JPH02255293A - ポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合部の防食方法 - Google Patents

ポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合部の防食方法

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JPH02255293A
JPH02255293A JP7449689A JP7449689A JPH02255293A JP H02255293 A JPH02255293 A JP H02255293A JP 7449689 A JP7449689 A JP 7449689A JP 7449689 A JP7449689 A JP 7449689A JP H02255293 A JPH02255293 A JP H02255293A
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JP
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polyolefin
manufactured
welded joint
corrosion
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JP7449689A
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Yoshihiro Miyajima
義洋 宮嶋
Yoshihisa Kayazono
義久 仮屋園
Hirotada Kato
加藤 弘忠
Hidekazu Yajima
英一 矢嶋
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合部の防食方
法に関し、更に詳しくは耐熱水性の優れた溶接接合部の
防食方法に関する。
(従来の技術) 原油、天然ガス等の流体の輸送方法の一つとして、従来
から外面に防食性の優れたポリエチレンのようなポリオ
レフィンを被覆したポリオレフィン被覆鋼管を用いてバ
イブラインを玉数する方法が採られている。
玉数に当っては、ポリオレフィン被覆鋼管の管端の無被
覆部同志を突き合わせて管周を溶接後、例えば特開昭5
7−43859公報に記載されている通り第3図に示す
如く、裏面に接着剤9を積層した熱収縮性ポリエチレン
シート等の熱収縮スリーブ8を溶接接合部外周に被覆し
て加熱収縮させて防食する方法等が用いられている。
(本発明が解決しようとする課題) これらのポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合部の防食の
従来技術では、ポリオレフィン被覆鋼管が常温近傍以下
の環境温度で使用される場合には実用上防食性は充分で
あった。近年、原油や重油等の流体の輸送に用いるポリ
オレフィン被覆鋼管の輸送パイプラインに於いて流体を
加熱して粘度を下げ輸送効率を向上させる、あるいは地
域全体の暖房ため蒸気配管をポリオレフィン被覆鋼管の
ケーシングの中に通して埋設下で配管輸送し、地域の各
施設に蒸気を供給するシステム等が採用されるようにな
り、ポリオレフィン被覆鋼管が90℃を越える高温環境
で用いられるようになって来た。
かかる状況にあって、ポリオレフィン被覆鋼管の溶接接
合部の防食の従来技術では、母管のポリオレフィン被覆
と溶接接合部の防食被覆との間の接着性の高温で使用す
ると著しく低下し、特に地下水位下の埋設状態では該接
着部から熱水が侵入し、溶接接合部が腐食する問題点が
あった。
本発明はこの問題点を生ずる原因となるところの母管の
ポリオレフィン被覆と溶接接合部の防食被覆との間の接
着性を向上させるポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合部
の防食方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は前述の課題を有利に解決したものであり、その
要旨はポリオレフィン被覆1を有する鋼管2及び3の溶
接接合部を下地処理し、ポリオレフィン被覆1の管端部
に接着性ポリオレフィンプライマー4を塗布・硬化させ
、該接着性ポリオレフィンプライマー層の表面及び溶接
接合部の表面に防食被覆5を施すことを特徴とするポリ
オレフィン被覆鋼管の溶接接合部の防食方法である。
本発明でいうポリオレフィン被覆鋼管とは、下地処理を
施した鋼管の外面に接着剤を介してポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィンを被覆した重防食被覆鋼
管である。溶接接合部の下地処理とは、サンダーかけに
よる研掃等で鋼管表面を除錆する処理であるが、更に下
記の■、■、■あるいは■の処理を施したものでも差支
えない。
■クロメート処理剤を塗布して焼付け、クロメート被膜
を形成させる。
■リン酸塩処理剤を塗布して焼付け、リン酸塩被膜を形
成させる。
■上記■のクロメート被膜あるいは■のリン酸塩被膜の
表面にエポキシブライマーを塗布・硬化しエポキシブラ
イマー層を形成させる。
■エポキシブライマーを塗布して硬化させ、エポキシブ
ライマー層を形成させる。
次に、本発明に用いる接着性ポリオレフィンプライマー
について説明する。接着性ポリオレフィンプライマーと
は低分子量の変性ポリオレフィン、低分子量のエチレン
−酢酸ビニル共重合体等の低分子量の接着性ポリオレフ
ィンをトルエン等の溶剤に溶解して溶解物であり、例え
ば三菱油化社製のサーフシンP100Oに、サーフシン
P100O、三菱油化社製のユニストールR−100、
ユニストールR−200、ユニストールP401、ユニ
ストールP401 MB 、中国塗料社製のサーモタッ
クEP、サーモタックE等の一般市販のものを用いるこ
とが出来る。これらの接着性ポリオレフィンプライマー
は、ポリオレフィン被覆鋼管管端のポリオレフィン被覆
表面に塗布して硬化させることにより、この上に施され
る防食被覆との間の接着性が増し、高温の埋設環境下に
おいても熱水が溶接接合部に侵入するのを防止するのに
著しい効果がある。
次に、本発明に用いる防食被覆について説明する。
防食被覆は、エポキシ系防食材料、ポリウレタン系防食
材料、ポリエステル系防食材料あるいはシリコーン・エ
ポキシ系防食材料等を用いて形成させることが望ましい
上記のエポキシ系防食材料とは、下記の■。
■あるいは■の防食材料である。
■エポキシ樹脂、硬化剤を主成分とし、使用前に管表面
に塗布し、常温で放置するかあるいは加熱して硬化させ
防食被覆を形成させる防食材料である。
エポキシ樹脂としては、例えば油化シェルエボ午シ社製
のエピコート828.エピコート834、エピコート1
001.エピコート1004.工ビコート1007.エ
ビコー)−1009等のビスフェノールA型エポキシ樹
脂、三井石油化学エポキシ社製のエポミックR710,
エボミツクR710)1等のビスフェノールAD型エポ
キシ樹脂、油化シェルエポキシ社製のエピコート152
、エピコート154等のフェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、油化シェルエポキシ社製のエピコート1805
65.エピコート180)165等のオルソクレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂等の一般市販のエポキシ樹脂
の中から適時選択の上、用いることができる。
硬化剤としては、例えば三菱瓦斯化学社製のガスカミン
032B、ガスカミンG328S等のメタキシレンとエ
ピクロルヒドリンを縮合したアミン系硬化剤、油化シェ
ルエポキシ社製のエボメートBOOZW 、 エポメー
トPOOZ、 エポメートQX−2等の複素環式変性ア
ミン系硬化剤、油化シェルエポキシ社製のエビキュアー
108FF 、 エビキュア −DX−147、エビキ
ュアーDICY−7.日本チバガイギー社製のアラルダ
イトHT2844.アラルダイトHT2855等のジシ
アンジアミド系硬化剤、日本チバガイギー社製のアラル
ダイト)IY932等の芳香族変性アミン系硬化剤、日
本チバガイギー社製のアラルダイトXB5140等の脂
肪族変性アミン系硬化剤等の一般市販の硬化剤の中から
選択の上、用いることができる。
■軟質合成樹脂繊維から成る織布をエポキシ樹脂を主成
分とする防食材料に含浸させてつくったテープと液状硬
化剤からなり、管表面に該含浸テープを巻きつけ同時に
硬化剤を塗布し常温で放置するか加熱して硬化させ防食
被覆を形成させるエポキシ系防食材料であり、例えば日
東電気工業社製の日東防食防食テープNo、301B 
、ニドライニングテープNo、100等の一般市販のも
のを用いることができる。
■粉体状で塗布し、加熱して硬化させ防食被覆を形成さ
せるエポキシ系防食材料であり、例えば日東電気工業社
製のニドパウダーNo、1、ニドパウダーNo、10等
の一般市販のものを用いることがで診る。
ポリウレタン系防食材料は、ポリオールを主成分とする
主剤とイソシアネート系硬化剤の二液からなり、使用前
に混合して塗布し、常温で放置するかあるいは加熱して
硬化させ防食被覆を形成させるものであり、例えば武田
薬品工業社製のタケラックU−30(主剤)、タケネー
トXD−002(硬化剤)等の一般市販のものを用いる
ことができる。
ポリエステル系防食材料は、ビニルエステルあるいは不
飽和ポリエステルで、例えば昭和高分子社製のリポキシ
H−6100^、リポキシH600D^。
リボラック258 BQTNなとの一般市販のものを用
いることができる。
シリコーン・エポキシ系防食材料は、反応性シリコーン
プレポリマー エポキシ樹脂、有機チタン化合物、硬化
剤を主成分とし、使用前に管表面に塗布して常温で放置
するかあるいは加熱して硬化させ防食被覆を形成させる
防食材料である。
上記の反応性シリコーンプレポリマーとしては、チッソ
社製のPS340. PS341. PSO84,PS
O85゜PS088.)−−レ・シリコーン社製の5H
804,5H805゜5H806A、 5)1840な
どの一般市販の反応性シリコーンプレポリマーを用いる
ことができる。
エポキシ樹脂としては、前記のエポキシ系防食材料■に
用いるのと同じ一般市販のエポキシ樹脂を用いることが
できる。
有機チタン化合物としては、分子内にTi −0−C型
結合をもつ有機チタネートで、例えば三菱瓦斯化学社製
のTE八へ(トリエタノールアミンチタネート) 、D
BT(ブチルチタネートダイマー)、丁BT(テトラ−
n−ブチルチタネート)などの一般市販の有機チタネー
トを用いることができる。
硬化剤としては、前記のエポキシ系防食材料■に用いる
のと同じ一般市販の硬化剤を用いることができる。
亦、本発明に用いる防食被覆が軟質で施工時の疵つきを
防止する必要がある場合には、防食被覆の外面に保護被
覆を積層する。
保護被覆は、エポキシ系保護材料、ポリウレタン系保護
材料、ポリエステル系保護材料、シリコーン・エポキシ
系保護材料あるいは熱収縮性ポリオレフィン系保護材料
等を用いて形成させることが望ましい。
上記のエポキシ系保護材料とは、下記の■又は■の保護
材料である。
■繊維強化材を前記のエポキシ系防食材料■に含浸して
管外面に巻きつけ硬化させる繊維強化エポキシ系保護材
料で、繊維強化材には、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊
維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ビニロン
繊維などの1&維でつくった織布、マット、例えば日東
紡社製のガラスクロステープWF300−1ON1日本
電気硝子社製のNEGロービングクロスEWR−580
、旭ファイバーグラス社製のグラスロンクロスMG25
3八、グラスロンクロスM(i253Bなどのガラス繊
維織布、東し社製のトレカクロス#6142 、  )
−レカクロス#6343、トレカクロス#6B44など
の炭素繊維織布、東し社製のトレカクロス#6601B
、  トレカクロス#L601 、  l−レカクロス
#1303、トレカクロス#1306、トレカクロス#
5341 、  )−レカクロス#5[i42などのガ
ラス繊維と炭素繊維を組み合わせて織ったガラス繊維−
炭素繊維混繊織布、東京製鋼社製のサスミックステンレ
ス織布などの金属繊維織布、日本バイリーン社製のバイ
リーンオーバレイ材0L−11になどのポリエステル繊
維織布、日本バイリーン社製のバイリーンオーバレイ材
0L−30などのポリプロピレン18M1織布、クラレ
社製のビニロンクロスFV−100などのビニロン繊維
織布、日東紡社製のチョツプドストランドマットMC4
50S−020、チョツプドストランドマットMC45
0八−020、日本電気硝子社製のチョツプドスラント
マットEM450G、旭ファイバーグラス社製のグラス
ロンチョツプドストランドマットCM405 、日本電
気硝子社製のコンティニュアスストランドマット081
0−300、塩フィバーグラス社製のグラスロンコンテ
ィニュアスストランドマットM8800 、グラスロン
マリンマットRM3030、グラスロンマリンマットR
M6030などのガラス繊維マットなど一般市販の繊維
強化材を用いることができる。
■ガラス繊維織布をエポキシ樹脂に含浸し半硬化させた
もので、管外面に巻きつけ加熱硬化させる繊維強化エポ
キシ系保護材料で、例えば日東紡社製のエポキシ樹脂プ
リプレグクロスWP24D103、エポキシ樹脂プリプ
レグクロスWP18D103などの一般市販のものを用
いることができる。
ポリウレタン系保護材料としては、下記の■、■又は■
を用いる。
■前記のポリウレタン系防食材料の中から選択の上、管
外面に塗布して硬化させるポリウレタン系保護材料を用
いる。
■繊維強化材を前記のポリウレタン系防食材料に含浸し
て管外面に巻きつけ硬化させる繊維強化ポリウレタン系
保護材料で、繊維強化材には前記のガラス繊維、炭素繊
維、金属繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維
、ビニロン繊維などの繊維でつくった織布、マットなど
を用いることができる。
■ガラス繊維織布を水硬化型ポリウレタンに含浸させた
もので、使用前に水に浸して管外面に巻きつけ常温で放
置して硬化させる繊維強化ポリウレタン系保護材料で、
例えば3M社製のアーマ−キャストなどの一般市販のも
のを用いることができる。
ポリエステル系保護材料とは、 繊維強化材を前記のポリエステル系防食材料に含浸させ
て管外面に巻きつけ硬化させる繊維強化ポリエステル系
保護材料で、繊維強化材には前記のガラス繊維、炭素繊
維、金属繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維
、ビニロン繊維などの繊維でつくった織布、マットなど
を用いることができる。
シリコーン・エポキシ系保護材料とは、繊維強化材を前
記のシリコーン・エポキシ系防食材料に含浸して管外面
に巻きつけ硬化させる繊維強化シリコーン・エポキシ系
保護材料で、繊維強化材には前記のガラス繊維、炭素繊
維、金属繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維
、ビニロン繊維などの繊維でつくった織布、マットなど
を用いることがでとる。
熱収縮性ポリオレフィン系保護材料は、架橋したポリエ
チレン、ポリプロピレン等のシート又はチューブの内側
に接着剤を積層したもので、シート状の場合は管周に巻
きつけて加熱・収縮させ、チューブの場合は管周にかぶ
せて加熱・収縮させ保護被覆を施す保護材料で、シート
状のものでは例えば宇部興産社製のジヨイントカバート
ーチタイプCM、ジヨイントカバートーチタイプCL、
ジヨイントカバートーチタイプCJ等の一般市販の熱収
縮性スリーブ、チューブのものでは日東電気工業社製の
ネオカバーNo、1150 、ネオカバーNo、117
5等の一般市販の熱収縮性チューブの中から選択の上、
用いることができる。
(発明の作用) 本発明の防食方法を第1図により説明する。
ポリオレフィン被覆1を有する鋼管1及び2の管端を突
き合わせて溶接したのち、溶接接合部7の近傍の鋼管表
面をベルトサンダー等で研掃して除錆する。
次に、ポリオレフィン被覆1の端部表面に接着性ポリオ
レフィンプライマー4を塗布し、加熱硬化させる。次い
で、エポキシ系防食材料、ポリウレタン系防食材料、ポ
リエステル系防食材料あるいはシリコーン・エポキシ系
防食材料のうち1種を選定し、溶接接合部及び接着性ポ
リオレフィンプライマーの硬化被膜の表面に被覆し常温
のまま放置して硬化させるかあるいは加熱硬化させて防
食被覆5を形成させる。次いで、防食被覆5の外面に繊
維強化エポキシ系保護材料、繊維強化ポリウレタン系保
護材料、繊維強化ポリエステル系保護材料、繊維強化シ
リコーン・エポキシ系保護材料のうち1種を選定して被
覆し常温のまま放置して硬化させるかあるいは加熱硬化
させて保護液M6を形成し、ポリオレフィン被覆鋼管の
溶接接合部を防食する。また、保護被覆6を熱収縮性ポ
リオレフィン系保護材料で形成させる場合には、防食被
覆5の外面に熱収縮性スリーブを巻ぎつけて加熱収縮さ
せるかあるいは熱収縮性チューブをかぶせて加熱収縮さ
せる。
接着性ポリオレフィンプライマーと液状の防食材料の塗
布は刷毛に依る塗布の他、ロールに依る塗布、しごき塗
り、スプレー塗装等の従来公知の方法を用いる。テープ
あるいはシート状の防食材料や保護材料は管外面に巻き
つけて被覆する。接着性ポリオレフィンプライマーの加
熱硬化、防食被覆と保護被覆を加熱硬化させる場合およ
び熱収縮性スリーブあるいは熱収縮チューブを加熱収縮
させる場合には、ガスバーナーによる加熱、高周波誘導
加熱の他、例えば日東電気工業社製のサーモフロンKT
、米国ワトロー社(日本代理店:阪口電熱社)製のシリ
コンラバーヒーター、阪口電熱社製のサミコンヒーター
150、サジコンヒーター230等の一般市販の面状発
熱体、特公昭52−26911号公報、特開昭52−2
5689号公報、特開昭52−25870号公報等に記
載されている従来公知の熱風送風加熱機、新日本製鐵社
製のファインセラミックスプレートヒーター等の一般市
販の面状遠赤外線加熱ヒーター等を用いることができる
(実 施 例) ポリプロピレン被覆鋼V(外径200A、管長500+
n+n 、鋼管肉厚5.8mm 、ポリプロピレン被覆
1]US2.8mm 、管端150m+nはポリプロピ
レン無被覆)を2本1組で管端を突き合わせて溶接接合
し、溶接接合近傍の鋼管外面をベルトサンダーで研掃し
除錆した。次いで、溶接接合部のポリプロピレン被覆端
から150mm幅のポリプロピレン被覆の表面に接着性
ポリオレフィンプライマーである三菱油化社製のサーフ
レンP100OKを塗布したのち、その表面にアルミシ
ートを巻き、その上からガスバーナーで加熱し、ボリブ
ロビレン被覆の表面温度を100℃にした。其の後、ア
ルミシートを取り外ずし、以下に記載の防食被覆を第1
図に示す積層構造になるように施した本発明によるポリ
プロピレン被覆鋼管の溶接接合部の防食試験管、及び該
試験管の外面に第2図に示す積層構造になるように以下
に記載の保護被覆を施した本発明によるポリプロピレン
被覆鋼管の溶接接合部の防食試験管を製作した。
(1)エポキシ系防食被覆I 下記混合物を膜厚が1 mmになるようにスプレー塗装
後、面状発熱体(米国ワトロー社製のシリコーンラバー
ヒーター)を巻いて 100℃に加熱して硬化させ防食
被覆を形成させたもの。
エピコート828 (油化シェルエポキシ社製)60重量部エピコート15
2 (油化シェルエポキシ社製)20重量部ガスカミンG3
28 (三菱瓦斯化学社製)24重量部 酸化チタン微粉末       20重量部(2)エポ
キシ系防食被覆■! 日東電気工業社製の日東防食テープNo、301Bを同
テープ用ブライマーに含浸させながら巻きつけ(膜厚1
mm)だ後、面状発熱体く米国ワトロー社製のシリコー
ンラバーヒーター)を巻いて 100℃に加熱して硬化
させ防食被覆を形成させたもの。
(3)エポキシ系防食被覆II! 日東電気工業社製のニドパウダーNO31を膜厚が1m
mになるように静電粉体塗装したのち、高周波話導加熱
装置で140℃に加熱して硬化させ防食被覆を形成させ
たもの。
(4)ポリウレタン系防食被覆! 下記混合物を膜厚が1 mmになるようにしごき塗りし
たのち、常温で放置して硬化させ防食被覆を形成させた
もの。
タケラックU−30 (截置薬品工業社製)262重量部 タケネートXD−002 ゛ (截置薬品工業社製)100重量部酸化チタン微粉
末       20重量部カーボンブラック微粉末 
  0.5重量部(5)ポリエステル系防食被覆■ 昭和高分子社製のリポキシH−610D八を膜厚が1 
mmになるように刷毛で塗布したのち、常温で放置して
硬化させ防食被覆を形成させたもの。
(6)シリコーン・エポキシ系防食被覆I下記混合物を
膜厚が111101になるようにしごき塗りしたのち、
常温で放置して硬化させ防食被覆を形成させたもの。
エピコート828 (油化シェルエポキシ社製)60重量部エピコート15
2 (油化シェルエポキシ社製)20重量部PS340  
(チッソ社製)10重量部トリエタノールアミンチタネ
ート (三菱瓦斯化学社製)     3重量部ガスカミン6
328 (三菱瓦斯化学社製)24重量部 酸化チタン微粉末       20重量部(7)エポ
キシ系保護被覆■ 日本電気硝子社製のコンティニュアスストランドマット
υ810−300に下記の混合物を含浸したシートを膜
厚が1.5mmになるように巻きつけ、常温で放置して
硬化させ、保i!被覆を形成させたもの。
エボミックR710H (三井石油化学エポキシ社製)80重量部エピコート1
52 (油化シェルエポキシ社製)  18重量部エピコート
154 (油化シェルエポキシ社製)  2重量部ガスカミン6
32B (三菱瓦斯化学社製)24重量部 酸化チタン微粉末       20重量部(8)エポ
キシ系保護被覆II 日東紡社製のエポキシ樹脂プリプレグクロスWP24D
103を膜厚が1.5mn+になるように巻キツけたの
ち、面状発熱体(米国ワトロー社製のシリコーンラバー
ヒーター)を巻いて 120℃に加熱して硬化させ保護
被覆を形成させたもの。
(9)ポリウレタン系保護被覆I 3M社製のアーマ−キャストを水に浸して膜厚が1.5
mrnになるように巻きつけて、常温で放置して湿気硬
化させ保護被覆を形成させたもの。
(10)ポリエステル系保護被覆I 旭ファイバーグラス社製のグラスロンマリンマットRM
3G3(lに下記の混合物を含浸したシートを膜厚が1
.5mmになるように巻きつけ、常温で放置して硬化さ
せ、保護被覆を形成させたもの。
リボラック258BQTN (昭和高分子社製)100重量部 バーメックN (昭和高分子社製、空気硬化剤) 1重量部 酸化チタン微粉末       20重量部(11)シ
リコーン・エポキシ系保護被覆I日本電気硝子社製のN
ECロービングクロスEWR−580を下記混合物に含
浸したシートを膜厚が1.5nunになるように巻きつ
け、常温で放置して硬化させ、保護被覆を形成させたも
の。
エボミックR710H (三井石油化学エポキシ社製)60重量部エピコート1
52 (油化シェルエポキシ社製)18重量部エピコート15
4 (油化シェルエポキシ社製)  2重量部PS341 
 (チッソ社製)      8重量部トリエタノール
アミンチタネート (三菱瓦斯化学社製)     8重量部ガスカミンG
32BS (三菱瓦斯化学社製)     6重量部アラルダイト
HY932 (日本チバガイギー社製)18重量部 酸化チタン微粉末       20重量部(12)熱
収縮性ポリオレフィン系保護被覆■宇部興産社製のジヨ
イントカバートーチタイプCMを巻きつけ、ガスバーナ
ーで加熱して収縮させ、保護被覆を形成させたもの。
(13)熱収縮性ポリオレフィン系保護液覆11日東電
気工業社製のネオカバーNo、1150をかぶせ、ガス
バーナーで加熱して収縮させ、保護被覆を形成させたも
の。
亦、比較材として、接着性ポリオレフィンプライマーの
塗布を省略した比較防食試験管及び特開昭57−438
59号公報に該当する比較防食試験管を製作した。以上
の本発明に依る防食試験管と比較防食試験管の被覆構成
を第1表に示す。
上記の本発明による防食試験管及び比較防食試験管を地
下1.5mの深さに埋設し、管内部に100℃の熱媒油
を流送しながら3年経過させた。其の後、掘り出しポリ
オレフィン被覆と防食被覆又は保護被覆との間の剥離の
有無及び溶接接合部の鋼面と防食被覆又は保護被覆との
間の界面に於ける鋼面の発錆の有無を調査した結果を第
2表に示す。
第2表に示す通り、ポリオレフィン被覆表面に接着性ポ
リオレフィンプライマーを介して防食被覆を施した本発
明による防食試験管@〜[相]及び該防食被覆の外面に
保護被覆を施した本発明による防食試験管■〜0は、防
食被覆の種類や保護被覆の種類に拘らず、ポリオレフィ
ン被覆と防食被覆との間の剥離と溶接接合部の防食液N
下鋼面の発請がなく、高温埋設環境下で優れた防食性が
得られる。これに対して、接着性ポリオレフィンプライ
マーを塗布しない比較防食試験管[有]〜[相]ではポ
リオレフィン被覆と防食被覆との間で剥離し、特開昭5
7−43859号公報に該当する比較防食試験管[相]
〜■ではポリオレフィン被覆と保護被覆の間で剥離し、
いずれも剥離した界面からの水の浸入により防食被覆下
又は保護被覆下の鋼面が腐食する。
(発明の効果) 実施例から明らかな如く、本発明によるポリオレフィン
被覆鋼管の溶接接合部の防食方法は、従来の防食方法に
比較して、ポリオレフィン被覆と溶接接合部の防食被覆
との間に両者を強固に接着する接着性ポリオレフィンプ
ライマー層を有するので、高温埋設環境下に於ける溶接
接合部の鋼面への熱水の浸入を防止して格段に優れる防
食性を発揮し、従来にないポリオレフィン被覆鋼管の溶
接接合部の防食方法を提供できる顕著な効果がある゛。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明による防食方法で施工したポリ
オレフィン被覆鋼管の溶接接合部の一部被覆断面を示す
概略図、第3図は特開昭57−43859号公報に該当
する防食方法で施工したポリオレフィン被覆鋼管の溶接
接合部の一部被覆断面を示す概略図である。 1・・・ポリオレフィン被覆、 2.3・・・鋼管、 4・・・接着性ポリオレフィンプライマー5・・・防食
被覆、   6・・・保護被覆、7・・・溶接接合部、
  8・・・熱収縮性スリーブ、9・・・接着剤。 1:ポリオレフィン被覆 2:鋼管 5:防食被覆 7:溶接接合部 第 図 ポリオレフィン被覆 鋼管 鋼管 接着性ポリオレフィンプライマー 防食被覆 保護被覆 溶接接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリオレフィン被覆(1)を有する鋼管(2)及び
    (3)の溶接接合部を下地処理し、ポリオレフィン被覆
    (1)の管端部に接着性ポリオレフィンプライマー(4
    )を塗布・硬化させ、該接着性ポリオレフィンプライマ
    ー層の表面及び溶接接合部の表面に防食被覆(5)を施
    すことを特徴とするポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合
    部の防食方法。
JP7449689A 1989-03-27 1989-03-27 ポリオレフィン被覆鋼管の溶接接合部の防食方法 Pending JPH02255293A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101157269B1 (ko) * 2005-12-29 2012-06-15 두산인프라코어 주식회사 용접부의 강도 보강방법
JP2018001546A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 新日鐵住金株式会社 耐剥離性に優れた端部形状を有する3層ポリオレフィン樹脂被覆鋼管
CN108622549A (zh) * 2017-03-20 2018-10-09 中集集团集装箱控股有限公司 分片组装式集装箱及其制造工艺方法
CN109434647A (zh) * 2018-09-17 2019-03-08 北京中渝工程技术研究院 一种工程技术服务用除锈组件

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