテトラフェニルポルフィリンのC=C、C=
N伸縮伸縮反動C−H面外変角振動に基づ(吸収がそれ
ぞれ1500〜1400.800〜700(”1ff−
’に観察された6またN−H変角振動に基づ(965>
−’の吸収は減少したが、アミドに基づ(1660、1
554eM  の吸収は変化することな(観察されたこ
とから、固定化ポルフィリンは副反応なく錯化反応が進
行したことが確認された。元素分析の結果が C:85
.21%、H’、6.87%、N;1゜22%。
CL ; 0.29%であることから、 0.082m
mot/iのポルフィリンがアルミニウムクロリド錯体
となってhることを確認した。また、けい光X線(ED
D’!”をマトリックスとする)よりアルミニウムが0
.25%検出され、0.093 mmo4/、F  の
ポルフィリンアルミニウム錯体が担体く導入されたこと
を確認した。
これらの測定結果は、錯化反応前後の重量増加より求め
た固定化ポルフィリンアルミニウム錯体の担体への導入
量0.097 rnmoL/1に2〈合致している。
以上の結果より得られた化合物は t 担体がポリスチレン 2、担体とポルフィリン錯体を連結している人へ・−す
−4Ptげ航−(、otqH(矢で、1斤、ζ8ツ基!
L 担体と縫合しているポルフィリン錯体がテトラフェ
ニルアルミニウムクロリド錯体でその結合量が0.09
7 mmot/1である固定化テトラフェニルポルフィ
リンアルミニウムクロリド錯体であることを確認した。
実施例 5 平均粒径1μmの球状シリカ35−99と水7−をキシ
レン中、室温で15分激しく攪拌シタ。クロロメチルフ
ェニルトリメトキシシラン35−を加え、約80℃、6
時間反応させることによりベンジルクロリド構造(塩素
含有量3.6%)を本つシリカ担体な得た。得ラレだク
ロロメチルシリカ0.8gとHOTPPO,5#、85
%水酸化カリウム0.12!lをジメチルスルホキシド
中、150〜160℃で10時間反応させるととKより
、ポルフィリンが固定化されたシリカが得られた(ポル
フィリン含有率Q、1 mmot/II)。
得られた固定化ポルフィリンの重量増加及びIRより1
100.8SO画一1付近の幅広い吸収および1260
.965,800m  の吸収が観察されたことよりシ
リカにポルフィリンが担持されたことを確認した。
該固定化ポルフィリンを実施例1と同様にジチアルミニ
ウムクロリド錯体をvj4製した。
IRよりシリカ担体に基づ(1100,850!−’付
近の幅広い吸収が観察されたこと、またテトラフェニル
ポルフィリンのC=C、C=に伸縮振動に基づ< 15
00〜1400crpt−’の吸収及びC−4面外変角
振動に基づぐ800〜700 errT ’の吸収が確
認され、N−H変角振動に基づ(965m−’の吸収の
減少が観察された。またーシリルエーテル結合に基づ(
1200,1100,850m−1付近の幅広い吸収、
及びポルフィリンの担体との結合部位であるエーテル結
合に基づ(12601−1の吸収が、錯化萌後でほとん
ど変化1−でいないことより、副反応なく錯化反応が進
行1−たことが示唆された。また、元素分析よりC; 
5.88%、H:0.45%、N:0.66%、C/、
:3.40%、 81811−32%であることより、
ポルフィリンアルミニウム錯体が0.059 mmoz
/、9担体中に導入されてbることを確認した。ケイ光
X線よりアルミニウムが0613%検出され、OJ 4
8 rnmot/i  のポルフィリンアルミニウム錯
体が担体に導入されたことを確認した。
とれらの測定結果は、錯化反応における重量増加より求
めたポルフィリンアルミニウム錯体の導入量CLO39
mmot/ 9  によ(一致した。
以上の結果から得られた化合物は t 担体がシリカ 2、 シリカ担体とポルフィリン錯体を連結してい番人
べ′−寸一部ノi\−()C用O舎乙−ホ之〜暴五 担
体と結合しているポルフィリン錯体がテトラフェニルポ
ルフィリンアルミニウムクロリド錯体であり、その結合
量がα039mmot/# である固定化テトラフェニルポルフィリンアルミニウム
クロリド錯体であることを確認した。
実施例 6 実施例1で得られた固定化ポルフィリンのクロロホルム
溶液(4゜0.?/1501M)にフロロ硫酸メチルエ
ステルのクロロホルム溶液(0,523−1500−)
をゆっくり滴下した後、室温で2〜3日放置した。反応
混合ラフェニルボルフイIIンを得た(収車30%)。
生成物のIRより、新たに1305cm−’の吸収が観
察されたことよりメチル基が窒素原子に結合しているこ
とを確認した。
固定化N−メチルポルフィリンとジエチル亜鉛を実施例
1と同様にして反応させ、固定化ポルフィリン亜鉛エチ
ル錯体を調製した。
該錯体の塩化メチレン溶液にn−プロパンチオールを加
えて、室温、2時間反応させた優、真空乾燥して固定化
ポルフィリン亜鉛チオラート錯体を得た。
核生成物のIRよりポリスチレン担体に基づく吸収が1
601.1492.1453,777゜737.714
譚−IK観察された。またテトラフェニルポルフィリン
のc =c 、 C=N伸縮振動に基づ〈吸収が155
0〜1400z−に。
また、800〜700m−’にピロール環及びフェニル
環のC−H面外変角振動が観察され。
N−H変角振動に基づ(965f?!Fl  の吸収が
減少した。さらに、ポルフィリン錯体と担体の結合部位
であるエーテル結合の吸収は1240〜1220ぼ−1
に観察されたことから錯化反応前後で副反応がなかった
ことが確認できた。
また元素分析よりC; 87.25%、H:12.56
%、N;2.32%、S;0.17%、 C/、; 1
.51%であることよりポルフィリン亜鉛チオラート錯
体の担体への導入量け0−05 rnmot / iと
なる。ケイ光X線(EDT)τをマトリックスとする)
より亜鉛が0゜96%検出され、ポルフィリン亜鉛錯体
が担体1c O−14mmo、! / i導入されたこ
とを確認した。この測定結果を錯化反応前後の重量増加
から計算したポルフィリン亜鉛錯体の導入量0.17 
rnmot/11  と比較すると亜鉛の含有率から求
めた導入量はほぼ合致してbるのに対し、元素分析(硫
黄の含有率)から求めた導入量は、かなり小さい値とな
っている。
これは、N−メチル化したポルフィリンが亜鉛チオラー
ト錯体になるのに対し、N−メチル化すれていないポル
フィリンは軸配位子のない亜鉛錯体になるためと考えら
れる。
以上の結果より得られた化合物は 1、担体はポリスチレン 2、担体とポルフィ11ン錯体を連結1−ているスベー
ブー郭分p\・”−c−14,o 、@−v示・之にも
基5、担体と結合しているポルフィリン錯体がテトラフ
ェニルポルフィリン亜鉛チオラート錯体であり−その結
合量が0.05 mmot、/gである固定化テトラフ
ェニルポルフィリン亜鉛チオラート錯体であることを確
認し7た。
実施例 7 実施例1で得られた固定化ポルフィリンアルミニウム錯
体0.Oil 9 mmolK、ブσピL/7オキシド
1.<S 5 m (24,5mmot)を加えて窒素
下、室温で6日反応した後、X空転v/1.L。
て触媒と重合体の混合物を得た。該混合物をメタノール
で洗浄し、触媒を濾別することによって生成重合体が収
車60%で得られた。
得られた重合体のIR分析により5500 ci’に末
端水酸基に基づく吸収と17150.1370゜11 
O0m−’ 付近に幅広い吸収が観察された。
tたゲルパーミェーションクロマトグラフィー(以下、
GPCと略す)より#重合体の数平均分子量(Mn)が
1t52041平均分子量と数平均分子量との比で表わ
される分子量分布(Mw/Mn)が1.20であった。
また1B−核磁気共鳴スペクトル(以下、’T(−NM
Rと略す)において3゜9〜3.1 ppmにメチン及
びメチレンプロトンが、また1、15ppm(d) K
メチルプロトンが観察された。さらに13C−核磁気共
鳴スペクトル(以下、13C−NMRと略す)より71
99mにメチン炭素。
J 73ppmにメチレン炭素、67T)pmに停止末端メ
チン炭素、47ppmに開始末端メチレンた。以上の結
果より、該重合体がポリプロピレンオキシドであること
が確認された。
担体忙担持させない触媒を用いた場合、メタノールで洗
浄するだけでは、得られる重合体が着色しているが、上
記で得られた重合体は着色し、でいないことから、触媒
残渣がないことがわかった。
実施例 8 濾過剤のガラスフィルターを取付行たフラスコ中に、実
施例1で得られた固定化ボ月・フィリンアルミニウム錯
体0−049 mmot、 メタノール0.49 mm
ot、プロピレンオキシド24.5 mr!3o1を順
次加え、室温で重合を行なった。重合終了後、真空乾燥
し、次いで塩酸含有量0、OA 7 mmot/−の塩
化メチレン溶液を1−加えて攪拌した。30分後反応混
合物を濾別し、塩化メチレンで生成ポリマーを分離した
。塩化メチレンに溶解■7た生成重合体は、真空乾燥し
て単離し、I R、IH−4JMR。
”C−IJMR,GPCを測定t2、構造を確認した。
重合体中に触媒残渣は認められなかった。
重合条件及び得られた重合体の物性値を表1に示した。
実施例 9 膜状クロロメチル化ポリスチレン架橋体を担体として用
いて実施例1と同様にしてポルフィリンを担体に固定化
した後、アルミニウム錯体とした。該固定化ポルフィリ
ンアルミニウム錯体0.OA 9 mmozを用いて実
施例8と同様にしてメタノール0−49 mmotの存
在下にプロピレンオキシド24.5 mrnolの重合
NMR,13C−NMR,GPCを測定し構造を確認し
た。重合条件および得られた重合体の物性値を表11C
示1−た。重合体中には触媒残渣は認められなかった。
して重合体を分離し、I R、11(−NMR2”C−
NMR,GPCを測定し、構造を確昭した。重合条件及
び得られた重合体の物性値を表1に示した。
実施例10〜14 実施例2〜6で得られた固定化ポルフィリンアルミニウ
ム錯体0.049 mmojを用いて、実施例8と同様
釦してメタノール0.49 mmotの存在下にプロピ
レンオキシF24.5 tnrnol(固定化ポルフィ
リンアルミニウム錯体く対して500倍当量)の重合を
行なった。重合実施例15〜18 フラ スフ中で実施例1と同様にして固定化ポルフィリンアル
ミニウム錯体0.049 +n+notを合成し、表2
に示した活性水素化合物0.49mmotの存在下忙プ
ロピレンオキサイド24.5mmolの重合を行なった
。重合操作は実施例7と同様にして行なった。重合条件
及び得られた結果を表2に示した。生成した重合体と触
媒の分離は、実施例7と同様に行なった結果、bずれの
場合も容易忙分離でき1重合体中には触媒残渣がほとん
どなかった。
実施例19〜22 実施例1と同様にして合成した固定化ポルフィリンアル
ミニウム錯体0.OA 9 mmot &CC50示し
た各種の単量体と活性水素化合物を加えて、窒素下、重
合を行なった。生成し合体中には残液は認められなかっ
た。
の物性値を表3に示した。
重合体 つて重合体の構造を同定した。重合体中には触媒の残渣
は認められなかった。重合条件。
得られた重合体の物性を表6に示した。
実施例 23 実施例1で得られた固定化ポルフィリン0.049 m
motをステンレス製オートクレーブに入れ、実施例1
と同様な方法で固定化ポルフィリンアルミニウム錯体を
調製した。該錯体に塩化メチレン1−を加え、プロピレ
ンオキサイド1.7−を順次加えた後、二酸化炭素を5
0KIF/−まで導入し表3に示す重合条件下で重合を
行なった。重合終了後、乾燥し実施例24〜26 ステンレス製オートクレーブ中で窒素下において、実施
例1と同様にして調製された固定化ポルフィリンアルミ
ニウム錯体0.0!9rnmotに、メタノール(0,
02m、錯体に対して10倍邑量)、及び表4に示す各
種モノマー(24,5rnmot 、錯体忙対して50
0倍通量)を順次加え、重合を行なった。重合終了後、
真空乾燥して、得られた反応混合物をメタノールで洗浄
し、固定化触媒を濾別するととKよって重合体が得られ
た。重合体中には触媒残渣は認められなかった。得られ
た重合体の物性値を表4に示した。
実施例 27 実施例8の生成重合体分離後、回収した固定化ポリフィ
リン錯体を真空乾燥り、こハ忙プロピレンオキサイド1
.80 m (26,6mrnoA)。
メタノール0.02 vt (0,49mmol)を加
えて所定時間反応させた後、実施例8と同様の方法で処
理を行なって生成1合体を分離した。
この操作を数回(り返し5それぞれの重合結果を表5に
示した。
実施例28〜31 実施例8.10.13及び14で行なった重合終了後、
生成した重合体をメタノールで洗浄し、濾別すること釦
よって触媒を回収17゜た。その後、夫々の実施例で用
いた単量体の重合を表5に示す重合条件で数回(り返[
2゜表5に示す結果を得た。
実施例 32 平均粒径35μmであり、エチレングリコールジメタク
リレ−ト2%を用いて得タポリメタクリル酸ヒドロキシ
エチルエステル(以下、PHEMAと略す) 1.2.
9と5−(p−ヒドロキシカルボニルフェニル)−1o
、1s。
20−トリフェニルテトラベンズボルフイリ入量0−0
7 mmol/、9  の固定化ポルフィリンを得た。
該固定化ポルフィリンは実施例1と同様の方法でジエチ
ルアルミニウムクロリドと反応させることにより1表6
に記載するPHE M A担体にテトラフェニルテトラ
ベンズポルフィリンアルミニウム錯体がエステル結合で
結合した固定化ポルフィリンアルミニウム錯体を得た。
実施例 33 平均粒径50μ出であり、エチレングリコールジメタク
リレート2%を用いて得たポリアクリルアミド(以下、
PAAmと略ス)0.7.9 、5−アミノ−2,3,
7,8,12゜13.17.18−オクタエチルボルフ
イリジメチルフォルムアミド30d中70℃、10時間
反応させた後、塩化メチレン、メタノールで洗浄し、真
空乾燥することによってポルフィリン導入量0.23 
mmoz/、9 の固定化ポルフィリンを得た。
該固定化ポルフィリンQ、1 mmotにクロaホルム
2jIj1次いでトリエチルアルミニウム[1,1mm
otを加え、窒素下、室温で6時間攪拌すること釦よっ
て固定化ポルフィリンアルミニウムエチル錯体を得た。
次いでメタノール1−を加え、50℃、24時間攪拌し
た後、真空乾燥して濃紫色のビーズを得た。該生成物は
表6に記載するPAAm担体にオクタエチルポルフィリ
ンアルミニウム錯体がアミド。
結合で結合した固定化ポルフィリンアルミニウム錯体で
ある。
実施例 ′54 平均、t11oμm、ジビニルベンゼン1%を用いて得
たポリアクリロニトリル(以下、PA、Nと略す)0.
5.Fと7−ホルミルチトラフエニルボリフイリン6.
4Iをジメチルフォルムアミド中、硫酸存在下70℃、
10時間反応を行なった。反応終了後−水酸化カリウム
水溶液で中和した後、生成物を塩化メチレン、メタノー
ルで洗浄し、真空乾燥することによってポルフィリン導
入量0.7 mmoz / 1の固定化ポルフィリンを
得た。
該固定化ポルフィリンを実施例33と同様にして固定化
ポルフィリンアルミニウムエチル錯体とした後、酢酸1
−を加えて50℃で攪拌した。24時開俵真空乾燥する
ことによって赤色のビーズを得た。該生成物は表6に記
載するp*N担体とのテトラフェニルポルフィリンアル
ミニウム錯体のアミダール結合によって結合した固定化
ポルフィリンアルミニウム錯体である。
実施例35〜37 実施例32〜64で得られた固定化ポルフィ?lンアル
ミニウム錯体を用いて、実施例日と同様の装置及び方法
に従ってブnピレンオキシド、a−バレロラクトン、β
−プロピオラクトンの重合をそれぞわ行なった。
さらに重合終了後、生成重合体と固定化ボ単量体を加え
て重合を行なった。重合体中には触媒残渣釦°よ認めら
れなかった。生成り、た1合体は、IR,’H−NMR
及び13C−NMRにより構造を確認した。重合条件及
び生成重合体の物性を表7に記載した。
実施例38 100mlの三ツロフラスコに1%ジビニルベンゼン含
有ポリスチレン樹脂(200〜400メツシユ)1.5
gを入れた後、窒素気流下1.2−ジクロロプロパン1
2m1及びトリフルオロスルホンMO,2mlを加え室
温で撹拌した。30分後45〜50℃に加熱し、l−ブ
ロモ−4−ペンテン0.7mlの1,2−ジクロロプロ
パン溶液を滴下して加えた。滴下終了後、45〜f50
”cで36時間反応を行った後、濾過し、ジオキサン、
アセトン、メタノール、テトラヒドロフランで洗浄し乾
燥してブロモアルキル化ポリスチレン樹脂を得た。元素
分析より1−ブロモ−4−ペンテンが担体1g当たり3
.43mmo I導入されていることを確認した。得ら
れたブロモアルキル化ポリスチレン樹脂0.13g(臭
素含量0.3mm01)と5−ヒドロキシ)xニール−
10,15゜20−トリフェニルポルフィリン(HOT
PP)0、 19 g (0,3mmo l ) 、ジ
メチルホルムアミド7 、5 m l 、85%水水化
化カリウム水溶液37gを50m1フラスコ中で70℃
、10時間反応させた0反応混合物を塩化メチレン、メ
タノール、水で洗浄後、乾燥して濃紫色の粒子(ポルフ
ィリン含量1.08mmo l/g)を得た。
回収HOTPPの重量減少及び該粒子のIR分析よりポ
ルフィリン構造に基づく965.800 cr’(ポリ
スチレンと重なる吸収を除く)およびエーテル結合に基
づ< 1250.1180cm−1付近の吸収が観察さ
れたことから該粒子は、担体にポルフィリンが導入され
た固定化ポルフィリンであることを確認した。
得られた固定化ポルフィリンを、実施例1と同様にして
、固定化ポルフィリンアルミニウム錯体を合成した。
該錯体のIRにおいてブロモアルキル化ポリスチレン担
体に基づく吸収が1600,1500゜1460.83
5,760,715cr’に観察された。また、テトラ
フェニルポルフィリンに基づく吸収1500〜1400
.800〜700cm−’またエーテル結合に基づく吸
収が1250.1180cm−’付近に観察され、N 
−H変角振動に基づく965C+1l−1の吸収が錆化
反応を行うことによって減少し!たことからポリスチレ
ンにアルキルエーテル結合で結合したテトラフェニルポ
ルフィリン錯体の生成を確認した。元素分析においては
0;84、 、4.0%、H;7.01%、N;;う、
6()%。
Rr;6.61%、CQ; 1.31%で、%す、塩玄
原子から求めると0゜47mmol/gのポルフィリン
がアルミニウムクロリド錯体となったことを確認した。
また、けい光X線よりアルミニウムが1.130%検出
され、0.48mrrlc)I/gのポルフィリン錯体
が担体に導入されていることを確認した。これらの測定
結果は@竜増加法より求めたポルフィリンアルミニウム
錯体の担体への導入@0.51mmo I/gに合致し
ている。
以上の結果より得られた化合物は j、担体がポリスチレン 2、担体とポルフィリン錯体を連結1ノでいるスベHi 丁示される基 3、担体と結合しているポルフィリン錯体がテトラフェ
ニルポルフィリンアルミニウムクロリド錯体で、その結
合亀が0.51mmo l/gである固定化アトラフェ
ニルボルフイリンアルミニウムクロリド錯体であること
を確認した。
実施例39 実施例38と同様の方法で、1%ジビニルベンゼン含有
ポリスチレン樹脂(200〜400メツシユ)1.5g
とウンデシレン酸ヲ水素化リチウムアルミニウムで還元
し、次いで三臭化リンと反応させて得られた1−ブロモ
−10−ウンデセン1.4gを反応させることにより、
ブロモアルギル化ボリスチlノン樹脂を得た。元素分析
より1−ブロモ−1O−ウンデセンが担体1g当たり2
゜12mmo l導入されていることを確認した。
得られたブロモアルキル化ポリスチレン樹脂0゜16g
(臭素含量0 、22mrn o I )と、5−ヒド
ロキシフェニル−10,15,20−トリフェニルポル
フィリン(HOTPP)0.14g (0゜22rr+
mol)を実施例218と同様の方法で反応させること
によりポルフィリン含90.83mmo I / gの
固定化ポルフィリン樹脂を得た。回収HOTPPの重量
減少及び該粒子のIR分析よりポルフィリン構造に基づ
く965,800CI11−1 (ポリスチレンと看な
る吸収を除く)、およびエーテル結合に基づ< 125
0. 1180cr’付近の吸収が観察されたことから
該粒子は、担体にポルフィリンが導入された固定化ポル
フィリンであることを確認した。
得られた固定化ポルフィリンを実施例1と同様にして、
固定化ボルフ7リンアルミニウム錯体を合成した。
該錯体のIHにおいてブl″l12モアルキル化ポリス
チレン担体に基づく吸収が1600.1490゜145
0 、8 E30 、760 、700 cm−1に観
察された。また、テトラフェニルポルフィリンに基づく
吸収が1500〜1400,800−700er基に、
また、エーテル結合に基づく吸収が1250 。
! 180cm−1付近に観察され、N−H変角振動に
基づ< 965 cm−1の吸収が錯化反応を行うこと
によって減少したことから、ポリスチレンにアルキルエ
ーテル結合で結合17Iたテトラフェニルポルフィリン
錯体の生成を確認した。元素分析においてはC;85.
24%、H;8.20%、N;3゜05%、Br;5.
77%、(’l;1.77%であり、塩素原子から求め
ると0 、50mmo I / gのポル゛)゛イリン
がアルミニウムクロリド錯体となったことを確認した。
また、けい光X線よりアルミニウムが1.30%検出さ
れ、0.48rnm。
1/gのポルフィリン錯体力月旦体に導入されているこ
とを確認した。これらの測定結果は重酸増加より求めた
ポルフィリンアルミニウム錯体への導入緻0.47mr
no I/gによく合致()でいる。
以」二の結果より得られた化合物は 1、担体がポリスチレン 2、担体とボルフ、7リン錯体を連結しているスベCH
で示される基 3、担体と結合しているポルフィリン錯体がテトラフェ
ニルポルフィリンアルミニウムクロリド錯体で、その結
合量が0.47mmo l/gである固定化ポルフィリ
ンアルミニウムクロリド錯体であることを確認した。
実施例40 5− (p−ヒドロキシカルボニル)フェニル−10,
15,20−)リフェニルボルフィリン亜鉛錯体0.7
2g (1mmo l)とテトラエチレングリコール0
.2g (1mmo l)をベンゼン中、p−)ルエン
スルホン酸存在下に12時間還流した。放冷した後、水
で希釈して有機層を分離した。これを水で洗浄し、未反
応のテトラエチレングリコールを除き、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を濃縮した後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより5−(p−ヒドロキシカルボニ
ル)フェニル−10,15,20−トリフェニルポルフ
ィリンW−ヒドロキシテトラエチレングリコールエステ
ル亜鉛錯体を得た。
上記で得られたポルフィリン亜鉛錯体0.7g(0,7
8mmo I)と粒径5 o B mのポリメチルメタ
クリレート樹脂(1%架橋体)3− Og (35mm
ol)をベンゼン中p−)ルエンスルホン酸存在下24
時間還流した。放冷した後、水、メタノール、クロロホ
ルムで洗浄した後、塩酸により脱メタル化反応して、濃
紫色の粒子(ポルフィリン含量0.24mmo I/g
)を得た。
該粒子のIR分析より、ポルフィリンが該粒子に導入さ
れていることを確認した。
得られた固定化ポルフィリンを実施例1と同様にして固
定化ポルフィリンアルミニウム錯体を合成した。
該錯体のIRにおいてポリメチルメタクリレート担体に
基づく吸収が1720.1300〜1100及び750
 cr’付近に観察された。また、テトラフェニルポル
フィリンに基づく吸収が965゜800〜700 cm
”’に、エーテル結合に基づく吸収が1100c+++
JX付近に観察された。しかも965c「1のN−H結
合に基づく吸収が錯化前に比べて小さくなり、またけい
光X線及び錯化後の重量増加より求めたポルフィリンア
ルミニウム錯体の担体への導入量は0.15mmo L
/gであった。
以上の結果より得られた化合物は 1、担体がポリメチルメタクリレート 2、担体とポルフィリン錯体を連結しているスペーサ一
部分が 濾別することにより、触媒を連続使用した。重合条件、
及び結果を表8に示した。
で示される基 3、担体と結合しているポルフィリン錯体がテトラフェ
ニルポルフィリンアルミニウムクロリド錯体で、その結
合量が0.15mmo 1/gである固定化テトラフェ
ニルポルフィリンアルミニウムクロリド錯体であること
を確認した。
実施例41〜43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)架橋重合体又は無機化合物よりなる担体に、ポル
    フィリンアルミニウム錯体又はポルフィリン亜鉛錯体が
    化学結合によつて固定されてなるアニオン重合触媒。
  2. (2)反応性基を有する架橋重合体又は無機化合物と、
    該反応性基との反応によつて化学結合を形成する基を有
    するポルフィリンとを反応させ、次いで得られた生成物
    にアルミニウム又は亜鉛を導入することを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載のアニオン重合触媒の製造
    方法。
  3. (3)アニオン重合性単量体を特許請求の範囲第(1)
    項記載のアニオン重合触媒の存在下に重合させることを
    特徴とするアニオン重合性単量体の重合方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61197631A (ja) * 1985-02-28 1986-09-01 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 分子量分布の狭いポリアルキレンオキシドの製造方法
JPS61218632A (ja) * 1985-03-25 1986-09-29 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 分子末端に不飽和基を含有する分子量分布の狭いポリアルキレンオキシド

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